JP2002046746A - ポリタンク - Google Patents

ポリタンク

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JP2002046746A
JP2002046746A JP2000235032A JP2000235032A JP2002046746A JP 2002046746 A JP2002046746 A JP 2002046746A JP 2000235032 A JP2000235032 A JP 2000235032A JP 2000235032 A JP2000235032 A JP 2000235032A JP 2002046746 A JP2002046746 A JP 2002046746A
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Shokon Kin
尚根 金
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KITTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、女性や老人等でも容易に持ち運び
ができ、運搬性に優れ、かつ内容物を完全に汲み出すこ
とができる作業性に優れるとともに浄化が容易にでき、
洗浄性、長期使用性に優れたポリタンクを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本発明のポリタンクは、上部壁の中央に
形成された把持部と、把持部の両端部のいずれか一方若
しくは両方に形成された液状体の注出入用孔部を備えた
ポリタンクであって、後部壁の下方に凹状又は凸状に形
成された後部取手部を有する構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は灯油や農薬、印刷イ
ンキ、液状化学薬品等の溶液の保存、運搬用に使用され
るポリタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリタンクは業務用、家庭用とし
て主に用いられているが、灯油や農薬、印刷インキ、化
学薬品等の保存用として、密閉性(安全性)、強度等を
経済的実用化にまで高められたものが市販されている。
以下に従来のポリタンクについて説明する。図7は従来
のポリタンクの全体斜視図であり、図8はその側面図で
ある。52はポリエチレン等で成形されたポリタンク、
53はポリタンク52の上壁、54は灯油や化学薬品等
の液状物の注出入孔の蓋、55は上壁53の略中央部に
形成された凹部、56は凹部4の略中央部の両側壁間に
跨がって一体成形された把手部、57は上壁53と平行
でかつ平面状に形成された底部、58は両側壁に凹状に
形成された補強用リブである。上壁53の上面は出入孔
の蓋54と把手部56が面一になるように形成されてい
る。以上のように構成された従来のポリタンクについ
て、以下その機能を説明する。上壁53及び底部57は
平面に形成されているので液状物を入れたポリタンク5
2を持ち運ぶときは把手部56を持って持ち上げて所定
の場所まで運び、所定の場所で据え置き又は段積して収
納し、使用時には先と逆の行動でポリタンク52を所定
位置まで運搬し、簡易ポンプで液状物を汲み出してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のポリタンクでは、以下の課題を有していた。 a.運搬する際、把手部が凹部内に形成されているため
持ち難く、かつ重量が重いので運搬中に手のひらが痛く
なったり腰痛を起こしたりして運搬性が極めて悪いとい
う問題点を有していた。 b.液状物を取り出す際、底部がフラットに形成されて
いるのでポリタンクを床等に置いたままでは簡易ポンプ
で内容物を完全に取り出すことができずに内容物が残存
するという問題点があった。特に液状物を完全に汲み出
す際は一々ポリタンクをかかえて内容物を取り出さねば
ならず作業性が極めて悪いという問題点を有していた。 c.ポリタンクを繰り返し使用する場合、ポリタンクの
底部にほこりや水分等が溜まり、これを取り出すことが
困難であり、ほこりや水分等の溜まり量が多くなった場
合ポリタンクを廃棄しなければならないという問題点を
有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、女性や老人等でも容易に持ち運びができ、運搬性に
優れ、かつ内容物を完全に汲み出すことができる作業性
に優れるとともに浄化が容易にでき、洗浄性、長期使用
性に優れたポリタンクを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明は、以下の構成を有している。
【0006】本発明の請求項1に記載のポリタンクは、
上部壁の中央に形成された把持部と、把持部の両側部の
いずれか一方若しくは両方に形成された液状物の注出入
用孔部を備えたポリタンクであって、後部壁の下方に凹
状又は凸状に形成された後部取手部を有する構成を有し
ている。この構成により、以下の作用を有する。 (1)把持部と後部取手部を有しているので、液状物を
移し替える際、把持部を把持してポリタンクを持ち上
げ、後部取手部を指で支えて傾斜をさせるだけで注出入
用孔部から簡単に内部の液状物を移し替えたり汲出した
りすることができる。 (2)従来のようにポリタンクを抱えて液状物を移し替
えるのではなく、後部壁の後部取手部を指で支えるだけ
で、安定した姿勢で移し替え作業ができるので、ポリタ
ンクの容量を大きくすることができる。
【0007】本発明の請求項2に記載のポリタンクは、
上部壁の中央に形成された把持部と、把持部の両側部の
いずれか一方若しくは両方に形成された液状物の注出入
用孔部を備えたポリタンクであって、底部壁が中央部で
内側に折れ曲がって凸状に形成された凸状部と、前記凸
状部と前後部壁側又は左右側壁側若しくは前記凸状部の
周囲の液留部を有する構成を有している。この構成によ
り、以下の作用を有する。 (1)底部壁が内側に山高状に形成された凸状部を有す
るので、内部の液状物を常に前後壁側や左右側壁側又は
凸状部の周囲に集めることができ、ポリタンクを傾けた
りしないで注出入用孔部からサイフォン式や電動式のポ
ンプで容器内の液状物を完全に汲出すことが出来る。こ
こで、凸状部は底部壁の長手方向又は短手方向の中央に
形成されるのが好ましい。凸状部の高さとしては5mm
