JP2002038355A - 防縮織物の製造方法、パイル織物、その製造方法 - Google Patents

防縮織物の製造方法、パイル織物、その製造方法

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JP2002038355A
JP2002038355A JP2000231802A JP2000231802A JP2002038355A JP 2002038355 A JP2002038355 A JP 2002038355A JP 2000231802 A JP2000231802 A JP 2000231802A JP 2000231802 A JP2000231802 A JP 2000231802A JP 2002038355 A JP2002038355 A JP 2002038355A
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Yoshihiro Numata
佳博 沼田
Kanji Kobayashi
完治 小林
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来のパイル布製造装置を利用して、パイル
経糸のみを防縮加工したパイル布を製造する。 【解決手段】 複数のセルロース系紡績糸をビームに整
経する荒巻工程2と、複数のビームに整経したセルロー
ス系紡績糸を複数のビームから繰出してポリビニルアル
コール、熱架橋性樹脂、及び架橋触媒を少なくとも含有
するサイジング液を含浸させた後加熱して防縮・サイジ
ングを行う防縮・サイジング工程4と、前記防縮・サイ
ジング工程により防縮・サイジング処理した複数のセル
ロース系紡績糸をビームに整経する本巻き工程6と、前
記本巻き工程で整経したセルロース系紡績糸をパイル糸
に用いて織物を製造するパイル織物製造工程8とを経
て、パイル織物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防縮加工してなる防
縮織物の製造方法、及び防縮加工してなるパイル織物及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セルロース系短繊維を原料として製造さ
れる紡績糸を用いて織物を製造する場合、図2に示す工
程が通常採用されている。即ち、まず複数のコーン状に
巻取られた数百本の紡績糸がビームと呼ばれるロールに
整経される(荒巻工程102)。
【0003】次に、上記のようにして整経された複数の
ビームから紡績糸が繰出され、サイジング槽で澱粉とポ
リビニルアルコールを主成分とするサイジング液に浸漬
され、紡績糸にサイジング液が含浸された後、熱ローラ
ー等を備えた乾燥機により紡績糸が乾燥される(サイジ
ング工程104)。サイジング液の成分は、綿織物の品
質に影響を与えるだけではなく、織物の生産効率を左右
するので、各サイジング工場、機織工場毎に独自のノウ
ハウとされ、また、サイジング用糊材に関する出願も多
数ある(例えば、特開平9−132873号)。
【0004】このサイジング処理により、紡績糸の毛羽
が抑制されると共に、紡績糸の引張り強度が高められ、
織物製造工程における経糸の糸切れが低減される。
【0005】上記サイジング処理された紡績糸は、次い
で一本のビームに整経される(本巻き工程106)。
【0006】上記本巻き工程において、一本のビームに
整経された紡績糸は、次いで織機に送られ織物に加工さ
れる(織物製造工程108)。
【0007】織物製造工程108においては、ビームに
整経された紡績糸は経糸方向に強い張力を負荷されなが
ら織物にされる。この工程は、その後に施される各種の
工程において、経て方向に沿って織物を収縮を起させる
原因になり、更に多くの場合この織物で製造される縫製
後の製品の丈の収縮の原因になる。
【0008】更に、タオル等のパイル織物は洗濯等を繰
返し行うことにより、織物表面に経糸が形成するループ
状のパイルが収縮してよじれが生じ、その結果風合が硬
くなる問題がある。これは、紡績糸自身が収縮すること
で、紡績時の撚りに更に撚りが加わり、紡績糸自身を硬
く締付けることにより風合が悪くなるものと考えられ
る。
【0009】この風合の問題を解決するために、織り上
