JP2002072993A - 環境適応型の画像表示システム、画像処理方法および情報記憶媒体 - Google Patents

環境適応型の画像表示システム、画像処理方法および情報記憶媒体

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JP2002072993A JP2000257160A JP2000257160A JP2002072993A JP 2002072993 A JP2002072993 A JP 2002072993A JP 2000257160 A JP2000257160 A JP 2000257160A JP 2000257160 A JP2000257160 A JP 2000257160A JP 2002072993 A JP2002072993 A JP 2002072993A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より短時間で画像の補正を行える環境適応型
の画像表示システム、画像処理方法および情報記憶媒体
を提供すること。 【解決手段】 色光センサー60で計測され、Y3x3
y3変換部143で変換された色信号(Y3、x3、y
3)のY値を、Y置換部142で理想環境のY値である
Y1に置換し、置換された色信号(Y1、x3、y3)
と理想の色信号(Y1、x1、y1)との色差を色差演
算部145で求め、環境主観係数補正部148で当該色
差が許容補正範囲内にない場合には色差を補正し、補正
後の色差(Δx’、Δy’)を用いて画像表示用情報を
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境適応型の画像
表示システム、画像処理方法および情報記憶媒体に関す
る。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】複数の
異なる場所でプレゼンテーションやミーティング等を行
う場合、制作者の意図した画像をどの場所においても再
現できることが効果的なプレゼンテーション等を行う上
で重要である。
【0003】このような画像の見えを調整する考え方と
して、デバイスの入出力特性を管理して色を再現するカ
ラーマネジメントという考え方がある。
【0004】しかし、従来のカラーマネジメントでは、
画像の再現性だけが考慮され、過補正についての考慮が
なされていない。
【0005】すなわち、照明光等の環境光が存在する視
環境下で画像を見た場合、人は、照明光等に順応してお
り(色順応、明順応および暗順応)、数値的には理想の
見え方をする画像が表示されても、実際には補正のし過
ぎ(過補正)になっている場合がある。
【0006】人間の目には、明るさに感度を持つ細胞、
赤色に感度を持つ細胞、緑色に感度を持つ細胞および青
色に感度を持つ細胞の4種類の細胞が備わっている。こ
れらの細胞には、目のレンズを介して入力される入力情
報を自動的に補正するメカニズムが備わっている。した
がって、機械的に表示用情報の補正を行うと、過補正に
なってしまう場合がある。
【0007】本発明は、上記の課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は、過補正を考慮した環境適応型の画
像表示システム、画像処理方法および情報記憶媒体を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る環境適応型の画像表示システムは、画
像の被表示領域における視環境を把握する視環境把握手
段による視環境情報に基づき、前記画像を表示するため
に用いられる画像表示用情報を補正して表示する画像表
示システムにおいて、前記視環境情報に基づき、前記視
環境での画像の明るさと前記理想環境での画像の明るさ
が異なる場合、前記視環境情報に含まれる明るさ情報
を、前記理想環境の明るさと適合するように補正する明
るさ補正手段と、前記明るさ情報の補正された前記視環
境情報に含まれる色情報と、前記理想環境での画像の色
情報と、に基づき、前記色差を演算する色差演算手段
と、演算された色差が、許容補正範囲に該当しない場
合、当該色差を前記所定の範囲に該当するように補正す
る色差補正手段と、当該色差補正手段からの色差に基づ
き、前記画像表示用情報を補正する画像補正手段と、を
含むことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、求められた色差が許容補
正範囲に該当しない場合には、当該色差を前記所定の範
囲に該当するように補正することにより、過補正をしな
いで済み、人間の目に応じた適切な画像の見えを再現す
ることができる。
【0010】なお、許容補正範囲としては、例えば、色
差の値によって画像表示に用いられる画像表示用情報の
補正を行った場合に過補正にならない範囲が該当する。
【0011】また、本発明によれば、視環境での画像の
明るさを示す明るさ情報を理想環境の明るさと適合する
ように補正することにより、明るさの要素を排除して色
だけの色差を得ることができる。
【0012】これにより、例えば、色差を補正量として
適用すれば、画像表示用情報を迅速に補正することがで
きる。
【0013】したがって、画像の見え方を短時間で補正
することのできる画像表示システムを実現できる。
【0014】なお、明るさ情報としては、例えば、La
