JP2002057720A - Scpc衛星通信におけるipネットワークシステム - Google Patents

Scpc衛星通信におけるipネットワークシステム

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JP2002057720A
JP2002057720A JP2000240720A JP2000240720A JP2002057720A JP 2002057720 A JP2002057720 A JP 2002057720A JP 2000240720 A JP2000240720 A JP 2000240720A JP 2000240720 A JP2000240720 A JP 2000240720A JP 2002057720 A JP2002057720 A JP 2002057720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SCPC型のVSAT網において、VSAT
−VSATのフルメッシュ通信を行う場合に、必要とな
るVSAT側のモデム数および使用衛星チャネル数が各
局送受信1個で済ませることができるSCPC衛星通信
におけるIPネットワークシステムを提供すること。 【解決手段】 衛星通信網のトポロジーを一つの中心局
1と複数のVSAT21〜2nが通信を行うスター型と
し、中心局1にVSAT21〜2nと同数のモデム51
〜5nと、同数のIPルータ61〜6nを設け、各VS
AT21〜2nにそれぞれ1チャネルのモデム41〜4
nと一つのルータ31〜3nを設け、各VSAT21〜
2n配下の端末101〜10q,111〜11r,21
1〜21sのうち、任意の端末とメッシュ通信を行うよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SCPC(Si
gnal Channel Per Carrier)
衛星通信網において、上位プロトコルとしてIPを用
い、VSAT(超小型地球局)にIPルータ機能を設
け、各通信端末に繋がるローカルネットワークの相互接
続を実現するSCPC衛星通信におけるIPネットワー
クシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】衛星通信ネットワークシステムにおい
て、一つの中心局に複数の周辺局がスター型に配置され
ている衛星通信システムにおける周辺局間の通信方式に
関しては、たとえば、特許公報第2964936号に開
示されている。この公報の場合は、中心局の第1衛星通
信部に、上り衛星回線から任意の中心局地上ポートへの
ルーティング、任意の中心局地上ポートから下り衛星回
線へのルーティング、上り衛星回線から下り衛星回線へ
のルーティング、および任意の中心局地上ポートから他
の中心局地上ポートへのルーティングを実行するネット
ワークにおけるルーティング制御機能が組みこまれ、各
周辺局の第2衛星通信部には、下り衛星回線から任意の
周辺局地上ポートへのルーティング、任意の周辺局地上
ポートから上り衛星回線へのルーティング、および任意
の周辺局地上ポートからの周辺局地上ポートへのルーテ
ィングを実行するネットワーク層におけるルーティング
制御機能が組み込まれていることが開示されている。
【0003】また、このような衛星通信ネットワークシ
ステムにおいて、一つの中心局に複数の周辺局がスター
型に配置されている衛星通信システムにおける周辺局間
の通信方式の範疇に属するものとして、従来、SCPC
衛星通信におけるIPネットーワークシステムに関し
て、SCPC型のVSAT網上にIPパケットを通し
て、VSAT−VSAT間通信を行うことが知られてい
る。この場合のSCPC衛星通信におけるIPネットー
ワークシステムでは、単に2つのローカルネットワーク
(IPルータ)を結ぶゲートウエイ的な用途であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のSCPC衛
星通信におけるIPネットーワークシステムでは、膨大
な数のローカルネットワークをメッシュに結ぶ目的に対
して、各VSATにIPルータを接続し、衛星通信網側
でVSAT−VSATフルメッシュのデータ交換が行え
る構成とする必要がある。しかし、この場合、各VSA
Tには対向するVSATの数(全VSAT数−1)だけ
モデム装置および通信チャネルを用意する必要があり、
実質、各VSATに接続可能なローカルネットワークの
数は各VSATに実装可能なモデム数によって制限さ
れ、SCPC型のVSAT網上で実用的な大規模IPネ
ットワークを組むことが不可能であるという課題があっ
た。
【0005】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、SCPC型のVSAT網において
VSAT−VSATのフルメッシュ通信を行う場合に、
必要となるVSAT側のモデム数および使用衛星チャネ
ル数が各局送受1個で済ませることができるSCPC衛
星通信におけるIPネットワークシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】また、この発明は、DAMA機能を有する
SCPC型VSAT網に適応することにより、中心局に
用意されるモデム数以上のVSATネットワークを収容
することができ、各VSAT配下の任意の端末がすべて
のVSAT配下の任意の端末とメッシュ通電を行うこと
ができるとともに、使用モデム数、およびチャネル数を
さらに軽減することができるSCPC衛星通信における
IPネットワークシステムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のSCPC衛星通信におけるIPネットワ
ークシステムは、衛星通信網のトポロジーを一つの中心
局と複数のVSATが通信を行うスター型とし、上記中
心局にVSAT数と同数のモデムと、同数のIPルータ
を設け、各VSATにそれぞれ1チャネルのモデムと1
つのIPルータを設けることにより、各VSAT配下の
任意の端末が同時にすべてのVSAT配下の任意端末と
メッシュ通信を行えるようにすることを特徴とする。
【0008】そのため、各VSATよりのデータを、一
旦発信元VSATに対向する中心局側IPルータに転送
し、中心局側の地上LAN経由で宛先VSATに対向し
た中心局側の別IPルータに再転送し、その後目的とな
るVSATに向けて再度衛星回線経由でデータを転送す
ることにより、VSAT−VSAT間通信を実現するよ
うにしたので、SCPC型のVSAT網においてVSA
T−VSATのフルメッシュ通信を行う場合に、必要と
なるVSAT側のモデム数および使用衛星チャネル数が
各局送受1個で済ませることができる。
【0009】また、この発明のSCPC衛星通信におけ
るIPネットワークシステムは、衛星通信網のトポロジ
ーを一つの中心局と複数のVSATが通信を行うスター
型とし、上記中心局にVSAT数と同数のモデムと、同
数のIPルータを設け、上記各VSATにそれぞれ1チ
ャネルのモデムと1つのIPルータを設け、上記中心局
にDAMAコントローラを設け、上記各VSATおよび
中心局の各モデムにDAMA接続部を設け、中心局とV
SAT間のCSC(Common Signaling
Channel)を介してDAMA制御を行うことに
