JP2002060097A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP2002060097A
JP2002060097A JP2000249155A JP2000249155A JP2002060097A JP 2002060097 A JP2002060097 A JP 2002060097A JP 2000249155 A JP2000249155 A JP 2000249155A JP 2000249155 A JP2000249155 A JP 2000249155A JP 2002060097 A JP2002060097 A JP 2002060097A
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Japan
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sheet
skew
angle
roller
sheet conveying
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JP2000249155A
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English (en)
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Takashi Abe
隆 阿部
Hiroatsu Kazama
裕篤 風間
Shinji Hoizumi
真司 保泉
Hiroyoshi Kimura
拓善 木村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの位置ズレをサイドガイド基準で常に
適切に補正可能とする。 【解決手段】 シートが搬送されるシート搬送路の一側
端部にシート搬送方向と平行にサイド基準面を配置して
なるサイドガイドと、シート搬送方向に対して所定の傾
き角度をもって配置され、シート搬送路においてシート
をニップしつつ当該シートをサイド基準面側に斜行させ
る斜行ローラと、シート搬送方向に対する斜行ローラの
傾き角度を変更する駆動源となる角度変更用モータ44
と、搬送対象となるシートに関連するシート関連情報を
取得する操作パネル23及びシート検知センサ55と、
シート搬送路におけるシートの位置ズレ状態を検知する
スキュー検知センサ56と、シート関連情報及びシート
の位置ズレ状態を基に斜行ローラの傾き角度を変更する
際の角度変更条件を設定し、その角度変更条件にしたが
って角度変更用モータ44の駆動を制御するコントロー
ラ54とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等に
用いられるシート搬送装置に関し、特に、シート搬送時
におけるシートの位置ズレ(スキュー等)を補正する技
術する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等の画像形成装置には、
シート状の原稿又は用紙(以下、シートと総称する)を
搬送するシート搬送装置が組み込まれている。また、シ
ート搬送装置を備えた画像形成装置では、搬送中のシー
トが斜行したり、シート搬送方向と直交する方向に位置
ずれしたりすると、シートに対して画像がずれた状態で
形成されることになる。特に、両面コピー機能を持つ複
写機等においては、第1面に画像を形成した後、反転手
段によってシートを反転してから第2面に画像を形成す
るため、搬送中のシートが斜行したり、搬送方向と直交
する方向に位置ずれしたりすると、第1面と第2面の画
像がずれてしまうことになる。
【0003】このため、シート搬送装置には、搬送中の
シートのスキューや、搬送方向と直交する方向における
シートの位置ズレ、即ちサイドレジストレーション(以
下、サイドレジと略称する)などを修正するためのシー
ト位置決め機構が設けられている。
【0004】この種のシート搬送装置として、例えば、
特開昭62−230545号公報には、シート搬送路の
一側端部にサイド基準面を有するサイドガイドを設ける
とともに、そのサイド基準面側にシートを斜行させる斜
行ローラを有し、かつシート搬送方向に対する斜行ロー
ラの傾き角度を変更する角度変更手段を備えたものが記
載されている。
【0005】上記公報に記載されたシート搬送装置で
は、初期状態において斜行ローラの傾き角度を大きく設
定して、当該斜行ローラによりサイド基準面側にシート
を斜行させる。その後、シートの先端がシャッターに突
き当たるまで搬送すると、タイマー或いはパルス数のカ
ウント等により発せられる信号を基に、斜行ローラによ
るシートのニップ(挟持)を解除して搬送を一時停止
し、この状態で斜行ローラの傾き角度が小さくなるよう
に変更する。その後、シャッターを開くと同時に斜行ロ
ーラで再びシートをニップし、搬送を再開する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されたシート搬送装置においては、次のような
不具合があった。
【0007】第1に、斜行ローラでサイド基準面側に斜
行させたシートの先端をシャッターに突き当てるように
しているため、せっかくシートの側端を斜行ローラによ
ってサイド基準面に沿わせても、シートの先端が強い力
でシャッターに突き当てられることで、スキュー補正が
シャッター基準で行われてしまう。そのため、シート裁
断時のずれなどによってシートの直角度に狂いがある場
合は、上述のようにスキュー補正がシャッター基準で行
われることにより、シート搬送方向に対するシート側端
の傾き(以下、サイドスキューと称する)が生じてしま
う。さらに、両面コピー機能を持つ複写機などの場合に
は、反転手段によってシートを反転した際に、シート搬
送方向においてシートの先端と後端が入れ替わるため、
シートの先端をシャッターに突き当てるようにすると、
第1面と第2面の画像がずれてしまう。
【0008】第2に、シートを搬送の途中で一時停止す
るため、シートの搬送効率が低下してしまう。その結
果、画像形成装置の生産性が悪化することになる。
【0009】第3に、ソレノイドのオン/オフ切り替え
により斜行ローラの傾き角度を2段階で変更する構成と
なっているため、斜行ローラを初期角度(大きな傾き角
度)としてシートを斜行させた場合に、シートが厚紙の
ときの補正量確保と、シートが薄紙のときの座屈防止を
両立させることができない。即ち、シートが厚紙のとき
の補正量を十分に確保するために斜行ローラの初期角度
を大きめに設定すると、シートが薄紙だった場合に座屈
が発生してしまう。また、シートが薄紙のときの座屈を
防止するために斜行ローラの初期角度を小さめに設定す
ると、シートが厚紙だった場合に補正量が不足してしま
う。
【0010】第4に、斜行ローラの傾き角度を変更する
際のタイミングを、タイマーやパルス数のカウント等に
より管理しているため、例えばスキューしていないシー
トを斜行ローラで斜行させる場合にあっては、薄紙のシ
ートで座屈が発生し、また大きくスキューしたシートを
斜行ローラで斜行させる場合にあっては、補正量が不足
する事態を招いてしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート搬送
装置においては、シートが搬送されるシート搬送路の一
側端部にシート搬送方向と平行にサイド基準面を配置し
てなるサイドガイドと、シート搬送方向に対して所定の
傾き角度をもって配置され、シート搬送路においてシー
