JP2002054519A - 燃料タンク用キャップ - Google Patents

燃料タンク用キャップ

Info

Publication number
JP2002054519A
JP2002054519A JP2001159824A JP2001159824A JP2002054519A JP 2002054519 A JP2002054519 A JP 2002054519A JP 2001159824 A JP2001159824 A JP 2001159824A JP 2001159824 A JP2001159824 A JP 2001159824A JP 2002054519 A JP2002054519 A JP 2002054519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
resin member
cap
annular
annular resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001159824A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Hirata
信弘 平田
Morihiko Kishi
森彦 岸
Hirozo Kamijo
博造 上條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP2001159824A priority Critical patent/JP2002054519A/ja
Publication of JP2002054519A publication Critical patent/JP2002054519A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製の燃料タンクの穴に取付けられるキャ
ップにおいて、燃料タンクに溶着される環状溶着部とキ
ャップ本体との接合力を高め、燃料蒸気等の透過防止性
をより高める。 【解決手段】 キャップ本体10のフランジ部12の下
面に、環状樹脂部材24をインサート成形によって取付
け、キャップ本体10の上記フランジ部12で燃料タン
ク30の穴31を覆い、上記環状樹脂部材24を燃料タ
ンク30に溶着させることによって、キャップ本体10
を燃料タンク30に装着する。環状樹脂部材24とキャ
ップ本体10との接合面は凹凸嵌合し、キャップ本体1
0が環状部材24に対して回り止めされている。キャッ
プ本体10は、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリアセタール、エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体、脂肪族ポリケトンなどで形成
され、環状樹脂部材24は変性ポリオレフィンなどで形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
樹脂製の燃料タンクの穴に取付けられ、外側には配管接
続のための管接続口等が設けられ、内側には弁体等が配
置される燃料タンク用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料タンクには、給油口に接続
された給油管、エンジンに接続された供給管、キャニス
タに接続された蒸気排出管などの各種の配管が接続され
る。これらの配管接続のため、管接続口を有するキャッ
プが、燃料タンクの穴を塞ぐように装着されている。特
にキャニスタに接続された蒸気排出管を接続するキャッ
プには、燃料の液面が上昇したとき管接続口の通路を閉
じるフロートバルブ等が装着されている。
【0003】例えば、特開2000−8981号には、
燃料タンクの上壁の穴を通して、フロート弁を内蔵した
ケース本体を挿入し、このケース本体の上面に管接続口
を設けると共に、上記ケース本体上面の周縁をフランジ
状に延出させ、このフランジ部下面を、オレフィン系樹
脂からなる環状溶着部を介して、燃料タンク本体に溶着
してなる燃料遮断弁が開示されている。
【0004】このように、ケース本体のフランジ部を、
オレフィン系樹脂からなる環状溶着部を介して、燃料タ
ンク本体に溶着する理由は、燃料タンクの穴を塞ぐケー
ス本体やフランジ部は、燃料非透過性の樹脂であること
が望まれるのに対し、そのような樹脂は、燃料タンク本
体に直接溶着しにくいという理由による。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開2000−8981号に示される燃料遮断弁では、環
状溶着部とケース本体との接合面が環状をなしているの
