JP2002056786A - イオン注入装置用のイオン源 - Google Patents

イオン注入装置用のイオン源

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JP2002056786A
JP2002056786A JP2001233659A JP2001233659A JP2002056786A JP 2002056786 A JP2002056786 A JP 2002056786A JP 2001233659 A JP2001233659 A JP 2001233659A JP 2001233659 A JP2001233659 A JP 2001233659A JP 2002056786 A JP2002056786 A JP 2002056786A
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ion
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yoke
magnet assembly
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ハラルド バンデルバーグ ボー
Thomas N Horsky
ネイル ホースキー トーマス
Frank Raymond Trueira
レイモンド トルエイラ フランク
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    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J27/02Ion sources; Ion guns
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン化室に強力で均一な磁界を作り出しかつ
それを維持して、非常に高いイオン化効率を可能にする
イオン注入装置用のイオン源を提供すること。 【解決手段】本発明のイオン源は、部分的に壁によって
区画され、かつイオンビームが経路に沿って引き出され
る開口18を有するイオン化室と、イオン化室の全体を取
り囲み、閉じた形状のヨーク46を有して、このヨークの
まわりに少なくとも1つのコイル49,51が巻き付けられ
ている磁石アセンブリ45とを備える。ヨーク46は、一般
的にトロイダル形状であり、一対の対向磁極48a,48bを
含み、イオン源の動作中、コイルによって発生した磁力
線の大部分が、第1の対向磁極48aから出てイオン化室
を通過して第2の対向磁極48bに入る。磁石アセンブリ4
5から生じる浮遊磁界が、開口18から引き出されたイオ
ンビームの経路に直交する方向に指向し、イオン化室内
において比較的均一となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にイオン注
入装置等の半導体処理装置の分野に関し、特に、イオン
注入装置等に使用するためのイオン源において、磁界を
発生するための磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の大規模製造において、イオン
注入は、シリコンウェハまたはガラス基板等の加工物(w
orkpiece) に不純物を注入するために産業界において標
準的に受け入れられた技術になってきた。従来のイオン
注入装置は、所望のドーパント元素をイオン化して、そ
れを加速して規定エネルギのイオンビームを形成できる
ようにするイオン源を含む。このビームは加工物の表面
に向けられ、加工物にドーパント元素を注入する。
【0003】イオンビームの活性化イオンが加工物の表
面に貫入して、その物質の結晶格子に埋め込まれること
によって、所望の導電率を有する領域を形成する。この
イオン注入処理は、一般的に、ガス分子との衝突による
イオンビームの拡散を防止すると共に、空気中浮遊粒子
によって加工物が汚染される危険性を最小限に抑える高
真空処理室内で実施される。
【0004】イオン線量及びイオンエネルギーは、注入
工程を定めるために用いられる2つの重要な変数であ
る。イオン線量は、与えられた半導体材料に対して注入
されたイオンの濃度に関係する。
【0005】一般的に、高電流注入装置(イオンビーム
電流が約10ミリアンペア(mA)以上)は高いイオン
