JP2002059432A - 加硫ホースの製造装置 - Google Patents

加硫ホースの製造装置

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JP2002059432A
JP2002059432A JP2000245915A JP2000245915A JP2002059432A JP 2002059432 A JP2002059432 A JP 2002059432A JP 2000245915 A JP2000245915 A JP 2000245915A JP 2000245915 A JP2000245915 A JP 2000245915A JP 2002059432 A JP2002059432 A JP 2002059432A
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hose
cap
vulcanization
vulcanizing
discharge passage
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JP2000245915A
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Inventor
Shinji Konuma
慎司 小沼
Yuji Hirano
祐治 平野
Hiromi Fujii
寛美 藤井
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Yamashita Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yamashita Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中間に補強繊維層を有する未加硫ホースをマン
ドレルに取付けてその端部をマンドレル上の基部側加硫
キャップへ挿入するとき、加硫キャップの底部に軸方向
へ貫通して設けられた排出孔から離型剤等の液状挿入助
剤を排出させるように構成すると、この排出孔を通って
加硫中の蒸気が補強繊維層へ浸透し、その結果、接着や
寸法の安定性が損なわれ、加硫後に端部をカットしなけ
ればならない。そこでこのような端部カットを省略でき
るようにする。 【構成】補強繊維層32が中間に設けられた未加硫ホー
ス1の端部を挿入する筒状の基部側加硫キャップ7を上
部8と下部9の上下2分割構成とし、合わせ部に網状等
の多孔材料からなるフィルタ3を介在させる。下部9に
は一端をフィルタ30へ接して開口し、他端を外部に開
口する排出孔26を軸方向へ貫通形成し、補強繊維層3
2の延長上と重ならないように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加硫ホースの製
造装置、特に加硫キャップの新規有効な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維補強した未加硫ホースを3次元等の
所定曲がり形状をなすマンドレルに取付けてから蒸気加
硫釜にて加硫すると、未加硫ホースの端面に露出する補
強繊維層に蒸気が浸透する結果、内外ゴム層に対する接
着性能が低下したり、ポリエステル系繊維のように高温
湿熱劣化性のあるものは劣化が生じたり、ポリアミド系
のように収縮性のあるものでは収縮して寸法が変化す
る。このため、加硫後に所定寸法にカットしなければな
らない。
【0003】しかし、このような加硫後のカットは、加
硫ホースが3次元等の曲がり形状をなすこともあって手
間がかかり、かつカットやその後の検査が煩雑になると
ともにカットして除去する部分は材料の無駄になる。そ
こで未加硫ホースの端部を加硫キャップで覆いながら加
硫することが行われており、例えば、特許第27777
30号がある。
【0004】またこの例には、未加硫ホースを加硫キャ
ップへ挿入するとき、離型剤等の挿入助剤が加硫キャッ
プ内底部へ残留し、この残留分が未加硫ホース端部の挿
入を不十分にする結果、せっかく加硫キャップを用いて
も加硫後のホースにおける寸法の不安定を招き、結局、
加硫後に端部カットが必要になるおそれがあるので、未
加硫ホースの挿入方向へ長く伸びて加硫キャップの底部
を貫通する排出通路を設け、これにより未加硫ホースの
端部挿入と同時に挿入助剤を排出することが示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特許の
