JP2002063469A - 広告配信システム、広告配信方法、及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ネットワーク接続時におけ
るホームページデータの配信前に、ユーザの属性を考慮
した広告ページデータを登録ユーザ端末に配信して表示
させる広告配信システム、広告配信方法、及びその制御
プログラムを記憶した記憶媒体を提供することである。 【解決手段】 本発明に係る広告配信システムは、通信
端末から接続要求を受信して該通信端末にホームページ
データを配信するデータ配信サーバと、該データ配信サ
ーバに送信した接続要求に応じて配信されるホームペー
ジデータを受信して表示する通信端末と、により構成さ
れ、前記データ配信サーバは、広告ページデータを記憶
する広告記憶手段と、前記通信端末から送信された接続
要求の受信に伴って、前記ホームページデータの配信前
に、前記広告記憶手段に記憶された広告ページデータを
前記通信端末へ配信する広告配信手段と、を備えて構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を介してホームページデータを配信する広告配信システ
ム、広告配信方法、及び記憶媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、通信端末からの接続要求に応じ
て、テキストデータや画像データから成るホームページ
データをサーバから通信端末へ配信し、該通信端末に組
み込まれたWEBブラウザソフトを介して、ホームページ
データを表示させるインターネット技術が急速に普及し
つつある。

【０００３】インターネット上のホームページデータに
は、予めバナー形式の広告データを表示する領域を設
け、その領域に表示された広告データをクリックする
と、自動的に広告主の広告ページデータを受信して表示
させる構成のものもある。この様な広告データを含むWE
Bサイトが、インターネットの接続時に最初に表示され
るポータルサイトとして設定されれば、広告主は高い広
告効果を得ることができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
広告配信システムでは、通信端末のユーザ（以下、単に
「ユーザ」と記す。）が指定したURLに対応するホーム
ページデータ内の一部の領域に広告データを表示させる
構成のため、ユーザが積極的に広告データにアクセスし
ない限り、その広告に関連するホームページデータをフ
ルページで表示させることはできなかった。このため、
ユーザが広告データを見逃したり見過ごしたりすること
があり、広告主にとって必ずしも高い広告効果が得られ
るものではなかった。

【０００５】また、上述の様な広告配信システムは、ホ
ームページデータにアクセスした不特定多数の通信端末
に対して同じ広告データを表示させる構成である。この
ため、ユーザは、スポンサから送信される画一的かつ一
方的な広告内容を閲覧するに留まり、広告主が個々のユ
ーザの趣味や嗜好性に適した広告データを配信すること
は困難であった。

【０００６】上記事情に鑑みて、本発明の課題は、ネッ
トワーク接続時におけるホームページデータの配信前
に、ユーザの属性を考慮した広告ページデータを登録ユ
ーザ端末に配信して表示させる広告配信システム、広告
配信方法、及びその制御プログラムを記憶した記憶媒体
を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の様な特徴を備えている。なお、以下
に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応
する構成を例示する。また、符号は後述する参照図面の
符号に対応する。

【０００８】請求項１記載の発明（例えば、図１の広告
配信システム１００）は、通信端末から接続要求を受信
して該通信端末にホームページデータを配信するデータ
配信サーバと、該データ配信サーバに送信した接続要求
に応じて配信されるホームページデータを受信して表示
する通信端末と、により構成される広告配信システムに
おいて、前記データ配信サーバ（例えば、図１のWEBサ
ーバ４１）は、広告ページデータを記憶する広告記憶手
段と、前記通信端末から送信された接続要求（HTTPリク
エスト）の受信に伴って、前記ホームページデータの配
信前に、前記広告記憶手段に記憶された広告ページデー
タを前記通信端末へ配信する広告配信手段と、を備える
ことを特徴としている。

【０００９】請求項５記載の発明は、通信端末へホーム
ページデータを配信するための広告配信方法において、
前記通信端末から送信された接続要求の受信に伴って、
前記ホームページデータの配信前に、広告ページデータ
を前記通信端末へ配信する広告配信工程を含むことを特
徴としている。

【００１０】請求項６記載の発明は、通信端末へホーム
ページデータを配信するためのコンピュータが実行可能
なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記通信端
末から送信された接続要求の受信に伴って、前記ホーム
ページデータの配信前に、広告ページデータを前記通信
端末へ配信するためのプログラムコード、を含むプログ
ラムを格納したことを特徴としている。

【００１１】請求項１または請求項５或いは請求項６記
載の発明によれば、通信端末に専用のソフトウェアや設
備を備える必要無く、インターネットの接続時に通信端
末へ広告ページデータを配信して表示させることができ
る。このため、通信端末のユーザに、表示された広告ペ
ージデータを確実に閲覧させることができ、広告主にと
って効果的な広告配信サービスを提供することが可能と
なる。

【００１２】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記通信端末（例えば、図１及び図４の登
録ユーザ端末７１）は、前記広告ページデータの受信前
に該通信端末のユーザ情報を前記データ配信サーバへ送
信するユーザ情報送信手段、を備え、前記データ配信サ
ーバ（例えば、図１のWEBサーバ４１）は、前記ユーザ
情報送信手段により送信された前記ユーザ情報に基づい
て、前記広告記憶手段に記憶された広告ページデータを
選択する広告選択手段を備え、前記広告配信手段は、前
記通信端末から送信される接続要求の受信に伴って、前
記ホームページデータの配信前に、前記広告選択手段に
より選択された広告ページデータを前記通信端末へ配信
することを特徴としている。