げたパイル織物に防縮加工等を施すことが従来行われて
いる。
【0010】しかし、織上げたパイル織物に防縮加工等
を行うことは、工程数を増やし、更に防縮加工用剤品等
を必要とし、製造コストを高めることになる等の問題が
ある。特に、織物がタオル等の場合は製品単価が低いの
で、防縮加工等を採用することは採算上無理がある場合
が多い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、パイル織
物の風合が硬くなることを防止する方法につき検討して
いるうちに、サイジング液に紡績糸の収縮防止用薬剤を
併用することにより、工程数や機械装置を増加させるこ
となく、既存の装置をそのまま用いて簡単かつ確実に紡
績糸の防縮加工ができることを知得し、本発明を完成す
るに至ったもので、その目的とするところは、上記問題
を解決する防縮織物の製造方法、パイル織物、及びその
製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、以下に記載する物である。
【0013】〔1〕 複数のセルロース系紡績糸をビー
ムに整経する荒巻工程と、複数のビームに整経したセル
ロース系紡績糸を複数のビームから繰出してポリビニル
アルコール、熱架橋性樹脂、及び架橋触媒を少なくとも
含有する防縮・サイジング液を含浸させた後加熱して防
縮・サイジング加工を行う防縮・サイジング工程と、前
記防縮・サイジング工程により防縮・サイジング加工し
た複数のセルロース系紡績糸をビームに整経する本巻き
工程と、前記本巻き工程で整経したセルロース系紡績糸
を用いて織物を製造する織物製造工程とからなる防縮織
物の製造方法。
【0014】〔2〕 複数のセルロース系紡績糸をビー
ムに整経する荒巻工程と、複数のビームに整経したセル
ロース系紡績糸を複数のビームから繰出してポリビニル
アルコール、熱架橋性樹脂、及び架橋触媒を少なくとも
含有する防縮・サイジング液を含浸させた後加熱して防
縮・サイジング加工を行う防縮・サイジング工程と、前
記防縮・サイジング工程により防縮・サイジング加工し
た複数のセルロース系紡績糸をビームに整経する本巻き
工程と、前記本巻き工程で整経したセルロース系紡績糸
をパイル糸に用いて織物を製造するパイル織物製造工程
とからなるパイル織物の製造方法。
【0015】〔3〕 経地糸及びパイル経糸を緯地糸と
交互に交差させて形成したパイル織物において、パイル
経糸が防縮加工されてなるパイル織物。
【0016】以下、図1を参照して本発明を詳細に説明
する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の防縮織物の製造
方法の一例を示すフロー図である。本発明において用い
られる糸は、セルロース系の紡績糸で、具体的には綿
糸、レーヨン短繊維紡績糸、麻紡績糸等が例示される。
【0018】前記紡績糸は、通常コーン状態に巻取られ
ており、この巻取られた数百本の紡績糸が荒巻工程2に
おいてビームに整経される。この荒巻工程自体は、従来
公知の荒巻工程と同一のものである。
【0019】荒巻工程2においてビームに整経された紡
績糸は、次いでビームから繰出されてサイジング槽(不
図示)に導かれ、ここでサイジング槽内に貯留された防
縮・サイジング液に浸漬され、次いで浸漬された紡績糸
はサイジング槽から取出された後、加熱されて乾燥され
ると共に、熱架橋性樹脂及び架橋触媒の作用で防縮処理
が施される(防縮・サイジング工程4)。
【0020】防縮・サイジング液は、熱架橋性樹脂と、
架橋触媒と、糊剤とを主成分として含有する水溶液であ
る。
【0021】熱架橋性樹脂としては、多官能性の縮合型
熱架橋性樹脂であるメラミンホルマリン系樹脂、尿素ホ
ルマリン系樹脂、グリオキザール系樹脂(ジメチロール
ジヒドロキシエチレンウレア系樹脂)等の繊維素反応型
樹脂が好ましい。特に、繊維に付着乾燥した後の強度低
下が少なく、熱セット後に顕著な防縮効果を示すグリオ
キザール樹脂が好ましい。熱架橋性樹脂の水溶液濃度と
しては、1〜12質量%が好ましい。
【0022】架橋触媒としては、硝酸亜鉛、塩化マグネ
シウム等の金属塩系架橋触媒や、有機アミン系架橋触媒
等が例示される。架橋触媒の水溶液濃度としては、0.
