JP2002039007A - 内燃機関の失火制御装置 - Google Patents

内燃機関の失火制御装置

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JP2002039007A
JP2002039007A JP2000222021A JP2000222021A JP2002039007A JP 2002039007 A JP2002039007 A JP 2002039007A JP 2000222021 A JP2000222021 A JP 2000222021A JP 2000222021 A JP2000222021 A JP 2000222021A JP 2002039007 A JP2002039007 A JP 2002039007A
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combustion engine
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Yoshito Aihara
義人 相原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関で失火が検出されるときに、燃焼条
件の補正で失火の防止を可能にする。 【解決手段】 ECU16は、エンジン2の制御を、イ
ンジェクタ8による燃料噴射量と、点火プラグ9の点火
時期との制御に基づいて行う。エンジン2のクランク軸
の回転角度を検出するクランク角センサ22が、点火時
期から所定の範囲に変化するのに要する時間を、複数の
シリンダ3間で比較し、特性のシリンダ3で失火が発生
しているか否かを判断する。失火が生じていると判断さ
れるシリンダ3に対しては、インジェクタ8を介する燃
料噴射量を増加する補正を行ったり、点火プラグ9によ
る点火時期を遅延させる補正を行ったりして、失火を解
消させる。ただし補正量が予め設定される上限を超えて
も失火が解消しないときには補正量を0に戻して、失火
検出を示すダイアグコードを表示器34に表示し、サー
ビス工場の専門家などに見てもらうことを促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
などに使用される内燃機関で失火を防ぐための内燃機関
の失火制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車のエンジン制御におい
ては、排気ガス規制を満足し、また燃料消費量の低減も
図り、さらに自動車としての走行性能やドライバビリテ
ィを良好にするなど、多くの要請を満たすべく、電子制
御が行われている。車両のエンジンに関する諸性能は、
内燃機関として燃焼室で正常に燃焼が行われていること
を前提として定められている。エンジン制御において、
うまく点火や爆発が行われなかった場合、失火と言われ
る状態になる。失火が発生すると、サージングの発生や
エミッション悪化へつながる。サージングは息継ぎなど
とも呼ばれエンジンの回転が円滑に行われず、平坦地の
定速走行でも振動や揺れなどで自動車の運転者などに不
快な感じを与え、ドライバビリティを低下させる。エミ
ッション悪化は、エンジンから排出される各種有害気体
が増加することであり、特に取締りの対象となっている
気体などの含有量が規制範囲を外れたりする事態を招き
やすい。従来そのような状態が発生した場合は、エンジ
ンのハードウエア側の部品交換や、電子制御装置(以
下、「ECU」と略称することがある)、特にエンジン
制御用のECUで定数変更やプログラムの変更などのソ
フトウエア修正のために、ソフトウエアが格納されてい
るROMなどの部品を交換する必要が生じる。
【0003】エンジンの失火を検出して、失火が検出さ
れた気筒に対する燃料噴射量を増加させ、他の気筒に対
する燃料噴射量を減少させて、全体としては所定の燃料
噴射量に保つ先行技術は、たとえば特開昭64−459
46号公報や特開平5−133254号公報などに記載
されている。特開平10−148154号公報には、失
火を検出した気筒に燃料を増加する補正を行う際に、エ
ンジン冷却水温や回転数に対応させる考え方が示されて
いる。特開平5−113147号公報には、失火の発生
を検出すると、点火時期を遅角あるいは進角側に補正す
る考え方が示されている。特開平3−151544号公
報には、空燃比を適切にする補正を行う際に、補正値が
予め設定されている限界値になると異常内容を判別して
表示する考え方が示されている。特開平8−21016
5号公報、特開昭64−32037号公報あるいは特開
昭63−263242号公報などには、ノッキング防止
のための制御と関連して、失火を判断する考え方が示さ
れている。特開平6−93943号公報には、内燃機関
の温度が低いうちには、点火時期を遅角させるように制
御する考え方が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車のエンジンに失
