JP2002072155A - 色付き眼鏡レンズの受発注製造システム及び色付き眼鏡レンズの受発注システム - Google Patents

色付き眼鏡レンズの受発注製造システム及び色付き眼鏡レンズの受発注システム

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JP2002072155A
JP2002072155A JP2000267405A JP2000267405A JP2002072155A JP 2002072155 A JP2002072155 A JP 2002072155A JP 2000267405 A JP2000267405 A JP 2000267405A JP 2000267405 A JP2000267405 A JP 2000267405A JP 2002072155 A JP2002072155 A JP 2002072155A
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lens
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JP2000267405A
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Tetsuya Nakagami
哲也 仲神
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Tokai Optical Co Ltd
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Tokai Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色付き眼鏡レンズの受発注に伴う煩雑な管理
業務の低減を図ることができると共に、客からのクレー
ム発生を防止してトータルコストの低減を図る。 【解決手段】 眼鏡店12の発注用端末機13と、レン
ズ製造業者15側の受注用端末機16とをVAN14を
介して接続する。そして、発注用端末機13から色注文
データとしての色識別データを受注用端末機16に送信
する。色識別データは受注用端末機16から色調合制御
用端末機17に伝送され、同端末機17は色注文データ
としての色識別データのデータ値に基づいて色調合を制
御する。そして、色調合機28で調合された染料を用い
て、レンズ染色を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色付き眼鏡レンズ
の受注製造システム及び色付き眼鏡レンズの受発注シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、眼鏡店において、客が色付き眼鏡
レンズを注文する際には、通常、次のようにして行われ
ていた。即ち、例えば、眼鏡における色付き眼鏡レンズ
の片方を破損した客は、まだ他方のレンズが破損せずに
残っている当該眼鏡を、注文する色付き眼鏡レンズの色
見本として眼鏡店へ持ち込む。すると、眼鏡店では、そ
の片方レンズが破損した眼鏡そのものを色見本としてレ
ンズ製造業者に送付し、レンズ製造業者では、当該色見
本(破損していない他方の色付き眼鏡レンズ)に従って
色調合した染料によりレンズ染色をしていた。そして、
出来上がった色付き眼鏡レンズは、レンズ製造業者から
眼鏡店へ送付され、眼鏡店において前記客に渡されるよ
うになっていた。
【0003】又、前述したように、客が眼鏡の色付き眼
鏡レンズの片方を破損した場合においても、その客が以
前に当該眼鏡を作ってもらった眼鏡店で注文する場合に
は、色見本として当該眼鏡が持ち込まれなくても、その
色付き眼鏡レンズのカラー名(例えば、アキュートのブ
ラウンの15%等)が明確であれば、そのカラー名を眼
鏡店側からレンズ製造業者側に連絡することで、色見本
の送付に代えていた。従って、この場合は当該カラー名
に対応した色付き眼鏡レンズの染色に使用する染料の調
合割合がレンズ製造業者内にある資料から調べられ、そ
の資料に従って色調合した染料によりレンズ染色をして
いた。そして、出来上がった色付き眼鏡レンズは、前記
と同様に、眼鏡店に送付されて客に渡されるようになっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な受注製造システム(受発注システム)においては、次
のような問題点があった。
【0005】即ち、前者の場合においては、眼鏡店は客
から預かった片方レンズの破損した眼鏡を製造する上で
の色見本としてレンズ製造業者に送付しなければならな
かった。従って、眼鏡店では色見本(眼鏡)をレンズ製
造業者に送付するための送付手続きが必要となる一方、
レンズ製造業者では色見本を眼鏡店から受入するための
