JP2002059522A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP2002059522A JP2000250518A JP2000250518A JP2002059522A JP 2002059522 A JP2002059522 A JP 2002059522A JP 2000250518 A JP2000250518 A JP 2000250518A JP 2000250518 A JP2000250518 A JP 2000250518A JP 2002059522 A JP2002059522 A JP 2002059522A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 火災時や燃焼時に有害なガスを発生すること
もなく、ボリュウム感があると共に風合いがよく、バラ
ツキの少ないほぼ一様な発泡セル形状の発泡樹脂層を有
し、かつ、表面引っ掻き性、耐摩耗性等に優れた化粧シ
ートを提供する。 【解決手段】 基材層2上に、発泡剤、難燃剤を含む非
ハロゲン系熱可塑性樹脂からなる発泡樹脂層3と印刷絵
柄層4が順次設けられると共に、前記印刷絵柄層から前
記発泡樹脂層にかけて凹凸模様5が施されている化粧シ
ート1において、前記非ハロゲン系熱可塑性樹脂がメル
トフローレートが10〜70g/10分のオレフィン系
熱可塑性樹脂からなり、前記オレフィン系熱可塑性樹脂
100重量部に対してマイカを10〜30重量部添加し
てなる化粧シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の内装、建
具の表面化粧等に用いる化粧シートに関し、特に、環境
に優しく、かつ表面物性に優れる壁装材に適した化粧シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】壁紙等の建築内装材としては、火災に対
する安全性の面から、難燃性が要求され、建築基準法で
一定の難燃性が義務づけられている場合も多い。また、
建築内装材には、室内の居住空間としての快適性を高め
る為に高い意匠性が求められ、特に立体的な意匠を持た
せる為には、柔軟性のみでなく高度に発泡させ得る材料
が有利となる。この様な要求に応え得る材料として、従
来、塩化ビニル樹脂を用いたものが広く用いられてき
た。しかし、塩化ビニル樹脂等のハロゲンを含む樹脂組
成物は火災時や焼却時に有害なガスを発生するという欠
点を有している。
【0003】そのため、ハロゲンを含まない樹脂からな
る建築内装材が開発されており、その場合には、樹脂自
体が難燃性でないため難燃性を付与する必要があり、燃
焼時に有毒なガスの発生がなく、低煙性で無公害型の難
燃剤として、水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウム
等の金属水酸化物が一般に用いられている。しかしなが
ら、これら金属水酸化物は難燃性を高めるためには、高
充填の必要があり、このため加熱溶融押出し加工中の樹
脂の流動性が低くなり、良好な表面状態のシートが得ら
れない。また、樹脂の流動性を高めるために加工温度を
上げて成形する事が考えられるが、加工温度を上げるこ
とによって、加工中に発泡剤が分解し始めるため、生産
工程の安定性に問題があり、また、樹脂本来の発泡特性
が損なわれ、発泡倍率の小さいボリューム感の少ないも
のであった。
【0004】また、生産工程の安定性を得るため、融点
の低い樹脂を用いた場合、発泡倍率等については問題な
くボリューム感のあるものが得られるが、表面引っ掻き
性、耐磨耗性等の表面物性が弱くなり、化粧シートの表
面が破れ易いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、火災時や燃焼時に有毒なガスを発生することも
なく、ボリュウム感があると共に風合いがよく、バラツ
キの少ないほぼ一様な発泡セル形状の発泡樹脂層を有
し、かつ、表面引っ掻き性、耐磨耗性等に優れた化粧シ
ートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、基材層上に、発泡剤、難燃剤を
含む非ハロゲン系熱可塑性樹脂からなる発泡樹脂層と印
刷絵柄層が順次設けられると共に、前記印刷絵柄層から
前記発泡樹脂層にかけて凹凸模様が施されている化粧シ
ートにおいて、前記非ハロゲン系熱可塑性樹脂がメルト
フローレートが10〜70g/10分のオレフィン系熱
可塑性樹脂からなり、前記オレフィン系熱可塑性樹脂1
00重量部に対してマイカを10〜30重量部添加して
