JP2002049860A - 情報処理システム及びその方法、並びにコンピュータ上で動作する情報処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理システム及びその方法、並びにコンピュータ上で動作する情報処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002049860A
JP2002049860A JP2000351281A JP2000351281A JP2002049860A JP 2002049860 A JP2002049860 A JP 2002049860A JP 2000351281 A JP2000351281 A JP 2000351281A JP 2000351281 A JP2000351281 A JP 2000351281A JP 2002049860 A JP2002049860 A JP 2002049860A
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Morihiro Matsumoto
盛廣 松本
Naoto Yamamoto
直人 山本
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Original Assignee
Artis Co Ltd Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが直接的にレポート情報を比較して選
択できる流通市場を形成し、かかる流通市場のもとでユ
ーザに対し客観的な評価とともにレポート情報を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 各情報提供者に対応付けて、情報提供者
から提供される情報(以下、「レポート情報」と呼
ぶ。)及びレポート情報の料金を記憶するレポート情報
記憶手段と、レポート情報記憶手段を参照して、ユーザ
からの入力に基づいてレポート情報を選択し、前記選択
したレポート情報を該ユーザに出力するレポート情報出
力手段と、レポート情報出力手段においてどのレポート
情報が選択されたかという情報に基づいて、レポート情
報記憶手段に記憶される各レポート情報の料金を変更す
る料金変更手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供者により
提供される情報をユーザに対し提供するための情報処理
技術に関わり、特に、アナリストにより提供される有価
証券等に関する投資情報や、弁護士等の専門家による様
々なアドバイス情報を、インターネットを介してユーザ
に対し提供するための情報処理技術に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来、様々な分野において、自己の分析
結果や見解を職業的に述べるアナリスト(情報提供者)
が活躍している。以下、アナリストによって提供される
分析結果や見解といった情報をレポート情報と呼ぶこと
とする。
【0003】投資家にとって、経済、金融、特定の企
業、特定の株式、特定の投資商品等に関するレポート情
報は非常に重要であり、これに基づいて投資判断を行う
投資家も多い。このようなレポート情報のうち、より専
門的なレポート情報は、通常は機関投資家に対してのみ
個別に提供されることになる。一方、一般投資家(一般
ユーザ)は、経済雑誌等を通じて掲載されるレポート情
報を取得するか、各自が契約した証券会社等を通じて特
定のアナリストのレポート情報を取得することになる。
最近では、インターネットを利用したオンライントレー
ディングが盛んであり、インターネットを通じてレポー
ト情報を提供するサービスも実施されるている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、一般
ユーザがレポート情報を取得する方法としては、経済雑
誌等を購入して掲載されているレポート情報を取得する
か、証券会社を介して間接的に取得するかぐらいであ
り、一般ユーザに対し広く開かれたレポート情報の流通
市場は存在していなかった。そのため、一般ユーザが市
場においてレポート情報を直接的に選択して購入するこ
とや、複数のレポート情報を比較しながら購入すること
や、特に、一般ユーザとアナリストが直接的に対話し、
レポート情報の売買を行うことは、事実上不可能であっ
た。
【0005】また、流通市場がないため、レポート情報
の価値について適正な評価を行うことは困難であり、そ
の結果、市場原理による適正価格の形成もなされていな
かった。
【0006】更に、一般ユーザにとってレポート情報を
取得するための窓口は経済雑誌や証券会社に限定されて
おり、これらの窓口を経由して得られるレポート情報は
不特定多数の一般ユーザを対象としているため、個々の
ニーズにカスタマイズされた形でのレポート情報を取得
することはできなかった。
【0007】そこで、本発明は、ユーザが直接的にレポ
ート情報を比較して選択できる流通市場を形成し、かか
る流通市場のもとでユーザに対し客観的な評価とともに
レポート情報を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、ユーザと情報提供者が双
方向に直接的に接触することができ、情報売買条件の交
渉や個々のニーズに合わせてカスタマイズしたレポート
情報の売買が可能となるプラットフォームを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理方法
は、情報提供者から提供される情報(以下、「レポート
情報」と呼ぶ。)を記憶手段(サーバ)に記憶してお
き、ユーザがインターネットを介してレポート情報をダ
ウンロードした場合に所定料金を課金する情報処理方法
であって、 レポート情報の過去のダウンロード回数に
基づいて前記所定料金を制御することを特徴とする。
【0010】また、本発明の情報処理方法は、情報提供
者から提供される情報(以下、「レポート情報」と呼
ぶ。)を記憶手段に記憶しておき、ユーザがインターネ
ットを介してレポート情報をダウンロードした場合に所
定料金を課金する情報処理システムであって、ユーザか
ら受け付けた希望配信料金に基づいて前記所定料金を決
定し、前記所定料金以上の(又は超える)希望配信料金
を受け付けたユーザに対し、レポート情報をダウンロー
ドする権利を付与することを特徴とする。
【0011】また、本発明の情報処理方法は、各情報提
供者に対応付けて、情報提供者から提供される情報(以
下、「レポート情報」と呼ぶ。)及びレポート情報の料
金を記憶手段に記憶しておき、ユーザからの入力に基づ
いてレポート情報を選択し、前記選択したレポート情報
を該ユーザに出力するレポート情報出力工程と、レポー
ト情報出力工程においてどのレポート情報が選択された
かという情報に基づいて、記憶手段に記憶される各レポ
ート情報の料金を変更する料金変更工程とを備えている
ことを特徴とする。
【0012】また、本発明の情報処理方法は、ユーザか
らレポート情報を指定して希望配信料金を受け付け、該
ユーザの識別情報と前記受け付けた希望配信料金を、前
記指定したレポート情報に対応付けて記憶する工程と、
前記受け付けた希望配信料金に基づいてレポート情報の
配信料金を決定し、前記指定したレポート情報に対応付
けて記憶する料金決定工程と、配信料金以上の(又は超
える)希望配信料金が記憶されているユーザに関し、前
記指定したレポート情報の配信を許可するように配信許
可情報を設定する配信許可手段と、記憶手段を参照して
レポート情報を読み出し、該レポート情報について配信
が許可されているユーザに対し出力する出力工程と、を
備えていることを特徴とする。前記料金決定工程は、複
数のユーザから受付けた希望配信料金の平均値に基づい
て、前記配信料金を決定することが望ましい。
【0013】本発明の情報処理方法において、ユーザ及
び/又は情報提供者に対する入出力は、通信ネットワー
ク(例えばインターネット)を介して行われることが望
ましい。
【0014】好適には、更に、特定のユーザ及び情報提
供者に対し共通に生成された識別情報を、両者に対応付
けて記憶手段に記憶しておき、前記特定のユーザ及び情
報提供者に対し前記識別情報を出力する識別情報出力工
程と、情報提供者から識別情報を特定して提供される情