火が発生している状態でそのエンジンの使用を続けるこ
とはエミッションが悪化し、さらには排気ガス浄化用の
触媒にも悪影響を与える恐れがあるので好ましくない。
米国や欧州では、法規で失火の発生時には必ず電子制御
装置かエンジン部品の交換を行うべきことが規定されて
いる。しかしながら、内燃機関の燃焼条件で排気ガス規
制などの条件を満たす範囲には多少余裕があり、失火が
生じても燃焼条件を変えれば、失火を防止し得る場合が
有り得る。そのような場合に、失火の防止は、電子制御
装置のソフトウエアの修正で行い、ソフトウエアを格納
しているROMなどを差換えたり、電気的に書換え可能
な不揮発性メモリを使用して、その書換えを行うように
している。
【0005】本発明の目的は、ソフトウエアの修正で失
火防止が可能な場合に、装置自体で自動的に失火対策を
行うことが可能な内燃機関の失火制御装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の燃焼室
を備え、各燃焼室毎に燃料噴射量を制御可能な内燃機関
に対し、失火を防ぐ制御を行う内燃機関の失火制御装置
であって、各燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する失
火判断手段と、失火判断手段によって失火の発生有りと
判断される燃焼室への燃料噴射量を、予め定める補正量
ずつ増加するように制御する失火防止手段とを含むこと
を特徴とする内燃機関の失火制御装置である。
【0007】本発明に従えば、内燃機関は複数の燃焼室
を備え、各燃焼室毎に燃料噴射量を制御可能である。内
燃機関の失火制御装置は、失火判断手段と失火防止手段
とを含む。失火判断手段は、各燃焼室毎に失火の発生の
有無を判断する。失火防止手段は、失火判断手段によっ
て失火の発生有りと判断される燃焼室への燃料噴射量
を、予め定める補正量ずつ増加するように制御する。燃
料噴射量は、通常必要最小限に定められているので、失
火が生じるときには装置自体で燃料噴射量を増加させる
ことによって、失火を防ぐ可能性を高めることができ
る。燃料噴射量の増加は、予め定める補正量ずつに制御
されるので、内燃機関に課せられている排気ガス規制な
どを満たす範囲内に補正量を止どめて、失火を防ぐこと
ができる。
【0008】さらに本発明は、複数の燃焼室を備え、各
燃焼室毎に点火時期を制御可能な内燃機関に対し、失火
を防ぐ制御を行う内燃機関の失火制御装置であって、各
燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する失火判断手段
と、失火判断手段によって失火の発生有りと判断される
燃焼室での点火時期を、予め定める補正量ずつ遅延させ
るように制御する失火防止手段とを含むことを特徴とす
る内燃機関の失火制御装置である。
【0009】本発明に従えば、内燃機関は、複数の燃焼
室を備え、各燃焼室毎に点火時期を制御可能である。内
燃機関の失火制御装置は、失火判断手段と失火防止手段
とを含む。失火判断手段は、各燃焼室毎に失火の発生の
有無を判断する。失火防止手段は、失火判断手段によっ
て失火の発生有りと判断される燃焼室での点火時期を予
め定める補正量ずつ遅延させるように制御する。一般に
燃焼室内に導入した燃料が点火して発生するエネルギを
有効に利用することができるように、点火時期は早めに
設定されている。失火があると判断されるときには、装
置自体で点火時期を遅らせることによって、点火が確実
に行える可能性を高めることができる。点火時期の遅延
の補正量は予め定めておくので、内燃機関の排気ガス規
制などを満たす範囲で補正量を定めることができる。
【0010】さらに本発明は、複数の燃焼室を備え、各
燃焼室毎に燃料噴射量と点火時期とを制御可能な内燃機
関に対し、失火を防ぐ制御を行う内燃機関の失火制御装
置であって、各燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する
失火判断手段と、失火判断手段によって失火の発生有り
と判断される燃焼室への燃料噴射量および点火時期を、
予め定める補正量ずつ増加および遅延するようにそれぞ
れ制御する失火防止手段とを含むことを特徴とする内燃
機関の失火制御装置である。
【0011】本発明に従えば、内燃機関は複数の燃焼室
を備え、各燃焼室毎に燃料噴射量と点火時期とを制御可
能である。内燃機関の失火制御装置は、失火判断手段と
失火防止手段とを含む。失火判断手段は、各燃焼室毎に
失火の発生の有無を判断する。失火防止手段は、失火判
断手段によって失火の発生有りと判断される燃焼室への
燃料噴射量および点火時期を予め定める補正量ずつ増加
および遅延するようにそれぞれ制御する。通常内燃機関
の燃焼室では、一定の燃料から効率的に動力を取出すた
めに、燃料噴射量は最小限で点火時期は早めに設定され
ている。失火が発生していると判断されるときには、装
置自体で燃料噴射量を増加させ、点火時期を遅延させる