線量の注入装置であり、中電流注入装置(イオンビーム
電流が約1mAまで可能)は、低いイオン線量のために
使用される。
【0006】イオンエネルギーは、半導体素子における
接合部深さを制御するために使用される。イオンビーム
を作り上げるイオンのエネルギーレベルは、注入された
イオンの深さの度合いを決定する。半導体素子における
レトログレード・ウエル(retrograde wells)を形成する
ために用いられる高いエネルギープロセスでは、数10
0万電子ボルト(MeV)に達する注入を必要とし、ま
た薄い接合部(shallowjunctions)を形成するために10
00電子ボルト(1KeV)以下のエネルギーが必要と
される。
【0007】通常のイオン源は、圧縮されたガス源から
直接、または蒸発させる固体から間接的に得られるイオ
ン化可能なドーパントガスを用いる。代表的なイオン源
となる元素は、ボロン(B)、リン(P)、ガリウム
(Ga)、インジウム(In)、アンチモン(Sb)、
ひ素(As)である。これらの元素は、固体またはガス
状態の形式で供給され、例えば、ボロンは、固体状態の
ボロンと、ガス状態の三フッ化ボロン(BF3)のいず
れかで供給される。
【0008】図1には、固体状態からイオン化を行う原
子を得るための一般的なイオン源10が示されている。
このイオン源は、陽極として作用するアーク室ACと、
この室内に置かれ陰極として作用するフィラメントFと
を有している。動作において、アーク電圧がフィラメン
トFとアーク室ACの壁との間に加えられる。熱的に活
性したフィラメントは、高エネルギーの電子Eを放出
し、電気的にアース側となる(即ち、比較的に正にバイ
アスされた)アーク室ACの壁に向けて加速される。ガ
スを含むボロンまたは燐が入口Iを介してアーク室AC
に供給される。
【0009】リペラRは、フィラメントFに対向するア
ーク室AC内に配置されている。セラミックの絶縁体C
は、アーク室の壁からフィラメントとリペラの両方を絶
縁する。このアーク室は、一般的にアース電位に維持さ
れている。このリペラは、静電的にフィラメントから放
出された電子Eを反射し、これらの電子をフィラメント
とリペラとの間のイオン化領域内の経路P1に閉じ込め
る。電子Eは、イオン化領域内でガス分子と衝突して、
解離および/またはイオン化する。このイオン化領域で
は、イオン化可能なガス分子と衝突する電子の数が最大
となる。正のイオンは、フィラメントが放出した電子E
によって電子がガス分子の外殻から分離されるときに作
り出される。このように、プラズマは、少なくとも部分
的に正に帯電したイオンから作り出される。一般的に正
に帯電したイオンビームは、負にバイアスされた電極
(図示略)によってアーク室内のイオン源開口SAを通
ってこのプラズマから引き出される。
【0010】リペラRに加えて、一般的に、イオン源
は、イオン源磁石SMを含む。このイオン源磁石SM
は、アーク室に沿って磁界を誘導する。この磁界によっ
て、螺旋軌道となるようにフィラメントFによって放出
された電子Eの経路P1が生じる。このため、さらに、
ガス分子と衝突する数が増加する。これにより、イオン
源磁石は、アーク室内のイオン化の効率を向上させる。
イオン源磁石の電流は、電源(図示略)によって調整さ
れ、引き出されたイオンビーム電流を最大にする。した
がって、イオン源磁石SMとリペラRは、アーク室のイ
オン化領域内にフィラメントFによって放出された高エ
ネルギーの電子を閉じ込める機能を果たす。
【0011】所定の電子温度での電子の閉じ込め効率
は、磁界の強さに従って増加し、ガスのイオン化速度
は、上昇する電子温度に従って増加する。それゆえ、イ
オン源のイオン化室内に強い磁界が誘導されることが望
ましい。しかし、イオン化室外、特に、イオンビーム経
路内における磁界は低く維持されるべきであり、その結
果、イオン注入装置の光学機器が逆に影響を受けないこ
とになる。最終的に、イオン化室の中央部分において、
均一な磁界が形成されることが望ましく、その理由は、
低い磁界勾配によって、より電子の閉じ込めが良くな
り、プラズマも安定する。
【0012】しかし、このように、イオン源磁石をイオ
ン化室に近接して配置すると、イオンビームに悪影響を
与える浮遊磁界が誘導される。特に、イオン化室外の浮
遊磁界は、引出し電極の領域に伸びるイオンビーム経路
