JP2002057664A - 車載用情報処理システム - Google Patents

車載用情報処理システム

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JP2002057664A
JP2002057664A JP2000244759A JP2000244759A JP2002057664A JP 2002057664 A JP2002057664 A JP 2002057664A JP 2000244759 A JP2000244759 A JP 2000244759A JP 2000244759 A JP2000244759 A JP 2000244759A JP 2002057664 A JP2002057664 A JP 2002057664A
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vehicle
processing system
information processing
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JP2000244759A
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Toshiyuki Kato
俊幸 加藤
Naoki Tokitsu
直樹 時津
Manabu Matsumoto
学 松元
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報を確実に保護することができる車載用情報
処理システムを提供する。 【解決手段】車両には無線機101とデータボックス1
02とカードリーダライタ104とオーディオプレーヤ
ー103が搭載されている。無線機101を用いて有料
情報が配信され、その有料情報がデータボックス102
のメモリ111に、暗号化された状態で記憶される。I
Cカード105に復号化のための情報が記憶され、この
情報がカードリーダライタ104にて読み出されてメモ
リ111の情報が復号化される。ICカード106に識
別情報が記憶され、この情報がカードリーダライタ10
4にて読み出されて認証処理にてオーディオプレーヤー
103の作動が許可され、オーディオプレーヤー103
にてメモリ111に記憶した情報が再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車載用情報処理シ
ステムに係り、例えば、情報として、音楽やゲームソフ
トといった有料情報あるいは著作権を有する情報を取り
扱うシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽等の配信は、インターネットを介し
て家庭のPC(パーソナルコンピュータ)でも受信可能
となっている。また、コンビニ店舗にあっても情報端末
が配置され、ここで、MD等の記憶媒体に受信する仕組
みが開始されている。この場合、著作権の保護を確実な
ものとする仕組みも導入されている。
【0003】しかし、車内への直接の情報配信におい
て、これまでは、著作権保護も十分に配慮した仕組みは
実施されていない。また、有料情報を無線で車に直接受
信し、且つ決済も実施する仕組みは無かった。
【0004】車への配信で他と異なることは、往々にし
て、車を利用する以外の時間帯は、車が屋外等に置か
れ、車本体あるいは車載機器の盗難の可能性が高い点で
ある。盗難したものが価値があれば、盗難は増長される
こととなる。よって、今後さらに、情報(および、付加
価値を増す車載機器)に対して、何らかの盗難対策が必
須となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような背
景の下になされたものであり、その目的は、情報を確実
に保護することができる車載用情報処理システムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、携帯型情報記憶手段に復号化のための情報が記
憶され、この携帯型情報記憶手段の情報が情報読出手段
にて読み出される。そして、この情報で記憶媒体の情報
が復号化される。これにより、情報の処理が行われる。
【0007】ここで、請求項2に記載のように、携帯型
情報記憶手段としてICカードまたはICチップを用い
ることができる。請求項3に記載の発明によれば、識別
情報の入力による認証処理にて、処理機器の作動が許
可、または、暗号化された情報の復号化が許可される。
これにより、記憶媒体の情報の処理が行われる。
【0008】ここで、請求項4に記載のように、携帯型
情報記憶手段に識別情報を記憶しておき、携帯型情報記
憶手段の識別情報を情報読出手段にて読み出すことによ
り識別情報の入力を行うことができる。特に、請求項5
に記載のように、携帯型情報記憶手段としてICカード
またはICチップを用いることができる。
【0009】この請求項1または3の記載の発明の作用
により、ICカード等の携帯型情報記憶手段を持ってい
る人や識別情報を入力できる人のみが情報の処理を行う
ことができることとなる。換言すれば、ICカード等の
携帯型情報記憶手段が、記憶媒体、処理機器あるいは車
自体と同時に盗難に遇わない限りは、情報の復号化を行
えなかったり処理機器の作動の許可が与えられない。そ
の結果、情報を確実に保護することができる。
【0010】また、記憶媒体に記憶する情報は、請求項
6,7,8に記載のように、有料情報または著作権を有
する情報であったり、配信された情報であったり、特
に、配信情報は車に搭載された無線機を用いてインフラ
側端末機のアンテナと通信することにより得たものとす
ることができる。さらに、請求項9に記載のように、イ
ンフラ側端末機のアンテナは、店舗の構内に配置され、
店舗の構内に駐車した状態で車載無線機によりインフラ
側端末機のアンテナと通信するものとすることができ
る。
【0011】また、請求項10に記載のように、復号化
するための情報が記憶された携帯型記憶媒体を利用者が
入手し、これを読み出して、暗号処理された配信情報を
復号化したり、請求項11に記載のように、携帯型情報
記憶手段に、配信を受ける際の暗号化のための情報を記
憶しておき、携帯型情報記憶手段の情報を情報読出手段
にて読み出して配信側に送ることができる。
【0012】また、請求項12に記載のように、携帯型
情報記憶手段に、配信を受ける際の支払い情報または資
格を確認するための情報を記憶しておき、携帯型情報記
憶手段の情報を情報読出手段にて読み出して配信側に送
るようにしたり、請求項13に記載のように、配信を受
ける際に、支払い情報または資格を確認するための情報
を入力し配信側に送るようにしたり、請求項14に記載
のように、利用者が配信を受ける前に、携帯型情報記憶
手段を入手したり、請求項15に記載のように、車載用
情報処理システムに備わった複数のアプリケーションの
ための情報を1つの記憶媒体に記憶したり、請求項16
に記載のように、車両の走行を可能とするための電子キ
ーに復号化のための情報または識別情報を記憶してもよ
い。
【0013】また、請求項17に記載のように、記憶媒
体と処理機器と情報読出手段とは一体化されていたり、
請求項18に記載のように、記憶媒体と、処理機器と、
情報読出手段と、情報の配信を受けるための車載用通信
機器とは、一体化されていてもよい。あるいは、請求項
19に記載のように、記憶媒体と処理機器と情報読出手
段とは、その内の別体化されたものが、一体化されたも
のと通信できるようにしたり、請求項20に記載のよう
に、記憶媒体と、処理機器と、情報読出手段と、情報の
配信を受けるための車載用通信機器とは、その内の別体
化されたものが、一体化されたものと通信できるように
してもよい。
【0014】また、請求項21に記載のように、記憶媒