【００１３】請求項２記載の発明によれば、前記通信端
末は、ユーザ情報送信手段を備え、前記データ配信サー
バは、前記広告記憶手段と、前記広告配信手段と、を備
える。従って、通信端末から送信されるユーザ情報に基
づいて、広告ページデータを選択する機能を有すること
により、各ユーザの趣味や嗜好性に適した広告ページデ
ータを選択して配信できる。このため、従来の様に不特
定多数のユーザに対して同じ広告内容のホームページデ
ータを送信する場合に比べて広告効果を向上できる。例
えば、広告ページデータとしてスポンサが提供する商品
情報を適用すれば、その商品の需要に合った消費者を選
別して商品情報を配信する等して、より効果的な商品情
報の提供が可能となる。その結果，商品認知度や売上の
向上に寄与できる。

【００１４】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明において、例えば、前記広告配信手段は、前
記広告ページデータを、該広告ページデータが関連付け
られた電子メールの形態で配信することを特徴としてい
る。

【００１５】従って、広告ページデータが関連付けられ
た電子メールを配信する機能を有することにより、通信
端末のユーザに対して広告ページデータを送信した旨を
確実に通知できる。

【００１６】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記データ配信サーバ（例えば、図１のリ
モートアクセスサーバ１１）は、前記通信端末から送信
される接続要求の受信に伴って、該接続要求に基づいて
生成されるIPデータグラム（IPパケット）を、前記通信
端末に対応する広告ページデータの送信を指示するIPデ
ータグラムに変更するデータ変更手段と、このデータ変
更手段により変更されたIPデータグラムに基づいて、前
記通信端末に送信する広告ページデータを決定する広告
データ決定手段と、を備えることを特徴としている。

【００１７】請求項４記載の発明によれば、前記データ
配信サーバは、前記データ変更手段と、前記広告データ
決定手段と、を備える。従って、接続要求の有った通信
端末に対して、最適な広告ページデータをホームページ
データの送信前に送信できる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図１〜図７を参照して、本
発明を適用した一実施の形態における広告配信システム
１００について説明する。

【００１９】まず構成を説明する。図１は、広告配信シ
ステム１００の全体構成を示す概略図である。詳細につ
いては後述するが、図１に示す様に広告配信システム１
００は、インターネット接続やメールアドレスの提供等
のサービスを提供するＩＳＰ（Internet Service Provi
der）側に配置された複数のサーバと、当該サービスを
利用するユーザ側に配置された複数の端末と、から構成
される。

【００２０】ISP側の複数のサーバとは、各登録ユーザ
端末から公衆回線網Ｎを介して送信されるデータを集約
し各端末間の通信制御を行うリモートアクセスサーバ１
と、登録ユーザ端末のユーザ認証を行うRADIUSサーバ１
１と、ユーザ認証が完了した登録ユーザ端末のアクセス
管理を行うユーザアクセス管理サーバ２１と、登録ユー
ザ情報と広告ページデータのＵＲＬ（Uniform Resource
Locators）を関連付けて記憶するユーザ広告DBサーバ
３１と、広告ページデータとホームページデータを夫々
のURLと対応付けて記憶すると共に、各登録ユーザ端末
からの配信要求に応じて対応する広告ページデータやホ
ームページデータを配信するWEBサーバ４１と、広告ペ
ージデータのURLが関連付けられた電子メールデータを
作成して送信するMAILサーバ５１と、各登録ユーザID毎
に詳細なユーザ情報を記憶し管理するユーザ管理用DBサ
ーバ６１、である。

【００２１】ユーザ側の複数の端末とは、登録ユーザ情
報をユーザ広告DBサーバ３１へ送信すると共に、WEBサ
ーバ４１から配信される広告ページデータとホームペー
ジデータを受信する登録ユーザ端末７１，８１，９１で
ある。また、上記各サーバと各登録ユーザ端末は、公衆
回線網Ｎを介して相互にアクセス可能な構成となってい
る。

【００２２】公衆回線網Ｎは、インターネットの様に有
線または無線の通信手段によって構成される通信回線網
であり、例えば、一般の電話回線、デジタルデータを伝
送可能なＩＳＤＮ（Integrated Services Digital Netw
ork）回線等の公衆回線や独立して構築された専用線を
複数有する。なお、同図において、各端末間の接続回線
を有線回線として図示したが、これらは赤外線等の無線
回線であってもよい。

【００２３】次に、図２を参照して、本発明に係る広告
配信システム１００の主要な機能を実現するユーザ広告
DBサーバ３１の内部構成を説明する。図２は、ユーザ広
告DBサーバ３１の機能的構成を示すブロック図である。
図２に示す様に、ユーザ広告DBサーバ３１は、ＣＰＵ３
２、入力部３３、ＲＡＭ３４、伝送制御部３５、表示部
３６、記憶媒体３８を有する記憶部３７により構成さ
れ、各部はバス３９により接続される。

【００２４】ＣＰＵ（Central Processing Unit）３２
は、記憶部３７の有する記憶媒体３８に記憶されている
各種制御プログラムを読み出し、ＲＡＭ３４のワークメ
モリ３４ａに展開し、該制御プログラムに従って各部を
集中制御することにより、上述したユーザ広告DBサーバ
３１としての機能を実現する。すなわち、ＣＰＵ３２
は、登録ユーザ端末７１から送信された登録ユーザIDに
対応するユーザ情報に基づいて、該ユーザ情報に適した
広告ページデータの広告URLを選択して抽出し、ユーザ
アクセス管理サーバ２１へ送信する。