〜30mm,好ましくは5mm〜15mmに形成され
る。5mmよりも低いと液状物を側壁側の液溜まりの深
さが浅く汲出し難い傾向があり、15mmよりも大きく
なるにつれ、ポリタンクの容積が食われるので、その分
ポリタンクを大きく(高さや幅方向)形成しなければな
らず合成樹脂の使用量が多くなり原価を高くする傾向が
あるので好ましくない。
【0008】本発明の請求項3に記載のポリタンクは、
上部壁の中央に形成された把持部と、把持部の両側部の
いずれか一方若しくは両方に形成された液状物の注出入
用孔部を備えたポリタンクであって、底部壁が対向する
側壁側に凹状に形成された液留部を有する構成を有して
いる。この構成により、以下の作用が得られる。 (1)液留部により液状物を貯留できるので、簡易ポン
プにより完全に液状物を汲出すことができる。 (2)液留部が底部壁の外側に突出しているので、ポリ
タンクを持ち上げ液状物を一方の注出入用孔部から注ぎ
出す際に、液留部を取手として利用でき容易に注ぎ出す
ことができる。 (3)液留部が突出しているので、脚部として利用でき
る。 (4)液留部が一種のリブ効果を有するのでポリタンク
の機械的強度を向上させ、耐久性を向上できる。 ここで、液留部の深さとしては、5mm〜20mmに形
成される。また、幅は少なくとも簡易ポンプの吸入部の
外径よりも大きく形成される。これに簡易ポンプにより
ポリタンク内の液状物を略全量を汲出すことができる。
【0009】本発明の請求項4に記載のポリタンクは、
上部壁の中央に形成された把持部と、前記把持部の両側
部のいずれか一方若しくは両方に形成された液状物の注
出入用孔部を備えたポリタンクであって、底部壁が前部
壁又は後部壁の一壁側に向けて傾斜され他方の一壁の前
記底部壁の外壁に長さ方向で分割形成された又は一体に
形成された脚部を備えている構成を有している。この構
成により、以下の作用が得られる。 (1)一方の側壁側が低く形成され液留りとなるので、
簡易ポンプで容易に略全量を汲出すことができる。 ここで、a.脚部の高さとしては、5mm〜50mm好
ましくは10mm〜30mmに形成され、低所側と高所
側の脚部でポリタンクを立てた際に、上部壁が水平にな
るように形成される。 b.脚部の形状としては突条、半球状、断面が方形又は
円形の柱状等が用いられる。尚、断面が方形又は円形の
柱状の場合はその底部はポリタンクを立てた際に上部壁
が水平になるように傾斜して形成されると好ましい。
【0010】本発明の請求項5に記載のポリタンクは、
請求項1乃至請求項4の内いずれか1項において、前部
壁の上方に凸状又は凹状に形成された前部取手部を備え
ている構成を有している。この構成により、請求項1乃
至請求項4の内いずれか1項により得られる作用の他、
以下の作用が得られる。 (1)ポリタンクを持ち上げ傾けて該タンク内の液状物
を汲出す際、前部取手部を有しているのでポリタンクを
容易に支持でき、作業時の安全性を向上できる。ここ
で、前部取手部の深さは凹部の場合、大人の指が入る深
さに形成され、凸部の場合、指が係止できる程度の高さ
に形成される。
【0011】本発明の請求項6に記載のポリタンクは、
請求項1乃至5の内いずれか1項において、上部壁の一
側部又は注出入用孔部に覆設される蓋部の蓋中央のいず
れか1に形成されたポンプの吸引部の差込口と、差込口
に立設された立壁部と、立壁部に係合して差込口を覆設
する差込口蓋部と、を有する構成を有している。この構
成により、請求項1乃至5の内いずれか1項により得ら
れる作用の他、以下の作用が得られる。 (1)上部壁又は蓋部に形成されたポンプの吸引部の差
込口を有するので、ポリタンクの注入用孔部を開けなく
ても簡単にポンプの吸引部を差し込むことができる。 (2)差込口が立壁部を有しているので、ポンプの吸引
部を倒すことなしに立てて該タンク内に挿着できる。 (3)差込口蓋部を有しているので、ポンプを使用しな
いときは、蓋をし、灯油等の揮発性の液状物の蒸散を防
止できる。ここで、差込口の立壁部は上部壁に突設して
形成してもよいが、ポリタンクの容器の内側に突設して
もよい。
【0012】本発明の請求項7に記載のポリタンクは、
請求項1乃至6の内いずれか1項において、立壁部に穿
設された空気流通孔部と、立壁部の内側に形成され空気
流通孔部と容器内を連通する溝部と、を有する構成を有
している。この構成により、請求項1乃至6の内いずれ
か1項で得られる作用の他、以下の作用が得られる。 (1)ポンプの吸引部の径が大きく差込口を防いでも、
空気流通孔部と溝部を有しているので、ポンプの汲出し
を円滑にできる。 (2)ポリタンクを屋外に置き日中の温度差の激しい部
所でも空気流通孔部を有するので、差込口蓋部を空気流
通孔部まで開けておくだけでポリタンクの内外の気圧を
一定できる。
【0013】本発明の請求項8に記載のポリタンクは、
請求項1乃至7の内いずれか1項において、差込口が上
部壁の前方側又は後方側の隅部に形成されるとともに、
前部取手部、又は後部取手部の凹部壁と容器の左右側壁
との間に所定幅を開けて形成された前記ポンプの吸引部
を保持する吸引部保持部を備えている構成を有してい
る。この構成により、請求項1乃至7の内いずれか1項
で得られる作用の他、以下の作用が得られる。 (1)簡易ポンプの差込口が上部壁の隅部に形成されて
いるので、差込口から該ポンプの吸引部を差込み、側壁
と凹部壁の間の吸引部保持部に保持するだけで吸引に最
適の位置でポンプの吸引部を所定位置に保持できる。
【0014】本発明の請求項9に記載のポリタンクは、
請求項1乃至8の内いずれか1項において、前記左右側
壁又は前記前後部壁のいずれかの一壁の前記底壁部側に
排出口が形成されている構成を有している。この構成に
より、請求項1乃至8の内いずれか1項で得られる作用
の他、以下の作用が得られる。これにより、請求項1乃
至8の内いずれか1項で得られる作用の他、以下の作用
を有する。 (1)排出口を有しているので、ゴミや水分が貯まった
場合、排出口より簡単に排出することができる。 (2)排出口を有しているので、洗浄等が終了した際に
簡単に水切りができる。ここで、排出口はその下面が底
部壁と略同一の高さでかつ、隅部側に形成されるのが好
ましい。これにより、ポリタンクの排出口側を下側に傾
けるだけで簡単に内容物を排出できる。排出口の形成
は、側壁を排出口の長さ分凹ませ排出口の吐出口に覆設
した蓋部の頂面を該側壁の面と面一に形成した場合は、
側壁に排出口の突起部がないので、耐久性を向上させる
ことができる。