体と、処理機器と、情報の配信を受けるための車載用通
信機器とは、一体化されていたり、請求項22に記載の
ように、記憶媒体と、処理機器と、情報読出手段と、情
報の配信を受けるための車載用通信機器とは、一体化さ
れていてもよい。あるいは、請求項23に記載のよう
に、記憶媒体と、処理機器と、情報の配信を受けるため
の車載用通信機器とは、その内の別体化されたものが、
一体化されたものと通信できるようにしたり、請求項2
4に記載のように、記憶媒体と、処理機器と、情報読出
手段と、情報の配信を受けるための車載用通信機器と
は、その内の別体化されたものが、一体化されたものと
通信できるようになっていたり、請求項25に記載のよ
うに、情報読出手段が別体化される場合に、車外で、当
該情報読出手段にて読み出した情報を利用してもよい。
ここで、請求項26に記載のように、車外での情報の利
用とは、情報読出手段にて、復号化のための情報と、識
別情報と、情報の配信を受ける際の暗号化のための情報
と、決済または資格確認のための情報のいずれかを読み
出して、この情報を用いて、車外の機器における情報の
復号化と、処理機器の作動の許可と、配信のいずれかを
行うものとしてもよい。
【0015】また、請求項27に記載のように、記憶媒
体の情報と、携帯型情報記憶手段の復号化のための情報
と、情報の配信を受ける際の暗号化のための情報と、決
済または資格確認のための情報の少なくともいずれか
を、当該情報が記録されている媒体間で転送できるよう
にしたり、請求項28に記載のように、記憶媒体の情報
と、識別情報と、情報の配信を受ける際の暗号化のため
の情報と、決済または資格確認のための情報の少なくと
もいずれかを、当該情報が記録されている媒体間で転送
できるようにしてもよい。
【0016】さらに、請求項29に記載のように、記憶
媒体の情報と、携帯型情報記憶手段の復号化のための情
報と、情報の配信を受ける際の暗号化のための情報と、
決済または資格確認のための情報の少なくともいずれか
を、当該情報が記録されている媒体から、別の携帯型記
憶媒体に転送できるようにしたり、請求項30に記載の
ように、記憶媒体の情報と、識別情報と、情報の配信を
受ける際の暗号化のための情報と、決済または資格確認
のための情報の少なくともいずれかを、当該情報が記録
されている媒体媒体から、別の携帯型記憶媒体に転送で
きるようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。図1には、本実施形態
における車載用情報処理システムの全体構成を示す。ま
た、図2には、システム構成を示す。この車載用情報処
理システムは、車内において音楽等の有料情報の配信を
受けて当該情報を車載機器のメモリ(ハードディスク)
111に記憶保持し、必要な時に再生して利用するもの
である。
【0018】図1において、通信端末としてDSRC車
載機100を用いている。つまり、DSRC車載機10
0は、自動車に搭載され、インフラ側アンテナ200と
の間でDSRC(Dedicated Short Range Commu
nication;狭域通信)を行うものである。詳しくは、無
線機101とデータボックス102とオーディオプレー
ヤー103とリモコン付カードリーダライタ104を備
えている。無線機101にはデータボックス102が接
続され、データボックス102にはハードディスク11
1が内蔵され、このハードディスク111に有料情報が
記憶される。この有料情報は、暗号化された状態でハー
ドディスク111に保持されている。つまり、著作権の
保護を図るべく、暗号化された有料情報に対し車内の有
料情報の利用を前提として、ハードディスク111にお
いて再生時以外は有料情報を暗号化した状態で保持して
いる。この情報は復号鍵で復号化することにより再生可
能な状態にすることができる。なお、暗号化された情報
は圧縮された状態で保管してもよい。データボックス1
02には再生機器としてのオーディオプレーヤー103
が接続され、オーディオプレーヤー103は再生器とス
ピーカを含む。
【0019】リモコン付カードリーダライタ104は、
ICカード105,106の情報を読み出したり書き込
んだりすることができる。ICカード105は、クレジ
ットカードやメンバーカードが使用され決済を行うため
の決済情報が記憶されている。また、ICカード105
には、復号化情報としての復号鍵が記憶され、この鍵は
暗号化された情報を復号化するためのものである。IC
カード105に記憶する復号鍵に関して、復号鍵そのも
のでなくても、例えば復号鍵に対し「1」を加算したデ
ータを記憶しておき、復号鍵として使用する際に、読み
出し値に対し「1」を減算したものを用いてもよい。
【0020】また、図1のICカード106には識別情
報が記憶されている。この識別情報は車載機器を作動さ
せるための情報(機器作動化情報)であって、この情報
の入力によって認証処理が行われてオーディオプレーヤ
ー103の作動(起動)が許可されることとなる。
【0021】ICカード105,106に関して、IC
カードは接触型ICカード(端子型ICカード)と非接
触型ICカードに大別できるが、本例のリーダライタ1
04は接触型ICカードと非接触型ICカードのいずれ
にも対応できるようになっており、しかも、2枚以上の
ICカードが同時に差し込まれても各々の情報を読み出
したり書き込んだりできるようになっている。図3を用
いてリモコン付カードリーダライタ104を詳しく説明
する。リモコン付カードリーダライタ104は、入力キ
ー104aと、表示部(ディスプレイ)104bと、送
受信器104cと、接触型ICカードインターフェース
104dと、非接触型ICカードインターフェース(ア
ンテナ)104eとを備えている。接触型ICカードイ
ンターフェース104dにて接触型ICカードと情報の
やり取りができるとともに、非接触型ICカードインタ
ーフェース104eにて複数の非接触型ICカードと情
報のやり取りができる。つまり、1つのカード挿入口に
複数枚のICガードを差し込むことができ、複数枚の非
接触型ICカードに対し同時に通信できる特徴を利用し
ている。また、表示部104bでの画面表示にて配信の
際のプロバイダ側の意図を伝えたり、入力キー104a
の操作にて受信側の選択を行うことができる。
【0022】さらに、リーダライタ104の送受信器1
04cにてデータボックス102と光や電波により通信
を行うことができ、具体的には無線通信手段として赤外
線通信(IrDA)やBluetoothやワイヤーレ
スLANなどを用いる。なお、無線通信手段の代わりに
有線通信手段としてRS232C、USB、10BAS
E−T、100BASEなどを用いてもよい。また、図
2のオーディオプレーヤー103は、機器作動状態にあ
るときにおいてデータボックス102のハードディスク
111のデジタル情報を処理回路113が復号変換した
ものを人間が認識できる音声・画像という形にする。
【0023】このように、車載用情報処理システムは、
暗号化された情報を記憶したハードディスク(記憶媒
体)111と、ハードディスク111に記憶した情報を
処理する処理回路113と、処理した情報を再生するオ
ーディオプレーヤー(処理機器)103とを備えてお
り、同システムは情報処理として再生の他にも情報の記
録や情報の移送を行うことができるようになっている。
【0024】ここで、購入者(利用者)が所有する無線
機101を介して受信した有料情報(コンテンツ)は、
データボックス102のハードディスク111に記憶
(格納)される。
【0025】インフラ側として、図1のアンテナ(イン
フラ側端末機のアンテナ)200は店舗の構内に配置さ
れ、駐車した車に搭載された無線機101と通信を行う
ことができるようになっている。つまり、クライアント