5〜6質量%が好ましい。熱架橋性樹脂及び架橋触媒の
水溶液濃度は、通常のセルロース系繊維の防縮加工にお
いて採用される濃度範囲とほぼ同じであり、この濃度範
囲自体は当業者に公知のものである。
【0023】糊剤としては、ポリビニルアルコール(P
VA)系のものが好ましい。澱粉は水溶液の粘度を高め
て紡績糸中に熱架橋性樹脂及び架橋触媒が含浸される速
度を低下させること、及び熱架橋性樹脂と反応して熱可
塑性樹脂を無駄に消費するので好ましくない。防縮・サ
イジング液中の糊料の含有量は、0〜2質量%が好まし
い。
【0024】防縮・サイジング液中には浸透剤を添加す
ることが好ましい。本発明においては、浸透剤の選択は
実務上重要である。サイジング時に、天然ワックスをそ
の表面に有する綿糸にサイジング剤を効率的に含浸させ
るためには、即ち実用的な加工速度で加工するために
は、浸透剤の併用は重要である。
【0025】実施例に記載されているマーポンF−1
は、本発明者らが数十種に及ぶ浸透剤の検討の結果、最
も効率的なサイジング剤として選び出したもので、これ
をサイジング液に添加することにより、効率的に綿糸に
サイジング液を含浸させることができる。
【0026】防縮・サイジング液中には更に各種の添加
剤を添加しても良い。添加剤としては、沈殿防止剤、ワ
ックス、香料等が例示される。添加量は、それ自体当業
者に周知のものである。
【0027】前記前記サイジング槽から取出された紡績
糸の加熱乾燥条件は、110〜170℃で0.5〜10
分間が好ましく、特に150〜170℃が好ましい。1
10℃未満の場合は、熱架橋性樹脂の硬化が十分進行せ
ず、加熱時間に長時間を要する。また、170℃を超え
る場合は、繊維強度が低下する場合があるので、好まし
くない場合がある。また、サイジングは通常80〜14
0m/分が採算上好ましい加工速度であり、係る場合乾
燥時間が30〜60秒程度しか設けられない。従って、
実際の加工温度は150〜170℃が好ましい。
【0028】上記防縮・サイジング工程4において防縮
・サイジング加工された紡績糸は、次いでビームに整経
される(本巻き工程6)。本巻き工程自体は、従来公知
の本巻き工程と同一工程である。
【0029】前記本巻き工程6によりビームに整経され
た紡績糸は、次いで織物製造工程6で織物にされる。
【0030】織物製造工程においては、前記本巻き工程
6によりビームに整経された紡績糸を経糸、又は緯糸の
いずれか一方に使用して織物を製造しても良い。又はそ
の両方に使用して織物を製造しても良い。さらには、防
縮・サイジング加工を施されていない紡績糸と、防縮・
サイジング加工された紡績糸とを所定の繰返し単位で交
互に平行に用いて経糸又は緯糸としても良い。
【0031】また更には、上記本巻き工程6によりビー
ムに整経された防縮・サイジング加工された紡績糸をパ
イル糸の経糸に、ビームに整経された防縮・サイジング
加工されていない紡績糸を地糸の経糸及び地糸の緯糸に
用いて、パイル布を織っても良い。この場合は、ループ
を形成するパイル糸が防縮・サイジング加工されている
ので、洗濯等により生じるパイル風合の硬化が避けられ
る。更に、風合の硬化に関係するパイル糸のみが防縮さ
れているので、パイル布全体を防縮加工する場合と比較
し、防縮加工用熱架橋性樹脂及び架橋触媒等の防縮加工
用薬剤の使用量が節減できる。
【0032】なお、上記防縮・サイジング工程におい
て、紡績糸へ防縮・サイジング液を含浸させる際にサイ
ジング槽を用いたがこれに限られず、スプレー法、キス
ロール法等の任意の方法で、防縮・サイジング液を紡績
糸に含浸させることができる。
【0033】以下、実施例により本発明を更に具体的に
説明する。
【0034】
【実施例】実施例1 図2に示す製造工程を有する従来のパイル布製造装置を
用いて、図1に示す本発明の工程を実施して、本発明に
係るタオルを製造した。但し、サイジング槽には、下記
防縮・サイジング液を満たした。
【0035】ポリビニルアルコール(商品名 クラレT
TF)7.5g/l、熱架橋性樹脂(住友化学工業
