JP2002060046A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2002060046A
JP2002060046A JP2000241614A JP2000241614A JP2002060046A JP 2002060046 A JP2002060046 A JP 2002060046A JP 2000241614 A JP2000241614 A JP 2000241614A JP 2000241614 A JP2000241614 A JP 2000241614A JP 2002060046 A JP2002060046 A JP 2002060046A
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conveyor
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Yoshiaki Saito
善紀 斎藤
Nobuhiro Yazawa
伸弘 矢澤
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Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で被搬送物の搬送量を定量化する
定量制御を行うことができる搬送装置を提供する。 【解決手段】 ゴミ貯留ホッパ1から排出されたごみ
は、被搬送物40として搬送コンベヤ2によって搬送さ
れ、高さ検出パドル3に接触する。高さ検出パドル3の
他端は、被搬送物40が接触すると、被搬送物の高さに
応じて回転軸を中心に持ち上げられる。高さ検出パドル
3に連結された回転軸は、被搬送物40の高さに応じて
回転する。角度検出器4は、この回転軸の回転角度を検
出し、検出結果を制御演算部5へ出力する。制御演算部
5は、角度検出器4の検出結果に応じて被搬送物40の
高さを計算し、この計算結果に応じて、被搬送物40の
搬送量が一定になるように可変速部6へ速度信号を可変
速部6へ出力する。可変速部6は、制御演算部5から出
力される速度信号に応じて駆動部7を駆動させ、搬送コ
ンベヤ2の搬送速度を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送量を定量化
して被搬送物を搬送する搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流動炉におけるごみ焼却、及び熱分解は
ストーカ燃焼等に比して反応速度が速く、ごみの投入か
ら瞬時に反応が起こる。したがってごみの供給が不均一
になると炉圧の変動や、燃焼空気の過不足が生じる。一
方、ごみは見掛けの大きさが不均一でその上ブリッジ性
が高いため定量供給をすることが難しく、今までは間欠
投入に近い状態で稼動しているのが実情であった。
【0003】ところで、近年、ダイオキシン類等の排出
規制が強化され、ごみの量を正確に測定して、最適な燃
料補充量、空気供給量を設定することにより、安定した
燃焼を可能とする高度安定燃焼が求められてきており、
ごみの定量制御がより必要となった。従来は、計量コン
ベヤ(メリックスケール)のように被搬送物の重量を検
出し、検出した被搬送物の重量に基づいて、被搬送物の
搬送量を定量化する制御を行う方法が提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、計量コ
ンベヤによって被搬送物の搬送量を定量化する方法で
は、計量コンベヤの構造が複雑であり、かつ、高価であ
ったために、設備の設置コストが増加してしまうととも
に、設備の維持に手間がかかっていた。本発明は、この
ような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易
な構造で被搬送物の搬送量を定量化する定量制御を行う
ことができる搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、搬送面上に
被搬送物を搭載して前記搬送面に沿って搬送する搬送装
置において、前記搬送面から被搬送物の上部までの高さ
を検出する検出手段と、該検出手段から供給される高さ
検出値によって前記搬送面の搬送速度を増減させるべく
搬送装置の駆動手段を制御する制御手段とからなること
を特徴とする。請求項2記載の発明は、請求項1記載の
搬送装置において、前記制御手段は前記高さ検出値と搬
送面の搬送速度とから被搬送物の搬送量を演算し、該搬
送量を所定の設定値と一致させるべく駆動手段を制御す
