JP2002057792A - マルチメディア信号処理装置 - Google Patents

マルチメディア信号処理装置

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JP2002057792A JP2000240253A JP2000240253A JP2002057792A JP 2002057792 A JP2002057792 A JP 2002057792A JP 2000240253 A JP2000240253 A JP 2000240253A JP 2000240253 A JP2000240253 A JP 2000240253A JP 2002057792 A JP2002057792 A JP 2002057792A
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幸理 高比良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換装置などのマルチメディア信号処理装置
において、呼毎に通信サービスユニットの信号処理モー
ドをその呼のサービス種別に適したモードに変更できる
ようにすることで、通信サービスユニットの実装数を大
幅に削減するとともに、呼損率を大幅に低減できるよう
にする。 【解決手段】複数種類の通信サービス種別に応じた複数
種類の信号処理モードを有する通信サービスユニット4
4−1〜44−Nと、上位ノード5から通知される或る
呼についての信号処理要求情報に基づいて呼の通信サー
ビス種別を識別する通信サービス種別識別手段45b
と、通信サービスユニット44−i(i=1〜N)の信
号処理モードを通信サービス種別識別部45bで識別さ
れた通信サービス種別に適したモードに制御するモード
制御手段45cとをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディア信
号処理装置に関し、例えば、一般的な公衆交換網や移動
体(無線)通信網を構成するノード(上位ノード)に接
続される交換装置など、上位ノードとの間で送受される
信号(マルチメディア信号)に対して所要の信号処理を
通信サービス種別に応じて行なう必要のある一装置に用
いて好適な、マルチメディア信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図23は既存の公衆交換網の一例を模式
的に示す図で、この図23に示すように、通常、公衆交
換網(以下、単に「公衆網」という)100は、全国の
加入者端末(電話機やパーソナルコンピュータ,ファク
シミリなど)をそれぞれ近隣地域に設置された交換装置
(交換局;ノード)に収容し、各地域の交換局を全てメ
ッシュ状に接続することで構築するのは経済的ではない
ので、「トリー型網」と呼ばれる階層構造を基本として
構築される。
【0003】即ち、日本の場合を例にすると、全国は、
総括局(RC)110が1台ずつ置かれるいくつかの大
きな区域(総括局区域;RA)101に分割され、さら
に、各総括局区域101は、それぞれ、中心局(DC)
120が1台ずつ置かれる中心局区域(DA)102に
分割され、各中心局区域102は、それぞれ、集中局
(TC)130が1台ずつ置かれる集中局区域(TA)
103に分割され、各集中局区域103は、それぞれ、
端局(EO)140が置かれる端局区域104に分割さ
れる。
【0004】そして、下位階層の局がそれぞれ上位階層
の局にスター型網で接続される(例えば、端局140は
集中局130に、集中局130は中心局120に、中心
局120は総括局110にそれぞれ収容される)ととも
に、総括局110同士が基幹回線を介して接続されるこ
とで、公衆網100が構築されるのである。このような
構成を採ることで、既存の公衆網100では、例えば、
東京−大阪間などの長距離市外通話の場合には、端局1
40を起点として集中局130,中心局120,総括局
110という順に段階的に呼を集めて目的(着信先)の
端局140を含む総括局110へ伝送すること、即ち、
「トリー型網」に沿った呼の集配信が行なわれることに
より、効率的な呼の伝送が可能になっている。
【0005】ところで、上位階層の局(上位ノード)に
接続された交換装置に対する呼接続要求などのサービス
要求(信号処理要求)には、例えば、音声通信やパケッ
ト通信,ISDN利用のデータ通信,ファクシミリ(F
AX)通信などの各種の通信サービス形態に応じた複数
種類のサービス種別があり、また、呼毎にそのサービス
種別も不定である。なお、「サービス種別」とは、通信
サービスに固有の通信プロトコルの種別を意味する。
【0006】そして、このような様々なサービス種別の
信号(マルチメディア信号)を交換装置で扱う必要があ
る場合、その交換装置は、マルチメディア信号の処理が
可能な装置(マルチメディア信号処理装置)としても機
能する必要があるため、例えば図24に示すように、サ
ービス種別(#A,#B,#Cなどと表わす)毎に各サ
ービス種別に専用のパッケージ(PKG)200が、各
サービス種別毎に予測される最大トラフィック(最大呼
数)をカバーできる分だけ実装されて、上位ノード40
0からのサービス要求毎にそのサービス種別に対応する
パッケージ200が選択され、サービス要求のあった呼
に対する呼処理(信号処理)が実施されるようになって
いる。
【0007】即ち、例えば、上位ノード400からサー
ビス種別#Aについてのサービス要求があれば、交換装
置は、主制御部300における呼制御部301の制御の
下で、サービス決定部302によって、受信したサービ
ス要求に含まれる情報から呼のサービス種別#Aを判断
/決定し、パッケージ実装状態管理部303にて管理さ
れているパッケージ実装状態管理データ330に基づい
て、サービス種別#A用のパッケージ200のうち空き
状態のパッケージ200を、例えば、いわゆる入側トラ
ンク/出側トランクなどとして選択(捕捉)して呼処理
を行なう。
【0008】なお、他のサービス種別#Bや#Cについ
てのサービス要求があった場合も同様に、対応するサー
ビス種別#B,#C用の空きパッケージ200が捕捉さ
れて呼処理が実行される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成では、上位ノード400からのサービス要
求に対応するパッケージ200がサービス種別毎に固定
であるため、予測される最大トラフィックをカバーでき
る分のパッケージ200を予め実装しておかなければな
らず、交換装置の規模が増大してしまうという課題があ
る。しかも、最大トラフィックを超える量の呼(過負荷
トラフィック)が発生した場合には、上記の構成及び処
理では、呼損の発生が余儀なくされていた。
【0010】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、呼毎にパッケージ(通信サービスユニット)
の信号処理モードをその呼のサービス種別に適したモー
ドに変更できるようにすることで、パッケージの実装数
を大幅に削減するとともに、呼損率を大幅に低減できる
ようにした、マルチメディア信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のマルチメディア信号処理装置は、複数種
類の通信サービス種別に応じた複数種類の信号処理モー
ド(以下、単に「モード」ともいう)を有する通信サー
ビスユニットと、上位ノードから通知される或る呼につ
いての信号処理要求に基づいてその呼の通信サービス種
別を識別する通信サービス種別識別手段と、上記の通信
サービスユニットの信号処理モードを上記通信サービス
種別識別部で識別された通信サービス種別に適したモー
ドに制御するモード制御手段とをそなえて成ることを特
徴としている。
【0012】上述のごとく構成された本発明のマルチメ
ディア信号処理装置では、通信サービスユニットの信号
処理モードが、呼のサービス種別に適したモードに制御
されるので、予め最大トラフィックをカバーできるだけ
の通信サービスユニットを実装しておく必要がない。ま
た、或るサービス種別のトラフィックに対して通信サー
ビスユニットが不足した場合でも、他のサービス種別に
適したモードで動作していた他の通信サービスユニット
のモードを不足の生じたサービス種別対応のモードに変
更することで、不足分を充足することができる(以上、
請求項1)。
【0013】なお、上記のモード制御手段は、外部装置
からのモード設定指示に応じて上記通信サービスユニッ
トの信号処理モードを制御する外部指示型モード制御手
段をそなえていてもよい。このような構成を採れば、通
信サービスユニットのモードを外部装置から適宜に設定
・変更することができる(請求項2)。また、上記のモ
ード制御手段は、過去に行なったモード制御についての
履歴情報を管理する履歴情報管理手段と、前記の履歴情
報に基づいて上記の通信サービスユニットの信号処理モ
ードを予測制御する予測型モード制御手段とをそなえて
いてもよい。このような構成を採れば、通信サービスユ
ニットのモードを過去のモード制御についての履歴に基
づいて、或る時期のトラフィック傾向を予測して、その
予測に応じたモード制御を実施することができる(請求
項3)。
【0014】ここで、上記の予測型モード制御手段に
は、上記の履歴情報に基づいた時刻情報とモード設定情
報とに基づいて、指定時刻に通信サービスユニットのモ
ードを上記のモード設定情報に応じたモードに制御する
時刻要因モード制御手段をそなえていてもよい。このよ
うな構成を採れば、例えば、或る特定の時間帯に特定の
サービス種別のトラフィックが増大することが事前に分
かっている場合などにおいて、その時間帯には通信サー
ビスユニットのモードをそのサービス種別に適したモー