【００２５】入力部３３は、文字／英数字入力キー、カ
ーソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボード
と、ポインティングデバイスであるマウスとを備えて構
成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号と
マウスによる操作信号とを、入力信号としてＣＰＵ３２
へ出力する。

【００２６】ＲＡＭ（Random Access Memory）３４は、
ＣＰＵ３２により実行制御される広告URLの選択処理に
おいて、記憶部３７から読み出される後述の各種処理に
対応するプログラム、入力若しくは出力データ、及びパ
ラメータ等の一時的な格納領域となるワークメモリ３４
ａを形成する。

【００２７】伝送制御部３５は、ＴＡ（Terminal Adapt
er）、またはルータ等によって構成され、ＩＳＤＮ回
線、或いは専用線等の通信回線を介して公衆回線網Ｎに
接続される外部機器との通信を行うための制御を行う。

【００２８】ＴＡは、ＩＳＤＮ回線を介して上記外部機
器との通信を行うために、既存のインタフェースをＩＳ
ＤＮに対応するインタフェースに変換する装置であり、
ルータは、専用線を介して接続される各登録ユーザ端末
がＬＡＮ（Local Area Network）を構成している場合
に、ユーザ広告DBサーバ３１を含むISP側のＬＡＮとそ
の他の各サーバを含むＬＡＮ間を接続する装置である。

【００２９】表示部３６は、ＬＣＤ（Liquid Crystal D
isplay）やＣＲＴ（Cathode Ray Tube）等により構成さ
れ、ＣＰＵ３２から入力される表示信号の指示に従って
各種表示データの画面表示を行う。

【００３０】記憶部３７は、プログラムやデータ等が予
め記憶された記憶媒体３８を有し、この記憶媒体３８は
磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性
メモリで構成されている。

【００３１】ここで、記憶部３７内部のデータ構成につ
いて図３を参照して説明する。なお、以下の説明では、
広告ページデータを特定するためのURLを、一般のホー
ムページデータを特定するためのURLと区別して、特に
「広告URL」と記す。図３（ａ）及び図３（ｂ）は、記
憶部３７の有する２つのＤＢ（Data Base）のデータ格
納例を示す図である。まず、図３（ａ）は、登録ユーザ
情報DB３７１のデータ格納例を示す図である。登録ユー
ザ情報DB３７１は、内部に登録ユーザID格納領域３７１
ａ、年齢情報格納領域３７１ｂ、職業情報格納領域３７
１ｃ、趣味趣向情報格納領域３７１ｄ、活動地域情報格
納領域３７１ｅの複数の格納領域に分割構成されるイン
ターネット接続サービスの登録ユーザ用データベースで
ある。

【００３２】すなわち、登録ユーザ情報DB３７１は、例
えば、登録ユーザ端末７１から送信される年齢、職業、
趣味趣向、活動地域等の各種ユーザ情報を、その登録ユ
ーザＩＤ（IDentity）と対応付けて同一レコードのデー
タ群として格納する。また、登録ユーザ情報DB３７１に
は、登録ユーザIDの選択に伴って該登録ユーザIDに対応
する全てのユーザ情報を抽出可能な形態で、各種ユーザ
情報が夫々に該当する格納領域に順次格納される。

【００３３】また、図３（ｂ）は、記憶部３７内部の広
告URLDB３７２のデータ格納例を示す図である。広告URL
DB３７２は、内部に広告URL格納領域３７２ａ、年齢情
報格納領域３７２ｂ、職業情報格納領域３７２ｃ、趣味
趣向情報格納領域３７２ｄ、活動地域情報格納領域３７
２ｅの複数の格納領域に分割構成される配信広告選択用
のデータベースである。

【００３４】広告URL格納領域３７２ａは、例えば「htt
p://www.free.ne.jp」、「http://www.abc.co.jp 」等
の様に広告ページデータに１対１対応する広告URLが格
納される。以下、年齢情報格納領域３７２ｂには、例え
ば「30〜40代」、「10代」等の様に段階別の年齢層情報
が格納され、職業情報格納領域３７２ｃには、例えば
「会社員」、「学生」等の様に、上記登録ユーザ情報DB
３７１内の職業情報格納領域３７１ｃに格納された職業
情報と同一の名称コード体系、及び形態で職業情報が格
納される。

【００３５】同様に、趣味趣向情報格納領域３７２ｄに
は、例えば「料理」、「自動車・バイク」等の様に、上
記登録ユーザ情報DB３７１内の趣味趣向情報格納領域３
７１ｄに格納された趣味趣向情報と同一の名称コード体
系、及び形態で趣味趣向情報が格納される。更に、活動
地域情報格納領域３７２ｅには、例えば「全国」、「関
東」等の様に、上記登録ユーザ情報DB３７１内の活動地
域情報格納領域３７２ｅに格納された活動地域情報と同
一の名称コード体系、及び形態で活動地域情報が格納さ
れる。

【００３６】なお、登録ユーザ情報DB３７１の各種格納
領域に格納される年齢、職業、趣味趣向、活動地域等の
各種ユーザ情報と、広告URLDB３７２の各種格納領域に
格納される年齢、職業、趣味趣向、活動地域等の各種広
告情報は、夫々共通する名称の格納領域毎に関連付けて
記憶されている。