ることを特徴とする。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1に搬送装
置において、前記制御手段が、搬送量の所定の設定値Q
と、前記検出手段の検出結果である前記搬送物の高さh
と、前記搬送面の幅Wと、補正係数αに基づいて、V=
Q/((h×W)×α)なる式によって前記搬送面の搬
送速度Vを算出し、算出結果に基づいて前記搬送装置の
駆動手段を制御することを特徴とする。請求項4記載の
発明は、請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の
搬送装置において、前記検出手段が、前記被搬送物に接
触する接触部と、該接触部を前記搬送面に対して離れる
方向および接近する方向へ移動可能に支持する支持部と
からなることを特徴とする。
【0007】請求項5記載の発明は、請求項4記載の搬
送装置において、前記支持部が、前記搬送面の幅方向に
向けて配置された支持軸と、該支持軸を中心として回転
自在に支持されて前記接触部を支持する腕部とからなる
ことを特徴とする。請求項6記載の発明は、請求項5記
載の搬送装置において、前記接触部が、前記搬送面のほ
ぼ幅方向全体で被搬送物に接触可能に配置されたことを
特徴とする。請求項7記載の発明は、請求項6記載の搬
送装置において、前記接触部が、一端が前記支持軸を中
心として回転自在に支持された板状部材の先端部である
ことを特徴とする。請求項8記載の発明は、請求項5か
ら請求項7のうちいずれかに記載の搬送装置において、
前記制御手段が、前記支持軸の回転角度の検出値の供給
を受けて該検出値から被搬送物の高さを演算することを
特徴とする。
【0008】請求項9記載の発明は、請求項8に記載の
搬送装置において、前記制御手段が、前記搬送面から前
記支持軸までの高さHと、前記支持軸の回転角度θと、
前記支持軸から前記接触部までの長さrに基づいて、h
=H−(cosθ×r)なる式に基づいて、前記搬送物
の高さhを算出することを特徴とする。請求項10記載
の発明は、搬送面上に被搬送物を搭載して前記搬送面に
沿って搬送する搬送装置において、前記被搬送物に接触
する接触部を前記搬送面に対して離れる方向および接近
する方向へ移動可能に支持し、前記離れる方向および接
近する方向の移動量に基づいて、前記被搬送物の高さを
検出することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
搬送装置を図面を参照して説明する。図1は、この発明
の一実施形態による搬送装置の構成を示す概略ブロック
図である。この図において、ごみ貯留ホッパ1は、粉砕
機などによって粉砕された都市ごみ(一般廃棄物)をホ
ッパ内部に一時蓄積し、都市ごみを被搬送物40として
一定量ずつ搬送コンベヤ2に排出する。搬送コンベヤ2
は、ゴミ貯留ホッパ1から排出された被搬送物40を符
号20で示す矢印方向へ搬送し、流動層式熱分解ガス化
炉に投入する。この搬送コンベヤ2は、例えば、エプロ
ンコンベヤ等の移床式コンベヤである。
【0010】高さ検出パドル3は、搬送コンベヤ2と同
じ幅に設定された板状部材である。この高さ検出パドル
3の一端は、図示しない回転軸と組み合わされている。
高さ検出パドル3の他端(符号30)は、搬送コンベヤ
2によって搬送される被搬送物の高さに応じて矢印方向
(符号31)に移動する。これにより、高さ検出パドル
3の一端に組み合わされている回転軸の回転角度が変化
する。角度検出器4は、回転軸の回転角度を検出する。
【0011】次に、図2を用いて高さ検出パドル3と角
度検出器4の構成について、図2を用いて説明する。図
2は、高さ検出パドル3と角度検出器4の外観構成を示
す斜視図である。この図において、角度検出器4と支持
軸110は、固定部材を介してベース部材100に搭載
されている。高さ検出パドル3は、支持軸110に図示
しない固定部材を介して固定され、支持軸110を回転
軸として他端(符号30)で示される接触部に到達した
被搬送物の高さに応じて符号130で示す矢印方向に移
動する。この高さ検出パドル3の移動により、支持軸1
10(回転軸)の回転角度が変化する。角度検出器4
は、支持軸110の回転角度を検出し、検出結果を制御
演算部5へ出力する。この角度検出器4は、カップリン
グ120を介して支持軸110に取り付けられる。
【0012】カップリング120は、例えば、ゴム等の
材質で構成される弾性部材であり、搬送面の幅方向に対
して被搬送物が不均一に配置され搬送され、高さ検出パ