ドに設定するといった制御が可能になる(請求項4)。
【0015】また、上記の通信サービスユニットは、複
数種類の通信サービス種別に応じた複数種類の通信サー
ビス制御プログラムを記憶した記憶手段と、上記のモー
ド制御手段からの信号処理モード制御指示に応じて対応
する通信サービス制御プログラムを上記記憶手段から選
択的にロードすることにより、自身の信号処理モードを
制御するモード選択制御手段とをそなえて構成されてい
てもよい。
【0016】このようにすれば、複数種類の通信サービ
ス制御回路を個別にそなえる場合に比して、最小限のハ
ードウェア規模で、複数種類の通信サービス種別に対応
可能な通信サービスユニットを実現することができる
(請求項5)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
移動体通信網の構成を示すブロック図で、この図1に示
す移動体通信網10は、移動局(MS:Mobile Statio
n)1,複数の無線基地局(BTS:Base Transceiver
Station)2,複数の無線ネットワーク制御装置(RN
C: Radio Network Controller)3,マルチメディア
信号処理装置(MPE:Multimedia signal Processing
Equipment)4,移動マルチメディア交換システム(M
MS:Mobile Multimedia switching System)5,オペ
レーションシステム(OPS:Operation System)6な
どをそなえて構成されている。
【0018】ここで、まず、上記のMS1は、いわゆる
携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)端
末、これらを利用してデータ通信を行ないうるPDA
(Personal Digital Assistance)やノート型のパーソ
ナルコンピュータなどを含む携帯情報端末である。な
お、この図1では、MS1を1台しか図示していない
が、勿論、複数台存在していてもよい。
【0019】次に、BTS2は、それぞれ、自身が形成
する無線通信範囲(在圏ゾーン)内のMS1と無線通信
を行なって、MS1との間で各種通信サービス種別(プ
ロトコル種別)に応じた呼(データ)の送受を行なうた
めのものである。ここで、上記の通信サービス種別(以
下、単に「サービス種別」といったり「プロトコル属
性」といったりすることがある)としては、例えば、次
のような各種サービスが挙げられる。
【0020】一般の音声通話サービス パケット通信サービス ISDN(Integrated Services Digital Ne twork)
利用の通信サービス PHSを利用してインターネットにアクセスする場合
のPIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)
準拠のデータ通信サービス ポイントツーポイントプロトコル(PPP)準拠のデ
ータ通信サービス〔TCP(Transmission Control Pro
tocol)/IP(Internet Protocol)通信〕 ファクシミリ(FAX)通信サービス モデム(MODEM)利用のデータ通信サービス なお、以下において、上記の音声通話サービスを「音
声」、パケット通信サービスを「パケット」、ISDN
利用の通信サービスを「ISDN」、PIAFS準拠の
データ通信サービスを「PIAFS」、PPP準拠のデ
ータ通信サービスを「PPP」、FAX通信サービスを
「FAX」、モデム利用のデータ通信サービスを「モデ
ム」などと略記することがある。
【0021】次に、上記のRNC3は、複数のBTS2
を収容して、MMS5から配信(交換)されてくる呼を
着信対象のMS1が存在する在圏ゾーン担当のBTS2
に着信させたり、BTS2からの呼を多重してMMS5
へ送信したりといった、各種無線通信制御を実施するた
めのものである。さらに、上記のMPE4は、RNC3
に接続されて、RNC3で受信される信号(データ)の
サービス種別に応じたプロトコル変換などの各種信号処
理を行なうためのもので、例えば図2に示すように、R
NC3をATM(Asynchronous Transfer Mode)網7a
経由で収容する場合には、ATM交換機として構成され
る。なお、その詳細については後述する。
【0022】また、MMS5は、ゲートウェイ局(図示
省略)などを介して図23により前述した集中局130
や中心局120,総括局110などに接続されることに
よって、公衆網100と接続されて、公衆網100とR
NC3やMPE4との間の呼の交換処理を行なうための
ものである。つまり、本MMS5は、MPE4に対して
呼接続/解放などのサービス要求(信号処理要求)を行
なう上位ノードとして位置付けられる。なお、上記のサ
ービス要求には、呼のサービス種別を識別するための情
報が含まれているものとする。
【0023】さらに、OPS6は、LAN(Local Area
Network)7bなどの所要の回線網を介してMPE4と
接続されて、MPE4の保守や運用管理を行なうための
もので、例えば図3に示すように保守コンソールなどと
して構成され、この保守コンソール6からMPE4の動
作設定などの各種設定を適宜に行なえるようになってい
る。
【0024】そして、上記のMPE4は、上述したごと
くATM交換機として構成される場合には、例えば図2
に示すように、ATMスイッチ41,ATMインタフェ
ース(ATM−IF)42,LANインタフェース(L
AN−IF)43,複数のサービスプロトコルユニット
(SPU)44−1〜44−N(Nは自然数),主制御
部45などをそなえて構成される。
【0025】ここで、ATMスイッチ41は、ATM網
7aやLAN7bとの間で送受される呼をATMセルベ
ースで交換(スイッチング)するためのもので、周知の
ように、受信ATMセルのヘッダ部分に設定されている
宛先情報〔VPI(VirtualPath Identifier)/VCI
(Virtual Channel Identifier)〕に基づく装置内経路
識別情報(タグ情報)の設定が主制御部42から与えら
れることにより、上記宛先情報に応じた経路のコネクシ
ョンが確立されてATMセルの転送(ATM通信)が行
なわれるようになっている。
【0026】また、ATMインタフェース42は、AT
M網7aとの間のインタフェースをとるためのものであ
り、LANインタフェース43は、LAN7bとのイン
タフェースをとるためのもので、LAN7bからの信号
をATMセルに変換したり、ATMスイッチ41でスイ
ッチングされてきたATMセルをLAN7bへの信号に
変換したりする機能を有している。
【0027】さらに、各SPU(パッケージ)44−i
は、それぞれ、呼のサービス種別に応じたプロトコル終
端処理を実施するためのもので、本実施形態では、1つ
のSPU44−iで前述したような複数種類のサービス
種別に応じた(適した)属性(信号処理モード)での動
作が可能になっている。なお、その詳細については図7
及び図8により後述する。
【0028】そして、主制御部45は、本ATM交換機
4の動作(コネクションの確立/解放処理など)を統括
的に制御するためのものであるが、本実施形態では、S
PU44−i(ただし、i=1〜N)をはじめとするA
TM交換機4内のリソース(ATMスイッチ41や帯域
なども含まれる)を管理して、上位ノード5からのサー
ビス要求(呼接続要求や呼解放要求などの信号処理要
求)に応じて必要なリソース(SPU44−iを含む)
を捕捉したり解放したりする基本的な機能を有するほ
か、上位ノード5からのサービス要求毎に、あるいは、
保守コンソール6からの指示(外部設定)に応じて、上
記のSPU44−iの属性(信号処理モード)を適宜に
変更することで、SPU44−iのサービス種別毎の割
り当て数を適宜に変更しうる機能も有している。
【0029】このため、本主制御部45には、その要部
に着目すると、例えば図3に示すように、呼制御部45
a,サービス決定部45b及びSPU状態管理部45c
がそなえられている。なお、この図3において、図2に
示すATMスイッチ41やATMインタフェース42,
LANインタフェース43などの図示は省略している。
【0030】ここで、上記の呼制御部45aは、上述し
たコネクションの確立/解放(リソースの捕捉/解放)
処理などを中心的に制御するためのものであり、サービ
ス決定部(通信サービス種別識別手段)45bは、上位
ノード5から通知されるサービス要求に含まれるサービ
ス種別を識別するための情報に基づいて処理対象呼のサ
ービス種別を判別(識別)するためのもので、その識別
結果は、その呼の信号処理に必要な(要求サービスプロ
トコル属性が一致する)SPU44−iの捕捉要求(以
下、SPU捕捉要求という)として呼制御部45aを通
じてSPU状態管理部45cに通知されるようになって
いる。
【0031】そして、SPU状態管理部(モード制御手
段)45cは、SPU44−iの実装数や各SPU44
−iの稼働状態(空き状態,属性)などを管理するとと
もに、呼制御部45aと協動して、保守コンソール6か
らの指示(SPU属性変更指示)や呼制御部45aから
の上記SPU捕捉要求に応じて、SPU44−iの属性
(信号処理モード)を要求サービス種別に適した属性に
制御(変更)する機能を有するもので、このために、例
えば、SPU状態管理受付部45dとSPUサービス変
更部45eとをそなえて構成されている。
【0032】即ち、SPU状態管理受付部45dは、例
えば図5(A)に示すように、各SPU44−i毎に割
り振られた論理番号(以下、SPU論理番号という)毎
に、それぞれ、下記〜に示すデータを含むSPU状