より、上記VSAT−中心局間でダイナミックに通信回
線の接続/切断を可能とすることを特徴とする。
【0010】そのため、各VSATよりのデータを、一
旦発信元VSATに対向する中心局側IPルータに転送
し、中心局側の地上LAN経由で宛先VSATに対向し
た中心局側の別IPルータに再転送し、その後目的とな
るVSATに向けて再度衛星回線経由でデータを転送す
るとともに、DAMA機能を有するSCPC型VSAT
網に適用し、中心局側および各VSATのDAMA機能
により、中心局側モデムおよび衛星チャネルを再利用し
て、VSAT側のDAMA接続部もしくは中心局側のD
AMA接続部からの要求に応じて、任意のVSATと任
意の中心局モデムとの間に通信回線(通信帯域)の割り
当ておよび解放を管理し、各VSATのモデムは中心局
側の特定のモデムと固定的な回線確立はされておらず、
転送すべきデータの有無に応じ、中心局が有するDAM
Aコントローラの仲介でダイナミックに中心局モデムの
一つと通信回線が接続/切断されるようにしたので、中
心局に用意されるモデム数以上のVSATネットワーク
を収容することができ、各VSAT配下の任意の端末が
すべてのVSATは配下の任意の端末とメッシュ通電を
行うことができるとともに、使用モデム数、およびチャ
ネル数をさらに軽減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次ぎに、この発明によるSCPC
衛星通信によるIPネットワークシステムの実施の形態
について図面に基づき説明する。図1はこの発明による
SCPC衛星通信によるIPネットワークシステムの第
1実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0012】この図1に示す第1実施の形態では、衛星
通信路は一つの中心局(HUB)1の配下に複数のVS
AT(超小型地球局)21〜2nが配置されるスター型
ネットワークの形態を採っており、中心局1には配下の
VSAT21〜2nの数に対応する分のモデム51〜5
nと、配下のVSAT21〜2nの数に対応する分のI
Pルータ61〜6nが設けられている。これらのモデム
51〜5nとIPルータ61〜6nの組ごとにHUB#
1〜#nが対応している。各VSAT21〜2nには、
それぞれ1チャネルのモデム41〜4nと一つのIPル
ータ31〜3nが設けられ、各VSAT21〜2nのモ
デム41〜4nは中心局1側のモデム51〜5nの一つ
と固定的に衛星通信回線が確立されている。
【0013】さらに、中心局1側の各モデム51〜5n
の先に接続される各IPルータ61〜6nは地上側で一
本のLAN7に接続され、LAN7には複数の端末81
〜8pが接続されて、一つの地上ネットワークを形成し
ている。また、各VSAT21〜2nのIPルータ31
〜3nはそれぞれ地上側のLAN91〜9nに接続さ
れ、LAN91〜9nにそれぞれ複数の端末101〜1
0q,111〜11r,212〜21s(p,q,r,
sはそれぞれ異なる数の場合もあり、あるいは等しい場
合もある。)からなるローカルなネットワークを形成し
ている。
【0014】中心局1側およびVSAT21〜2n側の
各IPルータ61〜6n、31〜3nはデータの目的ア
ドレスより次に転送すべきNEXTホップルータを検索
するためのルーティングテーブル(Routing T
able)と、自身が所属するネーットワーク上の各機
器のIPアドレスとMACアドレスの対応を示すアドレ
ス解決テーブル(Address Resolutio
n Table)を持ち、各データに対する転送先を検
索し、地上側のLANもしくは衛星向きのモデム側に該
当データを移送する機能を有する。
【0015】次ぎに、以上のように構成されたこの発明
による第1実施の形態の動作について図2〜図10を用
いて説明する。図2はこの第1実施の形態が適用される
SCPC衛星通信におけるIPネットワークシステムの
構成説明図である。この図2において、各VSAT21
(VSAT#1)〜VSAT2n(VSAT#n)のモ
デム41〜4nはそれぞれ中心局1側のモデム51〜5
nと固定的に回線設定が確立しているものとする。
【0016】図3は、図2の構成においてVSAT21
(VSAT#1)のIPルータ31が保有するルーティ
ングテーブルの内容を示し、図4はVSAT21(VS
AT#1)のアドレス解決テーブルの内容を示してい
る。同様に図5は中心局1のHUB#1におけるIPル
ータ61のルーティングテーブルの内容を示し、図6は
中心局1のHUB#1のアドレス解決テーブルの内容を
示している。図7は中心局1のHUB#2のIPルータ
62のルーティングテーブルの内容を示し、図8は中心
局1の HUB#2のアドレス解決テーブルの内容を示
している。さらに、図9はVSAT22(VSAT#
2)のIPルータ42のルーティングテーブルの内容を
示し、図10はVSAT22(VSAT#2)のアドレ
ス解決テーブルの内容を示している。
【0017】これらの図3、図5、図7、図9の各テー
ブルにおいては、VSAT2n(VSAT#n)のIP
アドレス3nはIP−Add#Vn、MACアドレスは
MAC−Add#Vnと定義している。同様に中心局1
のHUB#nのIPアドレスはIP−Add#Hn、M
ACアドレスはMAC−Add#Hnと定義している。
また、VSAT21(VSAT#1)配下の端末101
〜10qのうち、端末T#1のIPアドレスはIP−A
dd#T1、MACアドレスはMAC−Add#T1と
定義している。
【0018】同じくVSAT22(VSAT#2)配下
の端末111〜11rのうち、端末T#2のIPアドレ
スはIP−Add#T2、MACアドレスはMAC−A
dd#T2と定義している。また、VSAT21(VS
AT#1)配下の端末101〜10qのうち、端末T#
1のIPアドレス(IP−Add#T1)はVSAT2
1(VSAT#1)のローカルネットワークに属するア
ドレス形態にしたがっており、同様にVSAT22(V
SAT#2)配下の端末111〜11rの端末T#2の
IPアドレス(IP−Add#T1)はVSAT22
(VSAT#2)のLAN92に属するアドレス形態に
したがって付与されているものとする。
【0019】ここで、上述の条件において、VSAT2
1(VSAT#1)配下の端末101〜10qのうちの
端末T#1がVSAT22(VSAT#2)配下の端末
111〜11rのうち端末T#2とデータ通信する場合
のデータ経路について以下に考える。図2において、V
SAT21(VSAT#1)配下のローカルネットワー
ク91に接続されている任意の端末が、VSAT22
(VSAT#2)配下のLAN92に属する任意の端末
宛にデータを発行する場合、該当データが持つデスティ
ネーション(目的)アドレスはVSAT22配下の端末
のIPアドレス(この場合はIP−Add#T2)とな
っている。
【0020】この場合、データ発生する端末T#1は端
末T#2宛のデータを衛星網ゲートウェイとして存在す
るVSAT21(VSAT#1)のIPルータ31(R
T#V1)に転送する。このVSAT21(VSAT#
1)のIPルータ31(RT#V1)においては、図3の
IPルータ31が保有するルーティングテーブルを参照
し、NEXTホップルータを決定するが、IPルータ3