に平行であるので、放射特性に影響を与える。さらに、
従来のイオン源磁石は、イオン化室内に非均一磁界を与
え、イオン化室において、イオン化の不安定と電磁ノイ
ズをもたらす。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、イ
オン源のイオン化室に強力で均一な磁界を作り出しかつ
それを維持して、非常に高いイオン化効率を可能にする
イオン注入装置用のイオン源を提供することを目的とし
ている。本発明のさらなる目的は、磁界がイオン化室内
に導かれ、かつ集中するような機構を提供することであ
る。また、本発明の別な目的は、このような磁界を発生
するとともに、イオン化室外の浮遊磁界を最小にして、
イオンビームの放射特性を改善することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各請求項に記載の構成を有する。本発明
のイオン源は、少なくとも部分的に壁によって区画さ
れ、かつイオンビームが経路に沿って引き出される開口
を有するイオン化室と、イオン化室の全体を取り囲み、
閉じた形状のヨークを有して、このヨークのまわりに少
なくとも1つのコイルが巻き付けられている磁石アセン
ブリとを備えている。
【0015】少なくとも1つのコイルは、一対のコイル
からなり、ヨークは、さらに、一対の対向磁極を含み、
前記イオン源の動作中、前記コイルによって発生した磁
力線の大部分が、第1の対向磁極から出てイオン化室を
通過して第2の対向磁極に入るようになっている。さら
に、他の実施形態によれば、ヨークは、一般的にトロイ
ダル形状であり、このトロイダルヨークは、イオン化室
の周囲を取り囲んでいる。
【0016】また、磁石アセンブリによって生じる浮遊
磁界(stray magnetic fields)が、開口から引き出され
たイオンビームの経路に直交する方向に指向する。磁石
アセンブリによって生じる磁界は、イオン化室内におい
て比較的均一となっている。磁石アセンブリによって出
力される主たる磁界は、イオン化室内で比較的均一であ
り、それゆえ、この磁石アセンブリの効率が高められ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図2において、イオン注入装置のための
イオン源10が示されており、このイオン源には、本発
明のリペラ(repeller)100を含んでいる。イオン源
10は、イオン化室を区画する壁12を含み、このイオ
ン化室14内にプラズマが形成される。イオン源の開口
プレート16は、その中に開口18を有し、引出し電極
20,22によってイオン化室14からイオンビームB
を経路P2に沿って引き出すことができる。
【0018】引出し電極は、一般的に開口プレート16
及び他のイオン化室の壁12に対して負にバイアスされ
ており、イオン化室から引き出されたイオンビームは、
主として正イオンを含んでいる。アルミニウムの支持脚
24,26は、それぞれハーフリング28,30を支持
し、イオン源ハウジング34内のグラファイト製インサ
ート32を介してイオンビームBを導いている。
【0019】イオン源アセンブリの支持管36は、イオ
ン化室を取り囲んで支持し、かつ取り付けフランジ38
に隣接している。絶縁体40は、イオン源ハウジング3
4上の取り付けフランジ38とフランジ42を電気的に
絶縁する。この絶縁体40は、必要とされる励起電圧か
らイオン源ハウジング34を絶縁しており、この励起電
圧が、アーク室14内にイオンを発生し、そして、この
室から放出されたイオンを加速する。
【0020】イオン化室14の壁12内には、間接的に
加熱された陰極44内に少なくとも部分的に含まれるフ
ィラメント(図示略)がある。イオン化室の一端には、
陰極44があり、また、陰極の反対側の他端には、リペ
ラ100が配置されている。アルゴン(Ar)等のスパ
ッタ用ガスは、入口35を介してイオン化室14に放出
され、フィラメントは、熱的に励起されて電子を放出す
る。これらのフィラメントにより放出された電子は、間
接的に熱せられた陰極44に向けて加速され、そしてこ
の陰極に衝突し、今度は、アーク室内から正イオンを作
り出す電子を放出する。
【0021】負電位にあるリペラ(または反陰極)10
0は、以下で説明するようにエンドキャップの陰極44
に向けて戻る電子を反射する。これによって、リペラ1