排出通路は、加硫キャップ内における未加硫ホース端部
の当接する底部に開口する位置が、補強繊維層の位置と
一致している。このため、未加硫ホースの挿入時に挿入
助剤を排出することができる反面、蒸気加硫中には排出
通路が加硫釜内と連通しているので、加硫釜内の蒸気が
排出通路から補強繊維層へ浸透する。このため、やはり
加硫後未加硫ホースの端部をカットしなければならなく
なり、加硫後の端部カットを省略できない。なお、蒸気
が補強繊維層へ浸透することにより、次の問題点が生じ
る。 蒸気の浸透によりポリエステル系補強繊維の高温湿熱
劣化及びポリアミド系補強繊維の収縮 補強繊維の寸法変化、外観劣化に伴い、カット・検査
工程が必要 カットして除去することによるカット代のロス
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る加硫ホースの製造装置は、中間の補強繊
維層を挟んで内外にゴム層を形成した未加硫ホースを所
定寸法にカットしてマンドレルへ取付け、その少なくと
も一端を加硫キャップで覆って加硫する加硫ホースの製
造装置において、前記加硫キャップは有底筒状をなし、
前記未加硫ホースの挿入空間を囲んで一端側を開放され
た周壁部とその他端側を閉塞する底部とを備え、かつ前
記加硫キャップに未加硫ホースを挿入するとき挿入助剤
を外部へ排出する排出通路を設けるとともに、この排出
通路を、未加硫ホースの挿入時には挿入助剤を外部へ排
出するべく通過させ、加硫時には蒸気が未加硫ホースの
補強繊維層へ浸透しないように通過を阻止する機能を備
えた一方向通路として構成したことを特徴とする。
【0007】このような一方行通路機能は、未加硫ホー
スの挿入時には挿入助剤を外部へ排出するべく通過さ
せ、加硫時には蒸気が未加硫ホースの補強繊維層へ浸透
しないように通過を阻止する一方行機能部材を排出通路
の経路中に設けることによって形成でき、さらにこのよ
うな一方行機能部材として多孔質連通部材を用いること
ができる。
【0008】また、前記一方行通路機能は、未加硫ホー
スの挿入時にその端面を前記加硫キャップの内底面へ当
接させるとともに、前記内底面と外部を連通する排出通
路を設け、かつこの排出通路の前記内底面側開口位置
を、未加硫ホースの挿入時に前記内底面へ当接する補強
繊維層から半径方向へずれた位置へ配置させるよう構成
することもできる。
【0009】なお、本願発明においては、加硫キャップ
が有底筒状をなすので、その筒部における軸線方向すな
わち未加硫ホースの挿入方向を軸方向といい、この軸方
向(挿入方向)と直交する方向を半径方向という。
【0010】
【発明の効果】本願発明は、排出通路を一方向機能を有
するものとしたので、加硫キャップへ未加硫ホースを挿
入するときは、挿入助剤を排出通路から速やかに加硫キ
ャップ外へ排出できるとともに、加硫時には加硫釜の蒸
気が排出通路から加硫キャップ内へ入ることを阻止でき
る。
【0011】このため、加硫中の蒸気が排出通路を通っ
て未加硫ホースの端部における補強繊維層へ浸透するこ
とを防止できるので、蒸気の浸透によって引き起こされ
る端部における補強繊維の接着性低下や物性劣化及び寸
法変化等の発生を防止でき、その結果、加硫後において
加硫ホースの端部をカットする必要がなくなり、かつ端
部の補強繊維に対する劣化等の有無に関する検査工程を
省略できるから、製造効率を著しく向上できる。
【0012】なお、一方向機能を与える構造として、多
孔質連通部材を排出通路の経路中に設ければ、未加硫ホ
ース挿入時には挿入助剤が多孔質連通部材を通して排出
されるとともに、その一部が多孔質連通部材の細孔内へ
残留し、これを目詰まりさせる。このため、加硫中は加
硫釜の蒸気が排出通路から加硫キャップ内へ侵入するこ
とを有効に阻止して一方向機能を発揮する。
【0013】また、多孔質連通部材のような一方向機能
部材を使用しなくても、未加硫ホースの挿入時にその端
面を前記加硫キャップの内底面へ当接させるとともに、
前記内底面と外部を連通する排出通路を設け、かつこの
排出通路の前記内底面側開口位置を、未加硫ホースの挿
入時に前記内底面へ当接する補強繊維層から半径方向へ
ずれた位置へ配置させることによっても同様の一方向通
路機能を実現できる。
【0014】すなわち、未加硫ホースの挿入時に端面が
内底面へ当接するまでは、内底面と未加硫ホース端面と
の間に形成される空間が内底面に設けられた開口を介し
