JP2002035740A - 浄水器と浄水器用活性炭 - Google Patents

浄水器と浄水器用活性炭

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JP2002035740A
JP2002035740A JP2000224918A JP2000224918A JP2002035740A JP 2002035740 A JP2002035740 A JP 2002035740A JP 2000224918 A JP2000224918 A JP 2000224918A JP 2000224918 A JP2000224918 A JP 2000224918A JP 2002035740 A JP2002035740 A JP 2002035740A
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Koichi Kawase
光一 川瀬
Ryosuke Komatsu
亮介 小松
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 供給水の水量とほぼ同じ量の浄化水を得るこ
とができ、活性炭の効果を長期間持続でき、しかも活性
炭の重量を軽量化することができる浄水器と、活性炭と
を提供する。 【解決手段】 筒状のハウジング10の内部に、上流側
から下流側に向けて径小の第一ベンチュリー部22と径
大の第二ベンチュリー部24と充分断面積の広い空間3
4とを設け、その空間34内にドーム状の活性炭12を
備える。ドーム状の活性炭12には頂点部とその付近以
外の箇所に貫通穴32を設け、その穴を通って水が通過
するよう設定する。ベンチュリー部22,24で速度を
増した水をドーム状の活性炭12に衝突させ、その衝突
によって分離した塩素やカルキ等を活性炭12に吸着さ
せる。活性炭12をドーム形状とすることで活性炭12
の重量を軽減し、貫通穴32に水を通過させることで、
水の抵抗を小さくし、水の供給量と浄化水の量をほぼ同
じにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を浄化するため
の浄水器とその浄水器に収納する浄水器用活性炭に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、水道水等の水を浄化するため
に、種々の浄化器が使用されている。例えば水道水には
細菌の発生を防止するために塩素やカルキが混入されて
おり、飲料用や食料用として水道水を使用する場合に
は、塩素やカルキの臭いが鼻につくという欠点があっ
た。このため、従来から一般の家庭では活性炭を内蔵し
た浄化器によって水道水を浄化し、その浄化した水を飲
食用に使用している。活性炭は、水道水に含まれる塩素
やカルキを吸着して水道水を飲食料用に適した水に変え
るものである。
【0003】活性炭を効率良く働かせるためには、水に
接触する活性炭の表面積を大きくすることが望ましい。
このため、浄水器に収容する活性炭の大きさを、粒状や
小石大の大きさにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】粒状や小石大の大きさ
の活性炭を収容した浄水器に水を通すと、粒状や小石大
の活性炭が詰まった箇所で水の流れが悪くなって、浄水
器で浄化した水の流量が水道水の供給流量に比べて大幅
に減少するという欠点があった。また、粒状や小石大の
積層した活性炭に水道水に含まれるゴミや水垢が付着し
て、時間の経過に伴って水の流れが悪くなって活性炭の
効果が低下するという欠点があった。更に、活性炭を粒
状や小石大にして積層させるため、活性炭の重量が増大
するという欠点があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、供給水の水量とほぼ同じ量の浄化水を得ることがで
き、活性炭の効果を長期間持続でき、しかも活性炭の重
量を軽量化することができる浄水器を提供することを目
的とするものである。また、ドーム状に形成すること
で、重量を軽量化すると共に、水を速い速度で衝突させ
ることを可能にして水から除去する物質を水から容易に
分離できる活性炭を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の浄水器は、筒状のハウジングを有し、そのハ
ウジングの筒状の内部に水の流速を速めるためのベンチ
ュリー部とその下流側にベンチュリー部より断面積の広
い空間とを形成し、その空間にドーム状の活性炭を備
え、ベンチュリー部を通過した水をドーム状の活性炭に
衝突させるようにしたものである。
【0007】上記目的を達成するために本発明の活性炭
は、浄水器に収納するものであって、ドーム形状で、頂
点部とその頂点部付近以外の箇所に貫通穴を設けるよう
にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る浄水器とその浄水器に収納す
る活性炭の一実施形態を示す断面図である。浄水器は、
筒状のハウジング10と、そのハウジング10の筒状の
内部に備えられる1個の部材で構成される活性炭12と
から成る。筒状のハウジング10は、筒状の上部ハウジ
ング14と、それに接続する筒状の下部ハウジング16
とから成る。筒状の上部ハウジング14の上部には、水
道の蛇口またはそれに取り付けられるホース等の水供給
手段18(一点鎖線)が接続される。
【0009】上部ハウジング14の内壁は図1で上から
下に向けて、水道の蛇口18等が接続する第一内壁20
と、径小の第一ベンチュリー部22と、第一ベンチュリ
ー部22より径大の第二ベンチュリー部24と、第一内
壁20や第二ベンチュリー部24より径大の第二内壁2
6とから構成されている。上部ハウジング14において
は、第二ベンチュリー部24の位置に内外に通じる空気
導入穴28が形成されている。
【0010】下部ハウジング10の内壁の直径は、上部
ハウジング14の第二内壁の直径と同一に設定されてい
る。下部ハウジング10の軸方向の途中の内壁に、内側
に向けて突出するリング状の突出部30が形成されてい
る。この突出部30の上に、ドーム状の活性炭12が載
せられる。ドーム状の活性炭12には、周縁近い位置に
その周縁に沿って多数個の貫通穴32が形成されてい
る。しかし、ドーム状の活性炭12の頂点部および頂点
部付近には貫通穴32は形成されていない。即ち、活性
炭12の頂点部や頂点部付近に第二ベンチュリー部24
から出た水(水と空気の混合物)を衝突させる。その衝
突して跳ね返った水と空気の混合物は、活性炭12の貫
