JP2002047032A - 光触媒膜付き基板及びその製造方法 - Google Patents

光触媒膜付き基板及びその製造方法

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JP2002047032A JP2000233407A JP2000233407A JP2002047032A JP 2002047032 A JP2002047032 A JP 2002047032A JP 2000233407 A JP2000233407 A JP 2000233407A JP 2000233407 A JP2000233407 A JP 2000233407A JP 2002047032 A JP2002047032 A JP 2002047032A
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film
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glass substrate
tio
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Toshiaki Anzaki
利明 安崎
Shigeki Obana
茂樹 尾花
Tetsuo Kawahara
哲郎 河原
Daisuke Arai
大介 新井
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Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 汚染物質の良好な分解作用を有すると共に耐
久性にも優れた光触媒膜付き基板を容易に大量生産する
ことができるようにした。 【解決手段】 アナターゼ形の結晶構造を有する粒径が
5nm〜10nmのTiO2微粒子(光活性微粒子)2
がスプレーガンでガラス基板1上に撒布されて該ガラス
基板1の表面に固着され、熱処理を経てスパッタリング
処理を施し、これによりTiO2微粒子2を覆うように
SiO2膜3(被膜)を形成する。そして、TiO2微粒
子2とSiO2膜3とで光触媒膜4を構成すると共に、
上記光触媒膜4は、TiO2とSiO2の組成比が、重量
%でTiO2/SiO2=20/80〜70/30となる
ように調製されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光触媒膜付き基板及
びその製造方法に関し、より詳しくは、窓ガラスや照明
器具等の各種ガラス物品に使用される光触媒膜付き基板
及び該光触媒膜付き基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、窓ガラスや照明器具等のガラ
ス物品においては、光触媒膜をガラス基板上に被着させ
ることにより、光触媒の表面に付着している汚染物質を
分解させ、これによりガラス物品の表面に汚れが付着す
るのを防止している。
【0003】すなわち、この種の光触媒膜付き基板は、
光触媒の酸化作用(光触媒反応)によって前記表面に付
着している汚染物質を分解させることができ、これによ
り所謂自己防汚性(セルフクリーニング機能)を発揮し
て基板表面の清浄性を保持することができる。
【0004】そして、前記光触媒膜付き基板としては、
光触媒反応を起こす光活性物質として二酸化チタンの微
粒子(TiO2微粒子)を使用し、TiO2−SiO2
TiO2−SnO2、又はTiO2−Al23の混成材料
からなる光触媒膜をガラス基体上に形成した光触媒体が
既に提案されている(特開平11−9994号公報)。
【0005】該従来技術は、前記混成材料(二成分系材
料)からなる光触媒膜がガラス基体の表面に形成されて
おり、また、光触媒膜中には10wt%〜30wt%の
TiO2微粒子が含有されている。
【0006】また、該従来技術では、例えばTiO2
SiO2の混成材料で光触媒膜を形成する場合、アルコ
キシチタン系化合物とアルコキシシラン系化合物との混
合溶液を作製した後、TiO2微粉末を前記混合溶液に
分散・懸濁させて懸濁液を調製し、次いでガラス基板を
前記懸濁液に浸漬・塗布し、その後焼成処理を行うこと
により前記光触媒体を製造している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、例えば、TiO2−SiO2の混成材料で光
触媒膜を形成した場合、光触媒膜中にはTiO2微粒子
とSiO2とが混在しているため、TiO2微粒子が膜表
面近傍に存在したり膜表面に露出し、このため膜表面が
傷付き易く、またTiO2微粒子が膜表面から剥離し易
い等、機械的強度が弱く耐久性に劣るという問題点があ
った。