【００３７】記憶媒体３８は、記憶部３７に固定的に設
けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、記
憶媒体３８にはユーザ広告DBサーバ３１に対応するシス
テムプログラム、及びこれに対応する広告URLの選択処
理プログラム等の各種処理プログラム、及びこれらのプ
ログラムで処理されたデータ、ファイル等を記憶する。
これらの各処理プログラムは、読み取り可能なプログラ
ムコードの形態で格納され、ＣＰＵ３２は当該プログラ
ムコードに従った動作を逐次実行する。

【００３８】以上、本発明に係る広告配信システム１０
０の主要機能を実現するユーザ広告DBサーバ３１の内部
構成について説明したが、他のサーバの基本構成につい
ても、夫々上述したユーザ広告DBサーバ３１と同様であ
るため、その構成の図示及び説明は省略する。また、上
記構成要素の内、入力部、通信制御部、及び表示部の各
部は、各サーバ毎に専用に備えずに各サーバが共有する
構成であってもよい。

【００３９】以下、広告配信システム１００を構成する
各種サーバの機能と特徴的な構成部分について説明す
る。リモートアクセスサーバ１は、登録ユーザ端末７１
から送信された登録ユーザIDとパスワードをRADIUS（Re
mote Authentication Dial-In User Service）プロトコ
ルを使用してRADIUSサーバ１１へ伝送する。登録ユーザ
IDとパスワードが認証されれば接続を許可し、ユーザア
クセス管理サーバ２１へユーザ認証の完了を通知する。

【００４０】すなわち、リモートアクセスサーバ１は、
ユーザ広告DBサーバ３１と登録ユーザ端末７１間におけ
るデータ通信を１対１で行うためのデータリンク層プロ
トコルPPP（Point to Point Protocol）の実装部分をカ
スタマイズし、データリンク層においてPPPフレームを
モニタリングする。また、送信元IPアドレスと送信先IP
アドレスから成るIPヘッダ部とIPデータ部とから構成さ
れ、データリンク層とネットワーク層（IP）で送受信さ
れる通信データ（以下、「IPデータグラム」と記す。）
をフィルタリングし、外部端末への送信要求（以下、
「HTTPリクエスト」と記す。）を抽出する。そして、こ
のHTTPリクエストをユーザ広告DBサーバ３１へのHTTPリ
クエストに置換する。

【００４１】RADIUSサーバ１１は、リモートアクセスサ
ーバ１を経由して受信した登録ユーザIDとパスワードを
後述するユーザ管理用DBサーバ６１のユーザ管理用DBと
照合して認証の可否をリモートアクセスサーバ１に伝え
る。これにより、RADIUSサーバ１１は、登録ユーザ毎に
ユーザ広告DBサーバ３１のアクセス権限を与えたり、ユ
ーザ情報を取得したりする機能を実現する。

【００４２】ユーザアクセス管理サーバ２１は、リモー
トアクセスサーバ１において接続が許可された登録ユー
ザのアクセス管理を行う。すなわち、リモートアクセス
サーバ１からユーザ認証の完了が通知されると、ユーザ
広告DBサーバ３１にアクセスし、ユーザ認証が完了した
ユーザの登録ユーザIDに基づいて広告URLを取得する。
また、ユーザアクセス管理サーバ２１は、登録ユーザ端
末７１から送信された広告ページデータに関する問い合
わせ事項に対する返信を行う。

【００４３】WEBサーバ４１は、図示しない記憶部４７
内部にページデータ記憶領域４７１を有する。ページデ
ータ記憶領域４７１には、複数のページデータ（広告ペ
ージデータとホームページデータを含む）がそれらのUR
L(広告URLを含む)と１対１に対応付けて記憶されてい
る。

【００４４】これらのページデータは、文字や映像、音
楽データ等を含み、登録ユーザ端末７１に組み込まれた
WEBブラウザソフトを介してフルページ表示が可能な形
態で構成されている。特に、広告ページデータは、広告
主が販売する商品または提供するサービスやそれらの価
格情報を含むデータを含んで構成される。なお、ページ
データは、動画データ、静止画データを問わない。ま
た、各ページデータは一定期間の経過毎に随時更新され
る。

【００４５】更に、WEBサーバ４１は、ユーザアクセス
管理サーバ２１が登録ユーザIDに基づいて取得した広告
URLを受信し、ページデータ記憶領域４７１から該広告U
RLに対応する広告ページデータを抽出して、リモートア
クセスサーバ１経由で上記登録ユーザIDに対応する登録
ユーザ端末７１へ配信する。

【００４６】MAILサーバ５１は、メッセージの送受信機
能、メールボックス機能、メッセージ管理機能等を備
え、上記広告ページデータを、該広告ページデータが関
連付けられた電子メールの形態で配信する。ユーザ管理
用DBサーバ６１は、広告配信システム１００の利用が可
能な全ての登録ユーザのIDとパスワードを格納するユー
ザ管理用DB６１ａを有し、リモートアクセスサーバ１を
経由して受信した登録ユーザIDとパスワードを当該ユー
ザ管理用DBの格納データと照合し、照合結果をRADIUSサ
ーバ１１に送信する。

【００４７】次に、図４を参照して登録ユーザ端末７１
の内部構成を説明する。図４は、登録ユーザ端末７１の
機能的構成を示すブロック図である。この図４に示す様
に、ＣＰＵ７２、入力部７３、ＲＡＭ７４、伝送制御部
７５、表示部７６、及び記憶媒体７８を有する記憶部７
７により構成され、記憶媒体７８を除く各部はバス７９
により接続されている。

