JP2002063680A - 交通管制システム - Google Patents

交通管制システム

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JP2002063680A JP2000251013A JP2000251013A JP2002063680A JP 2002063680 A JP2002063680 A JP 2002063680A JP 2000251013 A JP2000251013 A JP 2000251013A JP 2000251013 A JP2000251013 A JP 2000251013A JP 2002063680 A JP2002063680 A JP 2002063680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迂回路に的確に車両を誘導する。 【解決手段】 道路網1を複数の路線3に分割した場合
の各路線の交通量を検出する交通量検出手段16と、検
出された各交通量に基づいて、複数の路線のなかから交
通管制の実施が必要な管制対象路線を検出する管制対象
路線検出手段17と、管制対象路線における交通量に応
じた管制目標を決定する管制目標決定手段19と、管制
目標に応じて、管制対象路線に対する1つ又は複数の迂
回路線を選択する迂回路線選択手段20と、選択された
迂回路線及び管制対象路線に対する車両の各誘導量を経
験式を用いて算出する誘導量算出手段22と、前記迂回
路線及び管制対象路線に対する車両の流入量を算出され
た各誘導量に制御する誘導制御手段24とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路網における車両
の流れを円滑にするための交通管制システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば高速道路網において、車両の流れ
を円滑にするためのに種々のシステムが開発され実用化
されている。これらのシステムにおいては、高速道路網
を構成する各路線において、所定距離区間毎に、交通量
検出器を配設し、各区間における、車両の存在数、平均
速度、所要時間等を測定して、各区間における渋滞の有
無及び渋滞の程度(渋滞距離、渋滞箇所通過所要時間)
を判定する。
【0003】そして、公共のラジオ放送を用いたり、各
車両に登載されたナビゲーション・システムを用いた
り、VICS(道路交通情報通信システム)を用いた
り、さらに、道路上に設置された電光掲示板を用いたり
して、高速道路網の各路線を走行中の車両の運転手に渋
滞発生区間を知らせるようにしている。
【0004】このような渋滞発生区間及び渋滞程度を上
述した方法で確認した各車両の運転者は、現在位置から
自己の目的地までの経路(ルート)に、渋滞区間が含ま
れるか否かを判断して、渋滞区間が含まれる場合は、先
ず、渋滞程度を判断して、目的地までの所要時間を推定
する。所要時間が許容範囲を超える場合は、この渋滞区
間を迂回する迂回路線が存在するか否かを考える。複数
の迂回路線が存在した場合は、最短の迂回路線を選択す
る。迂回路線が存在しなければ、我慢して、渋滞発生区
間へ車両を進める。
【0005】このような、運転手の思考過程を、交通管
制システム側で行い、渋滞発生区間とこの渋滞発生区間
を迂回する最良の迂回路線も同時に運転手に、上述した
手法で通知する場合もある。
【0006】なお、ナビゲーション・システムによって
は、ナビゲーション・システム自体が自己が有する地図
情報を用いて、迂回路線を含めて現在地から目的地まで
最短時間で到達する路線を自動的に演算して、表示画面
に表示する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、渋滞が発生した場合において、最適の迂回路
線を走行中の車両の運転手に通知する交通管制システム
やナビゲーション・システムにおいてもまだ解消すべき
次のような課題があった。
【0008】すなわち、上述した渋滞発生区間及び迂回
路線は、道路網の各路線を走行中の全ての車両の運転手
に同時に通知される。その結果、各路線を走行中の全て
の車両が渋滞発生区間の路線への進入を中止して、一斉
に迂回路線へ進入することになる。その結果、滞発生区
間の路線における渋滞は大幅に解消されるが、迂回路線
