JP2002032510A

JP2002032510A - 出会い支援装置および出会い支援方法

Info

Publication number: JP2002032510A
Application number: JP2000219068A
Authority: JP
Inventors: Kenji Maeda; 賢治前田
Original assignee: MAEDA MINAKO
Current assignee: MAEDA MINAKO
Priority date: 2000-07-19
Filing date: 2000-07-19
Publication date: 2002-01-31

Abstract

(57)【要約】【課題】使用者双方の合意を確認したうえで、出会いの
機会到来を通知することができる出会い支援装置および
出会い支援方法を提供する。【解決手段】使用者Ａは、個人データベースサーバ装置
１１に、他の使用者Ｂの電話番号および電子メールアド
レスを登録する（Ｓ１，Ｓ８）。これに応答して、自動
メール作成サーバ装置１４は、使用者Ｂの携帯電話１Ｂ
の電子メールアドレス宛に勧誘メールを送信する（Ｓ１
０）。使用者Ｂが、個人データベースサーバ１１に対し
て所定の友達承認手続（Ｓ１８）を行うと、使用者Ａ，
Ｂの友達関係が成立する。友達関係が成立した使用者
Ａ，Ｂの携帯電話機１Ａ，１Ｂ間の距離が位置処理サー
バ装置１２によって監視される。この距離が所定の接近
条件を満たすと、自動メール作成配信サーバ１４は、使
用者Ａ，Ｂの携帯電話機１Ａ，１Ｂに出会いの機会が到
来したことを電子メールで通知する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、電子メール送受
信機能および位置特定情報発信機能を有する移動メール
端末をそれぞれ携帯する使用者間の出会いを支援するた
めの出会い支援装置および出会い支援方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】人口の集中した都市部では、街行く人々
のほとんどは見知らぬ他人であり、雑踏に紛れた友人・
知人を発見できることは希である。そのため、たとえ生
活圏を共にする友人・知人であっても、直接に出会う機
会は極めて制限されており、電話または電子メールに代
表される通信手段による間接的なコミュニケーションに
依存せざるをえない。

【０００３】社会性を持った動物である人間の本質的な
欲求として、友人または知人との直接の出会いの機会を
求めることはごく自然なことであるが、とくに都市部に
おいては、このような本質的欲求が充分に満たされてい
るとは言い難い。そこで、人と人との出会いを支援する
ために、携帯電話機を利用することが提案されている。
すなわち、出会いを求める使用者同士を予め登録してお
き、携帯電話機から発信される信号に基づいて２つの携
帯電話機同士の距離がモニタされる。この距離が一定値
以下（たとえば１km以下）となると、各携帯電話機への
通知が行われる。

【０００４】これにより、一組の登録された使用者同士
が偶然近くにいる場合に、その機会を逃すことなく、当
該一組の登録使用者同士の出会いを支援できる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、出会いの機
会到来を通知されるべき使用者の組の登録に際して、使
用者の双方の合意が得られていることを保証する仕組み
が欠けている。そのため、一方的に出会いの機会を求め
る使用者による登録行為により、出会いを欲しない使用
者との出会いの機会到来が通知される場合がある。した
がって、当該通知が迷惑な場合もあり、友人・知人の関
係の円滑な発展を妨げるおそれがある。

【０００６】また、悪意の使用者による登録行為の防止
の観点でも問題がある。そこで、この発明の目的は、使
用者双方の合意を確認したうえで、出会いの機会到来を
通知することができる出会い支援装置および出会い支援
方法を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項１記載の発明は、電子メー
ル送受信機能および位置特定情報発信機能を有する移動
メール端末（１Ａ，１Ｂ）をそれぞれ携帯する使用者間
の出会いを支援するための出会い支援サービスを提供す
る出会い支援装置であって、この出会い支援サービスを
利用しようとする使用者の個人情報と、この使用者が出
会いの機会を求める他の使用者の個人情報とを登録する
ための個人データベース手段（１１）と、この個人デー
タベース手段に登録された個人情報に従って、使用者の
移動メール端末から位置特定情報を受信することによ
り、一対の使用者の移動メール端末が接近条件を満たす
かどうかを検出する距離検出処理手段（１２）と、この
距離検出処理手段が上記接近条件の満足を検出したこと
に応答して、当該接近条件を満足した一対の移動メール
端末に対して、出会いの機会の到来を通知するための電
子メールを自動作成して送信する自動メール作成配信手
段（１４）と、上記他の使用者による登録承認手続を受
け付け、この登録承認手続が受け付けられたことを条件
に、当該他の使用者と、この他の使用者との出会いの機
会を求めた使用者とを、出会いの機会到来を通知すべき
一対の使用者として上記個人データベース手段に登録す
る登録承認受付手段（１１Ｃ，１１Ｄ）とを含むことを
特徴とする出会い支援装置である。なお、括弧内の英数
字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。
以下、この項において同じ。

【０００８】この発明によれば、使用者は、出会いの機
会の到来を通知されるべき他人（他の使用者）を自分の
判断だけで登録することはできない。すなわち、当該他
人により登録承認手続が行われることを条件に、２人の
使用者は、出会いの機会到来が通知されるべき一対の使
用者として関連付けられて、個人データベース手段に登
録されることになる。このようにして、出会いの機会到
来を通知されるべき一対の使用者は、必ず合意のうえで
個人データベース手段に登録される。

【０００９】この登録の後には、各使用者が携帯してい
る移動メール端末からの位置特定情報を利用して、距離
検出処理手段により、使用者同士の距離が監視される。
そして、一対の使用者の移動メール端末が接近条件を満
たせば、この接近条件を満たした一対の移動メール端末
に対して、出会いの機会の到来が自動的に通知される。
これにより、当該一対の使用者の出会いを支援すること
ができる。上記移動メール端末は、電子メール送受信機
能を有する携帯電話機であってもよい。また、移動メー
ル端末は、携帯電話機以外の携帯可能な情報機器であっ
てもよい。この種の情報機器には、いわゆるＰＤＡ（Pe
rsonal Digital Assistants）やノートブック型パーソ
ナルコンピュータが含まれる。

【００１０】また、上記位置特定情報発信機能は、いわ
ゆるＧＰＳ（Grobal Positioning System）送受信機能
であってもよい。すなわち、ＧＰＳ衛星からの電波を受
信し、この受信電波に対応する情報を発信するものであ
ってもよい。この場合には、上記位置検出処理手段は、
受信電波の内容に基づいて、各移動メール端末の位置を
特定し、特定された位置に基づいて個人データベース手
段に登録された各組の移動メール端末間の距離を算出す
るものであってもよい。

【００１１】この発明の出会い支援装置は、上記他の使
用者によって登録承認手続が行われたときに、このこと
を当該他の使用者との出会いを求めた使用者に、たとえ
ば、電子メールで通知する手段をさらに含むことが好ま
しい。これにより、通知を受けた使用者は、上記他の使
用者との出会いの機会の到来が通知されることを予期で
きる。請求項２記載の発明は、上記個人データベース手
段に、出会いの機会が求められる他の使用者として登録
された当該他の使用者に対して、この登録の承認を求め
る承認依頼電子メールを自動生成して送信する承認依頼
電子メール送信手段（１４Ａ）をさらに含むことを特徴
とする請求項１記載の出会い支援装置である。

【００１２】この構成によれば、出会いの機会が求めら
れる他の使用者に対して、承認依頼電子メールが自動生
成されて送信される。これにより、承認手続を促すこと
ができ、出会いの機会をより効果的に演出できる。請求
項３記載の発明は、上記承認依頼電子メール送信手段
は、承認依頼電子メールに承認手続の案内情報を追加す
る手段（１４Ｆ）を含むものであることを特徴とする請
求項２記載の出会い支援装置である。

【００１３】この構成によれば、承認依頼電子メールに
承認手続の案内情報（メッセージなど）が追加されるの
で、出会い支援サービスに不慣れな使用者に対しても、
当該サービスの提供の機会を増大することができる。請
求項４に記載されているように、距離検出処理手段にお
いて参照される接近条件は、個人データベース手段に個
人情報の一種として登録されていてもよい。これによ
り、各使用者ごとに接近条件を異ならせて設定できる。
もしも、出会いの機会到来を通知すべき一組の使用者の
個人情報間で接近条件が異なる場合には、いずれか一方
の接近条件（たとえば、先に相手の個人情報を登録した
使用者側の接近条件）を優先して適用してもよい。ま
た、両使用者の接近条件の平均をとって、これを出会い
の機会到来を通知すべき接近条件として用いることとし
てもよい。