端末側にとっては、車に搭載された無線機101を用い
て、店舗の構内に駐車した状態で、インフラ側端末機に
おける店舗の構内に配置されたアンテナ200と無線通
信を行うことができる。このアンテナ200が通信回線
とインターネットを介してプロバイダ(コンテンツサー
バ)300と繋がっている。このように、データ通信に
より有料情報をコンテンツプロバイダから購入者に配信
できるようになっている。
【0026】なお、ここでの店舗として、コンビニエン
スストアやガソリンスタンドやカーディラー等を想定し
ている。プロバイダ(コンテンツサーバ)300はホス
トコンピュータ301とデータベース302を管理して
いる。データベース302には有料情報(コンテンツ)
が記憶されている。プロバイダ300は、移動する車へ
の情報配信の仕組みを総括している。
【0027】図2のシステム構成図において、車載機の
無線機101は電話網201とゲートウェイ202とイ
ンターネット203を介してプロバイダ(コンテンツサ
ーバ)300に接続される。プロバイダ(コンテンツサ
ーバ)300には銀行やクレジット会社や郵便局といっ
た決済機関が契約し接続している。つまり、購入者(消
費者)との料金受け渡しは、銀行、クレジット会社、郵
便局、コンビニエンスストア等が使われる。
【0028】図2のカードリーダライタ104を用い
て、料金を引き落とすべく使用者を確認する情報を入力
することができる。具体的には、クレジットカードとし
てのICカード105を差し込むことにより決済を行う
ことができる。なお、カードリーダライタ104の代わ
りに、テンキー等により暗証番号、会員番号等の資格情
報を入力するようにしてもよい。この入力情報は、無線
機101からプロバイダ300に送られ、照合し認証す
ることにより(配信してもよい使用者であるか否かを判
断し確認がとれれば)、情報配信が行われることにな
る。
【0029】図2のプロバイダ(コンテンツサーバ)3
00は契約者や売上や認証に関わる顧客情報を所有して
おり、プロバイダ300のデータベース302には、前
述したように有料情報(コンテンツ)が記憶されてい
る。
【0030】有料情報(コンテンツ)として、例えば、
音楽データ、有料ホテル予約情報、有料チケット予約情
報、画像データ、イベント情報、会員向け宣伝広告、映
画データ、英語教材、カラオケ練習曲等を挙げることが
できる。この有料情報(コンテンツ)は、プロバイダ3
00から、特定の契約者や料金決済を行うことができる
購入者(消費者)などに対して配信が行われる。
【0031】次に、車載用情報処理システムの作用を説
明する。車載機100においてカードリーダライタ10
4に両ICカード105,106を差し込んだ状態から
ICカード105の情報を読み取り、車載機100から
決済情報と個人情報(車側無線機用ID、オーディオプ
レーヤー用ID、記憶媒体用IDや認証に関わる情報)
がインフラ側無線機を介してプロバイダ300に送られ
る。プロバイダ300において照合(暗証番号の照合や
機器IDの照合)し認証される。これにより、車側(利
用者)の正当性が確認される。そして、正常な照合結果
が得られると、プロバイダ300から配信メニューがイ
ンフラ側無線機と車側無線機を介して利用者でのリーダ
ライタ104に送られる。配信メニューはディスプレイ
で表示され、メニューの中から購入者によって希望する
情報が選択される。そのメニュー選択情報は、車側無線
機とインフラ側無線機を介してプロバイダ300に送ら
れる。これに応答して、プロバイダ300は、要求され
た有料情報と、場合によっては復号鍵情報と機器作動化
情報(識別情報)を送出する。この時、いずれの情報も
セキュリティ性を上げるために、暗号化された状態で送
られることが望ましい。
【0032】そして、プロバイダ300からの有料情報
がインフラ側無線機と車側無線機を介してデータボック
ス102に送られ、ハードディスク111に有料情報が
記憶される(デジタル情報が記憶される)。この電子情
報の供給の際に、供給側と受領側の取決めにより、通常
は受領側がこの供給に対する支払いを供給側に保証した
り、場合によって再生のための機器を特定することを加
えるようにすることもできる。一方、復号鍵はICカー
ド105に記憶されるとともに機器作動化情報(識別情
報)はICカード106に記憶される。
【0033】その後、情報配信の受け取りを完了したこ
とを通知することを意味する承認が行われ、リーダライ
タ104から承認(著名)が車側無線機とインフラ側無
線機を介してプロバイダ300に送られる。このように
して情報の配信を受けた後においては、ICカード10
5,106は利用者(運転者等)が所持しており、利用
時(運転時等)のみ車内に持ち込まれる。
【0034】ここで、有料情報購入の際の決済方法につ
いて言及する。情報を配信する際に料金決済を行うやり
方と、暗号化された情報を復号化するための鍵を配信す
る(または配信以外の販売を行う)際に料金決済するや
り方の二つがある。この場合、暗号化された情報(コン
テンツ)は無料としてもよいが、少なくとも、復号鍵情
報が有料であることが望ましい。つまり、暗号化された
情報(コンテンツ)と復号鍵情報を共に車外の店舗で購
入する場合には、通常の物品を購入するときと同様の支
払いにて決済をするが、車内で無線機を経由して決済を
する場合には、次の手順にて決済を行う。
【0035】手順1).コンテンツあるいは復号鍵情報
を配信側が送信する前に、車内に配置のカードリーダラ
イタと通信するICカードの認証を行い、決済のために
正当なものであることを確認する。
【0036】手順2).ICカードが正当であると確認
後、配信及び決済処理を行う。この際、手順1,2は前
後が逆になってもよい。 手順3).復号鍵情報をICカードに保管する場合に
は、手順2)の正当であると確認されたICカード、あ
るいは、これと同時に車内に配置されたカードリードラ
イタを介して別のICカードに保管する。つまり、復号
鍵情報を配信する場合において、手順2において正当で
あると確認されたICカードに復号鍵情報を記憶するこ
とを原則とし、カードリーダライタを用いて別のICカ
ードに復号鍵情報を記憶することも可能である。
【0037】手順4).場合によって、ICカードの所
有者の認証が必要な場合に、車内認証機構を利用して個
人の認証を行うようにしてよい。作用説明に戻り、上述
したようにコンテンツの配信を受けた後において、音楽
を聞く際には次のようにする。
【0038】まず、ICカード105,106をリーダ
ライタ104に差し込み、ICカード105の復号鍵お
よびICカード106の機器作動化情報(識別情報)を
読み出す。この機器作動化情報(識別情報)はデータボ
ックス102に送られる。そして、データボックス10
2において機器作動化情報(識別情報)の入力による認
証処理が行われ、正当性が確認されるとオーディオプレ
ーヤー103の作動(起動)が許可される。
【0039】引き続き、処理回路113においてICカ
ード105の復号鍵で、ハードディスク111の有料情
報、即ち、暗号化された情報(コンテンツ)が復号され
る。この復号化された情報は、オーディオプレーヤー1
03に送られ、再生されてスピーカーから音として出力
される。なお、圧縮された暗号化情報(コンテンツ)
は、解凍され再生される。
【0040】このように、本実施の形態は下記の特徴を
有する。 (イ)暗号化された情報を記憶したハードディスク(記
憶媒体)111と、ハードディスク111に記憶した情
報を処理する処理回路(処理機器)113及びオーディ
オプレーヤー(処理機器)103とを備えた車載用情報
処理システムにおいて、ICカード(携帯型情報記憶手
段)105に復号化のための情報を記憶しておき、IC
カード105の情報をカードリーダライタ(情報読出手