(株)製、商品名 Sumitex Resin NS
−200)20ml/l、架橋触媒(住友化学工業
(株)製、商品名Sumitex Accelerat
or X−110)5ml/l、マーポンF−1(松本
油脂製薬製浸透剤)2ml/lの水溶液を調製し、これ
を防縮・サイジング液とした。
【0036】ビームに整経された2928本の綿糸を2
74m/分の速度でサイジング槽に送り、防縮・サイジ
ング液を含浸させた。防縮・サイジング液の含浸量は熱
架橋性樹脂の固形分として1.0質量%であった。
【0037】次いで、防縮・サイジング液を含浸した綿
糸を、ドラムローラ8本から構成される乾燥機に送り、
160℃で90秒間、乾燥及び架橋反応をさせた。
【0038】その後、本巻き工程により防縮・サイジン
グ加工した綿糸をビームに整経した。
【0039】地糸用の経糸、緯糸(防縮加工していない
綿糸)を整経したビームを用意し、上記防縮・サイジン
グ加工してビームに整経した紡績糸をパイル糸として、
常法によりタオルを製造した。
【0040】実施例1で製造したタオル、及び防縮・サ
イジング加工されていない紡績糸のみを用いて同様にし
て製造したタオル(比較例1)を用いて、タオルの経糸
が形成するループ部分の風合の試験を行った。即ち、洗
濯回数に対する硬さの変化を10人のパネルによる官能
試験により評価した。洗濯はJIS L 021710
3号に準じて行った。結果を表1に示した。
【0041】
【表1】
【0042】参考例1、2 上記実施例1に用いられている熱架橋性樹脂Sumit
ex Resin NS−200、及び架橋触媒Sum
itex Accelerator X−110は、本
発明者らが先に提出した特願平11−169940号
(編織物の抗菌性付与方法)に記載しているように、セ
ルロース繊維と架橋することにより架橋されたセルロー
ス繊維に抗菌効果を付与することがわかっている。
【0043】そこで、本発明方法において、サイジング
液が綿糸に含浸され、架橋反応が十分になされているか
否かを評価する方法として、架橋されたセルロース繊維
の抗菌性の有無を調べた。
【0044】サイジング液の組成を表2に示した。
【0045】
【表2】
【0046】2928本の綿糸を274m/分の速度で
サイジング槽に送り、防縮・サイジング液を綿糸に含浸
させた。防縮・サイジング液の含浸量はSumitex
Resin NS−200の固形分として1.0質量
%であった。
【0047】上記方法によりサイジング加工した経糸で
構成されるタオルを繊維製品新機能評価協会に規定する
統一試験法(JIS−L−1902−98)により制菌
効果を評価した。菌種は黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌、M
RSAであった。また、80℃における工業洗濯を50
回(厚生省令13号に準拠)行った後のタオル製品につ
いても、抗菌性評価を行った。ここで、殺菌活性値が0
以上であれば、初期接種菌数よりも18時間培養後の菌
数が少ないことを示し、制菌効果があることになる。
【0048】
【表3】
【0049】実施例2 実施例1のサイジング条件で、サイジング加工した16
綿番手単糸を経糸(地糸及びパイル糸)に用い、緯糸は
ふつうの16番手単糸を用いて、タオルケットを製造し
た。タオルケットの製造条件は、経24本/25.4m
m、緯30本/25.4mmであった。
【0050】JIS L−0217 103号に準じて
40℃で10回洗濯を行い、洗濯後の寸法変化を測定し
た。結果を表4に示した。
【0051】比較例2 経、緯糸とも樹脂加工してない普通の綿糸を用いる以外
は実施例2と同様にしてタオルケットを製造し、洗濯を
行った。寸法変化率(%)を表4に示した。寸法変化率
(JIS−L−1909−1995)は、下式で定義さ
れる。
【0052】
【数1】 寸法変化率(%)=100×(L2−L1)/L1 ここで、L1は洗濯前の長さ、L2は洗濯後の長さであ
る。
【0053】