【００１４】請求項５記載の発明は、上記自動メール作
成配信手段は、出会いの機会が到来した相手のキャラク
タ画像データまたは当該キャラクタ画像データへのアク
セス手法データを、上記電子メールとともに上記接近条
件を満足した移動メール端末に送信するもの（１４Ｅ，
１４Ｇ，１４Ｈ）であることを特徴とする請求項１ない
し４のいずれかに記載の出会い支援装置である。請求項
６記載の発明は、電子メール送受信機能および位置特定
情報発信機能を有する移動メール端末（１Ａ，１Ｂ）を
それぞれ携帯する使用者間の出会いを支援するための出
会い支援サービスを提供する出会い支援装置であって、
この出会い支援サービスを利用しようとする使用者の個
人情報を登録する個人データベース手段（１１）と、こ
の個人データベース手段に登録された個人情報に従っ
て、使用者の移動メール端末から位置特定情報を受信す
ることにより、予め定める一対の使用者の移動メール端
末が接近条件を満たすかどうかを検出する距離検出処理
手段（１２）と、この距離検出処理手段が上記接近条件
の満足を検出したことに応答して、当該接近条件を満足
した一対の移動メール端末に対して、出会いの機会の到
来を通知するための電子メールを自動作成して送信する
自動メール作成配信手段（１４）と、出会いの機会が到
来した相手のキャラクタ画像データまたは当該キャラク
タ画像データへのアクセス手法データを上記電子メール
とともに上記接近条件を満足した移動メール端末に送信
する手段（１４Ｅ，１４Ｇ，１４Ｈ）とを含むことを特
徴とする出会い支援装置である。

【００１５】請求項７記載の発明は、電子メール送受信
機能および位置特定情報発信機能を有する移動メール端
末（１Ａ，１Ｂ）をそれぞれ携帯する使用者間の出会い
を支援するための出会い支援サービスを提供する出会い
支援装置であって、予め定める一対の使用者の移動メー
ル端末が接近条件を満足したことに応答して、当該接近
条件を満足した一対の移動メール端末に対して、出会い
の機会の到来を通知するための電子メールを自動作成し
て送信する自動メール作成配信手段（１４）と、出会い
の機会が到来した相手のキャラクタ画像データまたは当
該キャラクタ画像データへのアクセス手法データを上記
電子メールとともに上記接近条件を満足した移動メール
端末に送信する手段（１４Ｅ，１４Ｇ，１４Ｈ）とを含
むことを特徴とする出会い支援装置である。

【００１６】請求項５、６または７の発明によれば、出
会いの機会が到来した相手のキャラクタ画像またはその
キャラクタ画像へのアクセス手法が、接近条件を満足し
た移動メール端末に送信されるから、出会いの機会到来
が通知された使用者は、出会いの相手を明確に認識する
ことができる。これにより、たとえば、「旧友に久しぶ
りに会いたい」などといった気持ちを誘発し、かつ、こ
れを高めることができる。

【００１７】請求項８記載の発明は、使用者の顔画像デ
ータを登録するための顔画像登録手段（１５Ａ）と、こ
の顔画像登録手段に登録された顔画像データの特徴を判
別して顔属性データを作成する顔属性データ作成手段
（１５Ｂ）と、この顔属性データ作成手段によって作成
された顔属性データに基づき、使用者の顔画像に対応し
たキャラクタ画像を生成するキャラクタ画像生成手段
（１１，１６）とをさらに含むことを特徴とする請求項
５ないし７のいずれかに記載の出会い支援装置である。

【００１８】この発明によれば、使用者の顔画像を登録
すると、その登録された顔画像の特徴が判別されて、顔
属性データが作成される。そして、この顔属性データに
基づいて、使用者の顔画像に対応したキャラクタ画像が
生成される。このようにして生成されたキャラクタ画像
が、出会いの機会が到来した相手のキャラクタ画像とし
て、電子メールとともに、接近条件の満足した移動メー
ル端末に送信される。これにより、出会いの機会到来が
通知された使用者は、より明確に出会いの相手を認識す
ることができる。

【００１９】請求項９記載の発明は、使用者の精神的特
徴を登録する手段（１１Ｅ，１１５）と、この登録され
た精神的特徴を表す属性データを作成する属性データ作
成手段（１１５）と、この属性データ作成手段によって
作成された属性データに基づき、使用者を表すキャラク
タ画像を生成するキャラクタ画像生成手段（１１，１
６）とをさらに含むことを特徴とする請求項５ないし８
のいずれかに記載の出会い支援装置である。

【００２０】この発明によれば、使用者の性格や好みな
どといった精神的特徴が登録され、これに基づいて属性
データが作成時される。この属性データに基づいて、使
用者個人を表すキャラクタ画像が生成される。このキャ
ラクタ画像が、出会いの機会が到来した相手のキャラク
タ画像として、接近条件を満足した移動メール端末に送
信される。これによって、出会いの機会到来の通知を受
けた使用者は、出会いの相手をその性格面等から明確に
認識することができる。

【００２１】請求項８記載の発明と請求項９記載の発明
とは、組み合わせられることが好ましい。これにより、
使用者の実際の顔画像に近く、かつその性格などを表し
たキャラクタ画像が生成されることになる。その結果、
出会いの相手をより明確に認識できるようになる。な
お、上記顔画像登録手段は、たとえば、移動メール端末
にＣＣＤカメラなどの撮像装置が備えられている場合に
は、この撮像装置により撮像した画像データが登録可能
とされていてもよい。また、移動メール端末とは別のデ
ジタルスチルカメラのような個別の撮像装置によって撮
像した顔画像が登録可能とされていてもよい。

【００２２】請求項１０記載の発明は、上記キャラクタ
画像生成手段は、予め用意された複数のキャラクタ画像
から使用者に適した１つのキャラクタ画像を選択して、
当該使用者のキャラクタ画像として生成するものである
ことを特徴とする請求項８または９記載の出会い支援装
置である。この発明によれば、キャラクタ画像が予め複
数個用意されていて、この複数のキャラクタ画像から、
使用者個人に適した１つのキャラクタ画像が選択され
る。これにより、キャラクタ画像の生成処理が簡単に行
える。

【００２３】なお、使用者本人の要求に応じて、当該使
用者本人のキャラクタ画像を変更または削除する手段が
さらに備えられていてもよい。この構成によれば、作成
されたキャラクタ画像が気に入らなければ、これを変更
または削除することもできる。これにより、キャラクタ
画像付きの電子メール通知機能を気軽に利用することが
できる。請求項１１記載の発明は、上記出会い支援装置
を構成する上記複数の手段の一部または全部がコンピュ
ータネットワーク上に分散して置かれていることを特徴
とする請求項１ないし１０のいずれかに記載の出会い支
援装置である。

【００２４】たとえば、個人データベース手段、距離検
出処理手段および自動メール作成配信手段などが、イン
ターネットなどのコンピューターネットワーク上に分散
配置されて存在する個別のサーバ装置により実現されて
いてもよい。また、たとえば、個人データベース手段
と、登録承認手続受付手段とが１つのサーバ装置によっ
て、実現されていてもよい。さらに、個人データベース
手段、自動メール作成配信手段および登録承認受付手段
が、１つのサーバ装置によって実現されており、このサ
ーバ装置が、距離検出処理手段を構成する別のサーバ装
置に、コンピュータネットワークを介して接続可能とさ
れていてもよい。

【００２５】すなわち、この発明の出会い支援装置を構
成する各要素は、物理的に１箇所におくこともできる
し、ローカルエリアネットワークやインターネットなど
のコンピュータネットワーク上に分散配置することもで
きる。請求項１２記載の発明は、電子メール送受信機能
および位置特定情報発信機能を有する移動メール端末を
それぞれ携帯する使用者間の出会いを支援するための出
会い支援方法であって、個人データベース手段に使用者
の個人情報と、この使用者が出会いの機会を求める他の
使用者の個人情報とを登録するステップ（Ｓ１）と、当
該他の使用者による登録承認手続を受け付け、この登録
承認手続が受け付けられたことを条件に、当該他の使用
者と、この他の使用者との出会いの機会を求めた使用者
とを、出会いの機会到来を通知すべき一対の使用者とし
て登録するステップ(Ｓ１８）と、移動メール端末から
発信される位置特定情報を利用することにより、上記一
対の使用者が接近条件を満たすかどうかを検出するステ
ップ(Ｓ２３）と、上記接近条件が満たされたときに、
上記一対の使用者に出会いの機会の到来を電子メールで
通知するステップ(Ｓ２８，Ｓ２９）とを含むことを特
徴とする出会い支援方法である。