トをニップしつつ当該シートをサイド基準面側に斜行さ
せるシート斜行手段と、シート搬送方向に対するシート
斜行手段の傾き角度を変更する角度変更手段と、シート
搬送路におけるシートの位置ズレ状態及び搬送対象とな
るシートに関連するシート関連情報のうち、少なくとも
一方の情報に基づいて角度変更手段の駆動を制御する制
御手段とを備えた構成を採用している。
【0012】上記構成からなるシート搬送装置において
は、シート搬送路におけるシートの位置ズレ状態(例え
ば、リードスキュー、サイドスキュー、サイドレジ等の
状態)に基づいて制御手段が角度変更手段の駆動を制御
することにより、シート斜行手段の傾き角度がシートの
位置ズレ状態に適した条件で変更されるようになる。ま
た、搬送対象となるシートに関連するシート関連情報
(例えば、シートの坪量、紙質、サイズ等)に基づいて
制御手段が角度変更手段の駆動を制御することにより、
シート斜行手段の傾き角度がシート関連情報に適した条
件で変更されるようになる。さらに、シートの位置ズレ
状態とシート関連情報の両方に基づいて制御手段が角度
変更手段の駆動を制御することにより、シート斜行手段
の傾き角度がシートの位置ズレ状態とシート関連情報の
両方に適した条件で変更されるようになる。
【0013】また、上記構成からなるシート搬送装置に
おいて、制御手段からの制御指令により、シート斜行手
段でシートをニップしたままの状態で、角度変更手段の
駆動によりシート斜行手段の傾き角度を変更させること
により、シートのスキュー補正中にもシートの搬送が継
続的に行われるようなる。さらに、シート斜行手段の傾
き角度を変更するにあたって、シート斜行手段の傾き角
度が徐々に変化するように角度変更手段の駆動を制御す
る、或いはシートに対するシート斜行手段のニップ圧を
下げた状態で、角度変更手段の駆動によりシート斜行手
段の傾き角度を変更させることにより、角度変更に伴う
スキュー量の一時的な増大を防止することが可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】図1は本発明が適用されるフルカラー画像
形成装置の全体構成を示す概略図である。図示したフル
カラー画像形成装置1は、大きくは、画像読み取り部
2、画像形成部3及びシート搬送系4によって構成され
ている。
【0016】画像読み取り部2は、透明な原稿台(プラ
テンガラス)にセットされた原稿の画像を読み取るもの
である。この画像読み取り部2は、例えばランプ、ミラ
ー及びキャリッジ等からなる光学走査系と、この光学走
査系で読み取り走査された光学像を結像されるレンズ系
と、このレンズ系で結像された光学像を受光して電気信
号に変換する画像読み取りセンサ(例えば、CCDセン
サ)とを備えて構成されている。
【0017】画像形成部3は、ブラック(K)、Y(イ
エロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色に対応
する4つの感光体ドラム5,6,7,8と、各々の感光
体ドラムに対応する4つの一次転写ローラ9,10,1
1,12と、中間転写ベルト13と、二次転写ローラ1
4と、バキューム搬送部15と、定着器16とを備えた
4連タンデム式の構成となっている。
【0018】各々の感光体ドラム5,6,7,8の周囲
には、それぞれ帯電器、レーザ書き込み装置(レーザR
OS)、現像器、クリーナー等が配置されている。帯電
器は感光体ドラムの表面を一様に帯電するもので、レー
ザ書き込み装置は帯電器によって帯電された感光体ドラ
ムの表面にレーザ照射によって静電潜像を形成するもの
である。また、現像器は現像剤としてのトナーを感光体
ドラムの表面に供給することにより静電潜像を可視化
(現像)してトナー画像を形成するもので、クリーナー
は感光体ドラムに残留する不要なトナーをクリーニング
するものである。
【0019】これに対して、各々の一次転写ローラ9,
10,11,12は、それぞれに対応する感光体ドラム
5,6,7,8の近傍に中間転写ベルト13を介して対
向状態に配置されている。これらの一次転写ローラ9,
10,11,12は、上述のように感光体ドラム5,
6,7,8上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト
13上に転写(一次転写)するものである。中間転写ベ
ルト13は、複数(図例では5つ)のベルト支持ローラ
によってループ状に張設されている。
【0020】二次転写ローラ14は、中間転写ベルト1
3と対向状態に配置されている。この二次転写ローラ1
4は、上述のように中間転写ベルト13上に形成された
トナー画像をシート(用紙)に転写(二次転写)するも
ので、このトナー画像の転写位置(二次転写位置)が画
像形成部3における画像形成処理位置となる。バキュー
ム搬送部15は、二次転写ローラ14によってトナー画
像が転写されたシートを定着器16へと搬送するもので
ある。定着器16は、加熱加圧等によってシートにトナ
ー画像を定着させるものである。
【0021】一方、シート搬送系4は、第1のトレイ1
7、第2のトレイ18及び第3のトレイ19に収容され
た各々のシートを、それぞれ所定の経路で搬送するもの
である。各々のトレイ17,18,19の近傍には、そ
れぞれに対応する送り出しローラ20,21,22が配
設されている。各々の送り出し路0ら20,21,22
は、それぞれ対応するトレイ17,18,19から一枚
ずつ分離して呼び出されたシートをニップしてシート搬
送路上に一時停止させるとともに、所定のスタート信号
に基づくタイミングでシート搬送方向の下流側にシート
を送り出すものである。また、画像読み取り部2の近傍
には、ユーザーインターフェースとなる操作パネル23
が設けられている。この操作パネル23は、例えば画像
形成の対象となるシートが用紙である場合に、そのシー
トを収容するトレイの選択や、各々のトレイに収容され
たシートの坪量、紙質、厚さ、サイズ等をユーザー側で
指定する際に使用されるものである。なお、トレイの選
択以外の項目については、例えばトレイの近傍に設けら
れたスイッチ類を用いてトレイ毎に指定される場合もあ
り、そうした場合はトレイの選択によってそれらの項目
も自動的に指定されることになる。
【0022】ここで、各々の送り出しローラ20,2
1,22によるシートの送り出し位置から、上記画像形
成部3における画像形成処理位置を経由して排出トレイ
24に至る一連のシート搬送路R1〜R5には、それぞ
れシート搬送のためのローラが適宜配設されている。第
1のトレイ17に収容されたシートは、送り出しローラ
20により送り出された後、第1のシート搬送路R1を
経由して合流搬送部25へと送り込まれる。また、第2
のトレイ18に収容されたシートは、送り出しローラ2
1により送り出された後、第1のシート搬送路R1を経
由して合流搬送部25へと送り込まれる。一方、第3の
トレイ19に収容されたシートは、送り出しローラ22
によって合流搬送部25へと直接送り込まれる。
【0023】また、合流搬送部25に送り込まれたシー
トは、第2のシート搬送路R2を経由して、画像形成部
3における画像形成処理位置へと送り込まれる。さら
に、画像形成処理位置を通過したシートは、バキューム
搬送部15により定着器16に送り込まれた後、第3の
シート搬送路R3を経由して排出トレイ24へと排出さ
れる。これに対して両面(第1面と第2面)に画像が形
成されるシートは、定着器16を通過した後、第4のシ
ート搬送路R4を経由して両面用反転部28に送り込ま
れ、そこで表裏反転された後、第5のシート搬送路R5