00は、イオン化室内の陰極によって放出された電子を
中央に閉じ込めるように働く。これらの電子がスパッタ
用ガス分子と衝突する数が増加し、ガス分子がイオン化
される。
【0022】イオン化室のまわりには磁石アセンブリ4
5があり、これは、イオン源アセンブリの支持管36に
取り付けられている。磁石アセンブリ45は、一対のコ
イル49,51(図3参照)が巻きつけられた環状ヨー
ク46と、ヨーク46から伸び互いに径方向に対向する
磁極48と、磁極48の各々に取り付けられた熱シール
ド50とを含んでいる。また、非磁気シールド52が、
磁石アセンブリ全体の回りを取り囲み、この磁石アセン
ブリ45を、逆流する電子からシールドする。磁界は、
イオン化室14内に集中し、プラズマイオン化の比率を
高める。
【0023】磁石アセンブリ45は、図3において詳細
に示されている。環状(またはトロイダル形状)のヨー
クは、2つの鉄片46a,46bを一体に取り付けてリン
グを形成し、その回りにコイル49,51を巻き付ける
ことにより構成されている。磁極48aは、ヨークの半
分46aの一部分として形成され、磁極48bは、ヨー
クの半分46bの一部分として形成される。熱シールド
50a、50bは、それぞれイオン化室14内に発生す
る熱から磁極48a、48bを保護する。熱シールド5
0a,50bは、固定具56,56bによって適所に固定
される。
【0024】従来良く知られているように、コイル4
9,51に供給される電流によって、磁石に、環状ヨー
クの閉ループ構造を通る磁束を形成することができる。
図3は、各コイルによって発生した磁力線Fの方向を示
す。コイル49,51は、環状ヨークの周囲に関して反
対方向の磁力線を導く。磁束の大部分は、トロイダルヨ
ークによって導かれる。コイルによって誘導され磁極4
8bを出る磁力線は、イオン化室14を通り反対の磁極
48aに向けて、イオン化室14を通る共通の戻り経路
を有する。磁力線Fの一部は、トロイダル(環状体)の
外側を回る。
【0025】コイルは、イオン源および磁石アセンブリ
が配置されている真空中にコイルからの洩れ磁界を発生
している。従って、イオン化室内の正味の磁界は、ヨー
クから磁極片を通る戻り磁界と、コイルから真空中を通
る漏れ磁界との重ね合わせである。
【0026】図4〜図6は、3つの直交平面において形
成された、イオン源の磁石アセンブリによって発生する
磁界の強さの異なるパターン62,64を示している。
図4は、ヨーク46の平面における磁界の強さを示す。
図4に示すように、磁界の強さは、コイルの近くが最も
強力であり、そこから急勾配となり、イオン化室がある
平面の中央部分60では比較的均一である。このコイル
に対する中央部分領域60の磁界の強さは、起磁力が2
5(A)×225(巻数)に対して500ガウスのオー
ダーである。この磁界の強さは、コイル49,51、お
よびイオン化室14に密接するヨークを配置することに
よって最大となる。
【0027】図5は、ヨークの面に対して直交しかつ各
コイル49,51によって二分する平面における磁界の
強さを示す。また、図5は、この平面の中央部分62内
に強力で均一な磁界を、かつイオンビームの経路に低い
磁界強度の磁界があることを示している。
【0028】図6は、ヨークの面に対して直交し、かつ
各磁極48a、48bを二分する面に形成される磁界の
強さを示している。この平面における磁界のプロフィー
ルは、開口18に平行なイオン化室の中心軸に沿って対
称である。強力な磁界の勾配は、イオンビームの経路に
より低い磁界を有し、さらに、この磁界がトロイダルヨ
ークの中央を通っていることを示している。
【0029】このように、閉ループのヨーク46および
コイル49,51を含む本発明の新規な磁石アセンブリ
45を用いることによって、強力でかつ均一な磁界がイ
オン源のイオン化室内に作り出され、ビーム発散特性に
影響を与えることなく、イオン化速度とプラズマの安定
性を向上させることができる。さらに、コイル49,5
1によって発生する浮遊磁界が、イオンビーム経路に直
交する方向に向き、かつ低い状態で残り、また、この浮
遊磁界は、引出し電極16によって占有される領域内に
伸びない。このように、ビームラインの光学機器は影響
されることがない。
【0030】以上、本発明におけるイオン源用の新規な
磁石アセンブリの好ましい実施形態について記載してき