【００２６】この発明により、請求項１記載の発明と同
様の効果を達成することができる。請求項１３記載の発
明は、上記個人データベース手段に出会いの機会が求め
られる他の使用者として登録された当該他の使用者に対
して、この登録の承認を求める承認依頼電子メールを送
信するステップ(Ｓ１０）をさらに含むことを特徴とす
る請求項１２記載の出会い支援方法である。この発明に
より、請求項２記載の発明と同様の効果を達成すること
ができる。

【００２７】請求項１４記載の方法は、上記接近条件が
満たされた一対の使用者に出会いの機会到来を電子メー
ルで通知する際に、出会いの機会が到来した相手のキャ
ラクタ画像データまたは当該キャラクタ画像データへの
アクセス手法データを、上記電子メールとともに上記接
近条件を満足した移動メール端末に送信するステップ
（Ｓ２６〜Ｓ２９）をさらに含むことを特徴とする請求
項１２または１３記載の出会い支援方法である。

【００２８】この発明により、請求項５、６および７に
関連して説明した効果を達成できる。請求項１５記載の
発明は、使用者の顔画像の特徴を判別して顔属性データ
を作成するステップ（Ｕ７，Ｕ８，Ｔ８，Ｔ１０）と、
作成された顔属性データに基づき、使用者の顔画像に対
応したキャラクタ画像を生成するステップ（Ｕ１５，Ｕ
１０，Ｕ１１，Ｕ１２，Ｔ１２，Ｔ１３，Ｔ１４）とを
さらに含むことを特徴とする請求項１４記載の出会い支
援方法である。

【００２９】この発明により、請求項８記載の発明と同
様の効果を達成することができる。請求項１６記載の発
明は、使用者の精神的特徴を表す属性データを作成する
ステップ（Ｕ４，Ｕ５，Ｔ２，Ｔ３）と、作成された属
性データに基づき、使用者を表すキャラクタ画像を生成
するステップ（Ｕ１５，Ｕ１０，Ｕ１１，Ｕ１２，Ｔ１
２，Ｔ１３，Ｔ１４）とをさらに含むことを特徴とする
請求項１４または１５記載の出会い支援方法である。

【００３０】この発明により、請求項９記載の発明と同
様の効果を達成することができる。請求項１７記載の発
明は、電子メール送受信機能および位置特定情報発信機
能を有する移動メール端末（１Ａ，１Ｂ）をそれぞれ携
帯する使用者間の出会いを支援するための出会い支援装
置であって、使用者が出会いの機会を求める他の使用者
の登録を受け付ける手段（１１Ｂ）と、当該他の使用者
による当該登録の承認を受け付け、この承認が受け付け
られることを条件に、これら一対の使用者を出会いの機
会到来を通知すべき一組の使用者として登録する手段
（１１Ｃ，１１Ｄ）とを含むことを特徴とする出会い支
援装置である。

【００３１】これにより、使用者が出会いの機会を求め
る他の使用者の承認が得られたときにのみ、２人の使用
者が、出会いの機会到来を通知すべき一組の使用者とし
て登録されることになる。請求項１８記載の発明は、使
用者が出会いの機会を求める他の使用者を登録したこと
に応答して、当該他の使用者に対して当該登録の承認を
依頼する承認依頼電子メールを自動生成して送信する手
段（１４Ａ）をさらに含むことを特徴とする請求項１７
記載の出会い支援装置である。

【００３２】これにより、出会いの機会を求められた他
の使用者に対して承認手続を促すことができる。請求項
１９記載の発明は、電子メール送受信機能および位置特
定情報発信機能を有する移動メール端末（１Ａ，１Ｂ）
をそれぞれ携帯する使用者間の出会いを支援するための
出会い支援装置であって、或る使用者が出会いの機会を
求める他の使用者を登録し、当該他の使用者が当該登録
を承認する登録承認手続を行うことによって、出会いの
機会到来の通知を受けるべき対をなすものとして登録さ
れた一対の使用者の移動メール端末から位置特定情報を
受信して、当該一対の使用者の移動メール端末が接近条
件を満たすかどうかを検出する手段（１２Ａ，１２Ｃ）
と、上記接近条件が満たされたことに応答して、出会い
の機会到来の通知をすべき状況となったことを表す条件
適合データを生成する手段（１２Ｄ）とを含むことを特
徴とする出会い支援装置である。

【００３３】この構成によって、出会いの機会到来の通
知が許容された一組の使用者に対して、接近条件の満足
を条件に、条件適合データを生成することができる。こ
の条件適合データは，出会いの機会到来の自動通知に利
用できる。請求項２０記載の発明は、電子メール送受信
機能および位置特定情報発信機能を有する移動メール端
末（１Ａ，１Ｂ）をそれぞれ携帯する使用者間の出会い
を支援するための出会い支援装置であって、或る使用者
が出会いの機会を求める他の使用者を登録し、当該他の
使用者が当該登録を承認する登録承認手続を行うことに
よって、出会いの機会到来の通知を受けるべき対をなす
ものとして登録された一対の使用者の移動メール端末が
接近条件を満たしたことを表す条件適合データを受け付
ける手段（１４Ｄ）と、上記条件適合条件データに応答
して、当該接近条件を満足した一対の移動メール端末に
対して、出会いの機会の到来を通知するための電子メー
ルを自動作成して送信する自動メール作成配信手段（１
４Ｅ）とを含むことを特徴とする出会い支援装置であ
る。

【００３４】この発明によれば、登録承認手続を経た一
組の使用者の出会いの機会が到来したときに、このこと
を自動生成される電子メールによって通知できる。請求
項２１記載の発明は、上記自動メール作成配信手段は、
出会いの機会が到来した相手のキャラクタ画像データま
たは当該キャラクタ画像へのアクセス手法データを、上
記電子メールとともに上記接近条件を満足した移動メー
ル端末に送信する手段(１４Ｅ，１４Ｇ，１４Ｈ）をさ
らに含むことを特徴とする請求項２０記載の出会い支援
装置である。

【００３５】この発明によれば、出会いの機会が到来し
た相手のキャラクタ画像またはそのキャラクタ画像への
アクセス手法が、接近条件を満足した移動メール端末に
送信されるので、電子メールにより通知を受けた利用者
は、出会いの相手を明確に認識することができる。

【００３６】

【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図１は、この
発明の一実施形態に係る出会い支援装置の全体的な構成
を説明するためのブロック図である。この出会い支援装
置は、電子メール送受信機能およびＧＰＳ送受信機能を
有する移動メール端末としての携帯電話機１Ａ，１Ｂを
それぞれ有する使用者Ａ，Ｂの出会いを支援する出会い
支援サービスを提供するための装置である。携帯電話機
１Ａ，１Ｂは、基地局２を介してインターネット１０に
接続可能である。

【００３７】この出会い支援装置は、インターネット１
０上に分散配置された複数のサーバ装置で構成されてい
る。より具体的には、この出会い支援装置は、出会い支
援サービスの提供を受ける使用者の個人情報を登録する
ための個人データベースサーバ装置１１と、携帯電話機
１Ａ，１Ｂから発信される位置特定情報に基づいて、個
人データベースサーバ装置１１に登録された所定の携帯
電話機間の距離を算出する位置処理サーバ装置１２と、
個人データベースサーバ装置１１に登録された所定の組
の使用者の携帯電話機同士が接近したときに、それらの
携帯電話機に出会いの機会が到来したことを通知する電
子メールを自動送信する自動メール作成配信サーバ装置
１４とを備えている。

【００３８】この出会い支援装置は、さらに、インター
ネット１０上に、使用者の顔画像の特徴である顔属性を
抽出する顔属性判断サーバ装置１５を備えている。さら
に、この出会い支援装置は、顔属性判断サーバ装置１５
が生成する顔属性データに対応したキャラクタ画像を生
成するキャラクタ画像データベースサーバ装置１６を備
えている。また、インターネット１０上に置かれた地図
情報データベースサーバ装置１７が必要に応じて用いら
れる。