ドル3の他端(符号30)に到達した場合に、他端の左
右の高さが搬送面の幅方向に対して一致しなくなる。こ
れにより、支持軸110の幅方向に生じる傾きを吸収す
る。また、カップリング120は、支持軸110を介し
て伝達される高さ検出パドル3の上下方向(符号130
で示す矢印方向)の振動を吸収する。このように、カッ
プリング120によって支持軸110の傾きや、高さ検
出パドル3の上下方向の振動を吸収することによって、
角度検出器4の破損を防ぐ。このように高さ検出パドル
3と角度検出器4が構成され搭載されたベース部材10
0が取り付け穴140を介して搬送装置の搬送面上に取
り付けられる。なお、この高さ検出パドル3と角度検出
器4が検出手段に対応する。
【0013】制御演算部5は、角度検出器4が検出した
回転軸の回転角度に応じた被搬送物40の高さを計算す
る。ここで、搬送コンベヤ2が被搬送物40を搬送する
搬送速度が一定である場合、以下に示す(1)式のよう
に、被搬送物の瞬時搬送量は、被搬送物の高さに比例す
る。 Q=α×h×W×V ……(1) (ただし、Qは被搬送物40の搬送量、αは、被搬送物
40の高さhから演算される被搬送物40の嵩を被搬送
物40の質量に換算するための補正係数、hは被搬送物
40の高さ、Wは搬送コンベヤ2のコンベヤ幅、Vは搬
送コンベヤ2の搬送速度、)
【0014】したがって、制御演算部5は、被搬送物の
高さに応じて、被搬送物40の搬送量が一定になるよう
に搬送コンベヤ2の搬送速度を制御する。すなわち制御
演算部5は、(1)式から以下に示す(2)式に基づい
て、搬送速度を算出し、算出した搬送速度に応じた速度
指令である速度信号を生成し、可変速部6へ出力する。 V=Q÷((h×W)×α) ……(2) ここで、(2)式に用いられる搬送量Qは、流動層式熱
分解ガス化炉に投入すべき被搬送物40の投入量に応じ
て設定される設定値が用いられる。なお、被搬送物の高
さhが0である場合、制御演算部5は、搬送速度Vを予
め設定された搬送速度に基づいて速度信号を生成する。
【0015】ここで、被搬送物40の高さhの算出につ
いて図3を用いて説明する。図3は、図2の構成におけ
る検出手段の構成を説明するための概念図である。この
図において、角度検出器高さHは、角度検出器4に取り
付けられた回転軸110の中心における高さである。パ
ドル長さrは高さ検出パドル3の一端から他端までの長
さである。検出角度θは、支持軸110を通る垂直面と
高さ検出パドル3とがなす角度である。この検出角度θ
は、被搬送物40の高さhに応じた変数である。制御演
算部5は、これらの値と、以下に示す(3)式とに基づ
いて、被搬送物40の高さhを算出する。 h=H−(cosθ×r) ……(3)
【0016】可変速部6は、制御演算部5から出力され
る速度信号に応じて、駆動部7を駆動させる。この可変
速部6は、例えば、VVVF(可変電圧・可変周波数イ
ンバータ)が用いられる。駆動部7は、ローラ8に連結
され、ローラ8を回転させることによって搬送コンベヤ
2を駆動させ、被搬送物40を搬送させる。この駆動部
7は、例えば、3相誘導電動機が用いられる。
【0017】次に、上述した図1の構成における搬送装
置の動作について図4のフローチャートを用いて説明す
る。まず、ゴミ貯留ホッパ1から排出されたごみは、被
搬送物40として搬送コンベヤ2によって矢印方向(符
号20)に搬送され、高さ検出パドル3に接触する。高
さ検出パドル3の他端(符号30)は、被搬送物40が
接触すると、被搬送物の高さに応じて矢印方向(符号3
1)に移動する。これによって、高さ検出パドル3が連
結された回転軸は、被搬送物40の高さに応じて回転す
る。
【0018】一方、角度検出器4は、この回転軸の回転
角度θを検出し(ステップS11)、検出結果を制御演
算部5へ出力する。制御演算部5は、角度検出器4の検
出結果と(3)式とに基づいて被搬送物40の高さhを
計算する(ステップS12)。次に、制御演算部5は、
ステップS12において計算した被搬送物40の高さh
の値と(2)式とに基づいて搬送速度Vを演算する(ス
テップS13)。そして、制御演算部5は、この演算結
果に応じた速度信号を生成し、生成した速度信号を可変
速部6へ出力する(ステップS14)。可変速部6は、
制御演算部5から出力される速度信号に応じた搬送速度
になるように、駆動部7を駆動させ、搬送コンベヤ2の
搬送速度を変化させる。このように、被搬送物40の高
さに応じた搬送コンベヤ2の搬送速度にすることによっ
て、被搬送物40の搬送量を一定量にすることができ、
これにより、流動炉などに対して、被搬送物40の投入