に新たな渋滞区間が発生することになる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、渋滞発生等の管制対対象路線と迂回路線
とに対する車両の誘導量を個別に制御することによっ
て、車両の流れが管制対対象路線と迂回路線とに分散さ
れ、確実に渋滞等を解消でき、道路網全体における車両
の流れをより一層円滑化することができる交通管制シス
テムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の交通管制システムにおいては、道路網を複
数の路線に分割した場合の各路線の交通量を検出する交
通量検出手段と、この交通量検出手段で検出された各交
通量に基づいて、複数の路線のなかから交通管制の実施
が必要な管制対象路線を検出する管制対象路線検出手段
と、この検出された管制対象路線における交通量に応じ
た管制目標を決定する管制目標決定手段と、この決定さ
れた管制目標に応じて、管制対象路線に対する1つ又は
複数の迂回路線を選択する迂回路線選択手段と、迂回路
線選択手段で選択された迂回路線及び管制対象路線に対
する車両の各誘導量を経験式を用いて算出する誘導量算
出手段と、迂回路線及び管制対象路線に対する車両の流
入量を算出された各誘導量に制御する誘導制御手段とを
備えている。
【0011】このように構成された交通管制システムに
おいては、道路網を構成する各路線の交通量が検出され
る。そして、各路線は、該当路線の交通量に応じて管制
対象路線か非管制対象路線かに区分けされる。例えば、
渋滞が発生している路線は管制対象路線に指定される。
【0012】管制対象路線に対しては、該当路線の交通
量に応じて管制目標が設定される。さらに、この設定さ
れた管制目標に応じて該当管制対象路線に対する迂回路
線が選択される。そして、管制対象路線と迂回路線とに
対する車両の各誘導量が算出されて、誘導制御される。
【0013】したがって、管制対象路線と迂回路線とに
車両の流入量が分散されるので、管制対象路線の渋滞が
解消されるとともに、迂回路線においても渋滞は発生し
ない。
【0014】また、別の発明においては、上述した発明
における交通管制システムにおける誘導制御手段は、迂
回路線と管制対象路線との分岐点近傍において、該当分
岐点から迂回路線又は管制対象路線へ進入しようとする
各車両に対して、各誘導量に対応した時間割合で迂回路
線又は管制対象路線への誘導通知を実施するようにして
いる。
【0015】このように構成された交通管制システムに
おいては、迂回路線と管制対象路線との分岐点近傍にお
いて、例えば、5分間のうち、3分間は各車両を迂回路
線へ誘導し、2分間は各車両を管制対象路線へ誘導す
る。よって、管制対象路線と迂回路線とに車両の流入量
が分散される。
【0016】さらに、別の発明においては、上述した発
明における交通管制システムに対して、さらに、誘導制
御手段による車両の流入量の制御を実施した後における
管制対象路線と迂回路線における交通量検出手段で得ら
れる実績の交通量に基づいて、算出された誘導量を評価
する管制評価手段と、この管制評価手段の評価に基づい
て誘導量算出手段における経験式を補正する補正手段と
を備えている。
【0017】たとえ、誘導制御手段にて、迂回路線及び
管制対象路線に対する車両の流入量を算出された各誘導
量に制御したとしても、短時間で渋滞が効果的に解消さ
れるとは限らないので、制御した結果を評価して、その
評価結果を誘導量算出にフィードバックしている。よっ
て、この交通管制システムを長期間稼働すると、管制精
度が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は実施形態に係る交通管制シス
テムの概略構成を示すブロック図である。例えば首都高
速道路網等からなる道路網1は、分岐点2で複数の路線
3に分割される。したがって、この路線3の距離は分岐
点2の位置に依存するので、各路線3によって様々であ
る。これに対して、先述した区間は例えば1km等のよ
うに固定長であり、路線3の距離より短い。各路線3に
は、交通量検出器4が設置されている。各路線3の分岐
点2近傍位置にはそれぞれ電光掲示板5が配設されてい
る。
【0019】各交通量検出器4は、路線3を通行する車
両の単位時間当りの通行量(車両数)及び各車両の速度
