JP2002071982A - 光素子、光偏向素子、光合波素子及び走査装置 - Google Patents

光素子、光偏向素子、光合波素子及び走査装置

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JP2002071982A JP2000265434A JP2000265434A JP2002071982A JP 2002071982 A JP2002071982 A JP 2002071982A JP 2000265434 A JP2000265434 A JP 2000265434A JP 2000265434 A JP2000265434 A JP 2000265434A JP 2002071982 A JP2002071982 A JP 2002071982A
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子の大型化やコスト高を招くことなく、入
射された光が進行する方向を大きく変えて、その光を所
望の方向に取り出すことができる光素子等を提供する。 【解決手段】 屈折率が周期的に変化するフォトニック
結晶を材料とする光素子10であって、第1の端面11
に一定の入射角で入射した特定の波長の光を第2の端面
12から所望の方向へ出射させるように、第1の端面1
1と第2の端面12の為す角度が決められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射された光を所
望の方向へ出射させる光素子や、入射角又は波長の異な
る光を異なる方向へ出射させる光偏向素子や、入射角の
異なる複数の光を同じ方向へ合波させる光合波素子に関
する。さらに、本発明は、そのような光偏向素子を用い
る走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光素子や光偏向素子として、
プリズムや回折格子や凹レンズ等の受動素子が用いられ
ている。また、近年、光偏向素子として、音響光学効果
を応用した回折格子やガルバノスキャナ等の能動素子も
用いられている。音響光学効果を応用した回折格子は、
硝子等の媒質中に疎密波(例えば、超音波)を伝播させ
て屈折率の周期的な変化を引き起こすことによって、光
を異なる方向へ出射させる。一方、ガルバノスキャナ
は、共振ヘッドでミラーを振ることによって、光を異な
る方向へ出射させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリズ
ムや回折格子や凹レンズ等の受動素子は、光を出射させ
る際の偏向角が小さいため、入射角や波長の異なる光を
十分に分波するのに長い光路を必要とする。従って、入
射角や波長の異なる光を広範囲に偏向させるためには、
素子自体を大きくしたり、長い光路を稼げるように装置
全体を大きくする必要があった。一方、音響光学効果を
応用した回折格子やガルバノスキャナ等の能動素子は、
光を広範囲に偏向させることができるものの、素子自体
が高価であり、入力に対する応答が遅い。
【0004】ところで、近年、第1の媒質中に屈折率の
異なる第2の媒質が光の波長程度の周期で配列された結
晶構造を有し、従来の光学結晶と異なる光学特性を示す
結晶(フォトニック結晶)の開発が進んでいる。このフ
ォトニック結晶は、周期的に変化する屈折率分布を有し
ており、入射角や波長が僅かに異なる光を屈折させる方
向を大きく変える効果(スーパープリズム効果)を示
す。尚、フォトニック結晶が示す光学特性については、
例えば、H.Kosaka等による「Superprism phenomena in
photonic crystals」(Physical Review B Vol.58,No.1
6,1998年10月15日)や日本国特許出願公開(特開)20
00−66002号公報等に詳述されている。
【0005】近年、このようなフォトニック結晶を材料
とする光学素子が提案されている。例えば、日本国特許