態管理データ451を管理することで、各SPU44−
iのそれぞれの稼働状態をリアルタイムに管理するため
のものである。
【0033】SPU状態データ451a:SPU44
−iの空き/使用中を表わすためのデータで、例えば、
“0”で「空き」状態、“1”で「使用中」状態を表わ
す。なお、SPU44−iは、通常、1枚で複数チャン
ネル分の呼を処理できる能力を有しているが、本実施形
態では、説明の便宜上、1枚のSPU44−iで1チャ
ンネル分の呼を処理できるものとし、SPU44−iの
「空き」とは、呼処理を行なっていない待機状態の場合
を意味するものとする。
【0034】外部指定属性種別データ451b:SP
U44−iが図5(B)により後述する時刻対応属性管
理データ452によって指定された時刻対応のものか否
かを表わすデータで、例えば、“0”で「時刻対応」、
それ以外の値で「非時刻対応」を表わす。 外部指定属性データ451c:保守コンソール6から
デフォルト属性(優先属性)として指定されたSPU4
4−iの属性(サービス種別)を表わすデータで、例え
ば、“0”で「指定無し」、“0”以外で「指定有り」
を表わす。一例として、“1”で「音声対応」、“2”
で「ISDN対応」、“3”で「パケット対応」、
“4”で「PIAFS対応」、“5”で「FAX対
応」、“6”で「モデム対応」、“7”で「PPP対
応」をそれぞれ表わす。
【0035】カレント属性データ451d:現在のS
PU44−iの属性を表わすデータで、上記の外部指定
属性データ451cと同様に、“0”で「指定無し」、
“1”で「音声対応」、“2”で「ISDN対応」、
“3”で「パケット対応」、“4”で「PIAFS対
応」、“5”で「FAX対応」、“6”で「モデム対
応」、“7”で「PPP対応」をそれぞれ表わす。この
カレント属性データ451dの値と上記の外部指定属性
データ451cの値とが異なる場合には、後述するよう
に、後者の外部指定属性データ451cが優先され、前
者のカレント属性データ451dが外部指定属性データ
451cと一致するよう更新される。
【0036】なお、上記のSPU状態データ451a以
外のデータ451b〜451dについては、保守コンソ
ール6からSPU属性変更指示(モード設定指示)をS
PU状態管理受付部45dに対して与えることで適宜に
変更することが可能である。また、上記のSPU状態管
理データ451は、図示しないメモリなどの記憶装置に
記憶されて管理されているものとする。
【0037】一方、SPUサービス変更部45eは、保
守コンソール6からの指示(SPU属性変更指示)や呼
制御部45aからのSPU捕捉要求〔サービス決定部4
5bでのサービス種別(要求プロトコル)の識別結果〕
に基づき、SPU属性変更が必要な場合にはSPU属性
変更依頼(要求)を、呼制御部45aを通じ該当SPU
44−iに与えるためのもので、これにより、該当SP
U44−iは、要求された属性のSPU44−iとして
設定されて運用されることになる。
【0038】なお、この属性変更指示が実施された場合
は、該当SPU44−iに対応するSPU状態管理デー
タ451(カレント属性データ451d)が更新され
る。つまり、これらのSPU状態管理受付部45dとS
PUサービス変更部45eは、外部装置(他制御部)と
しての保守コンソール6からのSPU属性変更指示(モ
ード設定指示)に応じてSPU44−iの属性(信号処
理モード)を制御する外部指示型モード制御部としての
機能も果たしていることになる。
【0039】ところで、上記のSPUサービス変更部4
5eは、図4に示すように、上述したような基本機能に
加えて、例えば図6に示すような形式で、過去に行なっ
たSPU44−iに対する属性変更指示(モード制御)
についての統計情報(履歴情報)453、つまり、前記
のカレント属性データ451dの更新履歴をとることに
より、いつ、どのSPU44−iがどの属性で動作して
いたかを管理する履歴情報管理部52としての機能も有
している。
【0040】この履歴情報管理部52をそなえること
で、例えば、どのサービス種別の呼(トラフィック)が
どの日付や曜日,時間帯で集中しやすいかを分析・把握
することができるようになるので、SPU状態変更部4
5cは、その分析結果に応じて、特定時刻に特定のサー
ビス種別対応のSPU割り当て数を予め多めに設定した
り少なめに設定したりすることができる。
【0041】例えば図6では、一般企業の業務時間外な
どでは音声やISDNのトラフィックが比較的少ないと
判断できるので、その時間帯では音声対応(属性=
“1”)やISDN対応(属性=“2”)のSPU割り
当て数を少なめに設定したり、逆に、業務開始時や昼休
み終了時などトラフィックが急激に増加しやすい時間帯
ではこれらのSPU割り当て数を予め多めに設定してお
くようにすることができる。
【0042】なお、この図6に示す例は、SPU44−
iの実装数(N)が32枚(論理番号=1〜32;ただ
し、論理番号31,32のSPU44−31,44−3
2は予備)の場合で、図22(A)により後述するよう
に、「音声」,「ISDN」,「パケット」,「PIA
FS」,「FAX」,「モデム」,「PPP」の各サー
ビス種別対応のSPU44−iの初期割り当て数を最小
限(それぞれ1枚)にした状態を表わす。
【0043】そして、このような時刻要因による設定
は、本実施形態では、図4に示すように、SPUサービ
ス変更部45eに、図5(B)に示すようなSPU44
−i毎に管理される時刻対応属性管理データ452に基
づいて該当SPU44−iに対して属性変更指示を与え
る時刻要因属性変更部53をそなえることで実現され
る。
【0044】即ち、時刻要因属性変更部53は、図5
(B)に示すように、SPU論理番号毎に、或る指定時
刻(時間帯)にSPU44−iのどの属性に設定するか
を表わすデータ(指定時刻データ452aと指定時刻対
応属性データ452bとの組)を最大でn(nは自然
数)組分、時刻対応属性管理データ452として管理し
ておき、この時刻対応属性管理データ452を、常時、
或いは、定期的に参照することで、該当SPU44−i
の属性を指定時刻に指定された属性に自動変更(設定)
することができるのである。
【0045】つまり、上記の履歴情報管理部52と時刻
要因属性変更部53は、上記の履歴情報453に基づい
てSPU44−iの属性を予測制御する予測型モード制
御部として機能し、時刻要因属性変更部53は、上記の
履歴情報453に基づいた時刻対応属性管理データ45
2に基づいて、指定時刻にSPU44−iの属性を指定
された属性に制御する時刻要因モード制御部として機能
するのである。
【0046】なお、上記の指定時刻対応属性データ45
2bには、図5(A)により前述した外部指定属性デー
タ451cやカレント属性データ451dと同様に定義
された値が設定される。即ち、“0”で「指定無し」、
“1”で「音声対応」、“2”で「ISDN対応」、
“3”で「パケット対応」、“4”で「PIAFS対
応」、“5”で「FAX対応」、“6”で「モデム対
応」、“7”で「PPP対応」をそれぞれ表わす。
【0047】また、上記の時刻対応属性管理データ45
2や履歴情報453についても、図示しないメモリなど
の記憶装置にて保持されて管理されているものとする。
さらに、上記の指定時刻データ452a(時間帯)は、
開始時刻と終了時刻とで規定してもよいし、開始時刻と
その後の継続時間とで規定してもよい。また、上記の時
刻対応属性管理データ452は、時刻要因属性変更部5
3が上記の履歴情報453(図6参照)に基づいて自動
作成してもよいし、後述するように保守コンソール6か
ら個別に設定してもよい。
【0048】次に、上記の各SPU44−iの構成につ
いて説明する。図7は上記の各SPU44−iの詳細構
成を示すブロック図で、この図7に示すように、各SP
U44−iは、それぞれ、通信系インタフェース(I
F)回路61,制御系インタフェース(IF)回路6
2,通信用デュアルポートRAM(DPRAM)63,
セル組立分解(SAR:Structure And Restructure)
部64,CPU65,フラッシュメモリ66,RAM6
7,DSP(Digital SignalProcessor)モジュール6
8−1〜68−m(mは自然数),IPL(InitialPro
gram Load)メモリ(RAM)69及びプログラムメモ
リ(RAM)70などをそなえて構成されている。
【0049】ここで、上記の通信系IF回路61は、A
TMセルの流れる通信系ネットワーク(セルバス)60
bとのインタフェースをとるためのものであり、制御系
IF回路62は、制御バスや監視用(SV:Supervisio
n)バスなどから成る制御系ネットワーク60aとのイ
ンタフェースをとるためのものであり、通信用DPRA
M63は、この制御系IF回路62を介した制御系ネッ
トワーク60aとの通信(制御バス経由)時に送受され
る制御メッセージを記憶するためのもので、この通信用
DPRAM63にCPU65がアクセスすることにより
その制御メッセージに応じた制御を行なえるようになっ
ている。
【0050】また、SAR部64は、ATMセルの組立
(ヘッダ付加)/分解(ヘッダ除去)処理をおこなうた
めのもので、本SAR部64と各DSPモジュール68
−j(j=1〜m)との間では、ATMセルのヘッダを
除くデータ部分のみが送受されるようになっている。さ
らに、CPU65は、プログラムメモリ70に保持され
たCPU65用のプログラム(CPUファームウェア)
に従って動作することによりSPU44−iの動作(マ
ルチメディア信号処理)を統括的に制御するためのもの
であり、各DSPモジュール68−jは、それぞれ、R
AM67に保持されたDSP68−j用のプログラム