ことによって、失火を免れる可能性を高めることができ
る。燃料噴射量の増加や点火時期の遅延の補正量は、予
め定めるので、内燃機関が排気ガス規制などを満たす範
囲内で補正量として設定することができる。
【0012】さらに本発明は、複数の燃焼室を備え、各
燃焼室毎に燃料噴射量と点火時期とを制御可能な内燃機
関に対し、失火を防ぐ制御を行う内燃機関の失火制御装
置であって、各燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する
失火判断手段と、失火判断手段によって失火の発生有り
と判断される燃焼室への燃料噴射量または点火時期の一
方を、予め定める補正量ずつ増加または遅延するように
制御し、補正量が上限に達した後で、燃料噴射量または
点火時期の他方を、予め定める補正量ずつ増加または遅
延するように制御する失火防止手段とを含むことを特徴
とする内燃機関の失火制御装置である。
【0013】本発明に従えば、内燃機関は複数の燃焼室
を備え、各燃焼室毎に燃料噴射量と点火時期とを制御可
能である。内燃機関の制御装置は、失火判断手段と失火
防止手段とを含む。失火判断手段は、各燃焼室毎に失火
の発生の有無を判断する。失火防止手段は、失火判断手
段によって失火の発生有りと判断される燃焼室への燃料
の噴射量または点火時期の一方を、予め定める補正量ず
つ増加または遅延するように制御する。通常、燃焼室へ
供給する燃料噴射量は最小限に、点火時期は早めに設定
され、燃料から動力を有効に取出すことができるように
されている。失火が生じるときには、装置自体で燃料噴
射量の増加または点火時期の遅延のうちの一方の補正を
行い、できるだけ元の状態からの変化が少ない段階で失
火を防ぐように試みることができる。燃料噴射量または
点火時期の一方の上限までの補正で失火が防げないとき
には、燃料の噴射量または点火時期の他方についても補
正を行い、失火を防止する可能性を高めることができ
る。
【0014】また本発明は、前記内燃機関の燃焼室を冷
却する流体の温度を検出する温度検出手段をさらに含
み、前記失火防止手段は、温度検出手段が検出する該流
体の温度に応じて、前記補正量を変化させることを特徴
とする。
【0015】本発明に従えば、内燃機関の燃焼室を冷却
する流体、たとえばエンジン冷却水の温度を温度検出器
によって検出する。内燃機関は、燃焼室の温度によって
も動作状態が変わり、燃焼室の冷却流体の温度は、燃焼
室の温度を精度良く反映していると見なすことができ
る。失火が発生しているときの補正量を、流体の温度に
従って変化させるので、燃焼室の温度に応じた適切な補
正量で、失火の防止を図ることができる。
【0016】また本発明で前記失火防止手段は、前記補
正量が予め設定される上限に達しても、前記失火判断手
段が失火の発生有りと判断するとき、該補正量を0に戻
し、失火が発生している旨の自己診断結果を出力するこ
とを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、失火防止手段で失火を防
ぐために制御する際の補正量を、予め上限を定めておく
ので、内燃機関の排気ガス規制などを満たさないような
範囲まで補正量を増加しないようにすることができる。
上限を超えて補正する必要が生じるようなときには、ソ
フトウエアのみの修正では内燃機関の排気ガスなどの規
定を満たし、かつ失火を防ぐことは困難であり、補正量
を0に戻して失火が発生している旨の自己診断結果を出
力し、電子制御装置や部品の交換を促すことができる。
【0018】また本発明で前記失火防止手段は、前記補
正量に関する処理の履歴を残すことを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、失火防止手段は補正量に
関する処理の履歴を残すので、サービス工場などで、履
歴を読出し、失火の発生についての情報を得ることがで
きる。
【0020】また本発明で前記失火判断手段は、燃料供
給系統に異常が生じている場合、前記失火の発生有無の
判断を行わないことを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、燃料供給系統に異常が生
じている場合には失火が生じるばかりではなく、エミッ
ションも悪化し、燃焼室への燃料噴射量の補正や点火時
期の補正の対応は不可能である。このような場合に、失
火の発生有無の判断を行わないので無用な失火防止制御
を避けることができる。
【0022】また本発明は、前記内燃機関の運転状態を
判定する運転判定手段をさらに含み、前記失火防止手段
は、予め設定される内燃機関の運転状態と前記補正量と
の対応関係に基づいて、前記補正量を決定することを特
徴とする。
【0023】本発明に従えば、内燃機関の運転状態、た
とえばアイドリング状態や加減速状態、あるいは機関の
回転数などを運転判定手段で判定する。失火防止手段
は、予め設定される内燃機関の運転状態と補正量との対