b形式で表現された色におけるL値、Yxy形式で表現
された色におけるY値等が該当する。また、色情報とし
ては、例えば、Lab形式で表現された色におけるa値
およびb値、Yxy形式で表現された色におけるx値お
よびy値等が該当する。また、画像表示用情報として
は、例えば、入出力用プロファイル、ルックアップテー
ブル等が該当する。
【0015】また、前記色差補正手段は、入力される色
差に対して所定の係数を掛けて色差を出力することが好
ましい。
【0016】これによれば、入力される色差に対して所
定の係数を掛けて色差を出力することにより、色差の補
正を迅速に行うことができる。これにより、よりリアル
タイムに画像表示用情報の補正を行うことができる。
【0017】なお、ここで、前記係数をkとした場合、
0<k<=1.0であることが好ましい。また、前記視
環境が明るい状態の場合は前記視環境が暗い状態の場合
と比べて係数kの値を相対的に小さくすることが好まし
い。
【0018】すなわち、例えば、前記理想環境の画像情
報および前記視環境情報がYxy形式で表現される場
合、k=f(Y)であることが好ましい。つまり、前記
係数kは、前記理想環境での画像の明るさ情報または前
記視環境情報に含まれる明るさ情報に応じて変動する関
数値であることが好ましい。
【0019】係数kをこのように設定することにより、
画像表示用情報を、明るさに応じて適切に補正すること
ができ、人間の目の順応に即して適切に補正することが
できる。
【0020】なお、画像情報としては、例えば、原画像
データが該当する。
【0021】また、前記理想環境の画像情報および前記
視環境情報は、Lab形式またはYxy形式で表現さ
れ、前記明るさ補正手段は、前記視環境情報のL値また
はY値を前記理想環境の画像情報のL値またはY値に置
換することが好ましい。
【0022】これによれば、例えば、画像をYxy形式
で表現した場合、前記視環境情報に含まれる明るさ値Y
3を、前記理想環境の明るさ値Y1に置き換えることに
より、前記視環境情報に含まれる色値x3およびy3
と、理想環境での色値x1およびy1との色差を迅速に
求めることができる。
【0023】また、前記視環境把握手段は、前記被表示
領域における画像の三刺激値を測定する手段または前記
被表示領域における画像を撮像する手段であることが好
ましい。
【0024】これによれば、画像の輝度の測定や画像の
撮像は、表示手段と被表示領域との距離に依存せずに行
えるため、表示手段と被表示領域との距離が変動した場
合でも、視環境を適切に把握することができる。
【0025】なお、画像の三刺激値としては、例えば、
XYZ値、RGB値並びにこれらの等色関数値であるx
bar値、ybar値およびzbar値、rbar値、
gbar値およびbbar値等が該当する。
【0026】また、前記明るさ補正手段と、前記色差演
算手段と、前記色差補正手段と、前記画像補正手段と、
補正された画像を前記被表示領域へ向け投写する手段
と、を有する前面投写型の画像投写装置を含むことが好
ましい。
【0027】これによれば、前面投写型の画像投写装置
の場合には、設置される環境によって、投写手段と非表
示領域を有するスクリーンとの距離が変動するが、前記
視環境把握手段を用いることにより、距離が変動した場
合でも、視環境を適切に把握することができる。
【0028】また、本発明に係る環境適応型の画像処理
方法は、画像の被表示領域における視環境を示す視環境
情報に基づき、前記画像を表示するために用いられる画
像表示用情報を補正するための画像処理方法において、
前記視環境情報を生成する工程と、生成された視環境情
報に基づき、当該視環境における所定の画像と、理想環
境における前記所定の画像との色差を演算する色差演算
工程と、演算された色差が、許容補正範囲に該当しない
場合、当該色差を前記所定の範囲に該当するように補正
する色差補正工程と、色差補正工程で出力された色差に
基づき、前記画像表示用情報を補正する工程と、を含む
ことを特徴とする。
【0029】本発明によれば、求められた色差が許容補
正範囲に該当しない場合には、当該色差を前記所定の範
囲に該当するように補正することにより、過補正をしな
いで済み、人間の目に応じた適切な画像の見えを再現す
ることができる。
【0030】また、本発明によれば、例えば、色差を補
正量として適用することにより、画像表示用情報を迅速
に補正することができる。
【0031】したがって、画像の見え方を短時間で補正
することができる。
【0032】また、前記色差補正工程では、入力される
色差に対して所定の係数を掛けて色差を出力することが
好ましい。
【0033】これによれば、入力される色差に対して所
定の係数を掛けて色差を出力することにより、色差の補
正を迅速に行うことができる。これにより、よりリアル
タイムに画像表示用情報の補正を行うことができる。
【0034】また、前記視環境情報は、前記視環境での
画像の色を示す色情報と、前記視環境での画像の明るさ
を示す明るさ情報と、を含み、前記色差把握工程は、前
記視環境情報に基づき、前記視環境での画像の明るさと
前記理想環境での画像の明るさが異なる場合、前記視環
境情報に含まれる明るさ情報を、前記理想環境の明るさ
と適合するように補正する工程と、前記明るさ情報の補
正された前記視環境情報に含まれる色情報と、前記理想
環境での画像の色情報と、に基づき、前記色差を演算す