なることを特徴とする化粧シートとするものである。こ
のような構成とすることにより、溶融温度が低く、成膜
性に優れることから、加工性が向上し安価な化粧シート
とすることができ、表面引っ掻き性等の表面物性に優れ
ると共に、難燃性が向上し、人間や環境に優しいボリュ
ウム感があると共に風合いがよく意匠性に優れた化粧シ
ートが得られる。
【0007】また、前記難燃剤がシリコーン系難燃剤か
らなることを特徴とするものである。このようにするこ
とにより、少量の添加で有効な難燃性を得ることができ
ると共に樹脂溶融時の溶融張力が安定し発泡セルが緻密
となるため、ボリュウム感のある化粧シートとなるもの
である。
【0008】そして、前記オレフィン系熱可塑性樹脂が
エチレン−酢酸ビニル共重合体からなることを特徴とす
るものである。このようにすることにより、樹脂量の多
い発泡樹脂層を構成する樹脂にポリエチレンよりも酸素
指数の高いエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いること
により、種々の難燃剤を大量に使用する必要のない安価
で環境に優しい化粧シートを得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の化粧シ
ートの実施形態の層構成図であり、1は化粧シート、2
は基材層、3は発泡樹脂層、4は印刷絵柄層、5は凹凸
模様をそれぞれ表している。
【0010】図1は本発明の化粧シートの実施形態の層
構成図を示したものであり、本発明の化粧シート1は、
基材層2上に、Tダイ押出機で発泡剤、シリコーン系難
燃剤と少なくともマイカを10〜30重量部添加したメ
ルトフローレート(以後、MFRと記載する)が10〜
70g/10分のオレフィン系熱可塑性樹脂を加熱溶融
押出しすることにより未発泡樹脂層を形成し、該未発泡
樹脂層上に絵柄印刷層4を設けたあと、加熱発泡させた
発泡樹脂層3からなり、前記絵柄印刷層4側から前記発
泡樹脂層3にかけて凹凸模様5を施したものである。そ
して、マイカを10〜30重量部添加したことによっ
て、難燃性が向上し、表面引っ掻き性、耐汚染性等の物
性に優れたボリュウム感の有る化粧シートとすることが
できる。
【0011】次に、本発明の化粧シートについて更に詳
しく説明する。本発明に用いる基材層2としては、紙、
難燃紙、不燃紙、有機繊維又は無機繊維の織布、不織布
が用いられるが、加熱発泡させることを考慮してセルロ
ースやポリエステル等の耐熱性のある素材が好ましい。
また、施工後の火災等による燃焼を考慮して、スルファ
ニル酸グアナジンや燐酸グアナジンなどの水溶性難燃剤
を含浸させたパルプ主体の難燃紙、あるいは、炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなど
の無機質材を混抄した無機質紙などの通常壁紙用裏打紙
といわれているものを用いることができ、その坪量とし
ては30〜120g/m2 が好ましい。
【0012】次に発泡樹脂層3について説明する。発泡
樹脂層3を形成する樹脂としては、非ハロゲン系熱可塑
性樹脂として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソプレン等の
ポリオレフィンの1種ないしエチレン、プロピレン、ブ
テン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィンの2種以
上の共重合体、あるいは、炭素数が4以上のαオレフィ
ンの共重合体(線状低密度ポリエチレン)、あるいは、
エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸
メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物、あるいは、アイオノマー、あるいはこれらの1種な
いしそれ以上からなる混合樹脂を挙げることができる。
その中でも特に、エチレン−酢酸ビニル共重合体が酢酸
ビニル含有量により酸素指数が異なり、酢酸ビニル含有
量が多い程、酸素指数が高くなる。そのために本発明の
化粧シート1の発泡樹脂層3を形成するオレフィン系熱
可塑性樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体は
が好ましく、酢酸ビニルの含有率を5%以上とすること
で樹脂の燃焼熱が小さくなるので難燃性の点で好まし
い。また、45%以下とすることで加工機への粘着性を
適性に抑制でき良好な加工性を得られる。
【0013】また、流動特性を表すMFR値が10〜7