【0008】また、上記従来技術では、ガラス基板を懸
濁液に浸漬することによりガラス基体上に上記混成材料
を塗布しているため、懸濁液を入れる器具の容量を考慮
すると、照明器具のような比較的小形のガラス物品の製
造には適していても、窓ガラスのような大形のガラス物
品の製造には適さないという問題点があった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、良好な自己防汚性を有すると共に耐久性
にも優れ、且つ容易に大量生産することのできる光触媒
膜付き基板及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、光触媒膜
の機械的強度を向上させるべく鋭意研究した結果、光活
性微粒子を金属酸化物で被覆することにより、膜表面が
損傷することもなく、耐剥離性も向上させることがで
き、これにより機械的強度に優れた光触媒膜付き基板を
得ることができ、光触媒膜付き基板の耐久性を飛躍的に
向上させることができるという知見を得た。
【0011】本発明はこのような知見に基づきなされた
ものであって、本発明に係る光触媒膜付き基板は、光触
媒作用を呈する光活性微粒子が透明基板上に撒布される
と共に、前記光活性微粒子を覆うように金属酸化物から
なる被膜が前記透明基板上に形成されていることを特徴
としている。
【0012】また、上述した光触媒膜付き基板は、透過
性に優れていることが要求されることから、前記金属酸
化物は良好な透明性を有することが必要とされ、斯かる
観点から金属酸化物としてはケイ素酸化物を使用するの
が好ましい。
【0013】また、上記光触媒膜付き基板は、予め光活
性微粒子を水等の溶剤中に懸濁させて懸濁液を作製して
おき、該懸濁液をスプレーガン等でガラス基板上に撒布
した後、熱処理を施して液を蒸発させることにより、光
活性微粒子をガラス基板に固着させ、その後、所定の金
属材料(例えば、ケイ素)をターゲット物質としてスパ
ッタリング処理を施すことにより、容易に製造すること
ができる。
【0014】すなわち、本発明に係る光触媒膜付き基板
の製造方法は、光触媒作用を呈する光活性微粒子を透明
基板上に撒布した後、熱処理を施し、その後、所定の金
属材料をターゲットとしてスパッタリング処理を施し、
前記光活性微粒子が撒布された透明基板上に金属酸化物
からなる被膜を形成することを特徴とし、さらに前記光
活性微粒子を所定の溶剤中に懸濁させて懸濁液を作製
し、該懸濁液を前記透明基板上に撒布した後、前記熱処
理を施して前記透明基板上の懸濁液を蒸発させ、前記光
活性微粒子を前記透明基板上に固着させることを特徴と
している。
【0015】上記製造方法によれば、従来のように透明
基板を懸濁液に浸漬することなく透明基板上に光活性微
粒子を撒布し、その後スパッタリング処理を施している
ので、窓ガラスのような大形のガラス物品として使用す
る場合であっても、容易に大量生産することが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0017】図1は本発明に係る光触媒膜付き基板を模
式的に示した断面図である。
【0018】同図において、1はソーダライム等からな
るガラス基板であって、該ガラス基板1の表面には、ア
ナターゼ形の結晶構造を有する粒径が5nm〜10nm
のTiO2微粒子(光活性微粒子)2が撒布され、さら
にガラス基板1上にはTiO2微粒子2を覆うようにS
iO2膜3(被膜)が形成され、TiO2微粒子2とSi
2膜3とで光触媒膜4を構成している。
【0019】そして、上記光触媒膜4は、本実施の形態
では、TiO2とSiO2の組成比が、重量%でTiO2
/SiO2=20/80〜50/50となるように設定
されている。
【0020】このようにTiO2とSiO2の組成比を重
量%でTiO2/SiO2=20/80〜50/50とし
たのは、以下の理由による。
【0021】TiO2のSiO2に対する割合が20wt
%未満の場合は、SiO2含有量が80%以上となるた
めSiO2膜の膜厚が厚くなり、したがって膜自体の機
械的強度は優れたものとなるが、光触媒膜4中のTiO
2微粒子2の含有率が少ないため、所望の光触媒反応を
促進することができず、その結果膜表面上の汚染物質を
十分に分解することができず、所望の自己防汚性を確保
することができない。
【0022】一方、TiO2のSiO2に対する割合が5
0wt%を超えた場合は、光触媒膜4中のTiO2微粒
子2の含有率が50wt%以上に増加するため自己防汚
性については優れたものとなるが、膜中のSiO2含有
量が少なくなるためSiO2膜3の膜厚も薄くなり、こ
のため膜表面に傷が付き易くなったり耐剥離性が低下
し、機械的強度が悪化する。