る工程と、を含むことが好ましい。
【0035】これによれば、視環境での画像の明るさを
示す明るさ情報を理想環境の明るさと適合するように補
正することにより、明るさの要素を排除して色だけの色
差を得ることができる。
【0036】また、前記理想環境の画像情報および前記
視環境情報は、Lab形式またはYxy形式で表現さ
れ、前記明るさ補正工程は、前記視環境情報のL値また
はY値を前記理想環境の画像情報のL値またはY値に置
換する工程を含むことが好ましい。
【0037】これによれば、例えば、画像をYxy形式
で表現した場合、前記視環境情報に含まれる明るさ値Y
3を、前記理想環境の明るさ値Y1に置き換えることに
より、前記視環境情報に含まれる色値x3およびy3
と、理想環境での色値x1およびy1との色差を迅速に
求めることができる。
【0038】また、本発明に係る情報記憶媒体は、画像
の被表示領域における視環境を示す視環境情報に基づ
き、前記画像を表示するために用いられる画像表示用情
報を補正するための情報を記憶したコンピュータ読み取
り可能な情報記憶媒体において、前記情報は、前記視環
境情報を生成する手段と、生成された視環境情報に基づ
き、当該視環境における所定の画像と、理想環境におけ
る前記所定の画像との色差を演算する色差演算手段と、
演算された色差が、許容補正範囲に該当しない場合、当
該色差を前記所定の範囲に該当するように補正する色差
補正手段と、色差補正手段から出力された色差に基づ
き、前記画像表示用情報を補正する手段と、を実現する
ための情報(例えば、プログラム等)を含むことを特徴
とする。
【0039】また、本発明に係るプログラムは、上記各
手段を実現するためのモジュールを含むことを特徴とす
る。
【0040】本発明によれば、求められた色差が許容補
正範囲に該当しない場合には、当該色差を前記所定の範
囲に該当するように補正することにより、過補正をしな
いで済み、人間の目に応じた適切な画像の見えを再現す
ることができる。
【0041】また、本発明によれば、視環境での画像の
明るさを示す明るさ情報を理想環境の明るさと適合する
ように補正することにより、明るさの要素を排除して色
だけの色差を得ることができる。
【0042】これにより、例えば、色差を補正量として
適用すれば、画像表示用情報を迅速に補正することがで
きる。
【0043】したがって、画像の見え方を短時間で補正
することのできる画像表示システムを実現できる。
【0044】また、前記色差補正手段は、入力される色
差に対して所定の係数を掛けて色差を出力することが好
ましい。
【0045】これによれば、入力される色差に対して所
定の係数を掛けて色差を出力することにより、色差の補
正を迅速に行うことができる。これにより、よりリアル
タイムに画像表示用情報の補正を行うことができる。
【0046】また、前記視環境情報は、前記視環境での
画像の色を示す色情報と、前記視環境での画像の明るさ
を示す明るさ情報と、を含み、前記色差把握手段は、前
記視環境情報に基づき、前記視環境での画像の明るさと
前記理想環境での画像の明るさが異なる場合、前記視環
境情報に含まれる明るさ情報を、前記理想環境の明るさ
と適合するように補正する手段と、前記明るさ情報の補
正された前記視環境情報に含まれる色情報と、前記理想
環境での画像の色情報と、に基づき、前記色差を演算す
る手段と、を含むことが好ましい。
【0047】これによれば、視環境での画像の明るさを
示す明るさ情報を理想環境の明るさと適合するように補
正することにより、明るさの要素を排除して色だけの色
差を得ることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、液晶プロジェク
タを用いた画像表示システムに適用した場合を例に採
り、図面を参照しつつ説明する。
【0049】(システム全体の説明)図1は、本実施の
形態の一例に係るレーザーポインタ50を用いた画像表
示システムの概略説明図である。
【0050】スクリーン10のほぼ正面に設けられた前
面投写型の画像投写装置であるプロジェクタ20から、
所定のプレゼンテーション用の画像が投写される。プレ
ゼンター30は、スクリーン10上の被表示領域である
画像表示領域12の画像の所望の位置をレーザーポイン
タ50から投射したスポット光70で指し示しながら、
第三者に対するプレゼンテーションを行う。
【0051】このようなプレゼンテーションを行う場
合、スクリーン10の種別や、環境光80によって画像
表示領域12の画像の見え方は大きく異なってしまう。
例えば、同じ白を表示する場合であっても、スクリーン
10の種別によっては、黄色がかった白に見えたり、青
色がかった白に見えたりする。また、同じ白を表示する
場合であっても、環境光80が異なれば、明るい白に見
えたり、暗い白に見えたりする。
【0052】また、近年、プロジェクタ20は小型化が
進み、持ち運びも容易になっている。このため、例え
ば、客先においてプレゼンテーションを行う場合もあり
得るが、客先の環境に合わせて色を事前に調整すること
は困難であり、客先で色を手動で調整するには時間がか
かりすぎる。
【0053】図2は、従来のプロジェクタ内の画像処理
部の機能ブロック図である。
【0054】従来のプロジェクタでは、PC等から送ら
れるアナログ形式のRGB信号を構成するR1信号、G
1信号、B1信号をA/D変換部110に入力し、デジ