受入手続きが必要になり、手続きが煩わしいという問題
があった。また、眼鏡店とレンズ製造業者との間では色
見本を送付する際、郵送等の方法を用いなければならな
く、物流コストが発生するという問題もあった。
【0006】また、後者の場合においては、眼鏡店は色
付き眼鏡レンズのカラー名をレンズ製造業者に連絡し、
レンズ製造業者はそのカラー名に従って、色付き眼鏡レ
ンズを染色する。しかし、客が所有する眼鏡における他
方の色付き眼鏡レンズ(破損していない方のレンズ)は
経年使用による色あせなどによって購入時とはレンズの
色が違っていることがある。そのため、例えカラー名が
同じであっても、出来上がってきた新しい色付き眼鏡レ
ンズを眼鏡フレームに嵌めてみたとき、左右の両レンズ
間で色が微妙に違う場合が多く、客からの苦情が発生し
やすいという問題があった。
【0007】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、色付き眼鏡レンズの受発注に伴う煩雑な
管理業務の低減を図ると共に、客からのクレーム発生を
防止してトータルコストの低減を図ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、発注側においてデータ
化された注文レンズに関する色注文データに基づき眼鏡
レンズの製造を行う受注側では色調合制御手段がレンズ
染色に使用する染料を調合する色調合手段の色調合割合
を制御し、当該調合された染料を使用してレンズ染色を
行うようにしたことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の色付き眼鏡レンズの受注製造システムにおいて、前記
色注文データは有彩色の色識別データであり、前記色調
合制御手段は各色識別データのデータ値に対応させて予
め設定した染料調合マップに従い前記色調合割合を制御
することを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の色付き眼鏡レンズの受注製造システムに
おいて、前記受注側には、受注側においてレンズ染色さ
れた色付き眼鏡レンズの色測定データと発注側からの前
記色注文データとを対比し、両データ間の数値誤差が予
め定めた許容範囲内にあるか否かを判定するレンズ色検
査手段が設けられていることを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、発注側から注文
レンズに係る色見本の色識別データ測定結果を注文レン
ズの色注文データとして送信する色測定データ送信手段
に対して受注側に設置した色注文データ受信手段を所定
の通信回線を介して接続し、受注側においては、当該受
信した色注文データに基づきレンズ染色を行うようにし
たことを要旨とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の色付き眼鏡レンズの受発注システムにおいて、受注側
においては、当該受信した色注文データに基づき色調合
制御手段がレンズ染色に使用する染料を調合する色調合
手段の色調合割合を制御し、当該調合された染料を使用
してレンズ染色を行うようにしたことを要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の色付き眼鏡レンズの受発注システムにおいて、前記色
注文データは、有彩色の色識別データであり、前記色調
合制御手段は各色識別データのデータ値に対応させて予
め設定した染料調合マップに従い前記色調合割合を制御
することを要旨とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求
項6のうち何れか一項に記載の色付き眼鏡レンズの受発
注システムにおいて、前記受注側には、受注側において
レンズ染色された色付き眼鏡レンズの色測定データと発
注側からの前記色注文データとを対比し、両データ間の
数値誤差が予め定めた許容範囲内にあるか否かを判定す
るレンズ色検査手段が設けられていることを要旨とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に従って説明する。図1に示すよう
に、本実施形態の色付き眼鏡レンズの受注製造システム
及び色付き眼鏡レンズの受発注システム11は、各眼鏡
店12に設置された色測定データ送信手段としての発注
用端末機13と、情報処理装置を中継とする付加価値通
信網(VAN)14と、レンズ製造業者15側に設置さ
れた色注文データ受信手段及び同データ記憶手段として
の受注用端末機16と、同端末機16に接続された色調
合制御手段としての色調合制御用端末機17と、前記受
注用端末機16に接続されたレンズ色検査手段としての
レンズ色検査用端末機18とを備えて構成されている。
そして、前記発注用端末機13と受注用端末機16とは