(DSPファームウェア)を内部メモリ(図示省略)に
ロードすることにより、そのDSPファームウェアに従
って、SAR部64から受信されるセルデータ(マルチ
メディア信号)に対する信号処理(プロトコル変換な
ど)を実施するためのものである。
【0051】ただし、本実施形態では、フラッシュメモ
リ66内に各サービス種別に対応した複数種類のCPU
ファームウェア及びDSPファームウェアが通信サービ
ス制御プログラムとして予めサービス種別毎に異なる領
域に格納されており、上述したSPUサービス変更部4
5cからの属性変更指示に応じたファームウェア(格納
領域)を選択してRAM67に読み出して、CPU65
とDSPモジュール68−jのいずれかとにそれぞれ必
要なCPUファームウェア及びDSPファームウェアを
ロードさせることで、上述したごとく1つのSPU44
−iで複数種類のサービス種別に対応した信号処理を行
なえるようになっている。
【0052】即ち、例えば図8に示すように、フラッシ
ュメモリ66には、少なくとも、IPL領域661,C
PUファームウェア領域662,DSPファームウェア
領域663などが設けられており、CPUファームウェ
ア領域662には、パケット(属性=“3”),音声
(属性“1”),ISDN(属性=“2”),PIAF
S(属性=“4”),PPP(属性=“7”),FAX
(属性=“5”),モデム(属性=“6”)などの各サ
ービス種別対応のCPUファームウェア(プログラム)
662−1〜662−7が格納され、同様にして、DS
Pファームウェア領域663に、各サービス種別対応の
DSPファームウェア(プログラム)663−1〜66
3−7が格納されている。
【0053】なお、上記のIPL領域661には、SP
U起動時(電源投入時)などにおいてCPU65が最初
に読み込む(IPLメモリ69に展開すべき)初期化プ
ログラムが格納されている。また、各ファームウェア領
域662,663には、それぞれ、SPU44−iが対
応すべきサービス種別数が増えたときのための予備のフ
ァームウェア領域662−8,663−8も設けられて
いる。
【0054】そして、前述したSPU状態管理部45c
(SPUサービス変更部45e)からの属性変更指示
(例えば、パケット対応のものへの属性変更指示)が上
記の制御メッセージとして制御系ネットワーク60aを
介して通信用DPRAM63に保持されると、CPU6
5は、上記の属性変更指示で指定されたサービス種別対
応(図8ではパケット用)のCPUファームウェア66
2−1及びDSPファームウェア663−1をそれぞれ
運用ファームウェアとしてプログラムメモリ70及びR
AM67に読み出す(展開する)ことで、自身とDSP
モジュール68−jのいずれかとに運用ファームウェア
をそれぞれロードするのである。
【0055】つまり、上記のフラッシュメモリ66は、
複数種類の通信サービス種別に応じた複数種類の通信サ
ービス制御プログラムを記憶した記憶部として機能し、
CPU65は、前述したSPU状態管理部45cからの
属性変更指示に応じて対応する通信サービス制御プログ
ラムをフラッシュメモリ66から選択的にロードするこ
とにより、自身の属性(信号処理モード)を制御するS
PU属性変更部(モード選択制御部)として機能するよ
うになっているのである。
【0056】このため、DSPモジュール68−jの実
装数(m)は、前記のサービス種別数よりも少ない数で
よく、未使用のDSPモジュール68−jは、障害発生
などにより使用不能となったDSPモジュール68−j
の予備として使用することができる。以下、上述のごと
く構成された本実施形態のATM交換機(MPE)4の
動作について詳述する。
【0057】(1)SPU属性設定手順(時刻要因/非
時刻要因)の説明 まず、保守コンソール6からSPU44−iの属性を設
定(変更)する手順(非時刻要因)について説明する。
例えば図9に示すように、保守コンソール6から或るS
PU44−iに対するSPU属性変更指示(ID=1)
を処理要求として投入すると(ステップA1)、その処
理要求(SPU属性変更指示)は、SPU状態管理部4
5c(SPU状態管理受付部45d)にて受け付けられ
る。
【0058】すると、SPU状態管理受付部45dは、
受信したSPU属性変更指示に従って、該当SPU44
−iについてのSPU状態管理データ451を更新し、
属性変更対象のSPU44−iに対する属性変更依頼を
SPUサービス変更部45eに対して行なう(ステップ
A2)。具体的に、この場合、SPU状態管理受付部4
5dは、図14に示すように、保守コンソール6から受
信した処理要求内容が非時刻要因のSPU属性変更指示
(ID=1.2)であるので、ステップS1からステッ
プS10に分岐し、さらに、図15に示すステップS1
1からステップS12に分岐して、図16に示す処理手
順(ステップA3)を実行する。
【0059】即ち、SPU状態管理受付部45dは、ま
ず、SPU状態管理データ451を参照し(ステップS
121)、外部指定属性データ451cに“0”(=
「指定無し」)以外の値が設定されているか否かを確認
する(ステップS122)。この結果、“0”(=「指
定無し」)以外の値が設定されていれば(ステップS1
22でYESなら)、上記のSPU属性変更指示の優先
度に従って外部指定属性データ451cをSPU属性変
更指示によって指定されたサービス種別に応じた値に更
新する。つまり、保守コンソール6からのSPU属性変
更指示の優先度の方が高ければ外部指定属性データ45
1cの更新を行なう(ステップS123)。
【0060】一方、外部指定属性データ451cに
“0”(=「指定無し」)が設定されていた場合(ステ
ップS122でNOの場合)は、SPU状態管理受付部
45dは、新たに外部指定属性データ451cを指定さ
れたサービス種別に応じた値に更新する(ステップS1
24)。その後、SPU状態管理受付部45dは、SP
U状態データ451aを参照して属性変更対象のSPU
44−iが空き状態か使用中かを確認し(ステップS1
25)、空き状態(属性変更可能な状態)であれば、S
PUサービス変更部45eにそのSPU44−iの属性
変更を依頼する。
【0061】すると、SPUサービス変更部45eは、
依頼を受けたSPU44−iに対してSPU属性変更指
示を与える(ステップS125のYESルートからステ
ップS126:図9のステップA4)。なお、属性変更
対象のSPU44−iが使用中であった場合は、外部指
定属性データ451cを更新したことを要因として、図
19及び図20により後述するように、SPU44−i
を使用している呼の解放処理中に属性変更が実施される
ので、この場合、SPUサービス変更部45eは、使用
中SPU44−iに対するSPU属性変更指示は出力し
ない(ステップS125のNOルート)。
【0062】さて、次に、図10に示すように、上述の
ごとくSPUサービス変更部45eからSPU属性変更
指示を起動(ステップB0)後に受けた(ステップB
1)SPU44−iでは、CPU65が、図8により前
述したように、要求されたサービス種別(プロトコル)
対応のCPUファームウェア662−k(k=1〜7)
をフラッシュメモリ66のCPUファームウェア領域6
62から読み出してプログラムメモリ70に書き込むこ
とで、要求サービス種別対応のCPUファームウェア6
62−kをCPU65に対してロードする(ステップB
2)。
【0063】同様に、CPU65は、要求サービス種別
対応のDSPファームウェア663−kをフラッシュメ
モリ66のDSPファームウェア領域663から読み出
してDSPモジュール68−jのいずれかの内部メモリ
に書き込むことで、DSPファームウェアのロードを実
行する(ステップB3;図9のステップA5)。以上の
処理が完了すると、SPU44−iが運用可能状態とな
り、CPU65は、その旨を、制御系ネットワーク60
aを介してSPU状態管理部45cに通知する(ステッ
プB4)。
【0064】すると、SPU状態管理部45cは、図9
に示すように、保守コンソール6に対して、SPU属性
変更完了通知を行なう(ステップA6)。以上のような
処理を属性変更対象のSPU44−i分だけ繰り返すこ
とで、任意のSPU44−iを所望のサービス種別対応
のSPU44−iとして設定して、サービス種別毎のS
PU割り当て数を設定・変更することが可能になる。
【0065】なお、上記の例では、保守コンソール6か
らSPU属性変更指示を、属性変更対象のSPU数分だ
け繰り返すことを前提としているが、SPU属性変更指
示に複数分のSPU属性変更のための情報を設定するこ
とで、保守コンソール6からの1回のSPU属性変更指
示の投入で、複数のSPU44−iの属性を変更できる
ようにしてもよい。
【0066】次に、保守コンソール6から時刻要因によ
るSPU属性変更を設定する場合の動作について説明す
る。まず、図11に示すように、保守コンソール6から
或るSPU44−iに対する時刻要因のSPU属性変更
指示(ID=1.1)を処理要求として投入すると(ス
テップC1)、その処理要求(SPU属性変更指示)
は、SPU状態管理部45c(SPU状態管理受付部4
5d)にて受け付けられる。
【0067】すると、SPU状態管理受付部45dは、
受信したSPU属性変更指示に従って、該当SPU44
−iについてのSPU状態管理データ451を更新する
(ステップC2)。具体的に、この場合、SPU状態管
理受付部45dは、図14に示すように、保守コンソー
ル6から受信した処理要求内容が時刻要因のSPU属性
変更指示(ID=1.1)であるので、ステップS1か
らステップS10に分岐し、さらに、図15に示すステ
ップS11からステップS13に分岐して、図17に示
す処理手順(ステップC3)を実行する。