タル形式のR2信号、G2信号、B2信号をプロジェク
タ画像処理部100で色変換を行っている。
【0055】そして、色変換されたR3信号、G3信
号、B3信号をD/A変換部180に入力し、アナログ
変換されたR4信号、G4信号、B4信号をL/V(ラ
イトバルブ)駆動部190に入力し、液晶ライトバルブ
を駆動して画像の投写表示を行っている。
【0056】また、CPU200によって制御されるプ
ロジェクタ画像処理部100は、プロジェクタ色変換部
120と、プロファイル管理部130とを含んで構成さ
れている。
【0057】プロジェクタ色変換部120は、A/D変
換部110からのRGBの各デジタル信号(R2信号、
G2信号、B2信号)を、プロファイル管理部130で
管理されているプロジェクタの入出力用プロファイルに
基づき、プロジェクタ出力用のRGBデジタル信号(R
3信号、G3信号、B3信号)に変換する。なお、ここ
で、プロファイルとは、特性データという意味である。
【0058】このように、従来のプロジェクタでは、プ
ロジェクタ固有の入出力特性を示す入出力用プロファイ
ルに基づき、色の変換を行っているだけであり、画像の
投写表示される視環境は考慮されていない。
【0059】しかし、上述したように、視環境を考慮し
なければ、色の見え方を統一することは困難である。色
の見え方は、光、対象の光の反射または透過、視覚の3
つの要因で決定する。
【0060】本実施の形態では、光および対象の光の反
射または透過を反映した視環境を把握することにより、
適用される環境によらずに同一の色を再現できる画像表
示システムを実現している。
【0061】また、プロジェクタ20とスクリーン10
との距離によって画像の見え方は変わってくる。プロジ
ェクタ20とスクリーン10との距離を計測して、距離
を考慮して画像を補正することも可能であるが、画像の
補正手段に加えて距離の計測手段を設けると画像表示シ
ステム自体が大がかりなものとなってしまう。
【0062】本実施の形態では、プロジェクタ20とス
クリーン10との距離に依存しない画像処理方法を適用
することにより、距離の計測手段を設けることなく、画
像の補正を行っている。
【0063】具体的には、図1に示すように、視環境を
把握する視環境把握手段として機能する色光センサー6
0を設け、色光センサー60からの視環境情報をプロジ
ェクタ20に入力する。色光センサー60は、具体的に
は、スクリーン10内の画像表示領域12の視環境情報
を計測する。ここで、色光センサー60は、画像表示領
域12に表示された画像の三刺激値を把握する。この三
刺激値としては、例えば、XYZ値およびXYZ値の等
色関数値であるxbar値、ybar値およびzbar
値並びにRGB値およびRGB値の等色関数値であるr
bar値、gbar値およびbbar値等を適用でき
る。
【0064】プロジェクタ20には、前記視環境情報に
基づき、前記視環境での画像の明るさが、理想環境での
画像の明るさと異なる場合、前記視環境情報に含まれる
明るさ情報を、前記理想環境の明るさと適合するように
補正する明るさ補正手段と、前記明るさ情報の補正され
た前記視環境情報に含まれる色情報と、前記理想環境で
の画像の色情報との色差を演算する色差演算手段と、演
算された色差に基づき、前記画像を表示するために用い
られる画像表示用情報を補正する画像補正手段とが設け
られている。
【0065】さらに、プロジェクタ20には、画像表示
用情報の過補正を防止するため、上記色差の値が所定の
許容補正範囲内に該当しない場合、許容補正範囲内に該
当するように色差を補正する色差補正手段が設けられて
いる。
【0066】このような構成を採用することにより、プ
ロジェクタ20とスクリーン10との距離に依存せず、
かつ、過補正を防止して適切に画像表示用情報の補正を
行える画像表示システムを実現している。
【0067】なお、画像表示用情報の補正を行うための
画像処理の手順としては、所定の階調ごとに白色画像を
プロジェクタ20からスクリーン10へ向け投写し、色
光センサー60で画像表示領域12の画像の三刺激値を
計測して視環境を把握する。
【0068】そして、当該三刺激値に基づき、当該階調
に応じた画像表示用情報を補正する。
【0069】次に、これらの色差補正手段等を含むプロ
ジェクタ20の画像処理部の機能ブロックを用いて画像
の補正を行うための画像処理方法について具体的に説明
する。
【0070】図3は、本実施形態の一例に係るプロジェ
クタ20内の画像処理部の機能ブロック図である。
【0071】プロジェクタ20では、PC等から送られ
るアナログ形式のRGB信号を構成するR1信号、G1
信号、B1信号をA/D変換部110に入力し、デジタ
ル形式のR2信号、G2信号、B2信号をプロジェクタ
画像処理部100で色変換を行っている。
【0072】そして、色変換されたR3信号、G3信
号、B3信号をD/A変換部180に入力し、アナログ
変換されたR4信号、G4信号、B4信号をL/V(ラ
イトバルブ)駆動部190に入力し、液晶ライトバルブ
を駆動して画像の投写表示を行っている。
【0073】ここまでは、従来のプロジェクタと構成の
差異はない。本実施の形態に係るプロジェクタ20のプ
ロジェクタ画像処理部100は、色信号変換部160
と、色信号逆変換部170と、カラーマネジメント部1
50と、プロジェクタ色変換部120とを含んで構成さ