応関係に基づいて補正量を決定するので、内燃機関の運
転状態に対応して適切な補正量で失火の防止を図ること
ができる。
【0024】また本発明は、前記内燃機関に対して、ノ
ッキング防止用の点火時期遅延制御を行うノッキング制
御手段をさらに含み、前記失火判断手段は、ノッキング
制御手段による点火時期遅延制御が行われている間、前
記失火の発生有無の判断を行わないことを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、内燃機関に対してノッキ
ング制御手段でノッキング防止用の点火時期遅延制御を
行う。失火判断手段は、ノッキング制御手段による点火
時期遅延制御が行われている間は、失火の発生有無の判
断を行わないので、ノッキング防止のための制御と失火
防止のための制御とが干渉して、失火防止のための制御
でノッキング防止の制御が妨害されないように制御する
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての内燃機関の失火制御装置1の概略的な構成を示
す。本実施形態の内燃機関の失火制御装置1は、内燃機
関である自動車のエンジンに対し、失火防止を図りなが
ら排気ガス規制、燃料消費量の低減およびドライバビリ
ティの向上などを図る制御を行う。エンジン2は、燃焼
室としてのシリンダ3を複数気筒分備え、各シリンダ3
内にはピストン4や連接棒5を有し、シリンダ3内の空
間で燃料を爆発的に燃焼させてピストン4および連接棒
5に接続されるクランク軸から回転動力を取出すことが
できる。
【0027】シリンダ3内には、吸気弁6を介して吸気
管7から空気が導入され、吸気管7で吸気弁6の近傍に
設けられているインジェクタ8から燃料が噴射される。
インジェクタ8によって噴射される燃料と空気とは混合
された状態で、シリンダ3内に導入される。シリンダ3
の上部には点火プラグ9が取付けられ、空気と燃料との
混合器に電気的に点火することができる。燃焼した燃料
は排気ガスとなり、排気弁10を開いて排気管11に排
出される。
【0028】吸気管7には、圧力検出器12、スロット
ル弁13、弁開度検出器14および吸気温度検出器15
が設けられる。圧力検出器12は、吸気管7からシリン
ダ3に供給する空気の圧力を検出する。スロットル弁1
3は、吸気管7に吸入する空気の流量を調整する。弁開
度検出器14は、空気の流量を調整するスロットル弁1
3の開度を検出する。吸気温度検出器15は、吸気管7
に吸入される空気の温度を検出する。圧力検出器12、
弁開度検出器14および吸気温度検出器15の検出出力
は、ECU16に入力され、インジェクタ8からの燃料
噴射量と点火プラグによる点火時期の制御に用いられ
る。
【0029】インジェクタ8による燃料噴射量の制御と
点火プラグ9による点火時期の制御には、排気管11に
設ける酸素濃度検出器17とシリンダ3を冷却する流体
としての冷却水温度を検出する水温検出器18の検出出
力も用いられ、ECU16に入力される。配電器19
は、エンジン2の回転に対応して切変り、ECU16か
らの出力を適切な点火プラグ9に接続する。ECU16
には、スタータスイッチ(以下、「スタータSW」と略
称する)20の操作状態も入力される。また、ノッキン
グ防止制御を行うためのノックセンサ21や連接棒5に
連なるクランク軸の回転角度を検出するクランク角セン
サ22からの出力も入力される。ノックセンサ21は圧
電素子から成り、シリンダ3付近に設けられ、エンジン
2の振動の大きさを電圧として出力する。クランク角セ
ンサ22は、クランク軸の回転に対応する角変位量を、
精度良く出力する。
【0030】ECU16内には、マイクロコンピュータ
などを含んで制御やデータ処理を行う処理回路30と、
処理回路30の入力側に設けられる入力インタフェイス
31と出力側に設けられる出力インタフェイス32とを
含む。さらに、処理回路30による失火処理の履歴を記
憶しておくメモリ33や、処理回路30が行う自己診断
処理としてのダイアグノーシスの結果を表示する発光ダ
イオード(LED)や液晶表示器(LCD)などの表示
器34、さらに車両のサービス工場などで、メモリ33
に記憶されている履歴を読出すためのコネクタ35など
を備えている。
【0031】図2は、図1の内燃機関の失火制御装置1
が行う各シリンダ3毎の失火防止を含む制御手順を示
す。ステップa1から手順を開始し、ステップa2で
は、クランク角センサ22からの出力で、予め設定され
るクランク角でインジェクタ8から燃料の噴射を行う。
次にステップa3では、クランク角が所定の角度に達し
た時点で、点火プラグ9に電圧を印加して点火を行う。
ステップa4では、クランク角センサ22が所定の角度
に達する時間から、失火検出を行う。失火の検出は、た
とえばステップa3の点火時期から30°の角度までク
ランク軸が角変位するまでに要する時間を測定し、他の
シリンダ3の点火時期に対して測定される時間と比較
し、予め定める範囲を超えて時間が長いときには失火で
