JP2002042763A - 制御弁式鉛蓄電池の収納金枠 - Google Patents
制御弁式鉛蓄電池の収納金枠Info
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- JP2002042763A JP2002042763A JP2000228187A JP2000228187A JP2002042763A JP 2002042763 A JP2002042763 A JP 2002042763A JP 2000228187 A JP2000228187 A JP 2000228187A JP 2000228187 A JP2000228187 A JP 2000228187A JP 2002042763 A JP2002042763 A JP 2002042763A
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- acid battery
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】制御弁式鉛蓄電池1を用いた組電池本体8の製造
コストを低減するとともに長寿命化する。 【解決手段】収納金枠3と最上部に位置する制御弁式鉛
蓄電池1との間には押え板2を存在させる。そして、前記
収納金枠3の上面に設置されたボルト4を締付けることに
より前記押え板2を圧接することによって、前記収納金
枠3の最上部に位置する制御弁式鉛蓄電池1の上面を加圧
する。
コストを低減するとともに長寿命化する。 【解決手段】収納金枠3と最上部に位置する制御弁式鉛
蓄電池1との間には押え板2を存在させる。そして、前記
収納金枠3の上面に設置されたボルト4を締付けることに
より前記押え板2を圧接することによって、前記収納金
枠3の最上部に位置する制御弁式鉛蓄電池1の上面を加圧
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の制御弁式鉛
蓄電池を収納する金枠に関するものである。
蓄電池を収納する金枠に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】制御弁式鉛蓄電池は安価で信頼性が高い
という特徴を有するため、複数個を直列に接続して組電
池本体を作製し、該組電池本体を無停電電源装置や電力
貯蔵用の電源として使用されている。最近、これらの電
源として用いられる組電池本体の長寿命化が強く要求さ
れてきている。
という特徴を有するため、複数個を直列に接続して組電
池本体を作製し、該組電池本体を無停電電源装置や電力
貯蔵用の電源として使用されている。最近、これらの電
源として用いられる組電池本体の長寿命化が強く要求さ
れてきている。
【０００３】すなわち、これらの組電池本体に使用する
制御弁式鉛蓄電池は、ペースト式正極板及びペースト式
負極板を用い、リテーナを介して積層・溶接して極板群
を作製し、該極板群の板面が水平方向を向くように電槽
に挿入した状態で使用するのが一般的である。
制御弁式鉛蓄電池は、ペースト式正極板及びペースト式
負極板を用い、リテーナを介して積層・溶接して極板群
を作製し、該極板群の板面が水平方向を向くように電槽
に挿入した状態で使用するのが一般的である。
【０００４】そして、前記制御弁式鉛蓄電池は、ペース
ト式正極板、ペースト式負極板及びリテーナのそれぞれ
に、希硫酸電解液を染み込ませた状態で使用しているた
め、電解液の濾液などの問題がほとんど認められないと
いう特徴がある。
ト式正極板、ペースト式負極板及びリテーナのそれぞれ
に、希硫酸電解液を染み込ませた状態で使用しているた
め、電解液の濾液などの問題がほとんど認められないと
いう特徴がある。
【０００５】これらの制御弁式鉛蓄電池は、前記したよ
うに複数個を直列に接続して組電池本体を作製して用い
るのが一般的である。すなわち、図３に示すように、格
子状に仕切られた金属製の収納金枠3の各区画に、複数
個の制御弁式鉛蓄電池1を挿入した状態で設置する。そ
して、それぞれの制御弁式鉛蓄電池1を接続端子9を用い
て直列に接続して組電池本体8を作製するものである。
うに複数個を直列に接続して組電池本体を作製して用い