【0068】即ち、SPU状態管理受付部45dは、ま
ず、SPU状態管理データ451を参照し(ステップS
131)、外部指定属性データ451cに“0”(=
「指定無し」)以外の値が設定されているか否かを確認
する(ステップS132)。この結果、“0”(=「指
定無し」)以外の値が設定されていれば、上記のSPU
属性変更指示の優先度に従って外部指定属性種別データ
451bを「時刻対応」(=“0”)に設定(更新)す
る。即ち、保守コンソール6から投入されたSPU属性
変更指示の優先度の方が高ければ外部指定属性データ4
51bの設定(更新)を行なう(ステップS132のY
ESルートからステップS133)。
【0069】一方、外部指定属性データ451cに
“0”(=「指定無し」)が設定されていた場合は、S
PU状態管理受付部45dは、外部指定属性種別データ
451bに「時刻対応」(=“0”)を設定する(ステ
ップS132のNOルートからステップS134)。そ
の後、SPU状態管理受付部45dは、属性変更対象の
SPU44−iに対応する時刻対応属性管理データ45
2を参照し(ステップS135)、指定時刻データ45
2aと時刻対応属性データ452bとを設定したのち
(ステップS136)、保守コンソール6へSPU44
−iの属性変更(設定)が完了した旨を通知する(ステ
ップS137;図11のステップC4)。
【0070】以上により、時刻要因によるSPU44−
iの属性変更(設定)が完了し、以後、指定時刻になる
と、該当SPU44−iが空き状態で、且つ、カレント
属性(データ451d)と外部指定属性(データ451
c)とが一致していなければ、自動的に、SPU属性サ
ービス変更部45eから該当SPU44−iに対して
(空き状態であれば)SPU属性変更指示が与えられ
て、SPU44−iの属性が変更される。これにより、
指定時刻には必要な分のサービス種別対応のSPU44
−iが事前に確保されることになる。
【0071】つまり、この場合、SPU状態管理部45
cは、トラフィックの増大が予想される時間帯において
呼毎にいちいちSPU属性変更処理を実行する必要がな
く、呼処理の高速化を図ることが可能である。なお、上
述した時刻要因によるSPU属性変更指示についても、
属性設定対象分のSPU44−i毎に繰り返し行なって
もよいし、1回のSPU属性変更(設定)指示で複数分
のSPU44−iの属性変更(設定)を行なうようにし
てもよい。
【0072】(2)運用中(呼毎)のSPU属性自動設
定処理の説明 次に、以下では、サービス運用中のATM交換機4の動
作について説明する。まず、図12に示すように、上位
ノード5から或る呼についてのサービス要求(呼接続要
求)が主制御部45(呼制御部45a)にて受信される
と(ステップD1)、呼制御部45aが、その呼につい
ての変換対象プロトコルの決定要求メッセージをサービ
ス決定部45bに出力する(ステップD2)。なお、上
記のメッセージには、サービス種別を識別するための情
報が含まれているものとする。
【0073】すると、サービス決定部45bは、受信し
たメッセージに基づいて要求されたサービス種別(プロ
トコル)を識別し(ステップD3)、呼制御部45aに
対してそのサービス種別に応じたSPU44−iの捕捉
要求を行ない(ステップD4)、この捕捉要求を受けた
呼制御部45aは、SPU状態管理部45c(SPU状
態管理受付部45d)に対して同様のSPU捕捉要求
(ID=2)を行なう(ステップD5)。
【0074】すると、SPU状態管理受付部45dは、
受信した要求がSPU捕捉要求(ID=2)なので、図
14に示すステップS1からステップS20へ分岐し
て、図18に示す処理手順(SPU検索処理)を実行す
る(ステップD6)。即ち、SPU状態管理受付部45
dは、SPU状態管理データ451をSPU論理番号=
“1”のSPU44−iに対応するものから順番に参照
して、要求サービス種別対応のSPU44−iを検索す
る。なお、このとき、保守コンソール6から外部指定属
性の設定が行なわれている場合は、外部指定属性データ
451cに基づいて、そのSPU44−iの属性が判断
される。
【0075】具体的に、SPU状態管理受付部45d
は、まず、SPU状態管理データ451を参照して(ス
テップS21)、参照中のSPU状態管理データ451
が、SPU論理番号が最終のデータか否かを確認する
(ステップS22)。その結果、最終データでなけれ
ば、SPU状態管理受付部45dは、次に、SPU状態
データ451a〔図5(A)参照〕を参照して、SPU
44−iが空き状態であるか使用中であるかを確認し
(ステップS22のNOルートからステップS23)、
空き状態であれば、さらに、外部指定属性種別データ4
51bを参照して、外部指定属性種別データ451bと
して「時刻対応」(=“0”)が設定されているかを確
認する(ステップS23のYESルートからステップS
24)。
【0076】この結果、外部指定属性種別データ451
bとして「時刻対応」(=“0”)以外が設定されてい
れば、SPU状態管理受付部45dは、次に、外部指定
属性データ451cを参照して、既に外部指定属性デー
タ451cとして「外部指定済み」が設定されているか
否かを確認する(ステップS24のNOルートからステ
ップS25)。
【0077】その結果、「外部指定済み」であれば、S
PU状態管理受付部45dは、さらに、要求サービス種
別と外部指定属性データ451cとが一致しているか否
かを確認し(ステップS25のYESルートからステッ
プS26)、一致していれば、SPU状態データ451
aを「使用中」(=“1”)に更新する(ステップS2
6のYESルートからステップS27)。
【0078】次いで、SPU状態管理受付部45dは、
外部指定属性データ451cとカレント属性データ45
1dとを参照して、外部指定属性とカレント属性とが一
致しているか否かを確認し(ステップS28)、一致し
ていれば、外部指定属性指定済みで要求サービス種別と
一致する空き状態のSPU44−iが見つかったことに
なるので、そのSPU44−iを上位ノード5からの上
記呼接続要求に対する割り当て対象のSPU44−iと
して捕捉し、その旨を呼制御部45aに通知して処理を
呼制御部45aに移行する(ステップS28のYESル
ートからステップS29;図12のステップD9)。
【0079】即ち、呼制御部45aは、図12に示すよ
うに、SPU状態管理部45cから上記の通知を受ける
と、上述のごとく捕捉されたSPU44−iと呼接続要
求元の上位ノード5との間のスイッチング設定(コネク
ション設定)を行なって(ステップD10)、呼の接続
を行なったのち、呼の接続完了の旨を上位ノード5に通
知する(ステップD11)。
【0080】なお、上記のステップS23においてSP
U状態が空き状態でなかった場合(ステップS23でN
Oと判定された場合)や、上記のステップS26におい
て要求サービス種別と外部指定属性とが一致しなかった
場合(ステップS26でNOと判定された場合)には、
次のSPU論理番号のSPU状態管理データ451につ
いて上記ステップS22からの処理が実行される。
【0081】ところで、上記のステップS25におい
て、外部指定属性データ451cに「指定無し」(=
“0”)が設定されていた場合(ステップS25でNO
と判定された場合)、SPU状態管理受付部45dは、
次に、図18に示すように、カレント属性データ451
dを参照して、カレント属性と要求サービス種別とが一
致しているかを確認する(ステップS30)。
【0082】この結果、カレント属性と要求サービス種
別とが一致していれば(ステップS30でYESと判定
されれば)、外部指定属性未指定(外部指定無し)でカ
レント属性が要求サービス種別と一致する空きSPU4
4−iが見つかったことになるので、SPU状態管理受
付部45dは、該当SPU状態データ451aを「使用
中」(=“1”)に更新して(ステップS31)、その
SPU44−iを上記呼接続要求に対する割り当て対象
のSPU44−iとして捕捉し、その旨を呼制御部45
aに通知して処理を呼制御部45aに移行する(ステッ
プS29)。
【0083】そして、呼制御部45aは、この場合も、
SPU状態管理部45cから上記の通知を受けると、上
述のごとく捕捉されたSPU44−iと呼接続要求元の
上位ノード5との間のスイッチング設定(コネクション
設定)を行なって(ステップD10)、呼の接続を行な
ったのち、呼の接続完了の旨を上位ノード5に通知する
(ステップD11)。
【0084】次に、上記のステップS28においてSP
U44−iの外部指定属性とカレント属性とが一致しな
い場合(ステップS28でNOと判定された場合)や、
上記のステップS30において要求サービス種別とSP
U44−iのカレント属性とが一致しない場合(ステッ
プS30でNOと判定された場合)、SPU状態管理受
付部45dは、図20に示すように、カレント属性デー
タ451dを更新してその不一致を解消し(ステップS
32)、SPU属性サービス変更部45eに該当SPU
44−iの属性変更を依頼する。
【0085】すると、SPU属性変更部45eは、該当
SPU44−iに対して属性変更要求(要求サービス種
別を含む)を行なう(ステップS33;図12のステッ
プD7)。これにより、当該SPU44−iは、図10
により前述したように、フラッシュメモリ66から要求
サービス種別に対応するCPUファームウェア662−
kとDSPファームウェア663−kとをそれぞれ読み
出してロードすることにより、自身の属性を要求された
サービス種別対応(プロトコル属性)に変更する(図1
2のステップD8)。
【0086】これにより、上述のごとく属性変更のなさ
れたSPU44−iが上記の呼接続要求に対する割り当
てSPU44−iとして捕捉されて、呼制御部45aに