1(RT#V1)の設定においてはデスティネーションネ
ットワークが衛星網の先である場合、NEXTホップル
ータはすべて中心局1のHUB#1のIPルータ61
(RT#H1)に設定されている。
【0021】これは、上述の通り、VSAT21(VS
AT#1)のモデム41(MD#V1)は中心局1のH
UB#1のモデム51(MD#H1)と固定的に回線を
確立しているためである。このため、データは、VSA
T21(VSAT#1)のモデム41(MD#V1)、
および中心局1のモデム51(MD#H1)を経由し、
中心局1のHUB#1のIPルータ61(RT#H1)
に転送される。
【0022】中心局1のHUB#1のIPルータ61
(RT#H1)では、データの目的アドレス(IP−A
dd#T2)より宛先ネットワークがVSAT22(V
SAT#2)配下のLAN92であることを知り、図5
に示す中心局1のHUB#1のIPルータ61のルーテ
ィングテーブルを用いてNEXTホップルータを検索
し、VSAT22(VSAT#2)のLAN92に対し
てのデータ移送先としてHUB#2のIPルータ62
(RT#H2)を見つけ、地上LAN7経由でIPルー
タ62(RT#H2)にデータを転送する。
【0023】データを転送されたHUB#2のIPルー
タ62(RT#H2)は、同様に図7の中心局1のHU
B#2のIPルータ62(RT#H2)のルーティング
テーブルを用いてNEXTホップルータを検索し、VS
AT#2(VSAT#2)のIPルータ32(RT#V
2)を転送先として見つけ、衛星網(MD#H2〜MD
#V2)経由でVSAT22(VSAT#2)のIPル
ータ32(RT#V2)にデータを転送する。
【0024】最終的にVSAT22(VSAT#2)の
IPルータ32(RT#V2)では、データの目的アド
レス(IP−Add#T2)が自身のLAN92上にあ
るため、アドレス解決テーブル(もしくはアドレス解決
プロトコル)にて目的端末(端末T#2)のMACアド
レス(MAC−Add#T2)を知り、該当端末(端末
T#2)にデータを転送することができる。
【0025】なお、図3〜図10の各ルーティングテー
ブルやアドレス解決テーブルに登録される情報は静的に
固定アサインされる場合とルーティングプロトコルやア
ドレス解決プロトコルでダイナミックに解決される場合
をそれぞれ、スタティック/ダイナミックとタイプ分け
し区別できるものとしている。
【0026】このように、第1実施の形態では、SCP
C衛星通信におけるIPネットワークにおいて、衛星通
信網のトポロジーを一つの中心局と複数のVSATが通
信を行うスター型とし、各VSATよりのデータを一端
発信元VSATに対向する中心局側IPルータに転送
し、中心局側の地上LAN経由で宛先VSATに対向し
た中心局側の別IPルータに再転送し、その後目的とな
るVSATに向けて再度衛星回線経由でデータを転送す
るこによりVSAT−VSAT間通信を実現するように
しているので、SCPC型のVSAT網において、VS
AT−VSATのフルメッシュ通信を行う場合に必要と
なるVSAT側モデム数および使用衛星チャネル数が各
局送受信1個で済むことになる。
【0027】この点に関して、たとえば、仮にVSAT
数をN局(ただし、1<N)とすると、VSATが直接
VSAT−VSAT間通信を行ってフルメッシュ回線を
構築するには、一般的には、各VSATには(N−1)
個のモデムが必要となり、システム全体では、必要モデ
ム数はN*(N−1)個、必要チャネル数はN*(N−
1)本となる。実用的な構成としては、Nの数が「10
0〜1000」となるシステムでは、フルメッシュ回線
で、VSAT−VSATを直結するのは実用的ではな
い。
【0028】これに対して、この発明による第1実施の
形態では、各VSATと対向する中心局のHUB側にそ
れぞれ1対のモデムがあればよく、必要モデム本数は
(2*N)個となり、必要チャネル数は(2*N)本と
なる。
【0029】次ぎに、この発明の第2実施の形態につい
て説明する。図11はこの第2実施の形態の構成を示す
ブロック図である。この図11において、図1と同じ部
分には同一符号を付して説明する。この図11では、衛
星通信路は図1の構成と同じく一つの中心局1の配下に
複数のVSAT21(VSAT#1)〜VSAT2n
(VSAT#n)が配置されるスター型ネットワークの
形態を採っており、中心局1には複数のモデム51〜5
nと、複数のDAMA接続部311〜31n、および複
数のIPルータ61〜6nが設けられている。
【0030】これら中心局1のモデム51〜5n、DA
MA接続部311〜31n、IPルータ61〜6nの数
はそれぞれ同数ずつ用意されるが、全VSAT21(V
SAT#1)〜2n(VSAT#n)の台数よりは少な
いものとする。さらに、中心局1はCSC(Commo
n Signaling Channel)回線用モデ
ム400aとDAMA制御部400bから構成されるD
AMAコントローラ400を有し、VSAT21(VS
AT#1)〜2n(VSAT#n)側のDAMA接続部
511〜51nもしくは中心局1(HUB)側のDAM
A接続部311〜31nよりの要求により、任意のVS
ATと任意の中心局1(HUB)のモデムとの間に通信
回線(通信帯域)の割り当ておよび解放を管理する機能
を有する。
【0031】図11において、各VSAT21(VSA
T#1)〜2n(VSAT#n)のモデム41〜4nは
中心局1側の特定のモデムと固定的な回線確立はされて
おらず、転送すべきデータの有無に応じ、中心局1が有
する上述のDAMAコントローラ400の仲介でダイナ
ミックに中心局1(HUB)のモデムの一つと通信回線
が接続/切断される。上記DAMAコントローラ400
によって管理される中心局1(HUB)のモデム51〜
5nはシェアード構成とし、回線未使用状態の中心局1
(HUB)のモデムの中から任意の中心局(HUB)モ
デムをDAMAコントローラ400が選択できる機構と
する。
【0032】また、図11において、各中心局1(HU
B)側のモデム51〜5nの先に接続される各IPルー
タ61〜6nは地上側の一本のLAN7に接続され、一
つの地上ネットワークを形成している。さらに、各VS
AT21(VSAT#1)〜VSAT2n(VSAT#
n)のIPルータ31〜3nは地上側のLAN91〜9
nに接続され、これらのLAN91〜9nにそれぞれ接
続される複数の端末101〜10q,111〜11r,
211〜21sからなるローカルなネットワークを形成
している。
【0033】図12はこの第2実施の形態におけるVS
ATの構成を示すブロック図であり、図13はこの第2
実施の形態における中心局1(HUB)の構成を示すブ
ロック図である。この図12に示すように、各VSAT
20には1チャネルのモデム40と一つのDAMA接続
部510、および一つのIPルータ30が設けられてい
る。また、図13に示すように、各中心局1(HUB)
には1チャネルのモデム50と一つのDAMA接続部3
10、および一つのIPルータ60が設けられている。
【0034】中心局1側のIPルータ60およびVSA
T側のIPルータ30は、それぞれデータの目的アドレ
スより次に転送すべきNEXTホップルータを検索する
ためのルーティングテーブル(Routing Tab
le)60a,30aと、自身が所属するネーットワー