0g/10分のものがTダイ押出機で加熱溶融押出しす
る時の加工温度を本発明において用いる発泡剤の分解温
度より低くすることができ、生産工程も安定し好ましい
ものである。さらに、MFR値が10g/10分以下で
は配合樹脂が硬くなり、発泡樹脂層となった状態でも折
り曲げると割れやすい。また、70g/10分以上では
軟化しすぎて表面のベタ付きや発泡セル層の潰れ、表面
の強度不足となる。
【0014】次に、発泡樹脂層3に用いる発泡剤として
は、低沸点の炭化水素を内包した熱膨張型カプセル発泡
剤を用いることができるが、低コストであるとともに、
分解熱量が小さく、難燃性かつ自己消化性に優れ、水に
安定で、無毒であり、前記発泡樹脂層3に難燃性を付与
することができる点等からアゾジカルボンアミド、アゾ
ビスホルムアミド等のアゾ系化合物の熱分解型発泡剤が
好適である。アゾジカルボンアミドは分解温度が高く、
発泡促進剤の併用により分解温度を下げることも出来る
ため好ましい。発泡促進剤としては無機塩系、金属石鹸
系、酸類が用いられる。発泡剤の添加量は、要求される
意匠性により適宜決めればよいが、概ね発泡樹脂層3を
形成するエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に
対して2〜10重量部が適当である。
【0015】また、本発明の発泡樹脂層3に用いる難燃
剤としては、シリコーン系、リン酸系、無機系金属水酸
化物等が考えられ、環境に優しく、難燃剤を添加するこ
とにより少量で有効的に難燃性を付与することができる
ものが好ましく、シリコーン系難燃剤が極めて有効であ
る、特に高分子量のシリコーン系難燃剤を用いると樹脂
溶融時(樹脂発泡時)の溶融張力が安定し発泡セルが緻
密となり好ましいものであり、具体的には、ポリジメチ
ルシロキサン単体、ないし、エポキシ基あるいはメタク
リレート基を有するポリジメチルシロキサン誘導体と二
酸化珪素との混合物が好ましい。また、シリコーン系難
燃剤を100%用いることにより、難燃層を形成する樹
脂100重量部に対して30重量部で十分に難燃性を付
与することができるが、シリコーン系難燃剤は高価であ
るために、シリコーン系難燃剤を100%用いることは
できず、他の環境に優しい難燃剤と併用せざるを得な
い。このシリコーン系難燃剤と併用する難燃剤として
は、無機系難燃剤、具体的にはマイカ、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機物
の1種ないし2種以上の混合物からなるものを併用する
のが上記理由から適当である。
【0016】本発明において添加するマイカ(雲母)と
は、弾力に富む六角板状のアルミニウムけい酸塩鉱物で
容易に薄片にすることができ、樹脂層の表面強度向上と
難燃性付与のために添加するもので、無機充填剤であ
り、この成分の大量充填によってシートとしての機能の
一つである下地に対する隠蔽力、易燃性である樹脂成分
の量を相対的に減少させることによる難燃性の向上等の
役割を果たす。添加量が10重量部以下では難燃効果が
出ず、30重量部以上では溶融押出し時の樹脂流動性が
悪くなる。粒子径としては3〜10μmが好ましい。
【0017】また、前記発泡樹脂層3に用いる着色剤と
しては、有機系、無機系を問わずハロゲンを含まないも
のならいずれでも使用可能であり、特に、本発明におい
て黄、灰、白などの薄い色を鮮明に出す場合、二酸化チ
タン顔料が有効である。二酸化チタン顔料の添加量とし
ては、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部
に対して10〜20重量部が好ましい。
【0018】次に、本発明の印刷絵柄層4は、一般的に
はグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印
刷等周知の印刷法によりインキにて形成することができ
る。印刷絵柄としては、木目柄、石目柄、布目柄、皮紋
柄、幾何学図形、文字、記号、あるいは、全面ベタ等の
印刷絵柄がある。インキとしては、ビヒクルとして、ポ
リエステル系樹脂、イソシアネートとポリオールからな
るポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル樹
脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種ない
し2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助
剤等を加えてインキ化したものを用いることができる。
