JP2002032879A - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2002032879A
JP2002032879A JP2000213024A JP2000213024A JP2002032879A JP 2002032879 A JP2002032879 A JP 2002032879A JP 2000213024 A JP2000213024 A JP 2000213024A JP 2000213024 A JP2000213024 A JP 2000213024A JP 2002032879 A JP2002032879 A JP 2002032879A
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monitoring
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English (en)
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Osamu Kira
修 吉良
Katsuhiro Tashiro
克裕 田代
Takashi Harashima
崇 原嶋
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Yuasa Shoji Co
Original Assignee
Yuasa Shoji Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より迅速且つ正確な情報伝達を行うことがで
き、より証拠力の高い画像などの情報の取得及び保存を
行える。 【解決手段】 監視領域の画像を取得する検出画像取
得手段、証拠画像取得手段及び伝送画像取得手段と、画
像データを取り込んで所定処理を施すと共に所要の画像
データを伝送する管理手段と、所要の画像データによっ
て監視領域を監視する監視手段と、管理手段から監視手
段に所要の画像データが伝送される媒体である伝送手段
とを有し、管理手段が、検出画像取得手段で取得される
検出画像を取り込んで検出画像の異常判定を行って異常
発生箇所を特定し、証拠画像取得手段及び伝送画像取得
手段を制御して異常発生箇所を追尾させ、証拠画像取得
手段で取得される異常発生箇所の証拠画像及び伝送画像
取得手段で取得される異常発生箇所の伝送画像を取り込
んで、証拠画像データを圧縮して記憶すると共に伝送画
像データを圧縮して伝送する監視システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視領域で異常事
態が発生した場合に遠隔地の管理者等が異常事態の正確
な状態を把握することができる監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、夜間の防犯等のための監視装置と
して、監視領域の画像を取得するビデオカメラ、レーザ
ー光や赤外線等によるセンサ、火災やガス漏れ等に対す
るセンサなどが知られている。このうち、監視領域の画
像を取得するビデオカメラ等の画像取得手段は、監視領
域で異常事態が発生した場合にその異常事態が如何なる
ものであり、更には異常事態の正確且つ詳細な状態を把
握することができるものである。
【0003】そして、近年では画像取得手段等や通信回
線等を利用して監視領域の監視を統合的に行う監視シス
テムが提案されている。例えば特開平11−25977
5号には、通信回線等を介してコンピュータやワイドカ
メラ、ズームカメラ等を接続し、ワイドカメラで取得し
た画像の平常画像に対する差違で異常事態を認識すると
共に、差違が認識された重要地点の画像をズームカメラ
で取得し、ワイドカメラやズームカメラで取得された画
像を管理者等のコンピュータに伝送する監視システムが
記載されている。
【0004】上記監視システムは、ワイドカメラ及びズ
ームカメラの併用や通信回線等を利用した異常情報の伝
送により、遠隔地の管理者等が監視領域における異常発
生を即座に認識できると共に、その異常事態の正確且つ
詳細な状態を把握することができる。また、上記監視シ
ステムは、通信回線等を介してコンピュータやワイドカ
メラ、ズームカメラ等を接続するものであるため、低コ
ストで防犯や火災等に対する監視を行えるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、監視システ
ムにはより迅速且つ正確な情報伝達を行うと同時に、よ
り証拠力の高い画像など情報の取得及び保存を行うもの
であることが求められており、上記特開平11−259
775号の監視システムはある程度かような要求を充足
するものではあるものの、未だ十分なものとは言えな
い。