を経由して再び合流搬送部25へと送り込まれる。
【0024】このようなシート搬送路R1〜R5におい
て、第2のシート搬送路R2にはスキュー補正部26と
レジストローラ27とが配設されている。スキュー補正
部26は、第2のシート搬送路R2を搬送されるシート
のスキューを補正するものである。スキュー補正部26
の構成については、後段で詳しく説明する。レジストロ
ーら27は、互いに圧接状態に保持された一対のローラ
によって構成されたもので、それら一対のローラ間でシ
ートをニップ(挟持)しつつ、当該ローラの回転によっ
て画像形成処理位置にシートを送り込むものである。そ
の際、図示しないタイミング制御手段は、レジストロー
ラ27によるシートの搬送速度を調整することにより、
画像形成処理位置へのトナー画像の到達タイミングとシ
ートの到達タイミングを合わせる。
【0025】また、シート搬送路R3,R5には、それ
ぞれカール補正部29,30が設けられている。各々の
カール補正部29,30は、定着器16でトナー画像を
定着させるときに生じるシートのカールを補正するため
のものである。
【0026】続いて、上記構成からなるフルカラー画像
形成装置1の動作について説明する。先ず、画像読み取
り部2によって原稿の画像が読み取られると、これによ
って得られた画像信号を基に画像形成部3でトナー画像
が形成される。この画像形成部3では、4つの感光体ド
ラム3,4,5,6を回転駆動しつつ、それぞれに対応
する帯電器、レーザ書き込み装置(レーザROS)、現
像器によって各感光体ドラム5,6,7,8の表面に
K,Y,M,Cのトナー画像が順に形成される。このよ
うに形成された各色のトナー画像は、一次転写ローラ
9,10,11,12によって順次、中間転写ベルト1
3上に重ね転写される。これにより、中間転写ベルト1
3には、4色トナーを重ね合わせた多色(フルカラー)
のトナー画像が形成される。このように中間転写ベルト
13に形成されたトナー画像は、当該中間転写ベルト1
3に担持されて画像形成処理位置(二次転写位置)へと
送り込まれる。
【0027】一方、操作パネル23を用いてユーザーに
より選択されたトレイのシート、或いは自動選択機能に
よって選択されたトレイのシートは、画像形成処理位置
にトナー画像が到達するタイミングに合わせてレジロー
ラ27により送り込まれる。例えば、上述のように選択
されたトレイが第1のトレイ17であるとすると、送り
出しローラ20によって送り出されたシートが第1のシ
ート搬送路R1を経由して合流搬送部25に送り込ま
れ、さらに第2のシート搬送路R2を経由してレジスト
ローラ27により画像形成処理位置へと送り込まれる。
【0028】これにより、画像形成部3の画像形成処理
位置では、中間転写ベルト13に担持されたトナー画像
(フルカラー画像)が二次転写ローラ14によってシー
トに一括転写(二次転写)される。その後、シートはバ
キューム搬送部15によって定着器16に送られ、そこ
でトナー画像の定着処理が施された後、第3のシート搬
送路R3を経由して排出トレイ24に排出される。
【0029】ただし、両面に画像形成が行われるシート
は、第4のシート搬送路R4を経由して両面用反転部2
8に送られ、そこで表裏反転されて第5のシート搬送路
R5に送られる。その後、両面コピー用のシートは、第
5のシート搬送路R5に沿って搬送された後、当該シー
ト搬送路R5の終端近傍に設けられた送り出しローラ3
1に突き当てられて(又はニップされて)一時停止す
る。そして、所定の再スタート信号に基づく送り出しロ
ーラ31の回転により両面コピー用のシートがタイミン
グ調整されて合流搬送部25に再度送り込まれる。以降
は、上記同様にトナー画像がシートに転写、定着された
後、第3のシート搬送路R3を経由してシートが排出ト
レイ24に排出される。
【0030】図2は上述したスキュー補正部26の構成
を示す概略平面図であり、図3は当該スキュー補正部2
6をシート搬送方向の上流側から見た場合の概略側面図
である。図示のように、シートが搬送されるシート搬送
路(本形態では第2のシート搬送路R2)の一側端部に
はサイドガイド32が設けられている。このサイドガイ
ド32は、シート搬送方向Yから見て略コ字形に形成さ
れるとともに、そのコ字形部分の奥側にサイド基準面3
3が一体に形成されている。さらに、サイドガイド32
における略コ字形の入り口部分は、シートの側端部を取
り込みやすいように外開き状(略V字形)に形成されて
いる。またサイドガイド32は、シート搬送方向Yと平
行にサイド基準面33を配置した状態で上記フルカラー
画像形成装置1(図1参照)の本体フレーム34に固定
されている。
【0031】本体フレーム34には、略L字形に屈曲し
た支持部材35が取り付けられている。支持部材35の
上面には基台36の一端側が載置され、この基台36上
に斜行ローラ37が搭載されている。基台36は平面視
長方形の板状構造をなすもので、その一端側が支持部材
35上で回動自在に支持されている。即ち、支持部材3
5の上面には略垂直に起立した回転支軸(丸ピン)38
が設けられている。この回転支軸38は、基台36に搭
載された斜行ローラ37のほぼ真下に位置するように配
置されている。これに対して、基台36の一端側には図
示しない貫通孔(丸孔)が設けられ、この貫通孔を上記
回転支軸38に嵌合させることにより、基台36が回動
自在に支持されている。
【0032】一方、基台36の他端側はリンクアーム3
9に載置されている。リンクアーム39の長手方向の両
端部にはそれぞれリンクガイド40が配置され、これら
のリンクガイド40によってリンクアーム39がシート
搬送方向Yに沿って移動自在に支持されている。また、
リンクアーム39の長手方向の略中間部には係合ピン4
1が立設されている。この係合ピン41は、基台36に
設けられた長孔42に嵌合されている。さらに、リンク
アーム39の一端側にはラックギア43が形成されてい
る。これに対して、角度変更用モータ44の出力軸(回
転駆動軸)にはピニオンギア45が装着され、このピニ
オンギア45に上記ラックギア43が噛合されている。
角度変更用モータ44は、斜行ローラ37の傾き角度変
更する際の駆動源となるものである。角度変更用モータ
44としては、ステッピングモータやDCモータなどが
用いられる。
【0033】一方、斜行ローラ37は、丸シャフト形を
なすローラ回転軸46の一端に装着されている。ローラ
回転軸46は、略コ字形に形成された軸受部材47によ
って回動自在に支持されている。また、ローラ回転軸4
6の他端には従動ギア48が装着されている。これに対
して、ローラ回転用モータ49の出力軸(回転駆動軸)
には駆動ギア50が装着され、この駆動ギア50に上記
従動ギア48が噛合されている。ローラ回転用モータ4
9は、斜行ローラ37を回転させる際の駆動源となるも
ので、スペーサ部材51を介して基台36に搭載されて
いる。ローラ回転用モータ49としては、ステッピング
モータやDCモータなどが用いられる。
【0034】こうして基台36上に搭載された斜行ロー
ラ37に対しては、その上方からピンチローラ52が圧
接されている。ピンチローラ52は、斜行ローラ37の
回転駆動に従って回転動作するものである。ピンチロー
ラ52は、例えばバネ等の弾性部材を用いて斜行ローラ
37に圧接され、かつその圧接力は例えばプランジャ等
の作動装置を用いて可変することにより、少なくとも2
段階に変えられる構成となっている。
【0035】さらに、サイドガイド32と略同一の高さ
位置には、上下一対のシュート部材53A,53Bが配
置されている。一対のシュート部材53A,53Bは、