量を一定にすることができる。
【0019】次に、図1の構成における搬送装置につい
て具体的な数値を用いて説明する。まず、図5に示すよ
うに、 角度検出器高さH =0.25[m] パドル長さr =0.4 [m] であり、被搬送物の高さh[m]を算出する場合であっ
て、 検出角度θ =51.3[°] 搬送量(投入量)Q =15 [kg/min] 補正係数α =140 (ここで、補正係数αは、この実施形態において、見掛
け比重を単位換算して140とする。) コンベヤ幅W =1.0 [m] である場合、上記の値と(3)式とに基づいて、被搬送
物40の高さhが0[m]であることが算出される。こ
の場合、搬送速度は、予め設定された所定の速度が設定
される。
【0020】次に、検出角度θが82.8[°]である
ことが検出された場合について説明する。この場合、こ
の検出角度θ(=82.8)と角度検出器高さH(=
0.25)とパドル長さr(=0.4)と(3)式に基
づいて、被搬送物40の高さhは0.2[m]であるこ
とが算出される。そして、この被搬送物40の高さh
(=0.2)と(2)式に基づいて、搬送速度Vは0.
54[m/min]であることが算出される。そして、
制御演算部5は、この算出結果である搬送速度Vに応じ
た速度信号を生成し、可変速部6へ出力する。このよう
にして、演算された搬送速度に応じて搬送コンベヤ2の
速度が制御され、被搬送物40の流動層式熱分解ガス化
炉に対する投入量を一定に制御することができる。
【0021】また、上述したように、被搬送物を流動層
式熱分解ガス化炉に対し、投入量を一定にすることがで
きるので、炉圧の安定、熱分解ガスの発生量の安定、熱
分解ガス燃焼炉の安定、排ガス処理系の安定運転が可能
となり、処理量の増加を図ることができる。また、被搬
送物の投入量を一定にすることが可能となるので、上記
設備各部を安定した状態で運転することが可能であるた
め、設備の能力限界付近においても安定した運転を可能
となり、処理量の増加を図ることが可能である。
【0022】なお、上記実施形態において、高さ検出パ
ドル3を、搬送コンベヤ2と同じ幅に設定した場合につ
いて説明したが、この高さ検出パドル3の幅は、必ずし
も搬送コンベヤ2の幅と同一でなくともよい。また、こ
の板状部材の幅が搬送コンベヤ2の幅より狭い場合、板
状部材は、幅方向に対し中央や端に設けるようにしても
よい。しかし、被搬送物の高さ検出の精度を向上させる
点を考慮すると、搬送コンベヤ2の幅と同一にすること
が好ましい。
【0023】次に、この発明の第2の実施形態について
図面を用いて説明する。第1の実施形態において、高さ
検出パドル3は、1枚の板状部材によって構成する場合
について説明したが、この実施形態においては、複数の
幅の狭い板状部材を搬送コンベヤ2の幅方向に配置した
場合について説明する。
【0024】例えば、高さ検出パドル3を搬送コンベヤ
の幅方向に4つ設けた場合について説明する。図6は、
高さ検出パドル3を搬送コンベヤの幅方向に4つ設け、
被搬送物40の高さhを検出する場合について説明する
ための搬送コンベヤ2の断面を表す概念図である。この
図において、h1〜h4は、4つの高さ検出パドル3に
よって検出した検出角度θと(3)式に基づいて算出さ
れた被搬送物の高さである。この図に示すように、搬送
コンベヤ上に4つの高さ検出パドル3を設けた場合、制
御演算部5は、断面積S1〜S3をh1〜h4と4つの
高さ検出パドル3の検出位置間L1〜L3に基づいて算
出する。
【0025】次に、断面積S1〜S3の算出について説
明する。断面積S1は、以下に示す(4)式に基づいて
算出される。 S1=L1×h1+L1×(h2−h1)÷2 =L1×(h1+h2)÷2 ……(4) 以下、(4)式と同様に、断面積S2、断面積S3につ
いて(5)、(6)式に示す式に基づいて算出される。 S2=L2×(h2+h3)÷2 ……(5) S3=L3×(h3+h4)÷2 ……(6)
【0026】そして、(7)式に示すように、上記の
(4)式、(5)式、(6)式によって算出された断面
積S1〜S3を(2)式の(h×W)に代入し、搬送速
度Vを演算する。 V=Q÷((h×W)×α) ……(2) =Q÷((S1+S2+S3)×α)……(7) このようにして、複数のパドルが設けられた場合、制御
演算部5は、被搬送物40の高さを検出し、搬送速度V
を演算し、この演算結果に基づいて速度制御信号を生成
する。
【0027】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、高さ検出パドル3を複数設けたので、高さ検出パ