出願公開(特開)2000−56146号公報には、基
板の要所にフォトニクス結晶を用いることによって、基
板内で光を自己導波的に伝播させて所望の数に分波させ
る自己導波回路が開示されている。また、日本国特許出
願公開(特開)平11−271541号公報には、2つ
のクラッドとフォトニック結晶を材料とし、2つのクラ
ッドの間にフォトニック結晶を介在させた構造で光を波
長成分毎に分波させる波長分波回路が開示されている。
【0006】しかしながら、これらの公報に開示された
技術は、光の分波が目的であって、例えば、入射角や波
長の異なる光を異なる方向に偏向させる光偏向素子とし
て利用することはできない。このように、フォトニック
結晶を材料とする光素子、光偏向素子、光合波素子につ
いては、依然として開発されていない。
【0007】上記事情に鑑みて、本発明は、素子の大型
化やコスト高を招くことなく、特定の波長の光の進行方
向を大きく変えて、その光を所望の方向に取り出すこと
ができる光素子を提供することを第1の目的とする。ま
た、本発明は、素子の大型化やコスト高を招くことな
く、入射角又は波長の異なる光を異なる出射角で広範囲
に偏向することができる光偏向素子を提供することを第
2の目的とする。さらに、本発明は、素子の大型化やコ
スト高を招くことなく、入射角の異なる入射光を同じ方
向へ合波させることができる光合波素子を提供すること
を第3の目的とする。また、本発明は、装置の大型化や
コスト高を招くことなく、入射角又は波長の僅かな変化
による広範囲な走査を高速で行うことができる走査装置
を提供することを第4の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る光素子は、位置によって屈折率が周期
的に変化するフォトニック結晶を材料とする光素子であ
って、第1の端面に一定の入射角で入射した特定の波長
の光を第2の端面から所望の方向へ出射させるように、
第1及び第2の端面の為す角度が決められている。
【0009】本発明に係る光素子においては、光が光素
子中を伝播する方向と、光が光素子から出射する方向と
が第2の端面に対して同じ側である限り、第1の端面と
第2の端面の為す角度を高い自由度で設定できる。ま
た、この光素子は、受動素子であることから、入力に対
する応答が非常に速い。従って、本発明に係る光素子に
よれば、素子自体の大型化やコスト高を招くことなく、
特定の波長の光が進行する方向を大きく変えて、その光
を所望の方向に取り出すことができる。
【0010】また、本発明の第1の観点に係る光偏向素
子は、位置によって屈折率が周期的に変化するフォトニ
ック結晶を材料とする光偏向素子であって、第1の端面
に異なる入射角で入射した同一の波長の光を第2の端面
から異なる方向へ出射させるように、第2の端面の形状
が決められている。
【0011】さらに、本発明の第2の観点に係る光偏向
素子は、位置によって屈折率が周期的に変化するフォト
ニック結晶を材料とする光偏向素子であって、第1の端
面に同一の入射角で入射した異なる波長の光を第2の端
面から異なる方向へ出射させるように、第2の端面の形
状が決められている。
【0012】本発明の第1及び第2の観点に係る光偏向
素子においては、入射角又は波長の異なる光を第2の端
面から異なる方向へ出射させるように、第2の端面の形
状が決められている。これらの光偏向素子は、受動素子
であることから、入力に対する応答が非常に速い。従っ
て、本発明に係る光偏向素子によれば、素子自体の大型
化やコスト高を招くことなく、入射角又は波長の異なる
入射光を異なる方向へ広範囲に偏向することができる。
【0013】また、本発明に係る光合波素子は、位置に
よって屈折率が周期的に変化するフォトニック結晶を材
料とする光合波素子であって、第1の端面に異なる入射
角で入射した複数の光を第2の端面において同じ方向へ
合波させるように、第1の端面の形状が決められてい
る。
【0014】本発明に係る光合波素子においては、入射