報(以下、「特定レポート情報」と呼ぶ。)を、前記識
別情報を入力したユーザに対し出力する特定レポート情
報出力工程とを備える。
【0015】好適には、更に、ユーザが情報提供者を選
択した場合に、ユーザ及び情報提供者が情報売買条件に
関して交渉できるように、ユーザから入力される情報売
買条件を情報提供者に対し出力し、情報提供者から入力
される情報売買条件をユーザに対し出力する交渉仲介工
程と、交渉仲介工程においてユーザ及び情報提供者がそ
れぞれ入力する情報売買条件が一致して交渉が成立した
場合に、交渉に参加したユーザ及び情報提供者を前記特
定のユーザ及び情報提供者として、共通に識別情報を生
成する識別情報生成工程とを備える。
【0016】前記特定レポート情報出力工程は、ファイ
ル転送機能、チャット機能、テレビ会議機能の少なくと
もいずれかを利用して、特定レポート情報をユーザに対
し出力することが望ましい。
【0017】本発明の情報処理方法はコンピュータによ
り実施することができるが、そのためのコンピュータプ
ログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモ
リといった各種の媒体を通じてコンピュータにインスト
ールまたはロードすることができる。
【0018】本発明のプログラムは、本発明の情報処理
方法の各工程をコンピュータ上で実行させることを特徴
とする。本発明のプログラムは、CD−ROM、磁気デ
ィスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じてコ
ンピュータにインストールまたはロードすることができ
る。
【0019】本発明の情報処理システムは、情報提供者
から提供される情報(以下、「レポート情報」と呼
ぶ。)を記憶手段(サーバ)に記憶しておき、ユーザが
インターネットを介してレポート情報をダウンロードし
た場合に所定料金を課金する情報処理システムであっ
て、レポート情報の過去のダウンロード回数に基づいて
前記所定料金を制御することを特徴とする。
【0020】また、本発明の情報処理システムは、情報
提供者から提供される情報(以下、「レポート情報」と
呼ぶ。)を記憶手段に記憶しておき、ユーザがインター
ネットを介してレポート情報をダウンロードした場合に
所定料金を課金する情報処理システムであって、ユーザ
から受け付けた希望配信料金に基づいて前記所定料金を
決定し、前記所定料金以上の(又は超える)希望配信料
金を受け付けたユーザに対し、レポート情報をダウンロ
ードする権利を付与することを特徴とする。
【0021】また、本発明の情報処理システムは、各情
報提供者に対応付けて、情報提供者から提供される情報
(以下、「レポート情報」と呼ぶ。)及びレポート情報
の料金を記憶するレポート情報記憶手段と、レポート情
報記憶手段を参照して、ユーザからの入力に基づいてレ
ポート情報を選択し、前記選択したレポート情報を該ユ
ーザに出力するレポート情報出力手段と、レポート情報
出力手段においてどのレポート情報が選択されたかとい
う情報に基づいて、レポート情報記憶手段に記憶される
各レポート情報の料金を変更する料金変更手段とを備え
ていることを特徴とする。
【0022】また、本発明の情報処理システムは、情報
提供者から提供される情報(以下、「レポート情報」と
呼ぶ。)に対応付けて、レポート情報の配信料金、該レ
ポート情報を指定したユーザの識別情報、該ユーザから
受け付けた希望配信料金、該ユーザへの配信許可情報を
記憶するレポート情報記憶手段と、ユーザからレポート
情報を指定して希望配信料金を受け付け、該ユーザの識
別情報と前記受け付けた希望配信料金をレポート情報記
憶手段に記憶する受付手段と、レポート情報記憶手段に
記憶する希望配信料金に基づいてレポート情報の配信料
金を決定し、レポート情報記憶手段に記憶する料金決定
手段と、レポート情報記憶手段を参照して、配信料金以
上の(又は超える)希望配信料金が記憶されているユー
ザに関し、レポート情報の配信を許可するように配信許
可情報を設定する配信許可手段と、レポート情報記憶手
段を参照してレポート情報を読み出し、該レポート情報
について配信が許可されているユーザに対し出力する出
力手段と、を備えていることを特徴とする。前記料金決
定手段は、複数のユーザから受付けた希望配信料金の平
均値に基づいて、前記配信料金を決定することが望まし
い。
【0023】本発明の情報処理システムにおいて、ユー
ザ及び/又は販売者に対する入出力は、通信ネットワー
ク(例えばインターネット)を介して行われることが望
ましい。
【0024】好適には、更に、特定のユーザ及び情報提
供者に対し共通に生成された識別情報を、両者に対応付
けて記憶する識別情報記憶手段と、前記特定のユーザ及
び情報提供者に対し前記識別情報を出力する識別情報出
力手段と、情報提供者から識別情報を特定して提供され
る情報(以下、「特定レポート情報」と呼ぶ。)を、前
記識別情報を入力したユーザに対し出力する特定レポー
ト情報出力手段とを備える。
【0025】好適には、更に、ユーザが情報提供者を選
択した場合に、ユーザ及び情報提供者が情報売買条件に
関して交渉できるように、ユーザから入力される情報売
買条件を情報提供者に対し出力し、情報提供者から入力
される情報売買条件をユーザに対し出力する交渉仲介手
段と、交渉仲介手段においてユーザ及び情報提供者がそ
れぞれ入力する情報売買条件が一致して交渉が成立した
場合に、交渉に参加したユーザ及び情報提供者を前記特
定のユーザ及び情報提供者として、共通に識別情報を生
成する識別情報生成手段とを備える。
【0026】前記特定レポート情報出力手段は、ファイ
ル転送機能、チャット機能、テレビ会議機能の少なくと
もいずれかを利用して、特定レポート情報をユーザに対
し出力することが望ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に本発明の
実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本
発明の第1の実施形態である情報処理システムの構成を
あらわすブロック図である。図1に示すように、本情報
処理システム1は、レポート情報記憶手段10、アクセ
ス履歴記憶手段11、料金テーブル記憶手段12、IF
(インタフェース)手段13、制御手段14を含んで構
成される。
【0028】ここで、本発明による情報処理システムは
上記の各手段を備えていれば足り、物理的には専用化し
たシステム、あるいは汎用の情報処理装置のいずれでも
よい。例えば、処理装置と入力手段と記憶手段と出力手
段とを備えた一般的な構成の情報処理装置において、本
発明の情報処理方法における各処理を規定したソフトウ
ェアを起動することにより、本発明の情報処理システム
を実現することができる。かかる点は、後述する他の実
施形態についても同様である。
【0029】レポート情報記憶手段10は、各情報提供
者に割り当てた情報提供者IDに対応付けて、情報提供
者から提供される情報(以下、「レポート情報」と呼
ぶ。)、レポート情報の属性情報、ランキング情報及び
レポート情報の料金情報等を記憶している。
【0030】情報提供者IDは、情報提供者の基本情報
(氏名、所属、得意分野、実績など)を本情報処理シス
テム1に登録する際に生成され、原則として情報提供者
に関係するデータは前記IDにより管理されることにな
る。
【0031】情報提供者は、言葉通り、情報を提供する
ことができる者であればどのような者であってもよい
が、一般的には職業的に情報を提供する専門家であり、
例えば証券アナリスト、評論家、弁護士等の法律専門家
などが考えられる。
【0032】レポート情報は、記憶手段に記憶できる形
態であればどのような情報でもよく、例えば、テキス
ト、表、グラフ、音声、画像(動画、静止画)、又はこ
れらを含むようなhtml(Hyper Text Markup Langua
ge)により記述された情報、コンピュータプログラムな
ど種々の形態が考えられる。
【0033】レポート情報の属性情報とは、レポート対
象分野、テーマ、銘柄、情報量、作成年月日といったレ
ポート情報を特徴付けるパラメータ情報である。
【0034】ランキング情報とは、例えばレポート対象
分野等ごとに、情報提供者に対して順位付けを行った結
果である。順位付けの尺度としては、後述するアクセス
履歴記憶手段11に記憶するアクセス数を用いることが
できる。