【0023】そこで、本実施の形態ではTiO2とSi
2の組成比を重量%でTiO2/SiO2=20/80
〜50/50とした。
【0024】次に、上記光触媒膜付き基板の製造方法に
ついて説明する。
【0025】図2は上記光触媒膜付き基板の製造工程を
示す製造工程図である。
【0026】すなわち、ソーダライム等からなる所定形
状のガラス基板1を用意し、次いで撒布工程5でTiO
2微粒子2を懸濁させた懸濁液をガラス基板1に撒布す
る。具体的には、まず、アナターゼ形の結晶構造を有す
る粒径が5nm〜10nmのTiO2微粒子2を水溶液
中に懸濁させると共にバインダ(例えば、リン系物質)
を該水溶液に混入し、これによりTiO2微粒子2が5
wt%の懸濁液を作製する。そして該懸濁液を希釈した
後、該希釈された懸濁液をガラス基板1上に撒布する。
【0027】尚、上記懸濁液としては、光触媒液として
既に市販されているものを使用するのが生産効率の点か
らも好ましく、例えば、テイカ社製のTKC−304を
使用することができる。
【0028】次いで、熱処理工程6に進み、温度150
℃〜300℃程度で30分〜60分程度、ガラス基板1
を加熱してガラス基板1上に付着している懸濁液を蒸発
させる。
【0029】次に、スパッタリング工程7に進み、Si
をターゲット物質とし、ArとO2の混合ガスをスパッ
タリングガスとして所定の減圧下、スパッタリング処理
を施し、TiO2微粒子2を含むガラス基板1の表面上
にSiO2膜3を形成し、その後必要に応じて焼成処理
を行う。すなわち、必要に応じて焼成工程8に進み、2
00℃〜500℃の温度条件下で焼成処理を施すことに
より、被膜の密着性向上等を図ることができる。そし
て、このようにしてガラス基板1には所望の光触媒膜4
が形成され、光触媒膜付き基板が得られる。
【0030】図3は上記製造方法の詳細を示す図であっ
て、本実施の形態ではこの図3に示すように、一連の製
造工程が連続的に行われ、これにより所望の光触媒膜付
き基板を容易に大量生産することができる。
【0031】すなわち、撒布工程5では上述した懸濁液
をスプレーガン9に供給し、コンベア10上を矢印A方
向に移動しているガラス基板1にスプレーガン9から懸
濁液を撒布し、これによりTiO2微粒子2は懸濁液中
のバインダを介してガラス基板1に固着される。次い
で、熱処理工程6では、ヒータ11によりガラス基板1
を30分〜60分、150℃〜300℃で加熱し、ガラ
ス基板1上に付着している水分を蒸発させる。
【0032】次いで、スパッタリング工程7に進み、ス
パッタリング装置12を使用して所定のスパッタリング
処理を行う。
【0033】スパッタリング装置12は、具体的には、
スパッタリングガスが導入されるガス導入口13と、装
置内部を減圧状態にするための真空排気口14と、被成
膜物としてのガラス基板1の供給・排出を行う開閉バル
ブ15a、15bとを有している。そして、装置上部に
は直流電源により負電圧が印加される2個のカソード
(第1及び第2のカソード16a、16b)が配設さ
れ、また、装置下部には加熱ヒータ17が配設されてい
る。
【0034】そして、該スパッタリング装置12では、
第1及び第2のカソード16a、16bの下面にターゲ
ット物質18としてケイ素が貼り付けられ、所定のスパ
ッタリング条件下、スパッタリングガスをガス導入口1
3から供給し、加速されたスパッタリングガスイオンを
ターゲット物質18に照射して弾き飛ばす。一方、ガラ
ス基板1は、加熱ヒータ17により100℃〜350℃
に加熱されてコンベヤ10上を矢印B方向に搬送され、
前記第1及び第2のカソード16a、16bから弾き飛
ばされたスパッタリングガスイオンがガラス基板1の表
面に堆積し、ガラス基板1上にはSiO2膜3が形成さ
れる。尚、本スパッタリング工程7では2個のカソード
16a、16bを使用してスパッタリング処理を行って
いるが、成膜されるSiO2膜の膜厚に応じて適宜1個
又は2個のカソードを使用してスパッタリング処理は行
われる。
【0035】そして、上記スパッタリング処理が終了し
た後、被膜の密着性向上等を図るために、必要に応じて
200℃〜500℃の温度条件下、焼成処理を施しても
よい。
【0036】このように本実施の形態では、スプレーガ
ン9で懸濁液をガラス基板1上に撒布した後、熱処理を
施し、その後、第1及び第2のカソード16a、16b
を使用してスパッタリング処理を行っているので、ガラ
ス基板1上にはTiO2微粒子2を覆う形で所望の膜厚
を有するSiO2膜3が容易に形成される。しかも、ガ
ラス基板1を懸濁液に浸漬することなく、懸濁液をガラ
ス基板1上に撒布してTiO2微粒子2を該ガラス基板
1上に固着させているので、ガラス基板1が大判の場合
であっても、容易に大量生産することが可能となる。
