JP2002053595A - アンジオテンシン変換酵素阻害物質とその製造法 - Google Patents

アンジオテンシン変換酵素阻害物質とその製造法

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JP2002053595A JP2000245853A JP2000245853A JP2002053595A JP 2002053595 A JP2002053595 A JP 2002053595A JP 2000245853 A JP2000245853 A JP 2000245853A JP 2000245853 A JP2000245853 A JP 2000245853A JP 2002053595 A JP2002053595 A JP 2002053595A
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真実 田中
Shigemitsu Kudo
重光 工藤
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毅 渡辺
Kazuyuki Oikawa
和志 及川
Teiji Uchida
悌治 打田
Takemichi Kanazawa
武道 金澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンジオテンシン変換酵素を有効に阻害するこ
とにより、血圧上昇を抑制する安全な物質を、食品素材
からみいだし、その阻害物質の構造を明らかにするとと
もに、簡単な濃縮法を開発し、アンジオテンシン変換酵
素阻害物質を含む食品素材を提供する。 【解決手段】原料大豆から水抽出処理により溶出させた
大豆蛋白質溶液を、蛋白質加水分解酵素により分解処理
して、逆相分配系樹脂に接触させ、この逆相分配系樹脂
に吸着した成分を含水有機溶媒により溶出せしめて、そ
の溶出させた吸着成分を主体とするアンジオテンシン変
換酵素阻害物質を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、アンジオテンシン
IからアンジオテンシンIIへの変換を触媒するアンジオ
テンシン変換酵素の阻害物質に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンジオテンシン変換酵素阻害物質が、
多くの研究で本態性高血圧症の治療に有用であることは
周知のとおりである。
【0003】アンジオテンシン変換酵素は、レニン・ア
ンジオテンシン系のなかで重要な役割をもつ酵素であ
る。即ち、血中のアンジオテンシンノーゲンに腎臓より
分泌される酵素レニンが作用し、昇圧活性の弱いアンジ
オテンシンIを生成する。これにアンジオテンシン変換
酵素が作用し、生体内で最も強力な昇圧ホルモンである
アンジオテンシンIIを生成する。このアンジオテンシン
IIは、直接作用として、末梢毛細血管を収縮させ交感神
経や副腎を刺激し、カテコールアミンの放出を促進する
ため血圧を上昇させる。このように、アンジオテンシン
変換酵素の機序が明らかとなり、アンジオテンシン変換
酵素を阻害することにより高血圧治療に有効性が確かめ
られている。
【0004】このような理論的裏付けから、近年、天然
物からアンジオテンシン変換酵素物質の検索が行われて
いる。日常摂取している食品素材中のアンジオテンシン
変換酵素阻害物質は合成阻害剤と比べ、副作用が無く、
長年の食経験から、その安全性が充分確かめられている
ことから、日常の食生活から血圧を正常に保つ効果が期
待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、天然物
および食品由来のアンジオテンシン変換酵素阻害物質
は、人体に対する安全性から重要性が高く、生活習慣病
予防のためにも大きな研究課題である。
【0006】本発明は、この課題を解決するためになさ
れたものであって、アンジオテンシン変換酵素を有効に
阻害することにより、血圧上昇を抑制する安全な物質
を、食品素材からみいだし、その阻害物質の構造を明ら
かにするとともに、簡単な濃縮法を開発し、アンジオテ
ンシン変換酵素阻害物質を含む食品素材を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的の
ため種々の研究を重ねて得られた知見に基づいて完成し
たものである。
【0008】即ち、広範囲の食品に用いられる大豆に
は、それの大豆蛋白質の中に、アンジオテンシン変換酵
素阻害物質の存在が推測され、そして、この大豆蛋白質
中のアンジオテンシン変換酵素阻害物質が、逆相分配系
樹脂に吸着される性質のものであることが判ってきた。
さらに、この阻害物質が、大豆を原料とし水抽出により
大豆蛋白質の溶液を調整し、それを蛋白質加水分解酵素
により分解して、逆相分配系樹脂に吸着させ、含水有機
溶媒により溶出することで、高収量に得られ、かつ、簡
単に濃縮することができる結果が得られたこと、そし