を検出して、交通量取込部6へ送信する。各路線3の分
岐点2近傍位置に設置された電光掲示板5には、該当分
岐点2を通過する各車両に対して、管制案内を表示す
る。この管制案内とは、例えば、「現在、A路線は渋滞
しているので、B路線の迂回路線を経由して下さい」等
である。この各電光掲示板5の表示内容は管制出力部7
から指示される。
【0020】コンピユータからなる交通管制システム内
には、データベース8、交通データファイル9、管制対
象路線ファイル10、管制目標メモリ11、経験式メモ
リ12等が設けられている。データベース8内には、路
線データベース13、閾値メモリ14、地図メモリ15
が形成されている。
【0021】路線データベース13内には、図2に示す
ように、道路網1を構成する各路線3毎に、該当路線3
を特定する路線NO、路線名、距離が記憶されている。
【0022】交通データファイル9内には、図3に示す
ように、道路網1を構成する各路線3毎に、該当路線3
内に存在する車両の全台数を示す存在台数、該当路線3
を車両が通過するのに必要な平均所要時間を示す旅行時
間、及び平均速度が格納されている。なお、この交通デ
ータファイル9内の存在台数、旅行時間及び平均速度
は、交通量算出部16によって、例えば、5分間隔で最
新の存在台数、旅行時間及び平均速度に更新される。
【0023】データベース8の閾値メモリ14内には、
図4に示すように、道路網1を構成する各路線3毎に、
該当路線3に渋滞が発生していると判定する存在台数の
台数閾値と、旅行時間の時間閾値とが記憶されている。
なお、この存在台数の台数閾値と旅行時間の時間閾値と
は、この交通管制システムの管理者がマニュアル操作で
任意に変更可能である。
【0024】データベース8の地図メモリ15内には、
道路網1を構成する各路線3相互間の分岐点2を介した
接続状況を示す地図データが記憶されている。
【0025】管制対象路線ファイル10内には、図5に
示すように、各路線3毎に交通管制の必要の有/無と、
異常発生の有/無とが記憶されている。この管制対象路
線ファイル10内の管制有/無と異常発生の有/無の情
報も例えば5分毎に最新値に更新される。
【0026】管制目量メモリ11内には、図6に示すよ
うに、各路線3毎に交通管制の管制目標及び誘導量が記
憶されている。当然、交通管制を実施する必要のない非
管制対象路線の路線3には、管制目標及び誘導量は設定
されていない。管制目標とは、各管制対象路線及び隣接
する路線の交通量に応じて該当管制対象路線に対する具
体的管制指示内容を示し、例えば、「排除」「抑制」
「維持」「許容」「解除」の5段階に設定される。
【0027】誘導量とは、上述した各管制目標を実現す
るために、該当管制対象路線及び迂回路線に対する具体
的な車両の誘導量である。
【0028】経験式メモリ12には、前記各管制目標の
うち具体的動作を伴う「排除」「抑制」「維持」から実
際の誘導量を得るための手法を示す具体的な経験式が記
憶されている。
【0029】さらに、この交通管制システム内には、図
1に示すように、交通量算出部16、管制対象路線検出
部17、異常検出部18、管制目標算出部19、迂回路
線選択部20、閉鎖入口指定部21、誘導量算出部2
2、誘導制御部23、管制評価部24、補正部25等が
設けられている。
【0030】次に、各部16〜25の動作を順番に説明
する。
【0031】交通量算出部16は、各路線3に設置され
た交通量検出器4から出力された該当路線3を通行する
車両の単位時間当りの通行量(車両数)及び各車両の速
度と、路線データベース15の該当路線3の距離とか
ら、該当路線3に存在する例えば5分間の平均の存在台
数を算出する。また、各車両の速度から例えば5分間の
平均速度を算出する。さらに、平均速度から該当路線3
の平均の旅行時間を算出する。算出した各路線3におけ
る存在台数、旅行時間、平均速度を例えば5分間隔で交
通データファイル9に書込む。したがって、前述したよ
うに交通データファイル9には常時最新の交通量データ
が記憶保持されている。
【0032】管制対象路線検出部17は、交通量データ
ファイル9の各値及び閾値メモリ14の各値を用いて、
各路線3毎に、該当路線3が交通管制を実施すべきか否
かを判断する。具体的には、図3の交通データファイル
9に記憶されている旅行時間が一定期間連続して、図4
の閾値メモリ14の該当路線3の時間閾値以上になった