【００３９】サーバ装置１１〜１７は、それぞれ通信機
能部（ウエブサーバ）と、ＣＰＵおよびメモリならびに
必要な外部記憶装置によって構成された処理部とをそれ
ぞれ備えている。図２は、個人データベースサーバ装置
１１の構成を説明するためのブロック図である。個人デ
ータベースサーバ装置１１は、通信機能部１１１、処理
部１１２および個人データベース（ＤＢ）１１３を備え
ている。処理部１１２は、所定のプログラムをコンピュ
ータに実行させることによって、個人情報登録部１１
Ａ、友達登録受付部１１Ｂ、友達承認受付部１１Ｃ、友
達成立登録部１１Ｄ、および性格判断部１１Ｅの各機能
を実現するようになっている。

【００４０】個人情報登録部１１Ａは、出会い支援サー
ビスを受けようとする使用者の個人情報を個人データベ
ース１１３に登録する機能を有している。個人データベ
ース１１３に登録される個人情報には、図３に示すよう
に、使用者の電話番号、使用者の携帯電話機の電子メー
ルアドレス、使用者の名前および／またはニックネー
ム、使用者が出会いを求める他人のリストである「友達
一覧」が含まれている。さらに、この実施形態では、個
人情報として、使用者の属性データ（性格および好みな
ど）、使用者の顔の特徴を表す顔属性データ、使用者を
表すキャラクタ画像を識別するためのキャラクタ識別情
報が含まれている。

【００４１】友達一覧には、出会いを求める他人（他の
使用者）毎に、当該他人の個人情報（電話番号および携
帯電話機の電子メールアドレス）、出会いの機会が到来
した旨の通知を受けるための接近条件である「距離」
（この距離以下に接近したときにであいの機会が到来し
たとみなされる。）、および「友達成立の有無」を表す
データが登録されるようになっている。「友達成立の有
無」とは、当該登録された他人が出会いの機会到来の通
知を受けるを承認しているかどうかを表すデータであ
る。

【００４２】図２を参照して、友達登録受付部１１Ｂ
は、個人データベース１１３の友達一覧に新たな友達の
個人情報等を追加する機能を有している。すなわち、友
達登録受付部１１Ｂは、インターネット１０から通信機
能部１１１を介して使用者から通知される友達の個人情
報等を個人データベース１１３に追加する。たとえば、
使用者Ａがその友人である使用者Ｂとの出会いについて
支援を受けたい場合には、使用者Ａは、友達一覧に使用
者Ｂの個人情報および接近条件を規定する距離等を登録
する。

【００４３】使用者Ａがその個人情報のなかの友達一覧
に使用者Ｂの個人情報を登録しただけでは、この実施形
態における出会い支援サービスを受けることはできな
い。すなわち、出会い支援サービスを受けるためには、
使用者Ａによる友達一覧への登録に対して、出会いの機
会が求められた使用者Ｂによる承認が与えられなければ
ならない。このような承認手続を受け付けるために、処
理部１１２には、友達承認受付部１１Ｃが備えられてい
る。上述の例では、使用者Ｂが携帯電話機１Ｂを使用し
て、所定の友達承認手続を実行することにより、友達承
認受付部１１Ｃは、承認内容を友達成立登録部１１Ｄに
引き渡す。この友達成立登録部１１Ｄは、使用者Ａ，Ｂ
間で友達関係が成立していることを表す情報を個人デー
タベース１１３に登録する。すなわち、使用者Ａの個人
情報中の友達一覧において、使用者Ｂの欄に友達関係成
立を表すデータを書き込む。友達関係成立とは、使用者
Ａ，Ｂが携帯電話機１Ａ，１Ｂに出会いの機会到来の通
知がなされる関係（友達関係）につき合意している状態
を言う。

【００４４】性格判断部１１Ｅは、個人データベース１
１３に個人情報が登録された使用者の性格や好みなどの
精神的特徴についての属性データを生成する働きを有し
ている。この属性データは、たとえば、個人データベー
スサーバ装置１１がインターネット１０に公開している
アンケートサイトにおいて、使用者が性格判断のための
アンケートに回答することによって、このアンケートの
回答内容を分析して生成される。生成された属性データ
は、個人情報の１つとして、個人データベース１１３に
登録される。

【００４５】図４は、自動メール作成配信サーバ装置１
４の機能的な構成を説明するためのブロック図である。
自動メール作成配信サーバ装置１４は、インターネット
１０を介して情報を授受するための通信機能部１４１
と、この通信機能部１４１に接続された処理部１４２と
を有している。処理部１４２は、所定のプログラムをコ
ンピュータに実行させることによって実現される複数の
機能部を備えている。具体的には、処理部１４２は、個
人データベースサーバ装置１１において使用者の個人情
報中の友達一覧に登録された電子メールアドレスに対
し、友達承認手続の実行を求める勧誘電子メールを作成
する勧誘メール作成部１４Ａと、個人データベースサー
バ装置１１に使用者の個人情報の登録が完了したことを
通知するための登録完了通知メール作成部１４Ｂと、友
達関係が成立したことを通知するための友達成立通知メ
ールを作成する友達成立通知メール作成部１４Ｃと、友
達関係が成立している一対の使用者の出会いの機会が到
来したことを通知するための電子メールを作成するため
の出会い機会到来メール作成部１４Ｅとを備えている。

【００４６】この自動メール作成配信サーバ装置１４に
は、友達関係が成立している一組の使用者の出会いを実
現できる所定の接近条件が満たされると、インターネッ
ト１０上の位置処理サーバ装置１２から、条件適合デー
タが与えられるようになっている。この条件適合データ
は、通信機能部１４１を介して条件適合データ受付部１
４Ｄによって受け付けられる。この受け付けられた条件
適合データが、出会い機会到来メール作成部１４Ｅに与
えられる。条件適合データには、接近条件が満たされた
一組の使用者の電子メールアドレスが含まれている。

【００４７】この実施形態においては、出会いの機会が
到来したときに、その出会いの相手方に通知される電子
メールには、出会いの対象となっている使用者の顔画像
および／または性格に対応したキャラクタ画像が付加さ
れるようになっている。キャラクタ画像付きの電子メー
ルを送信する代わりに、インターネット１０上の位置
（ＵＲＬ：Uniform Resource Location）にキャラクタ
画像を置くこととして、このキャラクタ画像のＵＲＬ
（キャラクタ画像へのアクセス手法データ）を出会いの
機会到来を通知する電子メールに追加するようにしても
よい。これらの機能のために、必要に応じて、キャラク
タ画像データ追加部１４Ｇおよび／またはキャラクタ画
像ＵＲＬ追加部１４Ｈが備えられる。

【００４８】友達関係成立の承認を求める勧誘メールに
は、友達関係を成立させるための承認手続きを案内する
ためのメッセージを追加することが好ましい。そこで、
この実施形態では、処理部１４２には、承認手続案内メ
ッセージ追加部１４Ｆが備えられている。図５は、顔属
性判断サーバ装置１５の機能的な構成を説明するための
ブロック図である。顔属性判断サーバ装置１５は、イン
ターネット１０との接続のための通信機能部１５１と、
この通信機能部１５１に接続された処理部１５２と、使
用者の顔画像を保存するための顔画像保存データベース
１５３とを備えている。

【００４９】処理部１５２には、所定のプログラムをコ
ンピュータによって実行することにより実現される複数
の機能部が備えられている。これらの機能部には、使用
者からインターネット１０を介して送られてくる顔画像
データを受け付ける顔画像データ受付部１５Ａと、顔画
像データ受付部１５によって受け付けられた顔画像デー
タに基づいて顔画像の特徴を抽出し、この特徴を表す顔
属性データを作成する顔属性データ作成部１５Ｂとが含
まれている。

【００５０】処理部１５２には、さらに、使用者から送
られてくる顔画像データを一時的に保持するためのバッ
ファＢ１，Ｂ２，Ｂ３，・・・・・・が備えられている。顔属
性データの作成は、顔画像データがバッファＢ１，Ｂ
２，Ｂ３，・・・・・・に保存されている状態で行われる。そ
して、顔属性データの抽出が完了した後の適当なタイミ
ングで、顔画像データはバッファＢ１，Ｂ２，Ｂ３，・・
・・・・から、顔画像保存データベース１５３に移される。

【００５１】図６は、位置処理サーバ装置１２の機能的
な構成を説明するためのブロック図である。位置処理サ
ーバ装置１２は、通信機能部１２１と処理部１２２とを
備えている。処理部１２２は、携帯電話機１Ａ，１Ｂ
（図１参照）から送信されてくる位置特定情報に基づ
き、友達関係が成立している使用者Ａ，Ｂの現在位置を
特定し、この一組の使用者Ａ，Ｂ間の距離を演算する位
置特定情報受信部１２Ａを備えている。