て、得られた阻害物質中の各成分について、クロマトグ
ラフィーを用いて、阻害活性の強い成分を単離し、その
成分のIc50および構造解析を行ったところ、この成分
が構造式Leu-Lys-Tyr および Val-Ala-Trpのアンジオテ
ンシン変換酵素阻害ペプチドであることが判ってきたこ
とによるものである。
【0009】そして、このことから、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、構造式 L
eu-Lys-Tyrおよび Val-Ala-Trpよりなるアンジオテンシ
ン変換酵素阻害ペプチドを主体とするアンジオテンシン
変換酵素阻害物質を提起し、また、大豆蛋白質溶液を蛋
白質加水分解酵素で分解後、直ちに逆相分配系樹脂に吸
着し、含水有機溶媒で溶出することを特徴とするアンジ
オテンシン変換酵素阻害物質の製造法を提起するもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明手段においては、広範囲の
食品にその素材として用いられている大豆を原料として
用い、この大豆を水抽出処理により、大豆蛋白質を溶出
させた大豆蛋白質溶液を調整する。
【0011】この大豆の水抽出液である大豆蛋白質溶液
を、蛋白質加水分解酵素により分解処理を行なわす。
【0012】次いで、この大豆蛋白質溶液の分解処理後
の分解液を、直ちに逆相分配系樹脂に接触させるが、こ
のとき、分解液は、遠心分離機にかけ、かつ、濾紙、ま
たは濾布による濾過を行なって、不溶物を取り除く処理
を行なうことが、逆相分配系樹脂の吸着能力を効率的に
する上において有効である。
【0013】また、分解液の逆相分配系樹脂に対する接
触は、分解液を、逆相分配系樹脂を充填したコラムに供
給して、そのコラム内を流過させることで行なうように
してよい。
【0014】これにより、逆相分配系樹脂に吸着させた
アンジオテンシン変換酵素阻害物質は、含水アセトニト
リル等の含水有機溶媒を用いて溶出させる。
【0015】この溶媒により溶出を行なう際も、吸着さ
せた前述の阻害物質の前記溶媒による溶出を効果的に行
わせるために、その溶媒を供給する前に、水の供給によ
り、水に溶解する物質を溶出させる処理を行なうことが
有効である。
【0016】含水有機溶媒により溶出させたアンジオテ
ンシン変換酵素阻害物質は、その溶出液を、濃縮し、凍
結乾燥することで、粉剤の、アンジオテンシン変換酵素
阻害ペプチドを主体とする食品素材の製品が粉末の形態
で得られるようになる。
【0017】このアンジオテンシン変換酵素阻害ペプチ
ドを主体とする食品素材は、前述の溶出液を、高速液体
クロマトグラフィーを用いて成分の単離を行ない、アセ
トニトリルでグラジエント溶出するなどにより、アンジ
オテンシン変換酵素阻害の活性の強い成分に単離精製さ
れた形態のものにし得る。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を具体的に説明する。 (実施例1)大豆4Kgを原料とし、その水抽出液を調整
し、蛋白質加水分解酵素により分解し、それの不溶物を
遠心および濾過により取り除き、この濾液を凍結乾燥す
ることにより、凍結乾燥物1.78Kgを得ることができ
た。また、アンジオテンシン変換酵素阻害活性のIC50
は254μg/mlであった。なお、ここで、濾液を凍結乾
燥したのは、IC50を測定するためであり、前述の、濾
液は、凍結乾燥を行わずに次の工程にすすめることが出
来る。
【0019】凍結乾燥物50g を1.5リットルの水に
溶解して前述の濾液の状態に戻し、これを、逆相分配系
樹脂を充填して予め水で平衡化したカラム(φ5×50
cm)に供給し、吸着を行なわせ、次いで3リットルの水
で溶出した後、3リットルの15%および35%含水ア
セトニトルにてステップワイズ溶出を行なった。ここで
用いた逆相分配系樹脂は、オクタデシルシリル(株式会
社ワイエムシー)を用いたが、何れの逆相分配系樹脂で
も使用できる。また、溶出にアセトニトリルを用いたが
これにかぎるものではない。更に、各溶出画分を濃縮・
凍結乾燥して、収量とアンジオテンシン変換酵素阻害活
性を測定した。その結果は、次に示す表1にあるよう
に、0%アセトニトリル溶出画分、即ち非吸着成分には
アンジオテンシン変換酵素阻害活性は検出されなかっ
た。
【0020】
【表1】
【0021】また、15%および35%アセトニトリル
溶出画分の両方には活性が検出された。このことからア
ンジオテンシン変換酵素阻害ペプチドは、逆相分配系樹
脂に吸着する性質を有し、しかも、多数存在すると推測
された。また、この結果から明らかなように一回の操作
によりアンジオテンシン変換酵素阻害活性の高い物質を
高収量で得ることができる。
【0022】カラムに充填した逆相分配系樹脂に吸着さ
せたアンジオテンシン変換酵素阻害物質の有効性を確か
めるため、高血圧自然発症ラット (SHR)を用いて検討し
た。
【0023】即ち、窒素源として20%カゼイン、15