VAN14を介して接続されている。
【0016】前記発注用端末機13には見本となる色を
識別する色識別機19が接続され、同端末機13は色識
別機19によって測定された色見本のRGB色データ
(R、G、B照度測定による)を取り込むようになって
いる。ここで、色識別機19について説明すると、この
色識別機19には、例えば、次の2種類のものがある。
【0017】図2(a)は、色見本が、例えば、送付さ
れた眼鏡における色付き眼鏡レンズ(破損せずにフレー
ムに嵌まっていた他方のレンズ、以下「色レンズ」とい
う)20のように光を透過するものである場合に使用さ
れる色識別機Aの一例を示している。即ち、色識別機A
は、上面に水平な面を備え、光を透過する白色アクリル
板からなる配置台21と、その上方に位置するカラーカ
メラ22と、前記配置台21の下方に位置するライト2
3とから構成されている。なお、使用する際、ライト2
3、色レンズ20(色見本)及びカラーカメラ22は前
記配置台21の略中央において上下方向に延びる直線上
に配置する。
【0018】図2(b)は、色見本が、例えば、カラー
写真24のように光を反射するものである場合に使用さ
れる色識別機Bの一例を示している。なお、この色識別
機Bは、色見本が前記色レンズ20の場合にも使用でき
る。即ち、色識別機Bは、上面に水平な面を備える配置
台25と、その上方に位置するCCDカメラ26と、前
記CCDカメラ26の近傍に位置するライト27とから
構成されている。なお、本実施形態における色識別機1
9には後者の色識別機Bを使用している。
【0019】前記色識別機19はRGB色データを発注
用端末機13に伝送するようになっている。発注用端末
機13はRGB色データを同端末機13に備えられたC
PUで色相(H)データ、彩度(S)データ及び明度
(I)データからなる色識別データ(HSI色データ)
に変換するようになっている。また、発注用端末機13
は、その画面上に前記色識別データ(HSI色データ)
における各データ内容を表示すると共に、同色識別デー
タを色注文データとして受注用端末機16へ送信するよ
うになっている。
【0020】一方、レンズ製造業者15の受注用端末機
16はVAN14を介して受信した前記色識別データ
(HSI色データ)をメモリに記憶すると共に、その色
識別データを色調合制御用端末機17及びレンズ色検査
用端末機18に伝送し、染料調合の進歩管理を行うよう
になっている。又、受注用端末機16は受注確認表を作
成し、同表をVAN14を介してファクシミリ等で眼鏡
店12に送信することもできる。
【0021】前記色調合制御用端末機17には、レンズ
を染色する際に使用される染料を調合する色調合機28
が接続されている。そして、図1には示していないが、
レンズ製造業者15側には、前記色調合機28で調合さ
れた染料を用いてレンズ染色を行うレンズ染色機が設け
られている。
【0022】また、前記レンズ色検査用端末機18には
染色された色付き眼鏡レンズ(以下、「出来上がりレン
ズ」という。)の色を識別するレンズ色識別機29が接
続されている。このレンズ色識別機29には前記色識別
機Bと同一機種のものが用いられている。なお、レンズ
色検査用端末機18は、前記受注用端末機16から伝送
された前記発注用端末機13からの色識別データ(HS
I色データ)をメモリに記憶するようになっている。ま
た、レンズ色検査用端末機18は、レンズ色識別機29
から前記出来上がりレンズのRGB色データを取り込
み、色識別データ(HSI色データ)に変換するように
なっている。
【0023】次に上記のように構成された色付き眼鏡レ
ンズの受注製造システム及び色付き眼鏡レンズの受発注
システム11において発注からレンズを染色するまでの
処理を図3(a)に示すフローチャートに従って説明す
る。
【0024】さて、例えば、客が眼鏡における色付き眼
鏡レンズの一方のレンズを破損し、その片方レンズの破
損した眼鏡を眼鏡店12に色見本として持ってくると、
眼鏡店12では、その眼鏡の破損せずに嵌まっている他
方の色レンズ20(色見本)から図2(b)に示す色識
別機19(B)を使用してRGB色データを測定する
(ステップ(以下、「S」と略す。)1)。即ち、前記
色レンズ20(色見本)を配置台25に載せ、その色レ
ンズ20にライト27からの光を照射し、その反射光を
CCDカメラ26で撮影する。すると、色識別機19で
は、画像処理をして前記色レンズ20に関するRGB色
データを算出する。そして、色識別機19から前記RG
B色データが発注用端末機13に伝送されると、同端末
機13に備えられたCPUが前記RGB色データを色識
別データ(HSI色データ)に変換する(S2)。
【0025】その後、前記発注用端末機13は変換した
色識別データ(HSI色データ)を色注文データとして
VAN14を介して受注用端末機16へ送信する(S