【0035】レポート情報の料金とは、レポート情報の
配信料金であり、そのレポート情報をダウンロードした
ユーザに対し課金される料金である。
【0036】レポート情報記憶手段10に記憶される情
報のデータ構造は、概念的には図2に示すような表形式
となる。図2ではフラットなデータ構造としているが、
レポート情報の属性情報等に応じて分類したり階層化し
て記憶するようにしてもよい。データの管理や検索に
は、リレーショナルデータベース等の従来のデータベー
ス技術を用いることができる。
【0037】アクセス履歴記憶手段11は、各情報提供
者に対応付けてカウンター(初期値0)を記憶してい
る。例えば情報提供者Aに対応付けられたカウンターに
は、情報提供者Aが提供するレポート情報が、制御手段
13によって選択された回数の累積値が格納される。
【0038】情報提供者Aが複数のレポート情報を提供
している場合、例えばレポート情報ごとにカウンターを
設けておき、各レポート情報のカウンター値を集計する
ことにより、情報提供者Aについての累積値を求めても
よい。制御手段13によるレポート情報の選択動作につ
いては後述する。
【0039】また、アクセス履歴記憶手段11は、各情
報提供者ごとに、所定単位期間(例えば1日)における
カウンターの増加値を、過去の所定期間(例えば10
日、20日、60日など)にわたって記憶するととも
に、かかる増加値の履歴に基づいて算出される移動平均
値を記憶している。以下、累積値や移動平均値をあわせ
てアクセス数と呼ぶ。
【0040】料金テーブル記憶手段12は、アクセス数
とレポート情報の料金の対応関係を規定した料金テーブ
ルを記憶している。アクセス数とレポート情報の料金の
対応関係は、アクセス数が多いほどレポート情報の料金
が高額となるように設定されている。料金テーブルは、
レポート情報の属性に応じて複数記憶しておくように構
成してもよい。
【0041】図3に料金テーブルの概念的な構造を示
す。なお、図3ではアクセス数とレポート情報の変更後
料金を直接対応付けてテーブルを構成しているが、アク
セス数とレポート情報の料金変更率を対応付けてテーブ
ルを構成してもよい。料金変更率は、(変更後料金/変
更前料金)で定義される値である。
【0042】IF手段13は、情報処理手段100に対
し情報を入出力可能に構成されている。情報処理手段1
00は、ユーザからの入力を受け付けるとともに、ユー
ザに対し情報を出力することができる構成となっていれ
ばよく、各ユーザが保有する一般的なパソコンや携帯端
末などを情報処理手段100として用いることができ
る。情報処理手段100は、本情報処理システム1が備
えるように構成してもよいし、外部の情報処理装置とし
て構成してもよい。また、情報処理手段100と本情報
処理システム1をインターネットなどの通信ネットワー
ク(有線、無線の両方を含む)を介して接続するように
構成してもよい。この場合、情報処理手段100及びI
F手段13は、通信ネットワークを介して通信するため
に必要な通常の構成を備える。例えば、インターネット
を介して接続する場合であれば、PPPドライバおよび
TCP/IPドライバを有する通信モジュールを備え
る。これにより、ユーザは本情報処理システム1からイ
ンターネットを介して情報処理手段100に種々の情報
をダウンロードすることができる。
【0043】なお、情報処理手段100が携帯端末の場
合は、外部にあるゲートウェイ(例えば、NTTドコモ
社のiモードセンター等)を介して本情報処理システム
1に接続されることになる。
【0044】制御手段14は、情報処理手段100、I
F手段13を介してユーザから種々の入力を受け付け、
ログイン処理、レポート情報出力処理、料金変更処理を
実行する。図1では、制御手段14において実行される
上記の各処理をそれぞれ機能手段としてとらえて図示し
ている。以下、ログイン処理(ログイン手段)、レポー
ト情報出力処理(レポート情報出力手段)、ランキング
変更処理(ランキング変更手段)、料金変更処理(料金
変更手段)について説明する。
【0045】(ログイン処理)ログイン処理は、レポー
ト情報を取得しようとするユーザが、本情報処理システ
ム1に対して入出力を行うことが許可されている正規の
ユーザであるかどうかを判断(認証)する処理である。
例えば、予め正規のユーザに対してユーザIDを発行
し、そのユーザが選択したパスワードと対応させて記憶
手段に記憶しておく。そして、ログイン処理時に、ユー
ザよりユーザID及びパスワードを受け付け、受け付け
た内容と記憶内容とが一致する場合に正規のユーザとし
て認証する。
【0046】(レポート情報出力処理)レポート情報出
力処理は、ユーザからの入力に基づいてレポート情報を
選択し、かかる選択したレポート情報をユーザに対し出
力する処理である。レポート情報出力処理は、原則とし
て上述のログイン処理において正規のユーザとして認証
されていることを条件として実行されるが、特定の情報
については正規のユーザ以外のユーザに対してログイン
処理を経ずにサンプルとして出力するように構成しても
よい。以下、図4に示すフローチャートに基づいて、レ
ポート情報出力処理を詳しく説明する。
【0047】ステップS100において、ユーザから入
力に基づいて、レポート情報記憶手段10に記憶される
レポート情報及び対応する料金情報を選択して読み出
す。このとき、ユーザがレポート情報の属性や情報提供
者を指定した場合は、指定された属性を備えるレポート
情報や、指定された情報提供者に対応付けられたレポー
ト情報を選択するようにしてもよい。
【0048】次に、読み出した情報に基づいて一覧情報
を作成する。一覧情報は、ユーザが複数のレポート情報
について横断的に比較し、興味のあるレポート情報を選
択するために用いられる情報である。一覧情報は、例え
ば図5に示すように、情報提供者の所属、情報提供者の
氏名、レポート情報のタイトル(テーマ)、レポート情
報の要約、ランキング情報、料金情報などをレポート情
報ごとにまとめて配置した画面情報として作成される。
なお、レポート情報の要約は別の画面情報として作成し
てもよい。次に、作成された一覧情報を、IF手段1
3、情報処理手段100を介して、ユーザに対し出力す
る。
【0049】ユーザは、かかる一覧情報に基づいてチェ
ックボックスをチェック等することにより、所望のレポ
ート情報を指定する。なお、レポート情報を指定して取
得することによりユーザには料金支払い義務が生じるた
め、誤まって購入を希望していないレポート情報を指定
しないように、ユーザに対し指定の再確認を促すように
処理を構成してもよい。
【0050】ステップS101において、ユーザからレ
ポート情報の指定を受けつけ、かかる指定されたレポー
ト情報及び対応する料金情報をレポート情報記憶手段1
0から選択して読み出す。
【0051】ステップS102において、読み出した料
金情報に基づいてユーザに対し課金を行う(決済処
理)。決済処理としては、外部の決済サービスを利用す
る方法が考えられる。外部の決済サービスとしては、い
わゆるクレジットカード会社の決済サービスを利用する
方法の他、インターネットを利用したプリペイド課金方
式として、ビットキャッシュ社のBitCash、ウェ
ッブマネー社のWebMoneyなどが知られている。
これらを利用する場合、本情報処理システム1は、各サ
ービス運営会社の課金・決済サーバー等と送受信ができ
るように、必要な通信モジュール等を備える。
【0052】以下に、クレジットカード会社の決済サー
ビスを例として、外部の決済サービスを利用して決済す
る場合の一般的な流れを説明する。まず、ユーザは、情
報処理手段100を通じてクレジットカード情報を本情
報処理システム1に入力する。本情報処理システム1
は、受け取ったクレジットカード情報をクレジット会社
の認証サーバーに送信する。認証サーバーでは、受け取
ったクレジットカード情報に基づいて、クレジットカー
ドが利用可能か否かを判定する。利用可能と判定した場
合には、本人確認等を行い、承認データを本情報処理シ
ステム1に送信する。本情報処理システム1は、承認デ
ータを受け取った場合に、クレジットカード情報と料金
情報をクレジットカード会社の決済サーバーに送信し、
決済処理(例えば、ユーザの口座からレポート情報の料
金を引落し、本情報処理システム1の運営者の口座に振
り込む処理)が行われる。
【0053】なお、外部の決済サービスを利用せずに、