段)104にて読み出し、この情報でハードディスク1
11の情報を復号化するようにした。 (ロ)情報を記憶したハードディスク(記憶媒体)11
1と、ハードディスク111に記憶した情報を処理する
処理回路(処理機器)113と再生するオーディオプレ
ーヤー(処理機器)103とを備えた車載用情報処理シ
ステムにおいて、識別情報の入力による認証処理にてオ
ーディオプレーヤー(処理機器)103の作動を許可す
るようにした。詳しくは、ICカード(携帯型情報記憶
手段)106に識別情報を記憶しておき、ICカード1
06の識別情報をカードリーダライタ(情報読出手段)
104にて読み出すことにより識別情報の入力を行うよ
うにした。
【0041】この(イ),(ロ)により、ICカード1
05,106等の携帯型情報記憶手段を持っている人
(広義での識別情報を入力できる人)のみが情報の処理
(電子情報の再生)を行うことができることとなる。換
言すれば、ICカード105,106等の携帯型情報記
憶手段が、ハードディスク111、処理回路113、オ
ーディオプレーヤー103あるいは車自体と同時に盗難
に遇わない限りは、情報の復号化を行えなかったりオー
ディオプレーヤー103の作動の許可が与えられない。
その結果、情報を確実に保護することができる。
【0042】つまり、車の環境にあっても、電子情報化
が進む中で、車に新たに配信される情報、あるいはこれ
を保管・再生する車載機器の付加価値は上昇していく。
これに対して、配信される情報の著作権の保護、車内に
留まる電子情報と車載機器の盗難対策、そして、これに
車内での決済を含めた統合管理システムとして、ICカ
ードを利用し、車を離れるときには、このICカードを
共に車外に持ち出すことによって車内に留まるもの全て
が盗難にあっても、それ自体は電子情報を有効に利用す
ることはできず、よって価値を持たない。また、本シス
テムの社会への周知により、今後飛躍的に付加価値が増
加する車載機器および電子情報(コンテンツ)の車内か
らの盗難に対して抑止効果が生まれる。
【0043】なお、ICカードを有効化する暗証番号を
必要とするシステム構成とすれば、ICカードが盗難に
遇っても情報の保護を図ることができる。また、図1の
場合には、ICカード105におけるID番号と復号鍵
情報とICカード106の機器作動化情報(識別情報)
という3種類の情報を用いているので、より確実に有料
情報(コンテンツ)の保護を図ることができる。
【0044】また、決済のための正当性を確認する方法
として、無線機を用いてカードリーダライタによるIC
カードの認証を行うという手法は、配信での決済の他に
も数々の決済を行う際に使用できる。例えば、ガソリン
スタンドで、ガソリン代金の決済をICカードを利用す
る場合に、カードを店舗側の従業員に手渡すことなく、
カードの情報がコピーされる危険を恐れずに決済が可能
である。また、この時、個人認証のための暗証番号等の
入力も、音声認識・声紋認識・テンキー入力を行うこと
ができる機器が車内に配置されていれば、車の中である
ために、車外の他人に見られたり聞かれたりする機会が
少なく周りを気にせず入力できるとともに暗証番号等の
個人情報を傍受される危険を減らすことができる利点が
ある。
【0045】また、車内での決済であることから、外界
から無線等により車内に配信される電子情報の受信のル
ートおよび時間帯を同等とすることにより、サービスの
受信と支払いの同時性を高め、配信側と受信側ともに清
算に対する不安を低減できる。
【0046】なお、上述の(イ),(ロ)の両方をシス
テム中に組み込んだが、(イ)のみ、あるいは(ロ)の
みをシステム中に組み込んでもよい。(イ)のみをシス
テム中に組み込む場合において、暗号化された有料情報
(コンテンツ)は、車内に配置されたカードリーダライ
タにてICカードの鍵情報を読み出し、鍵情報を用いて
有料情報を復号化し、かつ、既に起動している再生機器
での再生動作を行うこととなるが、他にも、ICカード
の鍵情報を用いて復号化のみを行えるようにし、別の再
生開始スイッチの操作により再生機器での再生動作を行
うようにしてもよい。また、(ロ)のみをシステム中に
組み込む場合において、オーディオプレーヤー103の
作動を許可する代わりに暗号化された情報(コンテン
ツ)の復号化を許可するようにしてもよい(識別情報の
入力による認証処理にて、暗号化された情報の復号化を
許可する)。
【0047】図1のカードリーダライタ104は、無線
機101、データボックス102、オーディオプレーヤ
ー103のいずれかと一体化されていてもよく(例え
ば、カードリーダライタ104とオーディオプレーヤー
103とが一体化)、また、カードリーダライタ104
と無線機101とデータボックス102とオーディオプ
レーヤー103が全て一体化されていてもよい。あるい
は、データボックス102とオーディオプレーヤー10
3とを一体化してもよい。また、ICカード105,1
06の代わりにICチップを用いてもよい。
【0048】このように、記憶媒体111と処理機器1
02,103と情報読出手段104とは一体化されてい
たり、記憶媒体111と、処理機器102,103と、
情報読出手段104と、情報の配信を受けるための車載
用通信機器101とは、一体化されていてもよい。ある
いは、記憶媒体111と処理機器102,103と情報
読出手段104とは、その内の別体化されたものが、一
体化されたものと通信できるようになっていたり、記憶
媒体111と、処理機器102,103と、情報読出手
段104と、情報の配信を受けるための車載用通信機器
101とは、その内の別体化されたものが、一体化され
たものと通信できるようになっていてもよい。また、記
憶媒体111と、処理機器102,103と、情報の配
信を受けるための車載用通信機器101とは、一体化さ
れていたり、記憶媒体111と、処理機器102,10
3と、情報読出手段104と、情報の配信を受けるため
の車載用通信機器101とは、一体化されていてもよ
い。あるいは、記憶媒体111と、処理機器102,1
03と、情報の配信を受けるための車載用通信機器10
1とは、その内の別体化されたものが、一体化されたも
のと通信できるようになっていたり、記憶媒体111
と、処理機器102,103と、情報読出手段104
と、情報の配信を受けるための車載用通信機器101と
は、その内の別体化されたものが、一体化されたものと
通信できるようになっていたり、情報読出手段104が
別体化される場合に、車外で、当該情報読出手段104
にて読み出した情報を利用するようにしたり、車外での
情報の利用とは、情報読出手段104にて、復号化のた
めの情報と、識別情報と、配信を受ける際の暗号化のた
めの情報と、決済または資格確認のための情報のいずれ
かを読み出して、この情報を用いて、車外の機器におけ
る情報の復号化と、処理機器の作動の許可と、配信のい
ずれかを行うようにしてもよい。
【0049】又、決済または資格確認のための情報を利
用して、配信以外のサービスを受けることができるよう
にしてもよい。以下、これまで説明してきた実施形態に
対する応用例や変形例について説明する。
【0050】配信の際の端末機として、図1では車載機
を用いたが、この他にも、図4に示すように、インター
ネット端末、自販機タイプ(キオスク型端末)、携帯電
話、PHS、その他の無線通信機などを用いることがで
きる。また、データ通信方式として、インターネット、
衛星通信、DSRC、光ビーコン、電波ビーコン等のい
ずれか、あるいは組み合わせて用いることができる。さ
らに、無線通信を行う際には、DSRC、マイクロ波
帯、準マイクロ波帯等を使用することができる。さらに
は、データ通信方法は、無線、有線を問わず、例えば、
車載機であってもコンビニエンスストア等の所定の場所
において有線にて通信してもよい。なお、図4の場合、