通穴32を通過して下流に流れるように設定される。
【0011】第二ベンチュリー部24を出た位置から活
性炭12までの間は内径の大きい空間34が形成されて
おり、この空間34は活性炭12に衝突して跳ね返った
水と空気の混合物を収容するに充分な大きさに設定され
ている。下部ハウジング10の下端には蓋36が取り付
けられ、その蓋36に多数の穴38が形成されている。
活性炭12の貫通穴32を通過した水と空気の混合物
は、蓋36の穴38から外部に吐出される。なお、この
蓋36は浄化した水を均等に吐出するためのものである
が、この蓋36は設けなくても良い。
【0012】以上のように構成された本発明では、水道
の蛇口等の水供給手段18から水が上部ハウジング14
の内部に導入されると、第一ベンチュリー部22によっ
て水の流速が速められる。その後、第二ベンチュリー部
24の位置において外部から空気が水に混合される。水
に空気を混合することで水は空気と混合され、水と空気
との混合物の流速は更に速くなる。第二ベンチュリー部
24において更に速められた流速で水(水と空気との混
合物)がドーム状の活性炭12に衝突する。水を速い速
度で勢い良く活性炭12に衝突させることで、活性炭を
水が単に通過する従来のものと比べて、水道水に含まれ
ている塩素やカルキ等の水からの分離が促進される。ド
ーム状の活性炭12に衝突した水は、ドーム状の活性炭
12の表面やドーム状にに形成した多数の貫通穴36を
通過するので、その際に、塩素やカルキ等は活性炭12
に吸着される。
【0013】活性炭12をドーム状に形成することで、
そのドーム状の活性炭の強度が増し、その頂点部に水が
衝突しても、その強度に耐えることができる。また、活
性炭12をドーム状に形成することで、従来のものと比
べて活性炭12の重量を軽減することができる。更に、
活性炭12をドーム状に形成することで、平面形状のも
のと比べて貫通穴36の数を増大でき、貫通穴36の合
計の断面積を大きくして、水供給手段18からの水の供
給量と、活性炭12を通過する水の量とをほぼ同じにす
ることができる。この結果、浄水器からの浄化した水の
量を水供給手段18による水の供給量とほぼ同じ量にす
ることができる。これによって、活性炭12を通過する
水が逆流するおそれを無くすことができる。
【0014】なお、前述の説明では、径小の第一ベンチ
ュリー部22とそれより径大の第二ベンチュリー部24
とを設け、第二ベンチュリー部24の位置に内外に通じ
る空気導入穴28を形成すると説明した。しかし、これ
に代えて、一つのベンチュりー部を形成して、そのベン
チュりー部に空気導入穴を形成するようにしても良い。
また、前記活性炭12は、水道水から塩素やカルキを除
去する目的のものについて説明したが、本発明は、種々
の物質を水から除去するための浄水器や活性炭に使用し
たり、種々のイオン等を水に生成するため活性炭に使用
することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる浄水器に
よれば、速度の速い水をドーム状の活性炭に衝突させる
ことによって、水に含まれる塩素やカルキ等の物質を水
から分離し易くすることが可能となり、種々の物質の水
からの除去に利用することができる。また、活性炭を1
個のドーム形状にすることによって、従来の小さい粒の
積層した活性炭とくらべて、水をスムースに流すことが
でき、浄水器に供給する水量とほぼ同量の浄化した水量
を得ることができる。更に、活性炭をドーム形状とする
ことによって、従来の活性炭の積層物と比べて、活性炭
の重量を軽減することができる。活性炭に衝突する前に
水をベンチュリー部に通過させることによって、水の速
度を速めることができ、しかもその水に空気を混合させ
ることによって更に水の速度を速めることができる。こ
のように、活性炭に衝突する水の速度を速めることによ
って、水に含まれている物質を水からより分離し易くな
る。
【0016】本発明に係わる活性炭によれば、ドーム形
状とすることによって水の衝突に耐える強度を得ること
ができ、水を衝突させることによって水に含まれる物質
の分離を促進させることができる。また、活性炭をドー
ム形状とすることによって,活性炭の重量を軽減するこ
とができる。更に、活性炭をドーム形状にして、活性炭
に形成した水を通過させる貫通穴の断面積を広くするこ
とによって水の活性炭を通る抵抗を少なくして、水の供
給量と浄化した水の量とをほぼ同じにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浄水器とその浄水器に収納する活
性炭の一実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 12 活性炭 14 上部ハウジング 16 下部ハウジング 22 第一ベンチュリー部 24 第二ベンチュリー部 28 空気導入穴 32 貫通穴 34 空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のハウジングを有し、そのハウジン
    グの筒状の内部に水の流速を速めるためのベンチュリー
    部とその下流側にベンチュリー部より断面積の広い空間
    とを形成し、その空間にドーム状の活性炭を備え、ベン
    チュリー部を通過した水をドーム状の活性炭に衝突させ
    ることを特徴とする浄水器。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングにおいてベンチュリー部
    と外部とを通じる空気導入穴を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の浄水器。
  3. 【請求項3】 前記ベンチュリー部を上流側の径小の第
    一ベンチュリー部と下流側の第二ベンチュリー部とから
    構成し、その第二ベンチュリー部と外部とを前記空気導
    入穴で連絡したことを特徴とする請求項2記載の浄水
    器。
  4. 【請求項4】 前記ドーム状の活性炭において頂点部と
    その頂点部付近以外の箇所に貫通穴を設け、その貫通穴
    を水が通過することを特徴とする請求項1乃至3記載の
    浄水器。
  5. 【請求項5】 浄水器に収納するものであって、ドーム
    形状で、頂点部とその頂点部付近以外の箇所に貫通穴を
    設けたことを特徴とする浄水器用活性炭。
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Cited By (4)

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