ドル3が1枚の板状部材である場合に比べて、コンベヤ
の幅方向における被搬送物40の高さをより正確に検出
することが可能となり、これにより、被搬送物40の搬
送状態を正確に把握することが可能になるので、搬送量
Qのバラツキをより低減させることができる。また、第
2の実施形態においては、コンベヤの幅方向に高さ検出
パドル3を複数設けるようにしたので、高さ検出パドル
3が1枚の板状部材である場合に比べて、コンベヤの幅
方向における被搬送物40の高さをより正確に検出する
ことが可能であるので、特に、被搬送物がコンベヤ上に
均一に乗らない場合について適用される。また、第2の
実施形態においては、複数の高さ検出パドル3によって
各点の高さを検出し、コンベヤ上の被搬送物40の量を
断面積を計算することによって算出するようにしたが、
高さ検出パドル3の各点の高さをデータを平均処理して
高さデータとして上述した速度制御演算として用いるよ
うにしてもよい。この場合、コンベヤの幅が広い搬送装
置である場合について適用される。
【0028】また、第2の実施形態においては、高さ検
出パドル3を4つ設けた場合について説明したが、この
高さ検出パドル3を4つ以上設け、各高さ検出パドルの
検出結果に基づいて、搬送速度Vを演算するようにして
もよい。
【0029】なお、上記第1、第2の実施形態における
高さ検出パドル3として、板状部材を用いた場合につい
て説明したが、この高さ検出パドル3を例えば、ステン
レス鋼板等を適用し、自重によって、被搬送物の高さを
均一化することにより、被搬送物の高さの検出精度を向
上させるようにしてもよい。
【0030】また、角度検出器4として、耐環境性の向
上および装置の簡素化を図る点において、パルスエンコ
ーダを使用することが好ましい。また、搬送コンベヤ2
上の被搬送物を均すための装置を設け、高さ検出パドル
3に到達する前に被搬送物を予め均すようにしてもよ
い。これにより、被搬送物の高さの変動が少ないので、
高さ検出の精度を向上させることができ、流動炉への投
入量を一定量に制御しやすくなる効果が得られる。
【0031】また、補正係数αをコンベヤ幅Wを含む値
として用い、(1)式をQ=α×H×Vとし、この式に
基づいて(2)をV=Q÷(H×α)として搬送速度を
算出するようにしてもよい。
【0032】なお、上述の実施形態において、搬送装置
がごみを搬送する場合について説明したが、この搬送装
置を、食品、粉末、石材などを搬送する場合について適
用することも可能である。また、上述の実施形態におい
て、搬送装置としてベルトコンベヤを適用した場合につ
いて説明したが、搬送装置はこれに限られるものではな
く、ローラーコンベヤや、チェーンコンベヤ等を適用す
ることも可能である。以上、この発明の実施形態を図面
を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形
態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しな
い範囲の設計等も含まれる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被搬送物の高さを検出し、コンベヤの搬送速度およ
び被搬送物の高さに基づいて、被搬送物の搬送量が一定
になるように制御する速度信号を生成し、この速度信号
に基づいて、コンベヤを駆動するようにしたので、簡易
な構造で被搬送物の搬送量を定量化することができ、こ
れにより、搬送装置の設置コストを低減させることがで
きる効果が得られる。さらに、この発明によれば、被搬
送物の高さに応じて回転軸を中心に回転する板状部材を
コンベヤの上方に設け、回転軸が回転する回転角度を検
出するようにしたので、簡易な構造によって被搬送物の
高さを検出することが可能となるので、検出手段の部品
の信頼性を向上させることができる効果が得られる。ま
た、この発明によれば、簡易な構造によって被搬送物の
搬送量を定量化することが可能であるので、従来に比べ
て、設備の維持管理にかかる手間の省力化を図ることが
できる効果が得られる。また、この発明によれば、板状
部材をコンベヤと同じ幅に設定するようにしたので、被
搬送物の高さを正確に検出することができ、これによ
り、精度を向上させて一定量の搬送を行うことができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による搬送装置の構成
を示す概略ブロック図である。