処理が移行する(ステップS34)。即ち、呼制御部4
5aは、上述のごとく捕捉されたSPU44−iと呼接
続要求元の上位ノード5との間のスイッチング設定(コ
ネクション設定)を行なって(図12のステップD1
0)、呼の接続を行なったのち、呼の接続完了の旨を上
位ノード5に通知する(図12のステップD11)。
【0087】ところで、前記のステップS24(図18
参照)において外部指定属性種別データ451bとして
「時刻対応」(=“0”)が設定されていた場合(ステ
ップS24でYESと判定された場合)は、図21に示
すように、時刻要因属性変更部52が、それまで参照し
ていたSPU状態管理データ451のSPU論理番号を
キーにして対応する時刻対応属性管理データ452を検
索する(ステップS35)。
【0088】そして、時刻対応属性管理データ452の
中に現時刻の含まれる時間帯が指定時刻データ452a
によって設定されていれば、時刻要因属性変更部52
は、その指定時刻データ452aに対応する時刻対応属
性データ452bを参照して、要求サービス種別と時刻
対応属性とが一致しているか否かを確認する(ステップ
S36)。
【0089】この結果、要求サービス種別と時刻対応属
性とが一致していれば(ステップS36でYESと判定
されれば)、時刻対応属性指定済みで要求サービス種別
と一致する空き状態のSPU44−iが見つかったこと
になるので、時刻要因属性変更部52は、そのSPU4
4−iに対応するSPU状態管理データ451のSPU
状態データ451aを使用中(=“1”)に更新する
(ステップS37)。
【0090】次に、時刻要因属性変更部52は、外部指
定属性データ451cとカレント属性データ451dと
を比較して、SPU44−iの外部指定属性とカレント
属性とが一致しているか否かを確認し(ステップS3
8)、一致していれば(ステップS38でYESと判定
されれば)、そのまま、対応するSPU44−iを上記
の呼接続要求に対する割り当てSPU44−iとして捕
捉して、処理を呼制御部45aに移行する(ステップS
39;図12のステップD9〜D11)。
【0091】一方、SPU44−iの外部指定属性とカ
レント属性とが一致していなければ(ステップS38で
NOと判定されれば)、図20により前述したように、
カレント属性が外部指定属性と一致するよう更新され、
SPUサービス変更部45eによって、該当SPU44
−iの属性がカレント属性から外部指定属性に変更され
た上で、呼制御部45aに処理が移行する(ステップS
32〜S34)。
【0092】なお、上記のステップS36において、要
求サービス種別と時刻対応属性とが一致していなかった
場合(ステップS36でNOと判定された場合)は、次
のSPU論理番号のSPU状態管理データ451につい
て、図18により前述したステップS22以降の処理が
実行される。以上のようにして、上位ノード5からの呼
接続要求毎に、要求サービス種別に一致する属性をもつ
SPU44−iが空き状態で既に存在すれば、そのSP
U44−iが、順次、割り当てSPU44−iとして捕
捉され、要求サービス種別に一致する属性をもつ空きS
PU44−iが存在しなければ(要求サービス種別対応
のSPU44−iが不足していれば)、空き状態のSP
U44−iの属性が要求サービス種別対応の属性に変更
されて、割り当てSPU44−iとして捕捉されてゆ
く。
【0093】例えば図22(A)に示すように、初期設
定として、「音声」,「ISDN」,「パケット」,
「PIAFS」,「FAX」,「モデム」,「PPP」
の各サービス種別対応のSPU44−iの割り当て数を
最小限〔図22(A)ではそれぞれ1枚〕にした場合
は、残り(外部指定無しのSPU44−i:SPU論理
番号=8〜30)の属性を上述のごとく運用中(呼毎)
に適宜に変更してゆくことで、不足分のサービス種別対
応のSPU44−iを充足することができる。
【0094】また、例えば図22(B)に示すように、
初期設定として、上記の各サービス種別対応のSPU4
4−iの割り当て数を予測されるサービス種別毎のトラ
フィックに応じた割合〔図22(B)では音声用5枚、
ISDN用5枚、パケット用5枚、PIAFS用2枚、
FAX用2枚、モデム用2枚、PPP用2枚〕に設定し
た場合も、外部指定無しのSPU44−i(SPU論理
番号=24〜30)、あるいは、初期設定(外部指定)
で他サービス種別対応に設定されているものでも空き状
態であればそのSPU44−iの属性を運用中に適宜に
変更してゆくことで、不足分のサービス種別対応のSP
U44−iを充足することができる。
【0095】なお、上記の図22(A)及び図22
(B)では、SPU数=32、つまり、N=32の場合
を例にしている。また、これらの図22(A)及び図2
2(B)において、SPU論理番号=31,32の2枚
のSPU44−i(網掛け部参照)は予備用として実装
されたSPU44−iで、他のSPU44−iと同一構
成を有している。従って、例えば、障害発生などにより
どのサービス種別対応のSPU44−iが使用不能にな
っても、そのSPU44−iの代わりとして使用するこ
とが可能である。
【0096】次に、上記の呼接続が切断(解放)される
場合の処理について説明する。まず、図13に示すよう
に、上位ノード5から呼解放要求が送信され呼制御部4
5aにて受信されると(ステップE1)、呼制御部45
aは、まず、該当SPU44−iと呼接続要求元の上位
ノード5とのコネクション設定を解放し(ステップE
2)、解放呼のために捕捉されていたリソース(SPU
44−i)の解放要求(SPU解放要求:ID=3)を
SPU状態管理部45c(SPU状態管理受付部45
d)に出力する(ステップE3)。
【0097】すると、SPU状態管理受付部45dは、
受信した要求がSPU解放要求(ID=3)なので、図
14に示すステップS1からステップS40へ分岐し
て、図19に示す処理手順(該当SPU状態管理データ
451の更新処理)を実行する(ステップE4)。即
ち、SPU状態管理受付部45dは、対象のSPU状態
管理データ451を参照し(ステップS41)、SPU
状態データ451aを「空き」(=“0”)に更新する
(ステップS42)。その後、SPU状態管理受付部4
5dは、同じSPU状態管理データ451の外部指定属
性データ451cに「指定済み」(“0”以外の値)が
設定されているか否かを確認する(ステップS43)。
【0098】その結果、「指定無し」(=“0”)が設
定されていれば、SPU解放処理が完了した旨を呼制御
部45aに通知して(図13のステップE7)、処理を
呼制御部45aに移行する(ステップS43のNOルー
トからステップS45)。すると、呼制御部45aは、
呼の解放が完了した旨を呼解放要求元の上位ノード5に
通知して(図13のステップE8)、呼解放処理を完了
する。
【0099】一方、上記のステップS43において外部
指定属性データ451cに“0”以外の値が設定されて
外部指定属性が「指定済み」になっていた場合、SPU
状態管理受付部45dは、さらに、同じSPU状態管理
データ451の外部指定属性データ451cとカレント
属性データ451dとを参照して、外部指定属性とカレ
ント属性とが一致しているか否かを確認する(ステップ
S43のYESルートからステップS44)。
【0100】この結果、外部指定属性とカレント属性と
が一致していれば、外部指定属性が指定されていない場
合(ステップS43でNOと判定された場合)と同様に
して、呼制御部45aに処理が移行し(ステップS44
のYESルートからステップS45)、呼制御部45a
から呼解放完了通知が上位ノード5に出力される(図1
3のステップE7,E8)。
【0101】一方、外部指定属性とカレント属性とが一
致していなければ(ステップS44でNOと判定された
場合)、SPU状態管理受付部45dは、図20により
前述したステップS32〜S34の処理を実行すること
により、カレント属性を更新して外部指定属性と一致さ
せるとともに、SPUサービス変更部45eによって、
該当SPU44−iの属性を外部指定属性に変更(図1
3のステップE5,E6)した上で、処理を呼制御部4
5aに移行する。即ち、呼制御部45aは、呼の解放が
完了した旨を呼解放要求元の上位ノード5に通知して、
呼解放処理を完了する(図13のステップE7,E
8)。
【0102】このようにして、上位ノード5から呼の解
放要求がある毎に、該当するSPU44−iの捕捉が解
放されるとともに、自動的に、その属性が、外部指定属
性(デフォルト属性)の指定が有る場合にはその指定に
応じた属性となり、外部指定属性の指定が無い場合には
捕捉時の属性に維持される。以上説明したように、本実
施形態のATM交換機(MPE)4によれば、複数種類
のサービス種別に対応した複数のプログラム(CPUフ
ァームウェア及びDSPファームウェア)を1枚のパッ
ケージに搭載したSPU44−iに対して、上位ノード
5が要求した、つまり、ユーザ(加入者)が指定したサ
ービス種別対応のプログラムをSPU状態管理部45c
からの制御によってロードさせることで、呼毎に任意の
SPU44−iを要求サービス種別対応のものにフレキ
シブルに変更・捕捉することができる。
【0103】従って、従来のようにサービス種別毎に専
用のSPUを実装する場合、即ち、サービス種別毎のS
PU割り当て数が固定である場合に比して、大幅にSP
U44−iの必要実装数を削減することができて、AT
M交換機4の大幅な小型化を図ることが可能である。ま
た、ATM交換機4の製造元(メーカ)にとっては、サ
ービス種別毎に専用のSPUを製造する必要がないの
で、多品種の製造及びメンテナンスから少品種の製造及
びメンテナンスに移行することができ、コストダウン及
