JP2002048245A - 回転円筒型乾燥機等のシール機構 - Google Patents

回転円筒型乾燥機等のシール機構

Info

Publication number
JP2002048245A
JP2002048245A JP2000233932A JP2000233932A JP2002048245A JP 2002048245 A JP2002048245 A JP 2002048245A JP 2000233932 A JP2000233932 A JP 2000233932A JP 2000233932 A JP2000233932 A JP 2000233932A JP 2002048245 A JP2002048245 A JP 2002048245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
ring
rotary cylinder
sealing mechanism
seal packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000233932A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Ono
忍 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Sanko Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamato Sanko Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Sanko Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamato Sanko Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000233932A priority Critical patent/JP2002048245A/ja
Publication of JP2002048245A publication Critical patent/JP2002048245A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シール性に優れた回転円筒のシール機構を提供
する。 【解決手段】シール機構(3)は、回転円筒(1)を外
側から遊嵌する環状のケーシング(4)を固定部(2)
に設け、ケーシング(4)のリング溝(5)内において
回転円筒(1)にリング状シールパッキング(6)を摩
擦接触可能に巻き、そのリング状シールパッキングの外
周にゴム製又は合成樹脂製のパイプ(7)を巻いてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転円筒型乾燥機
等のシール機構に関する。
【0002】
【従来の技術】回転乾燥機等に設けられる回転円筒のシ
ール機構は、非接触のラピリンス方式か、又は固定部に
取り付けた柔軟な帯状シール材を回転円筒の外周面に摩
擦接触させるフリクション方式である。
【0003】ラピリング方式は、回転体内が外気より高
圧のときは内部のガス、原料等が漏れ、低圧のときは外
気を吸い込むという問題があり、又、回転体が熱膨張す
るとクリアランスが大きくなり、シール性が低下すると
いう問題があった。
【0004】従来のフリクション方式は、回転円筒の製
作組立時に生じる寸法誤差及び偏心のために帯状シール
材と回転円筒外周面の間に隙間が生じてリークしやすい
という問題があり、さらに回転円筒が熱膨張するとリー
ク量が増大するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決するためになされたものであり、その課題は、回転円
筒型乾燥機等に設ける回転円筒のシール機構であって、
回転円筒の外周寸法に多少の誤差があっても、又、回転
円筒が多少の偏心運動をしても、さらに、回転円筒が熱
膨張しても、リークを未然に防止することができるもの
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明が採用する手段は、固定部に回転円筒を外嵌
する環状ケーシングを設け、その環状ケーシングに内半
径方向に開口するリング溝を形成し、そのリング溝の底
に、ゴム製又は合成樹脂製パイプを巻き付け、そのリン
グ溝に回転円筒の外周に巻き付けたリング状シールパッ
キングを収容し、そのリング状シールパッキング材をパ
イプにより回転円筒の外周面に押圧したことにある。
【0007】パイプの両端は直線型管継手を介して連結
してもよい。又、パイプの両端をT型管継手を介して連
結し、そのT型管継手にバルブを付設してパイプ内に流
体圧を加えて膨張させることも可能である。さらに、パ
イプの両端にそれぞれバルブを付設して冷却用流体を流
通させることもできる。
【0008】リング状シールパッキング材は、外周を囲
むパイプの弾性反発力又はパイプ内の流体圧により常に
内半径方向に押圧されるから、回転円筒の外周寸法に多
少のずれがあっても、又、回転円筒が多少偏心していて
も、さらに回転円筒が熱膨張しても、全周にわたり回転
円筒の外周面に摩擦接触してリークが生じる隙間の発生
を防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のシール機構を図面に示す
実施例に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明第1実施例のシール機構を備
えた回転円筒型乾燥機の側面図、図2は図1のシール機
構の横断面図、図3は図1のシール機構の部分縦断面図
である。
【0011】図1に示すように、回転円筒型乾燥機の両
端部に位置する固定部2に、回転円筒1をシールするシ
ール機構3が設けられる。
【0012】図2に示すように、シール機構3は回転円
筒1を囲むケーシング4と、その環状のケーシング4の
内半径方向に開口するリング溝5に収容された合成樹脂
製又はゴム製のパイプ7と、リング状シールパッキング
6とからなる。回転円筒1を外側からに遊嵌する環状の
ケーシング4は固定部2の回転円筒1を囲む部分と固定
部2から突出する環状底板9と、その環状底板9に脱着
自在に固定した環状蓋板8とからなる。リング状シール
パッキング6は回転円筒1を巻き、全周において回転円
筒1に摩擦接触する。パイプ7はケーシング4の底には
め込まれてリング状シールパッキング6の外周に巻き付
く。このパイプ7の大きさは、ケーシング4内において
弾性変形してリング状シールパッキング6を内半径方向
に押圧するように設定する。
【0013】図3に示すように、パイプ7の両端は環状
ケーシング4内において直線型管継手10を介して連結
し、パイプ7の内部を密封する。このシール機構3は、
パイプ7が弾性反発力によりリング状シールパッキング
6を全周において回転円筒1に押圧するから、回転円筒
1の外周寸法に多少の誤差があっても、又、回転円筒1
が多少偏心していても、さらに回転円筒1が熱膨張して
も、リング状シールパッキング6は常に全周において摩
擦接触し、リークを未然に防止する。
【0014】
【実施例】次に、本発明の第2及び第3実施例について
説明する。
【0015】図4は第2実施例の図3に相当する図であ
る。パイプ7の両端はケーシング4内において、T型管
継手11に接続され、ケーシング4から突出するT型管
継手11の接続口には逆止弁12が接続される。その逆
止弁12は図外の空圧源に接続され、パイプ7に内圧を
加え、パイプ7のリング状シールパッキング6に対する
押圧力を高める。必要であれば、逆止弁は圧力計付きと
し、パイプ7の内圧を調整する。上記以外の構成と効果
は第1実施例と同じである。
【0016】図5は、第3実施例の図3に相当する図で
ある。パイプ7の両端はケーシング4内において、それ
ぞれL字型管継手13の一方の接続口に接続し、環状ケ
ーシング4から突出する他方の接続口に開閉弁14を接
続する。2つの開閉弁の一方から冷却用のガス又は液体
を注入し、他方から排出してパイプ7に冷却用ガス又は
液体を流通させる。これにより、リング状シールパッキ
ング6を冷却してリング状シールパッキング6の熱劣化
を緩和する。上記以外の構成及び効果は第1実施例と同
じである。
【0017】
【発明の効果】上記のとおり、本発明のシール機構は、
回転円筒と摩擦接触するリング状シールパッキングを固
定部に設けた環状のケーシング内に収容し、同じくケー
シングに収容したゴム製又は合成樹脂製パイプ自身の弾
性反発力又はパイプ内の流体圧でリング状シールパッキ
ングを回転円筒に押圧する方式であるから、回転円筒の
外周寸法に多少の誤差があっても、又、回転円筒に多少
の偏心があっても、さらに、回転円筒が熱膨張しても、
リング状シールパッキングは全周において常に摩擦接触
してその間にリークが起きる隙間の発生を未然に防止す
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のシール機構を設けた回転円
筒型乾燥機の側面図、
【図2】図1のシール機構の横断面図、
【図3】図1のシール機構の部分縦断面図、
【図4】第2実施例の図3に相当する図、
【図5】第3実施例の図3に相当する図、
【符号の説明】
1:回転円筒 2:固定部 3:シール機構 4:ケーシング 5:リング溝 6:リング状シールパッキング 7:パイプ 8:環状蓋板 9:環状底板 10:直線型管継手 11:T型管継手 12:逆止弁 13:L型管継手 14:開閉弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転円筒(1)を外側から遊嵌する環状
    のケーシング(4)を固定部(2)に設け、前記環状ケ
    ーシングに内半径方向に開口するリング溝(5)を設
    け、前記回転円筒に摩擦接触可能に巻いたリング状シー
    ルパッキング(6)を前記リング溝に収容し、前記リン
    グ溝の底に、ゴム製又は合成樹脂製のパイプ(7)を巻
    き、前記パイプにより前記リング状シールパッキングを
    全周において常に前記回転円筒に押圧したことを特徴と
    する回転円筒型乾燥機等のシール機構。
  2. 【請求項2】 前記パイプに常圧又は加圧流体を封入し
    たことを特徴とする請求項1記載の回転円筒型乾燥機等
    のシール機構。
  3. 【請求項3】 前記パイプに内圧を表示する圧力計を付
    設したことを特徴とする請求項2記載の回転円筒型乾燥
    機等のシール機構。
  4. 【請求項4】 前記パイプに冷却流体を流通させたこと
    を特徴とする請求項1記載の回転円筒型乾燥機等のシー
    ル機構。
JP2000233932A 2000-08-02 2000-08-02 回転円筒型乾燥機等のシール機構 Pending JP2002048245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000233932A JP2002048245A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 回転円筒型乾燥機等のシール機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000233932A JP2002048245A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 回転円筒型乾燥機等のシール機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002048245A true JP2002048245A (ja) 2002-02-15