て排出通路と連通するので、未加硫ホースの挿入に伴っ
て挿入助剤が容易に排出される。
【0015】その後、未加硫ホースの端面が加硫キャッ
プの内底面へ当接すると、補強繊維層は内底面の密着に
よって露出部を覆われ、かつ排出通路の開口部は未加硫
ホースのゴム層によって閉じられるので、加硫中に排出
通路を通って加硫蒸気が補強繊維層へ浸透することが阻
止されため、一方向通路機能を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて実施例を説
明する。図1乃至図4は第1実施例に係り、図1は加硫
時における未加硫ホースのマンドレル取付状態を示す
図、図2は未加硫ホース取付状態における基部側加硫キ
ャップの拡大断面図、図3は基部側加硫キャップの分解
断面図、図4は図2のA部拡大図である。
【0017】まず、図1に示すように、所定寸法にカッ
トされた未加硫ホース1は、二次元又は三次元形状に屈
曲したマンドレル2の上へ取付けられている。2a,2
bは屈曲部である。マンドレル2の長さ方向一端は自由
端である先端3をなし、その先端3の近傍部周囲に環状
溝4が形成されている。また他端である基部5は小径部
をなし、支持台6へ取付けられる。
【0018】マンドレル2はアルミなどの金属や樹脂等
の適宜材料よりなる棒状部材であり、通常は図示のよう
に支持台6から上方へ突出するように上下方向へ長く設
けられ、基部5は支持台6へ上方から取付けられる。ま
た、基部5の周囲には基部側加硫キャップ7が取付けら
れている。未加硫ホース1をマンドレル2の上へ取り付
ける場合には、離型剤等の挿入助剤を未加硫ホース1の
内面又はマンドレル2の外表面もしくはこれら双方へ塗
布してから未加硫ホース1の一端をマンドレル2の先端
3側から挿入するようになっている。
【0019】基部側加硫キャップ7は、未加硫ホース1
の外径程度の内径穴を有する上向きに開口する有底筒状
部材であり、未加硫ホース1をマンドレル2の上へ取り
付ける場合に押し出される挿入助剤の受け部にもなって
いる。
【0020】また、基部側加硫キャップ7は上部8と下
部9とに上下2分割された2部材を組合わせて一体化さ
れた部材であり、その内周側とマンドレル2との間に形
成される空間内へ未加硫ホース1の一端が上方から挿入
される。未加硫ホース1の他端は、先端3と反対側の環
状溝4の縁に臨み、その周囲に先端側加硫キャップ10
が被さることにより周囲を固定されている。
【0021】先端側加硫キャップ10はゴム等の適宜弾
性部材で構成される筒状体であり、その内周には環状溝
4へ係合する環状突起11が形成され、この環状突起1
1を挟んで先端側が先端3の外径とほぼ一致する内径の
小径部12、環状突起11より反先端3側が未加硫ホー
ス1の外径とほぼ一致する内径の大径部13となってい
る。
【0022】マンドレル2に対して、一端を先端3側か
ら挿入して取付けられる未加硫ホース1は、下端を予め
基部5へ取付けられている基部側加硫キャップ7内へ挿
入して底部へ未加硫ホース1の端部を当接して固定し、
上端を先端3へ取付けられた先端側加硫キャップ10に
より固定される。これにより未加硫ホース1の長さが所
定寸法に固定される。
【0023】この状態で、加硫釜14内へ入れ、所定温
度及び圧力の水蒸気により、所定時間加熱することによ
り未加硫ホース1を加硫する。その後、先端側加硫キャ
ップ10を外し、加硫ホース15をマンドレル2から抜
き取れば加硫ホースは所定寸法で加硫され、加硫後の端
部カットを要することなく完成品を得ることができる。
【0024】次に、図2〜4に基づき、基部側加硫キャ
ップについて詳述する。図2及び図3に示すように、上
部8及び下部9はそれぞれ樹脂や金属等のある程度剛性
がある適宜材料からなる部材であり、上部8は筒状体、
下部9は有底筒状体をなす。
【0025】図3に明らかなように、上部8の内周面は
上方側内周が上方へ向かって次第に外方へ広がるラッパ
状曲面のガイド部16をなし、下方側は内径Dが一定の
貫通穴部17をなす。外周下部には小径嵌合部18が形
成され、その上部は段部19となっている。
【0026】下部9は、小径嵌合部18の外側に嵌合す
る環状壁20と、その下方側に連続して形成される底部
本体21とを有する有底筒状体であり、環状壁20に囲
まれた内部空間20aは上方へ開口するとともに、内部
空間20aに臨む底部本体21の表面は内底面21aを
なし、ここで内部空間20aの下端を閉塞している。