3)。すると、レンズ製造業者15の受注用端末機16
は、送信されてきた色識別データを受信する(S4)。
そして、前記受注用端末機16は受信した色識別データ
をメモリに記憶すると共に、同データを色調合制御用端
末機17及びレンズ色検査用端末機18に伝送する。
【0026】すると、色調合制御用端末機17では、色
注文データとしての色識別データ(HSI色データ)の
データ値に対応させて予め設定した染料調合マップに従
い染色用染料の調合割合を制御する(S5)。ここで、
染料調合マップとは、送られてきた色識別データ(HS
I色データ)における各データ内容、即ち、色相(H)
データと彩度(S)データ及び明度(I)データの各数
値によって調合割合が調整される各種染料、例えば、染
料A(赤色)、染料B(黄色)、染料C(青色)、染料
D(黒色)等の重量比(水1000ccに対して当該染
料が添加される重量の比率)が設定されたものである。
なお、前記染料調合マップは色調合制御用端末機17の
メモリに記憶されている。
【0027】一例として、この染料調合マップにおける
設定内容を示すと、例えば、色相データの数値が7.4
02547、彩度データの数値が26.970374、
明度データの数値が137.422730の場合には、
染料Aの重量比が5g/1000cc、染料Bの重量比
が1g/1000cc、染料Cの重量比が0.5g/1
000ccというように、前記各データ値が得られる色
と対応する染色用染料を調合するために使用される各種
染料(この場合には、染料A,B,Cの3種類の例)の
色調合割合が設定されている。
【0028】従って、前記色調合制御用端末機17で
は、送られてきた色識別データの各数値に基づき染料調
合マップから色調合割合を求めると、その調合データを
色調合機28に伝送する。すると、色調合機28では、
その調合データに示された調合割合に従って、レンズ染
色に使用する染色用染料を調合する(S6)。そして、
その調合された染色用染料を用いて図示しないレンズ染
色機が無色レンズに染色をする(S7)。
【0029】次に、出来上がりレンズ(染色された色付
き眼鏡レンズ)の色検査処理を図3(b)のフローチャ
ートに従って説明する。さて、前記S7におけるレンズ
染色工程が終了すると、レンズ製造業者15側では、図
2(b)に示すレンズ色識別機29を用いて、出来上が
りレンズのRGB色データが測定される(S11)。即
ち、染色された出来上がりレンズは作業者によってレン
ズ色識別機29の配置台25に載せられ、同レンズに対
してライト27からの光が照射される。そして、その照
射光が前記出来上がりレンズで反射し、その反射光がC
CDカメラ26に取り込まれると、前記レンズ色識別機
29では画像処理を行って出来上がりレンズのRGB色
データを算出する。
【0030】その後、前記RGB色データはレンズ色検
査用端末機18に伝送され、同端末機18において前記
RGB色データは色識別データ(HSI色データ)に変
換される(S12)。そして、前記レンズ色検査用端末
機18では、前記受注用端末機16から予め伝送されて
メモリに記憶しておいた色見本(色レンズ20)の色識
別データと前記出来上がりレンズの色識別データとをレ
ンズ色検査用端末機18に備えられたCPUで比較判定
し、両データ間の数値誤差Nを算出する(S13)。
【0031】すると、前記レンズ色検査用端末機18で
は、予め、同端末機18に備えられたCPUのメモリに
記憶している許容範囲誤差NAをCPUに読み出し、前
記数値誤差Nと比較し、許容範囲誤差NA内にあるかを
判定する(S14)。
【0032】そして、その結果、数値誤差Nが許容範囲
誤差NA内ならば、前記レンズ色検査用端末機18は、
その判定結果、即ち、色注文データとしての色識別デー
タ及び染色された色付き眼鏡レンズ(出来上がりレン
ズ)の色識別データを同端末機18の画面に表示すると
共に、その出来上がりレンズの色識別データを印刷する
(S15)。そして、その印刷データは出来上がりレン
ズと共に眼鏡店12へ送られる。
【0033】なお、もし仮に、前記S14での判定結果
が否定的判定(即ち、数値誤差N>許容範囲誤差NAで
判定結果がNo)の場合には、その判定結果がレンズ色
検査用端末機18の画面に表示され、染色用染料の再調
合指令信号が前記色調合制御用端末機17に入力され
る。従って、レンズ製造業者15側では、再び、前記S
5に戻り、染色用染料の色調合割合が制御され、前記数
値誤差Nが許容範囲誤差NA内になるまで行われる。
【0034】従って、本実施形態によれば、以下に示す
効果を得ることができる。 (1) 眼鏡店12とレンズ製造業者15との間の受発
注業務が、眼鏡店12に設置された発注用端末機13と
レンズ製造業者15側に設置された受注用端末機16と
を使用した色見本(色レンズ20)に関する色識別デー