%カゼインに、5%分離大豆蛋白質を上記のように処理
し、逆相分配系樹脂を充填したカラムにかけ、水溶出に
より非吸着成分を溶出後、15%および35%含水アセ
トニトリルで溶出し、その溶出画分を凍結乾燥し、粉末
状にしたアンジオテンシン変換酵素阻害物質の製品を加
え、合成飼料を作製し、これをSHR へ投与した。なお、
そのときの合成飼料の組成は、次に示す表2の通りであ
った。
【0024】
【表2】
【0025】この合成飼料を飲水とも自由に摂取させ
た。血圧は無麻酔下、非絶食下で尾動脈圧を測定した。
その結果、図1に示すように35%含水アセトニトリル
溶出画分に血圧上昇抑制効果が認められた。
【0026】(実施例2)実施例1に示したように、上
述の手段により得られたアンジオテンシン変換酵素阻害
物質の製品が実際にSHR の血圧上昇抑制作用を示すこと
から、その活性本体の単離精製を行なった。即ち、実施
例1における35%含水アセトニトリル溶出画分を凍結
乾燥した粉末0.5mgを水に溶解後、予め水で平衡化し
たInertsil ODS−2(φ4.6×250mm、ジーエルサ
イエンス株式会社)に供給し、高速液体クロマトグラフ
ィーを用いアセトニトリルでグラジェント溶出した。2
20nmの吸収度と各フラクションのアンジオテンシン変
換酵素阻害活性を図2に示した。フラクション番号7お
よび16に阻害活性が認められた。
【0027】続いて、Inertsil ODS−2(φ4.6×2
50mm、ジーエルサイエンス株式会社)を用いフラクシ
ョン番号7および16から活性成分の単離精製を高速ク
ロマトグラフィーで行なった。その結果図3および図4
にあるよう阻害活性の強い35%−7−4および35%
−16−3の2成分を分離することができた。また、単
離した成分のIC50および構造解析の結果を表3に示
す。
【0028】
【表3】
【0029】なお、この実施例におけるアンジオテンシ
ン変換酵素阻害率の測定は、公知のアンジオテンシン変
換酵素阻害活性測定法(Lieberman の測定法を改良した
山本等の方法)によって測定した。即ち、2.5mUのシ
グマ社製アンジオテンシン変換酵素(EC3.4.15.1ウサギ
肺由来)12.5mMのシグマ社製Hippuryl-His-Leuを用
い、生成した馬尿酸を高速液体クロマトグラフィーで分
離し228nmにおける吸光度を測定した。被験液での面
積をAa、被験液の代わりに水を加えたときの面積をAcと
し阻害率(%)を(1-Aa/Ac) ×100で求めた。また、
アンジオテンシン変換酵素阻害活率が50%になるのに
必要な阻害物質の濃度をIc50と定義し阻害活性の強さ
の指標とした。
【0030】(実施例3)実施例1にて血圧上昇抑制効
果が認められた35%含水アセトニトリル溶出画分につ
いて、実際にヒトに対する機能性を実証するため、高血
圧者および正常者のボランティアを募り、飲料水の形態
で投与し血圧降下作用を検討した。
【0031】ボランティアは、予め本試験の目的と意
義、試験方法および安全性について説明を受け、本試験
内容を十分理解した後、本試験に志願した者とした。
【0032】群分けは米国合同委員会の基準に基づき、
坐位安静時の拡張期血圧が95mmHg未満、収縮期血圧が
130mmHg未満を血圧正常群、血圧がそれ以上の高血圧
者及び正常高値血圧者を高血圧群とした。
【0033】試験飲料の調製には、35%含水アセトニ
トリル溶出画分を凍結乾燥し粉末状にしたものを15g
用い、1本あたり160mlとし、試料を含むTrue飲料と
含まないPlacebo 飲料を用意した。
【0034】投与方法は単回投与とし、試験は朝食絶食
後、午前9時から行なった。血圧測定は投与前、投与後
1および3時間目とした。試験中の血圧測定は医師が行
なった。
【0035】血圧正常群の血圧は、True飲料およびPlac
ebo 飲料とも収縮期血圧および拡張期血圧ともに変化が
なかった。
【0036】高血圧群はTrue飲料を投与した結果、収縮
期血圧が平均21.7mmHg、拡張期血圧は平均9.8mm
Hg低下した。Placebo 飲料を投与したときは収縮期血圧
および拡張期血圧ともに変化がなかった(図5)。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長い食経験から安全性が立証されている食材である大豆
を用いて蛋白質加水分解酵素により生成するアンジオテ
ンシン変換酵素阻害ペプチドを逆相分配系樹脂に吸着
後、含水有機溶媒で溶出することにより、濃縮した形態
として得られることができる。また、臨床試験を通じて
現在市販されているACE 阻害剤に見られる咳や発疹等の
副作用はみられなかったことから、本ペプチドは日常摂
取する食品として極めて安全で有効性の高い素材である
ことが立証され、今後の高齢化社会にとって非常に意義
の有る食品素材であることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カゼイン、分離大豆蛋白質を、蛋白質加水分解
酵素で分解し、その分解物を逆相分配系樹脂に吸着後、