データボックス102およびリーダライタ104の機能
として、情報の書き込み・読み出し、ヒューマン・マシ
ン・インターフェース(HMI;例えばテンキーやタッ
チパネル等)、セキュリティ(相互認証や著作権保
護)、データ復号、データ解凍、カード決済といった機
能を具備している。この場合、車載アプリケーションに
よるサービスとして音楽配信の他にも、例えば、ニュー
ス配信、シナリオ朗読配信、英語教材配信、地図更新配
信、車両診断送信、Eメール送受信、ファックス受信、
インターネット検索等を行うことができるようにしても
よい。
【0051】また、車載アプリケーションとしてデータ
ボックス102にはオーディオを接続したが、他にも図
5に示すように、カーナビゲーション、携帯端末(PD
A;Personal Digital Assistant)、パーソナルコ
ンピュータ(PC)、車内LAN等に接続してもよい。
なお、図5においては無線機101に、送信・受信機能
に加えて、リーダライタ機能、HMI機能、セキュリテ
ィ機能、カード決済機能を付加している。
【0052】機器作動化情報(識別情報)を記憶するも
のとして、図1のICカード106の他にも、図6の電
子キー402を用いてもよい。つまり、電子キー402
と車載側受信器401の間に電気的結合が生じればオー
ディオプレーヤー103等の機器を作動可能にする(電
子キー402と車両側との間で通信できるようにし、電
子キー402に作動化情報を記憶しておき、電子キー4
02の結合にて情報を読み出して作動可能にする)。あ
るいは、電子キー402に復号化のための情報を記憶し
てもよく、要は、電子キー402に復号化のための情報
と識別情報の少なくともいずれか一方を記憶する。電子
キー402を用いる場合、車自体の走行のための機器
(燃料噴射弁を制御するエンジン制御用ECU400)
を起動するための電子キーを兼用してもよい。即ち、イ
モビキー(盗難防止用照合コード記憶キー)を兼ねるよ
うにしてもよい。このように、車両の走行を可能とする
ための電子キー402に復号化のための情報または識別
情報を記憶することもできる。
【0053】あるいは、機器作動化情報(識別情報)は
車載機器の内部に保管しておき、暗証番号等をボタン操
作等により入力して機器の作動を許可してもよい。ま
た、暗号化された情報(コンテンツ)は、車載機に対し
無線通信にて直接に配信し保管したが、この他にも、C
D−ROM等で車内に持ちこみ、これを読取装置を用い
て読み出し、ハードディスク111に移送あるいはコピ
ーしてもよい。あるいは、CD−ROM(図7の符号1
60で示す)やDVD等で車内に持ちこみ、これを読取
装置を用いて読み出して再生することもできる。具体的
には、暗号化された状態での有料情報(コンテンツ)を
図1のハードディスク111ではなくメモリカード15
0に記憶しておき、オーディオプレーヤー103にメモ
リカード150をセットすることにより、同メモリカー
ド150に記憶した音楽を聞くことができるようにして
もよい。この場合、車内に配信された情報を車外に持ち
出すことができる。具体的には、図7に示すように、転
送システムを使用して、暗号化された情報と復号化情報
を着脱可能なメモリ(メモリカード150)に入れる。
このメモリカード150は車外においても所定の複製・
移動・書き込み・再生等に関する制限が加わった状態で
の再生を行うことができる。あるいは、情報量によって
はICカードに転送し記憶してもよい。
【0054】また、ICカード105に保管する復号鍵
に関する情報、つまり、暗号化された車内の有料情報を
復号する鍵情報は、車内へ無線通信にてカードリーダラ
イタを経由してICカード105に配信側から車内へ直
接、配信したが、この他にも、(i)車外の店舗等でIC
カードを受領あるいは購入してもよい。つまり、ICカ
ード購入前あるいは購入時に、鍵情報を車外でICカー
ドに保管する。このように、復号化するための情報が記
憶されたICカード等の携帯型記憶媒体を利用者が入手
(購入)し、これを読み出して、暗号処理された配信情
報を復号化するようにしてもよい。あるいは、(ii) 各
カードにそれぞれ復号鍵に関する情報が記憶されている
場合において、車載用情報処理システム内においてデー
タのやりとり(転送)ができるようにし、復号鍵に関す
る情報を全て1つのカードにまとめて記憶するようにし
てもよい。具体的には、ICカードに記憶された鍵情報
をリーダライタにて読み出して、この鍵情報を他のIC
カードに記憶して、1枚のカードに複数の鍵情報を記憶
する。例えば、図7においてICカード108がクレジ
ットカードやプリペイドカードであり、資格情報が記憶
されている場合において、当該ICカード108に鍵情
報をまとめて記憶しておく。
【0055】また、ICカード等の携帯型情報記憶手段
に、配信を受ける際の暗号化のための情報を記憶してお
き、携帯型情報記憶手段の情報をカードリーダライタ等
の情報読出手段にて読み出して配信側(プロバイダ)に
送るようにしてもよい。例えば、図7の非接触型ICカ
ード107に暗号化のための情報を記憶しておき、リモ
コン付カードリーダライタ104にて読み出して無線機
101で送る。つまり、利用者がアクセスした際、その
人の個人情報や機器情報や決済情報で鍵を形成して、暗
号化して配信することで、第三者がコピーしたり盗んだ
としても、個人情報や機器情報や決済情報がない場合に
は再生(復号)することは不可能であり、よって、著作
権保護や盗難防止効果が生まれる。
【0056】図7に示すように、復号鍵と識別情報と暗
号化情報を1枚のカード108に転送して記憶するよう
にしてもよい。詳しくは、当初においては四枚のICカ
ード105,106,107,108にはそれぞれ、復
号化のための情報、識別のための情報、暗号化のための
情報、資格情報(クレジッシカードかプリペイドカー
ド)が記憶されている。そして、四枚のICカード10
5,106,107,108を一度にリモコン付カード
リーダライタ104に差込む。この際、接触型ICカー
ド108は端子がリーダライタ104の端子読出し部に
当たり、非接触型ICカード105,106,107は
アンテナにて通信できる(図3参照)。そして、リモコ
ン付カードリーダライタ104の操作によりデータボッ
クス102の制御回路を動作させて情報転送システムを
立ち上げる。この後、リモコン付カードリーダライタ1
04に表示される指示に従い、ICカード105の復号
鍵とICカード106の識別情報とICカード107の
暗号化情報をICカード(クレジットカード)108に
転送させる。これによって、ICカード105の復号鍵
とICカード106の識別情報とICカード107の暗
号化情報は消える。以後、ICカード(クレジットカー
ド)108のみを挿入すれば、暗号化情報をプロバイダ
に送ることができるとともに、暗号化された音楽情報の
復号化およびオーディオプレーヤー103の作動の許可
が行われ、車内に音楽が流れる。車から離れる時は、こ
のICカード108をリーダライタ104から抜き、車
外に持ち出すこのように、メモリ(記憶媒体)111の
情報と、ICカード(携帯型情報記憶手段)105の復
号化のための情報と、ICカード107の暗号化のため
の情報と、ICカード108の決済または資格確認のた
めの情報の少なくともいずれかを、当該情報が記録され
ている媒体間で転送できるようにしてもよい。あるい
は、メモリ(記憶媒体)111の情報と、ICカード1
06の識別情報と、ICカード107の暗号化のための
情報と、ICカード108の決済または資格確認のため
の情報の少なくともいずれかを、当該情報が記録されて
いる媒体間で転送できるようにしてもよい。
【0057】また、メモリ(ハードディスク)111の
情報によっては、この情報もICカード108に転送す
ることができるようにしてもよい。つまり、図7におい