角の異なる複数の光を第2の端面において同じ方向へ合
波させるように、第1の端面の形状が決められている。
この光合波素子は、受動素子であることから、入力に対
する応答が非常に速い。従って、本発明に係る光合波素
子によれば、素子自体の大型化やコスト高を招くことな
く、入射角の大きく異なる入射光を合波させて同一の方
向へ出射させることができる。また、これらの光合波素
子は、複数の光を合波させてより高い強度の光を生成し
たり、波長多重通信の波長混合器として用いることがで
きる。
【0015】さらに、本発明の第1の観点に係る走査装
置は、本発明の第1の観点に係る光偏向素子と、波長が
一定の光を光偏向素子に向けて出力する光源と、光偏向
素子を振動させることによって、光偏向素子によって偏
向された光を対象物に走査させる共振ヘッドとを具備す
る。
【0016】また、本発明の第2の観点に係る走査装置
は、本発明の第2の観点に係る光偏向素子と、光偏向素
子に向けて出力する光の波長を変えることによって、光
偏向素子によって偏向された光を対象物に走査させる光
源とを具備する。
【0017】本発明に係る走査装置を用いることによっ
て、装置全体の大型化を伴うことなく、入射角又は波長
の変化による広範囲な走査を高速で行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施形態について説明する。尚、以下に用いら
れる諸数値は、説明を簡単にするための値であって、本
発明の範囲内において様々な値に変更することが可能で
ある。
【0019】図1は、本発明の一実施形態に係る光素子
の形状を示す平面図である。尚、本実施形態において
は、光素子の入射法線と、光が光素子から出射する方向
との為す角度を出射角と称している。光素子10は、入
射された光を所望の方向へ出射させるのに用いられる受
動素子であり、図2のフォトニック結晶を材料としてい
る。
【0020】図2のフォトニック結晶は、多数の円孔2
0がシリコン(Si)基板21に2次元三角格子配列に
よって周期的に形成され、これらの円孔20には空気が
満たされており、屈折率が周期的に変化する構造を形成
する。ここで、シリコン基板の実効屈折率を3.065
とし、例えば、対象となる光の真空中の波長が1.55
μmであり、円孔の半径rを0.387μm、円孔のピ
ッチaを0.93μmとする。
【0021】図2のフォトニック結晶は、例えば、シリ
コン基板上の円孔を形成しない部分にレジストを形成し
た後、垂直性の良いドライエッチングをシリコン基板に
施して作成される。
【0022】尚、円孔20に空気と異なる媒質(例え
ば、硝子や誘電体やポリマー)を充填しても良く、円孔
20に充填された媒質の屈折率がシリコンより大きくて
も良い。また、フォトニック結晶における媒質の配列
は、図2のような2次元三角格子配列に限らず、2次元
正方格子配列等の他の2次元的な周期配列や3次元的な
周期配列であっても良い。以下の各実施形態においても
同様である。
【0023】フォトニック結晶中を伝播する光は、同結
晶の周期構造による多重散乱の影響を受けることから、
その伝播特性は、半導体における電子のバンド図に類似
したフォトニックバンド図によって説明される。例え
ば、光が図2のフォトニック結晶中を紙面に平行に伝播
し、その偏波面も紙面に平行である場合には、図3に示
すようなフォトニックバンド図が得られる。このような
フォトニックバンド図は、逆格子空間における波数ベク
トルと規格化周波数(Ω=ωa/(2πc) 但し、ω
は光の角周波数、cは真空中の光速)の関係を与える。
尚、図3においては、還元ゾーン形式によるフォトニッ
クバンド図が示されている。また、図3の横軸に付した
各記号「Γ」や「M」や「K」は、図4に示すような第
1ブリルアンゾーン(the first Brillouin zone)にお
ける特定の波数ベクトルを表している。
【0024】以下、対象となる光の波長を1.55μm