【0015】本発明の請求項10に記載のポリタンク
は、各当接側壁で対称形状に形成された2個のセパレー
ト容器と、セパレート容器の各上壁に形成された1以上
の液状物の注出入孔部と、当接側壁の各々の上端部の中
央に形成された握持部と、を備えている構成を有してい
る。この構成により、以下の作用が得られる。 (1)各セパレー容器が対称型で同一の大きさに形成さ
れているので、液状物を各々に等量ずつ入れることによ
り、両手で下げることができ、従来の1個ポリタンクの
重量を半減させ運搬性に優れる。 (2)各セパレート容器に握持部を有するので、各セパ
レート容器を各々単独で運搬できる。ここで、各セパレ
ート容器は内容物が等量に形成される。左右の手に各々
セパレート容器を持って運ぶ際にバランスが取り易く搬
送性に優れる。
【0016】本発明の請求項11に記載のポリタンク
は、請求項10において、前記セパレート容器の各上壁
の中央部で、かつ重心の仮想線上に形成されたセパレー
ト把持部と、及び/又は、前記当接側壁の各々に嵌合手
段又は係合手段を備えている構成を有している。この構
成により、請求項10で得られる作用に加え、以下の作
用が得られる。 (1)セパレート把持部が重心の仮想線上に形成されて
いるので、運搬時にセパレート容器が傾くことがなく、
運搬し易い。 (2)セパレート容器を保管する際に、嵌合手段を備え
ている場合は各セパレート容器を各当接側壁で衝合させ
その嵌合手段の内一方の当接側壁の嵌合用凸部を他方の
セパレート容器の当接側壁の嵌合用凹部に嵌合させるだ
けで、一体化できコンパクトにまとめることができる。 (3)嵌合用凸部と凹部を嵌着させ2つのセパレート容
器を一体にした場合は、中央の握持部を握持し持ち上げ
るだけで片手で2つのセパレート容器を運搬することが
できる。 (4)係合部と被係合部(以下係合手段という)を備え
ている場合は、各セパレート容器を係合手段を介して一
体化し一つの容器として運搬、収納ができる。ここで、
セパレート把持部は、上壁の中央部に突設するか、中央
部を凹ませその凹んだ対向する側壁間に上壁と面一に架
設して成形しても良い。嵌合用凹凸部は、一方の当接側
壁に該凸部だけを、他方の側壁に該凹部だけを形成する
か、各々に凸部と凹部を設けてもよい。凸部は頂部の径
が5mm〜30mm程度に形成し、高さも5mmから2
0mm程度に形成すると成形を容易にできるが、機械的
強度を維持できればこの範囲外でも良い。また、係合手
段としてはフック等を用いた掛止機構が用いられる。
【0017】本発明の請求項12に記載のポリタンク
は、請求項10又は11において、セパレート容器の各
々が次のいずれか1以上を備えている構成を有してい
る。 a.各前記セパレート容器の一側壁の下方に凹状に形成
された後部取手部。 b.各前記セパレート容器の底部壁が中央部で内側に凸
状に形成された凸状部と、前記凸状部と前後部壁側又は
左右側壁側若しくは前記凸状部の周囲に設けられた液留
部。 c.各前記セパレート容器の底部壁が対向する側壁側に
凹状に形成された液留部。 d.各前記セパレート容器の底部壁が前部壁又は後部壁
の一壁側に向けて傾斜され他方の一壁の前記底部壁の外
壁に長さ方向で分割形成された又は一体に形成された脚
部。 e.各前記セパレート容器の前部壁の上方に凸状又は凹
状に形成された前部取手部。 f.各前記セパレート容器の前記上壁の一側部又は前記
注出入用孔部に覆設される蓋部の蓋中央のいずれか1に
形成されたポンプの吸引部の差込口と、前記差込口に立
設された立設された立壁部と、前記立壁部に係合して前
記差込口を覆設する差込口蓋部。 g.各前記セパレート容器の前記立壁部に穿設された空
気流通孔部と、前記立壁部の内側に形成され前記空気流
通孔部と容器内を連通する溝部。 h.各前記セパレート容器の前記差込口が前記前部壁の
前方側又は前記後部壁の後方側の隅部に形成されるとと
もに、前記前部取手部、又は前記後部取手部の凹部壁と
前記容器の前記左右側壁との間に所定幅を開けて形成さ
れたポンプの吸引部を保持する吸引保持部。 i.各前記セパレート容器の前記左右側壁又は前記前後
部壁のいずれかの一壁の前記底壁部側に形成された排出
口。この構成により、請求項10又は11で得られる作
用の他、各セパレート容器が請求項1乃至9のいずれか
1項に記載した構成を備えているので、前記a〜iの構
成に応じて請求項1乃至9の各々で記載した作用を有す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態におけるポ
リタンクの斜視図である。1はポリエチレン等の合成樹
脂で直方体状に形成された実施の形態1のポリタンク、
2はポリタンク1の上部壁、2aは上部壁2の中央に形
成された把持用凹部、2bは上部壁2の前部側の傾斜上
部壁、2cは上部壁2の後部側の後部上部壁、3a,3
bは傾斜上部壁2b、及び後部上部壁2cに形成された
液状物の注出入用孔部、注出入用孔部3a,3bの蓋部
は図示していない。4は把持用凹部2a上に一体に架設
された把持部、5は前部壁、6は後部壁、7は左側壁、
8aは後部壁6の下方に凹状に形成された後部取手部、
8bは前部壁5の上方に凹状に形成された前部取手部、
9は底部壁、10は左側壁7の底部壁9側であって前部
壁5よりに形成された排出口であり、排出時以外は排出
口10には排出口用蓋(図示せず)が覆設されている。
11は傾斜上部壁2bに形成された合成樹脂製のサイフ
ォン式の簡易ポンプの吸引部を差し込み該ポンプから液
状物を汲出す差込口であり、差込口11は差込時以外は
差込口用蓋部(図示せず)が覆設されている。尚、後部
取手部8a、前部取手部8bは指手が入る深さの凹状に
形成されたもので説明したが、指先が掛かる程度に凸条
に形成したものでもよい。また、排出口10は左側壁7
から突出して形成したが、排出口10の蓋の頂部が左側
壁7の側壁面と面一になるように排出口10の基部の左
側壁7を部分的に凹ませてもよい。これにより排出口1
0の蓋の頂部が左側壁7から突出していないので、運搬
時等に排出口10が他の物と衝突し破損するのを防止で
きる。
【0019】以上のように構成された実施の形態1のポ
リタンクについて、以下その使用方法を説明する。灯油
等の液状物は従来と同様に注出入用孔部3a若しくは注
出入用孔部3bの該蓋部を取って注入される。液状物を
ポリタンク1から合成樹脂製のサイフォン式の簡易ポン
プで汲出す際は差込口11の差込口用蓋部を取って該ポ
ンプの吸引部を差込口11に挿入し、液状物を汲出す。