【0027】底部本体21の中央部にはマンドレル2の
小径に形成された端部である基部5を嵌合するための小
径穴22と、これよりも大径でマンドレル2の一般径部
分を嵌合する大径穴23を階段状に下部9の軸方向へ貫
通形成している。大径穴23には、その軸直交方向に下
部9を基部5へ固定するためのネジ穴24が形成され、
ここへ底部本体21の外周部からネジ25(図1)をね
じ込むことにより下部9を基部5へ固定する。
【0028】さらに、小径穴22及び小径穴22の同心
でこれらより半径方向外方側位置に排出孔26が底部本
体21を軸方向へ貫通形成され、その一端は内底面21
aへ開口し、環状壁20の内側空間と底部本体21の外
部とを連通している。排出孔26は本願発明の排出通路
を構成し、その数は任意であり、単独又は180°間隔
で2個、120°間隔で3個、90°間隔で4個等任意
に形成できる。
【0029】なお、環状壁20の壁部にも1及至複数個
のネジ穴27が環状壁20の軸直交方向へ貫通形成さ
れ、ここへネジ28(図2)をねじ込むことにより、嵌
合状態の上部8と下部9を一体化する。但し、ネジ28
による固定に代えて、環状壁20と嵌合小径部18との
嵌合接合面に、双方へ係合するオーリング等のシール部
材を設ければ、上部8と下部9をワンタッチで分解、組
立でき、かつ使用時のシールを確実にできる。、
【0030】上部8と下部9の間には略ドーナツ板状の
フィルタ30が介在される。フィルタ30は、不織布、
紙、金網等の多数の連通孔を有する適宜材料からなる多
孔質連通部材であり、その中央には大径穴23と一致す
る貫通口31が形成されている。
【0031】また、フィルタ30の外径は環状壁20の
内径とほぼ一致し、環状壁20内へ入れたとき内底面2
1aのぼぼ全体を覆うようになっている。フィルタ30
の厚さTは、小径嵌合部18の高さH1と合わせたと
き、環状壁20の0高さH2と一致する(T+H1=H
2)ようになっている。
【0032】図4は未加硫ホース1を挿入した状態を示
し、未加硫ホース1は補強繊維層32を挟んでそれぞれ
EPDM等の適宜ゴムからなる内層ゴム33と外層ゴム
34を積層した構造である。補強繊維層32はポリエス
テル繊維を用いたカラミ織り及びラッセル織り並びにナ
イロン繊維を用いたラッセル織り等が適宜可能である。
【0033】これらの各層からなる未加硫ホース1の端
部は予め全長が所定寸法になるようにカットされてお
り、このカット面はフィルタ30へ当接している。この
とき、排出孔26の位置は、補強繊維層32よりも半径
方向外方へずれて一致しない位置、本実施例では小径嵌
合部18の延長上に形成されている。
【0034】また、本実施例のフィルタ30は金網によ
り形成され、その格子状をなす編み線30aと30bの
間に細孔が形成される。なお、この細孔の大きさは、挿
入助剤35を含浸保持できる程度に設定され、挿入助剤
35の表面張力等を考慮して決定されるが、例えば、押
出機用スクリーンメッシュの20番手〜100番手当の
比較的目の粗いものが用いられる。
【0035】また、これらを単数で、もしくは複数枚重
ねて用いることができる。さらに、セラミック、軽石、
アスベスト、ガラス繊維等の耐熱性のあるものが好まし
い。挿入助剤35は、未加硫ホース1をマンドレル2へ
取付けるとき及びその端部を基部側加硫キャップ7へ挿
入するとき容易になるよう未加硫ホース1の穴内面へ塗
布される離型剤等の適宜材料であり、少なくとも未加硫
ホースのマンドレル2取付時及び加硫時に液体状を呈す
る。
【0036】次に、本実施例の作用を説明する。基部側
加硫キャップ7を図3に示す分解状態から、フィルタ3
0を間にして一体化し、マンドレル2へ挿入取付けした
未加硫ホース1の一端を基部側加硫キャップ7内へ挿入
すると図4となる。このとき、未加硫ホース1の先端に
よって押出された挿入助剤35は、フィルタ30の細孔
から押出されて排出孔26へ入り、基部側加硫キャップ
7の外部へ排出され、未加硫ホース1の先端面がフィル
タ30の表面へ当接する。したがって本実施例ではフィ
ルタ30の表面がホース端部当接面になる。
【0037】この状態では、挿入助剤35は基部側加硫
キャップ7から大部分が排出されるが一部は液状のた
め、フィルタ30の細孔内へ含浸滞留し、細孔を目詰ま
りさせる。そこで、この状態で加硫釜14内へ入れて、
150℃〜170℃程度で数10分間蒸気加硫する。こ
のとき、加硫釜14内の蒸気は排出孔26内へ入って