た。しかし、上述したこれらの記載は、単に例示のため
になされたものであり、本発明は、ここに記載した実施
形態に限定されるものではなく、種々の変更及び修正を
含み、添付された特許請求の範囲またはその技術的思想
から逸脱しない上述の記載を含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のイオン源を示す断面図である。
【図2】本発明の原理に従って構成されたイオン源の断
面図である。
【図3】図2のイオン源の3−3線に沿って見たイオン
源の前側から見た断面図である。
【図4】イオン源の磁石アセンブリによって発生する磁
界強さの一例を示す概略図である。
【図5】イオン源の磁石アセンブリによって発生する直
交平面における磁界強さのパターンの一例を示す斜視図
である。
【図6】イオン源の磁石アセンブリによって発生する直
交平面における磁界強さのパターンの他の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 イオン源 12 壁 14 イオン化室 18 開口 44 電子源 35 入口 45 磁石アセンブリ 46 ヨーク 48 磁極 49,51 コイル 100 リペラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ネイル ホースキー アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01719 ボックスボロー デポット ロー ド 816 (72)発明者 フランク レイモンド トルエイラ アメリカ合衆国 メイン 03909 ヨーク ブルーストーン レイン 60 Fターム(参考) 5C030 DD10 DE07 DG09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも部分的に壁(12)によって区画
    され、かつイオンビーム(B)が経路(P2)に沿って引
    き出される開口(18)を有するイオン化室(14)と、 前記イオン化室(14)の全体を取り囲み、閉じた形状の
    ヨーク(46)を有して、このヨークのまわりに少なくと
    も1つのコイル(49,51)が巻き付けられている磁石ア
    センブリ(45)と、を備えていることを特徴とするイオ
    ン注入装置用のイオン源。
  2. 【請求項2】少なくとも1つのコイルは、一対のコイル
    (49,51)からなり、前記ヨーク(46)は、さらに、一
    対の対向磁極(48a,48b) を含み、前記イオン源の動作
    中、前記コイルによって発生した磁力線(F)の大部分
    が、前記第1の対向磁極(48a)から出てイオン化室(1
    4)を通過して第2の対向磁極に入るようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載のイオン源。
  3. 【請求項3】前記ヨーク(46)は、一般的にトロイダル
    形状であり、このトロイダルヨークは、前記イオン化室
    (14)の周囲を取り囲んでいることを特徴とする請求項
    2記載のイオン源。
  4. 【請求項4】前記対向磁極(48a,48b)にそれぞれ取付け
    られる熱シールド(50a,50b) をさらに含むことを特徴
    とする請求項2記載のイオン源。
  5. 【請求項5】前記磁石アセンブリ(45)を取り囲む非磁
    性シールドをさらに含み、前記磁石アセンブリが逆流す
    る電子からシールドされていることを特徴とする請求項
    2記載のイオン源。
  6. 【請求項6】前記磁石アセンブリ(45)から生じる浮遊
    磁界が、前記開口(18)から引き出されたイオンビーム
    (B)の経路(P2)に直交する方向に指向することを
    特徴とする請求項5記載のイオン源。
  7. 【請求項7】前記磁石アセンブリ(45)から生じる前記
    磁界は、前記イオン化室(14)内において比較的均一で
    あることを特徴とする請求項6記載のイオン源。
JP2001233659A 2000-08-07 2001-08-01 イオン注入装置用のイオン源 Pending JP2002056786A (ja)

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