ク上の各機器のIPアドレスとMACアドレスの対応を
示すアドレス解決テーブル(Address Reso
lution Table)60b,30bを持ち、各
データに対する転送先を検索して、地上側のLANもし
くは衛星向きのモデム側に該当データを移送する機能を
有する。
【0035】また、各IPルータ60,30は自局が回
線を確立している衛星回線路に転送すべき通信データが
無く、一定時間使用されなかった場合には衛星回線を切
断するために、回線未使用時間を測定する切断タイマ6
0c,30cをそれぞれ有している。
【0036】次ぎに、この第2実施の形態の動作につい
て図14〜図36を参照して説明する。図14はこの第
2実施の形態が適用されるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの構成説明図である。この図1
4において各VSAT21〜2n(VSAT#1〜VS
AT#n)のモデム41〜4n(MD#V1〜MD#V
n)と中心局1(HUB)側のモデム51〜5n(MD
#H1〜MD#Hm)とは、固定的には回線設定が確立
していない。また、モデムの数nとmの関係は、n>m
であり、全VSAT数nは中心局1のモデム51〜5n
の数mより多いものとする。
【0037】この図14においては、VSAT21(V
SAT#1)配下の任意端末よりVSAT23(VSA
T#3)配下の任意端末へのデータ転送をする場合の経
路を示しているが、以下経路の確立方法について順を追
って説明する。図15〜図22は回線確立が行われてい
ない初期段階での各ルーティングテーブルとアドレス解
決テーブルの様子を示している。
【0038】具体的に図15は、VSAT21(VSA
T#1)のIPルータ31(RT#V1)が保有するルー
ティングテーブルを示す説明図であり、図16はVSA
T21(VSAT#1)のアドレス解決テーブルの内容
を示す説明図である。図17は中心局1におけるHUB
#1のIPルータ61(RT#H1)のルーティングテー
ブルを示す説明図であり、図18はこのHUB#1のア
ドレス解決テーブルの内容を示す説明図である。
【0039】図19は中心局1におけるHUB#2のI
Pルータ62(RT#H2)が保有するルーティングテー
ブルを示す説明図であり、図20はこのHUB#2のア
ドレス解決テーブルの内容を示す説明図である。また、
図21はVSAT23(VSAT#3)のIPルータ3
3(RT#V3)が保有するルーティングテーブルを示す
説明図であり、図22はこのVSAT23(VSAT#
3)のアドレス解決テーブルの内容を示す説明図であ
る。
【0040】この図15〜図22の各テーブルにおいて
は、VSAT2n(VSAT#n)のIPアドレスはI
P−Add#Vn、MACアドレスはMAC−Add#
Vnと定義している。同様に中心局1におけるHUB#
mのIPアドレスはIP−Add#Hm、MACアドレ
スはMAC−Add#Hmと定義している。また、VS
AT2n(VSAT#1)配下の端末(T#1)のIP
アドレスはIP−Add#T1、MACアドレスはMA
C−Add#T1と定義している。
【0041】同じく、VSAT23(VSAT#3)配
下の端末(T#3)のIPアドレスはIP−Add#T
3、MACアドレスはMAC−Add#T3と定義して
いる。また、VSAT21(VSAT#1)配下の端末
(T#1)のIPアドレス(IP−Add#T1)はV
SAT#1のローカルネットワークに属するアドレス形
態にしたがっており、同様にVSAT23(VSAT#
3)配下の端末(T#3)のIPアドレス(IP−Ad
d#T3)はVSAT23(VSAT#3)のローカル
ネットワークに属するアドレス形態に従って付与されて
いるものとする。
【0042】図14において、VSAT21(VSAT
#1)配下のLAN91に接続されている端末(T#
1)より、VSAT23(VSAT#3)配下のLAN
93に属する端末(T#3)宛にデータを発行する場
合、該当データが持つデスティネーション(目的)アド
レスはVSAT23(VSAT#3)配下の端末(T#
3)のIPアドレス(IP−Add#T3)となってお
り、図32の処理の流れに沿って示す各機器間のインタ
フェースと、図33のIPルータでのデータ受信時の処
理フロー(中心局側、VSAT側の如何にかかわらず共
通であり、また上記第1実施の形態におけるIPルータ
の動作も包含する)を参照して動作の流れを説明する。
まず、端末(T#1)からのデータは衛星網ゲートウェ
イとして、VSAT21(VSAT#1)のIPルータ
31(RT#V1)に転送される(図32のステップA
1)。
【0043】VSAT21(VSAT#1)のIPルー
タ31(RT#V1)においては、図15のルーティング
テーブルを参照し、NEXTホップルータを決定する
が、この時点においては衛星回線の確立がなされていな
いため、ルーティングテーブル上の衛星回線側へのNE
XTホップルータはブランクとなっており、図16に示
すVSAT21(VSAT#1)のアドレス解決テーブ
ルの衛星ポートへのステータスはすべてOFFとなって
いる。そこで、VSAT21(VSAT#1)はDAM
A接続部511により中心局1側のHUBの一つとの回
線確立を試みる。
【0044】図23はVSAT21(VSAT#1)か
ら中心局1(HUB)に対する回線設定の流れを示して
いる。この図23においては、まず、VSAT21(V
SAT#1)のDAMA接続部511よりCSC(Co
mmon Signaling Channel)回線
01を経由して回線設定要求が中心局1のDAMAコン
トローラ400に送られる(図32のステップA2)。
この図23に示す各VSATには、1組のモデムしか装
備されていないため、データ通信用の回線設定が確立さ
れていない場合、各VSATのモデムはCSC回線に設
定を合わせている。
【0045】中心局1(HUB)のモデムはシェアード
構成となっているため、VSAT21(VSAT#1)
のDAMA接続部511より回線設定要求を受けたDA
MAコントローラ400は、回線未使用状態のHUBモ
デムの中から任意のHUBモデムを選択する。図23の
場合、中心局1におけるHUB#1が選択され、DAM
Aコントローラ400はCSC回線02を通してVSA
T21(VSAT#1)およびHUB#1にデータ通信
用の周波数/帯域を指定する。
【0046】VSAT21(VSAT#1)および中心
局1におけるHUB#1はDAMAコントローラ400
よりの回線設定指示にしたがい(図32のステップA
3,A4)、それぞれのモデム41(MD#V1)およ
びモデム51(MD#H1)の設定を行い、VSAT2
1(VSAT#1)、中心局1におけるHUB#1間で
のデータ回線を確立する。さらに、設定されたデータ回
線を通して、それぞれのIPルータ31(RT#V
1)、IPルータ61(RT#H1)間で、ルーティン
グ情報を交換する(図32のステップA5,A6)。ま
た、各IPルータ61、IPルータ31は地上側にも衛
星回線が繋がった諭旨の経路情報を同報で通知する。
【0047】以上の手順によりVSAT21(VSAT
#1)のIPルータ511(RT#V1)が保有するル
ーティングテーブルとアドレス解決テーブルの内容はそ
れぞれ図24、図25のようになり、ルーティングテー