液状物が減った場合や液状物を他の容器に移し替える場
合、ポリタンク1の把持部4を片手で持って持ち上げ後
部取手部8aに他方の手の指を入れて支持することによ
り、安定した姿勢で安全かつ確実に短時間で移し替える
ことができる。差込口10を有しているので、簡易ポン
プの吸引部を差込口10に差し込むだけで差込口10の
立壁により略垂直に支持されるので、従来のように吸引
中に吸引口が浮き上がって吸引が中断されることがな
い。液状物を一時に排出するときは後部取手部8aと把
持部4又は前部取手部8bと把持部4に各々指を入れる
だけで、注出入用孔部3a又は3bから一時に排出する
ことができる。ポリタンク1の底部壁9に砂塵等のゴミ
が溜まった場合は、洗浄液で洗浄した後、排出口10よ
り排出することができる。
【0020】以上のように構成された実施の形態1のポ
リタンクについて、以下その作用を説明する。 (1)把持部と後部取手部を有しているので、液状物を
移し替える際、把持部を把持してポリタンクを持ち上
げ、後部取手部を指で支えて傾斜をさせるだけで注出入
用孔部から簡単に内部の液状物を移し替えたり汲出した
りすることができる。 (2)従来のようにポリタンクを抱えて液状物を移し替
えるのではなく、後部壁の後部取手部を指で支えるだけ
で、安定した姿勢で移し替え作業ができるので、ポリタ
ンクの容量を大きくすることができる。 (3)ポリタンクを持ち上げ傾けて該タンク内の液状物
を汲出す際、前部取手部を有しているのでポリタンクを
容易に支持でき、作業時の安全性を向上できる。 (4)上部壁又は蓋部に形成されたポンプの吸引部の差
込口を有するので、ポリタンクの注入用孔部を開けなく
ても簡単にポンプの吸引部を差し込むことができる。 (5)差込口が立壁部を有しているので、ポンプの吸引
部を倒すことなしに立てて該タンク内に挿着できる。 (6)差込口蓋部を有しているので、ポンプを使用しな
いときは、蓋をし、灯油等の揮発性の液状物の蒸散を防
止できる。 (7)ポンプの吸引部の径が大きく差込口を防いでも、
空気流通孔部と溝部を有しているので、ポンプの汲出し
を円滑にできる。 (8)ポリタンクを屋外に置き日中の温度差の激しい部
所でも空気流通孔部を有するので、差込口蓋部を空気流
通孔部まで開けておくだけでポリタンクの内外の気圧を
一定できる。 (9)排出口を有しているので、ゴミや水分が貯まった
場合、排出口より簡単に排出することができる。 (10)排出口を有しているので、洗浄等が終了した際
に簡単に水切りができる。
【0021】(実施の形態2,3)本発明の実施の形態
2におけるポリタンクについて、以下図面を用いて説明
する。図2は本発明の実施の形態2におけるポリタンク
の斜視図であり、図3は本発明の実施の形態3における
ポリタンクの斜視図である。実施の形態1と異なる点
は、実施の形態2は底部壁9aの中央部に短手方向と平
行に高さが10〜25mm程度の凸状部21が形成され
前後部壁5,6側に液留部22が形成されている点であ
る。また、実施の形態3は前後部壁5,6との間に凹状
に形成された深さが10〜20mm程度の液留部23を
備えている点である。これにより、以下の作用を有す
る。 (1)ポリタンクの液状物を他の容器等に移し替える場
合は、液留部23と把持部に各々を手を当てることによ
り、(底部壁が平坦な)従来のように指が滑ってポリタ
ンクが外れ、他の容器等に衝突して倒し液状物を漏らす
すというような事故を防止できる。 (2)底部壁が内側に山高状に形成された凸状部を有す
るので、内部の液状物を常に前後壁側や左右側壁側又は
凸状部の周囲に集めることができ、ポリタンクを傾けた
りしないで注出入用孔部からサイフォン式や電動式のポ
ンプで容器内の液状物を完全に汲出すことが出来る。 (3)液留部により液状物を貯留できるので、簡易ポン
プにより完全に液状物を汲出すことができる。 (4)液留部が底部壁の外側に突出しているので、ポリ
タンクを持ち上げ液状物を一方の注出入用孔部から注ぎ
出す際に、液留部を取手として利用でき容易に注ぎ出す
ことができる。 (5)液留部が突出しているので、脚部として利用でき
る。 (6)液留部が一種のリブ効果を有するのでポリタンク
の機械的強度を向上させ、耐久性を向上できる。
【0022】(実施の形態4)図4(a)は本発明の実
施の形態4におけるポリタンクの斜視図であり、図4
(b)は差込口の要部拡大図である。実施の形態4のポ
リタンク1cが実施の形態1と異なる点は、底部壁9c
が傾斜して形成され底部壁9cの高所側の外壁に柱状の
脚部25を有し、底所側に液留部24が形成されている
点と、差込口11の立壁部11aに穿設された空気流通
孔部11bと立壁部11aの内壁に空気流通孔部11b
と連通する溝部11cを有している点である。脚部25
の高さは上部壁2が水平になる高さに形成され、その高
さは底部壁9cの傾斜角により異なるが10mm〜50
mmに形成されている。以上のように実施の形態4のポ
リタンクについて、以下、その使用方法及びその作用を
説明する。 (1)底部壁が傾斜して形成して形成されているので、
液留部に灯油等の液状物を集めることができ、差込口か
ら挿入したポンプの吸引部で略完全に液状物を汲出すこ
とができる。 (2)ポリタンク内の液状物を他の容器に移し替える際
は、液留部又は脚部を持ち上げるだけで、指を滑らすこ
となく安全に行うことができる。 (3)差込口の立壁部に空気流通孔部及び溝部を備えて
いるので、ポリタンク内の液状物の出し入れもスムーズ
に行うことができる。 (4)差込口の立壁部の内壁に空気流通孔部と連通する
溝部を有しているので、該ポンプの径が太く差込口が塞
がっても粒状物の出し入れをスムーズに行うことができ
る。 (5)日中の温度差が大きい場合や冬季から夏季にかけ
て灯油等を貯蔵しておく場合、温度差で側壁が膨張、収
縮を繰り返し、この繰り返しによるクリープ劣化を生じ
やすいが、立壁部の下部に形成された空気流通孔部と蓋
部を有しているので、該蓋部を少し開けておくことによ
り、クリープ劣化を防止できポリタンクの耐久性を向上
できる。
【0023】(実施の形態5)図5は本発明の実施の形
態5におけるセパレート式のポリタンクの斜視図であ
り、図6は本発明の実施の形態5のポリタンクを左右に
開いた状態を示す斜視図である。1dは実施の形態5の
ポリタンク、1x,1yは各当接側壁で対称形状に形成
され実施の形態1のポリタンク1の半分の容量でかつ同
一容積に形成されポリタンク1dを構成するセパレート