れている。
【0074】色信号変換部160は、A/D変換部11
0からのRGBデジタル信号(R2信号、G2信号、B
2信号)をXYZ値(X1、Y1、Z1)に変換する。
なお、RGB信号はプロジェクタ20等の入出力デバイ
スによって変化するデバイス依存型の色であり、XYZ
値は、デバイスによらずに同一であるデバイス非依存型
の色である。
【0075】なお、RGBデジタル信号からXYZ値へ
の具体的な変換手法としては、例えば、3×3行列(マ
トリクス)を用いたマトリクス変換の手法を採用するこ
とができる。
【0076】色信号変換部160は、変換したXYZ値
(X1、Y1、Z1)をカラーマネジメント部150に
出力する。
【0077】カラーマネジメント部150は、色信号変
換部160から入力されたXYZ値(X1、Y1、Z
1)を、視環境把握手段である色光センサー60の測定
値に基づき、視環境を反映したXYZ値(X2、Y2、
Z2)に変換する。
【0078】また、カラーマネジメント部150は、色
光情報処理部140と、上述したプロジェクタ20用の
入出力用プロファイルを管理するプロファイル管理部1
30とを含んで構成されている。
【0079】次に、色光情報処理部140の詳細につい
て説明する。
【0080】図4は、本実施形態の一例に係る色光情報
処理部140の機能ブロック図である。
【0081】色光情報処理部140は、色信号変換部1
60からの理想環境での色信号(X1、Y1、Z1)を
別の色信号(Y1、x1、y1)に変換するY1x1y
1変換部141と、色光センサー60からの視環境を示
す色信号(X3、Y3、Z3)を別の色信号(Y3、x
3、y3)に変換するY3x3y3変換部143と、明
るさ補正手段として機能するY置換部142とを含んで
構成されている。
【0082】Y置換部142は、色信号変換部160か
らの色信号の一部であるY1と、Y3x3y3変換部1
43からの色信号(Y3、x3、y3)とに基づき、色
信号(Y3、x3、y3)のY3をY1に置換する。
【0083】このように、視環境での環境情報に含まれ
る明るさ情報を、理想環境での明るさに適合するように
置換することにより、Y置換部142以降の処理におい
て、理想環境での色情報と実際の視環境での色情報との
明るさが揃った状態で色差の演算を行うことができる。
これにより、色だけの色差の演算を行えばよいため、演
算処理をより高速に行うことができる。
【0084】また、色光情報処理部140は、色差の演
算を行う色差補正演算処理部144と、演算された色差
に基づき色信号を三刺激値(X2、Y2、Z2)に変換
する三刺激値変換部147とを含んで構成されている。
【0085】色差補正演算処理部144は、色差演算部
145と、Y2x2y2変換部146と、環境主観係数
補正部148とを含んで構成されている。
【0086】色差演算部145は、Y置換部142から
の色信号(Y1、x3、y3)と、Y1x1y1変換部
141からの色信号(Y1、x1、y1)との色差を演
算する。
【0087】これらの2つの色信号は明るさを示す値で
あるY1は一致しているため、xy色度図で表される値
(x3、y3)および(x1、y1)の色差を演算す
る。
【0088】この結果、x3とx1との色差Δx、y3
とy1との色差Δyが求められる。
【0089】すなわち、理想とされる画像の色からはΔ
x、Δyだけずれていることになる。このずれを補正す
るためには、−Δx、−Δyを補正量として画像の色を
補正すればよいことになる。
【0090】しかし、人間の目は、照明光等の周囲の主
な色光に慣れ、色の見え方が異なってしまう色順応や、
明順応、暗順応というメカニズムを有する。このため、
数値的には最適と思われる補正を行っても、補正のし過
ぎ、すなわち、過補正となる場合がある。
【0091】そこで、本実施の形態では、色差補正手段
である環境主観係数補正部148を設けている。
【0092】環境主観係数補正部148は、Δxおよび
Δyの値が所定の許容補正範囲に該当するかどうかを判
別する。
【0093】許容補正範囲に該当する場合には、環境主
観係数補正部148は、ΔxおよびΔyをそのままΔ
x’およびΔy’としてY2x2y2変換部146に出
力する。
【0094】また、許容補正範囲に該当しない場合に
は、環境主観係数補正部148は、ΔxおよびΔyを、
許容補正範囲に該当するように補正を行って、補正後の
ΔxおよびΔyをΔx’およびΔy’としてY2x2y
2変換部146に出力する。
【0095】なお、ΔxおよびΔyを許容補正範囲に該
当するように補正する場合、所定の係数を掛けて補正す
る。例えば、係数をkとすると、Δx’=k・Δx、Δ
y’=k・Δyである。
【0096】係数を掛けるだけなので、色差の補正を行
う場合であっても、リアルタイム性を損なわずに画像処
理を行うことができる。
【0097】なお、kの値としては、0.0より大きく
1.0以下であることが好ましい。また、kは、視環境
が暗い場合には大きい値が好ましく、視環境が明るい場
合には小さい値が好ましい。なぜなら視環境が明るいほ
ど実際の画像は理想的な画像から乖離していくが、人の
目はその環境情報に対して不完全ではあるが、ある程度
順応するからである。
【0098】例えば、明るい場合にk=0.5とする
と、Δx’はΔxの2分の1となり、画像表示用情報は
順応が考慮されて通常の補正量Δxの半分だけ補正され