も、フィルタ30はその細孔内に滞留した挿入助剤35
により目詰まりされているため、フィルタ30を通過で
きない。
【0038】このため、蒸気は補強繊維層32へ浸透す
ることができず、その結果、未加硫ホース1のフィルタ
30へ当接している端面における補強繊維層32の物性
や内外ゴム層に対する接着性や物性さらには端部の寸法
等が安定し、加硫後における未加硫ホース1の端部は良
好な加硫状態となる。特に補強繊維層32としてポリエ
ステル系繊維を用いても劣化せず、ナイロン等のポリア
ミド系繊維を用いても収縮しない。
【0039】したがって、その後にカットする必要がな
くなるため、加硫後のカット工程が不要となり、複雑な
屈曲形状の加硫ホースをカットすることにより本来手間
のかかっていた加硫後の端部カット工程及びその後のカ
ット部に対する検査工程を省略でき、製造効率を著しく
向上させることができる。そのうえ、カット代(通常1
0〜50mm)が必要であったところ、これを省略でき
るので、カット代ロスを削減できる。
【0040】なお、加硫時にフィルタ30へ当接する補
強繊維層32の端部は挿入助剤35へ接触することにな
るが、この挿入助剤35はフィルタ30中へ含浸、滞留
しているものであって、補強繊維層32に対する浸透量
は実用上無視できる程度であり、かつ液状の挿入助剤3
5が補強繊維層32へ接触する場合は、蒸気が補強繊維
層32へ浸透する場合と比べて、加硫ホースの端部に対
する悪影響を無視できる程度にでき、加硫後の端部カッ
トを不要にできる。
【0041】また、排出孔26が未加硫ホース1の端面
と半径方向へずれているため、排出孔26、フィルタ3
0、未加硫ホース1間の経路が迷路状になり、これによ
っても蒸気の浸透を阻止できる。さらに、未加硫ホース
1の端面が排出孔26の開口が形成されている内底面2
1aへ直接当接されていないので、加硫後の突起が端面
に形成されず、加硫ホース15の寸法精度を向上する。
【0042】そのうえ、フィルタ30を上部8と下部9
の間へ挟んで固定するので、フィルタ30の固定が容易
かつ確実になるとともに、上部8と下部9は簡単に分離
できるため、フィルタ30の交換が容易になり、メンテ
ナンス性が向上する。
【0043】次に、図5に基づいて第2実施例を説明す
る。図5は基部側加硫キャップ7を図2に対応して示す
図であり、前実施例同様に上部8と下部9からなる上下
2分割構造をなし、かつ上部8と下部9の間にフィルタ
30を介在させたものである。しかし本実施例では、排
出孔26が一端をフィルタ30の外周部へ開口させると
ともに、環状壁20を半径方向へ貫通して他端が外部へ
開口する半径方向の貫通孔として形成されている点が相
違する。
【0044】このようにすると、排出孔26の基部側加
硫キャップ7内部におけっる側端部は、フィルタ30の
外周部へ接続するので、未加硫ホース1を基部側加硫キ
ャップ7へ挿入するとき、挿入助剤35はフィルタ30
を通って排出孔26から基部側加硫キャップ7の外周部
へ速やかに排出されるとともに、排出孔26を短くかつ
その内側開口部を補強繊維層32から最も遠い位置に形
成でき、加硫時における蒸気の補強繊維層32に対する
浸透をより確実に阻止できる。
【0045】なお、本願発明に係る基部側加硫キャップ
7は必ずしも上下2分割構造並びにフィルタ30を要す
るものではない。以下にこのような別実施例を説明す
る。図6は第3実施例に係り、下段に図2と同様の断面
構造をCとして示し、上段にその平面図をBとして示す
(以下の各実施例における対応図のB、Cも同様内容で
ある)。
【0046】この例では、基部側加硫キャップ7は環状
壁20と底部本体21からなる全体が単一構造体として
鋳造や樹脂の射出成形等の適宜方法で形成されるととも
に、環状壁20の内壁に軸方向全長に延びる縦溝40が
形成されている。縦溝40の数は任意であり、その底部
本体21側の端部は底部本体21を軸方向へ貫通する排
出孔26と連続している。この排出孔26のホース端部
当接面をなす内底面21aに臨む開口位置は補強繊維層
32から半径方向外方へずれた位置になっている。
【0047】縦溝40の断面形状は内部空間20aへ向
かって開放された半円形又はチャンネル形やU字形等の
適宜形状をなし、凹部の深さ並びに幅はいずれも1mm
以上3mm以下が好ましい。1mm未満であれば挿入助
剤の排出通路として十分に機能できず、3mmを超える
と加硫ホース15の外表面に大きな突起部が形成され、
クリップを用いて取付相手側へ接続するときこの突起部