るのが一般的である。すなわち、図３に示すように、格
子状に仕切られた金属製の収納金枠3の各区画に、複数
個の制御弁式鉛蓄電池1を挿入した状態で設置する。そ
して、それぞれの制御弁式鉛蓄電池1を接続端子9を用い
て直列に接続して組電池本体8を作製するものである。
【０００６】そして、安全性を確保するために組電池本
体8を金属製のキュービクル（図なし）などに収納した
後、図３に示すように、組電池本体8の上部に位置する
正極取出端子10や負極取出端子11から、リード線を出し
て外部の負荷や充電器などに接続される。
体8を金属製のキュービクル（図なし）などに収納した
後、図３に示すように、組電池本体8の上部に位置する
正極取出端子10や負極取出端子11から、リード線を出し
て外部の負荷や充電器などに接続される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た金属製の収納金枠3に格子状の区画を設け、各区画の
それぞれに、制御弁式鉛蓄電池を１個ずつ挿入した状態
で固定して組電池本体を組み立てていく方法は、コスト
高になるという問題点があった。
た金属製の収納金枠3に格子状の区画を設け、各区画の
それぞれに、制御弁式鉛蓄電池を１個ずつ挿入した状態
で固定して組電池本体を組み立てていく方法は、コスト
高になるという問題点があった。
【０００８】そこで、前記した金属製の収納金枠3に上
下方向に形成した区画をとりはずすことによって区画数
を減らし、制御弁式鉛蓄電池を上下方向に複数個重ねた
状態で固定する方法が考えられた。
下方向に形成した区画をとりはずすことによって区画数
を減らし、制御弁式鉛蓄電池を上下方向に複数個重ねた
状態で固定する方法が考えられた。
【０００９】しかしながら、この方法を用いると重ねら
れた状態で、上部に位置する制御弁式鉛蓄電池と、下部
に位置する制御弁式鉛蓄電池とでは電槽内の極板群にか
かる加圧力が異なってくる。そして、組電池本体の上部
に位置する制御弁式鉛蓄電池は極板群の加圧力が十分で
なく、活物質の脱落が起こりやすいため、寿命が短くな
るという問題点が認められた。
れた状態で、上部に位置する制御弁式鉛蓄電池と、下部
に位置する制御弁式鉛蓄電池とでは電槽内の極板群にか
かる加圧力が異なってくる。そして、組電池本体の上部
に位置する制御弁式鉛蓄電池は極板群の加圧力が十分で
なく、活物質の脱落が起こりやすいため、寿命が短くな
るという問題点が認められた。
【００１０】本発明の目的は、前記収納金枠の構造を改
良して区画数を減らすことによって、組電池本体のコス
ト低減を図るとともに、該組電池本体を長寿命化するこ
とである。
良して区画数を減らすことによって、組電池本体のコス
ト低減を図るとともに、該組電池本体を長寿命化するこ
とである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は金属製の収納金枠の構造を改良するもの
である。
ため、本発明は金属製の収納金枠の構造を改良するもの
である。
【００１２】すなわち、第一の発明は、正極板、負極板
及びリテーナを積層して作成する極板群を用い、該極板
群の板面が水平方向となるように樹脂製の電槽に挿入し
て制御弁式鉛蓄電池を組み立て、該制御弁式鉛蓄電池を
収納する制御弁式鉛蓄電池の収納金枠において、前記制
御弁式鉛蓄電池は上下方向に複数個重ねた状態で前記収
納金枠に収納されており、該収納金枠の上部の内側の面
と、最上部に位置する前記制御弁式鉛蓄電池の上面との
間には押え板が存在し、前記収納金枠の上面に設置した
ボルトを締付けることにより前記押え板を圧接すること
によって、前記最上部に位置する制御弁式鉛蓄電池の上
面を加圧することを特徴としている。
及びリテーナを積層して作成する極板群を用い、該極板
群の板面が水平方向となるように樹脂製の電槽に挿入し
て制御弁式鉛蓄電池を組み立て、該制御弁式鉛蓄電池を
収納する制御弁式鉛蓄電池の収納金枠において、前記制
御弁式鉛蓄電池は上下方向に複数個重ねた状態で前記収
納金枠に収納されており、該収納金枠の上部の内側の面
と、最上部に位置する前記制御弁式鉛蓄電池の上面との
間には押え板が存在し、前記収納金枠の上面に設置した