【００４８】ＣＰＵ７２は、記憶部７７または記憶媒体
７８に記憶されている各種制御プログラムを読み出し
て、ＲＡＭ７４のワークエリアに展開し、該制御プログ
ラムに従った各種処理を実行し、その処理結果をワーク
エリア（図示略）に格納すると共に、表示部７６に表示
させる。そして、必要に応じて当該処理結果を記憶媒体
７８の所定の保存先に保存させる。

【００４９】すなわち、ＣＰＵ７２は、入力部７３より
入力された登録ユーザIDとパスワードを含む各種ユーザ
情報を、伝送制御部７５からリモートアクセスサーバ１
へ送信させる。また、ＣＰＵ７２は、WEBサーバ４１か
らリモートアクセスサーバ１を経由して送信された広告
ページデータやホームページデータを、記憶部７７から
読み出したWEBブラウザソフトを介して表示部７６にフ
ルページ表示させる。

【００５０】入力部７３は、かな／英数字入力キー、カ
ーソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボード
と、ポインティングデバイスであるマウスとを備えて構
成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号と
マウスによる操作信号とを、入力信号としてＣＰＵ７２
へ出力する。すなわち、入力部７３は、ユーザによるク
リック操作に従って、WEBブラウザソフトの起動を指示
する入力信号や上記各種ユーザ情報の送信を指示する入
力信号をＣＰＵ７２へ出力する。

【００５１】ＲＡＭ７４は、ＣＰＵ７２により実行制御
される広告ページデータの表示処理において、記憶部７
７から読み出される各種処理に対応するプログラム、広
告ページデータやホームページデータ等の受信データ、
及びパラメータ等の一時的な格納領域となるワークエリ
アを形成する。

【００５２】伝送制御部７５は、例えばモデム（ＭＯＤ
ＥＭ：MOdulator/DEModulator ）によって構成され、電
話回線を介して公衆回線網Ｎに接続される外部機器との
通信を行うための制御を行う。モデムは、電話回線を介
してリモートアクセスサーバ１等の外部機器との通信を
行うために、ＣＰＵ７２により処理されたデジタルデー
タを電話回線の周波数帯域にあったアナログ信号に変調
し、また、電話回線を介して入力されたアナログ信号を
デジタル信号に復調する装置である。

【００５３】表示部７６は、液晶表示装置やＣＲＴ等に
より構成され、ＣＰＵ７２から入力される表示信号の指
示に従って各種表示データの画面表示を行う。すなわ
ち、表示部７６は、伝送制御部７５で受信した広告ペー
ジデータやホームページデータを、WEBブラウザソフト
の実行により形成されたWEB表示領域内にフルページ表
示する。

【００５４】記憶部７７は、プログラムやデータ等が予
め記憶された記憶媒体７８を有し、この記憶媒体７８は
磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性
メモリで構成されている。また、記憶媒体７８は、記憶
部７７に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着
するものであり、記憶媒体７８には登録ユーザ端末７１
に対応するシステムプログラム、及び該システムプログ
ラム上で実行可能なインターネット接続用ソフト、WEB
ブラウザソフト等の各種処理プログラム、及びこれらの
プログラムで処理されたデータ、ファイル等を記憶す
る。これらの各処理プログラムは、読み取り可能なプロ
グラムコードの形態で格納され、ＣＰＵ７２は当該プロ
グラムコードに従った動作を逐次実行する。

【００５５】また、記憶媒体７８に記憶されたプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクラ
イアント等の外部機器から、公衆回線等の伝送媒体を介
して伝送制御部７５から受信して記憶する構成にしても
よく、また、記憶媒体７８は公衆回線網Ｎ上に構築され
たサーバの記憶媒体であってもよい。更に、上記プログ
ラムを公衆回線等の伝送媒体を介してサーバやクライア
ントへ伝送し、これらの機器にインストールする様に構
成してもよい。

【００５６】以上、登録ユーザ端末７１の内部構成につ
いて説明したが、登録ユーザ端末８１，９１の要部構成
については、上述の登録ユーザ端末７１と同一であるた
め、各構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示
及び説明は省略する。

【００５７】次に、本実施の形態における広告配信シス
テム１００により実行される一連の動作を、図５〜図６
を参照して説明する。前提として、以下に説明する各処
理を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプロ
グラムコードの形態で各装置の記憶媒体に格納されてお
り、各装置のＣＰＵは該プログラムコードに従った動作
を逐次実行する。また、ＣＰＵは伝送媒体を介して伝送
される上記プログラムコードに従った動作を逐次実行す
ることもできる。すなわち、記憶媒体の他、伝送媒体を
介して外部供給されるプログラムまたはデータを利用し
て本実施の形態特有の動作を実行することも可能であ
る。

【００５８】図５は、登録ユーザ端末７１からのインタ
ーネット接続要求からHTTPリクエストの抽出までの一連
の動作をＯＳＩ（Open Systems Interconnection）参照
モデルを利用して説明する図である。

【００５９】ホームページデータの配信に先立って実行
される広告ページデータの配信処理は、主として登録ユ
ーザ端末７１，８１，９１から公衆回線網Ｎを経由して
送信されるIPデータグラム（IPパケット）が集約される
リモートアクセスサーバ１により実行制御される。