あると検出する。ステップa5では、失火有りの判断を
行う。ステップa4で検出される失火が、1回だけでは
失火有りとは判断しないで、たとえば100回中に20
回程度の頻度で失火検出が行われるときに、失火有りと
判断した方がよい。ステップa5で失火有りと判断され
るときには、ステップa6で失火が検出されるシリンダ
3のみ、インジェクタ8による燃料噴射量を一定量、た
とえば1%ずつ増量する。ステップa7では、燃料噴射
量の補正による増量値が予め設定される上限、たとえば
5%を超えているか否かを判断する。上限を超えていな
いと判断されるときには、ステップa2に戻り、次の燃
料噴射では補正量だけ増加した燃料噴射を行う。
【0032】ステップa7で燃料噴射量の補正量が上限
を超えていると判断されるときには、ステップa8で失
火が検出されたシリンダのみ点火時期をたとえば1°遅
角させる。ステップa9で、点火時期の遅角による補正
量が上限を超えているか否かを判断する。上限を超えて
いなければ、ステップa2に戻り、ステップa3の点火
の際に補正された遅角分だけ遅延されたタイミングで点
火を行う。ステップa9で点火時期の遅角の補正量が上
限を超えていると判断されるときには、ステップa10
に移り、補正量を0に戻して、ステップa11で失火検
出の自己診断結果を示すダイアグコードを図1の表示器
34に表示し、ステップa12で手順を終了する。
【0033】本実施形態では、先に燃料噴射量の増加の
補正を行い、さらに点火時期の遅角による補正を行い、
それでも失火が解消されないときには、補正量を0に戻
して失火検出のダイアグコードを表示する。これによっ
て、車両の運転者などは、エンジン2に失火が生じ、サ
ービス工場などに出向いて専門家の診断を受けるべきこ
とを知ることができる。
【0034】なお、本実施形態のエンジン2は、インジ
ェクタ8による燃料噴射量と、点火プラグ9による点火
時期とを、両方とも調整可能であるので、燃料噴射量の
増加の補正を先に行い、点火時期の遅角による補正を後
に行って、失火の防止が可能であるか否かを試みるよう
にしている。燃料噴射量の補正で失火を防ぐことができ
れば、点火時期の補正は行わないので、燃料を有効に動
力に変えることができる。燃料噴射量の補正だけでは失
火防止が図れないときには、点火時期の遅角の補正も行
い、失火防止の可能性を高めることができる。失火防止
の可能性を高めるためには、燃料噴射量の補正と点火時
期の補正とを同時に行うようにすることもできる。ま
た、燃料消費の低減を優先するようなときには、先に点
火時期の遅角による補正を行い、後から燃料噴射量の増
加による補正を試みることもできる。
【0035】図3は、本発明の実施の他の形態としての
内燃機関の失火制御装置1によるエンジン2の制御手順
を示す。本実施形態では、ステップb1からステップb
5まで、図2のステップa1からステップa5までの各
ステップと同等の処理を行い、ステップb5で失火有り
と判断されたときには、ステップb6で水温検出器18
によるエンジン水温を検出する。ステップb7では、失
火が検出されたシリンダの燃料噴射量を、エンジン水温
に合わせて増加させる。ステップb8からステップb1
1までは、図2のステップa7、ステップa10からス
テップa12までの各ステップとそれぞれ同等である。
【0036】本実施形態では、エンジン水温に合わせて
燃料噴射量の補正量を変化させる。一般に自動車用のガ
ソリンエンジン2では、約85℃程度のエンジン水温が
標準とされている。寒冷地などでのエンジン2の始動時
には、エンジン水温は85℃に達するまでに時間がかか
ることがある。エンジン水温THW<60℃のときには
失火があっても補正量を0にして補正は行わない。燃料
噴射量を増量すると、排気ガス中に含まれる燃料も増加
する可能性があり、排気管11に連なる3元触媒を損な
う恐れがあるからである。60≦THW≦80℃のとき
には、補正量は2%ずつ増加させる。失火を早めに解消
して適切なエンジン2の運転状態を得るためである。T
HW≦80℃のときには、補正量を0.5%ずつに減少
させる。エンジン水温が、適切な範囲に入り、補正量を
少し増加させれば、失火を防ぐことができる可能性が高
くなるからである。
【0037】本実施形態でもステップb8で、補正量の
上限にガードをかけている。補正量の上限は、たとえば
5%程度とする。増量の増減が5%を超えても解消しな
ければ、ステップb9で補正量を0に戻し、ステップb
10で自己診断結果としてのダイアグコードを表示し
て、部品交換を促し、ステップb11で手順を終了す
る。なお、エンジン2の冷却に水を使用しないで、油や
空気など、他の流体を使用するときは、水温に代えてそ
の流体の温度を検出すればよい。
【0038】本発明のさらに他の実施形態としては、エ
ンジン2の回転数の範囲で補正量を変更する方法を採る
こともできる。たとえばエンジンの回転数の範囲につい
て、をアイドリング領域とし、この領域ではアイドリ