ボルトを締付けることにより前記押え板を圧接すること
によって、前記最上部に位置する制御弁式鉛蓄電池の上
面を加圧することを特徴としている。
【００１３】第二の発明は、正極板、負極板及びリテー
ナを積層して作成する極板群を用い、該極板群の板面が
水平方向となるように樹脂製の電槽に挿入して制御弁式
鉛蓄電池を組み立て、該制御弁式鉛蓄電池を収納する制
御弁式鉛蓄電池の収納金枠において、前記制御弁式鉛蓄
電池は上下方向に複数個重ねた状態で前記収納金枠に収
納されており、該収納金枠の上部の内側の面と、最上部
に位置する前記制御弁式鉛蓄電池の上面との間には圧縮
された発泡材を有する枠体が存在し、該枠体によって、
前記最上部に位置する制御弁式鉛蓄電池の上面を加圧す
ることを特徴とことを特徴としている。
ナを積層して作成する極板群を用い、該極板群の板面が
水平方向となるように樹脂製の電槽に挿入して制御弁式
鉛蓄電池を組み立て、該制御弁式鉛蓄電池を収納する制
御弁式鉛蓄電池の収納金枠において、前記制御弁式鉛蓄
電池は上下方向に複数個重ねた状態で前記収納金枠に収
納されており、該収納金枠の上部の内側の面と、最上部
に位置する前記制御弁式鉛蓄電池の上面との間には圧縮
された発泡材を有する枠体が存在し、該枠体によって、
前記最上部に位置する制御弁式鉛蓄電池の上面を加圧す
ることを特徴とことを特徴としている。
【００１４】
【発明の実施の形態】１．制御弁式鉛蓄電池及び組電池
本体の作製 従来から使用している極板群を用い、従来の手法で前記
極板群の板面が水平方向となるようにポリプロピレン樹
脂製の電槽に挿入し、蓋等を取り付けて制御弁式鉛蓄電
池を組み立てる。その後に電槽化成をして、電圧が２
Ｖ、定格容量が２００Ａｈの制御弁式鉛蓄電池を作製し
た。
本体の作製 従来から使用している極板群を用い、従来の手法で前記
極板群の板面が水平方向となるようにポリプロピレン樹
脂製の電槽に挿入し、蓋等を取り付けて制御弁式鉛蓄電
池を組み立てる。その後に電槽化成をして、電圧が２
Ｖ、定格容量が２００Ａｈの制御弁式鉛蓄電池を作製し
た。
【００１５】作成した２４個の制御弁式鉛蓄電池は、後
述する３種類の収納金枠にそれぞれ挿入して、４個ずつ
重ねた状態で設置して組電池本体を作製した。
述する３種類の収納金枠にそれぞれ挿入して、４個ずつ
重ねた状態で設置して組電池本体を作製した。
【００１６】２．試験条件 以下において、周囲温度が２５±２℃の雰囲気で組電池
本体を試験した。すなわち、電槽化成をした前記制御弁
式鉛蓄電池で組電池本体を作製し、補充電した後、０．
１ＣＡで放電（放電終止電圧：１．８Ｖ/セル）して、
初期の放電容量を測定する。
本体を試験した。すなわち、電槽化成をした前記制御弁
式鉛蓄電池で組電池本体を作製し、補充電した後、０．
１ＣＡで放電（放電終止電圧：１．８Ｖ/セル）して、
初期の放電容量を測定する。
【００１７】初期の放電容量を測定した前記組電池本体
は、２．４５Ｖ/セル（制限電流：０．２ＣＡ）で２０
時間充電し、０．１ＣＡで放電（放電終止電圧：１．８
Ｖ/セル）する充放電パターンを繰り返してサイクル寿
命試験をした。そして、組電池本体の放電容量が前記し
た初期の放電容量の７０％になった時点をもって、前記
組電池本体の寿命とした。
は、２．４５Ｖ/セル（制限電流：０．２ＣＡ）で２０
時間充電し、０．１ＣＡで放電（放電終止電圧：１．８
Ｖ/セル）する充放電パターンを繰り返してサイクル寿
命試験をした。そして、組電池本体の放電容量が前記し
た初期の放電容量の７０％になった時点をもって、前記
組電池本体の寿命とした。
【００１８】
【実施例】（実施例１）図１は、本発明による収納金枠
3を用いた組電池本体8の構造についての概略断面図であ
る。実施例１では金属製の収納金枠3に、制御弁式鉛蓄
電池1を４個ずつ重ねて挿入したものであり、ボルト4と
押さえ板2で上方から下方に加圧できるようにしたもの
である。
3を用いた組電池本体8の構造についての概略断面図であ
る。実施例１では金属製の収納金枠3に、制御弁式鉛蓄
電池1を４個ずつ重ねて挿入したものであり、ボルト4と
押さえ板2で上方から下方に加圧できるようにしたもの
である。
【００１９】押え板2と収納金枠3には、剛性が必要なた