【0037】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。
【0038】上記実施の形態では、光活性微粒子として
アナターゼ形の結晶構造を有するTiO2微粒子2を使
用し、斯かるアナターゼ形のTiO2微粒子2を懸濁さ
せた市販の懸濁液としてテイカ社製のTKC−304を
例示したが、光活性微粒子をガラス基板上に撒布・固着
させることができるのであれば、他の市販の懸濁液を使
用することができるのはいうまでもない。
【0039】また、上記実施の形態では、被膜をSiO
2膜3で形成した場合を示しているが、被膜をSiO2
Al23、或いはSiO2−TiO2の混成膜で形成する
ようにするのも好ましい。
【0040】すなわち、Al23、或いはTiO2はS
iO2に比べて屈折率が高いため、前記ガラス基板1の
表面から離間するに従い前記SiO2の含有量が傾斜的
に増加するような組成勾配を有するように被膜を形成す
ることによりガラス基板1側から膜表面にかけて徐々に
屈折率が小さくなり、これによりガラス基板1からの反
射率を低下させることができる。しかも、SiO2は親
水性に優れているため、SiO2を膜表面側に形成する
ことにより、水洗等により汚染物質の除去を容易に行う
ことができる。
【0041】この場合、例えば、SiO2−TiO2の混
成膜をガラス基板1に形成するときは、図3の第1のカ
ソード16aにはターゲット物質としてチタンをセット
し、第2のカソード16bにはターゲット物質としてケ
イ素をセットし、TiO2微粒子2が固着されたガラス
基板1を矢印B方向に移動させながら所定のスパッタリ
ング条件でスパッタリング処理を施すことにより、膜表
面近傍でのSiO2成分が増加するような組成勾配を有
する混成膜を形成することができる。
【0042】特に、この場合、第1のカソード16aと
第2のカソード16bの間隔を狭くすることにより、所
望の組成勾配を有する光触媒膜を円滑に得ることができ
る。
【0043】また、上記懸濁液にFe(鉄)、Al(ア
ルミニウム)、Ni(ニッケル)、V(バナジウム)の
中から選択された少なくとも1種以上の元素を微量(例
えば、0.1wt%)添加するようにするのも好まし
い。具体的には、例えばFeを含有させる場合は、Fe
の鉱石を硫酸で溶解させたもの、或いはFeのアセチル
アセトナト錯体やFeのエチレンジアミン四錯酸塩(F
e−EDTA)等のキレート化合物を懸濁液に混入した
ものを使用する。そして、このように膜中に微量のF
e、Al、Ni、V等を添加させることにより、被膜の
光透過スペクトルにおける光吸収端が5nm以上長波長
側にシフトさせることができ、したがって、撒布されて
いるTiO2微粒子2の光吸収特性と相俟って、より広
い波長範囲での光吸収が可能となり、より大きな触媒活
性を得ることが可能となる。
【0044】
【実施例】次に、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0045】本発明者等は、本発明範囲内となる試験片
(実施例1〜実施例3)と本発明範囲外となる試験片
(比較例1〜比較例2)とを夫々作製し、各々膜特性を
評価した。
【0046】〔実施例1〕まず、下記の液特性を有する
テイカ社製のTKC−304を1/10に希釈し、アナ
ターゼ形結晶構造を有するTiO2微粒子が懸濁したス
プレー液(懸濁液)を用意した。
【0047】〔TKC−304の液特性〕 溶剤:水 水素イオン濃度:中性(pH=7) TiO2濃度:5wt% Ti形状:アナターゼ結晶 バインダ:リン系 そして、該懸濁液をスプレーガン9を使用してガラス基
板1上に撒布し、次いで、該ガラス基板1を30分間、
200℃の温度で加熱してガラス基板1上の水分を蒸発
させ、TiO2微粒子2をガラス基板1上に固着させ
た。次いで、ターゲット物質18として微量のB(ホウ
素)を含有したSiを使用すると共に、スパッタリング
ガスとしてArとO2との混合ガス(Ar/O2=40/
60)を使用し、ガス圧を0.4Paに調製してスパッ
タリング処理を施した。そして、これによりTiO2
粒子2を覆うようにしてガラス基板1上にSiO2膜3
を形成し、実施例1の試験片を作製した。
【0048】尚、スパッタリングガスのガス供給量は、
SiO2に対するTiO2の比、すなわちTiO2/Si
2が、TiO2/SiO2=40/60となるように調
製し、成膜されたSiO2膜3の膜厚は300nmであ
った。
【0049】〔実施例2〕上記TKC−304にFe−
EDTAを0.5wt%含有させた溶液を1/10に希
釈してスプレー液を作製し、該スプレー液をスプレーガ
ン9でガラス基板1上に撒布し、次いで、該ガラス基板