場合、及び、存在台数が一定期間連続して、図3の交通
データファイル9に記憶されている存在台数が一定期間
連続して、図4の閾値メモリ14の該当路線3の台数閾
値以上になった場合において、該当路線3を管制対象路
線に指定する。管制対象路線を指定したか否かの結果を
図5に示す管制対象路線ファイル10へ書込む。
【0033】異常検出部18は、図3に示す交通データ
ファイル9の各路線3毎の存在台数、旅行時間、平均速
度における時間的変化から、該当路線3に、交通事故等
の異常が発生しか否かを判定して、管制対象路線ファイ
ル10の対応する路線3の領域に書込む。また、異常が
発生した場合、該当路線3内における異常発生位置、閉
鎖車線数、閉鎖予想時間を判定し、その情報も該当領域
に書込む。そして、この異常が発生した路線3を管制対
象路線に指定する。
【0034】さらに、この異常検出部18は、交通デー
タファイル9内の異常発生位置を含む路線3の上流側の
路線3における交通量を監視し、この上流側の路線3の
平均速度が予め定められた例えば40km/h等の閾値
以下で、かつこの平均速度が低下傾向にある場合、及び
この上流側の路線3の存在台数が予め定められた台数以
上で、かつこの存在台数が増加する傾向にある場合は、
この上流側の路線3を管制対象路線に指定する。
【0035】路線目標算出部19は、交通データファイ
ル9の各存在台数、旅行時間、平均時間に基づいて、管
制対象路線ファイル10内に設定された各管制対象路線
に対して、前述した「排除」「抑制」「維持」「許容」
「解除」の各管制目標のうちのいずれかの管制目標を決
定して図6に示す管制目標メモリ11へ書込む。
【0036】具体的には、「排除」とは、該当管制対象
路線内で発生している異常事象発生地点への進入を禁止
し、該当管制路線内の存在する全車両を他の路線3又は
一般道理へ退出させることを示す。例えば、事故発生等
に起因して、通行止めが生じた場合にこの「排除」の管
制目標となる。
【0037】「抑制」とは、該当管制対象路線内におけ
る交通量を減少させることを示す。例えば、平均速度が
小さい路線が一路線でも隣接しており、該当管制対象路
線内における交通量を隣接する路線へ振分けることによ
る減少させる場合にこの「抑制」の管制目標を設定す
る。
【0038】「維持」とは、該当管制対象路線内におけ
る現状の交通量を維持することを示す。例えば、隣接す
る路線の平均速度が該当管制対象路線の平均速度と同等
の場合にこの「維持」の管制目標を設定する。
【0039】「許容」とは、該当管制対象路線内におけ
る交通量の増加を許可することを示す。例えば、隣接す
る路線の交通量が該当管制対象路線の交通量より多い場
合に、この「許容」の管制目標を設定する。
【0040】「解除」とは、該当管制対象路線に対する
管制対象を解除することを示す。この解除の条件とし
て、図3の交通データファイル9に記憶されている旅行
時間が一定期間連続して、図4の閾値メモリ14の該当
路線3の時間閾値未満になった場合、及び、図3の交通
データファイル9に記憶されている存在台数が一定期間
連続して、図4の閾値メモリ14の該当路線3の台数閾
値未満になった場合である。
【0041】迂回路線選択部20は、図6の管制目標メ
モリ11に設定された各管制対象路線に設定された「排
除」「抑制」「維持」「許容」「解除」のうち、実線に
管制を実施する「排除」「抑制」「維持」の各管制目標
に対して、データベース8の地図メモリ15の地図情報
を用いて (1) 該当管制対象路線を迂回する全ての迂回路線を抽出
する。 (2) 抽出した各迂回路線のうち、迂回路線自体の交通量
が閾値メモリ14の閾値を超える迂回路線を除外する。
【0042】(3) 各迂回路線における合計の旅行時間を
算出する。 (4) なお、各迂回路線のうち他の管制対象路線の迂回路
線に指定されている場合は、旅行時間を例えば1,3倍
等の重み付けを実施する。 (5) 調整後の旅行時間が管制対象路線の旅行時間の
1.5倍未満の迂回路線を選択する。 (6) 選択した各迂回路線を、誘導量算出部22へ送出す
る。
【0043】誘導量算出部22は、管制対象路線に対す
る車両の流入量と選択された各迂回路線に対する車両の
流入量とを求める。具体的には、 (1) 選択された各迂回路線の各流入量と管制対象路線の
流入量が最終的に等しくなるように、管制対象路線及び