容器、31,32はセパレート容器1x,1yの各当接
側壁、33a,33bは各当接側壁31,32の上端部
の中央の凹部に架設して形成された握持部、34はセパ
レート容器1xの当接側壁31の左右対称位置に形成さ
れた嵌合用凸部、35はセパレート容器1yの当接側壁
32に形成された嵌合用凸部34と嵌合して係合する嵌
合用凹部、36,37は各セパレート容器1x,1yの
重心の仮想線上に形成されたセパレート把持部である。
以上のように構成された実施の形態5のポリタンクにつ
いて、以下その使用方法及びその作用について説明す
る。 (1)従来のポリタンクの半分の容量で、かつ形状が対
称に形成されているので、老人や女性、子供等が灯油等
の液状物を運ぶ場合、左右の手に各々セパレート容器1
x,1yの重心の仮想線上に形成されたセパレート把持
部を持つことによってバランス良く運ぶことができ、安
全性に優れる。 (2)男性が運ぶときは、嵌合用凸部34を嵌合用凹部
35に嵌合し、各セパレート容器1x,1yを各当接側
壁31,32で当接させると一体のポリタンクが形成さ
れるので、中央の握持部33a、33bを片手で持って
容易に運ぶことができる。 (3)各セパレー容器1x,1yが対称型で同一の大き
さに形成されているので、液状物を各々に等量ずつ入れ
ることにより、両手で下げることができ、従来の1個ポ
リタンクの重量を半減させ運搬性に優れる。 (4)各セパレート容器1x,1yにはじぶセパレート
把持部36,37を有するので、各セパレート容器を各
々単独で運搬できる。 (5)セパレート把持部36,37が重心の仮想線上に
形成されているので、運搬時にセパレート容器が傾くこ
とがなく、運搬し易い。 (6)セパレート容器1x,1yを保管する際に、嵌合
手段を備えている場合は各セパレート容器を各当接側壁
で衝合させその嵌合手段の内一方の当接側壁の嵌合用凸
部を他方のセパレート容器の当接側壁の嵌合用凹部に嵌
合させるだけで、一体化できコンパクトにまとめること
ができる。 (7)嵌合用凸部と凹部を嵌着させ2つのセパレート容
器を一体にした場合は、中央の握持部33a,33bを
握持し持ち上げるだけで片手で2つのセパレート容器を
運搬することができる。 (8)係合部と被係合部(以下係合手段という)を備え
ている場合は、各セパレート容器を係合手段を介して一
体化し一つの容器として運搬、収納ができる。
【0024】尚、実施の形態5の各セパレート容器に次
のような加工を施してもよい。すなわち、 a.各セパレート容器の一側壁の下方に凹状に形成され
た後部取手部を設けてもよい。これにより、(1)把持
部と後部取手部を有しているので、液状物を移し替える
際、把持部を把持してポリタンクを持ち上げ、後部取手
部を指で支えて傾斜をさせるだけで注出入用孔部から簡
単に内部の液状物を移し替えたり汲出したりすることが
できる。 (2)従来のようにポリタンクを抱えて液状物を移し替
えるのではなく、後部壁の後部取手部を指で支えるだけ
で、安定した姿勢で移し替え作業ができるので、ポリタ
ンクの容量を大きくすることができる。 b.各セパレート容器の底部壁が中央部で内側に凸状に
形成された凸状部と、前記凸状部と前後部壁側又は左右
側壁部側若しくは凸状部の周囲の液留部を設けてもよ
い。これにより、底部壁が内側に山高状に形成された凸
状部を有するので、内部の液状物を常に前後壁側や左右
側壁側又は凸状部の周囲に集めることができ、ポリタン
クを傾けたりしないで注出入用孔部からサイフォン式や
電動式のポンプで容器内の液状物を完全に汲出すことが
出来る。 c.各セパレート容器の底部壁が対向する側壁側の外側
に凹状に形成された液留部を設けてもよい。これによ
り、(1)液留部により液状物を貯留できるので、簡易
ポンプにより完全に液状物を汲出すことができる。 (2)液留部が底部壁の外側に突出しているので、ポリ
タンクを持ち上げ液状物を一方の注出入用孔部から注ぎ
出す際に、液留部を取手として利用でき容易に注ぎ出す
ことができる。 (3)液留部が突出しているので、脚部として利用でき
る。 (4)液留部が一種のリブ効果を有するのでポリタンク
の機械的強度を向上させ、耐久性を向上できる。 d.各セパレート容器の底部壁が一側壁側に向けて傾斜
され一側壁の底部の外壁に長さ方向で分割形成された又
は一体に形成された脚部を設けてもよい。これにより、
(1)一方の側壁側が低く形成され液留りとなるので、
簡易ポンプで容易に略全量を汲出すことができる。 e.各セパレート容器の前部壁の上方に凸状又は凹状に
形成された前部取手部を設けてもよい。これにより、
(1)ポリタンクを持ち上げ傾けて該タンク内の液状物
を汲出す際、前部取手部を有しているのでポリタンクを
容易に支持でき、作業時の安全性を向上できる。 f.各セパレート容器の上壁の一側部又は注出入用孔部
に覆設される蓋部の蓋中央のいずれか1に形成されたポ
ンプの吸引部の差込口と、差込口に立設された立設され
た立壁部と、立壁部に係合して差込口を覆設する差込口
蓋部を設けてもよい。これにより、(1)上部壁又は蓋
部に形成されたポンプの吸引部の差込口を有するので、
ポリタンクの注入用孔部を開けなくても簡単にポンプの
吸引部を差し込むことができる。(2)差込口が立壁部
を有しているので、ポンプの吸引部を倒すことなしに立
てて該タンク内に挿着できる。(3)差込口蓋部を有し
ているので、ポンプを使用しないときは、蓋をし、灯油
等の揮発性の液状物の蒸散を防止できる。 g.各セパレート容器の立壁部に穿設された空気流通孔
部と、立壁部の内側に形成され空気流通孔部と連通する
溝部を設けてもよい。これにより、簡易ポンプの差込口
が上部壁の隅部に形成されているので、差込口から該ポ
ンプの吸引部を差込み、側壁と凹部壁の間の吸引部保持
部に保持するだけで吸引に最適の位置でポンプの吸引部
を所定位置に保持できる。 h.各セパレート容器の差込口が前部壁の前方側又は後
部壁の後方側の隅部に形成されるとともに、前部取手
部、又は後部取手部の凹部壁と容器の左右側壁との間に
所定幅を開けて形成されたポンプの吸引部を保持する吸
引保持部を設けてもよい。これにより、(1)簡易ポン
プの差込口が上部壁の隅部に形成されているので、差込
口から該ポンプの吸引部を差込み、側壁と凹部壁の間の
吸引部保持部に保持するだけで吸引に最適の位置でポン
プの吸引部を所定位置に保持できる。i.各セパレート
容器の左右側壁の一側壁の底壁部側に形成された排出口
を設けてもよい。これにより、(1)排出口を有してい