本情報処理システム内においてユーザごとに残高等を管
理し、課金(決済)処理を行うようにしてもよい。
【0054】ステップS103において、前記選択した
レポート情報を、例えば図6に示すような画面情報とし
て、IF手段13、情報処理手段100を介してユーザ
に対し出力する。かかる画面情報は、テキスト、グラ
フ、表、画像(静止画、動画)など種々の情報により構
成される。これにより、ユーザはレポート情報を取得
(ダウンロード)し、閲覧することができる。
【0055】ステップS104において、前記選択した
レポート情報に対応する情報提供者について、アクセス
履歴記憶手段11に記憶されるカウンターを+1カウン
トアップする。これにより、カウンターにはレポート情
報が選択された回数、すなわちユーザがダウンロードし
た回数が格納されることになる。
【0056】ステップS105において、ユーザからの
入力に基づいて、ユーザが他のレポート情報の出力を希
望する場合はステップS100又はステップS101に
戻り、希望しない場合は処理を終了する。なお、ステッ
プS100において作成した一覧情報を本情報処理シス
テム1内に記憶しておき、ステップS100に戻った場
合に、記憶してある一覧情報を読み出してユーザに出力
するように構成してもよい。
【0057】なお、ステップS102、S103、S1
04については任意に順番を変えて実行してもよい。
【0058】(ランキング変更処理)ランキング変更処
理は、アクセス数に基づいてランキング情報を変更する
処理であり、原則として所定単位期間(例えば1日)を
周期として実行される。
【0059】具体的には、各情報提供者ごとに、アクセ
ス履歴記憶手段11から増加値の履歴を読み出し、これ
に基づいて移動平均値を算出してアクセス履歴記憶手段
11の記憶内容を更新する。例えば単位期間を1日とし
た場合の10日間の移動平均値であれば、(処理実行時
の直近日の増加値、1日前の増加値、・・・、9日前の
増加値)/10により、求めることができる。次に、更
新した移動平均値に基づいて情報提供者に対し順位付け
を行い、その結果に基づいてレポート情報記憶手段10
に記憶されているランキング情報を変更する。
【0060】なお、カウンター値(累積値)に基づいて
順位付け及びランキング情報を変更するように構成して
もよい。この場合、カウンターがカウントアップされる
たびにランキング変更処理を実行するように構成しても
よい。
【0061】(料金変更処理)料金変更処理は、レポー
ト情報出力処理においてどのレポート情報が選択された
かという情報に基づいて、レポート情報記憶手段に記憶
される各レポート情報の料金情報を変更する処理であ
り、一定の周期(例えば1ヵ月ごと)ごとに実行され
る。本実施形態では、アクセス履歴記憶手段11に記憶
されるアクセス数が、どのレポート情報が選択されたか
という情報に該当する。
【0062】以下、図7に示すフローチャートに基づい
て、料金変更処理を詳しく説明する。なお、料金変更処
理は原則として全情報提供者について行われるが、簡単
のために以下では情報提供者Aを特定して説明する。
【0063】ステップS200において、アクセス履歴
記憶手段11を参照し、情報提供者Aのアクセス数を読
み出す。
【0064】ステップS201において、料金テーブル
記憶手段12に記憶される料金テーブルを参照し、情報
提供者Aのアクセス数に基づいて変更後料金を求める。
そして、レポート情報記憶手段に情報提供者Aに対応づ
けて記憶される各レポート情報の料金(変更前料金)
を、前記求めた変更後料金に変更する。なお、料金テー
ブルに料金変更率が格納されている場合は、変更前料金
に対し料金変更率を乗算することにより変更後料金を求
めることができる。
【0065】料金テーブルがレポート情報の属性情報等
に応じて複数記憶されている場合は、変更対象となるレ
ポート情報の属性情報等に応じて料金テーブルを選択
し、前記選択した料金テーブルに参照して変更後料金を
求める。
【0066】なお、レポート情報の料金を、アクセス数
に依存しない部分(基本料金)と依存する部分(付加料
金)とに分けて設定するようにしてもよい。この場合、
基本料金についてはレポート情報の内容、分野、情報量
等に応じて定め、付加料金については料金テーブルを用
いて定める。また、料金の変更を行うタイミングで、ア
クセス履歴記憶手段11に記憶される情報提供者Aのカ
ウンターを0に戻すように構成してもよい。
【0067】本実施形態の構成によれば、各情報提供者
に対応付けてレポート情報及びレポート情報の料金を記
憶しておき、ユーザからの入力に基づいてレポート情報
を選択し、前記選択したレポート情報を該ユーザに出力
するため、ユーザは通常の日用品等ど同様にしてレポー
ト情報を直接的に選択して購入することができ、また、
一覧情報などを参考にして複数のレポート情報を比較し
ながら購入することができる。その結果、本情報処理シ
ステム1を通じて、ユーザに対し広く開かれたレポート
情報の流通市場を形成することができる。
【0068】また、ユーザがどのレポート情報を選択し
て取得したかといった情報をもとにレポート情報の料金
を変更するように構成したため、より多く選択されたレ
ポート情報は流通市場においてより高い評価を得ている
として、市場原理によりレポート情報の価格を適性に形
成することができる。
【0069】(第1実施形態の変形例)次に、第1実施
形態の変形例について説明する。本変形例は、第1実施
形態と同様の構成に加え、図8に示すように、情報提供
者が情報処理手段101を介して直接レポート情報を本
情報処理システム1に入力できるように構成されてい
る。以下、第1実施形態と異なる主要な構成・動作につ
いて説明する。
【0070】本変形例では、IF手段13は、情報処理
手段101に対し情報を入出力可能に構成されている。
情報処理手段101は、機能的には情報処理手段100
と同様であり、情報提供者からの入力を受け付けるとと
もに、情報提供者に対し情報を出力することができる構
成となっていればよく、各情報提供者が保有する一般的
なパソコンや携帯端末などを情報処理手段101として
用いることができる。
【0071】制御手段14は、情報処理手段101、I
F手段13を介して情報提供者から情報提供者ID、レ
ポート情報、レポート情報の属性情報等を受け付け、レ
ポート情報記憶手段10に対応付けて記憶する。レポー
ト情報の属性の一部(例えば、情報量など)について
は、制御手段14において演算により求めてもよい。
【0072】なお、レポート情報等を受け付ける前に、
登録を行おうとする情報提供者が、本情報処理システム
1に対して入出力を行うことが許可されている正規の情
報提供者であるかどうかの認証を行うようにすることが
望ましい。かかる認証は、例えばユーザに対するログイ
ン処理と同様にして行うことができる。
【0073】かかる構成によれば、情報提供者も流通市
場に直接参加することができ、ユーザに対しレポート情
報がより迅速にタイムリーに流通可能となる。
【0074】(第2実施形態)次に、本発明の第2の実
施形態について図面を用いて説明する。図9は、本発明
の第2の実施形態である情報処理システムの構成をあら
わすブロック図である。図9に示すように、本情報処理
システム1は、第1実施形態(変形例)の構成に加え、
更に、個別交渉内容記憶手段15を備えている。以下、
第1実施形態と異なる構成・動作について説明する。
【0075】レポート情報記憶手段10は、各情報提供
者IDに対応付けて、更に売買初期条件を記憶してい
る。売買初期条件とは、ユーザと情報提供者が1対1に
個別にレポート情報の売買を行う場合における、情報提
供者が初期値としてユーザに対し提示する情報売買条件
である。
【0076】個別交渉内容記憶手段15は、個別交渉I
Dに対応付けて、ユーザID、情報提供者ID、情報売
買条件を記憶している。更に、情報提供者から個別交渉
IDを特定して提供される情報(以下、「特定レポート
情報」と呼ぶ。)を対応づけて記憶するように構成して
もよい。個別交渉IDについては後述する。
【0077】制御手段14は、第1の実施形態において
説明した処理に加え、更に、交渉仲介処理、特定レポー
ト情報出力処理を実行する。図9では、制御手段14に
おいて実行される上記の各処理をそれぞれ機能手段とし
てとらえて図示している。以下、交渉仲介処理、特定レ
ポート情報出力処理について説明する。