シート搬送路上でシートの搬送を案内するものである。
【0036】上記構成からなるスキュー補正部26にお
いて、ローラ回転用モータ49を駆動すると、その駆動
力(回転力)が駆動ギア50及び従動ギア48を介して
ローラ回転軸46に伝達される。これにより、ローラ回
転軸46と一体に斜行ローラ37が回転する。このと
き、斜行ローラ37の回転方向及び回転速度は、ローラ
回転用モータ49の回転方向及び回転速度に対応したも
のとなる。
【0037】また、角度変更用モータ44を駆動する
と、その駆動力(回転力)がピニオンギア45及びラッ
クギア43を介してリンクアーム39に伝達される。こ
のとき、ラック&ピニオンによる動力伝達によって角度
変更用モータ44の回転運動がリンクアーム39の直線
運動に変換される。これにより、角度変更用モータ44
の駆動(回転方向、回転速度、回転量等)に従ってリン
クアーム39がシート搬送方向Yと平行に移動し、これ
に連動して基台36が回転支軸38を中心に回転動作す
る。その結果、シート搬送方向Yに対する斜行ローラ3
7の傾き角度θが変化する。
【0038】因みに、本実施形態においては、角度変更
用モータ44の駆動により斜行ローラ37の傾き角度θ
を任意に変更し得る構成となっており、さらにその角度
変更範囲において、斜行ローラ37の傾き角度θをゼロ
の状態、つまり斜行ローラ37がシート搬送方向Yと平
行になる状態まで可変し得る構成となっている。
【0039】図4は本実施形態に係るシート搬送系4の
制御ブロック図である。図4において、コントローラ5
4は、シート搬送系4の全体の動作を制御するもので、
例えば演算処理機能を有するCPU、制御用プログラム
を格納するROM及び制御用データを記憶するRAM等
によって構成される。ただし、図4においては、シート
搬送系4におけるスキュー補正部26の動作制御に係る
ブロック構成のみを示している。
【0040】コントローラ54には、その制御対象とな
るローラ回転用モータ49と角度変更用モータ44とが
それぞれモータドライバ等を介して電気的に接続され、
これによってコントローラ54からの制御指令に基づい
て各モータ49,44が回転駆動する構成となってい
る。
【0041】またコントローラ54には、前述した操作
パネル23(図1参照)とともに、シート検知センサ5
5とスキュー検出センサ56が電気的に接続され、これ
によって操作パネル23及び各センサ55,56からの
情報がコントローラ54に通知される構成になってい
る。シート検知センサ55は、搬送対象となるシートの
状態をシート関連情報(後述)の一つとして検知するも
のである。スキュー検知センサ56は、シート搬送路に
おけるシートの位置ズレ状態(後述)を検知するもので
ある。
【0042】このうち、操作パネル23及びシート検知
センサ55は、搬送対象となるシートに関連するシート
関連情報を取得してコントローラ54に通知するもので
ある。操作パネル23によって取得されるシート関連情
報としては、先にも述べたとおりトレイの選択情報と、
各々のトレイに収容されたシートの坪量、紙質、厚さ、
サイズ等の情報がある。また、操作パネル23を介して
ユーザーにより両面コピーが選択された場合は、画像形
成処理位置に向けて搬送されるシートの第1面に画像を
形成するのか、第2面に画像を形成するのかといった判
別情報も、シート関連情報の一項目としてコントローラ
54に通知される。
【0043】一方、シート検知センサ55によって取得
可能(検知可能)なシート関連情報としては、シートの
坪量、紙質、厚さ、剛性、帯電量、含水率、温度等の情
報がある。なお、重複するシート関連情報の項目(坪
量、紙質、厚さ等)については、どちらか一方の情報を
コントローラ554側で取得すればよい。また、ここで
挙げたシート関連情報は必ずしも全て取得する必要はな
く、また上記項目以外のシート関連情報があれば、それ
を併せて取得しても構わない。
【0044】ここで、シート検知センサ55の具体的な
構成例について説明する。先ず、シート検知センサ55
がシートの紙質を検知するものである場合は、図5
(A)に示す構成を採用することができる。かかる構成
においては、トレイの内部や斜行ローラ37よりもシー
ト搬送方向の上流側に、シートPと斜めに対向する向き
で反射型のフォトセンサ57が設けられている。フォト
センサ57の発光部と受光部は互いに同じ向きに配置さ
れている。
【0045】上記構成において、シートPがコート紙で
ある場合は、シート表面が非常に平滑なものとなるた
め、発光部から発光されたセンサ光の殆どが図中実線矢
印で示すようにシートPの表面でフォトセンサ57と異
なる方向に反射(正反射)される。したがって、シート
Pの表面で反射した反射光がフォトセンサ57の受光部
で受光されることはない。これに対して、シートPが普
通紙である場合は、シート表面が比較的粗いものとなる
ため、発光部から発光されたセンサ光がシートPの表面
で多方向に反射(乱反射)される。これにより、シート
Pの表面で反射した反射光の一部が図中破線で示すよう
にフォトセンサ57側に戻って受光部で受光される。そ
の結果、シートPがコート紙か普通紙かによって受光部
での受光量に大きな格差が生じ、その受光量に応じてフ
ォトセンサ57の出力信号(オンオフ状態又は出力レベ
ル)が切り替わるようになる。そのため、フォトセンサ
57の出力信号を読み取ることにより、搬送対象となる
シートPの紙質(この例ではコート紙であるか普通紙で
あるか)を検知することが可能となる。
【0046】シート検知センサ55がシートの厚さを検
知するものである場合は、図5(B)に示す構成を採用
することができる。かかる構成においては、一定の位置
で回転自在に支持された搬送ローラ58に対し、バネ等
を用いてピンチローラ59が圧接状態に保持されてい
る。そして、ピンチローラ59の近傍に変位センサ60
が設けられている。搬送ローラ58及びピンチローラ5
9は、斜行ローラ36よりもシート搬送方向の上流側に
配置されたものである。変位センサ60は、ピンチロー
ラ59の上端側の外周面に対向する向きで配置されてい
る。
【0047】上記構成において、ピンチローラ60は、
搬送ローラ59との間でシートPをニップ(挟持)する
ことにより、シートPの厚みに応じて上下方向に変位す
る。そのため、搬送ローラ58との間でシートPをニッ
プしている状態(搬送している状態)とニップしていな
い状態(搬送していない状態)でのピンチローラ59の
変位量を変位センサ60で読み取ることにより、搬送対
象となるシートPの厚みを検知することが可能となる。
【0048】シート検知センサ55がシートの剛性を検
知するものである場合は、図5(C)に示す構成を採用
することができる。かかる構成においては、斜行ローラ
37よりもシート搬送方向の上流側で、一対の案内部材
61A,61BによりシートPの進行方向が略R状に曲
げられて案内されるようになっている。外側の案内部材
61Bは、例えば板バネ等を用いて可動式に支持されて
いる。この可動式の案内部材61Bが変位する方向に
は、当該案内部材61Bと対向する向きに変位センサ6
2が配置されている。
【0049】上記構成においては、図示しない搬送ロー
ラによって搬送されたシートPの先端が外側の案内部材
61Bに当接する。このとき、シートPの剛性が低いと
案内部材61Bに倣ってシートPの進行方向が容易に曲
げられるものの、シートPの剛性が高いと案内部材61
によりシートPの進行方向を曲げる過程で、案内部材6
1Bが外側に押し込まれる。これにより、案内部材61