【００５２】携帯電話機１Ａ，１Ｂは、位置処理サーバ
装置１２からの要求を受けて、ＧＰＳ衛星ＳＡ（図１参
照）から発生される電波を受信し、その受信電波により
表される位置特定情報を、位置処理サーバ装置１２に送
信する。位置処理サーバ装置１２の処理部１２２には、
個人データベースサーバ装置１１からの接近判定依頼を
受け付ける接近判定依頼受付部１２Ｂがさらに備えられ
ている。接近判定依頼には、友達関係成立している使用
者双方の電話番号と、接近条件とが含まれている。処理
部１２２に備えられた条件判定部１２Ｃは、位置特定情
報受信部１２Ａによって検出された友達関係にある使用
者間の距離と、接近判定依頼受付部１２Ｂによって受け
付けられた接近条件とに基づき、接近条件が満たされた
かどうかを判定する。接近条件が満たされたと判断され
ると、条件適合データ１２Ｄが条件適合データを生成す
る。条件適合データには、接近条件が満たされた一組の
携帯電話機の電話番号および／または電子メールアドレ
スが含まれる。この条件適合データは、個人データベー
スサーバ装置１１にインターネット１０を介して送信さ
れるようになっている。

【００５３】図７は、この実施形態の出会い支援装置の
機能を説明するためのブロック図である。一例として、
使用者Ａが当該出会い支援サービスを受けるための会員
登録をし、その後に、その友人または知人である他の使
用者Ｂを、出会いの機会到来が通知されるべき友達とし
て登録するとともに、これに応じて当該他の使用者Ｂが
出会い支援サービスを受けるための会員登録をし、か
つ、使用者Ａを出会いの機会到来が通知されるべき友達
として承認する場合の例が示されている。

【００５４】使用者Ａ，Ｂが有する携帯電話機１Ａ，１
Ｂは、上述のように電子メール送受信機能およびＧＰＳ
受信機能を有してるとともに、インターネット１０上の
コンテンツを閲覧するためのブラウズ機能を備えてい
る。使用者Ａは、インターネット１０を介して個人デー
タベースサーバ装置１１にアクセスし、個人情報の初期
登録を行う（ステップＳ１）。これにより、個人データ
ベースサーバ装置１１は、インターネット１０を介して
位置処理サーバ装置１２に対して初期チェックの依頼を
行う（ステップＳ２）。位置処理サーバ装置１２は、こ
の初期チェック依頼に応答して、携帯電話機１Ａに対し
て発信し、ＧＰＳ信号（位置特定信号）の送信を要求す
る。これに応答して、携帯電話機１Ａが、ＧＰＳ信号を
返信すれば（ステップＳ４）、位置処理サーバ装置１２
は、初期チェックが成功したことを表すデータ（導通チ
ェックＯｋ）を個人データベースサーバ装置１１に返す
（ステップＳ５）。

【００５５】これに応答して、個人データベースサーバ
装置１１は、自動メール作成配信サーバ装置１４に対
し、使用者Ａの会員登録完了の通知を依頼する（ステッ
プＳ６）。もしも、使用者Ａの携帯電話機が位置特定情
報を発信する機能を有していない場合には、携帯電話機
１Ａは、位置処理サーバ装置１２からの発信に応答しな
い。したがって、位置処理サーバ装置１２は、初期チェ
ックが失敗した旨の情報を個人データベースサーバ装置
１１に返す。この場合には、個人データベースサーバ装
置１１は、自動メール作成配信サーバ装置１４に対して
初期チェックが失敗した旨を通知する。

【００５６】自動メール作成配信サーバ装置１４は、個
人データベースサーバ装置１１から、使用者Ａの登録完
了通知（使用者Ａの電子メールアドレスおよび初期チェ
ックの成否を含む）を受けると、携帯電話機１Ａの電子
メールアドレス宛に、会員登録が完了した旨の電子メー
ルを送信する（ステップＳ７）。もしも、携帯電話機１
Ａに対する初期チェックに失敗した場合には、この登録
完了通知メールには、初期チェックに失敗した旨のメッ
セージが付け加えられる。

【００５７】登録完了通知メールを受信した使用者Ａ
は、次に、個人データベースサーバ装置１１にアクセス
し、友達一覧に使用者Ｂの個人情報、すなわち、携帯電
話機１Ｂの電話番号およびその電子メールアドレスを追
加登録する（ステップＳ８）。このとき、接近条件とし
ての「距離」も必要に応じて登録する。「距離」の登録
を省くと、既定値（たとえば、１キロメートル）が接近
条件を表す距離として設定される。上記の登録は、個人
データベースサーバ装置１１がインターネット１０上に
公開しているウエブサイトにおいて行われてもよい。

【００５８】いずれかの使用者の個人情報中の友達一覧
に新たな使用者が登録されると、個人データベースサー
バ装置１１は、当該追加された使用者に対して、友達関
係の承認を求める電子メール（勧誘メール）を作成およ
び送信すべき依頼（使用者Ｂの電子メールアドレスを含
む）を、自動メール作成配信サーバ装置１４に与える
（ステップＳ９）。これに応答して、自動メール作成配
信サーバ装置１４は、使用者Ａとの友達関係の承認手続
を求める勧誘メールを、携帯電話機１Ｂの電子メールア
ドレス宛に送信する（ステップＳ１０）。このときの勧
誘メールには、友達関係の承認手続の仕方を案内するメ
ッセージが追加される。

【００５９】使用者Ｂは、当該出会い支援サービスの非
会員であるので、個人データベースサーバ装置１１のウ
エブサイトにアクセスして、会員登録を行う（ステップ
Ｓ１１）。これにより、使用者Ａの登録時と同様の処理
が行われる。すなわち、位置処理サーバ装置１２に対し
て使用者Ｂの携帯電話機１Ｂについての初期チェックの
依頼がなされ（ステップＳ１２）、これに応答して位置
処理サーバ装置１２は、携帯電話機１Ｂが位置特定情報
の発信機能を有しているかどうかを調べる（ステップＳ
１３，Ｓ１４）。そして、この初期チェックの結果を個
人データベースサーバ装置１１に返す（ステップＳ１
５）。これに応答して、個人データベースサーバ装置１
１は、使用者Ｂの会員登録が完了した旨を自動メール作
成配信サーバ装置１４に通知する（ステップＳ１６）。
これにより、自動メール作成配信サーバ装置１４は、使
用者Ｂの携帯電話機１Ｂの電子メールアドレス宛に、会
員登録完了通知メールを送信する（ステップＳ１７）。

【００６０】使用者Ｂは、次に、個人データベースサー
バ装置１１のウエブサイトにアクセスして、友達承認手
続を行う（ステップＳ１８）。具体的には、使用者Ｂの
個人情報のなかの友達一覧に使用者Ａの個人情報、すな
わち、携帯電話機１Ａの電話番号およびその電子メール
アドレスを記入する。さらに、接近条件としての「距
離」を必要に応じて登録する。これらの登録により、個
人データベースサーバ装置１１では、使用者Ａの個人情
報中の友達一覧のなかに使用者Ｂの個人情報が登録され
ており、かつ、使用者Ｂの個人情報中の友達一覧のなか
に使用者Ａの個人情報が登録されていることを確認し
て、使用者Ａ，Ｂの間に友達関係が成立した旨のデータ
を個人データベース１１３（図２参照）に登録する。す
なわち、使用者Ａの友達一覧のなかの使用者Ｂの欄、お
よび使用者Ｂの友達一覧のなかの使用者Ａの欄に、友達
関係成立を表すデータがそれぞれ書き込まれる。これに
よって、使用者Ａ，Ｂの間に、接近条件が満たされたと
きに出会いの機会到来の通知がされるべき友達関係が成
立する。

【００６１】むろん、使用者Ａとの出会いの機会到来の
通知を受けることを好まない場合には、使用者Ｂは上記
のような友達承認手続を行わわず、友達関係は成立しな
い。使用者Ａ，Ｂの友達関係が成立すると、このことが
自動メール作成配信サーバ装置１４に通知される（ステ
ップＳ１９）。これにより、自動メール作成配信サーバ
装置１４は、使用者Ａ，Ｂの携帯電話機１Ａ，１Ｂの電
子メールアドレス宛に、両者間で友達関係が成立した旨
のメッセージを含む電子メールを送信する（ステップＳ
２０，Ｓ２１）。