(規格化周波数Ω=0.6)とする場合を例に挙げて、
第1の端面11と第2の端面12の為す角度φを決める
方法について説明する。図5は、図1における第1の端
面11に入射する光の波数ベクトルに基づいて、光素子
10中を伝播する光の波数ベクトルと、その伝播方向を
作図する方法を説明するための図である。図5において
は、空気中における等周波数分散面Σ1と、フォトニッ
ク結晶中における等周波数分散面Σ2が示されている。
尚、図5においては、kx軸を第1の端面11の接線方
向に一致させ、ky軸を第1の端面11の法線方向に一
致させている。以下の図6においても同様である。
【0025】図5において、点Γを始点、等周波数分散
面Σ1上の点P1を終点とするベクトルk1は、点P1の座
標を成分とする波数ベクトルを与える。また、等周波数
分散面Σ1の点P1における外向き法線ベクトルV1は、
波数ベクトルk1の光が空気中を伝播する方向を与え
る。同様に、点Γを始点、等周波数分散面Σ2上の点P2
を終点とするベクトルk2は、点P2の座標を成分とする
波数ベクトルを与える。また、等周波数分散面Σ2の点
2における法線ベクトルV2は、波数ベクトルk2の光
が図2のフォトニック結晶中を伝播する方向を与える。
尚、V2の向きは、∂ω/∂kの符号が正になる方向に
採る。
【0026】異なる2つの媒質の境界面において、波数
ベクトルの同面に対する接線成分が保存される。従っ
て、図5において、波数ベクトルのkx成分が保存され
る。波数ベクトルk1のkx成分は、kx軸と、点P1から
x軸に下ろした垂線(スネル線)S1との交点のkx
標に等しい。従って、点Γを始点、等周波数分散面Σ2
とスネル線S1の交点P2を終点とするベクトルk2は、
図2のフォトニック結晶中を伝播する光の波数ベクトル
を与える。そして、等周波数分散面Σ2の点P2における
法線ベクトルV2とky軸の為す角度θ2は、入射角θ1
第1の端面11に入射する光の屈折角を与える。この波
数ベクトルk2の光は、図2のフォトニック結晶中にお
いて、θ2の方向へ伝播する。
【0027】図6は、図1における第1の端面11と第
2の端面12の為す角度φを作図する方法を説明するた
めの図である。光素子10中を伝播する光が第2の端面
12から出射角θ4で出射する場合には、点Γを始点、
等周波数分散面Σ1上の点P3を終点とするベクトルk3
が、第2の端面12から出射角θ4で出射する光の波数
ベクトルを与える。そして、等周波数分散面Σ1上の点
3における法線ベクトルV3が、第2の端面12から出
射した光が空気中を伝播する方向を与える。
【0028】波数ベクトルの第2の端面12に対しても
波数の接線成分が保存される。このため、波数ベクトル
2の終点P2と波数ベクトルk3の終点P3の2点を通る
破線S2が、第2の端面12に垂直なスネル線を与え
る。従って、点Γを通り、スネル線S2に垂直となる直
線Ξが第2の端面12の接線方向を示し、直線Ξがkx
軸と為す角度が、第1の端面11と第2の端面12の為
す角度φを与える。
【0029】第1の端面11と第2の端面12の為す角
度φは、光が光素子10中を伝播する方向と、その光が
光素子10から出射する方向が第2の端面12に対して
同じ側となる限り、高い自由度で設定できる。従って、
本実施形態によれば、素子自体の大型化やコスト高を招
くことなく、特定の波長の光の進行方向を広範囲に大き
く変えて、その光を所望の方向に取り出すことができ
る。
【0030】図7は、本発明の第1の実施形態に係る光
偏向素子の形状を示す平面図である。尚、本実施形態に
おいては、光偏向素子の入射法線と、光が光偏向素子か
ら出射する方向との為す角度を出射角と称している。以
下の光偏向素子に関する実施形態においても同様であ
る。
【0031】光偏向素子30は、入射角の異なる光を異
なる方向へ出射させる受動素子であり、図2のようなフ
ォトニック結晶を材料としている。以下、対象となる光
の波長を1.55μm、その光の入射角の範囲を−4.