て、配信情報のICカードでの車外持ち出しができるよ
うにしてもよい。
【0058】また、図7のICカード105をリモコン
付カードリーダライタ104に差し込み、携帯型記憶媒
体(図7ではメモリカード)150をオーディオプレー
ヤー103に差し込む。そして、リモコン付カードリー
ダライタ104を操作して、データボックス102の制
御回路を動作させて情報転送システムを立ち上げる。こ
の後、リモコン付カードリーダライタ104に表示され
る指示に従い、ICカード105の復号鍵とメモリ11
1にある暗号化された音楽情報を、メモリカード150
へ転送する。このメモリカード150には、暗号化され
た情報と復号鍵が入り、車外にあっても、車内と同等な
所定の複製・移動・書込み・再生等に関する制限が加わ
った状態での再生が行われるので、著作権を保護した形
での車外への持ち出しが実現できる。
【0059】図8を用いて、複数の情報を1枚のカード
に記憶する方式と、配信情報のICカードでの車外持ち
出しを行う方式について、詳しい説明を加える。図8
は、ICカード105〜108、離脱着可能な携帯型メ
モリ150、電子キー402間で情報の転送を行うこと
ができる構成であることを示し、リモコン付カードリー
ダライタ104は、接触型ICカードインターフェース
41と非接触型ICカードインターフェース42と処理
制御部(マイコン)43と表示部44と通信部45と操
作入力部46を備えている。このリモコン付カードリー
ダライタ104に、ICカード105〜108を差し込
むことができるようになっている。データボックス10
2は、記憶媒体111と送受信器112と処理回路11
3と通信部114を備えている。さらに、オーディオプ
レーヤー103は、メモリインターフェース31と録再
生制御部32と処理制御部33と通信部34を備えてい
る。このオーディオプレーヤー103に携帯型メモリ1
50を差し込むことができるようになっている。また、
電子キー402はエンジン制御用ECU400および通
信部114,34と通信できるようになっている。
【0060】次に、情報のやり取りについて説明する。
図8には、ICカード105,106,107,10
8、携帯型メモリ150、電子キー402間における情
報X1,X2,X3,Tの流れも併記している。
【0061】まず、ICカード105,106,10
7,108をリモコン付カードリーダライタ104に挿
入すると、処理制御部(マイコン)43が、非接触型I
Cカードインターフェース42を介してICカード10
5の復号化のための情報X1、ICカード106の識別
のための情報X2、ICカード107の暗号化のための
情報X3を読み出す。そして、この情報を接触型ICカ
ードインターフェース41を介してICカード108に
転送して、記憶する。これらの処理状況は、処理制御部
(マイコン)43が表示部44に出力し、操作入力部4
6からの指示に従い実行される。
【0062】一方、ICカード105の復号化のための
情報X1と記憶媒体111の暗号化された音楽情報Tと
の携帯型メモリ150への転送が行われる。詳しくは、
ICカード105の復号化のための情報X1は、処理制
御部43によって読み出され、通信部45を介してデー
タボックス102に送信される。そして、送受信器11
2を経て、処理回路113に情報が伝わる。この処理回
路113は、記憶媒体111から暗号化された音楽情報
Tを読み出し、2つの情報X1,Tを合わせて、通信部
114を介してオーディオプレーヤー103に送信す
る。そして、通信部34を経て処理制御部33は受信し
た情報X1,Tをメモリインターフェース31を介して
携帯型メモリ150に記憶する。通信部114で接続さ
れている電子キー402にも同様に記録できる。
【0063】このように、記憶媒体111の情報と、I
Cカード(携帯型情報記憶手段)105の復号化のため
の情報と、ICカード107の暗号化のための情報と、
ICカード108の決済または資格確認のための情報の
少なくともいずれかを、当該情報が記録されている媒体
から、別の携帯型記憶媒体150に転送できるようにし
てもよい。あるいは、記憶媒体111の情報と、ICカ
ード106の識別情報と、ICカード107の暗号化の
ための情報と、ICカード108の決済または資格確認
のための情報の少なくともいずれかを、当該情報が記録
されている媒体媒体から、別の携帯型記憶媒体150に
転送できるようにしてもよい。
【0064】以上で、図8の説明を終える。復号鍵に関
する情報の供給の際には、単純な送信様式、または、あ
る種の暗号化された様式でなされ、受信側で変換等がな
され、最終的に復号鍵情報として保管される訳である
が、供給側と受領側の取決めにより、一つの暗号化情報
に対して複数のものを車内に保管してもよい。通常は、
受領側がこの供給に対する支払いを供給側に保証するこ
とにより保管が実施される。あるいは、再生を許可する
機器の種類あるいは個体を特定する情報も含んだ形で保
管してもよい。この場合には、保管の前に、供給側と受
領側で、再生の条件を規定するための種類あるいは個体
を認識できるように車載機器を特定できるようにしてお
く。
【0065】ICカードへの機器作動化情報(識別情
報)の供給・保管方法として、車へ無線機を経由して、
車内に配置された機器における識別情報を確認した後、
電子情報を、車内に配置されたICカードリーダライタ
にてICカードに直接に書き込むようにしたが、他に
も、ケース1として、車外の店舗等で、車載機器を購入
する段階で、機器作動化情報(識別情報)を保管する記
憶媒体(ICカードなど)を受領する。あるいは、ケー
ス2として、ケース1における機器作動化情報(識別情
報)を保管する記憶媒体(ICカードなど)を、車内に
配置されたカードリーダライタにて機器作動化情報(識
別情報)を他のICカードに転送して記憶する。このと
き、複数枚のカードの各機器作動化情報(識別情報)を
まとめて1枚のカードに記憶することも可能である。さ
らに、ケース3として、機器作動化情報(識別情報)を
車載機器の内部に保管する。この場合には、車載機器自
体へ起動の都度、暗証番号を入力すると、車載機器の作
動(起動)が有効化できる。
【0066】なお、機器作動化情報(識別情報)の供給
には、単純な送信方式か、ある種の暗号化された様式で
なされ、受信側で変換等がなされ最終的に機器作動化情
報(識別情報)として保管される。これは、図1,2の
場合も同様である。
【0067】ICカードは、クレジットカードのように
個人を特定する情報を含むカードとして使うだけでな
く、他に、他のアプリケーションにも使えるようにした
り(利用方法を特定する情報を含むカードとして使った
り)、プラチナカード・ゴールドカードのようにサービ
スを利用できる権限を決定する情報を含むカードとして
使うことも可能である。加えて電子キー(イモビキー)
の機能も付加できる。
【0068】また、ICカードの種類として、接触型I
Cカードであっても非接触型ICカードであってもよ
い。非接触型ICカードには、2つ以上の変調あるいは
符号化方式(無線方式)の異なる非接触型ICカードを
用いてもよい。
【0069】また、車内のカードリーダライタは、車外
の決済のためのICカードを通信領域に配置し、決済用
プロバイダと無線機を介して通信可能な状態で、カード
の有効性を判定でき、車内のカードリーダライタが通常
の固定店舗でのCAT(Card Authorization Termi
nal )として機能するようにしてもよい。ここで、車内
に配置される個人認証方式として、本人の声紋での認
証、音声認識あるいは車内の番号入力機構による暗証番
号入力での認証などの方式を採ることもでき、いずれも
車内の環境に適合するものである。
【0070】また、図1のICカード105,106の
