JP2002061181A - グラウンドアンカー地上構造 - Google Patents

グラウンドアンカー地上構造

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JP2002061181A JP2000253616A JP2000253616A JP2002061181A JP 2002061181 A JP2002061181 A JP 2002061181A JP 2000253616 A JP2000253616 A JP 2000253616A JP 2000253616 A JP2000253616 A JP 2000253616A JP 2002061181 A JP2002061181 A JP 2002061181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカー引張部材を挿入された穿孔の拡開し
た開口部分に押圧力分散体が嵌り込んでアンカー受圧部
材と地盤との間の空隙を埋め、アンカー受圧部材からの
力を適切に地盤に伝えて地盤の保持力を高めるグラウン
ドアンカー地上構造を提供する。 【解決手段】 アンカー受圧部材10と地盤60との間
に略円錐状の押圧力分散体20を配設し、アンカー受圧
部材10の地盤60に対する押圧力を押圧力分散体20
で穿孔61の開口部分にも伝えることから、アンカー引
張部材50の張力をアンカー受圧部材10と押圧力分散
体20でスムーズに地盤60に伝達して地盤60を確実
に押圧できることとなり、一つのアンカー受圧部材10
における地盤保持力を大きく向上させて安全性と信頼性
が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラウンドアンカ
ー工法においてアンカー引張部材の地上部分に固定さ
れ、地盤に対する押圧力を適切に分散させて地盤を保持
するグラウンドアンカー地上構造に関する。
【0002】
【従来の技術】造成した法面もしくは斜面に対し、地盤
崩壊による地滑りの発生等を防ぐために、グラウンドア
ンカーで地盤を安定化する工事が従来から広く行われて
きた。従来のグラウンドアンカー設置の一般的な工法
は、鋼線等からなるアンカー引張部材を地盤中に挿入し
てその一端部を地盤中に定着・固定する一方、アンカー
引張部材他端側を地上に露出させた状態とし、さらにコ
ンクリート製や鋼板製のアンカー受圧部材(アンカー台
座)を地盤表面に設置した後、前記アンカー引張部材を
所定の張力が得られるまで緊張した状態でその地上露出
部分をアンカー受圧部材に一体に固着させるというもの
であり、アンカー引張部材の張力を一体のアンカー受圧
部材から地盤に伝えるようにして地盤を安定に保持する
仕組みとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のグラウンドアン
カー設置工事は以上のように行われていたが、アンカー
受圧部材の設置される地盤表面のうち、アンカー引張部
材を挿入固定するため地盤に穿設された穿孔の開口部分
は、アンカー引張部材を地盤に固定するまでの孔内洗浄
やグラウト注入などの諸作業を経て削られて地盤表面に
向うほど拡開状に広がった形状となり、地盤表面の他部
分に対して大きく凹んだ状態となっている。
【0004】このため、そのままアンカー受圧部材を地
盤表面に設置してアンカー引張部材と一体化させた場
合、前記した凹んだ穿孔開口部においてアンカー受圧部
材と地盤とが密着できず、この部分の地盤に対しアンカ
ー受圧部材から押圧力を伝達できない状態となり、地盤
の保持強度が十分確保できないという課題を有してい
た。
【0005】一方、凹んだ穿孔開口部を土嚢の投入やグ
ラウト注入等で埋める工事も従来から行われていたが、
埋め戻した凹み部分にアンカー受圧部材からの押圧力を
分担させるのに十分な強度を与えることは困難で、アン
カー受圧部材と地盤との間の隙間が外部から見えなくな
るといった見栄えの改善程度に留まり、アンカー受圧部
材から地盤へ一部押圧力を伝達できない状態は変らない
という課題を有していた。
【0006】また、凹んだ穿孔開口部に加えて地盤表面
に不陸がある場合は、さらにアンカー受圧部材と地盤と
の接触面積がとれず、アンカー引張部材からの力がアン
カー受圧部材から地盤のごく一部に集中して加わること
もあり、地盤に対する十分な保持強度を確保できず、保
持が適切に行えなくなることに加え、アンカー受圧部材
の応力集中による変形や破損を招くことがあるという課
題を有していた。
【0007】さらに、従来はグラウンドアンカーを一度
設置すると、以降は破損するまでそのままの状態とさ