【００６２】この後には、個人データベースサーバ装置
１１は、位置処理サーバ装置１２に対して定期的（たと
えば、１時間ごと）に、使用者Ａ，Ｂの携帯電話機１
Ａ，１Ｂ間の距離の計算依頼を発行する（ステップＳ２
２）。実際には、個人データベースサーバ装置１１にお
いて友達関係が成立している複数組の使用者について、
それらの組を構成する使用者間の位置の計算依頼が定期
的に発行される。このとき、個人データベースサーバ装
置１１は、個々の組を構成する携帯電話機の電話番号と
ともに、それらの組についての接近条件を位置処理サー
バ装置１２に与える。

【００６３】使用者Ａの個人情報の友達一覧において使
用者Ｂの欄に設定された「距離」と、使用者Ｂの個人情
報の友達一覧において使用者Ａの欄に設定された「距
離」とは一致するとは限らない。このような場合には、
位置処理サーバ装置１２において、いずれか一方の条件
を採用すればよい。たとえば、先に個人情報を登録した
使用者Ａの接近条件を優先してもよいし、友達承認手続
を行った使用者Ｂの側の接近条件を優先してもよい。ま
た、いずれか大きい方または小さい方の「距離」を採用
することとしてもよい。さらには、２つの「距離」の平
均値を接近条件として採用することとしてもよい。

【００６４】位置処理サーバ装置１２は、個人データベ
ースサーバ装置１１からの距離検出依頼を受けて、携帯
電話機１Ａ，１Ｂに発信して、位置特定情報の送信を依
頼する。これに応答して、携帯電話機１Ａ，１Ｂは、Ｇ
ＰＳ衛星ＳＡ（図１参照）から受信した信号に相当する
位置特定信号を位置処理サーバ装置１２に返信する。こ
れによって、位置処理サーバ装置１２は、携帯電話機１
Ａ，１Ｂの位置を検出する（ステップＳ２３）。こうし
て検出された携帯電話機１Ａ，１Ｂの位置情報を元に、
それらの間の距離が求められる。さらに、この求められ
た距離と個人データベースサーバ装置１１から与えられ
た接近条件とが比較される。この比較の結果、携帯電話
機１Ａ，１Ｂの距離が接近条件に相当する距離以下であ
れば、接近条件が満たされたことを表す条件適合データ
が個人データベースサーバ装置１１に与えられる（ステ
ップＳ２４）。

【００６５】条件適合データには、接近条件を満足した
一対の携帯電話機１Ａ，１Ｂの電子メールアドレス、両
者の現在位置および両者間の現在の距離が含まれてい
る。そこで、個人データベースサーバ装置１１は、自動
メール作成配信サーバ装置１４に対して、条件適合通知
メール作成依頼を発行する（ステップＳ２５）。このと
き条件適合データとともに、接近条件を満足した一対の
使用者Ａ，Ｂの電話番号、氏名・ニックネーム、および
キャラクタ識別情報を自動メール作成配信サーバ装置１
４に引き渡す。

【００６６】自動メール作成配信サーバ装置１４は、条
件適合データ中に含まれている一対の電子メールアドレ
スに、出会いの機会が到来した旨の電子メールを送信す
る（ステップＳ２８，Ｓ２９）。この電子メールの内容
は、当該出会いの機会が到来した使用者の氏名、電話番
号および電子メールアドレスを含む。また、必要に応じ
て、相手方の現在位置や両者間の現在の距離が含められ
てもよい。さらに、個人データベースサーバ装置１１か
ら出会いの機会が到来した使用者のキャラクタ画像の識
別情報が引き渡された場合には、自動メール作成配信サ
ーバ装置１４は、キャラクタ画像データベースサーバ装
置１６から、使用者Ａ，Ｂのキャラクタ画像を検索し
（ステップＳ２６）、そのキャラクタ画像を抽出して
（ステップＳ２７）、抽出されたキャラクタ画像を電子
メールに付加する。これによって、出会いの機会が到来
した使用者Ａ，Ｂの携帯電話機１Ａ，１Ｂの表示部に
は、出会いの相手方のキャラクタ画像が表示されること
になる。

【００６７】携帯電話機１Ａ，１Ｂの表示部には、使用
者Ａ，Ｂの各相手方の電話番号が表示され、さらに、各
相手方の電子メールアドレスが表示される。そこで、使
用者Ａ，Ｂは、たとえば、電話番号をクリックすること
によって、出会いの機会が到来した相手に電話をするこ
とができ（ステップＳ３０）、電子メールアドレスの部
分をクリックすることによって、出会いの機会が到来し
た相手に電子メールを送信することができる（ステップ
Ｓ３１）。

【００６８】あるいは、使用者Ａ，Ｂは、携帯電話機１
Ａ，１Ｂにより、地図情報データベースサーバ装置１７
にアクセスして、出会いの機会が到来した相手の位置を
検索したり、使用者Ａ，Ｂの現在位置の中間点付近の待
ち合わせ場所を検索したりすることができる（ステップ
Ｓ３２，Ｓ３３）。このようにして、使用者Ａ，Ｂの出
会いの機会を効果的に演出することができる。出会いの
機会到来が通知されたときに、たとえば、使用者Ａ，Ｂ
間の距離が５キロメートル程度であったとすれば、使用
者Ａ，Ｂの両方または一方は、さらに距離が近づいたと
きに再度の通知を望むかもしれない。このような場合に
は、使用者Ａ，Ｂのいずれかが個人データベースサーバ
装置１１にアクセスして、接近条件としての「距離」を
さらに短く（たとえば１キロメートル）再設定すればよ
い。これにより、使用者Ａ，Ｂが、新たに設定された距
離以下に接近したときに、出会いの機会の到来が再度通
知される。

【００６９】この出会い支援サービスは、たとえば、使
用者Ａ，Ｂのいずれか一方のみが当該サービスの提供を
受ける会員である場合にも利用可能であることとしても
よい。たとえば、使用者Ａの個人情報のなかの友達一覧
において、使用者Ｂに関して未承認の属性を付与してお
くこととし、使用者Ｂが個人データベースサーバ装置１
１のウエブサイトにアクセスして、当該属性を「承認」
に変更することにより、使用者Ａ，Ｂの友達関係を成立
させてもよい。

【００７０】また、上記の例では当初非会員である使用
者Ｂが会員登録の後に、当該出会い支援サービスを受け
る例について説明したが、使用者Ｂが勧誘メールを受け
た時点ですでに当該出会い支援サービスの会員である場
合もある。この場合には、使用者Ｂが個人データベース
サーバ装置１１のウエブサイトにアクセスし、使用者Ｂ
の個人情報中の友達一覧に使用者Ａの個人情報を追加す
ることによって、使用者Ａ，Ｂ間の友達関係を成立させ
ることができる。

【００７１】図８は、使用者の顔画像の登録やキャラク
タ画像の生成ならびにその送信に関連する機能を説明す
るためのブロック図である。使用者Ａが個人データベー
スサーバ装置１１のウエブサイトにアクセスして個人情
報を登録すると（ステップＵ１）、個人データベースサ
ーバ装置１１は、これに応答して、携帯電話機１Ａの電
子メールアドレス宛に、使用者Ａの顔画像データを送信
すべき宛先である顔画像データ受付アドレスを電子メー
ルで送信する（ステップＵ２）。個人情報の登録に際し
て、個人データベースサーバ装置１１は、使用者Ａに対
して性格判断のためのアンケートのための回答を促す。
これに応じて使用者Ａが個人データベースサーバ装置１
１のウエブサイトのアンケート画面１１５にアクセス
し、アンケートに回答すると（ステップＵ４）、性格判
断が行われて、使用者Ａの精神的特徴（性格や好み）を
表す属性データが生成される。この属性データは、個人
データベースサーバ装置１１に登録される（ステップＵ
５）。その一方で、アンケート画面には、使用者Ａの性
格判断の結果が表示される（ステップＵ６）。