【0006】例えば、上記監視システムは単に画像取得
手段で取得した画像データを伝送するため、伝送するデ
ータ量が多大となって画像伝送の速度が遅くなると共
に、画像伝送の安定性も不十分となり正確な情報伝達に
対する信頼性に欠ける。更に伝送可能なデータ量である
ことを前提とする画像を取得するため、証拠力に優れた
鮮明な画像の取得及び保存をすることに限界がある。
【0007】また、侵入者等で平常画像との差違が認識
された重要地点の画像をズームカメラで取得する処理を
行う場合、非常に高速な演算処理が可能なハードウェア
を使用しなければ、侵入者等が高速で移動する際に追尾
して画像を取得することが困難となる。従って、侵入者
等に的確に対応した画像を取得することができない事態
が生じ、その証拠力が不十分となる。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、より迅速且つ正確な情報伝達を行うことができ
ると共に、より証拠力の高い画像などの情報の取得及び
保存を行うことができる監視システムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の監視システム
は、監視領域の画像を取得する検出画像取得手段、証拠
画像取得手段及び伝送画像取得手段と、該画像データを
取り込んで所定処理を施すと共に所要の画像データを伝
送する管理手段と、該所要の画像データによって監視領
域を監視する監視手段と、該管理手段から該監視手段に
該所要の画像データが伝送される媒体である伝送手段と
を有し、該管理手段が、該検出画像取得手段で取得され
る検出画像を取り込んで該検出画像の異常判定を行って
異常発生箇所を特定し、該証拠画像取得手段を制御して
該異常発生箇所を追尾させ、取得される該異常発生箇所
の証拠画像を取り込んで該証拠画像データを圧縮して記
憶すると共に、該伝送画像取得手段で取得される伝送画
像を取り込んで該伝送画像データを圧縮して伝送するこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明の監視システムは、監視領域
の画像を取得する検出画像取得手段、証拠画像取得手段
及び伝送画像取得手段と、該画像データを取り込んで所
定処理を施すと共に所要の画像データを伝送する管理手
段と、該所要の画像データによって監視領域を監視する
監視手段と、該管理手段から該監視手段に該所要の画像
データが伝送される媒体である伝送手段とを有し、該管
理手段が、該検出画像取得手段で取得される検出画像を
取り込んで該検出画像の異常判定を行って異常発生箇所
を特定し、該証拠画像取得手段及び該伝送画像取得手段
を制御して該異常発生箇所を追尾させ、該証拠画像取得
手段で取得される該異常発生箇所の証拠画像及び該伝送
画像取得手段で取得される該異常発生箇所の伝送画像を
取り込んで、該証拠画像データを圧縮して記憶すると共
に該伝送画像データを圧縮して伝送することを特徴とす
る。
【0011】更に上記監視システムにおいて、前記管理
手段は、前記異常発生箇所が前記証拠画像、若しくは前
記証拠画像及び前記伝送画像の所定位置となるように前
記証拠画像取得手段、若しくは前記証拠画像取得手段及
び前記伝送画像取得手段を制御して追尾させることを特
徴とする。
【0012】更に上記監視システムにおいて、前記管理
手段が、少なくとも前記証拠画像データを時系列で順次
記憶し、一定量を超えた先頭の証拠画像データを最新の
該証拠画像データに順次書き換え、異常検出時から所定
時間経過後に書き換えを停止することを特徴とする。
【0013】また本発明の監視システムは、画像取得手
段で監視領域の画像を取得し、該画像に関するデータを
圧縮して伝送することにより監視を行うコンピュータネ
ットワークを利用した監視領域の監視システムであり、
監視領域の所定範囲の検出画像について画像解析により
異常発生の有無の判定を行い、異常発生箇所を特定し、
該異常発生箇所を追尾しながら証拠画像を取得し、該証
拠画像データを圧縮して記憶することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の監視システムを図
に於ける具体的な実施形態に基づいて説明する。図1は
本発明の監視システムのハードウエア構成図である。
【0015】図1の実施形態に於ける監視システムは、
防犯等を目的として監視領域を監視するもので、監視領
域の画像を取得する複数の画像取得手段1を有し、画像
取得手段1には検出画像Aを取得する検出画像取得手段
1a、証拠画像Bを取得する証拠画像取得手段1b、伝
送画像Cを取得する伝送画像取得手段1cがある。本実
施形態の検出画像取得手段1aには固定式のワイドカメ
ラ、証拠画像取得手段1bには首振り式のズームカメ
ラ、伝送画像取得手段1cには首振り式のズームカメラ