ングスイッチがON状態となっているものとする。アイ
ドリングスイッチがOFF状態となっている回転数領域
は、として2000rpm未満の領域、として20
00以上3000rpm未満の領域、として3000
rpm以上の領域に分ける。エンジン2が4つのシリン
ダ3を有する4気筒エンジンであり、そのうちの2番目
のシリンダ3でのみ失火が発生しているときには、次の
表1に示すような補正値で補正を行う。すなわち4つの
シリンダ3のうち、2番目のシリンダのみでアイドリン
グスイッチがOFFの状態の領域、、で燃料噴射
量を増加する補正を行う。燃料噴射量の増加の補正量
は、の領域でのみ2%とし、およびの領域では1
%とする。
【0039】
【表1】
【0040】このようなエンジン2の回転数領域に対応
する補正量の変化は、図3のような制御手順で、ステッ
プb6の水温検出の代りに回転数検出を行い、ステップ
b7の検出シリンダのみ燃料噴射量増量の補正を表1に
従って行えば良い。また、表1に、エンジン水温の補正
量も反映させ、エンジン水温と回転数との両方をパラメ
ータとして、噴射量を増加させる補正量に反映させるこ
ともできる。
【0041】図4は、本発明の実施のさらに他の形態と
して図1の内燃機関の失火制御装置1の制御手順を示
す。ステップc1からステップc5までの各ステップ
は、図2のステップa1からステップa5までの各ステ
ップや、図3のステップb1からステップb5までの各
ステップとそれぞれ同等である。ステップc6では、図
3のステップb6と同様にエンジン水温を検出する。ス
テップc7では、失火が検出された検出シリンダのみ点
火時期を遅角させる補正を行う。点火時期の遅角の補正
量は、エンジン水温に合わせて変化させる。エンジン水
温THWが60℃未満のときには、補正は行わない。エ
ンジン水温が60℃以上で80℃未満のときには、2°
ずつの補正を行う。エンジン水温THWが80℃以上の
ときには1°ずつの補正を行う。ステップc8では、点
火時期の遅角の補正量が、予め設定される上限を超えて
いるか否かを判断し、超えていなければステップc2に
戻る。ステップc8で遅角の補正量が上限を超えている
と判断されるときには、ステップc9で補正領を0に戻
し、ステップc10で失火検出のダイアグコード表示を
行い、ステップc11で制御を終了する。なお、ステッ
プc6の水温検出の代りに回転数検出を行い、ステップ
c7での点火時期補正を、表1でと同様に回転数領域に
分けた遅角で行うこともできる。
【0042】図2のステップa6での燃料噴射領の増量
の補正の際には、図3に示すような水温検出に伴う補正
量の変化や、表1に示すような回転数の領域に関連づけ
られる補正量の変化を組合わせることもできる。また、
図2のステップa8での点火時期の遅角には図4に示す
ようなエンジン水温に基づく点火時期の遅角の補正量の
変化を組合わせることもできる。
【0043】図1に示す内燃機関の失火制御装置1で
は、ノックセンサ21によるノッキング防止用の制御も
行う。ノッキング防止用の制御を行っているときに、失
火防止用の制御を行うと、両方の制御が干渉し合って、
ノッキング防止を有効に図ることができなくなる恐れも
ある。このため、ノッキング防止の制御を優先し、失火
防止のための制御は停止する。失火防止の制御を停止す
るためには、たとえば図2〜図4のステップa4、ステ
ップb4、ステップc4での失火検出を停止するか、ス
テップa5、ステップb5、ステップc5での失火有り
判断を停止すればよい。
【0044】また、たとえば燃料系の燃料ポンプやイン
ジェクタ8などの動作異常は、図示を省略している検出
メカニズムで検出可能な場合がある。このような場合に
は失火の制御に伴う補正を行わないようにする。また、
エンジン2の加速や減速維持もエンジン2の動作状態が
急変する状態であるので、失火の検出精度も低下し、失
火の補正の効果も低下するので、失火補正の制御は行わ
ない。失火補正を行わないためには、前述のように失火
検出や失火有り判断の段階で、処理を行わなければよ
い。
【0045】また、図1では内燃機関として自動車用で
ガソリンと空気との混合気を燃料とするエンジン2につ
いて説明しているけれども、燃料噴射量の制御のみを行
うのであれば、点火プラグ9を有しないディーゼルエン
ジンなどでも同様に失火制御を行うことができる。ま
た、シリンダ3を燃焼室とするエンジン2ばかりではな
く、ロータリエンジンなどでも同様に本発明を適用し
て、失火制御を行うことができる。インジェクタ8から
は、ガソリンやディーゼルエンジン用の軽油などの企業
燃料を噴射しているけれども、天然ガスなどのガス状燃
料を噴射するようにしてもよいことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内燃機関
が備える複数の燃焼室のうち、失火と判断される燃焼室
に対する燃料噴射量を予め定める補正量だけ増加させ、
失火を防ぐことができる。
【0047】さらに本発明によれば、内燃機関が備える