ブル上の衛星回線側へのNEXTホップルータはすべて
HUB#1のルータ(RT#H1)に指定され、アドレ
ス解決テーブル上のHUB#1への衛星ポートステータ
スはONに変化する。
【0048】以上によりVSAT21(VSAT#1)
が保有するVSAT23(VSAT#3)のLAN93
宛への通信データは、VSAT21(VSAT#1)の
モデム41(MD#V1)、および中心局1のモデム5
1(MD#H1)を経由し、中心局1におけるHUB#
1のIPルータ61(RT#H1)に転送される(図3
2のステップA7)。
【0049】中心局1におけるHUB#1のIPルータ
61(RT#H1)では、データの目的アドレス(IP
−Add#T3)より宛先ネットワークがVSAT23
(VSAT#3)配下のLAN93であることを知り、
図17のルーティングテーブルを用いてVSAT23
(VSAT#3)のLAN93に対してのデータ移送先
となるNEXTホップルータを検索するが、VSAT2
3(VSAT#3)と衛星回線を確立しているHUBが
まだ存在していないため、ルーティングテーブルでの検
索は失敗する(図33のステップB1)。
【0050】中心局1におけるHUB#1は既にVSA
T21(VSAT#1)と衛星回線は確立しているた
め、直接、VSAT23(VSAT#3)との回線確立
を行うことはできない。そのため、アドレス解決テーブ
ルを用いて、現在衛星回線を未使用である他のHUBを
検索し、通信データの移送を試みる。図18に示すHU
B#1のアドレス解決テーブル場合、地上ポートで接続
されているHUB#2〜HUB#mはすべてステイタス
がOFFとなっているため、この内HUB#2を移送先
に選択し、HUB#2のIPルータ62(RT#H2)
にデータの転送を行う(図32のステップA8)。
【0051】データを転送されたHUB#2のIPルー
タ62(RT#H2)は、同様に図19のルーティング
テーブルを用いてVSAT23(VSAT#3)のLA
N93へのNEXTホップルータを検索するが、やはり
この時点でVSAT23(VSAT#3)と衛星回線を
確立しているHUBがまだ存在していないため、ルーテ
ィングテーブルの検索は失敗する(図33のステップB
1)。HUB#2においては自身の衛星回線が未使用状
態であるため、自身がVSAT23(VSAT#3)と
直接回線接続を行うべく、HUB#2のDAMA接続部
312より中心局1のDAMAコントローラ400に対
してVSAT23(VSAT#3)との回線確立を要求
する(図33のステップB3)。
【0052】HUB#2からVSAT23(VSAT#
3)への回線設定の流れは上述のVSAT21(VSA
T#1)−HUB#1間の回線設定と同様に、中心局1
のDAMAコントローラ400にHUB#2より回線設
定要求が行われることにより(図32のステップA9、
図33のステップB4)、DAMAコントローラ400
よりHUB#2とVSAT23(VSAT#3)に周波
数と帯域の指示がなされる(図32のステップA10,
A11)。HUB#2とVSAT23(VSAT#3)
の間で回線設定がなされると、HUB#2のIPルータ
62(RT#H2)と、VSAT23(VSAT#3)
のIPルータ33(RT#V3)と間はルーティング情
報を交換する(図32のステップA12,A13、図3
3のステップB5)。さらに、IPルータ62(RT#
H2)、IPルータ33(RT#V3)の各IPルータ
は地上側にも衛星回線が繋がった旨の経路情報を同報で
通知する。
【0053】以上の手順によりHUB#1のIPルータ
61(RT#H1)、HUB#2のIPルータ62(R
T#H2)、VSAT23(VSAT#3)のIPルー
タ33(RT#V3)のそれぞれが保有するルーティン
グテーブルとアドレス解決テーブルの内容はそれぞれ図
26と図27、図28と図29、図30と図31のよう
になる(図33のステップB6)。
【0054】また、この時点で、VSAT21(VSA
T#1)−HUB#1間、およびVSAT23(VSA
T#3)−HUB#2間の衛星回線の確立が、他HUB
のIPルータ63(RT#3)〜IPルータ6n(RT#
m)にも上述の経路情報通知で同報されているため(図
33のステップB5)、以後、任意のVSATネットワ
ークよりVSAT21(VSAT#1)もしくはVSA
T23(VSAT#3)を宛先とするデータ送信が発生
した場合、中心局1の全IPルータ61(RT#H1)
〜IPルータ6n(RT#Hm)は自身のルーティング
テーブルを用いてHUB#1もしくはHUB#2への転
送を行うことができる。
【0055】衛星回線が確立したHUB#2はVSAT
23(VSAT#3)向けのデータを衛星回線(MD#
H2〜MD#V3)経由でVSAT23(VSAT#
3)のIPルータ33(RT#V3)に転送する。最終
的にVSAT23(VSAT#3)のIPルータ33
(RT#V3)では、データの目的アドレス(IP−A
dd#T3)が自身のLAN93上にあるため、アドレ
ス解決テーブル(もしくはアドレス解決プロトコル)に
て目的端末(T#3)のMACアドレス(MAC−Ad
d#T3)を知り、該当端末(T#3)にデータを転送
する(図32のステップA15)。
【0056】なお、図15、図17、図19、図21、
図24、図26、図28、図30の各ルーティングテー
ブルや、図16、図18、図20、図22、図25、図
27、図29、図31のアドレス解決テーブルに登録さ
れる情報は静的に固定アサインされる場合とルーティン
グプロトコルやアドレス解決プロトコルでダイナミック
に解決される場合、またNEXTホップの書き換えがあ
るものをそれぞれ、スタティック/ダイナミック/アル
タレーションとタイプ分けし、区別できるものとしてい
る。
【0057】この第2実施の形態においては上述のよう
に全VSAT数nは中心局1のモデムの数mより多いと
仮定し、各VSATと各HUB間のコネクションはデー
タ量の変化によりダイナミックに変化するため、HUB
側の全モデムが使用中の場合や、複数端末より同時に同
一デスティネーションへの経路確立動作があった場合、
また各IPルータへの経路情報の伝搬遅延差や未使用経
路判断結果として同一機器に異デスティネーションデー
タが転送された場合などは、図33のフローチャートに
おいて、結果として、自衛星回線および地上迂回での他
衛星回線が占有された状態としてデータの廃棄が発生す
るが(図33のステップB9)、これらのデータ異常の
復旧に関しては、IPプロトコルの特性として、すべて
上位プロトコル(TCP)の再送/回復動作に頼るもの
とする。
【0058】さらに、図34はこの第2実施の形態にお
けるIPルータでの経路情報受信時の処理フローであ
る。IPルータでの経路情報受信の契機は、上述の説明
の通り、他IPルータにて回線の設定/解除が行われた
場合、および他IPルータ上のルーティングプロトコル
が定期的に経路情報を発行する場合が考えられる。上記
図33のフローチャートにおけるステップB5での処理
により、ルーティング情報を配信して、ルーティング情
報を受信すると(図34のステップC1)、図33に示
すステップB6のテーブル更新の処理を行い(図34の
ステップC2)、アドレス解決プロトコルテーブルの更
新を行う(図34のステップC3)。
【0059】また、図35は通信回線解除に対する処理