め金属板を加工して用いた。なお、押え板2は、最上部
の制御弁式鉛蓄電池1の上面に設置し、ボルト4を用いて
前記押え板2を下方に押すことにより、前記制御弁式鉛
蓄電池1を上方から加圧して組電池本体8とした。
め金属板を加工して用いた。なお、押え板2は、最上部
の制御弁式鉛蓄電池1の上面に設置し、ボルト4を用いて
前記押え板2を下方に押すことにより、前記制御弁式鉛
蓄電池1を上方から加圧して組電池本体8とした。
【００２０】すなわち、収納金枠3の上面には予めネジ
穴（２ヶ所のみ図示）が切られており、該ネジ穴にボル
ト4を通し、押え板2を介して締め付けることによって、
４個を重ねた制御弁式鉛蓄電池1を上方から加圧できる
構造にしたものである。
穴（２ヶ所のみ図示）が切られており、該ネジ穴にボル
ト4を通し、押え板2を介して締め付けることによって、
４個を重ねた制御弁式鉛蓄電池1を上方から加圧できる
構造にしたものである。
【００２１】そして、制御弁式鉛蓄電池1を収納した収
納金枠3を、フレーム13で被って組電池本体8とした（図
３）。その他の制御弁式鉛蓄電池1及び組電池本体8の製
造方法や寿命試験方法等は、上記したものである。
納金枠3を、フレーム13で被って組電池本体8とした（図
３）。その他の制御弁式鉛蓄電池1及び組電池本体8の製
造方法や寿命試験方法等は、上記したものである。
【００２２】（実施例２）図２は、本発明による収納金
枠3を用いた組電池本体8の構造についての概略断面図で
ある。実施例２では前記した実施例１と同様に、金属製
の収納金枠3に制御弁式鉛蓄電池1を４個ずつ重ねて挿入
したものであり、枠体7で上方から下方に加圧できるよ
うにしたものである。
枠3を用いた組電池本体8の構造についての概略断面図で
ある。実施例２では前記した実施例１と同様に、金属製
の収納金枠3に制御弁式鉛蓄電池1を４個ずつ重ねて挿入
したものであり、枠体7で上方から下方に加圧できるよ
うにしたものである。
【００２３】収納金枠3と制御弁式鉛蓄電池１とのスペ
ースには、その内側にウレタン製の発泡材6を有する枠
体7を設置した（図２）。すなわち、収納金枠3と制御弁
式鉛蓄電池１との間に、発泡材6を内側に有する枠体7を
設置することによって、枠体7を介して制御弁式鉛蓄電
池1を上方から加圧できる構造にしたものである。
ースには、その内側にウレタン製の発泡材6を有する枠
体7を設置した（図２）。すなわち、収納金枠3と制御弁
式鉛蓄電池１との間に、発泡材6を内側に有する枠体7を
設置することによって、枠体7を介して制御弁式鉛蓄電
池1を上方から加圧できる構造にしたものである。
【００２４】そして、制御弁式鉛蓄電池1を収納した収
納金枠3をフレーム13で被って組電池本体8とした（図
３）。その他の制御弁式鉛蓄電池1及び組電池本体8の製
造方法や寿命試験方法等は、上記したものである。
納金枠3をフレーム13で被って組電池本体8とした（図
３）。その他の制御弁式鉛蓄電池1及び組電池本体8の製
造方法や寿命試験方法等は、上記したものである。
【００２５】（比較例）比較例として、上記した加圧機
構のない金属製の収納金枠3に、制御弁式鉛蓄電池1を４
個ずつ重ねて挿入し、それをフレーム13で被って組電池
本体8とした（図３）。すなわち、比較例では制御弁式
鉛蓄電池1の自重による加圧のみとし、この構造は従来
から使用していたものである。その他の制御弁式鉛蓄電
池1及び組電池本体8の製造方法や寿命試験方法等は、上
記したものである。
構のない金属製の収納金枠3に、制御弁式鉛蓄電池1を４
個ずつ重ねて挿入し、それをフレーム13で被って組電池
本体8とした（図３）。すなわち、比較例では制御弁式
鉛蓄電池1の自重による加圧のみとし、この構造は従来
から使用していたものである。その他の制御弁式鉛蓄電
池1及び組電池本体8の製造方法や寿命試験方法等は、上
記したものである。
【００２６】これらの組電池本体8を用いてサイクル寿
命試験を行った。そして、前記した比較例の寿命を１０
０とした場合における、実施例１、２の寿命を表１に示
す。表１より、本発明を用いると、組電池本体8を長寿
命化できる。
命試験を行った。そして、前記した比較例の寿命を１０