で、燃料タンクに溶着された環状溶着部に対して、管接
続口を有するケース本体が回ってしまうことがあり、そ
れによって両者の界面に微小な隙間ができて、燃料蒸気
等がこの隙間から透過してしまう虞れがあるという問題
があった。
【0006】したがって、本発明の目的は、樹脂製の燃
料タンクの穴に取付けられるキャップにおいて、燃料タ
ンクに溶着される環状溶着部とキャップ本体との接合力
を高め、燃料蒸気等の透過防止性をより高めたものを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、樹脂製の燃料タンクの穴に取付け
られるキャップであって、前記穴を覆う大きさのキャッ
プ本体と、このキャップ本体に一体成形された、前記燃
料タンクに溶着可能な環状樹脂部材とを有し、前記キャ
ップ本体と前記環状樹脂部材との接合面が凹凸嵌合し、
前記環状樹脂部材に対して前記キャップ本体が回り止め
されていることを特徴とする燃料タンク用キャップを提
供するものである。
【0008】上記第1の発明によれば、キャップ本体と
環状樹脂部材とが凹凸嵌合して接合していることによ
り、キャップ本体が環状樹脂部材に対して回ってしまう
ことが確実に防止され、両者の界面に隙間が発生するこ
とがないので、燃料蒸気の透過をより確実に防止するこ
とができる。
【0009】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記キャップ本体がポリブチレンテレフタレート、
ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、エチ
レン・ビニルアルコール共重合体、脂肪族ポリケトンか
ら選ばれた1種であり、前記環状樹脂部材が変性ポリオ
レフィンである燃料タンク用キャップを提供するもので
ある。
【0010】上記第2の発明によれば、キャップ本体が
上記材料からなることにより、ガソリン等の燃料に対す
る非透過性に優れ、しかも十分な強度を付与することが
できる。また、環状樹脂部材が上記材料からなることに
より、燃料タンク及びキャップ本体の双方に対して優れ
た溶着性が得られる。
【0011】なお、キャップ本体の材料としては、ポリ
ブチレンテレフタレートが最も好ましく、それによって
燃料非透過性をより高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜4には、本発明による燃料
タンク用キャップの1実施形態が示されている。図1
は、同燃料タンク用キャップの斜視図、図2は同燃料タ
ンク用キャップの断面図、図3は同燃料タンク用キャッ
プに用いられる環状樹脂部材の斜視図、図4は同環状樹
脂部材の断面図である。
【0013】図1、2に示すように、この燃料タンク用
キャップ1は、筒状のキャップ本体10を有している。
このキャップ本体10の上端は、図示しない燃料給油管
に接続される管接続口11をなし、管接続口11からや
や下方には、外周に広がるフランジ部12が形成され、
キャップ本体10の下端部には逆流防止弁13が設置さ
れている。
【0014】キャップ本体10の下端部は、筒部14に
拡径部15が連接され、この拡径部15の周壁には複数
の開口部16が形成されている。また、拡径部15の下
面には、スポーク17を介してバネ受け18が取付けら
れ、このバネ受け18の中心を貫通して、筒状ガイド1
9が形成されている。
【0015】前記逆流防止弁13は、筒部14内に摺動
可能に配置された弁体20を有し、弁体20は、前記筒
状ガイド19を受け入れるガイド穴21と、筒部14内
に伸びて上下摺動をガイドする複数の脚部22とを有し
ている。更に、弁体20と前記バネ受け18との間に
は、スプリング23が介装されている。そして、弁体2
0は、スプリング23の付勢力によって、常時はその下
縁外周23が筒部14の下端縁に係合する位置に配置さ
れ、筒部14の流路を塞いでいる。
【0016】しかしながら、図示しない自動車等の給油
口からガソリン等の燃料が給油されると、管接続口11
に連結された図示しない給油管を通して筒部14内に燃
料が供給され、その圧力によって弁体20がスプリング
23に抗して、下方に移動する。その結果、脚部22ど
うしの間隙が筒部14の下端開口部から突出し、筒部1
4から拡径部15に連通する通路が形成される。したが
って、燃料は、拡径部15を通ってタンク内に流入す
る。なお、燃料の供給が停止すると、スプリング23の
付勢力によって、再び弁体20が上昇し、筒部14の流
路が閉塞される。
【0017】キャップ本体10のフランジ部12の下面
には、環状樹脂部材24が一体に成形されている。図
3、4に示すように、環状樹脂部材24は、拡径部25
と縮径部26とを有し、その上面中央には、内周27が