フローを示している。図12、図13に示すように、V
SAT側およびHUB側の各IPルータ30,60は自
局が回線を確立している衛星回線路に転送すべき通信デ
ータが無く、一定時間使用されなかった場合には、衛星
回線を切断するための切断用のタイマ30c,60cを
有している。VSAT側のタイマは図12にIPルータ
30のタイマ30cが示されており、HUB側のIPル
ータは図13において、IPルータ60のタイマ60c
として示されている。
【0060】このタイマは、衛星回線の使用がある度に
(図35のステップD1)再設定され(図35のステッ
プD2)、図36に示すHUB側での通信回線解除に対
する処理フローにおいて、タイマがタイムアウトした場
合は(図36のステップE1)衛星回線が未使用状態に
なったと判断される(図36のステップE2)。この場
合、VSATおよびHUBはそれぞれのDAMA接続部
よりDAMAコントローラ400に回線設定の解除およ
び帯域の解放を通知する。DAMAコントローラ400
では、VSATおよびHUBの双方のDAMA接続部よ
りの回線解放通知を受信することにより、使用していた
周波数帯域を解放し再利用に向けて管理する。
【0061】このように、第2実施の形態では、DAM
A機能により中心局側のモデムと衛星チャネルを再利用
するようにしているから、使用モデム数とチャネル数を
さらに軽減することができ、VSAT数をN(ただし1
<N)、中心局のモデム数をM(ただし1<M、M=<
N)の場合、必要モデム数および必要チャネル数はそれ
ぞれ(M+N)個、(M+N)本で済む。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、SC
PC衛星通信におけるIPネットワークにおいて、衛星
通信網のトポロジーを一つの中心局と複数のVSATが
通信を行うスター型とし、各VSATよりのデータを、
一旦発信元VSATに対向する中心局側IPルータに転
送し、中心局側の地上LAN経由で宛先VSATに対向
した中心局側の別IPルータに再転送その後、目的とな
るVSATに向けて再度衛星回線経由でデータを転送す
ることにより、VSAT−VSAT間通信を実現するよ
うにしたので、SCPC型のVSAT網においてVSA
T−VSATのフルメッシュ通信を行う場合に、必要と
なるVSAT側のモデム数および使用衛星チャネル数が
各局送受1個で済ませることができる。
【0063】また、この発明によれば、DAMA機能を
有するSCPC型VSAT網に本発明を適応し、中心局
側モデムおよび衛星チャネルを再利用するようにしたの
で、使用モデム数およびチャネル数をさらに軽減できる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムの第1実施の形態の構成を示す部
ロック図である。
【図2】この発明による第1実施の形態が適用されるS
CPC衛星通信におけるIPネットワークシステムの構
成説明図である。
【図3】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネッ
トワークシステムにおけるVSAT#1のIPルータ
(RT#V1)が保有するルーティングテーブルの内容を
示す説明図である。
【図4】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネッ
トワークシステムにおけるVSAT#1のアドレス解決
テーブルの内容を示す説明図である。
【図5】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネッ
トワークシステムにおけるHUB#1のIPルータ(R
T#H1)が保有するルーティングテーブルの内容を示
す説明図である。
【図6】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネッ
トワークシステムにおけるHUB#1のアドレス解決テ
ーブルの内容を示す説明図である。
【図7】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネッ
トワークシステムにおけるHUB#2のIPルータ(R
T#H2)が保有するルーティングテーブルの内容を示
す説明図である。
【図8】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネッ
トワークシステムにおけるHUB#2のアドレス解決テ
ーブルの内容を示す説明図である。
【図9】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネッ
トワークシステムにおけるVSAT#2のIPルータ
(RT#V2)が保有するルーティングテーブルの内容を
示す説明図である。
【図10】図2に示すSCPC衛星通信におけるIPネ
ットワークシステムにおけるVSAT#2のアドレス解
決テーブルの内容を示す説明図である。
【図11】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの第2実施の形態の構成を示す
ブロック図である。
【図12】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの第2実施の形態に適用される
VSAT装置の構成を示すブロック図である。
【図13】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの第2実施の形態に適用される
中心局(HUB)側装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの第2実施の形態に適用される
SCPC衛星通信におけるIPネットワークシステムの
構成説明図である。
【図15】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#1のIPルー
タ(RT#V1)が保有するルーティングテーブル(通信
回線確立前)の内容を示す説明図である。
【図16】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#1のアドレス
解決テーブル(通信回線確立前)の内容を示す説明図で
ある。
【図17】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#1のIPルータ
(RT#H1)が保有するルーティングテーブル(通信回
線確立前)の内容を示す説明図である。
【図18】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#1のアドレス解
決テーブル(通信回線確立前)の内容を示す説明図であ
る。
【図19】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#2のIPルータ
(RT#H2)が保有するルーティングテーブル(通信回
線確立前)の内容を示す説明図である。
【図20】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#2のアドレス解
決テーブル(通信回線確立前)の内容を示す説明図であ
る。
【図21】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#3のIPルー