る。また、例えば、暗い場合にk=0.9とすると、Δ
x’はΔxの10分の9となり、画像表示用情報はあま
り補正されない。
【0099】このように、必要に応じて色差を補正する
ことにより、過補正を防止し、画像を適切に再現するこ
とができる。
【0100】また、より具体的には、係数kは、理想環
境での画像の明るさ情報であるY1によって変動する関
数値である。上述したように、人間の目は、色順応や明
順応等のメカニズムを有するが、高階調域、中階調域お
よび低階調域の各階調域で順応レベルが異なる。したが
って、明るさを元にk値を求めることにより、各階調域
に応じて最適なk値が定まり、階調に応じた適切な補正
量(Δx’およびΔy’)を求めることができる。
【0101】Y2x2y2変換部146は、環境主観係
数補正部148からのΔx’およびΔy’を補正量とし
て理想色(x1、y1)を補正した値(x2、y2)並
びにY2を三刺激値変換部147に出力する。なお、三
刺激値変換部147は、Y1をY2としてそのまま適用
する。
【0102】三刺激値変換部147は、Y2x2y2変
換部146からの色信号(Y2、x2、y2)を三刺激
値(X2、Y2、Z2)に変換する。
【0103】そして、色光情報処理部140は、三刺激
値変換部147からの三刺激値(X2、Y2、Z2)を
色信号逆変換部170に出力する。
【0104】また、プロファイル管理部130は、上述
した画像補正手段として機能し、プロジェクタ20のR
GB信号の各入出力用プロファイルを作成する。なお、
各入出力用プロファイルは、画像を表示するために用い
られる画像表示用情報の一部である。また、プロファイ
ル管理部130は、作成したRGB信号の各入出力用プ
ロファイルにより、プロジェクタ20のRGB入出力特
性を管理する。
【0105】また、色信号逆変換部170は、色光情報
処理部140からのXYZ値(X2、Y2、Z2)を、
上述した色信号変換部160のマトリクスの逆マトリク
スを用いてRGBの各デジタル信号(R5信号、G5信
号、B5信号)にマトリクス逆変換を行う。
【0106】また、プロジェクタ色変換部120は、色
信号逆変換部170からのRGBの各デジタル信号(R
5信号、G5信号、B5信号)を、プロファイル管理部
130が管理しているプロジェクタプロファイルとやり
取りしながら、プロジェクタ出力のRGBデジタル信号
(R3信号、G3信号、B3信号)に変換する。
【0107】また、CPU200によって制御されるプ
ロジェクタ画像処理部100は、プロジェクタ色変換部
120と、プロファイル管理部130とを含んで構成さ
れている。
【0108】プロジェクタ色変換部120は、A/D変
換部110からのRGBの各デジタル信号(R6信号、
G6信号、B6信号)を、プロファイル管理部130で
管理されているRGB信号の各入出力用プロファイルに
基づき、プロジェクタ出力用のRGBデジタル信号(R
3信号、G3信号、B3信号)に変換する。
【0109】プロジェクタ色変換部120から出力され
たプロジェクタ出力用のRGBデジタル信号は、D/A
変換部180によってRGBアナログ信号(R4信号、
G4信号、B4信号)に変換され、L/V駆動部190
によって当該RGBアナログ信号に基づき液晶ライトバ
ルブが駆動されて画像が投写表示される。
【0110】以上のようにして、各階調ごとに画像表示
用情報が補正され、実際のプレゼンテーション画像が表
示される場合には、視環境に応じて適切な補正がされた
プレゼンテーション画像が表示される。
【0111】このように、本実施の形態では、視環境を
考慮して画像を投写表示している。
【0112】これにより、画像表示時の視環境に適応し
て画像を表示することができ、表示環境の差を吸収して
適用される環境によらずに同一の画像を表示することが
できる。したがって、複数の異なる場所において、ほぼ
同一の色を短時間で再現することができる。
【0113】また、本実施の形態によれば、視環境での
画像の明るさを示す明るさ情報を理想環境の明るさと適
合するように補正することにより、明るさの要素を排除
して色だけの色差を得ることができる。
【0114】特に、視環境情報に含まれる明るさ値Y3
を、理想環境の明るさ値Y1に置き換えることにより、
視環境情報に含まれる色値x3およびy3と、理想環境
での色値x1およびy1との色差を迅速に求めることが
できる。
【0115】さらに、必要に応じて色差を補正する環境
主観係数補正部148を設けることにより、過補正を防
止し、画像を適切に再現することができる。
【0116】(ハードウェアの説明)なお、上述した各
部に用いるハードウェアとしては、例えば、以下のもの
を適用できる。
【0117】例えば、A/D変換部110としては、例
えばA/Dコンバーター等、D/A変換部180として
は、例えばD/Aコンバーター等、L/V駆動部406
としては液晶ライトバルブ駆動ドライバ等、プロジェク
タ色変換部120、色信号変換部160、色信号逆変換
部170および色光情報処理部140としては、例えば
画像処理回路やASIC等、プロファイル管理部130
としてはRAM等の記憶領域を有する回路等を用いて実
現できる。なお、これら各部は回路のようにハードウェ
ア的に実現してもよいし、ドライバのようにソフトウェ
ア的に実現してもよい。
【0118】また、図3に示すように、これら各部の機