タの送受信によって行われるので、受発注手続きの煩わ
しさを解消できる。また、眼鏡店12からレンズ製造業
者15への色見本(色レンズ20)の郵送が必要でなく
なり、物流コストの低減を図ることができる。
【0035】(2) 色調合機28は注文レンズそのも
のである色レンズ20(色見本)から得た色注文データ
としての色識別データに基づき染料を調合し、調合され
た染料を用いてレンズ染色機でレンズを染色するので、
色見本としての色レンズ20と染色された色付き眼鏡レ
ンズ(出来上がりレンズ)の色が違うということが無く
なり、客からの苦情の低減を図ることができる。また、
そのような苦情に対応した再注文に係る2枚目の色付き
眼鏡レンズを染色するということも無くなり、製造コス
トの低減を図ることができる。
【0036】(3) 色調合制御用端末機17は色識別
データのデータ値に対応させて予め設定した染料調合マ
ップに従い染色用染料の調合割合を制御しているので、
毎回正確な調合割合で調合することができ、調合ミスの
低減を図ることができる。
【0037】(4) レンズ色検査用端末機18は、色
見本たる色レンズ20の色識別データと染色されたレン
ズ(出来上がりレンズ)の色識別データとの数値誤差N
を判定する際、許容範囲誤差NAが予め設定されている
ので、出来上がりレンズの品質を高くすることができ
る。また、出来上がりレンズと色見本(色レンズ20)
との両者の色が違うということがなくなり、客からの苦
情を低減できる。
【0038】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・ 前記実施形態では、レンズ製造業者15側に、レン
ズ色識別機29を接続したレンズ色検査用端末機18が
設けられていたが、同端末機18及び前記レンズ色識別
機29は省略してもよい。あるいは、レンズ色識別機2
9を受注用端末機16又は色調合制御用端末機17に接
続し、染色された色付き眼鏡レンズ(出来上がりレン
ズ)の検査を受注用端末機16又は色調合制御用端末機
17で行うようにしてもよい。
【0039】・ 前記実施形態では、レンズ製造業者1
5側に、受注用端末機16,色調合制御用端末機17,
レンズ色検査用端末機18という3つの端末機(PC)
が設けられていたが、これら3つのうち1つ又は2つを
省略してもよい。この場合には、残る2つ又は1つの端
末機(PC)により省略された端末機で行う予定であっ
た各種処理を行うようにすればよい。
【0040】・ 前記実施形態では、発注用端末機13
と受注用端末機16はVAN14を介して送受信可能に
接続されていたが、インターネットや専用オンラインを
介して送受信可能に接続するようにしてもよい。
【0041】・ 前記実施形態では、色注文データとし
ての色識別データは発注用端末機13からの送信データ
が受注用端末機16で受信入力され、色調合制御用端末
機17及びレンズ色検査用端末機18に伝送するように
なっている。しかし、発注用端末機13から受注用端末
機16へ直接データ送信するのではなく、記録媒体ある
いは書面にて送付された又はTELにて連絡された色注
文データとしての色識別データをレンズ製造業者15側
でオペレータが受注用端末機16に手作業により入力処
理するようにしてもよい。
【0042】・ 前記実施形態では、色付き眼鏡レンズ
の受発注業務が地理的に遠隔の眼鏡店12とレンズ製造
業者15との間で行われていたが、一つの拠点(例え
ば、同一敷地内に販売部門及び製造部門の双方を備えた
工場)内に前記実施形態のシステムを構築し、販売部門
で客からの注文を受け、製造部門で色付き眼鏡レンズを
製造するようにしてもよい。
【0043】・ 前記実施形態では、発注用端末機13
は色注文データとしての色識別データの送信手段として
いたが、それに加えて、色注文データを印刷し、客に渡
せるようにしてもよい。
【0044】・ 前記実施形態では、複数の眼鏡店12
と単一のレンズ製造業者15との間をVAN14で接続
していたが、複数の眼鏡店12と複数のレンズ製造業者
15とをVAN14を介して送受信可能に接続するよう
にしてもよい。
【0045】・ 前記実施形態では、色識別機19及び
レンズ色識別機29に図2(b)の色識別機Bを使用す
るようにしていたが、図2(a)の色識別機Aを使用す
るようにしてもよい。
【0046】・ 前記実施形態では、色見本が客から預
かった眼鏡において破損せずに嵌まっている他方の色レ
ンズ20であったが、カラー写真24やカラー印刷され
た色紙等を色見本としてもよい。また、例えば、発注用
端末機13及び受注用端末機16の両方に同じアプリケ
ーションソフトをインストールしておき、同アプリケー
ションソフトに設定されているフォントの色を発注用の
色見本として送信するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