によってシール性を損なうおそがある。
【0048】このようにすると、未加硫ホース1を基部
側加硫キャップ7へ挿入するとき、挿入助剤35は速や
かに縦溝40及び排出孔26を通って基部側加硫キャッ
プ7の外部へ排出されるとともに、一部は縦溝40から
環状壁20の開口端側へ溢れ出される。
【0049】しかも排出孔26の開口位置及び縦溝40
溝の形成位置が補強繊維層32から半径方向へずれてお
り、基部側加硫キャップ7へ未加硫ホース1を挿入した
とき補強繊維層32の露出部が内定面21aとの液密な
当接によって覆われ、かつホース端部当接部である内底
面21aに臨む排出孔26の開口部は外側ゴム層34で
閉じられる。
【0050】このため、加硫中における加硫キャップ7
の内部に対する蒸気の侵入並びに補強繊維層32への浸
透を確実に阻止できるので、前各実施例同様の加硫ホー
ス端部を安定化できるとともに、基部側加硫キャップ7
を極めて簡単な構造にしてその製造を容易にすることが
できる。
【0051】図7は図6の第3実施例を若干変更した第
4実施例に係り、図6に対応して図示してある。この例
では、排出孔26がホース端部当接面である内底面21
aとほぼ同じ高さで、かつ環状壁20を半径方向へ貫通
して形成されている。他の構造は図6と同様である。
【0052】このようにすると、前実施例同様に排出孔
26から挿入助剤35を基部側加硫キャップ7の外周部
へ速やかに排出されるとともに、排出孔26を短くかつ
その内側開口部を補強繊維層32から最も遠い位置に形
成でき、加硫時における蒸気の補強繊維層32に対する
浸透をより確実に阻止できる。しかも、加硫ホース1の
端面に排出孔26の開口部による突起を形成しないで済
むので加硫ホース1の寸法を正確にできる。
【0053】図8は同様の第5実施例に係り、この例で
は、排出孔26が縦溝40と連続せず別に底部本体21
を軸方向へ貫通して形成されている。但し、その位置は
ホース端部当接面であう内底面21aへの開口部が補強
繊維層32から半径方向外方(D)又は内方(E)のい
ずれかへずれている。このようにしても補強繊維層32
に対する蒸気の浸透を有効に阻止できる。
【0054】図9は第6実施例に係り、この例では、下
部9をさらに半体50及び51に左右2分割してある。
下部9は半体50及び51を合わせて一つの筒状をな
し、それぞれの上部周囲に形成した段部52は、半体5
0及び51を合わせて一体化したとき連続する細径部と
なる。
【0055】半体50及び51のそれぞれには、排出孔
26が軸方向へ貫通形成されている。なお、半体50及
び51の対面側には、マンドレル2を左右から挟みつけ
てその周囲へ装着するための半円形断面の凹溝22a、
22bがそれぞれ形成され、各上下端部で開放されてい
る。また、半体50及び51はネジ55により一体化さ
れるようになっており、このための通し穴53を半体5
0の側部に軸直交方向へ貫通するように設け、半体51
の対応部にはナット部となるネジ穴54を設けてある。
【0056】上部8は前各実施例とほぼ同様であり、ガ
イド部16、貫通穴部17等を有するが、下部9との連
結部が雌型になっている。すなわち、周囲にフランジ状
の周壁56を有し、その側面にネジ穴57を形成し、こ
こからネジ58をネジ込んで下部9側の嵌合壁52を固
定する。上部8には周壁56に囲まれた底部59が形成
され、ここにフィルタ30を収容可能である。
【0057】このようにしてなる基部側キャップ7をマ
ンドレル2へ取付けるには、まず下部9を左右の半体5
0及び51に分割し、これをマンドレル2の基部左右か
ら合わせてそれぞれの凹溝22a,22bへマンドレル
2の基部を嵌合させ、一方の半体50側面に形成された
通し穴53へネジ55を入れ、他方の半体51の対応位
置に形成されたネジ穴54へネジ込むことにより半体5
0及び51を一体化してマンドレル2の基部上へ装着す
る。
【0058】続いてフィルタ30及び上部8をマンドレ
ル2の他端へはめて、その長手方向へ基部まで移動させ
る。このとき、上部8はガイド部16が末広がり状にな
っているためマンドレル2の屈曲部2a、2b部分をス
ムーズに通過できる。フィルタ30及び上部8が下部9
の上へ来ると、下部9の半体50、51の周囲に形成さ
れている段部26の外側へ周壁56を嵌合し、下部9の
上端面と上部8の底部59の間にフィルタ30を挟んで
固定するとともに、ネジ58で上部8と下部9を連結一
体化する。