【図2】 高さ検出パドル3と角度検出器4の外観構成
を示す斜視図である。
【図3】 図2の構成における検出手段の構成を説明す
るための概念図である。
【図4】 図1の構成における搬送装置の動作について
説明するためのフローチャートである。
【図5】 図1の構成における搬送装置について具体的
な数値を用いて説明するための概念図である。
【図6】 高さ検出パドル3を搬送コンベヤの幅方向に
4つ設け、被搬送物40の高さhを検出する場合につい
て説明するための搬送コンベヤ2の断面を表す概念図で
ある。
【符号の説明】
1 ごみ貯留ホッパ 2 搬送コンベヤ 3 高さ検出パドル 4 角度検出器 5 制御演算部 6 可変速部 7 駆動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送面上に被搬送物を搭載して前記搬送
    面に沿って搬送する搬送装置において、 前記搬送面から被搬送物の上部までの高さを検出する検
    出手段と、 該検出手段から供給される高さ検出値によって前記搬送
    面の搬送速度を増減させるべく搬送装置の駆動手段を制
    御する制御手段と、 からなることを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記高さ検出値と搬送面
    の搬送速度とから被搬送物の搬送量を演算し、該搬送量
    を所定の設定値と一致させるべく駆動手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 搬送量の所定の設定値Qと、前記検出手段の検出結果で
    ある前記搬送物の高さhと、前記搬送面の幅Wと、補正
    係数αに基づいて、 V=Q/((h×W)×α) なる式によって前記搬送面の搬送速度Vを算出し、算出
    結果に基づいて前記搬送装置の駆動手段を制御すること
    を特徴とする請求項1に搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記被搬送物に接触す
    る接触部と、該接触部を前記搬送面に対して離れる方向
    および接近する方向へ移動可能に支持する支持部とから
    なることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいず
    れかに記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部は、前記搬送面の幅方向に向
    けて配置された支持軸と、該支持軸を中心として回転自
    在に支持されて前記接触部を支持する腕部とからなるこ
    とを特徴とする請求項4記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記接触部は、前記搬送面のほぼ幅方向
    全体で被搬送物に接触可能に配置されたことを特徴とす
    る請求項5記載の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記接触部は、一端が前記支持軸を中心
    として回転自在に支持された板状部材の先端部であるこ
    とを特徴とする請求項6記載の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記支持軸の回転角度
    の検出値の供給を受けて該検出値から被搬送物の高さを
    演算することを特徴とする請求項5から請求項7のうち
    いずれかに記載の搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記搬送面から前記支
    持軸までの高さHと、前記支持軸の回転角度θと、前記
    支持軸から前記接触部までの長さrに基づいて、 h=H−(cosθ×r) なる式に基づいて、前記搬送物の高さhを算出すること
    を特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
  10. 【請求項10】 搬送面上に被搬送物を搭載して前記搬
    送面に沿って搬送する搬送装置において、 前記被搬送物に接触する接触部を前記搬送面に対して離
    れる方向および接近する方向へ移動可能に支持し、前記
    離れる方向および接近する方向の移動量に基づいて、前
    記被搬送物の高さを検出することを特徴とする搬送装置
    における被搬送物の高さ検出方法。
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