【００７２】個人データベースサーバ装置１１は、使用
者Ａに対して顔画像データ受付アドレスを通知するとと
もに、顔属性判断サーバ装置１５に対しても当該アドレ
スを電子メールで通知し、顔属性データを登録するため
の領域の確保を依頼する（ステップＵ３）。使用者Ａ
は、携帯電話機１ＡにＣＣＤカメラが備えられている場
合には、このＣＣＤカメラで自己の顔画像を撮像し、こ
うして作成された顔画像データをたとえば電子メールの
添付ファイルの形式で顔属性判断サーバ装置１５に送信
する（ステップＵ７）。使用者Ａの顔画像データは、必
ずしも携帯電話機１Ａから送信される必要はなく、たと
えば、デスクトップ型パーソナルコンピュータなどの通
常のコンピュータ装置から行うようにしてもよい。この
場合に、送信される顔画像は、たとえば、携帯電話機１
Ａとは別のディジタルスチルカメラなどによって撮像さ
れた顔画像データなどであってもよい。

【００７３】顔属性判断サーバ装置１５は、使用者Ａか
ら送信されてきた顔画像データに基づき、顔画像の特徴
である顔属性を抽出する。こうして抽出された顔属性デ
ータは、個人データベースサーバ装置１１へと電子メー
ルにより送信され、使用者Ａの個人情報として保存され
る（ステップＵ８）。個人データベースサーバ装置１１
は、顔属性データと精神的特徴に対応した属性データと
に基き、使用者Ａに対応したキャラクタ画像を設定し、
そのキャラクタの識別情報を使用者Ａの個人情報の１つ
として登録する。キャラクタ画像の設定の際には、個人
データベースサーバ装置１１は、必要に応じて、キャラ
クタ画像データベースサーバ装置１６にアクセスして、
顔属性データ等に適合するキャラクタ画像を選択する
（ステップＵ１５）。

【００７４】登録されたキャラクタ識別情報は自動メー
ル作成配信サーバ装置１４へと与えられる（ステップＵ
９）。自動メール作成配信サーバ装置１４は、キャラク
タ識別情報に基づいて、キャラクタ画像データベースサ
ーバ装置１６を検索する（ステップＵ１０）。キャラク
タ画像データベースサーバ装置１６には、たとえば、予
め複数種類のキャラクタ画像が登録されている。この登
録されている複数のキャラクタ画像から、キャラクタ識
別情報に対応した１つのキャラクタ画像が抽出される
（ステップＵ１１）。この抽出されたキャラクタ画像
は、自動メール作成配信サーバ装置１４の働きによっ
て、電子メールにより、使用者Ａの携帯電話機１Ａのメ
ールアドレスに送信される。使用者Ａは、このキャラク
タ画像を確認し、個人データベースサーバ装置１１に対
して、キャラクタ画像の承認手続を行う（ステップＵ１
３）。使用者Ａは、そのキャラクタ画像に不満があれ
ば、個人データベースサーバ装置１１にアクセスして、
そのキャラクタ画像の削除（または不採用）を要求する
ことができる。

【００７５】キャラクタ画像に対する承認が与えられれ
ば、顔画像データは、顔属性判断サーバ装置１５の顔画
像保存データベース１５３に格納される（ステップＵ１
４）。たとえば、自動メール作成配信サーバ装置１４に
顔属性データなどに適合する複数のキャラクタ識別情報
を与え、キャラクタ画像データベースサーバ装置１６か
ら、複数個のキャラクタ画像を抽出して、この複数個の
キャラクタ画像を使用者Ａに電子メールによって通知す
ることとしてもよい。それとともに、顔属性データ等に
最も適合した１つのキャラクタ画像のキャラクタ識別情
報を個人データベースサーバ装置１１に既定値として登
録しておく。使用者Ａは、個人データベースサーバ装置
１１に登録されたキャラクタ画像に不満がある場合に
は、個人データベースサーバ装置１１に対して、先に通
知を受けた複数個のキャラクタ画像のうちの他のキャラ
クタ画像への変更を希望する旨を通知する。これを受け
て、個人データベースサーバ装置１１は、使用者Ａのキ
ャラクタ画像に対応するキャラクタ識別コードを、使用
者Ａによって選択されたキャラクタ画像に対応する値に
変更する。

【００７６】このようにして使用者のキャラクタ識別コ
ードが、個人データベースサーバ装置１１に登録された
後には、出会いの機会が到来した場合において、出会い
の相手方に対しては、自動メール作成配信サーバ装置１
４による電子メールでの通知の際に、使用者Ａのキャラ
クタ画像が付加される。キャラクタ画像データは、携帯
電話機１Ａ，１Ｂに送信される電子メールに対する添付
ファイルの形式で送信されてもよいし、電子メール中に
そのような画像が埋め込まれてもよい。

【００７７】また、キャラクタ画像データベースサーバ
装置１６に登録されたキャラクタ画像を、インターネッ
ト１０に対して公開された位置（ＵＲＬ）に置くことと
して、出会いの機会到来を告げる電子メール中に、出会
いの相手のキャラクタ画像に対応したＵＲＬを書き込む
こととしてもよい。この場合には、このようなＵＲＬを
含む電子メールによる通知を受けた使用者は、そのＵＲ
Ｌのクリック操作を行うことによって、出会いの相手の
キャラクタ画像を携帯電話機の表示部に表示させること
ができる。

【００７８】この構成を採用するときには、個人データ
ベースサーバ装置１１には、キャラクタ画像識別情報と
して、キャラクタ画像のＵＲＬが登録されることにな
る。この場合の処理の流れは、図９に示されている。こ
の図９には、ウエブ上において顔画像データの登録など
を行う例が示されている。使用者Ａが初期登録を行い
（ステップＴ１）、個人データベースサーバ装置１１の
ウエブサイト上のアンケート画面１１５において、性格
判断のためのアンケートに回答すると（ステップＴ
２）、使用者Ａの精神的特徴（性格や好みなど）を表す
属性データが生成されて個人データベースサーバ装置１
１に登録される（ステップＴ３）。それとともに、アン
ケート画面には性格判断の結果が表示される（ステップ
Ｔ４）。

【００７９】次に、顔属性判断サーバ装置１５のウエブ
サイトの入口画面１５５に移動し（ステップＴ５）、そ
れとともに、個人データベースサーバ装置１１は、顔属
性判断サーバ装置１５の空きアドレス（顔画像データの
格納アドレス）をチェックする（ステップＴ６）。これ
に応答して、顔属性判断サーバ装置１５は、空きアドレ
スを個人データベースサーバ装置１１に返し、顔属性サ
ーバの入口画面においては、当該受け付けアドレスへの
顔画像データの受け付けが可能とされる（ステップＴ
７）。

【００８０】そこで、使用者Ａは、携帯電話機１Ａから
顔画像をアップロードする（ステップＴ８）。この顔画
像データは、顔属性判断サーバ装置１５へと転送され、
特徴抽出処理によって、顔属性データが作成される。こ
の顔属性データは、個人データベースサーバ装置１１
に、当該使用者個人情報の１つとして登録される（ステ
ップＴ１０）。個人データベースサーバ装置１１は、顔
属性に対応するキャラクタ画像が置かれたインターネッ
ト１０上の位置（ＵＲＬ）をキャラクタ識別情報として
登録するとともに、このＵＲＬを顔属性判断サーバの入
口画面に表示する。使用者は、この表示されたＵＲＬを
取得し（ステップＴ１２）、このＵＲＬにアクセスする
ことによって（ステップＴ１３）、自己のキャラクタ画
像を確認することができる（ステップＴ１４）。

【００８１】その後、使用者Ａは、個人データベースサ
ーバ装置１１に対して、キャラクタ承認手続を行い、当
該キャラクタ画像を受け容れるか否かを通知する（ステ
ップＴ１５）。キャラクタ画像が使用者Ａに受け容れら
れれば、顔属性判断サーバ装置１５は、顔画像データを
顔画像保存データベース１５３に保存する（ステップＴ
１６）。以上のようにこの実施形態によれば、或る使用
者が、出会いの機会到来の通知を受けるべき他の使用者
を一方的に登録するのではなく、当該他の使用者による
承認が与えられなければ、個人データベースサーバ装置
１１において、これらの一組の使用者の友達関係が成立
しない。これにより、不所望な出会いの機会が通知され
ることがなく、とくに、出会い支援サービスを悪用した
犯罪の発生などを効果的に防止できる。

【００８２】さらに、この実施形態では、出会いの機会
の到来を告げる電子メールとともに、出会いの相手に対
して当該使用者の顔画像や性格に対応したキャラクタ画
像を提供することができる。これによって、たとえば、
「久しぶりに旧友に会いたい。」などといった気持ちを
誘発することができ、使用者間の出会いを効果的に促進
することができる。キャラクタ画像の代わりに使用者の
顔画像（写真）を用いることが考えられる。しかし、何
年も会っていない旧友との再会の場面を考慮すると、年
を経て変化した自分の容貌が出会いの相手の携帯電話機
に表示されることは、一般に好まれないであろう。した
がって、キャラクタ画像を用いることによって、より効
果的な出会いの演出が可能になる。