1を30分間、200℃の温度で加熱してガラス基板1
に付着している水分を蒸発させ、TiO2微粒子2をガ
ラス基板1上に固着させた。次いで、ターゲット物質1
8としてSi−Al合金(Si:90wt%、Al:1
0wt%)を使用し、実施例1と略同様の方法でスパッ
タリング処理を施した。そして、このようにしてガラス
基板1上にSiO2膜3を成膜した後、温度500℃で
焼成処理を施し、実施例2の試験片を作製した。
【0050】尚、本実施例2では、スパッタリングガス
のガス供給量は、TiO2/SiO2が、TiO2/Si
2=30/70となるように調製し、成膜されたSi
2膜3の膜厚は500nmであった。
【0051】〔実施例3〕上記TKC−304にAl−
EDTAを0.1wt%含有させた溶液を1/10に希
釈してスプレー液を作製し、該スプレー液をスプレーガ
ン9でガラス基板1上に撒布し、次いで実施例1と同様
の熱処理及びスパッタリング処理を施してガラス基板1
上にSiO2膜3を形成し、その後、温度500℃で焼
成処理を施し、実施例3の試験片を作製した。
【0052】尚、本実施例3では、スパッタリングガス
のガス供給量は、TiO2/SiO2が、TiO2/Si
2=50/50となるように調製し、成膜されたSi
2膜3の膜厚は400nmであった。
【0053】〔比較例1〕次に、本発明者等は、SiO
2膜3を形成することなくTiO2微粒子2をガラス基板
1上に露出させた試験片を作製した。
【0054】すなわち、TKC−304を1/10に希
釈した溶液をスプレー液とし、該スプレー液をスプレー
ガン9でガラス基板1上に撒布し、次いで、該ガラス基
板1を60分間、200℃の温度で加熱してガラス基板
1に付着している水分を完全に蒸発させ、比較例1の試
験片を作製した。
【0055】〔比較例2〕次に、本発明者等は、TiO
2膜をガラス基板上にスパッタリング処理積層した試験
片を作製した。
【0056】すなわち、ターゲット物質18としてTi
金属を使用し、スパッタリングガスとしてArとO2
混合ガス(Ar/O2=50/50)を使用し、ガス圧
を0.4Paに調製してスパッタリング処理を施し、こ
れによりガラス基板1上にTiO2膜を積層し、比較例
2の試験片を作製した。
【0057】次に、上記各試験片について膜特性(自己
防汚性、機械的強度、親水性)を評価した。
【0058】尚、自己防汚性は、各試験片を屋外に1ヶ
月放置し、その汚れ状況をガラス基板単体と比較して評
価した。また、機械的強度は、JIS R3221.
6.4.に準拠したテ−バ摩耗試験(荷重100g/c
2)を行い、表面の損傷の有無等で評価した。さら
に、親水性は、上記各試験片に水を撒布し、水の弾き具
合を目視で確認することにより評価した。
【0059】表1は各試験片についての膜特性を示して
いる。
【0060】
【表1】
【0061】表1中、自己防汚性については、◎印はガ
ラス基板単体と比較して明確な効果があった場合を示
し、〇印はガラス基板単体と比較して多少の効果があっ
た場合を示し、また×印はガラス基板単体と比較して効
果が見られなかった場合を示している。機械的強度につ
いては、◎印は良、〇印は可、×印は不可を示してい
る。親水性については、〇印は水が膜面上に60%以上
の面積を占めて広がった場合を示し、×印は水が膜面上
に30%未満の面積しか占めなかっ場合を示している。
尚、本実施例及び比較例では水が膜面上で30〜60%
の面積を占めたものは得られなかった。
【0062】この表1から明らかなように、比較例1は
TiO2微粒子2がガラス基板1上に固着されているた
め、光照射によりTiO2微粒子が触媒反応を起こして
表面の汚染物質が分解され、したがってTiO2微粒子
2が固着されていないガラス基板単体に比べると、自己
防汚性は良好であるが、TiO2微粒子がSiO2膜で被
覆されていないためTiO2微粒子のガラス基板からの
剥離が生じて機械的強度に劣り、また、TiO2はSi
2のように水に対する親和性を有さないため親水性に
も劣ることが確認された。
【0063】比較例2はガラス基板上にTiO2膜を形
成したに過ぎないため、機械的強度には優れているが、
自己防汚性についてはガラス基板単体の場合と同程度の
汚れが残存し、また親水性に関しても劣ることが確認さ
れた。
【0064】これに対して実施例1〜実施例3はガラス
基板1上にTiO2微粒子2が固着され、さらに該Ti
2微粒子2を覆うようにガラス基板1上にSiO2膜3
が形成されているので、光照射されるとTiO2微粒子
2による光触媒反応が促進されて自己防汚性が改善さ
れ、しかもTiO2微粒子2がSiO2膜3により被覆さ
れることにより機械的強度が大幅に改善されて表面に傷
が付いたり、或いは光触媒膜4(TiO2微粒子2及び