情報を読み取ることができるカードリーダライタと同じ
ものを車外において設置し、このカードリーダライタを
情報処理機器(再生機器)につなぎ、ICカード10
5,106の情報(復号鍵、機器作動情報)を車外で読
み出して情報の復号化を行ったり処理機器の作動を許可
するようにしてもよい。つまり、車外において図1のI
Cカード105,106の情報(復号化のための情報ま
たは識別情報)を読出装置にて読み出し、この情報を用
いて車外の機器における情報の復号化または処理機器の
作動の許可を行うようにしてもよい。
【0071】車載用情報処理システムにおいて、後日、
セキュリティのレベルを変更するといった運用方法の機
能の追加や更新ができるようにしてもよい。この場合、
ICカードのリーダライタの代わりに、DVDのリーダ
ライタやCDのリーダライタを用いてもよい。あるい
は、リーダライタとして、バージョンアップ用リーダラ
イタとして用いることも可能である。
【0072】図1では、暗号化された情報はデータボッ
クスのハードディスク111に、復号化情報と決済情報
(個人ID)と機器作動化情報(識別情報)はICカー
ドに配置したが、これら4情報は必要に応じて任意の車
載機器に配置して、車内で受信した情報の著作権を保護
するとともに放置される車の財産(車載機器)を保護す
ることができる。
【0073】記憶媒体に記憶する音楽等の情報は、有料
情報に限ることなく、無料であっても著作権を有する情
報であってもよい。また、車載用情報処理システムに備
わった複数のアプリケーション(例えば、図4のオーデ
ィオ、ナビ…)のための情報を1つの記憶媒体(図1で
はハードディスク111)に記憶してもよい。
【0074】また、識別情報の入力による認証処理にて
オーディオプレーヤー103の作動を許可するだけでな
く、他の車載機器(カーラジオ等)の作動を許可するよ
うにしてもよい。あるいは、識別情報の入力による認証
処理にてカーラジオ等の車載機器のみの作動を許可する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態における情報配信システムの全体構
成図。
【図2】 実施形態におけるシステム構成図。
【図3】 リモコン付カードリーダライタの詳細説明
図。
【図4】 別例の情報配信システムの全体構成図。
【図5】 別例の情報配信システムの全体構成図。
【図6】 別例の情報配信システムの全体構成図。
【図7】 別例の情報配信システムの全体構成図。
【図8】 情報配信システムのブロック図。
【符号の説明】
100…DSRC車載機、101…無線機、102…デ
ータボックス、103…オーディオプレーヤー、104
…リーダライタ、105…ICカード、106…ICカ
ード、107…ICカード、108…ICカード、11
1…メモリ、113…処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G07F 17/00 G06K 19/00 Q (72)発明者 松元 学 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B035 BB09 BC03 BC05 CA22 CA23 5B058 CA13 CA15 KA01 KA06 KA12 KA33 YA13 5J104 AA07 AA15 KA02 NA35 NA36 NA37 NA41 5K101 KK18 LL12 MM07 NN15 NN18 NN21 PP04

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗号化された情報を記憶した記憶媒体
    (111)と、当該記憶媒体(111)に記憶した情報
    を処理する処理機器(102,103)とを備えた車載
    用情報処理システムであって、 携帯型情報記憶手段(105)に復号化のための情報を
    記憶しておき、携帯型情報記憶手段(105)の情報を
    情報読出手段(104)にて読み出し、この情報で記憶
    媒体(111)の情報を復号化するようにしたことを特
    徴とする車載用情報処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車載用情報処理システ
    ムにおいて、 携帯型情報記憶手段(105)はICカードまたはIC
    チップであることを特徴とする車載用情報処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 情報を記憶した記憶媒体(111)と、
    当該記憶媒体(111)に記憶した情報を処理する処理
    機器(102,103)とを備えた車載用情報処理シス
    テムであって、 識別情報の入力による認証処理にて、処理機器(10
    2,103)の作動を許可、または、暗号化された情報
    の復号化を許可するようにしたことを特徴とする車載用
    情報処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車載用情報処理システ
    ムにおいて、 携帯型情報記憶手段(106)に識別情報を記憶してお
    き、携帯型情報記憶手段(106)の識別情報を情報読
    出手段(104)にて読み出すことにより識別情報の入
    力を行うようにしたことを特徴とする車載用情報処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の車載用情報処理システ
    ムにおいて、 携帯型情報記憶手段(106)はICカードまたはIC
    チップであることを特徴とする車載用情報処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車
    載用情報処理システムにおいて、 記憶媒体(111)に記憶する情報は、有料情報または
    著作権を有する情報であることを特徴とする車載用情報
    処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車
    載用情報処理システムにおいて、 記憶媒体(111)に記憶する情報は、配信された情報
    であることを特徴とする車載用情報処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車載用情報処理システ
    ムにおいて、 配信された情報は、車に搭載された無線機(101)を
    用いてインフラ側端末機のアンテナ(200)と通信す
    ることにより得たものであることを特徴とする車載用情
    報処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の車載用情報処理システ
    ムにおいて、 インフラ側端末機のアンテナ(200)は、店舗の構内
    に配置され、店舗の構内に駐車した状態で車載無線機
    (101)によりインフラ側端末機のアンテナ(20
    0)と通信するようにしたことを特徴とする車載用情報
    処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 復号化するための情報が記憶された携帯型記憶媒体を利
    用者が入手し、これを読み出して、暗号処理された配信
    情報を復号化するようにしたことを特徴とする車載用情
    報処理システム。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 携帯型情報記憶手段(107)に、配信を受ける際の暗
    号化のための情報を記憶しておき、携帯型情報記憶手段
    (107)の情報を情報読出手段(104)にて読み出
    して配信側に送るようにしたことを特徴とする車載用情