を使用しているが、画像取得手段1には適宜のものを用
いることができ、例えば伝送画像取得手段1cを固定式
のワイドカメラにして、証拠画像取得手段1bでのみ後
述する異常発生箇所の追尾を行わせるようにしてもよ
い。
【0016】また各画像取得手段1の個数は適宜である
が、本実施形態では検出画像取得手段1aを1つ、証拠
画像取得手段1bを2つ、伝送画像取得手段1cを1つ
としている。また各画像取得手段1で取得される画像の
鮮明さは適宜であるが、例えば検出画像取得手段1aの
画素数は160×120、証拠画像取得手段1bの画素
数は640×480や320×240、伝送画像取得手
段1cの画素数は160×120とする。また各画像取
得手段1による画像取得速度は30コマ/秒など適宜の
速度とすることができる。
【0017】さらに監視システムには画像取得手段1に
加えて、より鮮明な画像を取得するためのライト11
や、侵入者などの異常事態を画像以外の手段で認識する
ための赤外線或いはレーザー光によるセンサ12を設置
すると好適であり、この他にも異常事態のより正確な検
知及び対処を行うために、火災やガス漏れ等に対するセ
ンサ、ブザーなどの機器を適宜設置することが可能であ
る。なおセンサ12による異常検知は管理手段2に取り
込まれ、後述する伝送手段3を介して監視手段4に伝送
される。なお図1では画像取得手段1、ライト11、セ
ンサ12が2組の場合を示しているが、単数或いは3組
以上の複数など適宜である。
【0018】そして、検出画像取得手段1a、証拠画像
取得手段1b、伝送画像取得手段1c、ライト11、セ
ンサ12は管理手段2に有線或いは無線などで接続され
ている。管理手段2はパソコン、専用端末、汎用端末や
携帯端末等であって、画像取得手段1が取得した画像や
センサ12による検知情報等を有線或いは無線で取り込
んで所定の処理を施して必要に応じて保存し、伝送画像
取得手段1cによる画像データなど所要情報を伝送する
と共に、必要に応じて画像取得手段1やライト11の制
御を行う。
【0019】さらに上記監視システムはISDN、LA
N、電話網、専用線、インターネットや無線などの媒体
である伝送手段3と、パソコンや専用機器など伝送され
た所要情報によって監視領域の状態を認知して監視する
ことが可能な監視手段4を有し、伝送手段3を介して、
管理手段2によって所定処理を施された情報のうち画像
データなどの所要情報が監視手段4に伝送されると共
に、監視手段4から必要に応じて送られる制御指令が管
理手段2に伝送される。即ち、画像取得手段1やライト
11等は管理手段2自体による制御に加えて監視手段4
からも制御可能であり、この場合には監視手段4からの
制御指令が伝送手段3を介して管理手段2に伝送され、
直接的には管理手段2によって制御される。
【0020】次に、上記監視システムによる処理過程に
ついて説明する。図2は本発明の監視システムの処理過
程を示すフローチャート、図3は管理手段内のハードウ
ェア構成図である。
【0021】まず、異常のない正常な状態おいては、固
定ワイドカメラの検出画像取得手段1aが管理手段2内
の検出画像制御部21aで制御されて、所定の監視領域
の任意時点の検出画像A1を取得すると共に、首振り式
のズームカメラである証拠画像取得手段1b、伝送画像
取得手段1cが管理手段2内の証拠画像制御部21b及
び伝送画像制御部21cで制御されて所定の首振り動作
を繰り返しながら、所定の監視領域の任意時点の証拠画
像B1、伝送画像C1を取得する(S1)。なお異常の
ない状態では検出画像取得手段1aによる画像取得のみ
行って、証拠画像取得手段1b及び伝送画像取得手段1
cは異常発生時にのみ画像の取得を行うようにすること
も可能である。
【0022】検出画像取得手段1aで取得された検出画
像A1、証拠画像取得手段1bで取得された証拠画像B
1、伝送画像取得手段1cで取得された伝送画像C1の
各データは、管理手段2内の設けられた画像を順次取り
込んで保存する検出画像記憶部22a、証拠画像記憶部
22b、伝送画像記憶部22cに取り込まれて記憶さ
れ、特に証拠画像B1のデータ及び伝送画像C1のデー
タは各々証拠画像圧縮部23b、伝送画像圧縮部23c
を介してJPEG、MPEG等で圧縮された後に、証拠
画像記憶部22b、伝送画像記憶部22cに記憶され
る。更に伝送画像記憶部22cにJPEG、MPEG等
で圧縮して記憶された伝送画像C1の圧縮データは、管
理手段2内の伝送部24により伝送手段3を介して監視
手段4へ伝送される(S2)。
【0023】上記では画像記憶部22を検出画像記憶部
22a、証拠画像記憶部22b、伝送画像記憶部22c
に分割すると共に、画像圧縮部23を証拠画像圧縮部2
3b、伝送画像圧縮部23cに分割して構成したが、証