SiO2膜3)がガラス基板1から剥離するのが回避さ
れ、さらに被膜を形成するSiO2膜3は水に対して親
和性を有しているので親水性についても良好な結果を得
ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る光触媒
膜付き基板は、光触媒作用を呈する光活性微粒子が透明
基板上に撒布されると共に、前記透明基板上には前記光
活性微粒子を覆うように金属酸化物(ケイ素酸化物)か
らなる被膜が形成されているので、光活性微粒子の有す
る光触媒作用を損なうことなく、したがって、良好な自
己防汚性を有し、しかも耐久性にも優れた光触媒膜付き
基板を得ることができる。
【0066】また、本発明に係る光触媒膜付き基板の製
造方法は、光触媒作用を呈する光活性微粒子を透明基板
上に撒布した後、熱処理を施し、その後、所定の金属材
料(ケイ素)をターゲット物質としてスパッタリング処
理を施し、前記光活性微粒子が撒布された透明基板上に
金属酸化物からなる被膜を形成し、また、前記光活性微
粒子を所定の溶剤中に懸濁させて懸濁液を作製し、該懸
濁液を前記透明基板上に撒布した後、前記熱処理を施し
て前記透明基板上の懸濁液を蒸発させ、前記光活性微粒
子を前記透明基板上に固着させているので、従来のよう
に透明基板を懸濁液に浸漬することなく透明基板上に光
活性微粒子を撒布することにより、種々のガラス物品に
対応可能な光触媒膜付き基板を容易に大量生産すること
ができる。
【0067】さらに、本発明では、光活性微粒子を屈折
率の小さい金属酸化物からなる被膜中に埋設させること
ができるので、反射色が目立たないようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光触媒膜付き基板を模式的に示し
た断面図である。
【図2】本発明に係る光触媒膜付き基板の製造方法を示
す製造工程図である。
【図3】上記光触媒膜付き基板の製造方法の詳細を示す
図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板(透明基板) 2 TiO2微粒子(光活性微粒子) 3 SiO2膜(被膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 哲郎 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 新井 大介 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G059 AA01 AA07 AB01 AB09 AB11 AC22 EA04 EA05 EA18 EB04 EB06 GA01 GA05 GA12 4G069 AA03 AA08 AA11 BA02A BA02B BA04A BA04B BA48A BB04A BB04B BD05A BD05B CA01 DA06 EA07 EC22Y FB24 FB58 4K029 AA09 BA46 BD00 CA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光触媒作用を呈する光活性微粒子が透明
    基板上に撒布されると共に、前記光活性微粒子を覆うよ
    うに金属酸化物からなる被膜が前記透明基板上に形成さ
    れていることを特徴とする光触媒膜付き基板。
  2. 【請求項2】 前記金属酸化物は、ケイ素酸化物である
    ことを特徴とする請求項1記載の光触媒膜付き基板。
  3. 【請求項3】 光触媒作用を呈する光活性微粒子を透明
    基板上に撒布した後、熱処理を施し、次いで、所定の金
    属材料をターゲット物質としてスパッタリング処理を施
    し、前記光活性微粒子が撒布された透明基板上に金属酸
    化物からなる被膜を形成することを特徴とする光触媒膜
    付き基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の金属材料はケイ素であること
    を特徴とする請求項3記載の光触媒膜付き基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記光活性微粒子を所定の溶剤中に懸濁
    させて懸濁液を作製し、該懸濁液を前記透明基板上に撒
    布した後、前記熱処理を施して前記透明基板上の懸濁液
    を蒸発させ、前記光活性微粒子を前記透明基板上に固着
    させることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の光
    触媒膜付き基板の製造方法。
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