能を情報記憶媒体300から情報(例えば、プログラ
ム、モジュール等)を読み取って実現してもよい。情報
記憶媒体300としては、例えば、CD−ROM、DV
D−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用でき、そ
の情報の読み取り方式は接触方式であっても、非接触方
式であってもよい。
【0119】また、情報記憶媒体300に代えて、上述
した各機能を実現するためのプログラム等を伝送路を介
してホスト装置等からダウンロードすることによって上
述した各機能を実現することも可能である。すなわち、
上述した各機能を実現するための情報は、搬送波に具現
化されるものであってもよい。
【0120】さらに、色光センサー60については以下
のハードウェアを適用できる。
【0121】例えば、画像表示領域12に表示された画
像の三刺激値の各刺激値を選択的に透過するカラーフィ
ルター、カラーフィルターからの色信号を入力するフォ
トダイオード、フォトダイオードからのアナログ信号を
デジタル信号に変換するA/Dコンバーターおよび当該
デジタル信号を増幅するOPアンプ等を適用できる。
【0122】以上、本発明を適用した好適な実施の形態
について説明してきたが、本発明の適用は上述した実施
例に限定されない。
【0123】(変形例)例えば、視環境把握手段として
は、色光センサー60以外にも、例えば、CCDカメ
ラ、CMOSカメラ等の撮像手段を適用することも可能
である。
【0124】また、上述した実施例では、環境補正係数
k値を明るさによって変動する関数値であると説明した
が、k値を定数として適用してもよい。
【0125】また、上記実施例では、Yxy形式での画
像の補正の例について説明したが、Lab形式、Luv
形式等の明るさ情報と色情報とを有する各種の表現形式
での画像の補正を行うことが可能である。例えば、La
b形式の場合には、YをLと、xおよびyをaおよびb
と読み替えることにより、上述した手法と同様の手法で
画像の補正を行うことが可能である。
【0126】なお、上述したスクリーン10は、反射型
のものであったが、透過型のものであってもよい。
【0127】また、上述したプロジェクタのような投写
手段以外の表示手段で画像表示を行ってプレゼンテーシ
ョン等を行う場合にも本発明を適用できる。このような
表示手段としては、例えば、液晶プロジェクタのほか、
CRT(Cathode Ray Tube)、PDP
(Plasma Display Panel)、FE
D(Field Emission Displa
y)、EL(Electro Luminescenc
e)、直視型液晶表示装置等のディスプレイ装置等が該
当する。なお、プロジェクタは前面投写型のものに限ら
れず、背面投写型のものであってもよい。
【0128】これらの画像表示手段に本発明を適用した
場合であっても、上述した明るさ情報の置換の手法によ
り、画像補正にかかる時間の短縮化を図ることができ
る。
【0129】なお、前面投写型のプロジェクタのような
画像の投写位置と画像の被表示領域との距離が変動する
画像表示手段に本発明を適用した場合には、距離に依存
しないで画像の補正を行うことができる。
【0130】また、プレゼンテーション以外にも、ミー
ティング、医療、デザイン・ファッション分野、営業活
動、コマーシャル、教育、さらには映画、TV、ビデ
オ、ゲーム等の一般映像等における画像表示を行う場合
にも本発明は有効である。
【0131】なお、上述したプロジェクタ20のプロジ
ェクタ画像処理部100の機能は、単体の画像表示装置
(例えば、プロジェクタ20)で実現してもよいし、複
数の処理装置で分散して(例えば、プロジェクタ20と
PCとで分散処理)実現してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一例に係るレーザーポインタを用
いた画像表示システムの概略説明図である。
【図2】従来のプロジェクタ内の画像処理部の機能ブロ
ック図である。
【図3】本実施形態の一例に係るプロジェクタ内の画像
処理部の機能ブロック図である。
【図4】本実施形態の一例に係る色光情報処理部の機能
ブロック図である。
【符号の説明】
20 プロジェクタ 50 レーザーポインタ 60 色光センサー 80 環境光 120 プロジェクタ色変換部 130 プロファイル管理部 140 色光情報処理部 142 Y置換部 145 色差演算部 148 環境主観係数補正部 150 カラーマネジメント部 160 色信号変換部 170 色信号逆変換部 300 情報記憶媒体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の被表示領域における視環境を把握
    する視環境把握手段による視環境情報に基づき、前記画
    像を表示するために用いられる画像表示用情報を補正し
    て表示する画像表示システムにおいて、 前記視環境情報に基づき、前記視環境での画像の明るさ
    と前記理想環境での画像の明るさが異なる場合、前記視
    環境情報に含まれる明るさ情報を、前記理想環境の明る
    さと適合するように補正する明るさ補正手段と、 前記明るさ情報の補正された前記視環境情報に含まれる
    色情報と、前記理想環境での画像の色情報と、に基づ
    き、前記色差を演算する色差演算手段と、 演算された色差が、許容補正範囲に該当しない場合、当