3゜〜−6.9゜とする場合を例に挙げて、第2の端面
32の形状を決める方法について説明する。
【0032】図8は、第1の端面31における光の分波
特性を示す図である。尚、図8においては、kx軸を第
1の端面31の接線方向に一致させ、ky軸を第1の端
面31の法線方向に一致させている。図8において、ベ
クトルk11は、第1の端面31に入射角θ11で入射する
光の波数ベクトルを表し、ベクトルk12は、第1の端面
31に入射角θ12(>θ11)で入射する光の波数ベクト
ルを表している。図5と同様にして、波数ベクトルk 11
の光が光偏向素子30中を伝播する方向に一致するベク
トルV11が与えられ、波数ベクトルk12の光が光偏向素
子30中を伝播する方向に一致するベクトルV 12によっ
て与えられる。
【0033】図8に示すように、等周波数分散面Σ2
凹部においては、入射角の僅かな変化によってその法線
方向が大きく変化し、光の伝播方向が大きく変化する。
従って、図7に示すように、第1の端面31に対する入
射角の僅かな変化によって、光偏向素子30中の光の伝
播方向を大きく変えられる。具体的には、第1の端面3
1において、入射角θI=−4.3゜の入射光が最大の
屈折角θP=57゜で屈折し、入射角θI=−6.9゜の
入射光が最小の屈折角θP=21゜で屈折する。これら
の光は、コリメートされながら光偏向素子30中を伝播
し、第2の端面32の異なる位置に達する。
【0034】本実施形態においては、光偏向素子30中
の各伝播光を第2の端面32から異なる方向へ出射させ
るように、第1の端面31の接線方向と、第2の端面3
2の、各伝播光の到達位置における接線方向との為す角
度が決められている。具体的には、第1の端面31の接
線方向と、屈折角θP=57゜の伝播光の到達位置にお
ける第2の端面32の接線方向との為す角度φOを最大
値59゜とし、第1の端面31の接線方向と、屈折角θ
P=21゜の伝播光の到達位置における第2の端面32
の接線方向との為す角度φOを最小値−65゜としてい
る。このようにして第2の端面32の形状を決めること
によって、5.0゜〜8.0゜の範囲の入射角で第1の
端面31に入射した光は、第2の端面32から+70.
3゜〜−83.3゜という広範囲の出射角で異なる方向
へ偏向される。従って、本実施形態によれば、素子自体
の大型化やコスト高を伴うことなく、入射角の異なる入
射光を異なる方向へ広範囲に偏向することができる。
【0035】尚、図9に示すように、光偏向素子30
と、共振ヘッド81と、単色レーザ発振器82と、共振
ヘッド81の駆動用のモータ83と、モータ83の動作
を制御するモータ制御部84等とを組み合わせることに
よって、対象物に光を走査させる走査装置(例えば、ス
キャナ)80を構成することができる。この場合には、
装置全体の大型化を伴うことなく、一定の波長の光を出
力する単色レーザ発振器82に対し、僅かな角度変化に
よる広範囲な走査を高速で行うことができる。
【0036】図10は、本発明の第2の実施形態に係る
光偏向素子の形状を示す平面図である。光偏向素子40
は、波長の異なる光を異なる方向へ出射させるための受
動素子であって、図2のフォトニック結晶を材料として
いる。
【0037】以下、対象となる光の波長の範囲を1.3
9μm〜1.41μm、その光の入射角を−6.0゜と
する場合を例に挙げて、第2の端面42の形状を決める
方法について説明する。このような光の波長の範囲は、
規格化周波数Ωの範囲が0.66〜0.669であるこ
とに相当する。図11は、第1の端面41における光の
分波特性を示す図であって、フォトニクス結晶中におけ
る、規格化周波数Ωの範囲が0.657〜0.669の
等周波数分散面が、1.8%の周波数間隔で描かれてい
る。尚、図11においては、k x軸を第1の端面41の
接線方向に一致させ、ky軸を第1の端面41の法線方
向に一致させている。
【0038】図11に示すように、光偏向素子40が示
す等周波数分散面の形状は規格化周波数Ωに応じて変化
する。このため、第1の端面41に一定の入射角で入射
する光の波長(規格化周波数)を変えると、光偏向素子
40中の光の伝播方向が大きく変化する。例えば、規格
化周波数Ωが0.669から0.657に変わると、光
偏向素子40中の光の伝播方向を与えるベクトルはV21
からV22に変わる。従って、図10に示すように、例え
ば、第1の端面41において、規格化周波数Ω=0.6
69の光が最大の屈折角θP=69゜で屈折し、規格化
周波数Ω=0.657の光が第1の端面41において最