【0078】(交渉仲介処理)交渉仲介処理は、ユーザ
が情報提供者を選択した場合に、ユーザ及び情報提供者
が情報売買条件に関して交渉できるように、ユーザから
入力される情報売買条件を情報提供者に対し出力し、情
報提供者から入力される情報売買条件をユーザに対し出
力する処理である。かかる処理は、原則としてログイン
処理において正規のユーザとして認証されていることを
条件とし、ユーザからの指示に基づいて実行される。以
下、図10に示すフローチャートに基づいて、交渉仲介
処理を詳しく説明する。
【0079】ステップS300において、ユーザから入
力に基づいて属性情報等を選択し、前記選択した属性情
報等に関係する情報提供者について、レポート情報記憶
手段10に記憶される売買初期条件を読み出す。次に、
読み出した情報に基づいて初期条件一覧情報を作成す
る。初期条件一覧情報は、ユーザが複数の情報提供者に
ついて横断的に比較し、興味のある情報提供者を選択す
るために用いられる情報であり、例えば図11に示すよ
うに、情報提供者の所属、情報提供者の氏名、得意分
野、初期条件、実績などを情報提供者ごとにまとめて配
置した画面情報として作成される。次に、作成された初
期条件一覧情報を、ユーザに対し出力する。
【0080】ユーザは、本情報処理システム1より初期
条件一覧情報を受け取り、かかる一覧情報に基づいてチ
ェックボックスをチェック等することにより、個別交渉
を希望する情報提供者を指定する。
【0081】ステップS301において、ユーザから情
報提供者の指定を受けつけ、前記指定された情報提供者
に対し、指定されたことを示す情報を出力する。
【0082】情報提供者は、本情報処理システム1より
自己が指定されたことを示す情報を受け取り、これに基
づいて指定を受けるかどうかの回答情報を本情報処理シ
ステム1に入力する。
【0083】ステップS302において、前記指定され
た情報提供者から回答情報を受け付け、前記回答情報の
内容が指定を受けるというものであった場合、ステップ
S303に進む。そうでない場合は、ユーザに対し交渉
不可を示す情報を出力し、交渉仲介処理を終了するか、
またはステップS300に戻る。
【0084】ステップS303において、ユーザ及び情
報提供者に対し、例えば図12に示すような画面情報を
出力する。かかる画面情報は複数のフレームに分割され
ており、例えばフレーム200はユーザから入力された
情報売買条件や依頼内容を、フレーム201は情報提供
者から入力された情報売買条件を表示するフレームであ
る。他のフレームは、例えば情報提供者の基本情報の表
示(フレーム202)や、情報提供者が過去に交渉した
取引内容の表示(フレーム203)に用いることができ
る。
【0085】情報売買条件としては、例えば、時間単位
で相談料金を課金するといった条件や、レポートの情報
量(頁数など)に応じて課金するといった条件が考えら
れる。
【0086】ステップS304において、情報処理手段
100を介してユーザより希望する情報売買条件や依頼
内応を受け付け、前記受け付けた条件や内容を情報処理
手段101(100)のフレーム200に出力する。一
方、情報処理手段101を介して情報提供者より希望す
る情報売買条件を受け付け、前記受け付けた条件を情報
処理手段100(101)のフレーム201に出力す
る。かかる情報売買条件の受け付け/出力処理は、ユー
ザ、情報提供者が交渉終了を示す情報を本情報処理シス
テム1に対して入力するまで繰り返される。新たに受け
付けた情報売買条件は、例えば、受け付けた時刻ともに
情報売買条件を表示したり(フレーム200参照)、更
新履歴を表示したりすることにより(フレーム201参
照)、更新されたことがわかるように各フレームに出力
される。
【0087】ステップS305において、ユーザ及び情
報提供者から交渉終了を示す情報を受け付ける。両者か
ら受け付けた交渉終了を示す情報がともに交渉成立を示
す内容であった場合はステップS305に進む。いずれ
かの情報が交渉不成立を示す内容であった場合、ユーザ
及び情報提供者に対し交渉不成立を示す情報を出力し、
交渉仲介処理を終了するか、またはステップS300に
戻る。
【0088】ステップS306において、成立した交渉
を特定するための個別交渉IDを生成し、個別交渉内容
記憶手段15にユーザID、情報提供者ID、情報売買
条件に対応づけて記憶する。個別交渉IDは、例えば英
数字等を所定数ランダムに並べて生成することができる
が、ユーザIDと情報提供者IDに基づいて(例えば、
両者を並べて)生成してもよい。
【0089】ステップS307において、ユーザ及び情
報提供者に対し、前記生成した個別交渉ID、及び交渉
成立を示す情報を出力する。個別交渉IDとともに所定
のパスワードを出力するようにしてもよい。また、個別
交渉ID等を含む特定のファイルとして出力するように
してもよい。この場合、かかる特定のファイルは情報処
理手段100、101に記憶されることになる。
【0090】(特定レポート情報出力処理)特定レポー
ト情報出力処理は、個別交渉IDにより特定される特定
レポート情報をユーザに対し出力する処理である。以
下、図13に示すフローチャートに基づいて、特定レポ
ート情報出力処理を詳しく説明する。
【0091】ステップS400において、個別交渉−ユ
ーザログイン処理を行う。かかる処理は、特定レポート
情報を取得しようとするユーザが正規のユーザであるか
どうかを判断(認証)する処理である。具体的には、ユ
ーザより個別交渉ID等を受け付け、受け付けた内容と
記憶内容とが一致する場合に正規のユーザとして認証す
る。交渉仲介処理において、ユーザ及び情報提供者に対
し、個別交渉ID等を含む特定のファイルを出力してい
る場合、前記特定のファイルを保有することを正規のユ
ーザの条件とすべく、前記特定のファイルを受け付ける
(受信する)ことを認証条件の一つとしてもよい。
【0092】ステップS401において、ユーザから受
け付けた個別交渉IDに基づいて、個別交渉内容記憶手
段15を参照して対応する情報提供者IDを抽出し、前
記抽出した情報提供者IDに対応する情報提供者に対
し、ユーザから呼び出されたことを示す情報を出力す
る。例えば、JAVA(登録商標)アプレットなどの実
行プログラムを前記情報提供者に対応する情報処理手段
101に送付することで、ユーザから呼び出されたこと
を示す情報を前記情報提供者に出力することが考えられ
る。
【0093】ステップS402において、個別交渉−情
報提供者ログイン処理を行う。かかる処理は、特定レポ
ート情報を提供(入力)しようとする情報提供者が正規
の情報提供者であるかどうかを判断(認証)する処理で
ある。具体的には、情報提供者より個別交渉ID等を受
け付け、受け付けた内容と記憶内容とが一致する場合に
正規の情報提供者として認証する。認証が成功した場
合、情報提供者がログインしたことを示す情報をユーザ
に対し出力する。
【0094】ステップS403において、ユーザに対
し、例えば図14に示すような画面情報を出力する。か
かる画面情報は複数のフレームに分割されており、例え
ばフレーム300は特定レポート情報をテキスト・グラ
フ等により表示するフレームであり、フレーム301は
特定レポート情報を動画として表示する(TV会議機
能)フレームであり、フレーム302は特定レポート情
報をチャット情報として表示する(チャット機能)フレ
ームである。なお、図に示すように、TV会議機能やチ
ャット機能の操作のほか、インターネット・フォン等の
接続/切断、画面動作を相手方のリモート操作に委ねる
等の操作を行うための操作パネルを設けてもよい。
【0095】ステップS404において、交渉において
依頼を受けた内容に関して、情報提供者より特定レポー
ト情報を受け付け、前記受け付けた特定レポート情報を
情報処理手段100のフレーム300、301、302
に出力する。なお、個別交渉内容記憶手段15に既に特
定レポート情報が記憶されている場合は、これを読み出
して出力してもよい。
【0096】TV会議機能を利用する場合、情報処理手
段101にはカメラ、マイクが備えられており、かかる
カメラ、マイクから入力された動画や音声は情報処理手
段100を介してユーザに対し出力される。TV会議機
能を実現するソフトウェアには多くの種類が存在する
が、例えばNTTソフトウェアのVoiceHiveな
どが知られている。本実施形態において、このような既