各迂回路線に対する各誘導量を決定する。この場合、現
在時点の管制対象路線における存在台数、旅行時間、平
均速度と、現在時点の各迂回路線線における存在台数、
旅行時間、平均速度との比の逆数に経験的な係数を乗算
して、この各乗算値を管制対象路線及び各迂回路線に対
する各誘導量と決定する。
【0044】すなわち、交通量が少ない迂回路線に対し
てより大きい誘導量が与えられる。当然、大きい誘導量
が与えた交通量が閾値メモリ14の各閾値を上回らない
条件を満たす必要がある。
【0045】(2) 管制対象路線の交通量が閾値メモリ1
4の各閾値未満になるように、この各閾値を超えた交通
量だけ各迂回路線に移動させるように管制対象路線及び
各迂回路線に対する各誘導量を決定する。
【0046】このように、誘導量算出部22は、管制対
象路線に対する車両の誘導量と選択された各迂回路線に
対する車両の誘導量とを求めるが、この各誘導量は、交
通データテーブル9の実際の交通量から経験式に基づい
て算出される。
【0047】この経験式やこの経験式に組込まれた各係
数や重み付けは、経験式メモリ12に記憶されている。
この経験式メモリ12に記憶されている経験式やこの経
験式に組込まれた各係数や重み付けは補正部25にて一
定期間経過する毎に最適値に補正される。
【0048】閉鎖入口指定部21は、管制目標メモリ1
1に記憶されている各管制対象路線の「抑制」の各管制
目標に対応する管制対象路線に入口が存在したとき、下
記の手順で入口閉鎖を決定する。
【0049】(1) 管制対象路線における渋滞発生してい
最下流地点を検索する。
【0050】(2) 検索した地点より上流の入口につい
て、流入量が多い順にソートする。
【0051】(3) 管制対象路線について、迂回路線への
迂回の誘導指示を出力した後に一定期間経過後に、該当
管制対象路線の交通量が増加する傾向がある場合におい
て、ソートした順に各入口に対して入口閉鎖の管制指示
を誘導制御部23へ送出する。
【0052】また、閉鎖入口指定部21は、管制目標メ
モリ11に記憶されている各管制対象路線の「排除」の
各管制目標に対応する管制対象路線に入口が存在したと
き、該当管制対象路線に異常が発生したので、この異常
発生位置から上流側の分岐点2までの各入口に対して入
口閉鎖の管制指示を誘導制御部23へ送出する。
【0053】誘導制御部23は、誘導量算出22で算出
した各管制対象路線及び迂回路線に対する車両の流入量
を誘導量算出22で算出した各誘導量に制御する。
【0054】具体的には、迂回路線と管制対象路線との
分岐点2近傍に設置された電光掲示板5を用いて、該当
分岐点2から迂回路線又は管制対象路線へ進入しようと
する各車両に対して、各誘導量に対応した時間割合で迂
回路線又は管制対象路線への誘導通知を実施するように
している。例えば、5分間のうち、3分間は各車両を電
光掲示板5で迂回路線へ誘導し、2分間は各車両を同一
電光掲示板5で管制対象路線へ誘導する。したがって、
管制対象路線と迂回路線とに車両の流入量が分散され、
管制対象路線の渋滞は解消される。
【0055】さらに、分岐点2近傍の電波発信源からこ
の分岐点2近傍のみ届く電波を発信して、分岐点2から
迂回路線又は管制対象路線へ進入しようとする各車両の
ナビゲーション・シシテムに割込をかけ、このナビゲー
ション・シシテムに上述した電光掲示板と同一内容を表
示させることも可能である。さらに、誘導制御部23
は、閉鎖入口指定部21から入口閉鎖指定された道路網
1の入口に対して閉鎖指令を送出する。
【0056】管制評価部24は、誘導量算出部22から
出力された各誘導量及び閉鎖入口指定部21から出力さ
れた入口閉鎖指定を取込む。さらに、管制評価部24
は、上記各誘導量及び入口閉鎖に対する管制対象路線及
び迂回路線の実績の交通量を検出する。
【0057】具体的には、管制開始から管制終了までの
間、前記5分間隔で、交通データファイル9の各路線3
における存在台数、旅行時間、平均速度を採取する。さ
らに、管制対象路線ファイル10から、管制対象路線の
管制実施時間を採取する。そして、今回の管制制御処理
に対する評価を点数で評価する。管制実施時間が短いほ
ど高点数で、道路網1全体の存在台数が減少しているほ
ど高点数で、各路線毎の旅行時間が短いほど高点数であ
る。
【0058】このように、管制評価部24においては、
交通データファイル9の管制対象の交通量に対して実施