るので、ゴミや水分が貯まった場合、排出口より簡単に
排出することができる。(2)排出口を有しているの
で、洗浄等が終了した際に簡単に水切りができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明におけるポリタンク
によれば、以下の優れた効果を実現できる。 請求項1に記載のポリタンクによれば、(1)把持部と
後部取手部を有しているので、液状物を移し替える際、
把持部を把持してポリタンクを持ち上げ、後部取手部に
指を入れて傾斜をさせるだけで注出入用孔部から簡単に
内部の液状物を移し替えたり汲出すことができ作業性に
優れる。 (2)従来のようにポリタンクを抱えて液を移し替える
のではなく、後部壁の後部取手部に指を入れるだけで、
安定した姿勢で移し替え作業ができるので、ポリタンク
の容量を大きくすることができる。
【0026】請求項2に記載のポリタンクによれば、請
求項1で得られる効果に加え、以下の効果を得ることが
できる。 (1)底部壁が内側に凸状部を有するので、内部の液状
物を常に前後壁側に集めることができ、ポリタンクを傾
けたりしないで注出入用孔部からサイフォン式や電動式
のポンプで容器内の液状物を完全に汲出すことが出来
る。請求項3に記載のポリタンクによれば、請求項1の
発明により得られる効果に加え、以下の効果を得ること
ができる。 (1)液留部により液状物を貯留できるので、簡易ポン
プにより完全に液状物を汲出すことができる。 (2)液留部が底部壁の外側に突出しているので、液状
物を注出入用孔部から注ぎ出す際に、液留部を取手とし
て利用でき容器に注ぎ出すことができ取扱性に優れる。 (3)液留部が突出しているので、脚部として利用でき
機械的強度を向上できる。
【0027】請求項4に記載のポリタンクによれば、請
求項1の発明により得られる効果に加え、以下の効果を
得ることができる。 (1)一方の側壁側が低く形成され液留りとなるので、
簡易ポンプで容易に略全量を汲出すことができる。請求
項5に記載のポリタンクによれば、請求項1乃至請求項
4の内いずれか1項に記載の発明により得られる効果に
加え、以下の効果を得ることができる。 (1)ポリタンクを抱えて傾けて該タンク内の液状物を
汲出す際、前部取手部を有しているのでポリタンクを容
易に支持でき、作業時の安全性を向上できる。
【0028】請求項6に記載のポリタンクによれば、請
求項1乃至請求項5に記載の発明により得られる効果に
加え、以下の効果を得ることができる。 (1)上部壁又は蓋部に形成されたポンプの吸引部の差
込口を有するので、ポリタンクの注入用孔部を開けなく
ても簡単にポンプの吸引部を差し込むことができ、ポン
プが注入時に傾くことがないので作業性に優れる。 (2)差込口が立壁部を有しているので、ポンプの吸引
部を倒すことなしに立てて該タンク内に挿着でき、ポン
プが注入時に傾くことがないので安全性や作業性に優れ
る。 (3)差込口蓋部を有しているので、ポンプを使用しな
いときは、蓋をし、灯油等の揮発性の液状物の蒸散を防
止できる。請求項7に記載のポリタンクによれば、請求
項1乃至6に記載の発明により得られる効果に加え、以
下の効果を得ることができる。 (1)ポンプの吸引部の径が大きく差込口を防いでも、
空気流通孔部と溝部を有しているので、ポンプの汲出し
を円滑にでき作業性に優れる。 (2)ポリタンクを屋外に置き日中の温度差の激しい部
所でも空気流通孔部を有するので、ポリタンクの内外の
気圧を一定でき、クリープ劣化を防ぎ耐久性に優れる。
【0029】請求項8に記載のポリタンクによれば、請
求項1乃至7に記載の発明により得られる効果に加え、
以下の効果を得ることができる。 (1)ポンプの吸引部を所定位置に保持でき、ポンプが
浮き上がり傾いたりすることがないので、液状物を零し
たりすることがなく安心して給油等をおこなうことがで
きる。請求項9に記載のポリタンクによれば、請求項1
乃至7に記載の発明により得られる効果に加え、以下の
効果を得ることができる。 (1)各セパレー容器が対称型で同一の大きさに形成さ
れているので、液状物を各々に等量ずつ入れることによ
り、両手で下げることができ、重量を半減させ運搬性に
優れる。 (2)係合部と被係合部(以下係合手段という)を備え
ているので、各セパレート容器を係合手段を介して一体
化し一つの容器として運搬、収納ができ利便性に優れ
る。 (3)各セパレート容器に把持部を有するので、各セパ
レート容器を各々単独で運搬できる。
【0030】請求項10に記載のポリタンクによれば、
以下の効果を得ることができる。 (1)各セパレー容器が対称型で同一の大きさに形成さ
れているので、液状物を各々に等量ずつ入れることによ
り、両手で下げることができ、従来の1個ポリタンクの
重量を半減させ運搬性に優れる。 (2)嵌合手段や係合手段を備えているので、各セパレ
ート容器を嵌合手段等を介して一体化し一つの容器とし
て運搬、収納ができ利便性に優れる。 (3)各セパレート容器に把持部を有するので、各セパ
レート容器を各々単独で運搬できる。請求項11に記載
のポリタンクによれば、請求項10に記載の発明により
得られる効果に加え、以下の効果を得ることができる。 (1)セパレート把持部が重心の仮想線上に形成されて
いるので、運搬時にセパレート容器が傾くことがなく、
安全性や運搬性に優れる。 (2)セパレート容器を保管する際に、嵌合手段を備え
ている場合は各セパレート容器を各当接側壁で衝合させ
その嵌合手段の内一方の当接側壁の嵌合用凸部を他方の
セパレート容器の当接側壁の嵌合用凹部に嵌合させるだ
けで、一体化できコンパクトにまとめることができる。 (3)嵌合用凸部と凹部を嵌着させ2つのセパレート容
器を一体にした場合は、中央の握持部を握持し持ち上げ
るだけで片手で2つのセパレート容器を運搬することが
できる。 (4)係合部と被係合部(以下係合手段という)を備え
ている場合は、各セパレート容器を係合手段を介して一
体化し一つの容器として運搬、収納ができる。
【0031】請求項12に記載のポリタンクによれば、
請求項10又は11に記載の発明により得られる効果に
加え、以下の効果を得ることができる。 (1)各セパレート容器の一側壁の下方に凹状に形成さ
れた後部取手部を設けた場合は、a.把持部と後部取手
部を有しているので、液状物を移し替える際、把持部を
把持してポリタンクを持ち上げ、後部取手部を指で支え
て傾斜をさせるだけで注出入用孔部から簡単に内部の液
状物を移し替えたり汲出したりすることができる。b.