Bが変位センサ62に接近する方向に変位するととも
に、その変位量がシートPの剛性に応じて変化する。即
ち、シートPの剛性が高い場合はそれに応じて案内部材
61Bの変位量が多くなり、逆にシートPの剛性が低い
場合はそれに応じて案内部材61の変位量も少なくな
る。したがって、案内部材61の変位量を変位センサ6
2で読み取ることにより、搬送対象となるシートPの剛
性を検知することが可能となる。
【0050】シート検知センサ55がシートの帯電量を
検知するものである場合は、図6(A)に示す構成を採
用することができる。かかる構成においては、斜行ロー
ラ37よりもシート搬送方向の上流側に、シートPと対
向する向きで表面電位計63が設けられている。この表
面電位計63は、シートPの帯電量に応じた出力信号を
発生するものである。したがって、表面電位計63の出
力信号を読み取ることにより、搬送対象となるシートP
の帯電量を検知することが可能となる。
【0051】シート検知センサ55がシートの含水率を
検知するものである場合は、図6(B)に示す構成を採
用することができる。かかる構成においては、斜行ロー
ラ37よりもシート搬送方向の上流側でシートが一時停
止する位置、例えば各トレイに対応する送り出しローラ
20,21,22(図1参照)によってシートPが一時
停止する位置に含水率計64が設けられている。この含
水率計64は、シートPを上下方向から挟み込むことに
より、当該シートPの含水率に応じた出力信号を発生す
るものである。したがって、シートPが一時停止してい
るときに、シートPを含水率計64で挟み込み、その状
態で含水率計64の出力信号を読み取ることにより、搬
送対象となるシートPの含水率を検知することが可能と
なる。
【0052】シート検知センサ55がシートの温度を検
知するものである場合は、図6(C)に示す構成を採用
することができる。かかる構成においては、トレイの内
部や斜行ローラ37よりもシート搬送方向の上流側に、
シートPと対向する向きで赤外線温度センサ65が設け
られている。この赤外線温度センサ65は、シートPの
温度に応じた出力信号を発生するものである。したがっ
て、赤外線温度センサ65の出力信号を読み取ることに
より、搬送対象となるシートPの温度を検知することが
可能となる。
【0053】なお、シートPの含水率と温度について
は、上記含水率計64と赤外線センサ65を用いる以外
にも、例えば画像形成装置内(特に、トレイ近傍)に温
度センサと湿度センサを取り付け、これらのセンサによ
って得られる温湿度の情報に基づいてシートPの含水率
と温度を推定するようにしてもよい。
【0054】また、シートの坪量については、フォトセ
ンサ57によるシート紙質の検知結果と変位センサ60
によるシート厚の検知結果に基づいて総合的に判断する
ことができる。
【0055】一方、スキュー検知センサ56は、本発明
における位置ズレ検知手段を構成するものである。スキ
ュー検知センサ56で検知可能なシートの位置ズレ状態
としては、リードスキュー、サイドスキュー、サイドレ
ジ等の状態情報がある。リードスキューとは、シート搬
送方向Yと直交する方向に対するシート先端の傾きを言
い、サイドスキューとは、シート搬送方向Yと平行な方
向に対するシート側端の傾きを言う。
【0056】スキュー検知センサ56がリードスキュー
の状態を検知するものである場合は、図7(A)に示す
構成を採用することができる。かかる構成においては、
斜行ローラ37よりもシート搬送方向Yの上流側、さら
に詳しくは斜行ローラ37の少し手前に、一対の検知セ
ンサ66A,66Bが配置されている。また、一対の検
知センサ66A,66Bは、シート搬送方向Yと直交す
る軸上に所定の間隔で配置されている。各々の検知セン
サ66A,66Bは、例えば発光素子と受光素子を備え
た光学センサによって構成されるもので、それぞれの検
知ポイント(センシング位置)をシートPの先端又は後
端が通過することにより、センサ出力信号(例えば、オ
ンオフ状態)が切り替わる構成となっている。
【0057】上記構成においては、図示しない上流側の
搬送ローラによって搬送されたシートPの先端が各検知
センサ66A,66Bの検知ポイントを通過すると、そ
の通過タイミングに応じて各センサの出力信号が切り替
わる。このとき、シートPの先端が各検知センサ66
A,66Bの検知ポイントを同時に通過した場合、つま
りリードスキューが生じていない場合は、各センサの出
力信号が同時に切り替わる。これに対して、シートPの
先端が各検知センサ66A,66Bの検知ポイントを同
時に通過しなかった場合、つまりリードスキューが生じ
ている場合は、各センサの出力信号の切り替わりタイミ
ングにズレが生じる。したがって、各検知センサ66
A,66Bの出力信号の切り替わりタイミングを読み取
ることにより、リードスキューが発生しているかどう
か、さらにはリードスキューがどの程度の大きさ(スキ
ュー量)で発生しているかを検知することが可能とな
る。
【0058】スキュー検知センサ56がサイドスキュー
の状態を検知するものである場合は、図7(B)に示す
構成を採用することができる。かかる構成においては、
斜行ローラ37よりもシート搬送方向Yの上流側、さら
に詳しくは斜行ローラ37の少し手前に、一対のCCD
センサ67A,67Bが配置されている。また、一対の
CCDセンサ67A,67Bは、シート搬送方向Yと平
行な軸上に所定の間隔で配置されている。各々のCCD
センサ67A,67Bは、それぞれの読み取り範囲内を
シートPの側端が通過することにより、センサ出力レベ
ルが変化する構成となっている。
【0059】上記構成においては、図示しない上流側の
搬送ローラによって搬送されたシートPの側端が各CC
Dセンサ67A,67Bの読み取り範囲内を通過する
と、その通過位置に応じて各センサの出力レベルが変化
する。これにより、所定のタイミングで各CCDセンサ
67A,67Bの出力信号を読み取ることで、一方のC
CDセンサ67AにおけるシートPの側端位置と、他方
のCCDセンサ67BにおけるシートPの側端位置を把
握できるため、それらの位置関係からサイドスキューが
発生しているかどうか、さらにはサイドスキューがどの
程度の大きさ(スキュー量)で発生しているかを検知す
ることが可能となる。
【0060】なお、サイドレジの状態については、CC
Dセンサ67A,67Bの出力信号から把握されるシー
トPの側端位置と予め設定されたサイドレジの基準位置
(サイドガイド32のサイド基準面33で規制される位
置)とのズレ量から検知することが可能である。また、
サイドスキューの状態については、一個のCCDセンサ
(例えば、CCDセンサ67Aだけ)を用いて、そのセ
ンサ出力信号を、タイミングをずらして2回以上読み取
るようにしても検知可能である。さらに、サイドレジの
状態についても一個のCCDセンサだけで検知可能であ
る。
【0061】続いて、コントローラ54からの制御指令
に基づくシート搬送系4(特に、スキュー補正部26)
の動作について図8のフローチャートを用いて説明す
る。
【0062】先ず、ユーザーにより画像形成開始ボタン
(コピー開始ボタン等)が押されると、ステップS1に
おいてコントローラ54が搬送ローラ駆動用の駆動モー
タ(ローラ回転用モータ49を含む)を駆動し、これに
よってシートの搬送を開始する。このとき搬送されるシ
ートは、操作パネル23を用いてユーザーにより選択さ
れたトレイから送り出されたものとなる。
【0063】次いで、ステップS2においては、上述の
ように搬送されたシートが斜行ローラ37に到達するま
での間に、操作パネル23、シート検知センサ55及び