    報処理システム。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 携帯型情報記憶手段(108)に、配信を受ける際の支
    払い情報または資格を確認するための情報を記憶してお
    き、携帯型情報記憶手段(108)の情報を情報読出手
    段(104)にて読み出して配信側に送るようにしたこ
    とを特徴とする車載用情報処理システム。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 配信を受ける際に、支払い情報または資格を確認するた
    めの情報を入力し配信側に送るようにしたことを特徴と
    する車載用情報処理システム。
  14. 【請求項14】 請求項11または12に記載の車載用
    情報処理システムにおいて、 利用者が配信を受ける前に、前記携帯型情報記憶手段
    (107,108)を入手するようにしたことを特徴と
    する車載用情報処理システム。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の車載用情報処理システムにおいて、 車載用情報処理システムに備わった複数のアプリケーシ
    ョンのための情報を1つの記憶媒体(111)に記憶し
    たことを特徴とする車載用情報処理システム。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
    の車載用情報処理システムにおいて、 車両の走行を可能とするための電子キー(402)に復
    号化のための情報または識別情報を記憶したことを特徴
    とする車載用情報処理システム。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と処理機器(102,103)と情
    報読出手段(104)とは一体化されていることを特徴
    とする車載用情報処理システム。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と、処理機器(102,103)
    と、情報読出手段(104)と、情報の配信を受けるた
    めの車載用通信機器(101)とは、一体化されている
    ことを特徴とする車載用情報処理システム。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と処理機器(102,103)と情
    報読出手段(104)とは、その内の別体化されたもの
    が、一体化されたものと通信できるようになっているこ
    とを特徴とする車載用情報処理システム。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と、処理機器(102,103)
    と、情報読出手段(104)と、情報の配信を受けるた
    めの車載用通信機器(101)とは、その内の別体化さ
    れたものが、一体化されたものと通信できるようになっ
    ていることを特徴とする車載用情報処理システム。
  21. 【請求項21】 請求項3に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と、処理機器(102,103)
    と、情報の配信を受けるための車載用通信機器(10
    1)とは、一体化されていることを特徴とする車載用情
    報処理システム。
  22. 【請求項22】 請求項3に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と、処理機器(102,103)
    と、情報読出手段(104)と、情報の配信を受けるた
    めの車載用通信機器(101)とは、一体化されている
    ことを特徴とする車載用情報処理システム。
  23. 【請求項23】 請求項3に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と、処理機器(102,103)
    と、情報の配信を受けるための車載用通信機器(10
    1)とは、その内の別体化されたものが、一体化された
    ものと通信できるようになっていることを特徴とする車
    載用情報処理システム。
  24. 【請求項24】 請求項4に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)と、処理機器(102,103)
    と、情報読出手段(104)と、情報の配信を受けるた
    めの車載用通信機器(101)とは、その内の別体化さ
    れたものが、一体化されたものと通信できるようになっ
    ていることを特徴とする車載用情報処理システム。
  25. 【請求項25】 請求項19,20,24のいずれか1
    項に記載の車載用情報処理システムにおいて、 情報読出手段(104)が別体化される場合に、車外
    で、当該情報読出手段(104)にて読み出した情報を
    利用するようにしたことを特徴とする車載用情報処理シ
    ステム。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の車載用情報処理シ
    ステムにおいて、 車外での情報の利用とは、情報読出手段(104)に
    て、復号化のための情報と、識別情報と、情報の配信を
    受ける際の暗号化のための情報と、決済または資格確認
    のための情報のいずれかを読み出して、この情報を用い
    て、車外の機器における情報の復号化と、処理機器の作
    動の許可と、配信のいずれかを行うものである車載用情
    報処理システム。
  27. 【請求項27】 請求項1に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)の情報と、携帯型情報記憶手段(1
    05)の復号化のための情報と、情報の配信を受ける際
    の暗号化のための情報と、決済または資格確認のための
    情報の少なくともいずれかを、当該情報が記録されてい
    る媒体間で転送できるようにしたことを特徴とする車載
    用情報処理システム。
  28. 【請求項28】 請求項3に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)の情報と、識別情報と、情報の配信
    を受ける際の暗号化のための情報と、決済または資格確
    認のための情報の少なくともいずれかを、当該情報が記
    録されている媒体間で転送できるようにしたことを特徴
    とする車載用情報処理システム。
  29. 【請求項29】 請求項1に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)の情報と、携帯型情報記憶手段(1
    05)の復号化のための情報と、情報の配信を受ける際
    の暗号化のための情報と、決済または資格確認のための
    情報の少なくともいずれかを、当該情報が記録されてい
    る媒体から、別の携帯型記憶媒体(150)に転送でき
    るようにしたことを特徴とする車載用情報処理システ
    ム。
  30. 【請求項30】 請求項3に記載の車載用情報処理シス
    テムにおいて、 記憶媒体(111)の情報と、識別情報と、情報の配信
    を受ける際の暗号化のための情報と、決済または資格確
    認のための情報の少なくともいずれかを、当該情報が記
    録されている媒体媒体から、別の携帯型記憶媒体(15
    0)に転送できるようにしたことを特徴とする車載用情
    報処理システム。
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