小の屈折角θP=−50゜で屈折する。これらの光は、
コリメートされながら光偏向素子40中を伝播し、第2
の端面42の異なる位置に達する。
【0039】本実施形態においては、光偏向素子40中
の各伝播光を第2の端面42から異なる方向へ出射させ
るように、第1の端面41の接線方向と、第2の端面4
2の、各伝播光の到達位置における接線方向との為す角
度が決められている。具体的には、第1の端面41の接
線方向と、屈折角θP=69゜の伝播光の到達位置にお
ける第2の端面42の接線方向との為す角度φOを最大
値53゜とし、第1の端面41の接線方向と、屈折角θ
P=−50゜の伝播光の到達位置における第2の端面4
2の接線方向との為す角度φOを最小値−69゜として
いる。このようにして第2の端面42の形状を決めるこ
とによって、0.657〜0.669の範囲の規格化周
波数Ωで第1の端面41に入射した光は、第2の端面4
2から+59.3゜〜−89.4゜という広範囲の出射
角で異なる方向へ偏向される。従って、本実施形態によ
れば、素子自体の大型化やコスト高を伴うことなく、波
長の異なる入射光を異なる方向へ広範囲に偏向すること
ができる。
【0040】尚、図12に示すように、光偏向素子40
と、波長可変レーザ発振器91と、波長可変レーザ91
の動作を制御するレーザ制御部92等とを組み合わせる
ことによって、対象物に光を走査させる走査装置(例え
ば、スキャナ)90を構成することができる。この場合
には、装置全体の大型化を伴うことなく、僅かな波長変
化による広範囲な走査を高速で行うことができる。
【0041】これまでの説明においては、フォトニック
結晶だけを材料とする光偏向素子について述べてきた
が、2つの通常の光学媒質の間にフォトニック結晶を介
在させても良い。この場合には、図8や図11に示した
等周波数分散面Σ1の半径を、その半径に光学媒質の屈
折率を乗じた値に変えれば良い。この場合には、特に、
図13や図14に示すように、通常の光学媒質(例え
ば、シリコン基板)の一部分だけをフォトニック結晶と
した材料によって、光偏向素子を構成することができ
る。
【0042】光偏向素子50においては、通常媒質51
とフォトニック結晶53の第1の境界面54に異なる入
射角で入射した同じ波長の光を、通常媒質52とフォト
ニック結晶53の第2の境界面55から異なる方向へ出
射させるように、図6と同様の作図に基づいて、第2の
境界面55の形状が決められている。一方、光偏向素子
60においては、通常媒質61とフォトニック結晶63
の第1の境界面64に同じ入射角で入射した異なる波長
の光を、通常媒質62とフォトニック結晶63の第2の
境界面65から異なる方向へ出射させるように、図6と
同様の作図に基づいて、第2の境界面65の形状が決め
られている。
【0043】これらの場合には、通常の光学媒質の一部
分をフォトニック結晶構造にパターン化するだけで良
く、光偏向素子30や光偏向素子40のような端面加工
を必要としないので、光偏向素子の作成工程を簡単にで
きる。尚、第2の境界面55、65の形状の決定には、
空気と通常媒質51、52との境界面や空気と通常媒質
61、62との境界面における屈折率も考慮することが
好ましい。この場合には、出射端における光の屈折角を
小さくすることができ、空気と通常媒質の境界面におけ
る反射損失を低減できる。
【0044】図15は、本発明の一実施形態に係る光合
波素子の形状を示す平面図である。これまでの説明にお
ける光偏向素子においては、図2のフォトニック結晶が
与える等周波数分散面の対称性によって、出射側から入
射側へと光路を逆に辿ることができる。光合波素子70
は、図2のフォトニクス結晶のこのような特性を応用し
た受動素子であって、入射角の異なる複数の光を同一の
方向に合波して出射させるのに用いられる。
【0045】光合波素子70における第1の端面71の
形状は、図6と同様の作図に基づいて決められる。即
ち、第1の端面71に異なる位置で入射した各入射光L
1〜L1 1を第2の端面72において出力光Lに合波され
るように、第1の端面71の各入射位置における接線方
向と、第2の端面72の接線方向の為す角度が決められ
ている。
【0046】従って、本実施形態によれば、素子自体の
大型化やコスト高を招くことなく、入射角の異なる同じ
波長の複数の光(例えば、単色レーザ光)を高速で同じ
方向へ合波させることができ、より高い強度の光を生成
できる。
【0047】尚、本実施形態においては、入射角の異な
る同じ波長の複数の光を合波させる場合について述べた