Family

ID=18726378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000233932A Pending JP2002048245A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 回転円筒型乾燥機等のシール機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002048245A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100998628B1 (ko) 2010-02-24 2010-12-10 주식회사 더블유아이 건조시스템의 밀폐장치
CN105587862A (zh) * 2016-02-05 2016-05-18 沈阳耐蚀合金泵股份有限公司 应用于旋转机械的轴面机械密封
CN111765736A (zh) * 2020-09-01 2020-10-13 潍坊市和成工程机械制造有限公司 一种密封式回转干燥炉

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100998628B1 (ko) 2010-02-24 2010-12-10 주식회사 더블유아이 건조시스템의 밀폐장치
CN105587862A (zh) * 2016-02-05 2016-05-18 沈阳耐蚀合金泵股份有限公司 应用于旋转机械的轴面机械密封
CN105587862B (zh) * 2016-02-05 2019-05-24 沈阳耐蚀合金泵股份有限公司 应用于旋转机械的轴面机械密封
CN111765736A (zh) * 2020-09-01 2020-10-13 潍坊市和成工程机械制造有限公司 一种密封式回转干燥炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5984316A (en) Rotary reciprocating seals with internal metal band
EP0636821B1 (en) Shaft seal for butterfly valve
JPH0211655Y2 (ja)
JPH07301338A (ja) グランドパッキン
JP2003214541A (ja) シール装置
JP3781463B2 (ja) メカニカルシール
JP4396790B2 (ja) オイルシール
JP2004225855A (ja) メカニカルシール装置
JP2002048245A (ja) 回転円筒型乾燥機等のシール機構
JPH09292034A (ja) メカニカルシール
JPH10318377A (ja) 密封装置
JPH0256558B2 (ja)
JP3440418B2 (ja) 軸のシール装置
JPH0658426A (ja) リップ型シール
JP4193299B2 (ja) 密封装置
JP2945851B2 (ja) 弾性シートリングを備えたバタフライ弁
JPH03234977A (ja) 密封装置の製造方法
JPH073114Y2 (ja) 回転軸内経由型流体供給装置
JP2004011867A (ja) 密封装置
JPH0225975Y2 (ja)
JPH0223911Y2 (ja)
JPH09144889A (ja) 密封装置
JPS6027259Y2 (ja) パツキン
JPS6199775A (ja) 軸封装置
JP3229220B2 (ja) シール構造