れ、メンテナンス等は行われないため、グラウンドアン
カー自体の経年変化や、地盤周囲の環境変化に伴って地
盤の保持力が変っても適切に対応できず、地滑りなど地
盤の崩落などが起りやすくなっている場合でもこれらを
防止できなくなる危険性が高いという課題を有してい
た。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、アンカー引張部材を挿入された穿孔の拡開し
た開口部分に押圧力分散体が嵌り込んでアンカー受圧部
材と地盤との間の空隙を埋め、アンカー受圧部材からの
力を適切に地盤に伝えて地盤の保持力を高めると共に、
地盤の状態変化に対応して押圧状態を調整可能とし、地
盤を長期にわたって確実に保持できるグラウンドアンカ
ー地上構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るグラウンド
アンカー地上構造は、貫通状態の中心孔を穿設された略
台状体で形成され、地盤の所定の穿孔に挿入・固定され
ているアンカー引張部材の地上露出部分を前記中心孔に
通した状態で前記地盤表面に設置され、且つ前記アンカ
ー引張部材の地上露出部分に一体に固着されるアンカー
受圧部材と、貫通状態の中心孔を穿設された略円錐状体
で形成され、前記アンカー引張部材の地上露出部分を前
記略円錐状体の中心孔に通した状態で地盤における前記
穿孔の開口部分に略円錐状体の尖端側を地盤側に向けて
嵌め込まれ、前記アンカー受圧部材と地盤との間に配設
される押圧力分散体とを備えるものである。このように
本発明においては、アンカー受圧部材と地盤との間に略
円錐状体の押圧力分散体を配設し、アンカー受圧部材の
地盤に対する押圧力を押圧力分散体で穿孔の開口部分に
も伝えることから、アンカー引張部材の張力をアンカー
受圧部材と押圧力分散体でスムーズに地盤に伝達して地
盤を確実に押圧できることとなり、一つのアンカー受圧
部材における地盤保持力を大きく向上させて安全性と信
頼性が高まると共に、地盤保持力の増大に伴ってアンカ
ー工事対象となる地盤をより効率よく押圧でき、アンカ
ー設置数削減も図れるなどアンカー工事全体で省力化と
コスト削減が可能となる。
【0010】また、本発明に係るグラウンドアンカー地
上構造は必要に応じて、前記アンカー受圧部材と押圧力
分散体との間における一又は複数の所定箇所に配設さ
れ、当該所定箇所におけるアンカー受圧部材と押圧力分
散体の相互間の圧力状態を検知し、取得した情報を外部
の管理手段に送信する所定の圧力検知手段を備えるもの
である。このように本発明においては、アンカー受圧部
材と押圧力分散体との間に圧力検知手段を配設し、この
圧力検知手段にアンカー受圧部材と押圧力分散体の相互
間の圧力状態を検知させて取得情報を外部に送信させ、
この送信情報を受けて外部からアンカー受圧部材及び押
圧力分散体における圧力変化を監視して地盤保持状態の
変化を確認できることにより、グラウンドアンカー各部
の経年変化やアンカー設置箇所周囲の環境変化に伴って
地盤の保持状態が変った場合でもこうした変化に対応し
て十分な対策を施すことができ、安全な地盤保持状態を
長期にわたり維持できる。
【0011】また、本発明に係るグラウンドアンカー地
上構造は必要に応じて、前記アンカー受圧部材と押圧力
分散体との間における一又は複数の所定箇所に配設さ
れ、当該所定箇所におけるアンカー受圧部材と押圧力分
散体との間隔を変化させる所定の間隔調整手段を備える
ものである。このように本発明においては、アンカー受
圧部材と押圧力分散体との間に間隔調整手段を配設し、
アンカー受圧部材と押圧力分散体との間隔を一様に調整
してアンカー受圧部材の地盤からの高さを変化させた
り、アンカー受圧部材と押圧力分散体の所定箇所におけ
る互いの間隔を変化させて一方の他方に対する傾きを変
化させたりすることにより、アンカー受圧部材据付け時
の地盤表面に対する高さ位置及び向きの調整が適切且つ
容易に行え、地盤表面の不陸に対しアンカー受圧部材の
設置姿勢を調整して適切に対応させられ、アンカー受圧
部材から地盤へ押圧力を確実に分散させて伝達できる状
態が得られる。さらに、グラウンドアンカー各部の経年
変化やアンカー設置箇所周囲の環境変化に伴って地盤の
保持状態が変った場合でも、こうした変化に合わせて間
隔調整手段による間隔調整を行ってアンカー受圧部材及
び押圧力分散体での地盤の保持状態を適切な状態に修正
できることとなり、安全な地盤保持状態を長期にわたり
維持できる。
【0012】また、本発明に係るグラウンドアンカー地
上構造は必要に応じて、前記押圧力分散体が、円錐軸方
向に複数分割されてなると共に、分割された各分割体の