【0059】このようにすると、下部9をマンドレル2
の上端部側からはめて基部まで移動させようとしても屈
曲部2a、2bを通過できないため結局取付不可能にな
るようなマンドレル2の形状であっても、左右分割構造
にすることにより下部9をマンドレル2へ着脱自在に取
付けできる。このとき排出孔26及びフィルタ30の構
造及び機能は第1実施例と同じである。
【0060】なお、本願発明は上記各実施例に限定され
ず、種々に変形や応用が可能である。例えば、第1及び
第2実施例におけるフィルタ30は、排出通路の一方行
通路機能を与えるための一方行機能部材の一例である多
孔質連通部材のさらにその一具体例に過ぎず、一方行機
能部材としては未加硫ホース1の挿入時に挿入助剤35
を排出し、加硫時に蒸気を内部へ通さないように機能す
る部材であればよいのであり、他の例としては一方通行
弁によっても実現できる。
【0061】このような一方通行弁の構造は公知の種々
な構造を適宜採用できる。また、一方行機能部材の基部
側加硫キャップ7における配置は、上部8と下部9の合
わせ部ばかりでなく、例えば、排出孔26の内部へ挿入
配置することもできる。
【0062】さらに、本願発明における排出通路の一方
行通路機能は、第1及び第2実施例のように一方行機能
部材を用いるばかりでなく、このような一方行機能部材
を用いなくても実現できる。すなわち第3〜第5実施例
のように内底面21aへ未加硫ホース1の端面を当接さ
せ、排出孔26側の開口部を補強繊維層32の位置から
半径方向へずらすこともその一例である。
【0063】さらにまた、上記各実施例では本願発明を
基部側加硫キャップ7にのみに適用しているが、先端側
加硫キャップ10へ適用することは任意にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る未加硫ホース1のマンドレル
取付状態を示す図
【図2】その基部側キャップの断面図
【図3】その分解図
【図4】その作用を示す図
【図5】第2実施例に係る基部側キャップを示す図
【図6】第3実施例に係る基部側キャップの平面と側断
面を示す図
【図7】第4実施例に係る図6と同様図
【図8】第5実施例に係る図6と同様図
【図9】第6実施例に係る基部側キャップの分解断面図
【符号の説明】
1:未加硫ホース、2:マンドレル、3:先端、4:環
状溝、7:基部側加硫キャップ、8:上部、9:下部、
14:加硫釜、22:小径穴、23:大径穴、、26:
排出孔、30:フィルタ、32:補強繊維層、33:内
側ゴム層、34:外側ゴム層、35:挿入助剤、40:
縦溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:08 B29K 105:08 B29L 23:00 B29L 23:00 (72)発明者 藤井 寛美 埼玉県入間郡大井町大字亀久保1239番地 山下ゴム株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA09 AD16 AG08 CA03 CB01 CB11 CB21 CK35 CM82 CM90 CN01 CN05 CN13 CN30 CP10 4F203 AA09 AD16 AG08 DA02 DA11 DB01 DB11 DC04 DD04 DE06 DF05 DF15 DF23 DH06 DH16 DJ29 DK07 DL15 DM04 DW06 DW13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間の補強繊維層を挟んで内外にゴム層
    を形成した未加硫ホースを所定寸法にカットしてマンド
    レルへ取付け、その少なくとも一端を加硫キャップで覆
    って加硫する加硫ホースの製造装置において、前記加硫
    キャップは有底筒状をなし、前記未加硫ホースの挿入空
    間を囲んで一端側を開放された周壁部とその他端側を閉
    塞する底部とを備え、かつ前記加硫キャップに未加硫ホ
    ースを挿入するとき挿入助剤を外部へ排出する排出通路
    を設けるとともに、この排出通路を、未加硫ホースの挿
    入時には挿入助剤を外部へ排出するべく通過させ、加硫
    時には蒸気が未加硫ホースの補強繊維層へ浸透しないよ
    うに通過を阻止する機能を備えた一方向通路として構成
    したことを特徴とする加硫ホースの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記排出通路の一方行通路機能が、未加