    該色差を前記所定の範囲に該当するように補正する色差
    補正手段と、 当該色差補正手段からの色差に基づき、前記画像表示用
    情報を補正する画像補正手段と、 を含むことを特徴とする環境適応型の画像表示システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記色差補正手段は、入力される色差に対して所定の係
    数を掛けて色差を出力することを特徴とする画像表示シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記係数は、前記理想環境での画像の明るさ情報または
    前記視環境情報に含まれる明るさ情報に応じて変動する
    関数値であることを特徴とする画像表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記明るさ補正手段と、 前記色差演算手段と、 前記色差補正手段と、 前記画像補正手段と、 補正された画像を前記被表示領域へ向け投写する手段
    と、 を有する前面投写型の画像投写装置を含むことを特徴と
    する画像表示システム。
  5. 【請求項5】 画像の被表示領域における視環境を示す
    視環境情報に基づき、前記画像を表示するために用いら
    れる画像表示用情報を補正するための画像処理方法にお
    いて、 前記視環境情報を生成する工程と、 生成された視環境情報に基づき、当該視環境における所
    定の画像と、理想環境における前記所定の画像との色差
    を演算する色差演算工程と、 演算された色差が、許容補正範囲に該当しない場合、当
    該色差を前記所定の範囲に該当するように補正する色差
    補正工程と、 色差補正工程で出力された色差に基づき、前記画像表示
    用情報を補正する工程と、 を含むことを特徴とする環境適応型の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記色差補正工程では、入力される色差に対して所定の
    係数を掛けて色差を出力することを特徴とする画像処理
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項5、6のいずれかにおいて、 前記視環境情報は、前記視環境での画像の色を示す色情
    報と、前記視環境での画像の明るさを示す明るさ情報
    と、を含み、 前記色差把握工程は、 前記視環境情報に基づき、前記視環境での画像の明るさ
    と前記理想環境での画像の明るさが異なる場合、前記視
    環境情報に含まれる明るさ情報を、前記理想環境の明る
    さと適合するように補正する工程と、 前記明るさ情報の補正された前記視環境情報に含まれる
    色情報と、前記理想環境での画像の色情報と、に基づ
    き、前記色差を演算する工程と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 画像の被表示領域における視環境を示す
    視環境情報に基づき、前記画像を表示するために用いら
    れる画像表示用情報を補正するための情報を記憶したコ
    ンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体において、 前記情報は、 前記視環境情報を生成する手段と、 生成された視環境情報に基づき、当該視環境における所
    定の画像と、理想環境における前記所定の画像との色差
    を演算する色差演算手段と、 演算された色差が、許容補正範囲に該当しない場合、当
    該色差を前記所定の範囲に該当するように補正する色差
    補正手段と、 色差補正手段から出力された色差に基づき、前記画像表
    示用情報を補正する手段と、 を実現するための情報を含むことを特徴とする情報記憶
    媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記色差補正手段は、入力される色差に対して所定の係
    数を掛けて色差を出力することを特徴とする情報記憶媒
    体。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記係数は、前記理想環境での画像の明るさ情報または
    前記視環境情報に含まれる明るさ情報に応じて変動する
    関数値であることを特徴とする情報記憶媒体。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかにおいて、 前記視環境情報は、前記視環境での画像の色を示す色情
    報と、前記視環境での画像の明るさを示す明るさ情報
    と、を含み、 前記色差把握手段は、 前記視環境情報に基づき、前記視環境での画像の明るさ
    と前記理想環境での画像の明るさが異なる場合、前記視
    環境情報に含まれる明るさ情報を、前記理想環境の明る
    さと適合するように補正する手段と、 前記明るさ情報の補正された前記視環境情報に含まれる
    色情報と、前記理想環境での画像の色情報と、に基づ
    き、前記色差を演算する手段と、 を含むことを特徴とする情報記憶媒体。
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