０とした場合における、実施例１、２の寿命を表１に示
す。表１より、本発明を用いると、組電池本体8を長寿
命化できる。
【００２７】本発明を用いると、組電池本体8を構成す
る制御弁式鉛蓄電池1の極板群5への加圧力が十分となる
ため、格子体から活物質の脱落が起こりにくくなり、制
御弁式鉛蓄電池のサイクル寿命が向上しているものと考
えられる。
る制御弁式鉛蓄電池1の極板群5への加圧力が十分となる
ため、格子体から活物質の脱落が起こりにくくなり、制
御弁式鉛蓄電池のサイクル寿命が向上しているものと考
えられる。
【００２８】一方、実施例２に示す発泡材6を加圧材と
した枠体7を用いると、製造時における正極板や負極板
の厚さにバラツキが生じた場合でも、発泡材6の存在に
よって各制御弁式鉛蓄電池に、ほぼ一様な加圧力を加え
ることができるため、さらに好ましい結果が得られてい
る。
した枠体7を用いると、製造時における正極板や負極板
の厚さにバラツキが生じた場合でも、発泡材6の存在に
よって各制御弁式鉛蓄電池に、ほぼ一様な加圧力を加え
ることができるため、さらに好ましい結果が得られてい
る。
【００２９】また、本発明を用いると、制御弁式鉛蓄電
池1を重ねて使用しているため、上下方向に用いていた
区画の数を減らすことができ、組電池本体8の製造コス
トを低減することができる。
池1を重ねて使用しているため、上下方向に用いていた
区画の数を減らすことができ、組電池本体8の製造コス
トを低減することができる。
【００３０】なお、本実施例では電槽の材質として安価
なポリプロピレン樹脂を用いた場合を示したが、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂（以下、ＡＢＳ
樹脂と呼ぶ。）や、樹脂変性ポリフェニルエーテル樹脂
（以下、ＰＰＥ樹脂と呼ぶ。）系等の剛性を有する樹脂
を電槽に用いた場合でも同様の良好な結果が得られた。
なポリプロピレン樹脂を用いた場合を示したが、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂（以下、ＡＢＳ
樹脂と呼ぶ。）や、樹脂変性ポリフェニルエーテル樹脂
（以下、ＰＰＥ樹脂と呼ぶ。）系等の剛性を有する樹脂
を電槽に用いた場合でも同様の良好な結果が得られた。
【００３１】
【表１】
【００３２】
【発明の効果】上述したように、本発明を用いることに
よって組電池本体の製造コストを低減できるとともに、
長寿命化が可能となる点で工業上優れたものである。
よって組電池本体の製造コストを低減できるとともに、
長寿命化が可能となる点で工業上優れたものである。
【図１】実施例１による収納金枠を用いた組電池本体の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図２】実施例２による収納金枠を用いた組電池本体の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図３】組電池本体を示す概略図である。
１：制御弁式鉛蓄電池、２：押え板、３：収納金枠、
４：ボルト、５：極板群、６：発泡材、７：枠体、８：
組電池本体、９：接続端子、１０：正極取出端子、１
１：負極取出端子、１２：Ｈ鋼ベース、１３：フレーム
４：ボルト、５：極板群、６：発泡材、７：枠体、８：
組電池本体、９：接続端子、１０：正極取出端子、１
１：負極取出端子、１２：Ｈ鋼ベース、１３：フレーム
Claims (2)
- 【請求項１】正極板、負極板及びリテーナを積層して作
成する極板群を用い、該極板群の板面が水平方向となる
ように樹脂製の電槽に挿入して制御弁式鉛蓄電池を組み
立て、該制御弁式鉛蓄電池を収納する制御弁式鉛蓄電池
の収納金枠において、前記制御弁式鉛蓄電池は上下方向
に複数個重ねた状態で前記収納金枠に収納されており、
該収納金枠の上部の内側の面と、最上部に位置する前記
制御弁式鉛蓄電池の上面との間には押え板が存在し、前
記収納金枠の上面に設置したボルトを締付けることによ
り前記押え板を圧接することによって、前記最上部に位
置する制御弁式鉛蓄電池の上面を加圧することを特徴と
する制御弁式鉛蓄電池の収納金枠。 - 【請求項２】正極板、負極板及びリテーナを積層して作