複数の燃焼室のうち、失火が生じていると判断される燃
焼室に対し、点火時期を遅延させて失火の防止を図るこ
とができる。
【0048】さらに本発明によれば、内燃機関の複数の
燃焼室のうちに失火が発生していると判断される燃焼室
があれば、燃料噴射量を増加させ、かつ点火時期を遅延
させる補正を行い、失火を免れる可能性を高めることが
できる。
【0049】さらに本発明によれば、燃焼室に失火が生
じていると判断されるとき、燃料噴射量または点火時期
の一方を先に補正して元の状態からの変化ができるだけ
少ない状態で失火の防止を図ることができる。一方の補
正では失火の防止を図ることができないときには、他方
の補正も併せて行い失火の有効な防止を図ることができ
る。
【0050】また本発明によれば、内燃機関の燃焼室の
温度に対応して、適切な補正量で失火の防止を図ること
ができる。
【0051】また本発明によれば、補正量が上限に達し
ても失火の防止を図ることができないときには、失火が
発生している旨の自己診断結果を出力して部品交換など
の対策を取るべきことを知らせることができる。補正量
を増大して、失火を防ぐことができても、排気ガスの規
制などを超えるような補正は好ましくないので、許容範
囲での補正に止どめることができる。
【0052】また本発明によれば、失火防止手段は補正
量に関する処理の履歴を残しておくので、補正量の限度
内で失火防止を図ることができるときでも、あるいは失
火防止を図ることができないときでも、それぞれ履歴を
参照して当該内燃機関の失火の傾向についての情報を得
ることができるまた本発明によれば、燃料供給系統に異
常が生じている場合には、失火を防ぐための補正は行わ
ないので、燃料供給状態が悪化して燃料噴射量の増加や
点火時期の遅延などでは失火を防ぐことができないよう
な場合に、無用な制御を避けることができる。
【0053】また本発明によれば、内燃機関の運転状態
に応じた適切な補正量で失火防止を図ることができる。
【0054】また本発明によれば、ノッキング防止用の
制御を優先して、失火防止用の制御でノッキング防止用
の制御の支障が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての内燃機関の失火
制御装置1に関連する構成を示すブロック図である。
【図2】図1の内燃機関の失火制御装置1のECU16
の制御手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の他の形態としてのECU16に
よる制御手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態としてECU1
6による制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関の失火制御装置 2 エンジン 3 シリンダ 7 吸気管 8 インジェクタ 9 点火プラグ 11 排気管 13 スロットル弁 14 弁開度検出器 15 吸気温度検出器 16 ECU 17 酸素濃度検出器 18 水温検出器 21 ノックセンサ 22 クランク角センサ 30 処理回路 33 メモリ 34 表示器 35 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 376 F02D 45/00 376F 41/22 301 41/22 301C 330 330A 43/00 301 43/00 301B 301H F02P 5/152 G01M 15/00 A 5/153 F02P 5/15 D 5/15 B 17/12 17/00 F G01M 15/00 R Fターム(参考) 2G087 AA13 BB12 BB14 DD13 DD20 3G019 AA05 AB01 AC04 AC05 BA05 DA02 DA04 DC07 GA01 GA02 GA09 GA14 GA16 3G022 AA03 DA02 DA04 DA10 EA01 EA02 EA08 EA09 FA08 GA01 GA02 GA08 GA09 GA13 GA16 3G084 AA01 AA03 BA13 BA17 BA33 CA04 CA06 DA27 DA28 EA11 EB06 EB09 EC01 FA00 FA02 FA10 FA11 FA20 FA24 FA25 FA29 FA38 FA39 3G301 HA01 HA02 HA06 JA22 JA23 JB09 JB10 KA12 KA16 LA00 MA11 NC01 NC04 NE17 PA07Z PA10Z PA11Z PB00Z PC08Z PC09Z PD02Z PE03Z PE04Z PE08Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の燃焼室を備え、各燃焼室毎に燃料
    噴射量を制御可能な内燃機関に対し、失火を防ぐ制御を