組合わせ数変更により円錐軸方向寸法を調整可能とされ
てなるものである。このように本発明においては、押圧
力分散体を円錐軸方向に複数分割構造とし、各分割体の
組合わせる数を変えて押圧力分散体の大きさを容易に調
整できることにより、地盤の穿孔開口部の大きさに対応
させて押圧力分散体を適切な大きさに調整でき、アンカ
ー受圧部材の地盤に対する押圧力を最適な大きさの押圧
力分散体で穿孔開口部に無理なく伝えられ、地盤保持状
態を確実に維持できる。さらに、押圧力分散体を分割体
毎に持運んで現場に設置することができ、持運びから据
付けに至る作業が容易になり、作業者の負担も低減され
る。
【0013】また、本発明に係るグラウンドアンカー地
上構造は必要に応じて、前記押圧力分散体が、所定の一
又は複数の分割体相互間に、当該分割体相互間の圧力状
態を検知する所定の圧力検知手段、及び分割体同士の間
隔を変化させる所定の間隔調整手段をそれぞれ配設され
てなるものである。このように本発明においては、押圧
力分散体の所定の分割体相互間に圧力検知手段及び間隔
調整手段を配設し、圧力検知手段で検知した分割体相互
間の圧力状態に対応して、間隔調整手段で分割体間隔を
一様に調整し、押圧力分散体の円錐軸方向の寸法を変え
てアンカー受圧部材の地盤からの高さを変化させたり、
分割体相互の間隔を部分的に変化させて一方の他方に対
する傾きを変化させたりすることにより、アンカー受圧
部材据付け時の地盤表面に対する高さ位置及び向きの調
整が適切且つ容易に行え、地盤表面の不陸に対しアンカ
ー受圧部材の設置姿勢を調整して適切に対応させられ、
アンカー受圧部材から地盤へ押圧力を確実に分散させて
伝達できる状態が得られる。さらに、グラウンドアンカ
ー各部の経年変化やアンカー設置箇所周囲の環境変化に
伴って地盤の保持状態が変った場合でも、こうした変化
に合わせて間隔調整手段による間隔調整を行ってアンカ
ー受圧部材及び押圧力分散体での地盤の保持状態を適切
な状態に修正できることとなり、安全な地盤保持状態を
長期にわたり維持できる。
【0014】また、本発明に係るグラウンドアンカー地
上構造は、貫通状態の中心孔を穿設された略台状体で形
成され、地盤の所定の穿孔に挿入・固定されているアン
カー引張部材の地上露出部分を前記中心孔に通した状態
で前記地盤表面に設置され、且つ前記アンカー引張部材
の地上露出部分に一体に固着されるアンカー受圧部材
と、前記アンカー受圧部材と地盤との間における一又は
複数の所定箇所に配設され、当該所定箇所におけるアン
カー受圧部材と地盤の相互間の圧力状態を検知し、取得
した情報を外部の管理手段に送信する所定の圧力検知手
段を備えるものである。このように本発明においては、
アンカー受圧部材と地盤との間に圧力検知手段を配設
し、この圧力検知手段にアンカー受圧部材と地盤の相互
間の圧力状態を検知させて取得情報を外部に送信させ、
この送信情報を受けて外部からアンカー受圧部材及び地
盤における圧力変化を監視して地盤保持状態の変化を確
認できることにより、グラウンドアンカー各部の経年変
化やアンカー設置箇所周囲の環境変化に伴って地盤の保
持状態が変った場合でもこうした変化に対応して十分な
対策を施すことができ、安全な地盤保持状態を長期にわ
たり維持できる。
【0015】また、本発明に係るグラウンドアンカー地
上構造は必要に応じて、前記アンカー受圧部材と地盤と
の間における一又は複数の所定箇所に配設され、アンカ
ー受圧部材及び地盤とのそれぞれの当接部分同士の距離
を変化させる所定の間隔調整手段を備えるものである。
このように本発明においては、アンカー受圧部材と地盤
との間に間隔調整手段を配設し、アンカー受圧部材と地
盤との間隔を一様に調整してアンカー受圧部材の地盤か
らの高さを変化させたり、アンカー受圧部材と地盤の所
定箇所における互いの間隔を変化させてアンカー受圧部
材の地盤に対する傾きを変化させたりすることにより、
アンカー受圧部材据付け時の地盤表面に対する高さ位置
及び向きの調整が適切且つ容易に行え、地盤表面の不陸
に対しアンカー受圧部材の設置姿勢を調整して適切に対
応させられ、アンカー受圧部材から地盤へ押圧力を確実
に分散させて伝達できる状態が得られる。さらに、グラ
ウンドアンカー各部の経年変化やアンカー設置箇所周囲
の環境変化に伴って地盤の保持状態が変った場合でも、
こうした変化に合わせて間隔調整手段による間隔調整を
行ってアンカー受圧部材での地盤の保持状態を適切な状
態に修正できることとなり、安全な地盤保持状態を長期
にわたり維持できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係