凹凸状をなす開口部28が形成されている。そして、図
2に示すように、環状樹脂部材24は、キャップ本体1
0のフランジ部12の下面に溶着されて一体化されてい
る。この場合、環状樹脂部材24をキャップ本体10の
射出成形型に設置してインサート成形することにより、
環状樹脂部材24の縮径部26及び開口部28の内周2
7とがフランジ部12に溶着されている。
【0018】そして、この燃料タンク用キャップ1の筒
部14を、燃料タンク30の穴31を通して燃料タンク
30内に挿入し、フランジ部12の下面に装着された環
状樹脂部材24を燃料タンク30の外壁に当接させ、加
熱溶着させることによって、燃料タンク用キャップを燃
料タンク30に接合することができる。
【0019】なお、燃料タンク30は、燃料非透過性の
樹脂層(エチレン・ビニルアルコール共重合体など)
と、溶着性に優れた樹脂層(高密度ポリエチレンなど)
とを積層して構成され、外周は溶着性に優れた樹脂層と
なっている。また、キャップ本体10は、燃料非透過性
及び機械的強度に優れた樹脂、例えばポリブチレンテレ
フタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセ
タール、エチレン・ビニルアルコール共重合体、脂肪族
ポリケトンから選ばれた1種が好ましく使用される。こ
れらの樹脂は、ガラス繊維等で強化されていてもよい。
更に、環状樹脂部材24は、変性ポリオレフィンが好ま
しく使用される。
【0020】上記のような樹脂の組み合わせによれば、
変性ポリオレフィンからなる環状樹脂部材24を介し
て、キャップ本体10のフランジ部12を、燃料タンク
30に強固に溶着することができる。
【0021】なお、ポリブチレンテレフタレート樹脂と
しては、例えば「ジェラネックス」(商品名、ポリプラ
スチック株式会社製)、「ルミコン」(商品名、東レ株
式会社製)などが使用でき、エチレン・ビニルアルコー
ル共重合体としては、例えば「エバール」(商品名、ク
ラレ株式会社製)などが使用でき、脂肪族ポリケトンと
しては、例えば「カリロン」(商品名、シェル化学株式
会社製)などが使用できる。また、変性ポリオレフィン
としては、「モディック・AP」(商品名、三菱化学株式
会社製)、「アドマー」(商品名、三井化学株式会社
製)などが使用できる。
【0022】また、環状樹脂部材24の開口部28の内
周27が凹凸をなし、環状樹脂部材24と一体に成形さ
れたキャップ本体10のフランジ部12が、上記凹凸に
密接する凹凸をなして接合されているので、環状樹脂部
材24に対してフランジ部12が回り止めされ、燃料タ
ンク用キャップが燃料タンク30に溶着された状態で、
キャップ本体10が回転してしまうことはない。その結
果、キャップ本体10のフランジ部12と、環状樹脂部
材24との接合面が剥がれてしまうことはなく、燃料蒸
気に対する非透過性を維持することができる。
【0023】図5〜8には、本発明による燃料タンク用
キャップの他の実施形態が示されている。図5は、同燃
料タンク用キャップの斜視図、図6は同燃料タンク用キ
ャップの断面図、図7は同燃料タンク用キャップに用い
られる環状樹脂部材の斜視図、図8は同環状樹脂部材の
断面図である。
【0024】この燃料タンク用キャップ2は、前述した
ような燃料非透過性及び機械的強度に優れた樹脂からな
るキャップ本体40を有している。キャップ本体40の
上面には、L字状に屈曲されて開口が側方に向いた管接
続口41が取付けられ、この管接続口41の基部側には
外方に延出されたフランジ部42が形成されている。フ
ランジ部42の下面中央には、上記管接続口41の開口
部43が設けられている。開口部43は、外側に向けて
テーパ状をなしている。
【0025】また、フランジ部42の下面の周縁部に
は、前述したような変性ポリオレフィンからなる環状樹
脂部材44が、インサート成形によって一体化されて取
付けられている。この環状樹脂部材44は、図7、8に
示すように、拡径部45と縮径部46とを有し、その上
面中央には、内周47が凹凸状をなす開口部48が形成
されている。そして、図6に示すように、環状樹脂部材
44は、キャップ本体40のフランジ部42の下面に、
前記実施形態と同様な態様で一体化されて、溶着されて
いる。その結果、環状樹脂部材44の開口部48の内周
47の凹凸に、フランジ部42が密接して凹凸嵌合して
おり、環状樹脂部材44に対してキャップ本体40が回
り止めされている。
【0026】この燃料タンク用キャップ2の前記フラン
ジ部42の下面には、別体のフロート弁50が着脱可能
に装着されるようになっている。このフロート弁50
は、円筒状のケース51と、このケース51内に配置さ
れた弁体52とを有している。そして、ケース51の上