存のソフトウェアを用いるようにしてもよい。
【0097】チャット機能を利用する場合、情報提供者
が情報処理手段101に入力した会話情報は情報処理手
段100を介してユーザに対し出力され、一方、ユーザ
が情報処理手段100に入力した会話情報は情報処理手
段101を介して情報提供者に対し出力される。チャッ
トはメッセージ交換機能の一つとして広く知られてお
り、本実施形態におけるチャット機能においても、従来
のチャットで使用されているメッセージ交換アルゴリズ
ムを用いることができる。チャットを実現するソフトウ
ェアには多くの種類が存在するが、例えば住友金属シス
テム開発のVolanoChatなどが知られている。
本実施形態において、このような既存のソフトウェアを
用いるようにしてもよい。
【0098】ステップS405において、ユーザ及び情
報提供者から情報売買終了を示す情報を受け付けた場
合、個別交渉内容記憶手段15を参照して前記受け付け
た個別交渉IDに対応する情報売買条件を読み出し、か
かる条件に基づいて請求金額を算出し、決済処理を行
う。情報売買条件に時間単位で課金する条件が含まれて
いる場合は、情報提供者のログイン時間に単位時間あた
りの課金金額を乗算し、請求金額を算出する。なお、決
済処理は第1の実施形態と同様にして行うことができ
る。
【0099】本実施形態の構成によれば、ユーザは情報
提供者を直接指定して情報売買条件について個別に交渉
することができるため、より自由度の高い取引が行える
市場を形成することができる。また、交渉が成立した場
合には、交渉ごとにユーザと情報提供者が直接的に対話
的に情報の売買を行うことができるため、レポート情報
をユーザのニーズに合わせてカスタマイズして売買を行
うことが可能となる。
【0100】(第3実施形態)次に、本発明の第3の実
施形態について図面を用いて説明する。図15は、本発
明の第3の実施形態である情報処理システムの構成をあ
らわすブロック図である。図15に示すように、本情報
処理システム1は、レポート情報記憶手段16、IF
(インタフェース)手段13、制御手段14を含んで構
成される。
【0101】第3実施形態は、ユーザから受け付けた希
望配信料金に基づいてレポート情報の配信料金を決定
し、かかる配信料金以上の(又は超える)希望配信料金
を受け付けたユーザに対し、レポート情報をダウンロー
ドする権利を付与する構成となっている。
【0102】レポート情報記憶手段16は、レポート情
報に対応付けて、レポート情報の配信料金、該レポート
情報を指定したユーザID、該ユーザから受け付けた希
望配信料金、該ユーザへの配信許可情報等を記憶してい
る。
【0103】配信許可情報とは、対応するレポート情報
をダウンロードする権利の有無を示す情報であり、初期
値は権利無しを示すように設定される。
【0104】レポート情報記憶手段16に記憶される情
報のデータ構造は、概念的には図16に示すような表形
式となる。図16ではフラットなデータ構造としている
が、レポート情報の属性情報等に応じて分類したり階層
化して記憶するようにしてもよい。データの管理や検索
には、リレーショナルデータベース等の従来のデータベ
ース技術を用いることができる。
【0105】IF手段13、情報処理手段100、情報
処理手段101は、第1実施形態と同様である。
【0106】制御手段14は、情報処理手段100、I
F手段13を介してユーザから種々の入力を受け付け、
ログイン処理、希望配信料金受付処理、料金決定/配信
許可処理、レポート情報出力処理等を実行する。図15
では、制御手段14において実行される上記の各処理を
それぞれ機能手段としてとらえて図示している。
【0107】ログイン処理については第1実施形態と同
様であるため説明を省略する。以下、希望配信料金受付
処理(希望配信料金受付手段)、料金決定/配信許可処
理(料金決定/配信許可手段)、レポート情報出力処理
(レポート情報出力手段)について説明する。
【0108】(希望配信料金受付処理)希望配信料金受
付処理は、ユーザからレポート情報を特定して希望配信
料金を受け付け、該ユーザのユーザIDと前記受け付け
た希望配信料金を、前記指定されたレポート情報に対応
付けて、レポート情報記憶手段16に記憶する処理であ
る。希望配信料金受付処理は、原則としてログイン処理
において正規のユーザとして認証されていることを条件
として実行される。
【0109】まず、制御手段14は、第1実施形態のス
テップS100と同様に、レポート情報記憶手段16に
記憶されるレポート情報に基づいて一覧情報を作成し、
作成した一覧情報をユーザに対し出力する。
【0110】一覧情報については、原則として第1実施
形態と同様に構成することができる。ただし、配信料金
はまだ決定されていないため表示せず、代わりに、各レ
ポート情報について希望配信料金を入力する欄(記号4
00)を設けておく(図17(a)参照)。なお、ユー
ザが希望配信料金を入力する際の参考にできるように、
第1実施形態と同様の構成を備えておき、ダウンロード
回数に基づいて参考料金又は下限料金(記号401)を
定めて表示するように構成してもよい(図17(b)参
照)。
【0111】ユーザは、かかる一覧情報に基づいてチェ
ックボックスをチェック等することにより、所望のレポ
ート情報を指定する。また、指定したレポート情報につ
いて、前記欄に希望配信料金を入力する。
【0112】次に、制御手段14は、ユーザからレポー
ト情報の指定及び希望配信料金を受け付け、レポート情
報記憶手段16に、前記指定されたレポート情報に対応
させて、該ユーザのユーザID及び前記受け付けた希望
配信料金を記憶する。
【0113】(料金決定/配信許可処理)料金決定処理
は、各レポート情報について、レポート情報記憶手段1
6に記憶する希望配信料金に基づいてレポート情報の配
信料金を決定し、レポート情報記憶手段16に記憶する
処理である。料金決定処理は、原則として所定単位期間
(例えば1日)を周期として実行される。
【0114】配信許可処理は、各レポート情報につい
て、レポート情報記憶手段16を参照して、配信料金以
上の(又は超える)希望配信料金が記憶されているユー
ザに関し、レポート情報の配信を許可するように配信許
可情報を設定する処理である。配信許可処理は、原則と
して料金決定処理に続いて実行される。
【0115】料金決定処理において、希望配信料金の平
均値を算出して、配信料金として用いることが考えられ
る。希望配信料金はユーザからの評価とみなすことがで
き、その平均値は評価に基づいた相場価格と考えること
ができるため、平均値を配信料金として用いることによ
り妥当な価格を形成することができる。
【0116】一方、希望配信料金を情報処理手段101
を通じて情報提供者に出力し、情報提供者が希望配信料
金に基づいて自己が提供するレポート情報の配信料金を
自ら決定することができるように構成してもよい。この
場合、制御手段14は、情報提供者から配信料金を受け
付け、レポート情報記憶手段16に記憶する。かかる構
成では、情報提供者は、希望配信料金の分布によりユー
ザからの評価を知ることができ、自ら市場の評価に応じ
た適切な価格を設定することができる。
【0117】ここで、レポート情報はコピー可能な無体
物であり、配布可能数に特に制限はないため、何人に配
信するかは自由に定めることができる。そのため、配信
料金を販売戦略に応じて設定することにより、配信する
ユーザ数を制御するように構成してもよい。
【0118】例えば、配信するユーザ数を絞り、レポー
ト情報の希少価値を高める販売戦略を採用する場合は、
配信料金を希望配信料金の平均値より高く設定する。一
方、多くの人に配信することで、知名度を高める販売戦
略を採用する場合であれば、配信料金を希望配信料金の
平均値より低く設定する。
【0119】この場合、例えば図18に示すように、予
め販売戦略のタイプと配信料金の設定方法を対応付けて
記憶しておき、情報提供者が販売戦略のタイプを指定す
ることで、配信料金の設定方法を情報提供者ごと又はレ
ポート情報ごとに変更できるように構成することも考え
られる。なお、図において「σ」は標準偏差を表す。
【0120】(レポート情報出力処理:図19)レポー
ト情報出力処理は、レポート情報記憶手段16を参照し
て、レポート情報と、該レポート情報に対応して記憶さ
れている配信料金及び配信許可情報を読み出し(ステッ