【００６０】登録ユーザ端末７１のユーザがクリック操
作によりWEBブラウザソフトの起動を指示すると、まず
ＣＰＵ７２は、WEBサーバ４１へホームページデータのH
TTPリクエストを発行する（Ａ１）。この時指定された
ホームページデータのURLを「www.foo.co.jp」とする。
該HTTPリクエストの発行に伴って、登録ユーザ端末７１
の伝送制御部７５がリモートアクセスサーバ１に向けて
ダイヤルし、リモートアクセスサーバ１は物理層（PR
I）を確立する（Ａ２）。これにより、登録ユーザ端末
７１とリモートアクセスサーバ１間の通信が可能とな
る。

【００６１】次に、ＣＰＵ７２は、リモートアクセスサ
ーバ１の上述したPPPと交渉して、フレームフォーマッ
ト、ユーザ認証プロトコル等のパラメータを設定しデー
タリンク層（Tunnel Device）を確立する（Ａ３）。リ
モートアクセスサーバ１は、Ａ３で設定されたユーザ認
証プロトコルで登録ユーザ端末７１のユーザ認証を行
い、上記PPPと交渉してIPアドレス、DNS（Domain Name
System）サーバアドレス等のパラメータを設定すること
により、ネットワーク層（IP：Internet Protocol）を
確立する（Ａ４）。

【００６２】次いで、リモートアクセスサーバ１は、Ａ
４でユーザ認証に用いた登録ユーザ端末７１の登録ユー
ザIDをパラメータとして、登録ユーザ端末７１との通信
が開始した旨をユーザアクセス管理サーバ２１に通知す
る。ユーザアクセス管理サーバ２１は、リモートアクセ
スサーバ１により通知された登録ユーザIDに基づいて、
該登録ユーザIDに対応するユーザ情報を上述した登録ユ
ーザ情報DB３７１（図３（ａ）参照）から検索する。そ
して、検索されたユーザ情報と、同じく上述した広告UR
LDB３７２（図３（ｂ）参照）の広告情報とを照合する
ことにより、広告URL格納領域３７２ａから上記登録ユ
ーザIDのユーザに最適な広告URLを取得する。

【００６３】図３において、例えば登録ユーザID「000
1」の登録ユーザに配信する広告ページデータの広告URL
は、以下の様にして定まる。登録ユーザID「0001」に対
応する登録ユーザ情報DB３７１の年齢情報「48」、及び
職業情報「会社員」の条件では、広告URLDB３７２の年
齢情報「30〜40代」、職業情報「会社員」に対応する広
告URL「http://www.free.ne.jp」、及び活動地域情報
「関東」に対応する広告URL「http://www.abc.co.jp 」
が選択対象となる広告URLの候補となり、これら２つの
広告情報が一致する広告URL「http://www.free.ne.jp
」が選択対象となる。この様に、登録ユーザ情報と一
致する広告URLが複数有る場合には、一致した広告情報
の個数や広告ページデータの広告料金や視聴単価に基づ
いて優先順位を決定する。なお、上記各種ユーザ情報と
各種広告情報は、各格納領域のデータ内容毎に体系付け
された識別コードの形式で格納してもよい。

【００６４】また、登録ユーザ情報と広告情報の照合処
理は、性別、年齢層、趣味等の各種登録ユーザ情報にお
いて、例えば「男性」、「30代」、「音楽」等の単一の
条件に基づいて行うものでもよいし、「女性andグル
メ」、「20代orスポーツ」等の様に、複数の条件を複合
的に組み合わせて行うものとしてもよい。

【００６５】次に、リモートアクセスサーバ１は、PPP
内部のHTTPリクエストカウンタを初期化すると共に、デ
ータリンク層からネットワーク層へ向けたIPデータグラ
ムの内、HTTPリクエストカウンタの所定条件を満たすPP
Pフレームを監視して抽出する（Ａ５）。

【００６６】更に、リモートアクセスサーバ１は、Ａ５
で抽出されたHTTPリクエスト用のTCPセグメントを含むI
Pデータグラムのアドレス「www.foo.co.jp」をWEBサー
バ４１宛のアドレスに置き換える。そして、TCP（TCP:T
ransmission Control Protocol）セグメント内のHTTPリ
クエスト「GET http://www.foo.co.jp/HTTP/1.0…」を
広告ページデータ表示用のHTTPリクエスト「GET http:/
/www.free.ne.jp/HTTP/1.0…」に置き換えてネットワー
ク層へ送信する（Ａ６）。

【００６７】図６は、WEBサーバ４１によるHTTPリクエ
ストの受信時から広告ページデータの配信時までの一連
の動作を、OSI参照モデルに従って説明する図である。

【００６８】図５のＡ６で置き換えられた広告ページデ
ータ表示用のHTTPリクエストを受信したWEBサーバ４１
は、登録ユーザ端末７１へ広告ページデータ表示用のHT
TPレスポンスを返信する（Ｂ１）。この時、Ｂ１でWEB
サーバ４１より発信されたHTTPレスポンスを含むTCPセ
グメントがネットワーク層から渡された際のIPデータグ
ラムは、発信元アドレスが「www.free.ne.jp」の状態に
ある。しかし、登録ユーザ端末７１のネットワーク層で
は、元のHTTPリクエストのアドレスである「www.foo.c
o.jp」からIPデータグラムが返信されることを期待して
いる。

【００６９】そこで、上記IPデータグラムの発信元アド
レスを元のHTTPリクエストのアドレス「www.foo.co.j
p」に置き換えた上で、IPデータグラムをリモートアク
セスサーバ１のPPPへ送信する（Ｂ２）。その結果、図
７の広告ページデータの画面表示例７６ａに示す様に、
登録ユーザ端末７１の表示部７６には、WEBブラウザソ
フトを介して広告URL「http://www.free.ne.jp」に対応
する広告ページデータが表示される（Ｂ３）。