面中央には、前記弁体52の先細になった頂部53が進
入できる開口部54が設けられ、この開口部54の外周
が円筒状に突出して、この円筒部55が、フランジ部4
2の下面に形成された環状の溝49に嵌入するようにな
っている。更に、ケース51の上面の周縁はフランジ状
に広がり、そこにフランジ部42の下面に突設された図
示しない係合爪が挿入される係合孔56が形成されてい
る。
【0027】したがって、フランジ部42の環状の溝4
9に、フロート弁50の円筒部55を挿入し、フランジ
部42の下面の図示しない係合爪を、フロート弁50の
係合孔56に挿入することにより、フロート弁50が燃
料タンク用キャップ2の下面に取付けられるようになっ
ている。このフロート弁50を取付けられた燃料タンク
用キャップ2は、燃料タンク30の穴31を通してフロ
ート弁50をタンク内に挿入しながら、穴31を塞ぐよ
うに被せられ、前記環状樹脂部材44の下面を燃料タン
ク30に溶着させることによって、燃料タンク30に装
着される。
【0028】この状態で、自動車の振動などによって燃
料タンク30内の燃料の液面が上昇すると、弁体52が
浮き上がってその頂部53によって、管接続口41の開
口部43が閉塞され、燃料の流出を防止する。また、管
接続口41には、図示しないキャニスタに接続された燃
料蒸気排出管が接続される。そして、燃料タンク30内
に燃料蒸気がたまると、開口部43及び管接続口41を
通して燃料蒸気排出管に蒸気が流出し、キャニスタに送
られる。
【0029】そして、この実施形態においても、環状樹
脂部材44の開口部48の内周47が凹凸をなし、環状
樹脂部材44と一体に成形されたキャップ本体40のフ
ランジ部42が、上記凹凸に密接する凹凸をなして接合
されているので、環状樹脂部材44に対してフランジ部
42が回り止めされ、燃料タンク用キャップ2が燃料タ
ンク30に溶着された状態で、キャップ本体40が回転
してしまうことはない。その結果、キャップ本体40の
フランジ部42と、環状樹脂部材44との接合面が剥が
れてしまうことはなく、燃料蒸気に対する非透過性を確
実に維持することができる。
【0030】図9〜12には、本発明による燃料タンク
用キャップの他の実施形態が示されている。図9は、同
燃料タンク用キャップの斜視図、図10は同燃料タンク
用キャップの断面図、図11は同燃料タンク用キャップ
に用いられる環状樹脂部材の斜視図、図12は図11に
おけるA−A’矢示線に沿った断面図である。
【0031】この燃料タンク用キャップ3は、前述した
ような燃料非透過性及び機械的強度に優れた樹脂からな
るキャップ本体60を有している。キャップ本体60の
上面には、L字状に屈曲されて開口が側方に向いた管接
続口61が取付けられ、この管接続口61の基部側には
外方に延出されたフランジ部62が形成されている。ま
た、フランジ部62の下面中央から管63が延出されて
いる。
【0032】更に、フランジ部62の下面には、前述し
たような変性ポリオレフィンからなる環状樹脂部材64
がインサート成形により一体化されて取付けられてい
る。この環状樹脂部材64は、図11、12に示すよう
に、拡径部65と縮径部66とを有し、縮径部66の上
端は筒状に開口している。また、縮径部66の外周に放
射状に突出する複数の突起部67が形成されている。
【0033】そして、図10に示すように、キャップ本
体60のフランジ部62は、環状樹脂部材64の縮径部
66を囲むように一体成形されており、縮径部66の外
周の突起部67に密接して凹凸嵌合し、環状樹脂部材6
4に対してキャップ本体60が回り止めされている。
【0034】この燃料タンク用キャップ3は、燃料タン
ク30の穴31を通して管63をタンク内に挿入しなが
ら、穴31を塞ぐように被せられ、前記環状樹脂部材6
4の下面を燃料タンク30に溶着させることによって、
燃料タンク30に装着される。そして、管接続口61に
は、例えば図示しない燃料返送管などが接続されるよう
になっている。
【0035】そして、この実施形態においても、環状樹
脂部材64の突起部67により、環状樹脂部材64とキ
ャップ本体60とが凹凸嵌合して接合されているので、
環状樹脂部材64に対してフランジ部62が回り止めさ
れ、燃料タンク用キャップ3が燃料タンク30に溶着さ
れた状態で、キャップ本体60が回転してしまうことは
ない。その結果、キャップ本体60のフランジ部62
と、環状樹脂部材64との接合面が剥がれてしまうこと
はなく、燃料蒸気に対する非透過性を確実に維持するこ
とができる。
【0036】
【実施例】図5〜8に示したキャップ2について成形を
行い、キャップ本体40と環状樹脂部材44との密着性
を確認した。