    硫ホースの挿入時に挿入助剤を排出し、加硫時に蒸気の
    通過を阻止する一方行機能部材を前記排出通路の経路中
    に設けることによって形成されることを特徴とする請求
    項1に記載した加硫ホースの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記一方行機能部材が多孔質連通部材で
    あることを特徴とする請求項2に記載した加硫ホースの
    製造装置。
  4. 【請求項4】 前記多孔質連通部材の一面を前記加硫キ
    ャップの内壁面へ当接して前記排出通路の開口部を接続
    させるとともに、前記未加硫ホースの端部を加硫キャッ
    プへ挿入したときその端面を前記多孔質連通部材の他面
    へ当接させるように構成したことを特徴とする請求項3
    に記載した加硫ホースの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記多孔質連通部材に接続する前記排出
    通路の開口部を、前記加硫キャップ内へ挿入されたとき
    前記多孔質連通部材へ当接する前記補強繊維層と重なら
    ないようずらした位置に形成したことを特徴とする請求
    項4に記載した加硫ホースの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記排出通路が、前記加硫キャップを軸
    方向へ貫通して内外を連通する排出孔を備えることを特
    徴とする請求項5に記載した加硫ホースの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記排出通路が、前記加硫キャップの半
    径方向へ前記周壁部を貫通して内外を連通する排出孔を
    備えることを特徴とする請求項5に記載した加硫ホース
    の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記加硫キャップが未加硫ホースの端部
    挿入方向へ2分割された構造であり、前記多孔質連通部
    材をこれら分割部間で挟んで固定することを特徴とする
    請求項4乃至7のいずれかに記載した加硫ホースの製造
    装置。
  9. 【請求項9】 前記未加硫ホースの端部挿入方向へ2分
    割されたもののうち、基部側部分がさらに前記挿入方向
    に対して左右2分割されてマンドレル基部へ着脱可能で
    あることを特徴とする請求項8に記載した加硫ホースの
    製造装置。
  10. 【請求項10】 前記未加硫ホースの挿入時にその端面
    を前記加硫キャップに設けたホース端部当接部へ当接さ
    せるとともに、前記ホース端部当接部近傍の空間と外部
    を連通する排出通路を設け、かつこの排出通路の前記ホ
    ース端部当接部側開口位置を、未加硫ホースの挿入時に
    前記ホース端部当接部へ当接する補強繊維層からずれた
    位置へ配置したことを特徴とする請求項1に記載した加
    硫ホースの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記排出通路は、前記周壁部の内壁面
    に前記挿入空間へ開放されかつ周壁部の開放端と前記内
    底面とを連通して軸方向へ長く連続して形成される縦溝
    を備えることを特徴とする請求項10に記載した加硫ホ
    ースの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記排出通路は、前記加硫キャップの
    底部を軸方向に貫通する排出孔を備えることを特徴とす
    る請求項10又は11に記載した加硫ホースの製造装
    置。
  13. 【請求項13】 前記排出通路は、前記加硫キャップの
    周壁部を半径方向へ貫通する排出孔を備えることを特徴
    とする請求項10又は11に記載した加硫ホースの製造
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083405A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Sumitomo Chemical Co Ltd 加硫ゴムの製造方法及び加硫ゴム
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