従来のようにポリタンクを抱えて液状物を移し替えるの
ではなく、後部壁の後部取手部を指で支えるだけで、安
定した姿勢で移し替え作業ができるので、ポリタンクの
容量を大きくすることができる。 (2)各セパレート容器の底部壁が中央部で内側に凸状
に形成された凸状部と、前記凸状部と前後部壁側又は左
右側壁部側若しくは凸状部の周囲の液留部を設けた場合
は、底部壁が内側に山高状に形成された凸状部を有する
ので、内部の液状物を常に前後壁側や左右側壁側又は凸
状部の周囲に集めることができ、ポリタンクを傾けたり
しないで注出入用孔部からサイフォン式や電動式のポン
プで容器内の液状物を完全に汲出すことが出来る。 (3)各セパレート容器の底部壁が対向する側壁側の外
側に凹状に形成された液留部を設けた場合は、a.液留
部により液状物を貯留できるので、簡易ポンプにより完
全に液状物を汲出すことができる。b.液留部が底部壁
の外側に突出しているので、ポリタンクを持ち上げ液状
物を一方の注出入用孔部から注ぎ出す際に、液留部を取
手として利用でき容易に注ぎ出すことができる。c.液
留部が突出しているので、脚部として利用できる。d.
液留部が一種のリブ効果を有するのでポリタンクの機械
的強度を向上させ、耐久性を向上できる。 (4)各セパレート容器の底部壁が一側壁側に向けて傾
斜され一側壁の底部の外壁に長さ方向で分割形成された
又は一体に形成された脚部を設けた場合は、a.一方の
側壁側が低く形成され液留りとなるので、簡易ポンプで
容易に略全量を汲出すことができる。 (5)各セパレート容器の前部壁の上方に凸状又は凹状
に形成された前部取手部を設けた場合は、a.ポリタン
クを持ち上げ傾けて該タンク内の液状物を汲出す際、前
部取手部を有しているのでポリタンクを容易に支持で
き、作業時の安全性を向上できる。 (6)各セパレート容器の上壁の一側部又は注出入用孔
部に覆設される蓋部の蓋中央のいずれか1に形成された
ポンプの吸引部の差込口と、差込口に立設された立設さ
れた立壁部と、立壁部に係合して差込口を覆設する差込
口蓋部を設けた場合は、a.上部壁又は蓋部に形成され
たポンプの吸引部の差込口を有するので、ポリタンクの
注入用孔部を開けなくても簡単にポンプの吸引部を差し
込むことができる。b.差込口が立壁部を有しているの
で、ポンプの吸引部を倒すことなしに立てて該タンク内
に挿着できる。c.差込口蓋部を有しているので、ポン
プを使用しないときは、蓋をし、灯油等の揮発性の液状
物の蒸散を防止できる。 (7)各セパレート容器の立壁部に穿設された空気流通
孔部と、立壁部の内側に形成され空気流通孔部と連通す
る溝部を設けた場合は、a.簡易ポンプの差込口が上部
壁の隅部に形成されているので、差込口から該ポンプの
吸引部を差込み、側壁と凹部壁の間の吸引部保持部に保
持するだけで吸引に最適の位置でポンプの吸引部を所定
位置に保持できる。 (8)各セパレート容器の差込口が前部壁の前方側又は
後部壁の後方側の隅部に形成されるとともに、前部取手
部、又は後部取手部の凹部壁と容器の左右側壁との間に
所定幅を開けて形成されたポンプの吸引部を保持する吸
引保持部を設けた場合は、a.簡易ポンプの差込口が上
部壁の隅部に形成されているので、差込口から該ポンプ
の吸引部を差込み、側壁と凹部壁の間の吸引部保持部に
保持するだけで吸引に最適の位置でポンプの吸引部を所
定位置に保持できる。 (9)各セパレート容器の左右側壁の一側壁の底壁部側
に形成された排出口を設けた場合は、a.排出口を有し
ているので、ゴミや水分が貯まった場合、排出口より簡
単に排出することができる。b.排出口を有しているの
で、洗浄等が終了した際に簡単に水切りができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるポリタンクの斜視
【図2】本発明の実施の形態2におけるポリタンクの斜
視図
【図3】本発明の実施の形態3におけるポリタンクの斜
視図
【図4】本発明の実施の形態4におけるポリタンクの斜
視図
【図5】本発明の実施の形態5におけるセパレート式の
ポリタンクの斜視図
【図6】本発明の実施の形態5のポリタンクを左右に開
いた状態を示す斜視図
【図7】従来のポリタンクの全体斜視図
【図8】従来のポリタンクの側面図
【符号の簡単な説明】
1a,1b,1c,1d ポリタンク 1x,1y セパレート容器 2 上部壁 2a 把持用凹部 2b 傾斜上部壁 2c 後部上部壁 3a,3b 注出入用孔部 4 把持部 5 前部壁 6 後部壁 7 左側壁 8a 後部取手部 8b 前部取手部 9,9a,9b,9c 底部壁 10 排出口 11 差込口 21 凸状部 22,23,24 液留部 25 脚部 31,32 当接側壁 33a,33b 握持部 34 嵌合用凸部 35 嵌合用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E006 AA06 BA01 CA01 GA01 3E014 PA01 PB03 PC03 PC16 PD11 PE21 PF10 3E033 AA09 BA13 DE01 DE06 FA03 GA02 3E062 AA07 AB01 HA01 HA02 HA08 HB02 HC01 HD25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部壁の中央に形成された把持部と、前
    記把持部の両側部のいずれか一方若しくは両方に形成さ
    れた液状物の注出入用孔部を備えたポリタンクであっ