【0037】キャップ本体の材料としては、ガラス繊維
強化ポリブチレンテレフタレート樹脂(商品名「ジェラ
ネックス3300」、ポリプラスチック株式会社製)を
使用した。また、環状樹脂部材の材料として、変性ポリ
オレフィン(商品名「モディック・AP」、三菱化学株
式会社製)を用いた。成形機としては、住友重機械工業
株式会社製「SGM」(商品名)を用いた。
【0038】先ず、環状樹脂部材を成形し(一次成
形)、これをキャップ本体用金型にセットして成形(二
次成形)した。一次成形及び二次成形の条件は下記表1
に示す通りである。
【0039】
【表1】
【0040】その結果、キャップ本体と環状部材とは高
い密着力を示し、しかもその接合面が凹凸嵌合して回り
止めされているため、非常に強固な接合となっていた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャップ本体と環状樹脂部材とが凹凸嵌合して接合して
いることにより、キャップ本体が環状樹脂部材に対して
回ってしまうことが確実に防止され、両者の界面に隙間
が発生することがないので、燃料蒸気の透過をより確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料タンク用キャップの1実施形
態を示す斜視図である。、
【図2】同燃料タンク用キャップの断面図である。
【図3】同燃料タンク用キャップに用いられる環状樹脂
部材の斜視図である。
【図4】同環状樹脂部材の断面図である。
【図5】本発明による燃料タンク用キャップの他の実施
形態を示す斜視図である。
【図6】同燃料タンク用キャップの断面図である。
【図7】同燃料タンク用キャップに用いられる環状樹脂
部材の斜視図である。
【図8】同環状樹脂部材の断面図である。
【図9】本発明による燃料タンク用キャップの更に他の
実施形態を示す斜視図である。
【図10】同燃料タンク用キャップの断面図である。
【図11】同燃料タンク用キャップに用いられる環状樹
脂部材の斜視図である。
【図12】図11におけるA−A’矢示線に沿った断面図
である。
【符号の説明】
1、2、3…燃料タンク用キャップ 10、40、60…キャップ本体 11、41、61…管接続口 12、42、62…フランジ部 24、44、64…環状樹脂部材 27、47…凹凸を有する内周 28、48…開口部 67…突起部 30…燃料タンク 31…穴
フロントページの続き (72)発明者 上條 博造 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町51番地 株式会社パイオラックス内 Fターム(参考) 3D038 CA04 CA15 CA25 CC04 CC05 CC17 CC20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の燃料タンクの穴に取付けられる
    キャップであって、前記穴を覆う大きさのキャップ本体
    と、このキャップ本体に一体成形された、前記燃料タン
    クに溶着可能な環状樹脂部材とを有し、前記キャップ本
    体と前記環状樹脂部材との接合面が凹凸嵌合し、前記環
    状樹脂部材に対して前記キャップ本体が回り止めされて
    いることを特徴とする燃料タンク用キャップ。
  2. 【請求項2】 前記キャップ本体がポリブチレンテレフ
    タレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタ
    ール、エチレン・ビニルアルコール共重合体、脂肪族ポ
    リケトンから選ばれた1種であり、前記環状樹脂部材が
    変性ポリオレフィンである請求項1記載の燃料タンク用
    キャップ。
JP2001159824A 2000-06-01 2001-05-29 燃料タンク用キャップ Pending JP2002054519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001159824A JP2002054519A (ja) 2000-06-01 2001-05-29 燃料タンク用キャップ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-164690 2000-06-01
JP2000164690 2000-06-01
JP2001159824A JP2002054519A (ja) 2000-06-01 2001-05-29 燃料タンク用キャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002054519A true JP2002054519A (ja) 2002-02-20