が、第1の端面に異なる位置で入射した異なる波長の各
入射光を第2の端面において同じ方向へ合波させるよう
に、第1の端面の各入射位置における接線方向と、第2
の端面の接線方向の為す角度を決めることもできる。こ
の場合にも、素子自体の大型化やコスト高を招くことな
く、波長の異なる複数の光を高速で同じ方向へ合波させ
ることができる。また、このような光合波素子は、例え
ば、波長多重通信の波長混合器として用いることもでき
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
素子の大型化やコスト高を招くことなく、特定の波長の
光の進行方向を大きく変えて、その光を所望の方向に取
り出すことができる光素子を提供できる。また、本発明
によれば、素子の大型化やコスト高を招くことなく、入
射角又は波長の異なる光を異なる出射角で広範囲に偏向
することができる光偏向素子を提供できる。さらに、本
発明によれば、素子の大型化やコスト高を招くことな
く、入射角の異なる入射光を同じ方向へ合波させること
ができる光合波素子を提供できる。また、本発明によれ
ば、装置の大型化やコスト高を招くことなく、入射角又
は波長の僅かな変化による広範囲な走査を高速で行うこ
とができる走査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光素子の形状を示す
平面図である。
【図2】図1の光素子の材料として用いられるフォトニ
ック結晶の一例を示す図である。
【図3】図2のフォトニック結晶中を光が紙面に平行に
伝播し、その偏波面も紙面に平行である場合におけるフ
ォトニックバンド図である。
【図4】図2のフォトニクス結晶の第1ブリルアンゾー
ンを特定の規格化周波数で輪切りにした図である。
【図5】図1に示す第1の端面に入射する光の波数ベク
トルに基づいて、同結晶中を伝播する光の波数ベクトル
と、その伝播方向を作図する方法を説明するための図で
ある。
【図6】図1に示す第1の端面と第2の端面の為す角度
φを作図する方法を説明するための図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る光偏向素子の形
状を示す平面図である。
【図8】図7に示した第1の端面における光の分波特性
を説明するための図である。
【図9】図7の光偏向素子を用いた走査装置の概略構成
を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る光偏向素子の
形状を示す平面図である。
【図11】図9に示した第1の端面における光の分波特
性を説明するための図である。
【図12】図9の光偏向素子を用いた走査装置の概略構
成を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る光偏向素子の
形状を示す平面図である。
【図14】本発明の第4の実施形態に係る光偏向素子の
形状を示す平面図である。
【図15】本発明の一実施形態に係る光合波素子の形状
を示す平面図である。
【符号の説明】
10 光素子 11、31、41、71 第1の端面 12、32、42、72 第2の端面 20 円孔 21 シリコン基板 30、40、50、60 光偏向素子 51、52、61、62 通常媒質 53、63 フォトニック結晶 54、64 第1の境界面 55、65 第2の境界面 70 光合波素子 80、90 走査装置 81 共振ヘッド 82 単色レーザ発振器 91 波長可変レーザ発振器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置によって屈折率が周期的に変化する
    フォトニック結晶を材料とする光素子であって、 第1の端面に一定の入射角で入射した特定の波長の光を
    第2の端面から所望の方向へ出射させるように、第1及
    び第2の端面の為す角度が決められていることを特徴と
    する光素子。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の通常媒質の間に、位置に
    よって屈折率が周期的に変化するフォトニック結晶を介
    在させることによって構成される光素子であって、 第1の境界面に一定の入射角で入射した特定の波長の光
    を第2の境界面から所望の方向へ出射させるように、第
    1及び第2の境界面の為す角度が決められていることを
    特徴とする光素子。
  3. 【請求項3】 前記通常媒質の材料が、前記フォトニッ
    ク結晶を構成するいずれかの材料と同じである請求項2