アセトニトリル15%および35%にて溶出した成分の
自然発症高血圧ラットに対する血圧上昇抑制を示す図で
ある。
【図2】35%含水アセトニトリル溶出画分を高速液体
クロマトグラフィーを用いて、0%から30%含水アセ
トニトリルを用いてリニアグラジェント溶出を行ったと
きの、220nmの吸収度および各フラクションのアンジ
オテンシン変換酵素阻害活性率を示した図である。
【図3】35%アセトニトリル溶出画分のフラクション
番号7を、高速液体クロマトグラフィーを用いて、14
%含水アセトニトリル溶液にて精製を行なった図であ
る。
【図4】35%含水アセトニトリル溶出画分のフラクシ
ョン番号16を、高速液体クロマトグラフィーを用い
て、17%含水アセトニトリル溶液にて精製を行なった
図である。
【図5】高血圧群にTrue飲料およびPlacebo 飲料を投与
したときの血圧平均と標準偏差を示した図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月21日(2000.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、分解液の逆相分配系樹脂に対する接
触は、分解後を、逆相分配系樹脂を充填したカラムに供
給して、そのカラム内を流過させることで行なうように
してよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月21日(2000.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、分解液の逆相分配系樹脂に対する接
触は、分解液を、逆相分配系樹脂を充填したカラムに供
給して、そのカラム内を流過させることで行なうように
してよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 C07K 1/20 C07K 1/20 C12N 9/99 C12N 9/99 C12P 21/06 C12P 21/06 A23L 1/305 // A23L 1/305 A61K 37/02 (72)発明者 渡辺 毅 青森県青森市大字浜田字玉川205.3番地 東北食効科学研究所内 (72)発明者 及川 和志 青森県青森市大字浜田字玉川205.3番地 東北食効科学研究所内 (72)発明者 打田 悌治 青森県青森市大字浜田字玉川205.3番地 東北食効科学研究所内 (72)発明者 金澤 武道 青森県青森市大字浜田字玉川205.3番地 東北食効科学研究所内 Fターム(参考) 4B018 LE03 MD20 ME04 MF01 MF12 4B064 AG23 CA21 CB05 CD22 CE10 DA01 DA10 4C084 AA01 AA02 BA01 BA15 BA43 CA15 DC40 NA14 ZA422 ZC202 4C088 AB59 BA16 BA35 CA25 NA14 ZA42 ZC20 4H045 AA20 AA30 BA12 CA33 DA57 EA23 FA70 GA01 GA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造式 Leu-Lys-Tyrおよび Val-Ala-Trp
    よりなるアンジオテンシン変換酵素阻害物質。
  2. 【請求項2】 大豆蛋白質溶液を、蛋白質加水分解酵素
    で分解後、直ちに逆相分配系樹脂に吸着させ、その吸着
    成分を、含水有機溶媒で溶出せしめることを特徴とする
    構造式 Leu-Lys-Tyrおよび Val-Ala-Trpよりなるアンジ
    オテンシン変換酵素阻害物質製造法。
  3. 【請求項3】 原料大豆から水抽出処理により溶出させ
    た大豆蛋白質溶液を、蛋白質加水分解酵素により分解処
    理して、逆相分配系樹脂に接触させ、この逆相分配系樹
    脂に吸着した成分を含水有機溶媒により溶出せしめて、
    その溶出させた吸着成分を主体とするアンジオテンシン
    変換酵素阻害物質を作ることを特徴とするアンジオテン
    シン変換酵素阻害物質の製造方法。
  4. 【請求項4】 原料大豆から水抽出処理により溶出させ
    た大豆蛋白質溶液を、蛋白質加水分解酵素により分解処
    理し、逆相分配系樹脂に接触させ、その逆相分配系樹脂
    から含水有機溶媒により溶出させた吸着成分を、阻害物
    質の主体とするアンジオテンシン変換酵素阻害物質。
  5. 【請求項5】 原料大豆から水抽出処理により溶出させ
    た大豆蛋白質溶液を蛋白質加水分解酵素により分解処理
    して、逆相分配系樹脂に吸着した成分を含水有機溶媒に
    より溶出させ、その溶出させた吸着成分からアンジオテ
    ンシン変換酵素阻害ペプチドを単離精製することを特徴
    とするアンジオテンシン変換酵素阻害物質の製造方法。
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