拠画像、伝送画像の各データを一体として圧縮する画像
圧縮部23とし、検出画像、証拠画像、伝送画像の各デ
ータを一体として記憶する画像記憶部22とすると好適
である。
【0024】また、画像記憶部22或いは検出画像記憶
部22a、証拠画像記憶部22b、伝送画像記憶部22
c等によって画像データを記憶する場合、画像データを
時系列で一定時間など所定量記憶して、一定時間経過し
た画像データ等を最新の画像データに順次書き換えるよ
うにし、異常検出時には所定時間画像データを記憶した
後に書き換えを自動的に停止する、或いは必要に応じて
監視手段4から伝送手段3を介して管理手段2に制御指
令を伝送して書き換えを停止できる構成としてもよい。
【0025】例えば検出画像、証拠画像、伝送画像の各
データを一体として記憶する画像記憶部22を用いて画
像の記憶を行う場合、図4に示すように時系列でリング
状にデータを記憶する。図4に於いて各画像データは検
出画像A1、A2‥Ak‥、二つの証拠画像取得手段1
bによって取得された証拠画像B1a、B2a‥Bka
‥及びB1b、B2b‥Bkb‥、伝送画像C1、C2
‥Ck‥のもので、検出画像Akのデータはそのままの
状態で記憶され、証拠画像Bka、Bkb、伝送画像C
kのデータはJPEG等で圧縮して記憶されている。そ
して、右から順に検出画像Ak、伝送画像Ck、証拠画
像Bka、Bkbの並びで順次時系列でリング状に記憶
され、時系列で先頭に位置する最も古い各画像で一定時
間経過したものなど所定量を超えたものは、最新の検出
画像Ak、伝送画像Ck、証拠画像Bka、Bkbに書
き換えられ、後述の異常判定部25による異常検出時に
は画像記憶部22は異常検出時から所定時間画像データ
を記憶した後に書き換え機能を自動的に停止する。これ
により、異常事態の発生に対して的確に証拠力に優れた
画像を保存できる。
【0026】そして、検出画像記憶部22aに記憶され
ている検出画像A1に対し、管理手段2内の異常判定部
25で侵入者の侵入等の異常があるか判定処理を行って
(S3)、検出画像A1に異常があると判定されない限
りS1からS3の処理を繰り返す。具体的な異常判定処
理は例えば以下のように行う。
【0027】まず、異常判定部25内の検出対象範囲設
定部25aで、検出画像A1の所定範囲に、図6に示す
ような検出対象範囲51を設定する。検出対象範囲51
の設定は、例えば検出画像A1全体にX−Y座標を設定
して認識し、X−Y座標で示される任意点を、設定する
検出対象範囲51の中心座標として設定し、前記中心座
標を中心とするx−y座標を所定範囲に設定して行う。
なお検出対象範囲51は複数設定することも可能であ
り、その設定位置や設定形態も必要に応じて適宜であ
る。更に異常判定部25内の検出対象区画設定部25b
で、互いに隔絶された複数の検出対象区画52を設定す
るが、本実施形態では図6に示すように、左右二つの検
出対象区画52a、52bを設定する。
【0028】そして、図5に示すように、異常判定部2
5内の輝度演算部25cで、第一時点に於ける検出対象
区画52aの輝度G1と検出対象区画52bの輝度I1
を演算取得する(S101)。輝度G1、I1は各検出
対象区画52a、52b内における各画素の輝度を計測
し、その計測値の総和を演算して求めるが、各画素の輝
度計測値のうちの最大値或いは最小値、各画素の輝度計
測値の平均値、若しくは各画素の輝度計測値の標準偏差
等を用いてもよい。
【0029】次いで第一時点の輝度G1と輝度I1相互
間の関係値α1=I1/G1を関係値演算部25dで演
算取得する(S102)。関係値α1はI1/G1と規
定したがG1/I1でもよく、適宜の値を用いることが
できる。その後、第二時点に於いても同様に、検出対象
区画52aの輝度G2と検出対象区画52bの輝度I2
を演算取得し(S103)、輝度G2と輝度I2相互間
の関係値α2=I2/G2を演算取得する(S10
4)。前記第一時点及び第二時点との間は連続取得する
画像間として各画像毎に第一時点及び第二時点を規定し
てもよいが、異常判定が可能であれば所要コマ数毎或い
は所定時間毎の画像取得時点としてもよい。
【0030】次いで第一時点の関係値α1と対応する第
二時点の関係値α2相互間の変化を表す判定値lを判定
値演算部25eで演算取得する(S105)。本実施例
の判定値lは関係値α1と関係値α2の大小を比較して
小さい値を大きい値で割って100を乗算することによ
り求め、α1≦α2の場合には判定値l=α1/α2×
100とし、α1>α2の場合には判定値l=α2/α
1×100として演算取得するが、後述する所定閾値と
対比して異常を判定可能なものであれば適宜のものを使
用可能である。
【0031】さらに演算取得した判定値lは、閾値照合
部25fで所定の閾値Lと対比して分離する。本実施例