るグラウンドアンカー地上構造の正面図、図2は本実施
の形態に係るグラウンドアンカー地上構造におけるアン
カー受圧部材の平面図、図3は本実施の形態に係るグラ
ウンドアンカー地上構造における押圧力分散体の配設途
中状態説明図、図4は本実施の形態に係るグラウンドア
ンカー地上構造における押圧力分散体の斜視図である。
【0017】前記各図において本実施形態に係るグラウ
ンドアンカー地上構造は、地盤60に固定されているア
ンカー引張部材50の地上露出部分に一体に固着されて
地盤60表面に固定されるアンカー受圧部材10と、地
盤60のアンカー引張部材50を挿入・固定された穿孔
61の開口部に嵌め込まれてアンカー受圧部材10と地
盤60との間に配設される押圧力分散体20と、アンカ
ー受圧部材10と押圧力分散体20との間における複数
の所定箇所に配設される間隔調整手段30及び圧力検知
手段40とを備える構成である。
【0018】前記アンカー受圧部材10は、貫通状態の
中心孔11aを穿設された中空略箱状体のコア部11
と、このコア部11を中心に略十字状に連結配置される
四つの中空略箱状体のアーム部12とを備え、コア部1
1とアーム部12を一体化した略台状体とされてなる構
成である。このアンカー受圧部材10は、地盤60に固
定されているアンカー引張部材50の地上露出部分をコ
ア部11の中心孔11aに通した状態で地盤60表面に
設置され、アンカー引張部材50の地上露出部分に一体
に固着される。
【0019】また、アンカー受圧部材10の中心孔11
aは、アンカー受圧部材10の底面側に向って拡開状に
形成されており、アンカー引張部材50を孔内で所定範
囲角度変更可能として、アンカー受圧部材10のアンカ
ー引張部材50に対する直角位置から所定範囲の傾きを
許容する構成であり、間隔調整手段30によるアンカー
受圧部材10と押圧力分散体20との間隔及び相互の傾
きの調整をスムーズに行えるようにすると共に、アンカ
ー引張部材50が地盤60表面に対する直角方向から傾
いて地盤60に配設されている場合でも、無理なく中心
孔11aに通してアンカー受圧部材10を設置できる仕
組みとなっている。
【0020】前記押圧力分散体20は、アンカー引張部
材50の地上露出部分を通すために貫通状態の中心孔2
1を穿設された中空の略円錐状体で形成される構成であ
り、地盤60のアンカー引張部材50を挿入・固定され
た穿孔61の開口部に略円錐尖端側を挿入させて嵌め込
まれ、アンカー受圧部材10と地盤60との間に配設さ
れる。
【0021】前記間隔調整手段30は、略平行な二面間
の間隔を調整可能な公知のアクチュエータであり、前記
二面をアンカー受圧部材10又は押圧力分散体20にそ
れぞれ当接させてアンカー受圧部材10と押圧力分散体
20との間における複数の所定箇所に配設され、これら
所定箇所におけるアンカー受圧部材10と押圧力分散体
20との間隔を変化させる仕組みである。この間隔調整
手段30のアンカー受圧部材10側の面には、圧力検知
手段40が配設される(図4参照)。
【0022】前記圧力検知手段40は、接触する二つの
物体間の圧力を検知する公知の圧力センサであり、アン
カー受圧部材10と押圧力分散体20との間における複
数の所定箇所に前記間隔調整手段30の一方の面とアン
カー受圧部材10の底面間に挟まれた状態で配設され、
これら所定箇所におけるアンカー受圧部材10と押圧力
分散体20の相互間の圧力状態を検知し、取得した圧力
に関する情報を外部の管理手段(図示を省略)に送信す
る仕組みである。
【0023】次に、前記構成に基づくグラウンドアンカ
ー地上構造の構築工程及び地盤保持状態について説明す
る。始めに構築工程については、あらかじめアンカー引
張部材50が地盤60に固定された状態で、まず、押圧
力分散体20を中心孔21にアンカー引張部材50の地
上露出部分が通るようにしながらアンカー引張部材50
の挿入されている地盤60の穿孔61における開口部に
挿入する(図3参照)。そして、押圧力分散体20の上
面側に、間隔調整手段30と圧力検知手段40をそれぞ
れ配設する。この後、アンカー受圧部材10を中心孔1
1aにアンカー引張部材50の地上露出部分が通るよう
にしながら地盤60表面に設置する。
【0024】アンカー受圧部材10を設置した後、アン
カー受圧部材10と地盤60との接触状態を調べ、地盤
60の不陸が原因でアンカー受圧部材10が地盤60に
適切に当接せず隙間が空いている場合は、いずれかの間
隔調整手段30の間隔調整によりアンカー受圧部材10
と押圧力分散体20との間隔及び相互の傾きを変化さ
せ、アンカー受圧部材10と地盤60との接触が適切な
状態となるようにしておく。この調整の後、アンカー引