【0019】また、化粧シート1の凹凸模様面や発泡表
面を希望する艶に調整を行うため、装飾層として艶調節
層を設けても良い。艶調節の方法はシリカ等のマット剤
を混練したインキを表面に塗布する方法が主に用いられ
る。用いられるインキのバインダーとしては、アクリル
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エ
ポキシ樹脂、また、これらの共重合体樹脂の透明または
半透明な樹脂が使用される。
【0020】また、凹凸模様5の形成は、周知の枚葉、
あるいは、輪転式のエンボス機を用いて化粧シートが加
熱された状態にあるときに、基材層上の最も外側の層か
らエンボス版で凹凸を施して後に冷却することにより、
前記印刷絵柄層4から前記発泡樹脂層3にかけて形成し
たものである。この凹凸模様5の形状としては、木目板
導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨地、砂
目、ヘアライン、万線条溝等がある。
【0021】次に、本発明の化粧シートの製造方法につ
いて、上記した実施形態の化粧シートを例に挙げて説明
する。まず、裏打紙からなる基材層2上に、発泡剤、シ
リコーン系難燃剤、二酸化チタンおよびマイカを10〜
30重量部含むMFRが10〜70g/10分のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる混合樹脂物を加熱
溶融押出しして積層体を作製し、該積層体の表出する未
発泡樹脂層面にコロナ放電処理を施すと共に、該コロナ
放電処理を施した面にグラビア印刷にて印刷絵柄層4を
形成して後に、このものを加熱発泡炉で前記未発泡樹脂
層を発泡させて発泡樹脂層3となすと共に、前記印刷絵
柄層4側から前記発泡樹脂層3にかけて、エンボス版に
て凹凸模様5を形成後、冷却することにより、化粧シー
ト1を得ることができる。このようにMFRが10〜7
0g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用
いることで、Tダイによる加熱溶融押出し加工工程で発
泡剤が分解発泡することなく、基材層2面上に積層でき
るので、印刷絵柄層4も鮮明に形成することができ、ま
た、加熱発泡する事によりボリュウム感があると共に風
合いがよく意匠性に優れた化粧シートが得られる。
【0022】
【実施例】実施例1 坪量70g/m2 の難燃性裏打紙(興人製、WK870
D)上に、下記に示す配合の発泡樹脂層形成組成物を1
00μmになるようにTダイ押出し法にて製膜同時ラミ
ネートして、積層体を作成した。次に積層体の樹脂層面
にコロナ放電処理を施して後に、該コロナ放電処理面に
アクリル系樹脂からなる水性インキ(ザ・インクテック
製、オーデAG)でグラビア印刷して砂目柄模様の絵柄
層を設けた。次いでこのものを加熱発泡炉(200℃で
60秒)で発泡させると共に、前記印刷層側から砂目柄
模様のエンボス版にてエンボス加工を行い凹凸模様を形
成した本発明の化粧シートを得た。
【0023】 〔発泡樹脂層形成組成物の配合 単位重量部〕 樹脂 エチレン−酢酸ビニル共重合体(MFR=60) 100 充填材 水酸化アルミニウム 50 発泡剤 ADCA 6 顔料 二酸化チタン 15 難燃剤 シリコーン系 5 マイカ 30
【0024】比較例1 前述の発泡樹脂層形成組成物を以下の配合にした以外、
実施例1と同様にして化粧シートを得た。 〔発泡樹脂層形成組成物の配合 単位重量部〕 樹脂 エチレン−酢酸ビニル共重合体(MFR=60) 100 充填材 水酸化アルミニウム 50 発泡剤 ADCA 6 顔料 二酸化チタン 15 難燃剤 シリコーン系 5 マイカ 5
【0025】比較例2 前述の発泡樹脂層形成組成物を以下の配合にした以外、
実施例1と同様にして化粧シートを得た。 〔発泡樹脂層形成組成物の配合 単位重量部〕 樹脂 エチレン−酢酸ビニル共重合体(MFR=60) 100 充填材 水酸化アルミニウム 50 発泡剤 ADCA 6 顔料 二酸化チタン 15 難燃剤 シリコーン系 5 マイカ 40
【0026】比較例3 前述の発泡樹脂層形成組成物を以下の配合にした以外、
実施例1と同様にして化粧シートを得た。 〔発泡樹脂層形成組成物の配合 単位重量部〕 樹脂 エチレン−酢酸ビニル共重合体(MFR=8.5) 100 充填材 水酸化アルミニウム 50 発泡剤 ADCA 6 顔料 二酸化チタン 15 難燃剤 シリコーン系 5 マイカ 30
【0027】比較例4 前述の発泡樹脂層形成組成物を以下の配合にした以外、