【表4】
【0054】実施例3 実施例1のサイジング液の2倍の濃度のサイジング液を
用いる以外は実施例1と同様にしてタオルを製造した。
寸法変化率はほぼ同様であった。
【0055】
【発明の効果】本発明の防縮織物の製造方法によれば、
従来のサイジング液に防縮加工用薬剤を添加するだけ
で、従来の設備をそのまま使用して、簡便な操作で防縮
加工織物を製造することができる。さらに、防縮・サイ
ジング加工された紡績糸をパイル糸に用い、地糸に防縮
・サイジング加工されていない紡績糸を用いてパイル布
を製造する場合は、従来のパイル布製造装置をそのまま
使用できると共に、パイル布全体を防縮加工する場合と
比較し、防縮加工用薬剤の使用量を節減できる。また、
本発明のパイル織物は、ループを形成するパイル経糸が
防縮加工してあるので、洗濯をしても風合の硬質化を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防縮織物の製造方法の一例を示すフロ
ー図である。
【図2】従来の防縮織物の製造方法の一例を示すフロー
図である。
【符号の説明】
2 荒巻工程 4 防縮・サイジング工程 6 本巻き工程 8 織物製造工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 完治 大阪府大阪市中央区伏見町4ー4ー9 東 邦テキスタイル株式会社内 Fターム(参考) 3B154 AA01 AA02 AA12 AB02 BA05 BB12 BB32 BB47 BD04 BD06 BE05 DA02 DA18 DA30 4L033 AA02 AB03 AB05 AC01 AC12 CA29 4L048 AA08 AA09 AA13 AA47 AA50 AA56 AB01 BA02 BA24 CA00 CA03 CA12 DA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルロース系紡績糸をビームに整
    経する荒巻工程と、複数のビームに整経したセルロース
    系紡績糸を複数のビームから繰出してポリビニルアルコ
    ール、熱架橋性樹脂、及び架橋触媒を少なくとも含有す
    る防縮・サイジング液を含浸させた後加熱して防縮・サ
    イジング加工を行う防縮・サイジング工程と、前記防縮
    ・サイジング工程により防縮・サイジング加工した複数
    のセルロース系紡績糸をビームに整経する本巻き工程
    と、前記本巻き工程で整経したセルロース系紡績糸を用
    いて織物を製造する織物製造工程とからなる防縮織物の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 複数のセルロース系紡績糸をビームに整
    経する荒巻工程と、複数のビームに整経したセルロース
    系紡績糸を複数のビームから繰出してポリビニルアルコ
    ール、熱架橋性樹脂、及び架橋触媒を少なくとも含有す
    る防縮・サイジング液を含浸させた後加熱して防縮・サ
    イジング加工を行う防縮・サイジング工程と、前記防縮
    ・サイジング工程により防縮・サイジング加工した複数
    のセルロース系紡績糸をビームに整経する本巻き工程
    と、前記本巻き工程で整経したセルロース系紡績糸をパ
    イル糸に用いて織物を製造するパイル織物製造工程とか
    らなるパイル織物の製造方法。
  3. 【請求項3】 経地糸及びパイル経糸を緯地糸と交互に
    交差させて形成したパイル織物において、パイル経糸が
    防縮加工されてなるパイル織物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101072871B1 (ko) 2009-02-02 2011-10-17 건양대학교산학협력단 모노필라멘트형 모시원사를 이용한 직물지 및 이의 제조방법
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