張部材50を所定の張力が得られるまで緊張し、この緊
張状態のアンカー引張部材50とアンカー受圧部材10
とを一体に固着させれば、構築工程完了となり、アンカ
ー受圧部材10及び押圧力分散体20で地盤60を押圧
保持する状態となる(図1参照)。
【0025】この地盤保持状態では、地盤60表面でア
ンカー引張部材50に一体に固定されているアンカー受
圧部材10において、アンカー引張部材50の緊張力が
コア部11を経てアーム部12にも伝わり、アーム部1
2の下面から地盤60へ押圧力として加わることで地盤
60を保持可能となっている。加えて、地盤に対する押
圧力がアンカー受圧部材10から押圧力分散体20を通
じて地盤60の凹んだ穿孔61開口部にも確実に伝わる
こととなり、アンカー受圧部材10の載置部分全体にわ
たって均等に押圧力を与えられ、グラウンドアンカーと
しての地盤60の保持力が大きくなっている。
【0026】さらに、アンカー受圧部材10と押圧力分
散体20との間に配設されている複数の圧力検知手段4
0にアンカー受圧部材10と押圧力分散体20の相互間
の圧力状態を検知させ、且つ検知された圧力を所定の管
理手段へ送信させることができ、管理手段が送信情報に
基づいてアンカー受圧部材10と押圧力分散体20との
間で圧力の著しい変化がないかを監視することで、グラ
ウンドアンカー各部の経年変化や地盤60の周囲の環境
変化などにより地盤60の保持力が低下するなど保持状
態が変化する事態を確実に把握できる。そして、この圧
力検知手段40で検知した変化に対応させて、間隔調整
手段30でアンカー受圧部材10と押圧力分散体20と
の間隔及び傾きを調整し、設置後においてもアンカー受
圧部材10及び押圧力分散体20での地盤の保持状態を
変化させることができ、押圧状態の変化に対応して適切
な対策を施すことで地盤60を安定的に長期間保持可能
となる。
【0027】このように、本実施の形態に係るグラウン
ドアンカー地上構造においては、アンカー受圧部材10
と地盤60との間に略円錐状体の押圧力分散体20を配
設し、アンカー受圧部材10の地盤60に対する押圧力
を押圧力分散体20で凹んだ状態となっている穿孔61
の開口部にも伝えることから、アンカー引張部材50の
張力をアンカー受圧部材10と押圧力分散体20でスム
ーズに地盤60に伝達して地盤60を確実に押圧できる
こととなり、一つのアンカー受圧部材10における地盤
保持力を大きく向上させて安全性と信頼性が高められる
と共に、地盤保持力の増大に伴ってアンカー設置数削減
も図れるなど、アンカー工事全体で省力化とコスト削減
が可能となる。
【0028】なお、前記実施の形態に係るグラウンドア
ンカー地上構造において、アンカー受圧部材10及び押
圧力分散体20の内部は中空のままの構成としている
が、これに限らず、地盤表面への設置後、内部の中空部
分にコンクリート等の充填材を充填し、強度及び重量を
増加させてアンカー受圧部材10及び押圧力分散体20
としての地盤保持力の向上を図る構成とすることもでき
る。さらに、中空の箱状体とせず、コンクリート製等の
中実の一体成型体として用いる構成とすることもでき
る。
【0029】また、前記実施の形態に係るグラウンドア
ンカー地上構造において、押圧力分散体20は一体の略
円錐状体として形成される構成としているが、これに限
らず、押圧力分散体20を円錐軸方向への複数分割構造
とし、分割された各分割体の組合わせ数変更により押圧
力分散体20の円錐軸方向寸法を調整可能とする構成と
することもでき、地盤60の穿孔61開口部の大きさに
対応させて押圧力分散体20を適切な大きさに調整で
き、アンカー受圧部材10の地盤60に対する押圧力を
最適な大きさの押圧力分散体20で穿孔61開口部に無
理なく伝えられ、地盤保持状態を確実に維持できること
となる。加えて、分割構造とした押圧力分散体20の所
定の分割体相互間に、分割体相互間の圧力状態を検知す
る圧力検知手段、及び分割体同士の間隔を変化させる間
隔調整手段をそれぞれ配設する構成とすることもでき、
圧力検知手段で検知した分割体相互間の圧力状態に対応
して間隔調整手段により分割体間隔を調整することで、
アンカー受圧部材10の地盤60表面に対する高さ位置
及び向きの調整が適切且つ容易に行え、地盤60表面の
不陸、並びに、経年変化に対する調整を行って地盤60
の保持状態を適切な状態に修正でき、安全な地盤保持状
態を長期にわたり維持できる。
【0030】また、前記実施の形態に係るグラウンドア
ンカー地上構造において、地盤60の穿孔61開口部に
押圧力分散体20を嵌め込んで配設する構成としている
が、これに限らず、固い地盤等で穿孔61の開口部が十