された誘導制御に対する評価結果が得られる。そして、
管制評価部24は、この管制対象の交通量と誘導制御と
評価結果との関係から、管制対象の交通量から最良の評
価結果が得られる誘導制御を、例えばニューラルネット
ワーク手法を用いて学習する。
【0059】その学習結果に基づいて、経験式メモリ1
2に記憶されている経験式やこの経験式に組込まれた各
係数や重み付けを、補正部25を介して補正する。
【0060】なお、この管制評価部24は、例えば30
分に1回等のように、所定量の実績データが収集できた
時点で実施される。
【0061】このように構成された交通管制システムの
全体動作を図7に示す流れ図に従って説明する。例え
ば、5分等の単位時間T1が経過すると(S1)、交通
量算出部16が起動して、各路線3の存在台数、旅行時
間、平均速度からなる交通量を求めて交通データファイ
ル9へ書込む(S2)。異常検出部18が各路線3の存
在台数、旅行時間、平均速度から交通事故等の異常発生
の有無を判断する(S3)。
【0062】次に、管制対象路線検出部17が起動し
て、交通データファイル9の各交通量及び異常検出部1
8の異常発生有無情報に基づいて、管制対象路線の有無
を判断して存在しなければ(S4)、S1へ戻り、次の
5分等の単位時間T1が経過するのを待つ。
【0063】管制対象路線が存在知すれば、各管制対象
路線を管制対象路線ファイル10へ設定する。そして、
管制目標算出部19が起動して、各管制対象路線の管制
目標を設定して、管制目標メモリ11へ書込む(S
5)。各管制対象路線の管制目標が定まると、管制手法
設定処理を実施する(S6)。この管制手法設定処理に
おいては、迂回路線選択部20で迂回路線を選択し誘導
量算出部22で管制対象路線と迂回路線に対する誘導量
を決定すると共に、閉鎖入口指定部21で、必要な入口
の入口閉鎖指示を決定する。そして、誘導制御部32
で、各管制対象路線及び迂回路線に流入する各車両に対
する誘導制御を実施する(S7)。
【0064】そして、例えば、前回から30分等の規定
期間T2が経過していなければS1へ戻る、前回から3
0分等の規定期間T2が経過すると、管制評価部24及
び補正部25が起動して、実施した誘導制御の評価を行
い、誘導量を求める経験式を改良する(S9)。
【0065】このように構成された交通管制システムに
おいては、交通量に応じて管制目標が設定され、管制目
標に応じて該当管制対象路線に対する迂回路線が選択さ
れる。そして、管制対象路線と迂回路線とに対する車両
の各誘導量が算出されて、誘導制御される。したがっ
て、管制対象路線と迂回路線とに車両の流入量が分散さ
れるので、管制対象路線の渋滞が解消されるとともに、
迂回路線においても渋滞は発生しない。
【0066】このような交通管制システムの実際の応用
例を図8〜図12を用いて説明する。図8は首都高速道
路網からなる道路網1であり、道路網1は分岐点2で複
数の路線3に分割される。今、上方の出発地30から下
方の目的地31まで車両で移動するとする。
【0067】渋滞が発生していない場合、図9に示すよ
うに、最短、又は最小時間の太い実線で示す通常ルート
32を経由して目的地31へ向かう。ここで、図10に
示すように、通常ルート32上の路線33に渋滞が発生
すると、この渋滞が発生した各路線33が管制対象路線
となり、図11に示すように、Aの分岐点2から渋滞発
生した各路線33を迂回する迂回経路34を選択する。
この場合、渋滞発生した各路線33を通行する場合に比
較して1.5倍の旅行時間を要する迂回経路は迂回対象
外とする。
【0068】但し、図11で選択した迂回経路34にお
いては、Cの分岐点2から目的地31までの路線3に交
通量が集中して新たな渋滞が発生する可能性がある。こ
の場合m、図12に示すように、Bの分岐点2より先の
交通量も考慮して、Bの分岐点2より新たな別の迂回路
線35を選択する。
【0069】したがって、この例においては,Aの分岐
点2とBの分岐点2との2カ所において、電光表示板を
用いて各車両に対して誘導指示を示すことになる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の交通管制
システムにおいては、道路網を分岐点で複数の路線に分
割し、各路線毎に交通量を検出し、渋滞発生等の管制対
対象路線と迂回路線とに対する車両の誘導量を個別に制