色付き眼鏡レンズの受発注に伴う煩雑な管理業務の低減
を図ることができると共に、客からのクレーム発生を防
止してトータルコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における色付き眼鏡レンズの受注
製造システム及び色付き眼鏡レンズの受発注システムの
概略図。
【図2】 (a)は、本実施形態における色識別機の一
例を示す概略図、(b)は、同じく、色識別機の別の一
例を示す概略図。
【図3】 (a)は、本実施形態における発注からレン
ズを染色するまでの処理を示すフローチャート、(b)
は、同じく、染色された色付き眼鏡レンズの色検査処理
を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…色付き眼鏡レンズの受注製造システム及び色付き
眼鏡レンズの受発注システム、12…発注側としての眼
鏡店、13…色測定データ送信手段としての発注用端末
機、14…付加価値通信網(VAN)、15…受注側と
してのレンズ製造業者、16…色注文データ受信手段と
しての受注用端末機、17…色調合制御手段としての色
調合制御用端末機、18…レンズ色検査手段としてのレ
ンズ色検査用端末機。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発注側においてデータ化された注文レン
    ズに関する色注文データに基づき眼鏡レンズの製造を行
    う受注側では色調合制御手段がレンズ染色に使用する染
    料を調合する色調合手段の色調合割合を制御し、当該調
    合された染料を使用してレンズ染色を行うようにした色
    付き眼鏡レンズの受注製造システム。
  2. 【請求項2】 前記色注文データは有彩色の色識別デー
    タであり、前記色調合制御手段は各色識別データのデー
    タ値に対応させて予め設定した染料調合マップに従い前
    記色調合割合を制御する請求項1に記載の色付き眼鏡レ
    ンズの受注製造システム。
  3. 【請求項3】 前記受注側には、受注側においてレンズ
    染色された色付き眼鏡レンズの色測定データと発注側か
    らの前記色注文データとを対比し、両データ間の数値誤
    差が予め定めた許容範囲内にあるか否かを判定するレン
    ズ色検査手段が設けられている請求項1又は請求項2に
    記載の色付き眼鏡レンズの受注製造システム。
  4. 【請求項4】 発注側から注文レンズに係る色見本の色
    識別データ測定結果を注文レンズの色注文データとして
    送信する色測定データ送信手段に対して受注側に設置し
    た色注文データ受信手段を所定の通信回線を介して接続
    し、受注側においては、当該受信した色注文データに基
    づきレンズ染色を行うようにした色付き眼鏡レンズの受
    発注システム。
  5. 【請求項5】 前記受注側においては、当該受信した色
    注文データに基づき色調合制御手段がレンズ染色に使用
    する染料を調合する色調合手段の色調合割合を制御し、
    当該調合された染料を使用してレンズ染色を行うように
    した請求項4に記載の色付き眼鏡レンズの受発注システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記色注文データは有彩色の色識別デー
    タであり、前記色調合制御手段は各色識別データのデー
    タ値に対応させて予め設定した染料調合マップに従い前
    記色調合割合を制御する請求項5に記載の色付き眼鏡レ
    ンズの受発注システム。
  7. 【請求項7】 前記受注側には、受注側においてレンズ
    染色された色付き眼鏡レンズの色測定データと発注側か
    らの前記色注文データとを対比し、両データ間の数値誤
    差が予め定めた許容範囲内にあるか否かを判定するレン
    ズ色検査手段が設けられている請求項4〜請求項6のう
    ち何れか一項に記載の色付き眼鏡レンズの受発注システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009109442A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Hoya Corp 眼鏡レンズの染色検査方法、眼鏡レンズの染色検査装置、及び眼鏡レンズの製造方法

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JPH04226420A (ja) * 1990-07-10 1992-08-17 Seiko Epson Corp レンズの染色方法

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