プS500)、前記読み出した配信許可情報に基づいて
該レポート情報について配信が許可されているユーザを
抽出し(ステップS501)、前記抽出したユーザに対
し前記読み出した配新料金に基づいて課金(決済処理)
を行い(ステップS502)、前記読み出したレポート
情報を前記抽出したユーザに対し出力する(ステップS
503)処理である。なお、決済処理やレポート情報を
出力するための画面情報は、第1実施形態と同様に構成
することができる。
【0121】第3実施形態の構成によれば、ユーザから
の評価とみなすことができる希望配信料金に基づいて配
信料金を決定するように構成したため、評価に応じて市
場原理に従ったレポート情報の価格を適性に形成するこ
とができる。
【0122】また、全てのユーザにレポート情報をダウ
ンロードする権利を付与するのではなく、配信料金以上
又は超える希望配信料金を提示したユーザにレポート情
報をダウンロードする権利を付与するように構成したた
め、販売戦略に応じて、配信するユーザ数を制御するこ
とが可能となる。
【0123】なお、第3実施形態の構成に、第2実施形
態の構成(交渉仲介機能、特定レポート情報の出力機能
など)を組み合わせた実施形態としてもよい。
【0124】(第4実施形態)次に、本発明の第4の実
施の形態について説明する。第4の実施の形態は、情報
処理プログラムを記録した記録媒体を備える。この記録
媒体としてはCD−ROM、磁気ディスク、半導体メモ
リその他の記録媒体を用いることができる。
【0125】情報処理プログラムは記録媒体からデータ
処理装置に読み込まれ、データ処理装置の動作を制御す
る。データ処理装置は情報処理プログラムの制御によ
り、本発明の第1実施形態における、レポート情報記憶
手段10、アクセス履歴記憶手段11、料金テーブル記
憶手段12、IF手段13、制御手段14による処理と
同一の処理を実行する。また、データ処理装置は情報処
理プログラムの制御により、本発明の第3実施形態にお
ける、レポート情報記憶手段16、IF手段13、制御
手段14による処理と同一の処理を実行する。更に、個
別交渉内容記憶手段15による処理と同一の処理を実行
するようにしてもよい。
【0126】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されることなく種々に変形して適用することが可能であ
る。例えば、同一の情報提供者が提供するレポート情報
について、一律に料金を変更するのではなく、各レポー
ト情報の個別のアクセス数に基づいて料金を変更するよ
うに構成してもよい。また、例えば、アクセス数やラン
キングの低い情報提供者やレポート情報については、料
金を無料とするようにしてもよい。この場合、アクセス
数やランキングが更新されることにより、有料のレポー
ト情報と無料のレポート情報が入れ替わることになる。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、一般ユーザが直接的に
レポート情報を比較して選択できる流通市場を形成する
ことができ、かかる流通市場のもとでユーザに対し客観
的な評価とともにレポート情報を提供することができ
る。
【0128】また、本発明によれば、一般ユーザとアナ
リストが双方向に直接的に接触することができ、情報売
買条件の交渉や個々のニーズに合わせてカスタマイズし
たレポート情報の売買が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である情報処理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態のレポート情報記憶手段におけ
るデータ構造を説明するための図である。
【図3】 料金テーブルのデータ構造を説明するための
図である。
【図4】 第1実施形態における、レポート情報出力処
理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 第1実施形態における、一覧情報を表示する
画面情報の例を示す図である。
【図6】 レポート情報を表示する画面情報の例を示す
図である。
【図7】 料金変更処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図8】 第1の実施形態の変形例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】 本発明の第2の実施形態である情報処理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図10】 交渉仲介処理の流れを示すフローチャート
である。
【図11】 初期条件一覧情報を表示する画面情報の例
を示す図である。
【図12】 交渉仲介処理において用いる画面情報の例
を示す図である。
【図13】 特定レポート情報出力処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図14】 特定レポート情報出力処理において用いる
画面情報の例を示す図である。
【図15】 本発明の第3の実施形態である情報処理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図16】 第3実施形態のレポート情報記憶手段にお
けるデータ構造を説明するための図である。
【図17】 第3実施形態における、一覧情報を表示す
る画面情報の例を示す図である。
【図18】 販売戦略のタイプと配信料金の設定方法の
関係を説明するための図である。
【図19】 第3実施形態における、レポート情報出力
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理システム 10 レポート情報記憶手段 11 アクセス履歴記憶手段 12 料金テーブル記憶手段 13 IF手段 14 制御手段 15 個別交渉ID記憶手段 100、101 情報処理手段

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供者から提供される情報(以下、
    「レポート情報」と呼ぶ。)を記憶手段に記憶してお
    き、ユーザがインターネットを介してレポート情報をダ
    ウンロードした場合に所定料金を課金する情報処理シス
    テムであって、 レポート情報の過去のダウンロード回数に基づいて前記
    所定料金を制御することを特徴とする情報処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 情報提供者から提供される情報(以下、
    「レポート情報」と呼ぶ。)を記憶手段に記憶してお
    き、ユーザがインターネットを介してレポート情報をダ
    ウンロードした場合に所定料金を課金する情報処理シス
    テムであって、 ユーザから受け付けた希望配信料金に基づいて前記所定
    料金を決定し、前記所定料金以上の(又は超える)希望
    配信料金を受け付けたユーザに対し、レポート情報をダ
    ウンロードする権利を付与することを特徴とする情報処
    理システム。
  3. 【請求項3】 各情報提供者に対応付けて、情報提供者
    から提供される情報(以下、「レポート情報」と呼
    ぶ。)及びレポート情報の料金を記憶するレポート情報
    記憶手段と、 レポート情報記憶手段を参照して、ユーザからの入力に
    基づいてレポート情報を選択し、前記選択したレポート
    情報を該ユーザに出力するレポート情報出力手段と、 レポート情報出力手段においてどのレポート情報が選択
    されたかという情報に基づいて、レポート情報記憶手段
    に記憶される各レポート情報の料金を変更する料金変更
    手段とを備えていることを特徴とする情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 情報提供者から提供される情報(以下、
    「レポート情報」と呼ぶ。)に対応付けて、レポート情
    報の配信料金、該レポート情報を指定したユーザの識別
    情報、該ユーザから受け付けた希望配信料金、該ユーザ
    への配信許可情報を記憶するレポート情報記憶手段と、 ユーザからレポート情報を指定して希望配信料金を受け
    付け、該ユーザの識別情報と前記受け付けた希望配信料
    金をレポート情報記憶手段に記憶する受付手段と、 レポート情報記憶手段に記憶する希望配信料金に基づい