実施例1と同様にして化粧シートを得た。 〔発泡樹脂層形成組成物の配合 単位重量部〕 樹脂 エチレン−酢酸ビニル共重合体(MFR=75) 100 充填材 水酸化アルミニウム 50 発泡剤 ADCA 6 顔料 二酸化チタン 15 難燃剤 シリコーン系 5 マイカ 30
【0028】 試験方法及び評価方法 樹脂製膜性:加工温度120℃のTダイ押出成形におい
て加工性を評価した。 ○ 加工性が良好 △ 加工可能 × 加工性が悪い 発泡層形成性:発泡シートの外観を目視評価。 ○ 表面が平滑できれい △ 表面が平滑 × 表面が凸凹している。 発泡層引っ掻き性:発泡層をツメにて引っ掻き、その部
分を目視評価。 ○ 変化なし △ 表面がややケバ立つ × 発泡層が完全にけずれる シート折り曲げ性:常温で180°に急激に折り曲げ、
折り曲げた部分を目視評価 ○ 変化なし △ 小さなクラックがある × 表面が完全に割れている 燃焼試験: JIS−A1321建築物の内装材料及び
工法の難燃試験法によって測定した。 発熱量(Tdθ)は温度時間面積(℃分)を示す。 発煙量(Ca)は発煙係数を示す。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の化粧シート
は、基材層上に、発泡剤、難燃剤を含む非ハロゲン系熱
可塑性樹脂からなる発泡樹脂層と印刷絵柄層が順次設け
られると共に、前記印刷絵柄層から前記発泡樹脂層にか
けて凹凸模様が施されている化粧シートにおいて、前記
非ハロゲン系熱可塑性樹脂がMFR10〜70g/10
分のオレフィン系熱可塑性樹脂からなり、前記オレフィ
ン系熱可塑性樹脂100重量部に対してマイカを10〜
30重量部添加してなるため、溶融温度が低く、成膜性
に優れることから、加工性が向上し安価な化粧シートと
することができる。また、表面引っ掻き性等の表面物性
に優れると共に難燃性が向上し、人間や環境に優しいボ
リュウム感が有るとともに風合いがよく意匠性に優れた
化粧シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの実施形態の層構成図であ
る。
【符号の説明】
1 化粧シート 2 基材層 3 発泡樹脂層 4 絵柄印刷層 5 凹凸模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/04 C08L 83/04 101/00 101/00 C09K 21/14 C09K 21/14 (72)発明者 貞末 さとみ 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AC05B AC05H AK01B AK03B AK52H AK68B AT00A BA02 BA10A BA10B CA01B CA08B DG10A DJ01B GB08 GB81 HB21B HB31B JA06B JB16B JJ07H JK09 JK14 YY00B YY00H 4H028 AA49 BA03 BA06 4J002 BB031 BB051 BB061 BB071 BB081 BB121 BB141 BB151 BB171 BL011 BL021 CP032 CP052 CP162 DE139 DH01 DJ017 DJ058 EQ016 FD099 FD132 FD138 FD326 GL01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層上に、発泡剤、難燃剤を含む非ハ
    ロゲン系熱可塑性樹脂からなる発泡樹脂層と印刷絵柄層
    が順次設けられると共に、前記印刷絵柄層から前記発泡
    樹脂層にかけて凹凸模様が施されている化粧シートにお
    いて、前記非ハロゲン系熱可塑性樹脂がメルトフローレ
    ートが10〜70g/10分のオレフィン系熱可塑性樹
    脂からなり、前記オレフィン系熱可塑性樹脂100重量
    部に対してマイカを10〜30重量部添加してなること
    を特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】 前記難燃剤がシリコーン系難燃剤からな
    ることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】 前記オレフィン系熱可塑性樹脂がエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなることを特徴とする
    請求項1に記載の化粧シート。
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