に於ける判定値lと設定した所定閾値Lとの対比分離
は、判定値lが閾値L以下となる場合、即ちL≧lのと
きに異常を検出し(S106、S107)、判定値lが
閾値L超となるL<lのときに異常なしと判定する(S
106、S108)。本実施例の場合、閾値は90前後
としてある。
【0032】なお検出対象範囲51や検出対象区画52
を上記より多く設定した場合は、検出対象区画相互の全
ての組み合わせについて判定値を求め、これらを各々対
応する閾値と対比して異常を検出するが、この場合、前
記異常を個別異常として認識し、その個別異常の個数を
把握し、個別異常の個数を設定した所定の検出個数と対
比し、個別異常の個数が所定の検出個数以上の場合に全
体として異常と判定する構成にしても好適である。
【0033】なお上記異常判定処理はより正確な異常判
定が可能となって好適であるが、異常判定処理は上記に
限定されず、例えば予め設定或いは検出画像の中から所
定時間毎に抽出して更新する背景画像の輝度と検出画像
A1の輝度との変化量を検出し、この輝度変化量を所定
閾値と照合することで異常判定をおこなってもよい。ま
た異常判定処理で異常が判定された際には、管理手段2
内のライト制御部27でライト11が点灯するようにす
ると好適である。
【0034】そして、検出画像に異常があると判定され
た場合は、管理手段2内の異常発生箇所特定部26によ
って、検出画像A1における侵入者の侵入した位置など
異常発生箇所を特定する(S4)。異常発生箇所の特定
では、所定範囲に設定した検出対象範囲51の中心座標
など所定座標、或いは検出対象区画52g若しくは52
iの中心座標など所定座標、或いは検出対象区画52g
及び52iの中心座標を結ぶ線分の中点などの所定座標
等、適宜の特定座標を用いて特定する。
【0035】異常発生箇所を特定した後には、証拠画像
制御部21bと伝送画像制御部21cで制御して証拠画
像取得手段1bと伝送画像取得手段1cを異常発生箇所
に向かせると共に、証拠画像取得手段1bと伝送画像取
得手段1cによって異常発生箇所の画像である証拠画像
B2、伝送画像C2を取得する(S5)。この際に検出
画像取得手段1aは監視領域の新たな画像である検出画
像A2を取得し、これら検出画像A2、証拠画像B2、
伝送画像C2に対しては上記検出画像A1、証拠画像B
1、伝送画像C1と同様の処理を行い、絶えず異常発生
箇所を追尾する。検出画像取得手段1aで検出画像を取
得して上記処理を行うタイミングはコマ数全て或いは所
定コマ数毎或いは所定時間毎に設定できる。
【0036】上記証拠画像取得手段1bや伝送画像取得
手段1cを異常発生箇所に向かせ、異常発生箇所を追尾
させて画像を取得する場合、追尾する異常発生箇所が常
に証拠画像や伝送画像の枠内の所定位置になるように制
御すると好適である。例えば、証拠画像取得手段1bを
制御する証拠画像制御部21bと伝送画像取得手段1c
を制御する伝送画像制御部21cが各々証拠画像B及び
伝送画像Cの中心座標或いは中心線をX−Y座標等の所
定座標で認識し、検出画像Aにおいて異常発生箇所を特
定したX−Y座標等の特定座標に対し、前記中心座標が
前記特定座標に一致するように或いは前記中心線が前記
特定座標を通るように証拠画像取得手段1b及び伝送画
像取得手段1cを制御する。これにより、侵入者等を追
尾してより正確な画像を取得することができる。なお証
拠画像取得手段1bでのみ前記追尾を行わせるようにす
ることも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明の監視システムは上記構成である
から、より迅速且つ正確な情報伝達を行うことができる
と共に、より証拠力の高い画像などの情報の取得及び保
存を行うことができる効果を奏する。例えば、監視者に
はいち早く且つ確実に侵入者の存在を認識させることが
でき、侵入者を的確に捉えて証拠力の高い鮮明な画像で
保存することができる。
【0038】さらに本発明の監視システムは、通常の演
算処理能力を有するパソコン等を使用して侵入者等に的
確に対応した画像を取得することが可能であるから、低
コストで汎用性にも優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の監視システムのハードウェア構成図。
【図2】本発明の監視システムの処理過程を示すフロー
チャート。
【図3】管理手段内のハードウェア構成図。
【図4】画像の記憶構成例を示す説明図。
【図5】異常判定処理の処理過程を示すフローチャー
ト。
【図6】検出対象範囲及び検出対象区画を示す概念図。
【符号の説明】