び保守の品質向上を図ることができる。
【0104】さらに、或るサービス種別対応のトラフィ
ックが増加してそのサービス種別対応のSPU44−i
が不足するような場合でも、空きSPU44−iを不足
分のサービス種別対応のSPU44−iとして使用する
ことができる、つまり、実装されたSPU44−i全体
でサービス種別に依存せずに全トラフィックを吸収する
ことができるので、サービス種別毎に専用のSPUを実
装する場合に比して、トラフィックの許容量が大きくな
り、呼損率を極めて低く抑えることができる。この結
果、ユーザにとっては、接続性が大幅に向上することに
なる。
【0105】また、ATM交換機4の建局時におけるS
PU実装数の算出根拠について、ATM交換機4のトラ
フィック量を推定するだけでよく、通常、実施されてい
る各サービス種別対応のSPU毎の周辺上位ノードから
の要求トラフィック量の分析は不要となる。さらに、運
用状態となった場合でも、各サービス毎のメンテナンス
は不要となり、ピーク時のトラフィックに対するSPU
44−iの過不足の対応のみでよいことになる。
【0106】また、時刻要因によるSPU属性変更指示
により、指定時刻に、指定したサービス種別対応のSP
U44−iとして動作するようにSPU44−iの属性
変更を実施することができるので、時間毎に特定のサー
ビス種別対応のSPU44−iを事前に確保しておくこ
とができる。従って、例えば、一般企業の業務開始時や
昼休み終了時,電話やインターネットでのチケット予約
販売など、特定の日時に大量のトラフィックの発生が想
定される特異なケースでも、SPU実装数を従来よりも
大幅に削減しながら、呼損率を最小限に抑制することが
できる。
【0107】(3)その他 なお、上述した実施形態では、マルチメディア信号処理
装置がATM交換機として構成されている場合を例にし
たが、本発明は、これに限定されず、他の種類の交換装
置や呼処理装置として構成されていても、上述した実施
形態と同様の作用効果が得られる。
【0108】また、上述した実施形態では、保守コンソ
ール6からATM交換機4に対してSPU属性変更指示
などの各種設定を行なっているが、勿論、他の任意の制
御装置から行なうようにしてもよい。さらに、上述した
実施形態のSPU44−iは、複数種類のサービス種別
に応じた複数種類のプログラム(ファームウェア)を選
択的にCPU65及びDSPモジュール68−jにロー
ドする構成を採ることで、複数種類のサービス種別対応
のSPU44−iを実現しているが、複数種類のサービ
ス種別対応のSPU44−iが実現できれば、必ずしも
このような構成を採る必要はない。
【0109】例えば、予め複数種類のサービス種別に対
応したDSPモジュールを用意するなど、サービス種別
に応じた複数の信号処理手段を用意しておき、要求サー
ビス種別に応じてこれらの信号処理手段のいずれかを単
純に選択するという構成を採っても良い。ただし、上述
した実施形態の構成を採った方が、前述したように、実
装すべきDSPモジュール数をサービス種別数よりも少
なくすることができるので有利である。
【0110】また、上述した例では、便宜上、1枚のS
PU44−iが1チャンネル分の呼を処理できる構成に
なっていることを前提にして説明したが、1枚のSPU
44−iが複数チャンネル分の呼を処理できるだけの能
力を有している場合には、次のようなアルゴリズムを追
加することで対応可能である。即ち、上位ノード5から
の要求サービス種別と一致する属性のSPU44−iを
検索する際、まず、要求サービス種別と一致し呼処理能
力に余裕のあるSPU44−iを検索し、この条件を満
足するSPU44−iが存在すれば、そのSPU44−
iをサービス要求に対して割り当てるべきSPU44−
iとして捕捉する。一方、上記の条件を満足するSPU
44−iが存在しなければ、「空き状態」(呼が割り当
てられていない待機状態)の他のSPU44−iの属性
を変更した上で、そのSPU44−iサービス要求に対
して割り当てるべきSPU44−iとして捕捉する。
【0111】このようなアルゴリズムにより、上位ノー
ド5からのサービス要求毎に、要求サービス種別と一致
し処理能力に余裕のあるSPU44−iに、新たな呼が
割り当てられてゆき、要求サービス種別と一致し処理能
力に余裕のあるSPU44−iが存在しなくなると、新
たに要求サービス種別対応の空きSPU44−iが捕捉
されて呼が割り当てられてゆくことになる。
【0112】そして、本発明は、上述した実施形態に限
定されるものではなく、上記以外にも本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0113】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のマルチメ
ディア信号処理装置(請求項1)によれば、通信サービ
スユニットの信号処理モードが、呼のサービス種別に適
したモードに制御されるので、予めサービス種別毎に最
大トラフィックをカバーできるだけの専用の通信サービ
スユニットを実装しておく必要がない。また、或るサー
ビス種別のトラフィックに対して通信サービスユニット
が不足した場合でも、他のサービス種別に適したモード
で動作していた他の通信サービスユニットのモードを不
足の生じたサービス種別対応のモードに変更すること
で、不足分を充足することができる。従って、次のよう
な利点(1)〜(4)が得られる。
【0114】(1)サービス種別毎に専用の通信サービ
スユニットを実装する場合、即ち、サービス種別毎の通
信サービスユニット割り当て数が固定である場合に比し
て、通信サービスユニットの必要実装数を大幅に削減す
ることができて、本装置の大幅な小型化を図ることが可
能である。 (2)本装置の製造元にとっては、サービス種別毎に専
用の通信サービスユニットを製造する必要がないので、
多品種の製造及びメンテナンスから少品種の製造及びメ
ンテナンスに移行することができ、コストダウン及び保
守の品質向上を図ることができる。
【0115】(3)通信サービスユニットがサービス種
別に依存しないので、サービス種別毎に専用の通信サー
ビスユニットを実装する場合に比して、トラフィックの
許容量が大きくなり、呼損率を低く抑えることができ
る。この結果、ユーザにとっては、接続性が大幅に向上
することになる。 (4)本装置の建局時における通信サービスユニット実
装数の算出根拠について、トラフィック量を推定するだ
けでよく、通常、実施されている各サービス種別毎の周
辺上位ノードからの要求トラフィック量の分析は不要と
なる。また、運用状態となった場合でも、各サービス毎
のメンテナンスは不要となり、ピーク時のトラフィック
に対する通信サービスユニットの過不足の対応のみで済
む。
【0116】なお、上記のモード制御は、外部装置から
のモード設定指示に応じて適宜に設定・変更することも
できるので、通信サービスユニットのフレキシブルな使
用が可能になる(請求項2)。また、上記のモード制御
は、過去のモード制御についての履歴に基づいて、或る
時期のトラフィック傾向を予測し、その予測に応じて実
施することもできるので、さらなる通信サービスユニッ
トの実装数削減および呼損率の低減に大きく寄与する
(請求項3)。
【0117】ここで、上記の予測型のモード制御では、
或る特定の時間帯に特定のサービス種別のトラフィック
が増大することが事前に分かっている場合などにおい
て、その時間帯には通信サービスユニットのモードをそ
のサービス種別に適したモードに設定するといった時刻
要因による制御を行なうこともできるので、時間毎に特
定のサービス種別対応の通信サービスユニットを事前に
確保しておくことができ、さらに呼損率の低減を図るこ
とができる(請求項4)。
【0118】ところで、上記の通信サービスユニット
は、複数種類の通信サービス種別に応じた複数種類の通
信サービス制御プログラムの中から、信号処理モード制
御指示に応じて対応するプログラムを選択的にロードす
ることにより、自身の信号処理モードを制御するように
してもよく、このようにすれば、複数種類の通信サービ
ス制御回路を個別にそなえる場合に比して、最小限のハ
ードウェア規模で、複数種類の通信サービス種別に対応
可能な通信サービスユニットを実現することができ、本
マルチメディア信号処理装置をさらに小型に実現できる
(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動体通信網の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るマルチメディア信号
処理装置としてのATM交換機の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2に示すATM交換機の要部に着目した構成
を示すブロック図である。
【図4】図3に示すSPU状態管理部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】(A)は本実施形態に係るSPU状態管理デー
タの一例を示す図、(B)は本実施形態に係る時刻対応
属性管理データの一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係る履歴情報(統計情報)の一例
を示す図である。
【図7】図2及び図3に示すSPUの詳細構成例を示す
ブロック図である。
【図8】図7に示すフラッシュメモリの記憶内容及びフ
ラッシュメモリからのロード動作を説明するための図で
ある。
【図9】本実施形態のATM交換機の動作(SPU属性
変更手順)を説明するためのシーケンス図である。
【図10】本実施形態のSPUの動作を説明するための
シーケンス図である。
【図11】本実施形態のATM交換機の動作(時刻要因