分小さい場合には、図5に示すように、押圧力分散体2
0を用いず、従来同様アンカー受圧部材10を地盤表面
にそのまま載置すると共に、アンカー受圧部材10と地
盤60表面との間に、間隔調整手段30及び/又は圧力
検知手段40を前記実施形態におけるアンカー受圧部材
10と押圧力分散体20間への配設と同様に配設する構
成とすることもでき、アンカー引張部材50とアンカー
受圧部材10との固着前には、地盤60の不陸が原因で
アンカー受圧部材10が地盤60に適切に当接せず隙間
が空いている場合でも、いずれかの間隔調整手段30の
間隔調整によりアンカー受圧部材10と地盤60との間
隔及び地盤60に対するアンカー受圧部材10の傾きを
変化させられ、アンカー受圧部材10と地盤60とを適
切な接触状態に調整できる。さらに、アンカー引張部材
50とアンカー受圧部材10との固着後は、圧力検知手
段40にアンカー受圧部材10と地盤60の相互間の圧
力状態を検知させ、且つ検知された圧力を所定の管理手
段へ送信させることができ、管理手段が送信情報に基づ
いて圧力の著しい変化がないかを監視することで、前記
実施形態同様に地盤60の保持状態が変化する事態を確
実に把握できる。そして、この圧力検知手段40で検知
した変化に対応させて、間隔調整手段30でアンカー受
圧部材10と地盤60との間隔及び地盤60に対するア
ンカー受圧部材10の傾きを調整し、設置後においても
アンカー受圧部材10での地盤の保持状態を変化させる
ことができ、押圧状態の変化に対応して適切な対策を施
すことで地盤60を安定的に長期間保持可能となる。
【0031】また、前記実施の形態に係るグラウンドア
ンカー地上構造において、アンカー受圧部材10は平面
形状が四角形の略箱状体であるコア部11に四つのアー
ム部12を固定して全体で十字形状の略台状体をなす構
成としているが、これに限らず、コア部11を平面形状
が四角形以外の多角形となる略箱状体とし、且つコア部
11の側面の数に対応するアーム部12をそれぞれコア
部11に固定し、コア部11を中心とする十字形状以外
の所定対称形状にする構成とすることもできる。加え
て、アンカー受圧部材10をコア部11とアーム部12
との組合わせとせず、図6に示すように、方形や円形、
三角形等の単純な平面形状を有する略台状の構造体とす
ることもできる。
【0032】さらに、前記実施の形態に係るグラウンド
アンカー地上構造においては、アンカー受圧部材10の
アーム部12として略箱状体を用いる構成としている
が、これに限らず、アーム部12としてT形鋼や山形
鋼、H形鋼など地面と直角をなす略板状部分及びこの略
板状部材と直交する別の略板状部分とを有する部材を用
いる構成とすることもでき、より簡略な構造としてコス
トダウンが図れる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アンカー
受圧部材と地盤との間に略円錐状体の押圧力分散体を配
設し、アンカー受圧部材の地盤に対する押圧力を押圧力
分散体で穿孔の開口部分にも伝えることから、アンカー
引張部材の張力をアンカー受圧部材と押圧力分散体でス
ムーズに地盤に伝達して地盤を確実に押圧できることと
なり、一つのアンカー受圧部材における地盤保持力を大
きく向上させて安全性と信頼性が高まると共に、地盤保
持力の増大に伴ってアンカー工事対象となる地盤をより
効率よく押圧でき、アンカー設置数削減も図れるなどア
ンカー工事全体で省力化とコスト削減が可能となるとい
う効果を奏する。
【0034】また、本発明によれば、アンカー受圧部材
と押圧力分散体との間に圧力検知手段を配設し、この圧
力検知手段にアンカー受圧部材と押圧力分散体の相互間
の圧力状態を検知させて取得情報を外部に送信させ、こ
の送信情報を受けて外部からアンカー受圧部材及び押圧
力分散体における圧力変化を監視して地盤保持状態の変
化を確認できることにより、グラウンドアンカー各部の
経年変化やアンカー設置箇所周囲の環境変化に伴って地
盤の保持状態が変った場合でもこうした変化に対応して
十分な対策を施すことができ、安全な地盤保持状態を長
期にわたり維持できるという効果を有する。
【0035】また、本発明によれば、アンカー受圧部材
と押圧力分散体との間に間隔調整手段を配設し、アンカ
ー受圧部材と押圧力分散体との間隔を一様に調整してア
ンカー受圧部材の地盤からの高さを変化させたり、アン
カー受圧部材と押圧力分散体の所定箇所における互いの
間隔を変化させて一方の他方に対する傾きを変化させた
りすることにより、アンカー受圧部材据付け時の地盤表
面に対する高さ位置及び向きの調整が適切且つ容易に行