    てレポート情報の配信料金を決定し、レポート情報記憶
    手段に記憶する料金決定手段と、 レポート情報記憶手段を参照して、配信料金以上の(又
    は超える)希望配信料金が記憶されているユーザに関
    し、レポート情報の配信を許可するように配信許可情報
    を設定する配信許可手段と、 レポート情報記憶手段を参照してレポート情報を読み出
    し、該レポート情報について配信が許可されているユー
    ザに対し出力する出力手段と、を備えていることを特徴
    とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記料金決定手段は、複数のユーザから
    受付けた希望配信料金の平均値に基づいて、前記特定さ
    れたレポート情報の料金を決定することを特徴とする請
    求項4記載の情報処理システム。
  6. 【請求項6】 特定のユーザ及び情報提供者に対し共通
    に生成された識別情報を、両者に対応付けて記憶する識
    別情報記憶手段と、 前記特定のユーザ及び情報提供者に対し前記識別情報を
    出力する識別情報出力手段と、 情報提供者から識別情報を特定して提供される情報(以
    下、「特定レポート情報」と呼ぶ。)を、前記識別情報
    を入力したユーザに対し出力する特定レポート情報出力
    手段とを備えていることを特徴とする請求項3乃至5の
    いずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 【請求項7】 ユーザが情報提供者を選択した場合に、
    ユーザ及び情報提供者が情報売買条件に関して交渉でき
    るように、ユーザから入力される情報売買条件を情報提
    供者に対し出力し、情報提供者から入力される情報売買
    条件をユーザに対し出力する交渉仲介手段と、 交渉仲介手段においてユーザ及び情報提供者がそれぞれ
    入力する情報売買条件が一致して交渉が成立した場合
    に、交渉に参加したユーザ及び情報提供者を前記特定の
    ユーザ及び情報提供者として、共通に識別情報を生成す
    る識別情報生成手段とを備えていることを特徴とする請
    求項6記載の情報処理システム。
  8. 【請求項8】 前記特定レポート情報出力手段は、ファ
    イル転送機能、チャット機能、テレビ会議機能の少なく
    ともいずれかを利用して、特定レポート情報をユーザに
    対し出力することを特徴とする請求項6又は7記載の情
    報処理システム。
  9. 【請求項9】 ユーザ及び/又は情報提供者に対する入
    出力は、インターネットを介して行われることを特徴と
    する請求項3乃至8のいずれか1項に記載の情報処理シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 情報提供者から提供される情報(以
    下、「レポート情報」と呼ぶ。)を記憶手段に記憶して
    おき、ユーザがインターネットを介してレポート情報を
    ダウンロードした場合に所定料金を課金する情報処理方
    法であって、 レポート情報の過去のダウンロード回数に基づいて前記
    所定料金を制御することを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 情報提供者から提供される情報(以
    下、「レポート情報」と呼ぶ。)を記憶手段に記憶して
    おき、ユーザがインターネットを介してレポート情報を
    ダウンロードした場合に所定料金を課金する情報処理シ
    ステムであって、 ユーザから受け付けた希望配信料金に基づいて前記所定
    料金を決定し、前記所定料金以上の(又は超える)希望
    配信料金を受け付けたユーザに対し、レポート情報をダ
    ウンロードする権利を付与することを特徴とする情報処
    理方法。
  12. 【請求項12】 各情報提供者に対応付けて、情報提供
    者から提供される情報(以下、「レポート情報」と呼
    ぶ。)及びレポート情報の料金を記憶手段に記憶してお
    き、ユーザからの入力に基づいてレポート情報を選択
    し、前記選択したレポート情報を該ユーザに出力するレ
    ポート情報出力工程と、 レポート情報出力工程においてどのレポート情報が選択
    されたかという情報に基づいて、記憶手段に記憶される
    各レポート情報の料金を変更する料金変更工程とを備え
    ていることを特徴とする情報処理方法。
  13. 【請求項13】 ユーザからレポート情報を指定して希
    望配信料金を受け付け、該ユーザの識別情報と前記受け
    付けた希望配信料金を、前記指定したレポート情報に対
    応付けて記憶する工程と、 前記受け付けた希望配信料金に基づいてレポート情報の
    配信料金を決定し、前記指定したレポート情報に対応付
    けて記憶する料金決定工程と、 配信料金以上の(又は超える)希望配信料金が記憶され
    ているユーザに関し、前記指定したレポート情報の配信
    を許可するように配信許可情報を設定する配信許可手段
    と、 記憶手段を参照してレポート情報を読み出し、該レポー
    ト情報について配信が許可されているユーザに対し出力
    する出力工程と、を備えていることを特徴とする情報処
    理方法。
  14. 【請求項14】 前記料金決定工程は、複数のユーザか
    ら受付けた希望配信料金の平均値に基づいて、前記配信
    料金を決定することを特徴とする請求項13記載の情報
    処理方法。
  15. 【請求項15】 特定のユーザ及び情報提供者に対し共
    通に生成された識別情報を、両者に対応付けて記憶手段
    に記憶しておき、前記特定のユーザ及び情報提供者に対
    し前記識別情報を出力する識別情報出力工程と、 情報提供者から識別情報を特定して提供される情報(以
    下、「特定レポート情報」と呼ぶ。)を、前記識別情報
    を入力したユーザに対し出力する特定レポート情報出力
    工程とを備えていることを特徴とする請求項12乃至1
    4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  16. 【請求項16】 ユーザが情報提供者を選択した場合
    に、ユーザ及び情報提供者が情報売買条件に関して交渉
    できるように、ユーザから入力される情報売買条件を情
    報提供者に対し出力し、情報提供者から入力される情報
    売買条件をユーザに対し出力する交渉仲介工程と、 交渉仲介工程においてユーザ及び情報提供者がそれぞれ
    入力する情報売買条件が一致して交渉が成立した場合
    に、交渉に参加したユーザ及び情報提供者を前記特定の
    ユーザ及び情報提供者として、共通に識別情報を生成す
    る識別情報生成工程とを備えていることを特徴とする請
    求項15記載の情報処理方法。
  17. 【請求項17】 前記特定レポート情報出力工程は、フ
    ァイル転送機能、チャット機能、テレビ会議機能の少な
    くともいずれかを利用して、特定レポート情報をユーザ
    に対し出力することを特徴とする請求項15又は16記
    載の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 ユーザ及び/又は情報提供者に対する
    入出力は、インターネットを介して行われることを特徴
    とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の情報
    処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項10乃至18のいずれか一項に
    記載の情報処理方法をコンピュータで実行させるための
    プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  20. 【請求項20】 請求項10乃至18のいずれか一項に
    記載の情報処理方法をコンピュータで実行させるための
    プログラム。
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