スキュー検知センサ56によって得られる各種の情報を
コントローラ54が取り込む。コントローラ54に取り
込まれる情報としては、シート搬送路におけるシートの
位置ズレ状態(リードスキュー、サイドスキュー、サイ
ドレジ等の状態)や、搬送対象となるシートに関連する
シート関連情報(坪量、紙質、厚さ、第1面or第2
面、サイズ、剛性、帯電量、含水率、温度等)がある。
【0064】続いて、ステップS3においては、先のス
テップS2で取り込まれた各種の情報を基にコントロー
ラ54が斜行ローラ37の角度変更に係る諸条件(角度
変更条件)を設定する。この諸条件には、斜行ローラ3
7の初期角度と最終角度、初期角度を維持する時間など
がある。
【0065】図9(A),(B)は斜行ローラ37の角
度変更に係る諸条件の設定原理を示す図である。この図
9においては、斜行ローラ37の傾き角度θを、初期角
度θ 0を基準に2段階(大きい角度θ1、小さい角度
θ2)に切り替える場合を例示している。因みに、初期
角度θ0とは、スキュー検知センサ56で検知されるシ
ートの位置ズレ量(例えば、リードスキュー量、サイド
スキュー量など)が、或るバラツキの範囲内で中間的な
値をとる場合や、操作パネル23及びシート検知センサ
55によって得られるシート関連情報(例えば、シート
サイズ、坪量など)が標準的な値をとる場合に適切(又
は最適)とされる角度である。
【0066】先ず、図9(A)に示すように、スキュー
検知センサ59によって検知されたシートの位置ズレ量
(リードスキュー、サイドスキュー、サイドレジ)が予
め設定された位置ズレ量(以下、規定量)よりも大きい
場合は、斜行ローラ37の傾斜角度θを大きい角度θ1
にする、又は初期角度θ0に維持する時間を長くする、
或いはその両方を実現するように角度変更条件を設定す
る。また、スキュー検知センサ59によって検知された
シートの位置ズレ量が規定量よりも小さい場合は、斜行
ローラ37の傾斜角度θを小さい角度θ2にする、又は
初期角度θ0に維持する時間を短くする、或いはその両
方を実現するように角度変更条件を設定する。
【0067】一方、図9(B)に示すように、操作パネ
ル23及びシート検知センサ55によって得られたシー
ト関連情報において、坪量が小さい場合、紙質が普通紙
の場合、シートが薄い場合、剛性が低い場合、サイズが
小さい場合、帯電量が低い場合、含水率が低い場合、第
1面をコピーする場合などように、シートがサイド基準
面33側に寄りやすい状態の場合は、それぞれ斜行ロー
ラ37の傾斜角度θを小さい角度θ2にする、又は初期
角度θ0に維持する時間を短くする、或いはその両方を
実現するように角度変更条件を設定する。
【0068】また、操作パネル23及びシート検知セン
サ55によって得られたシート関連情報において、坪量
が大きい場合、紙質がコート紙の場合、シートが厚い場
合、剛性が高い場合、サイズが大きい場合、帯電量が高
い場合、含水率が高い場合、第2面をコピーする場合な
どように、シートがサイド基準面33側に寄りにくい状
態の場合は、それぞれ斜行ローラ37の傾斜角度θを大
きい角度θ1にする、又は初期角度θ0に維持する時間を
長くする、或いはその両方を実現するように角度変更条
件を設定する。参考までに、第2面をコピーする場合
は、第1面へのコピー時に定着器16によってシートの
表面にシリコンオイル等が付着し、これによって斜行ロ
ーラ37とシート間の摩擦抵抗が低下するため、シート
がサイド基準面33側に寄りにくい状態となる。また、
シートがコート紙の場合は、そのシート表面へのコーテ
ィング処理によって斜行ローラ37とシート間の摩擦抵
抗が低下するため、シートがサイド基準面33側に寄り
にくい状態となる。
【0069】ちなみに、図9(A),(B)に示した例
では、斜行ローラ37の傾き角度θを初期角度θ0、大
きい角度θ1、小さい角度θ2のいずれかで設定するよう
にしているが、斜行ローラ37の傾き角度θについては
角度変更用モータ44の駆動を制御することで任意に変
更可能な構成となっているため、コントローラ54では
更にきめ細かに角度変更の条件を設定することが可能で
ある。
【0070】例えば、斜行ローラ37の傾き角度θを大
きい角度θ1にする場合又は小さい角度θ2にする場合に
おいては、初期角度θ0からどの程度大きい角度又は小
さい角度にするのかを、各種の情報(例えば、リードス
キュー量、サイドスキュー量、リードレジ量、坪量、紙
質、シート厚、シート剛性、シートサイズ、帯電量、含
水量)に応じてきめ細かく設定することが可能である。
また、斜行ローラ37の傾き角度θを初期角度θ0に維
持する時間を長くする場合又は短くする場合において
も、どの程度長くするのか又は短くするのかを、各種の
情報に応じてきめ細かく設定することが可能である。
【0071】このように斜行ローラ37の角度変更条件
を設定したら、続くステップS4において、コントロー
ラ54は先に設定した角度変更条件(角度変更プロファ
イル)に基づいて角度変更用モータ44を駆動すること
により、角度変更制御を開始する。これにより、斜行ロ
ーラ37の傾き角度θが上記角度変更条件にしたがって
変更される。
【0072】かかる角度変更に際して、コントローラ5
4は、斜行ローラ54とピンチローラ52との間でシー
トをニップしたままの状態、つまりシートの斜行(搬
送)を継続した状態で、斜行ローラ54の傾き角度θを
変更する。また、上述のように角度変更条件を設定する
ことにより、シートの側端がサイドガイド32のコ字形
部分に取り込まれる前後のタイミングで、斜行ローラ5
4の傾き角度θを減じる方向に変更する。これにより、
斜行ローラ54によってサイド基準面33側に斜行され
たシートは、そのシート側端がサイド基準面33に当接
することにより次第に姿勢矯正され、最終的にはシート
の側端がサイド基準面33に沿うかたちでスキュー補正
される。
【0073】このようにスキュー補正部26でシートの
スキューを補正するにあたり、スキュー検知手段56に
よって検知されるシートの位置ズレ状態、又は操作パネ
ル23やシート検知センサ55によって得られるシート
関連情報、或いはその両方の情報に基づいて、斜行ロー
ラ54の傾き角度θを変更することにより、斜行ローラ
37でシートをニップして斜行させる際に、例えばシー
トの位置ズレ量が規定量よりも大きかった場合は、斜行
ローラ37の傾き角度を大きくする、又は初期角度を維
持する時間を長くする、或いはそれらの相乗作用によっ
て、スキュー補正の粗調整を素早く行うことができる。
また、シートの位置ズレ量が規定量よりも小さかった場
合は、斜行ローラ37の傾き角度を小さくする、又は初
期角度を維持する時間を短くする、或いはそれらの相乗
作用によって、サイドガイド32へのシートの衝突によ
る座屈を有効に防止することができる。
【0074】さらに、シートがサイド基準面33側に寄
りにくい状態の場合は、斜行ローラ37の傾き角度を大
きくする、又は初期角度を維持する時間を長くする、或
いはそれらの相乗作用によって、スキュー補正の粗調整
を素早く行うことができる。また、シートがサイド基準
面33側に寄りやすい状態の場合は、斜行ローラ37の
傾き角度を小さくする、又は初期角度を維持する時間を
短くする、或いはそれらの相乗作用によって、サイドガ
イド32へのシートの衝突による座屈を有効に防止する
ことができる。
【0075】また、斜行ローラ37でシートをニップし
たままの状態で、当該斜行ローラ37の傾き角度θを変
更するため、シートの搬送がスキュー補正部26で中断
することなく行われる。これにより、シートの搬送効率