タ(RT#V3)が保有するルーティングテーブル(通信
回線確立前)の内容を示す説明図である。
【図22】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#3のアドレス
解決テーブル(通信回線確立前)の内容を示す説明図で
ある。
【図23】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#1から中心局
HUBに対するDAMA回線設定の手順を示す説明図で
ある。
【図24】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#1のIPルー
タ(RT#V1)が保有するルーティングテーブル(通信
回線確立後)の内容を示す説明図である。
【図25】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#1のアドレス
解決テーブル(通信回線確立後)の内容を示す説明図で
ある。
【図26】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#1のIPルータ
(RT#H1)が保有するルーティングテーブル(通信回
線確立後)の内容を示す説明図である。
【図27】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#1のアドレス解
決テーブル(通信回線確立後)の内容を示す説明図であ
る。
【図28】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#2のIPルータ
(RT#H2)が保有するルーティングテーブル(通信回
線確立後)の内容を示す説明図である。
【図29】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるHUB#2のアドレス解
決テーブル(通信回線確立後)の内容を示す説明図であ
る。
【図30】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#3のIPルー
タ(RT#V3)が保有するルーティングテーブル(通信
回線確立後)の内容を示す説明図である。
【図31】図14に示すSCPC衛星通信におけるIP
ネットワークシステムにおけるVSAT#3のアドレス
解決テーブル(通信回線確立後)の内容を示す説明図で
ある。
【図32】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの第2実施の形態の処理の流れ
に沿って示す各機器間のインターフェースを示す説明図
である。
【図33】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの第1および第2実施の形態に
おける各IPルータのデータ受信時の処理フローを示す
フローチャートである。
【図34】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの第1および第2実施の形態に
おける各IPルータでの経路情報受信時の処理フローを
示すフローチャートである。
【図35】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
Pネットワークシステムの各VSAT側での通信回線解
除に対する処理フローを示すフローチャートである。
【図36】この発明によるSCPC衛星通信におけるI
PネットワークシステムのHUB側での通信回線解除に
対する処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
01〜03……CSC回線、1……中心局(HUB)、
20,21〜2n……VSAT、30,31〜3n……
VSATのIPルータ、30a……VSAT側のルーテ
ィングテーブル、30b……VSAT側のアドレス解決
テーブル、30c……VSAT側のタイマ、40,41
〜4n……VSATのモデム、50,51〜5n……中
心局のモデム、60,61〜6n……中心局のIPルー
タ、60a……中心局側のルーティングテーブル、60
b……アドレス解決テーブル、60c……中心局側のタ
イマ、7……中心局側のLAN、81〜8n……中心局
の端末、91〜9n……VSAT配下のLAN、101
〜10n,111〜11n、211〜21n……VSA
T側の端末、310,311〜31n……中心局側のD
AMA接続部、400……DAMAコントローラ、40
0a……CSC回線用モデム、400b……DAMA制
御部、510、511〜51n……VSAT側のDAM
A接続部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA19 HA08 HC01 HD03 JL02 JT03 LB05 5K033 AA09 CB01 DA01 DA18 DB20 EA07 5K072 AA18 BB02 BB22 CC03 CC04 CC14 CC25 DD03 DD16 DD17 EE02 FF05 FF27

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星通信網のトポロジーを一つの中心局
    と複数のVSATが通信を行うスター型とし、 上記中心局にVSAT数と同数のモデムと、同数のIP
    ルータを設け、 各VSATにそれぞれ1チャネルのモデムと1つのIP
    ルータを設けることにより、各VSAT配下の任意の端
    末が同時にすべてのVSAT配下の任意端末とメッシュ
    通信を行えるようにする、 ことを特徴とするSCPC衛星通信におけるIPネット
    ワークシステム。
  2. 【請求項2】 上記VSATのモデムは、上記中心局側
    のモデムの1つと固定的に衛星通信回線が確立されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のSCPC衛星通信に
    おけるIPネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 上記中心局側のIPルータは、地上側で
    1本のLANに接続され、このLANに複数の端末を接
    続して1つの地上ネットワークを形成することを特徴と
    する請求項1記載のSCPC衛星通信におけるIPネッ
    トワークシステム。
  4. 【請求項4】 上記VSATのIPルータは、地上側の
    LANに接続され、このLANにそれぞれ複数の端末を
    接続してローカルネットワークを形成することを特徴と
    する請求項1記載のSCPC衛星通信におけるIPネッ
    トワークシステム。
  5. 【請求項5】 上記中心局側のIPルータは、データの
    目的アドレスより次に転送すべきNEXTホップルータ
    を検索するためのルーティングテーブルと、自身が所属
    するネーットワーク上の各機器のIPアドレスとMAC
    アドレスの対応を示すアドレス解決プロトコルテーブル
    を有し、各データに対する転送先を検索し、地上側のL
    ANもしくは衛星局向きのモデム側に該当データを移送
    する機能を有することを特徴とする請求項1記載のSC