    て、後部壁の下方に凹状又は凸状に形成された後部取手
    部を有することを特徴とするポリタンク。
  2. 【請求項2】 上部壁の中央に形成された把持部と、把
    持部の両側部のいずれか一方若しくは両方に形成された
    液状物の注出入用孔部を備えたポリタンクであって、底
    部壁が中央部で内側に折れ曲がって凸状に形成された凸
    状部と、前記凸状部と前後部壁側又は左右側壁側若しく
    は前記凸状部の周囲の液留部を有することを特徴とする
    ポリタンク。
  3. 【請求項3】 上部壁の中央に形成された把持部と、前
    記把持部の両側部のいずれか一方若しくは両方に形成さ
    れた液状物の注出入用孔部を備えたポリタンクであっ
    て、底部壁が対向する側壁側に凹状に形成された液留部
    を有することを特徴とするポリタンク。
  4. 【請求項4】 上部壁の中央に形成された把持部と、前
    記把持部の両側部のいずれか一方若しくは両方に形成さ
    れた液状物の注出入用孔部を備えたポリタンクであっ
    て、底部壁が前部壁又は後部壁の一壁側に向けて傾斜さ
    れ他方の一壁の前記底部壁の外壁に長さ方向で分割形成
    された又は一体に形成された脚部を備えていることを特
    徴とするポリタンク。
  5. 【請求項5】 前部壁の上方に凸状又は凹状に形成され
    た前部取手部を備えていることを特徴とする請求項1乃
    至4の内いずれか1項に記載のポリタンク。
  6. 【請求項6】 前記上部壁の一側部又は前記注出入用孔
    部に覆設される蓋部の蓋中央のいずれか1に形成された
    ポンプの吸引部の差込口と、前記差込口に立設された立
    壁部と、前記立壁部に係合して前記差込口を覆設する差
    込口蓋部と、を有することを特徴とする請求項1乃至5
    の内いずれか1項に記載のポリタンク。
  7. 【請求項7】 前記立壁部に穿設された空気流通孔部
    と、前記立壁部の内側に形成され前記空気流通孔部と容
    器内を連通する溝部と、を有することを特徴とする請求
    項1乃至6の内いずれか1項に記載のポリタンク。
  8. 【請求項8】 前記差込口が上部壁の前方側又は後方側
    の隅部に形成されるとともに、前記前部取手部、又は前
    記後部取手部の凹部壁と前記容器の前記左右側壁との間
    に所定幅を開けて形成された前記ポンプの吸引部を保持
    する吸引部保持部を備えていることを特徴とする請求項
    1乃至7の内いずれか1項に記載のポリタンク。
  9. 【請求項9】 前記左右側壁又は前記前後部壁のいずれ
    かの一壁の前記底壁部側に排出口が形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8の内いずれか1項に
    記載のポリタンク。
  10. 【請求項10】 各当接側壁で対称形状に形成された2
    個のセパレート容器と、前記セパレート容器の各上壁に
    形成された1以上の液状物の注出入孔部と、前記当接側
    壁の各々の上端部の中央に形成された握持部と、を備え
    ていることを特徴とするポリタンク。
  11. 【請求項11】 前記セパレート容器の各上壁の中央部
    で、かつ重心の仮想線上に形成されたセパレート把持部
    と、及び/又は、前記当接側壁の各々に嵌合手段又は係
    合手段を備えていることを特徴とする請求項10に記載
    のポリタンク。
  12. 【請求項12】 前記セパレート容器の各々が次のいず
    れか1以上を備えていることを特徴とする請求項10又
    は11に記載のポリタンク。 a.各前記セパレート容器の一側壁の下方に凹状に形成
    された後部取手部。 b.各前記セパレート容器の底部壁が中央部で内側に凸
    状に形成された凸状部と、前記凸状部と前後部壁側又は
    左右側壁側若しくは前記凸状部の周囲に設けられた液留
    部。 c.各前記セパレート容器の底部壁が対向する側壁側に
    凹状に形成された液留部。 d.各前記セパレート容器の底部壁が前部壁又は後部壁
    の一壁側に向けて傾斜され他方の一壁の前記底部壁の外
    壁に長さ方向で分割形成された又は一体に形成された脚
    部。 e.各前記セパレート容器の前部壁の上方に凸状又は凹
    状に形成された前部取手部。 f.各前記セパレート容器の前記上壁の一側部又は前記
    注出入用孔部に覆設される蓋部の蓋中央のいずれか1に
    形成されたポンプの吸引部の差込口と、前記差込口に立
    設された立設された立壁部と、前記立壁部に係合して前
    記差込口を覆設する差込口蓋部。 g.各前記セパレート容器の前記立壁部に穿設された空
    気流通孔部と、前記立壁部の内側に形成され前記空気流
    通孔部と容器内を連通する溝部。 h.各前記セパレート容器の前記差込口が前記前部壁の
    前方側又は前記後部壁の後方側の隅部に形成されるとと
    もに、前記前部取手部、又は前記後部取手部の凹部壁と
    前記容器の前記左右側壁との間に所定幅を開けて形成さ
    れたポンプの吸引部を保持する吸引保持部。 i.各前記セパレート容器の前記左右側壁又は前記前後
    部壁のいずれかの一壁の前記底壁部側に形成された排出
    口。
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