1 画像取得手段 1a 検出画像取得手段 1b 証拠画像取得手段 1c 伝送画像取得手段 2 管理手段 21a 検出画像制御部 21b 証拠画像制御部 21c 伝送画像制御部 22 画像記憶部 22a 検出画像記憶部 22b 証拠画像記憶部 22c 伝送画像記憶部 23 画像圧縮部 23b 証拠画像圧縮部 23c 伝送画像圧縮部 24 伝送部 25 異常判定部 26 異常発生箇所特定部 3 伝送手段 4 監視手段 A 検出画像 B 証拠画像 C 伝送画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 CC03 CF06 CG03 CG06 DA07 DA09 EA03 EA07 EG06 EH04 FC00 FC04 FC05 FC12 FC16 FE19 GB01 GD01 GD05 HA18 5C087 AA02 BB12 BB74 DD05 EE05 EE15 FF04 FF23 GG02 GG20 GG66 GG70 GG79 GG83

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視領域の画像を取得する検出画像取得
    手段、証拠画像取得手段及び伝送画像取得手段と、該画
    像データを取り込んで所定処理を施すと共に所要の画像
    データを伝送する管理手段と、該所要の画像データによ
    って監視領域を監視する監視手段と、該管理手段から該
    監視手段に該所要の画像データが伝送される媒体である
    伝送手段とを有し、該管理手段が、該検出画像取得手段
    で取得される検出画像を取り込んで該検出画像の異常判
    定を行って異常発生箇所を特定し、該証拠画像取得手段
    を制御して該異常発生箇所を追尾させ、取得される該異
    常発生箇所の証拠画像を取り込んで該証拠画像データを
    圧縮して記憶すると共に、該伝送画像取得手段で取得さ
    れる伝送画像を取り込んで該伝送画像データを圧縮して
    伝送する監視システム。
  2. 【請求項2】 監視領域の画像を取得する検出画像取得
    手段、証拠画像取得手段及び伝送画像取得手段と、該画
    像データを取り込んで所定処理を施すと共に所要の画像
    データを伝送する管理手段と、該所要の画像データによ
    って監視領域を監視する監視手段と、該管理手段から該
    監視手段に該所要の画像データが伝送される媒体である
    伝送手段とを有し、該管理手段が、該検出画像取得手段
    で取得される検出画像を取り込んで該検出画像の異常判
    定を行って異常発生箇所を特定し、該証拠画像取得手段
    及び該伝送画像取得手段を制御して該異常発生箇所を追
    尾させ、該証拠画像取得手段で取得される該異常発生箇
    所の証拠画像及び該伝送画像取得手段で取得される該異
    常発生箇所の伝送画像を取り込んで、該証拠画像データ
    を圧縮して記憶すると共に該伝送画像データを圧縮して
    伝送する監視システム。
  3. 【請求項3】 前記管理手段は、前記異常発生箇所が前
    記証拠画像、若しくは前記証拠画像及び前記伝送画像の
    所定位置となるように前記証拠画像取得手段、若しくは
    前記証拠画像取得手段及び前記伝送画像取得手段を制御
    して追尾させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    監視システム。
  4. 【請求項4】 前記管理手段が、少なくとも前記証拠画
    像データを時系列で順次記憶し、一定量を超えた先頭の
    証拠画像データを最新の該証拠画像データに順次書き換
    え、異常検出時から所定時間経過後に書き換えを停止す
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の監視シス
    テム。
  5. 【請求項5】 画像取得手段で監視領域の画像を取得
    し、該画像に関するデータを圧縮して伝送することによ
    り監視を行うコンピュータネットワークを利用した監視
    領域の監視システムであり、監視領域の所定範囲の検出
    画像について画像解析により異常発生の有無の判定を行
    い、異常発生箇所を特定し、該異常発生箇所を追尾しな
    がら証拠画像を取得し、該証拠画像データを圧縮して記
    憶することを特徴とする監視システム。
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WO2023002563A1 (ja) * 2021-07-20 2023-01-26 日本電気株式会社 監視装置、監視システム、監視方法、及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体

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