え、地盤表面の不陸に対しアンカー受圧部材の設置姿勢
を調整して適切に対応させられ、アンカー受圧部材から
地盤へ押圧力を確実に分散させて伝達できる状態が得ら
れるという効果を有する。さらに、グラウンドアンカー
各部の経年変化やアンカー設置箇所周囲の環境変化に伴
って地盤の保持状態が変った場合でも、こうした変化に
合わせて間隔調整手段による間隔調整を行ってアンカー
受圧部材及び押圧力分散体での地盤の保持状態を適切な
状態に修正できることとなり、安全な地盤保持状態を長
期にわたり維持できるという効果を有する。
【0036】また、本発明によれば、押圧力分散体を円
錐軸方向に複数分割構造とし、各分割体の組合わせる数
を変えて押圧力分散体の大きさを容易に調整できること
により、地盤の穿孔開口部の大きさに対応させて押圧力
分散体を適切な大きさに調整でき、アンカー受圧部材の
地盤に対する押圧力を最適な大きさの押圧力分散体で穿
孔開口部に無理なく伝えられ、地盤保持状態を確実に維
持できるという効果を有する。さらに、押圧力分散体を
分割体毎に持運んで現場に設置することができ、持運び
から据付けに至る作業が容易になり、作業者の負担も低
減されるという効果を有する。
【0037】また、本発明によれば、押圧力分散体の所
定の分割体相互間に圧力検知手段及び間隔調整手段を配
設し、圧力検知手段で検知した分割体相互間の圧力状態
に対応して、間隔調整手段で分割体間隔を一様に調整
し、押圧力分散体の円錐軸方向の寸法を変えてアンカー
受圧部材の地盤からの高さを変化させたり、分割体相互
の間隔を部分的に変化させて一方の他方に対する傾きを
変化させたりすることにより、アンカー受圧部材据付け
時の地盤表面に対する高さ位置及び向きの調整が適切且
つ容易に行え、地盤表面の不陸に対しアンカー受圧部材
の設置姿勢を調整して適切に対応させられ、アンカー受
圧部材から地盤へ押圧力を確実に分散させて伝達できる
状態が得られるという効果を有する。さらに、グラウン
ドアンカー各部の経年変化やアンカー設置箇所周囲の環
境変化に伴って地盤の保持状態が変った場合でも、こう
した変化に合わせて間隔調整手段による間隔調整を行っ
てアンカー受圧部材及び押圧力分散体での地盤の保持状
態を適切な状態に修正できることとなり、安全な地盤保
持状態を長期にわたり維持できるという効果を有する。
【0038】また、本発明によれば、アンカー受圧部材
と地盤との間に圧力検知手段を配設し、この圧力検知手
段にアンカー受圧部材と地盤の相互間の圧力状態を検知
させて取得情報を外部に送信させ、この送信情報を受け
て外部からアンカー受圧部材及び地盤における圧力変化
を監視して地盤保持状態の変化を確認できることによ
り、グラウンドアンカー各部の経年変化やアンカー設置
箇所周囲の環境変化に伴って地盤の保持状態が変った場
合でもこうした変化に対応して十分な対策を施すことが
でき、安全な地盤保持状態を長期にわたり維持できると
いう効果を有する。
【0039】また、本発明によれば、アンカー受圧部材
と地盤との間に間隔調整手段を配設し、アンカー受圧部
材と地盤との間隔を一様に調整してアンカー受圧部材の
地盤からの高さを変化させたり、アンカー受圧部材と地
盤の所定箇所における互いの間隔を変化させてアンカー
受圧部材の地盤に対する傾きを変化させたりすることに
より、アンカー受圧部材据付け時の地盤表面に対する高
さ位置及び向きの調整が適切且つ容易に行え、地盤表面
の不陸に対しアンカー受圧部材の設置姿勢を調整して適
切に対応させられ、アンカー受圧部材から地盤へ押圧力
を確実に分散させて伝達できる状態が得られるという効
果を有する。さらに、グラウンドアンカー各部の経年変
化やアンカー設置箇所周囲の環境変化に伴って地盤の保
持状態が変った場合でも、こうした変化に合わせて間隔
調整手段による間隔調整を行ってアンカー受圧部材での
地盤の保持状態を適切な状態に修正できることとなり、
安全な地盤保持状態を長期にわたり維持できるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るグラウンドアンカ
ー地上構造の正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るグラウンドアンカ
ー地上構造におけるアンカー受圧部材の平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るグラウンドアンカ
ー地上構造における押圧力分散体の配設途中状態説明図
である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るグラウンドアンカ