【００７０】WEBサーバ４１のＣＰＵ４２は、ユーザア
クセス管理サーバ２１が登録ユーザIDに基づいて取得し
た広告URLを受信し、ページデータ記憶領域４７１から
該広告URLに対応する広告ページデータを抽出する。そ
して、該広告ページデータを、リモートアクセスサーバ
１から公衆回線網Ｎ経由で上記登録ユーザIDに対応する
登録ユーザ端末７１へ配信する。この様にして、WEBサ
ーバ４１は、ホームページデータに先立って広告ページ
データを配信することが可能となる。

【００７１】以上説明した様に、本実施の形態における
広告配信システム１００によれば、登録ユーザ端末７１
から送信された登録ユーザ情報に基づいてユーザ広告DB
サーバ３１から最適な広告URLを取得した後、該広告URL
に対応する広告ページデータを、擬似宛先として構成さ
れたWEBサーバ４１から抽出し、ホームページデータの
配信前に登録ユーザ端末７１へ配信する機能を有する。
このため、登録ユーザ端末７１の表示部７６には、入力
または指定したURLに対応するホームページデータが表
示される前に、所定の広告ページデータが表示されるこ
とになる。

【００７２】従って、登録ユーザ端末７１に専用のソフ
トウェアを組み込んだり、ユーザに広告データの選択操
作をさせる必要なく、登録ユーザに広告ページデータを
閲覧してもらうことが可能となり、広告の配信効果を高
めることができる。また、年齢や職業等の登録ユーザの
属性に基づいて、配信する広告ページデータを選択する
機能を有することにより、各ユーザ毎の需要予測を考慮
した広告を閲覧してもらうことができ、同じ広告ページ
データを不特定多数のユーザに配信する場合に比べて、
広告効果を一層向上できる。その結果、例えば広告主の
広告料を上げる代わりに、インターネット接続料金を値
下げまたは無料にする等のサービスの提供が可能とな
る。

【００７３】なお、本実施の形態における記述内容は、
本発明に係る広告配信システムの好適な一例であり、こ
れに限定されるものではない。例えば、広告ページデー
タが表示部７６に表示された後、一定時間（例えば20
秒）の経過に伴い、ポータルサイトとして指定されたUR
Lに対応するホームページデータが自動的に切替表示さ
れる構成としてもよい。また、広告ページデータ内にポ
ータルサイトへの移行を指示するボタンや、広告の詳細
内容の表示を指示するボタンを設けてもよい。

【００７４】更に、本実施の形態における広告配信シス
テム１００では、登録ユーザDB７１と広告DB７２を同一
のサーバ（ユーザ広告DBサーバ３１）に備える構成とし
たが、各データベースは各々独立した専用のサーバに備
える構成としてもよい。また、WEBサーバ４１を広告ペ
ージデータ用WEBサーバと一般のホームページデータ用W
EBサーバに分割することにより、別体として構成しても
よい。その他、各装置の細部構成、及び詳細動作に関し
ても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変
更可能である。

【００７５】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、通信端末
に専用のソフトウェアや設備を備える必要無く、インタ
ーネットの接続時に通信端末へ広告ページデータを配信
して表示させることができる。このため、通信端末のユ
ーザに、表示された広告ページデータを確実に閲覧させ
ることができ、広告主にとって効果的な広告配信サービ
スを提供することが可能となる。

【００７６】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の発明の効果に加えて、通信端末から送信されるユー
ザ情報に基づいて、広告ページデータを選択する機能を
有することにより、各ユーザの趣味や嗜好性に適した広
告ページデータを選択して配信できる。このため、従来
の様に不特定多数のユーザに対して同じ広告内容のホー
ムページデータを送信する場合に比べて広告効果を向上
できる。例えば、広告ページデータとしてスポンサが提
供する商品情報を適用すれば、その商品の需要に合った
消費者を選別して商品情報を配信する等して、より効果
的な商品情報の提供が可能となる。その結果，商品認知
度や売上の向上に寄与できる。

【００７７】請求項３記載の発明によれば、請求項１ま
たは２記載の発明の効果に加えて、広告ページデータが
関連付けられた電子メールを配信する機能を有すること
により、通信端末のユーザに対して広告ページデータを
送信した旨を確実に通知できる。

【００７８】請求項４記載の発明によれば、請求項１記
載の発明の効果に加えて、接続要求の有った通信端末に
対して、最適な広告ページデータをホームページデータ
の送信前に送信できる。

【００７９】請求項５記載の発明によれば、通信端末に
専用のソフトウェアや設備を備える必要無く、インター
ネットの接続時に通信端末へ広告ページデータを配信し
て表示させることができる。このため、通信端末のユー
ザに、表示された広告ページデータを確実に閲覧させる
ことができ、広告主にとって効果的な広告配信サービス
を提供することが可能となる。

【００８０】請求項６記載の発明によれば、通信端末に
専用のソフトウェアや設備を備える必要無く、インター
ネットの接続時に通信端末へ広告ページデータを配信し
て表示させるプログラムをコンピュータ上で実効制御で
きる。その結果、通信端末のユーザに、表示された広告
ページデータを確実に閲覧させることができ、広告主に
とって効果的な広告配信サービスを提供することが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る一実施の形態における広告配信シ
ステム１００の概略構成を示す図である。