が高まるため、画像形成装置の生産性が向上する。
【0076】ここで、シートをニップしたまま斜行ロー
ラ37の傾き角度θを変更すると、角度変更時において
シートに回転力が作用し、これによって図10に示すよ
うに角度変更を行った時点でシートのスキュー量が一時
的に増大することも懸念される。しかし、角度変更後に
おいても斜行ローラ37によってスキュー補正が継続さ
れるため、角度変更後のスキュー補正のためのシート搬
送距離を長く確保することにより、シートのスキューを
確実に補正することができる。
【0077】また、図11に示すように、斜行ローラの
傾き角度θを変更するにあたって、シートに対する斜行
ローラ37のニップ圧を一時的に低下させ、その状態
(ローラニップ圧を下げた状態)で角度変更用モータ4
4の駆動により斜行ローラ37の傾き角度θを変更する
ことにより、角度変更時にシートと斜行ローラ37の間
で適度なスリップ現象が発生するようになる。その結
果、角度変更時にシートに作用する回転力がスリップ現
象によって極度に弱まるため、角度変更に伴うスキュー
量の一時的な増大を防止することができる。したがっ
て、角度変更後のスキュー補正に要するシート搬送距離
を短縮することが可能となる。
【0078】また、図12に示すように、斜行ローラ3
7の傾き角度θが徐々に変化する(小さくなる)ように
角度変更用モータ44の駆動を制御することにより、角
度変更時においてシートに僅かな回転力しか作用しなく
なる。その結果、上記同様に角度変更に伴うスキュー量
の一時的な増大を防止し、角度変更後のスキュー補正に
要するシート搬送距離を短縮することが可能となる。ま
た、角度変更中における斜行ローラ37の傾き角度θが
シートのスキュー量に対応するようになるため、スキュ
ー補正を効率的に行うことができる。
【0079】なお、斜行ローラ37の傾き角度θを変更
するにあたっては、上述のようにローラニップ圧を下げ
ることと、角度変更を徐々に行うことを併せて実施して
もよい。また、角度変更の仕方についても、上記図12
に示すように連続的に変化させる以外に、多段階(階段
状)に変化させる、或いは変化の度合いを緩やかにして
もよい。さらに、最終的な斜行ローラ37の傾き角度θ
を0(ゼロ)にしてもよい。
【0080】また、サイド基準面33へのシートの突き
当てによってスキュー補正を行うものにおいては、例え
ば図13に示すように、斜行ローラ37よりもシート搬
送方向Yの上流側に変向部68(図例では大小2つのロ
ーラで構成)を設け、この変向部68によってシートP
の向きをサイド基準面33と反対側(図の左側)に変向
させることにより、サイド基準面33に対して常にシー
トPの後端側から接触させてシート先端の角の崩れ(座
屈)を防止する技術が知られている。このような技術を
本発明のシート搬送装置に適用する場合は、変向部68
よりも下流側でかつ斜行ローラ37の近傍にスキュー検
知のための検知センサ66A,66Bを配置することに
より、変向部68によるシート位置ズレ状態の検知誤差
を小さく抑えることができる。
【0081】続いて、本発明の他の実施形態について説
明する。かかる実施形態においては、先述した実施形態
との比較において、特に、シートの位置ズレ状態を検知
するセンサの構成とこれに基づくシート搬送系(特に、
スキュー補正部26)の動作が異なるものとなってい
る。
【0082】先ず、シートの位置ズレ状態を検知するセ
ンサの構成について説明する。スキュー検知センサ56
がリードスキューの状態を検知するものである場合は、
図14(A)に示す構成を採用することができる。かか
る構成においては、斜行ローラ37にニップされた後の
リードスキューの状態を検知し得るよう、斜行ローラ3
7よりもシート搬送方向Yの下流側に一対に検知センサ
69A,69Bが配置されている。この一対の検知セン
サ69A,69Bは、前述した一対の検知センサ66
A,66Bと同様に、シート搬送方向Yと直交する軸上
に所定の間隔で配置され、それぞれの検知ポイントをシ
ートPの先端又は後端が通過することにより、センサ出
力信号が切り替わる構成となっている。なお、リードス
キューの検知原理については、前述した一対の検知セン
サ66A,66Bを用い場合と同様であるため、説明を
省略する。
【0083】一方、スキュー検知センサ56がサイドス
キュー及びサイドレジの状態を検知するものである場合
は、図14(B)に示す構成を採用することができる。
かかる構成においては、斜行ローラ37にニップされた
後のサイドスキューの状態を検知し得るよう、斜行ロー
ラ37よりもシート搬送方向Yの下流側に一個のCCD
センサ70Aが配置され、かつ斜行ローラ37よりもシ
ート搬送方向Yの上流側に一個のCCDセンサ70Bが
配置されている。これら2つのCCDセンサ70A,7
0Bは、シート搬送方向Yと平行でかつサイド基準面3
3と一致する軸上に、所定の間隔で配置されている。各
々のCCDセンサ70A,70Bは、それぞれの読み取
り範囲内をシートPの側端が通過することにより、セン
サ出力レベルが変化する構成となっている。なお、サイ
ドスキュー及びサイドレジの検知原理については、前述
した一対のCCDセンサ67A,67Bを用いた場合と
同様であるため、説明を省略する。
【0084】続いて、上記センサ構成に基づくシート搬
送系4(特に、スキュー補正部26)の動作について図
15のフローチャートを用いて説明する。
【0085】先ず、ユーザーにより画像形成開始ボタン
(コピー開始ボタン等)が押されると、ステップS11
においてコントローラ54が搬送ローラ駆動用の駆動モ
ータ(ローラ回転用モータ49を含む)を駆動し、これ
によってシートの搬送を開始する。このとき搬送される
シートは、操作パネル23を用いてユーザーにより選択
されたトレイから送り出されたものとなる。
【0086】次いで、ステップS12においては、上述
のように搬送されたシートが斜行ローラ37に到達する
までの間に、操作パネル23及びシート検知センサ55
によって得られるシート関連情報をコントローラ54が
取り込む。コントローラ54に取り込まれる情報として
は、搬送対象となるシートに関連するシート関連情報
(坪量、紙質、厚さ、第1面or第2面、サイズ、剛
性、帯電量、含水率、温度等)がある。
【0087】続いて、ステップS13においては、先の
ステップS12で取り込まれたシート関連情報を基にコ
ントローラ54が斜行ローラ37の角度変更に係る諸条
件(角度変更条件)を設定する。この諸条件には、斜行
ローラ37の初期角度と最終角度などがある。シート関
連情報に対応する角度変更条件の設定手法については、
先の図9(B)に示すとおりである。
【0088】このように斜行ローラ37の角度変更条件
を設定したら、続くステップS14において、コントロ
ーラ54は先に設定した角度変更条件(角度変更プロフ
ァイル)に基づいて角度変更用モータ44を駆動するこ
とにより、斜行ローラ37の傾き角度θを初期角度に設
定する。
【0089】次いで、コントローラ54は、シート検知
センサ56によって検知されるシートの位置ズレ状態
(リードスキュー、サイドスキュー、サイドレジ等の状
態)を取得する(ステップS15)。本形態において
は、上述のように初期角度に設定された斜行ローラ37
にシートがニップされ、これに伴うサイド基準面33側
への斜行により略スキュー補正されたシートの位置ズレ
状態が検知される。
【0090】続いて、コントローラ54は、先に取得し
たシートの位置ズレ状態を基に、斜行ローラ37の傾き
角度θを初期角度に維持する時間を設定する(ステップ