ー地上構造における押圧力分散体の斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係るグラウンドアンカ
ー地上構造の正面図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係るグラウンドアンカ
ー地上構造の斜視図である。
【符号の説明】
10 アンカー受圧部材 11 コア部 11a 中心孔 12 アーム部 20 押圧力分散体 21 中心孔 30 間隔調整手段 40 圧力検知手段 50 アンカー引張部材 60 地盤 61 穿孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通状態の中心孔を穿設された略台状体
    で形成され、地盤の所定の穿孔に挿入・固定されている
    アンカー引張部材の地上露出部分を前記中心孔に通した
    状態で前記地盤表面に設置され、且つ前記アンカー引張
    部材の地上露出部分に一体に固着されるアンカー受圧部
    材と、 貫通状態の中心孔を穿設された略円錐状体で形成され、
    前記アンカー引張部材の地上露出部分を前記略円錐状体
    の中心孔に通した状態で地盤における前記穿孔の開口部
    分に略円錐状体の尖端側を地盤側に向けて嵌め込まれ、
    前記アンカー受圧部材と地盤との間に配設される押圧力
    分散体とを備えることを特徴とするグラウンドアンカー
    地上構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のグラウンドアンカ
    ー地上構造において、 前記アンカー受圧部材と押圧力分散体との間における一
    又は複数の所定箇所に配設され、当該所定箇所における
    アンカー受圧部材と押圧力分散体の相互間の圧力状態を
    検知し、取得した情報を外部の管理手段に送信する所定
    の圧力検知手段を備えることを特徴とするグラウンドア
    ンカー地上構造。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載のグラウンド
    アンカー地上構造において、 前記アンカー受圧部材と押圧力分散体との間における一
    又は複数の所定箇所に配設され、当該所定箇所における
    アンカー受圧部材と押圧力分散体との間隔を変化させる
    所定の間隔調整手段を備えることを特徴とするグラウン
    ドアンカー地上構造。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    のグラウンドアンカー地上構造において、 前記押圧力分散体が、円錐軸方向に複数分割されてなる
    と共に、分割された各分割体の組合わせ数変更により円
    錐軸方向寸法を調整可能とされてなることを特徴とする
    グラウンドアンカー地上構造。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載のグラウンドアンカ
    ー地上構造において、 前記押圧力分散体が、所定の一又は複数の分割体相互間
    に、当該分割体相互間の圧力状態を検知する所定の圧力
    検知手段、及び分割体同士の間隔を変化させる所定の間
    隔調整手段をそれぞれ配設されてなることを特徴とする
    グラウンドアンカー地上構造。
  6. 【請求項6】 貫通状態の中心孔を穿設された略台状体
    で形成され、地盤の所定の穿孔に挿入・固定されている
    アンカー引張部材の地上露出部分を前記中心孔に通した
    状態で前記地盤表面に設置され、且つ前記アンカー引張
    部材の地上露出部分に一体に固着されるアンカー受圧部
    材と、 前記アンカー受圧部材と地盤との間における一又は複数
    の所定箇所に配設され、当該所定箇所におけるアンカー
    受圧部材と地盤の相互間の圧力状態を検知し、取得した
    情報を外部の管理手段に送信する所定の圧力検知手段を
    備えることを特徴とするグラウンドアンカー地上構造。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載のグラウンドアンカ
    ー地上構造において、 前記アンカー受圧部材と地盤との間における一又は複数
    の所定箇所に配設され、アンカー受圧部材及び地盤との
    それぞれの当接部分同士の距離を変化させる所定の間隔
    調整手段を備えることを特徴とするグラウンドアンカー
    地上構造。
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