Family

ID=26593169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001159824A Pending JP2002054519A (ja) 2000-06-01 2001-05-29 燃料タンク用キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002054519A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005098229A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料タンク用継手
JP2006123576A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Piolax Inc 燃料逆流防止バルブ
JP2007191219A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Eaton Corp 燃料タンクの構成部品及びその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005098229A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料タンク用継手
US7467643B2 (en) 2003-09-25 2008-12-23 Toyoda Gosei Co., Ltd. Fitting for fuel tanks
JP2006123576A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Piolax Inc 燃料逆流防止バルブ
JP4660156B2 (ja) * 2004-10-26 2011-03-30 株式会社パイオラックス 燃料逆流防止バルブ
JP2007191219A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Eaton Corp 燃料タンクの構成部品及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6408867B2 (en) Fuel cutoff valve and fuel tank
US7267376B2 (en) Tube joint for fuel tank
US7556067B2 (en) Fuel tank filler neck assembly
US20020130515A1 (en) Structure for connecting tubular member to fuel tank
US7128346B2 (en) Structure for connecting tubular member to fuel tank
US7955675B2 (en) Weld joint for fuel tank
EP1415842B1 (en) Resin component welding structure
US6808209B2 (en) Attachment to be attached to fuel tank
US20080135562A1 (en) Fuel Tank Assembly and Fuel Tank
JP5352413B2 (ja) 燃料タンク用コネクタ
JP2002054519A (ja) 燃料タンク用キャップ
JP2009137488A (ja) 燃料タンク
JP3788581B2 (ja) 燃料タンクへの筒状体取付構造
JP4077616B2 (ja) 樹脂部品の溶着構造
JP4180872B2 (ja) 燃料タンクのチューブ接続口
JP3529727B2 (ja) 合成樹脂製燃料タンクに対する子部品結合部の構造
JP6788939B2 (ja) フィラーパイプの取付方法
JP2004345365A (ja) 樹脂製燃料タンクの構成部品
US20040020533A1 (en) Low permeation weldable fuel tank valve
EP1693241B1 (en) Fuel tank filler neck assembly
JP6863204B2 (ja) 逆止弁
JP2012192770A (ja) 燃料タンクのチューブの取付構造
JP2008168766A (ja) 燃料タンクのニップル取付構造
JP6635907B2 (ja) パイプの取付構造
JP2020157865A (ja) 逆流防止装置の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051125

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071217

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Effective date: 20080306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080603

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20080801

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080801

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080909

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20081031