S16)。具体的な設定手法としては、例えば、スキュ
ー検知センサ56によって検知されたシートの位置ズレ
量が予め設定された許容量よりも大きい場合は、その格
差に応じて初期角度に維持する時間が長くなるように設
定し、上記位置ズレ量が許容量よりも小さい場合は、初
期角度に維持する時間をゼロに設定する。
【0091】その後、先のステップS16で設定した時
間が経過したか否かを繰り返し判断し(ステップS1
7)、設定時間が経過した時点で角度変更制御を開始す
る(ステップS18)。角度変更の仕方については、先
の実施形態と同様の手法を採用することができる。
【0092】このように搬送対象となるシート関連情報
に基づいて斜行ローラ37の傾き角度θを初期角度に設
定するとともに、この設定条件の下で斜行ローラ37に
よりサイド基準面33側に斜行されて略スキュー補正さ
れたシートの位置ズレ状態をスキュー検知センサ56で
検知し、その検知結果に基づいて角度変更制御の開始タ
イミングを調整することにより、先の実施形態と同等の
効果を得ることができる。
【0093】なお、ステップS13における角度変更の
条件設定に際しては、これに先立って斜行ローラ37に
到達する前のシートの位置ズレ状態を先の実施形態と同
様にスキュー検知センサ56(66A,66B及び67
A,67B等)で検知し、これによって得られたシート
の位置ズレ状態と、搬送対象となるシート関連情報とに
基づいて、角度変更の条件を設定するようにしてもよ
い。
【0094】また、先の実施形態において、ステップS
4で角度変更制御を開始した後にシートの位置ズレ状態
をスキュー検知センサ56(69A,69B及び70
A,70B等)で検知し、これによって得られたシート
の位置ズレ状態に基づいて角度変更条件を適宜補正する
ようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシー
ト搬送装置によれば、シートの先端を突き当てることな
く、サイドガイドのサイド基準面を基準にシートの位置
ズレ(スキュー等)を補正するため、シートの直角度に
狂いがあってもシートの位置ズレを適切に補正できるう
え、シート搬送路におけるシートの位置ズレ状態及び搬
送対象となるシートに関連するシート情報のうち、少な
くとも一方の情報に適した条件でシート斜行手段の傾き
角度が変更されるため、シートの座屈や補正不足を招く
ことなく、シートの位置ズレを常に適切に補正すること
が可能となる。
【0096】また本発明に係るシート搬送装置によれ
ば、シート斜行手段でシートをニップしたままの状態で
シート斜行手段の傾き角度を変更するため、シートの搬
送効率に優れたものとなる。さらに、シート斜行手段の
傾き角度を変更するにあたって、シート斜行手段の傾き
角度を徐々に変化させる、或いはシートに対するシート
斜行手段のニップ圧を下げた状態で角度変更を行うこと
により、角度変更に伴うスキュー量の一時的な増大を有
効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフルカラー画像形成装置の全体
構成を示す概略図である。
【図2】 シート搬送系におけるスキュー補正部の構成
を示す概略平面図である。
【図3】 シート搬送系におけるスキュー補正部の構成
を示す概略側面図である。
【図4】 シート搬送系の制御ブロック図である。
【図5】 シート検知センサの具体的な構成例を説明す
る図(その1)である。
【図6】 シート検知センサの具体的な構成例を説明す
る図(その2)である。
【図7】 スキュー検知センサの具体的な構成例を説明
する図である。
【図8】 シート搬送系(スキュー補正部)の動作手順
を示すフローチャートである。
【図9】 角度変更条件の設定原理を示す図である。
【図10】 斜行ローラの傾き角度を変更した際のスキ
ュー量の変化を説明する図である。
【図11】 ローラニップ圧を下げた状態で斜行ローラ
の傾き角度を変更した場合のスキュー量の変化を説明す
る図である。
【図12】 斜行ローラの傾き角度を徐々に変化させた
場合のスキュー量の変化を説明する図である。
【図13】 変向部を設けた場合のセンサ配置を示す平
面図である。
【図14】 本発明の他の実施形態に係るスキュー検知
センサの配置状態を示す図である。
【図15】 本発明の他の実施形態に係るシート搬送系
の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】 4…シート搬送系、26…スキュー補正部、32…サイ
ドガイド、33…サイド基準面、36…基台、37…斜
行ローラ、38…回転支軸、39…リンクアーム、40
…リンクガイド、41…係合ピン、42…長孔、43…
ラックギア、44…角度変更用モータ、45…ピニオン
ギア、49…ローラ回転用モータ、54…コントロー
ラ、55…シート検知センサ、56…スキュー検知セン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保泉 真司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 木村 拓善 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 3F048 AA01 AB01 BA05 BA20 BB02 CC02 CC03 CC05 DA06 DA07 DB03 DB06 DB12 DC14 EB22 EB24 EB34 3F102 AA01 AB01 BA02 BB04 CA05 CB06 DA14 EA06 EC01 EC04 EC11 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが搬送されるシート搬送路の一側
    端部にシート搬送方向と平行にサイド基準面を配置して
    なるサイドガイドと、 前記シート搬送方向に対して所定の傾き角度をもって配
    置され、前記シート搬送路においてシートをニップしつ
    つ当該シートを前記サイド基準面側に斜行させ るシート斜行手段と、前記シート搬送方向に対する前記
    シート斜行手段の傾き角度を変更する角度変更手段と、 前記シート搬送路におけるシートの位置ズレ状態及び搬
    送対象となるシートに関連するシート関連情報のうち、
    少なくとも一方の情報に基づいて前記角度変更手段の駆
    動を制御する制御手段とを備えることを特徴とするシー
    ト搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記シート斜行手段で
    前記シートをニップしたままの状態で、前記角度変更手
    段の駆動により前記シート斜行手段の傾き角度を変更さ
    せることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記角度変更手段は、前記シート斜行手
    段の傾き角度を任意に変更可能に構成され、 前記制御手段は、前記シート斜行手段の傾き角度が徐々
    に変化するように前記角度変更手段の駆動を制御するこ
    とを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記シートに対する前
    記シート斜行手段のニップ圧を下げた状態で、前記角度
    変更手段の駆動により前記シート斜行手段の傾き角度を
    変更させることを特徴とする請求項2記載のシート搬送
    装置。
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