    記載の光素子。
  4. 【請求項4】 前記フォトニック結晶は、シリコン基板
    に複数の円孔を周期的配列によって形成させた光学結晶
    である請求項1〜3のいずれか1項記載の光素子。
  5. 【請求項5】 位置によって屈折率が周期的に変化する
    フォトニック結晶を材料とする光偏向素子であって、 第1の端面に異なる入射角で入射した同一の波長の光を
    第2の端面から異なる方向へ出射させるように、第2の
    端面の形状が決められていることを特徴とする光偏向素
    子。
  6. 【請求項6】 位置によって屈折率が周期的に変化する
    フォトニック結晶を材料とする光偏向素子であって、 第1の端面に同一の入射角で入射した異なる波長の光を
    第2の端面から異なる方向へ出射させるように、第2の
    端面の形状が決められていることを特徴とする光偏向素
    子。
  7. 【請求項7】 第1及び第2の通常媒質の間に、位置に
    よって屈折率が周期的に変化するフォトニック結晶を介
    在させることによって構成される光偏向素子であって、 第1の境界面に異なる入射角で入射した同一の波長の光
    を第2の境界面から異なる方向へ出射させるように、第
    2の境界面の形状が決められていることを特徴とする光
    偏向素子。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の通常媒質の間に、位置に
    よって屈折率が周期的に変化するフォトニック結晶を介
    在させることによって構成される光偏向素子であって、 第1の境界面に同一の入射角で入射した異なる波長の光
    を第2の境界面から異なる方向へ出射させるように、第
    2の境界面の形状が決められていることを特徴とする光
    偏向素子。
  9. 【請求項9】 前記通常媒質の材料が、前記フォトニッ
    ク結晶を構成するいずれかの材料と同じである請求項7
    又は8記載の光偏向素子。
  10. 【請求項10】 前記第1の端面又は前記第1の境界面
    において、入射光の伝播方向が入射角又は波長に応じて
    分離され、前記第2の端面又は前記第2の境界面におい
    て、分離された各々の光が異なる方向へ出射されること
    を特徴とする請求項5〜9のいずれか1項記載の光偏向
    素子。
  11. 【請求項11】 前記フォトニック結晶は、シリコン基
    板に複数の円孔を周期的配列によって形成させた光学結
    晶である請求項5〜10のいずれか1項記載の光偏向素
    子。
  12. 【請求項12】 位置によって屈折率が周期的に変化す
    るフォトニック結晶を材料とする光合波素子であって、 第1の端面に異なる入射角で入射した複数の光を第2の
    端面において同じ方向へ合波させるように、第1の端面
    の形状が決められていることを特徴とする光合波素子。
  13. 【請求項13】 第1及び第2の通常媒質の間に、位置
    によって屈折率が周期的に変化するフォトニック結晶を
    介在させることによって構成される光合波素子であっ
    て、 第1の境界面に異なる入射角で入射した複数の光を第2
    の境界面において同じ方向へ合波させるように、第1の
    境界面の形状が決められていることを特徴とする光合波
    素子。
  14. 【請求項14】 前記通常媒質の材料が、前記フォトニ
    ック結晶を構成するいずれかの材料と同じである請求項
    13記載の光合波素子。
  15. 【請求項15】 前記フォトニック結晶は、シリコン基
    板に複数の円孔を周期的配列によって形成させた光学結
    晶である請求項12〜14のいずれか1項記載の光合波
    素子。
  16. 【請求項16】 請求項5又は7記載の光偏向素子と、 波長が一定の光を前記光偏向素子に向けて出力する光源
    と、 前記光偏向素子を振動させることによって、前記光偏向
    素子によって偏向された光を対象物に走査させる共振ヘ
    ッドと、を具備することを特徴とする走査装置。
  17. 【請求項17】 請求項6又は8記載の光偏向素子と、 前記光偏向素子に向けて出力する光の波長を変えること
    によって、前記光偏向素子によって偏向された光を対象
    物に走査させる光源と、を具備することを特徴とする走
    査装置。
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