【図２】図１のユーザ広告DBサーバ３１の機能的構成を
示すブロック図である。

【図３】記憶部３７内部のデータ構成を示す図であり、
（ａ）は図２の登録ユーザ情報DB３７１のデータ格納例
を示す図、（ｂ）は図２の広告URLDB３７２のデータ格
納例を示す図である。

【図４】図１の登録ユーザ端末７１の機能的構成を示す
ブロック図である。

【図５】登録ユーザ端末７１によるWEBサーバ４１への
接続要求時からHTTPリクエストの抽出時までの動作を説
明する図である。

【図６】WEBサーバ４１によるHTTPリクエストの受信時
から広告ページデータの配信時までの動作を説明する図
である。

【図７】図４の表示部７６に表示される広告ページデー
タの一例を示す図である。

【符号の説明】

１ リモートアクセスサーバ １１ RADIUSサーバ ２１ ユーザアクセス管理サーバ ３１ ユーザ広告DBサーバ ３２ ＣＰＵ ３３ 入力部 ３４ ＲＡＭ ３４ａ ワークメモリ ３５ 伝送制御部 ３６ 表示部 ３７ 記憶部 ３７１ 登録ユーザ情報DB ３７１ａ 登録ユーザID ３７１ｂ 年齢情報 ３７１ｃ 職業情報 ３７１ｄ 趣味趣向情報 ３７１ｅ 活動地域情報 ３７２ 広告URLDB ３７２ａ 広告URL ３７２ｂ 年齢情報 ３７２ｃ 職業情報 ３７２ｄ 趣味趣向情報 ３７２ｅ 活動地域情報 ３８ 記憶媒体 ３９ バス ４１ WEBサーバ ５１ MAILサーバ ６１ ユーザ管理用DBサーバ ７１ 登録ユーザ端末 ７２ ＣＰＵ ７３ 入力部 ７４ ＲＡＭ ７５ 伝送制御部 ７６ 表示部 ７６ａ 画面表示例 ７７ 記憶部 ７８ 記憶媒体 ７９ バス ８１，９１ 登録ユーザ端末 １００ 広告配信システム Ｎ 公衆回線網

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤澤 拓也 東京都渋谷区道玄坂１丁目12番１号 渋谷 マークシティウエスト19Ｆ 株式会社フリ ーサーブ内 (72)発明者 高梨 豊 東京都渋谷区道玄坂１丁目12番１号 渋谷 マークシティウエスト19Ｆ 株式会社フリ ーサーブ内 (72)発明者 堀 篤 東京都渋谷区道玄坂１丁目12番１号 渋谷 マークシティウエスト19Ｆ 株式会社フリ ーサーブ内 Ｆターム(参考） 5B049 BB49 CC02 FF03 FF04 GG04 GG07 5K030 GA18 HA08 HC01 JL07 KA01 KA03 KA05 KA07 KA13 LD09 MB18

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通信端末から接続要求を受信して該通信端
   末にホームページデータを配信するデータ配信サーバ
   と、該データ配信サーバに送信した接続要求に応じて配
   信されるホームページデータを受信して表示する通信端
   末と、により構成される広告配信システムにおいて、 前記データ配信サーバは、 広告ページデータを記憶する広告記憶手段と、 前記通信端末から送信された接続要求の受信に伴って、
   前記ホームページデータの配信前に、前記広告記憶手段
   に記憶された広告ページデータを前記通信端末へ配信す
   る広告配信手段と、 を備えることを特徴とする広告配信システム。
2. 【請求項２】前記通信端末は、 前記広告ページデータの受信前に該通信端末のユーザ情
   報を前記データ配信サーバへ送信するユーザ情報送信手
   段、を備え、 前記データ配信サーバは、 前記ユーザ情報送信手段により送信された前記ユーザ情
   報に基づいて、前記広告記憶手段に記憶された広告ペー
   ジデータを選択する広告選択手段、を備え、 前記広告配信手段は、前記通信端末から送信される接続
   要求の受信に伴って、前記ホームページデータの配信前
   に、前記広告選択手段により選択された広告ページデー
   タを前記通信端末へ配信することを特徴とする請求項１
   記載の広告配信システム。
3. 【請求項３】前記広告配信手段は、前記広告ページデー
   タを、該広告ページデータが関連付けられた電子メール
   の形態で配信することを特徴とする請求項１または２記
   載の広告配信システム。
4. 【請求項４】前記データ配信サーバは、 前記通信端末から送信される接続要求の受信に伴って、
   該接続要求に基づいて生成されるIPデータグラムを、前
   記通信端末に対応する広告ページデータの送信を指示す
   るIPデータグラムに変更するデータ変更手段と、 このデータ変更手段により変更されたIPデータグラムに
   基づいて、前記通信端末に送信する広告ページデータを
   決定する広告データ決定手段と、 を備えることを特徴とする請求項１記載の広告配信シス
   テム。 【請求頁５】通信端末へホームページデータを配信する
   ための広告配信方法において、 前記通信端末から送信された接続要求の受信に伴って、
   前記ホームページデータの配信前に、広告ページデータ
   を前記通信端末へ配信する広告配信工程を含むことを特
   徴とする広告配信方法。 【請求頁６】通信端末へホームページデータを配信する
   ためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納した
   記憶媒体であって、 前記通信端末から送信された接続要求の受信に伴って、
   前記ホームページデータの配信前に、広告ページデータ
   を前記通信端末へ配信するためのプログラムコード、を
   含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。