    PC衛星通信におけるIPネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 上記VSAT側のIPルータは、データ
    の目的アドレスより次に転送すべきNEXTホップルー
    タを検索するためのルーティングテーブルと、自身が所
    属するネーットワーク上の各機器のIPアドレスとMA
    Cアドレスの対応を示すアドレス解決プロトコルテーブ
    ルを持ち、各データに対する転送先を検索し、地上側の
    LANもしくは衛星向きのモデム側に該当データを移送
    する機能を有することを特徴とする請求項1記載のSC
    PC衛星通信におけるIPネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 上記ルーティングテーブルおよび上記ア
    ドレス解決プロトコルテーブルに登録されている情報
    は、静的に固定アサインされる場合とルーティングプロ
    トコルあるいはアドレス解決プロトコルでダイナミック
    に解決される場合をそれぞれスタティック/ダイナミッ
    ク分けし、区別可能であることを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6記載のSCPC衛星通信におけるIPネッ
    トワークシステム。
  8. 【請求項8】 衛星通信網のトポロジーを一つの中心局
    と複数のVSATが通信を行うスター型とし、 上記中心局にVSAT数と同数のモデムと、同数のIP
    ルータを設け、 上記各VSATにそれぞれ1チャネルのモデムと1つの
    IPルータを設け、 上記中心局にDAMAコントローラを設け、 上記各VSATおよび中心局の各モデムにDAMA接続
    部を設け、 中心局とVSAT間のCSC(Common Sign
    aling Channel)を介してDAMA制御を
    行うことにより、上記VSAT−中心局間でダイナミッ
    クに通信回線の接続/切断を可能とする、 ことを特徴とするSCPC衛星通信におけるIPネット
    ワークシステム。
  9. 【請求項9】 上記中心局のモデムと、上記DAMA接
    続部と、上記IPルータの数は、それぞれ同数ずつ設け
    られが、すべての上記VSATのモデム、DAMA接続
    部、IPルータの数よりそれぞれ少ないことを特徴とす
    る請求項8記載のSCPC衛星通信におけるIPネット
    ワークシステム。
  10. 【請求項10】 上記中心局の上記DAMAコントロー
    ラは、CSC回線用モデムと、DAMA制御部から構成
    され、上記VSAT側のDAMA接続部もしくは上記中
    心局側のDAMA接続部からの要求により任意のVSA
    Tと中心局の任意のHUBのモデムとの間の通信回線の
    割り当てと解放を管理する機能を有することを特徴とす
    る請求項8記載のSCPC衛星通信におけるIPネット
    ワークシステム。
  11. 【請求項11】 上記各VSATのモデムは、上記中心
    局側の特定のモデムと固定的な回線確立はされておら
    ず、転送すべきデータの有無に応じ、中心局が有する上
    記DAMAコントローラの仲介でダイナミックに上記中
    心局のモデムの1つと通信回線が接続/切断されること
    を特徴とする請求項8記載のSCPC衛星通信における
    IPネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 上記中心局のモデムは、上記DAMA
    コントローラによって管理され、シェアード構成とし、
    回線未使用状態の中心局のHUBのモデムの中から任意
    の中心局のHUBのモデムをDAMAコントローラが選
    択できる機構とすることを特徴とする請求項8記載のS
    CPC衛星通信におけるIPネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 上記中心局のHUB側のモデムの先に
    接続される各IPルータは、地上側の一本のLAN7に
    接続され、一つの地上ネットワークを形成していること
    を特徴とする請求項8記載のSCPC衛星通信における
    IPネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 上記VSAT側の上記IPルータは、
    複数の端末を接続した地上側のLANに接続され、ロー
    カルネットワークを形成することを特徴とする請求項8
    記載のSCPC衛星通信におけるIPネットワークシス
    テム。
  15. 【請求項15】 上記各VSATは、1チャネルのモデ
    ムと、1つのDAMA接続部と、一つのIPルータとを
    有することを特徴とする請求項8記載のSCPC衛星通
    信におけるIPネットワークシステム。
  16. 【請求項16】 上記中心局のHUBは、1チャネルの
    モデムと、一つのDAMA接続部と、一つのIPルータ
    とを有することを特徴とする請求項8記載のSCPC衛
    星通信におけるIPネットワークシステム。
  17. 【請求項17】 上記中心局側のIPルータは、データ
    の目的アドレスより次に転送すべきNEXTホップルー
    タを検索するためのルーティングテーブルと、自身が所
    属するネーットワーク上の各機器のIPアドレスとMA
    Cアドレスの対応を示すアドレス解決テーブルとを有
    し、各データに対する転送先を検索して、地上側のLA
    Nもしくは衛星向きのモデム側に該当データを移送する
    機能を有することを特徴とする請求項8記載のSCPC
    衛星通信におけるIPネットワークシステム。
  18. 【請求項18】 VSAT側のIPルータは、データの
    目的アドレスより次に転送すべきNEXTホップルータ
    を検索するためのルーティングテーブルと、自身が所属
    するネーットワーク上の各機器のIPアドレスとMAC
    アドレスの対応を示すアドレス解決テーブルとを有し、
    各データに対する転送先を検索して、地上側のLANも
    しくは衛星向きのモデム側に該当データを移送する機能
    を有することを特徴とする請求項8記載のSCPC衛星
    通信におけるIPネットワークシステム。
  19. 【請求項19】 上記中心局側のIPルータは、自局が
    回線を確立している衛星回線路に転送すべき通信データ
    が無く、一定時間使用されなかった場合には衛星回線を
    切断するために、回線未使用時間を測定する切断タイマ
    を有することを特徴とする請求項8記載のSCPC衛星
    通信におけるIPネットワークシステム。
  20. 【請求項20】 上記VSAT側のIPルータは、自局
    が回線を確立している衛星回線路に転送すべき通信デー
    タが無く、一定時間使用されなかった場合には衛星回線
    を切断するために、回線未使用時間を測定する切断タイ
    マ有することを特徴とする請求項8記載のSCPC衛星
    通信におけるIPネットワークシステム。
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