成する極板群を用い、該極板群の板面が水平方向となる
ように樹脂製の電槽に挿入して制御弁式鉛蓄電池を組み
立て、該制御弁式鉛蓄電池を収納する制御弁式鉛蓄電池
の収納金枠において、前記制御弁式鉛蓄電池は上下方向
に複数個重ねた状態で前記収納金枠に収納されており、
該収納金枠の上部の内側の面と、最上部に位置する前記
制御弁式鉛蓄電池の上面との間には圧縮された発泡材を
有する枠体が存在し、該枠体によって、前記最上部に位
置する制御弁式鉛蓄電池の上面を加圧することを特徴と
する制御弁式鉛蓄電池の収納金枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000228187A JP2002042763A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 制御弁式鉛蓄電池の収納金枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000228187A JP2002042763A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 制御弁式鉛蓄電池の収納金枠 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002042763A true JP2002042763A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18721526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000228187A Pending JP2002042763A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 制御弁式鉛蓄電池の収納金枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002042763A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP2429024A2 (en) * | 2009-05-06 | 2012-03-14 | LG Chem, Ltd. | Voltage balancing device for battery cell |
| WO2012163460A1 (de) * | 2011-05-27 | 2012-12-06 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Energiespeichermodul aus mehreren insbesondere prismatischen speicherzellen und verfahren zur herstellung eines energiespeichermoduls sowie verfahren zur herstellung einer endplatte für ein energiespeichermodul |
| US9882177B2 (en) | 2011-05-27 | 2018-01-30 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Energy storage module comprising a plurality of prismatic storage cells and method for production thereof |
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| JP2020102331A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | トヨタ自動車株式会社 | 電池パック |
-
2000
- 2000-07-28 JP JP2000228187A patent/JP2002042763A/ja active Pending
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