御している。
【0071】したがって、車両の流れが管制対対象路線
と迂回路線とに分散され、確実に渋滞等を解消でき、道
路網全体における車両の流れをより一層円滑化すること
ができる。
【0072】また、管制制御した結果を評価して、その
評価結果を誘導量算出にフィードバックしている。よっ
て、この交通管制システムを長期間稼働することによっ
て、より一層管制精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる交通管制システム
の概略構成を示すブロック図
【図2】同交通管制システム内に形成された路線データ
ベースの記憶内容を示す図
【図3】同交通管制システム内に形成された交通データ
ベースの記憶内容を示す図
【図4】同交通管制システム内に形成された閾値メモリ
の記憶内容を示す図
【図5】同交通管制システム内に形成された管制対象路
線ファイルの記憶内容を示す図
【図6】同交通管制システム内に形成された管制目標メ
モリの記憶内容を示す図
【図7】同交通管制システムの全体動作を示す流れ図
【図8】同交通管制システムが適用される道路網を示す
【図9】同道路網における渋滞が発生していない通常の
ルートを示す図
【図10】同道路網における渋滞が発生している状態を
示す図
【図11】同道路網における渋滞が発生している路線に
対する迂回路線を示す図
【図12】同道路網における渋滞が発生している路線に
対するさらに別の迂回路線を示す図
【符号の説明】
1…道路網 2…分岐点 3…路線 4…交通量検出器 5…電光掲示板 8…データベース 9…交通データファイル 10…管制対象路線ファイル 16…交通量算出部 17…管制対象路線検出部 18…異常検出部 19…管制目標算出部 20…迂回路線選択部 22…誘導量算出部 23…誘導制御部 24…管制評価部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 直美 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5B049 BB31 CC02 CC31 DD00 DD05 EE01 EE07 FF01 FF03 FF04 FF06 FF09 5H180 AA01 DD02 DD04 EE03 FF12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路網を複数の路線に分割した場合の各
    路線の交通量を検出する交通量検出手段と、 この交通量検出手段で検出された各交通量に基づいて、
    前記複数の路線のなかから交通管制の実施が必要な管制
    対象路線を検出する管制対象路線検出手段と、 この検出された管制対象路線における前記交通量に応じ
    た管制目標を決定する管制目標決定手段と、 この決定された管制目標に応じて、前記管制対象路線に
    対する1つ又は複数の迂回路線を選択する迂回路線選択
    手段と、 この迂回路線選択手段で選択された迂回路線及び前記管
    制対象路線に対する車両の各誘導量を経験式を用いて算
    出する誘導量算出手段と、 前記迂回路線及び管制対象路線に対する車両の流入量を
    前記算出された各誘導量に制御する誘導制御手段とを備
    えた交通管制システム。
  2. 【請求項2】 前記誘導制御手段は、前記迂回路線と前
    記管制対象路線との分岐点近傍において、該当分岐点か
    ら前記迂回路線又は前記管制対象路線へ進入しようとす
    る各車両に対して、前記各誘導量に対応した時間割合で
    迂回路線又は管制対象路線への誘導通知を実施すること
    を特徴とする請求項1記載の交通管制システム。
  3. 【請求項3】 前記誘導制御手段による車両の流入量の
    制御を実施した後における前記管制対象路線と迂回路線
    における前記交通量検出手段で得られる実績の交通量に
    基づいて、前記算出された誘導量を評価する管制評価手
    段と、 この管制評価手段の評価に基づいて前記誘導量算出手段
    における経験式を補正する補正手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の交通管制システム。
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