によるSPU属性変更手順)を説明するためのシーケン
ス図である。
【図12】本実施形態のATM交換機の動作(呼毎のS
PU属性自動設定処理手順)を説明するためのシーケン
ス図である。
【図13】本実施形態のATM交換機の動作(捕捉SP
Uの解放処理手順)を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図14】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図15】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図16】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
(非時刻要因SPU属性変更手順)を説明するためのフ
ローチャートである。
【図17】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
(時刻要因SPU属性変更手順)を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図18】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
(SPU捕捉要求時)を説明するためのフローチャート
である。
【図19】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
(SPU解放要求時)を説明するためのフローチャート
である。
【図20】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
(SPU属性変更手順)を説明するためのフローチャー
トである。
【図21】図2及び図3に示すSPU状態管理部の動作
(時刻要因指定有りの場合)を説明するためのフローチ
ャートである。
【図22】(A),(B)はいずれもSPUの初期設定
(サービス種別毎のSPU割り当て割合)を説明するた
めの図である。
【図23】既存の公衆交換網(トリー型網)の一例を模
式的に示す図である。
【図24】マルチメディア信号処理装置(交換装置)の
一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 移動局(MS:Mobile Station) 2 無線基地局(BTS:Base Transceiver Station) 3 無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Netwo
rk Controller) 4 マルチメディア信号処理装置〔MPE(Multimedia
signal Processing Equipment);ATM(Asynchrono
us Transfer Mode)交換機〕 5 移動マルチメディア交換システム〔MMS(Mobile
Multimedia switching System);上位ノード〕 6 オペレーションシステム〔OPS(Operation Syst
em);保守コンソール(外部装置)〕 7a ATM網 7b LAN(Local Area Network) 10 移動体通信網 41 ATMスイッチ 42 ATMインタフェース(ATM−IF) 43 LAN(Local Area Network)インタフェース
(LAN−IF) 44−1〜44−N SPU(Service Protocol Uni
t;通信サービスユニット) 45 主制御部 45a 呼制御部 45b サービス決定部(通信サービス種別識別手段) 45c SPU状態管理部(モード制御手段) 45d SPU状態管理受付部 45e SPUサービス変更部 52 履歴情報管理部 53 時刻要因属性変更部 60a 制御系ネットワーク 60b 通信系ネットワーク(セルバス) 61 通信系インタフェース(IF)回路 62 制御系インタフェース(IF)回路 63 通信用デュアルポートRAM 64 SAR(Structure And Restructure)部 65 CPU〔SPU属性変更部(モード選択制御
部)〕 66 フラッシュメモリ(記憶部) 67 RAM 68−1〜68−m DSP(Digital Signal Process
or)モジュール 69 IPL(Initial Program Load)メモリ(RA
M) 70 プログラムメモリ(RAM) 100 公衆交換網 130 集中局 140 端局 451 SPU状態管理データ 451a SPU状態データ 451b 外部指定属性種別データ 451c 外部指定属性データ 451d カレント属性データ 452 時刻対応属性管理データ 452a 指定時刻データ 452b 時刻対応属性データ 453 統計情報(履歴情報) 661 IPL領域 662 CPUファームウェア領域 663 DSPファームウェア領域 662−1 パケット用CPUファームウェア 662−2 音声用CPUファームウェア 662−3 ISDN(Integrated Services Digital
Network)用CPUファームウェア 662−4 PIAFS(PHS Internet Access Forum
Standard)用CPUファームウェア 662−5 PPP(Point to Point Protocol)用C
PUファームウェア 662−6 FAX用CPUファームウェア 662−7 モデム用CPUファームウェア 662−8,663−8 予備のファームウェア 663−1 パケット用DSPファームウェア 663−2 音声用DSPファームウェア 663−3 ISDN用DSPファームウェア 663−4 PIAFS用DSPファームウェア 663−5 PPP用DSPファームウェア 663−6 FAX用DSPファームウェア 663−7 モデム用DSPファームウェア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 執行 聖之 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 高比良 幸理 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 佐藤 淳児 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 米沢 九州男 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 川上 英利 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 河瀬 浩司 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 伊藤 寛 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HB19 HB21 LB13 LD00 LD18 LE16 LE17 5K034 AA17 CC01 CC02 CC05 HH63 JJ02 JJ24 QQ07 5K051 AA01 AA05 BB01 BB02 CC15 FF07 JJ00 5K067 AA12 EE16 FF02 GG11 HH05 HH11 HH22 HH23 JJ11 JJ31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の通信サービス種別に応じた複
    数種類の信号処理モードを有する通信サービスユニット
    と、 上位ノードから通知される或る呼についての信号処理要
    求情報に基づいて該呼の通信サービス種別を識別する通
    信サービス種別識別手段と、 該通信サービスユニットの信号処理モードを該通信サー
    ビス種別識別部で識別された通信サービス種別に適した
    モードに制御するモード制御手段とをそなえて成ること
    を特徴とする、マルチメディア信号処理装置。
  2. 【請求項2】 該モード制御手段が、 外部装置からのモード設定指示に応じて該通信サービス
    ユニットの信号処理モードを制御する外部指示型モード
    制御手段をそなえていることを特徴とする、請求項1記
    載のマルチメディア信号処理装置。
  3. 【請求項3】 該モード制御手段が、 過去に行なったモード制御についての履歴情報を管理す
    る履歴情報管理手段と、 該履歴情報に基づいて該通信サービスユニットの信号処
    理モードを予測制御する予測型モード制御手段とをそな
    えていることを特徴とする、請求項1記載のマルチメデ
    ィア信号処理装置。
  4. 【請求項4】 該予測型モード制御手段が、 該履歴情報に基づいた時刻情報とモード設定情報とに基
    づいて、指定時刻に該通信サービスユニットのモードを
    該モード設定情報に応じたモードに制御する時刻要因モ
    ード制御手段をそなえていることを特徴とする、請求項
    3記載のマルチメディア信号処理装置。
  5. 【請求項5】 該通信サービスユニットが、 該複数種類の通信サービス種別に応じた複数種類の通信
    サービス制御プログラムを記憶した記憶手段と、 該モード制御手段からの信号処理モード制御指示に応じ
    て対応する通信サービス制御プログラムを該記憶手段か
    ら選択的にロードすることにより、自身の信号処理モー
    ドを制御するモード選択制御手段とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記
    載のマルチメディア信号処理装置。
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