    行う内燃機関の失火制御装置であって、 各燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する失火判断手段
    と、 失火判断手段によって失火の発生有りと判断される燃焼
    室への燃料噴射量を、予め定める補正量ずつ増加するよ
    うに制御する失火防止手段とを含むことを特徴とする内
    燃機関の失火制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の燃焼室を備え、各燃焼室毎に点火
    時期を制御可能な内燃機関に対し、失火を防ぐ制御を行
    う内燃機関の失火制御装置であって、 各燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する失火判断手段
    と、 失火判断手段によって失火の発生有りと判断される燃焼
    室での点火時期を、予め定める補正量ずつ遅延させるよ
    うに制御する失火防止手段とを含むことを特徴とする内
    燃機関の失火制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の燃焼室を備え、各燃焼室毎に燃料
    噴射量と点火時期とを制御可能な内燃機関に対し、失火
    を防ぐ制御を行う内燃機関の失火制御装置であって、 各燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する失火判断手段
    と、 失火判断手段によって失火の発生有りと判断される燃焼
    室への燃料噴射量および点火時期を、予め定める補正量
    ずつ増加および遅延するようにそれぞれ制御する失火防
    止手段とを含むことを特徴とする内燃機関の失火制御装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の燃焼室を備え、各燃焼室毎に燃料
    噴射量と点火時期とを制御可能な内燃機関に対し、失火
    を防ぐ制御を行う内燃機関の失火制御装置であって、 各燃焼室毎に失火の発生の有無を判断する失火判断手段
    と、 失火判断手段によって失火の発生有りと判断される燃焼
    室への燃料噴射量または点火時期の一方を、予め定める
    補正量ずつ増加または遅延するように制御し、補正量が
    上限に達した後で、燃料噴射量または点火時期の他方
    を、予め定める補正量ずつ増加または遅延するように制
    御する失火防止手段とを含むことを特徴とする内燃機関
    の失火制御装置。
  5. 【請求項5】 前記内燃機関の燃焼室を冷却する流体の
    温度を検出する温度検出手段をさらに含み、 前記失火防止手段は、温度検出手段が検出する該流体の
    温度に応じて、前記補正量を変化させることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の失火制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記失火防止手段は、前記補正量が予め
    設定される上限に達しても、前記失火判断手段が失火の
    発生有りと判断するとき、該補正量を0に戻し、失火が
    発生している旨の自己診断結果を出力することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の失火制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記失火防止手段は、前記補正量に関す
    る処理の履歴を残すことを特徴とする請求項6記載の内
    燃機関の失火制御装置。
  8. 【請求項8】 前記失火判断手段は、燃料供給系統に異
    常が生じている場合、前記失火の発生有無の判断を行わ
    ないことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    内燃機関の失火制御装置。
  9. 【請求項9】 前記内燃機関の運転状態を判定する運転
    判定手段をさらに含み、 前記失火防止手段は、予め設定される内燃機関の運転状
    態と前記補正量との対応関係に基づいて、前記補正量を
    決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の内燃機関の失火制御装置。
  10. 【請求項10】 前記内燃機関に対して、ノッキング防
    止用の点火時期遅延制御を行うノッキング制御手段をさ
    らに含み、 前記失火判断手段は、ノッキング制御手段による点火時
    期遅延制御が行われている間、前記失火の発生有無の判
    断を行わないことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    に記載の内燃機関の失火制御装置。
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