【００８３】しかも、キャラクタ画像は顔属性のパター
ン認識（例えば、写真の静止画の正面顔パターンを構成
するパーツの２値化判断により、顔属性の取得を行う。
その顔パターンの輪郭特徴量については、顔の輪郭、顔
の面積、髪の量、まゆげ、目、口、肌の色などにおける
特性識別法を採用する。当然、この方法には限定され
ず、いろいろな認識方法や組み合わせが可能である。）
に基づいて生成されるから、高度にカスタマイズされて
いる。このことも出会いの促進に寄与するものと考えら
れる。また、顔属性の判断には、さほどの時間を要しな
いので、キャラクタ画像の生成はすみやかに行えるか
ら、ウエブ上における処理も可能である。

【００８４】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、この発明は他の形態で実施することもできる。
たとえば、上述の実施形態では、使用者の顔画像データ
ならびに使用者の性格および好みを判断するアンケート
の結果に基づいて顔属性データが作成されることとした
が、上述のアンケートを省いて、顔画像データのみに基
づいて、顔属性データを作成し、これに基づき、使用者
のキャラクタ画像を生成することとしてもよい。

【００８５】また、逆に、アンケートなどによる性格お
よび好みの判断結果のみから使用者の属性データを生成
して、この属性データに基づいて使用者のキャラクタ画
像を生成することとしてもよい。さらには、顔画像お
よび性格、顔画像のみ、性格のみのいずれかを選択
してキャラクタ画像の生成を行えるようにしてもよい。
また、キャラクタ画像の生成・登録は、電子メールの使
用をベースとしたメール完結型の処理（図８）によって
行うこともできるし、ウエブ上での処理をベースとした
ウエブ完結型の処理（図９）によって行うもできるか
ら、これらのうちのいずれの形態によりキャラクタ画像
の生成・登録を行うかを使用者が選択できることとして
もよい。

【００８６】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態に係る出会い支援装置の
全体的な構成を説明するためのブロック図である。

【図２】個人データベースサーバ装置の構成を説明する
ためのブロック図である。

【図３】個人データベースサーバ装置に登録される個人
情報を説明するための図である。

【図４】自動メール作成配信サーバ装置の機能的な構成
を説明するためのブロック図である。

【図５】顔属性判断サーバ装置の機能的な構成を説明す
るためのブロック図である。

【図６】位置処理サーバ装置の機能的な構成を説明する
ためのブロック図である。

【図７】この実施形態の出会い支援装置の機能を説明す
るためのブロック図である。

【図８】使用者の顔画像の登録やキャラクタ画像の生成
ならびにその送信に関連する機能を説明するためのブロ
ック図である。

【図９】ウエブ上において顔画像データの登録など場合
の処理を説明するためのブロック図である。

【符号の説明】

Ａ使用者Ｂ使用者１Ａ携帯電話機１Ｂ携帯電話機ＳＡＧＰＳ衛星１０インターネット１１個人データベースサーバ装置１１１通信機能部１１２処理部１１３個人データベース１１５アンケート画面１１Ａ個人情報登録部１１Ｂ友達登録受付部１１Ｃ友達承認受付部１１Ｄ友達成立登録部１１Ｅ性格判断部１２位置処理サーバ装置１２１通信機能部１２２処理部１２Ａ位置特定情報受信部１２Ｂ接近判定依頼受付部１２Ｃ条件判定部１２Ｄ条件適合データ１４自動メール作成配信サーバ装置１４１通信機能部１４２処理部１４Ａ勧誘メール作成部１４Ｂ登録完了通知メール作成部１４Ｃ友達成立通知メール作成部１４Ｄ条件適合データ受付部１４Ｅ機会到来メール作成部１４Ｆ承認手続案内メッセージ追加部１４Ｇキャラクタ画像データ追加部１４Ｈキャラクタ画像ＵＲＬ追加部１５顔画像データ受付部１５顔属性判断サーバ装置１５１通信機能部１５２処理部１５３顔画像保存データベース１５５顔属性判断サーバ装置の入口画面１５Ａ顔画像データ受付部１５Ｂ顔属性データ作成部１６キャラクタ画像データベースサーバ装置１７地図情報データベースサーバ装置

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年８月４日（２０００．８．４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７

【補正方法】変更

【補正内容】

【図７】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子メール送受信機能および位置特定情報
発信機能を有する移動メール端末をそれぞれ携帯する使
用者間の出会いを支援するための出会い支援サービスを
提供する出会い支援装置であって、この出会い支援サービスを利用しようとする使用者の個
人情報と、この使用者が出会いの機会を求める他の使用
者の個人情報とを登録するための個人データベース手段
と、この個人データベース手段に登録された個人情報に従っ
て、使用者の移動メール端末から位置特定情報を受信す
ることにより、一対の使用者の移動メール端末が接近条
件を満たすかどうかを検出する距離検出処理手段と、この距離検出処理手段が上記接近条件の満足を検出した
ことに応答して、当該接近条件を満足した一対の移動メ
ール端末に対して、出会いの機会の到来を通知するため
の電子メールを自動作成して送信する自動メール作成配
信手段と、上記他の使用者による登録承認手続を受け付け、この登
録承認手続が受け付けられたことを条件に、当該他の使
用者と、この他の使用者との出会いの機会を求めた使用
者とを、出会いの機会到来を通知すべき一対の使用者と
して上記個人データベース手段に登録する登録承認受付
手段とを含むことを特徴とする出会い支援装置。
【請求項２】上記個人データベース手段に、出会いの機
会が求められる他の使用者として登録された当該他の使
用者に対して、この登録の承認を求める承認依頼電子メ
ールを自動生成して送信する承認依頼電子メール送信手
段をさらに含むことを特徴とする請求項１記載の出会い
支援装置。
【請求項３】上記承認依頼電子メール送信手段は、承認
依頼電子メールに承認手続の案内情報を追加する手段を
含むものであることを特徴とする請求項２記載の出会い
支援装置。
【請求項４】上記接近条件が、上記個人情報の１つとし
て上記個人データベース手段に登録されることを特徴と
する請求項１ないし３のいずれかに記載の出会い支援装
置。
【請求項５】上記自動メール作成配信手段は、出会いの
機会が到来した相手のキャラクタ画像データまたは当該
キャラクタ画像データへのアクセス手法データを、上記
電子メールとともに上記接近条件を満足した移動メール
端末に送信するものであることを特徴とする請求項１な
いし４のいずれかに記載の出会い支援装置。
【請求項６】電子メール送受信機能および位置特定情報
発信機能を有する移動メール端末をそれぞれ携帯する使
用者間の出会いを支援するための出会い支援サービスを
提供する出会い支援装置であって、この出会い支援サービスを利用しようとする使用者の個
人情報を登録する個人データベース手段と、この個人データベース手段に登録された個人情報に従っ
て、使用者の移動メール端末から位置特定情報を受信す
ることにより、予め定める一対の使用者の移動メール端
末が接近条件を満たすかどうかを検出する距離検出処理
手段と、この距離検出処理手段が上記接近条件の満足を検出した
ことに応答して、当該接近条件を満足した一対の移動メ
ール端末に対して、出会いの機会の到来を通知するため
の電子メールを自動作成して送信する自動メール作成配
信手段と、出会いの機会が到来した相手のキャラクタ画像データま
たは当該キャラクタ画像データへのアクセス手法データ
を上記電子メールとともに上記接近条件を満足した移動
メール端末に送信する手段とを含むことを特徴とする出
会い支援装置。
【請求項７】電子メール送受信機能および位置特定情報
発信機能を有する移動メール端末をそれぞれ携帯する使
用者間の出会いを支援するための出会い支援サービスを
提供する出会い支援装置であって、予め定める一対の使用者の移動メール端末が接近条件を
満足したことに応答して、当該接近条件を満足した一対
の移動メール端末に対して、出会いの機会の到来を通知
するための電子メールを自動作成して送信する自動メー
ル作成配信手段と、出会いの機会が到来した相手のキャラクタ画像データま
たは当該キャラクタ画像データへのアクセス手法データ
を上記電子メールとともに上記接近条件を満足した移動
メール端末に送信する手段とを含むことを特徴とする出
会い支援装置。
【請求項８】使用者の顔画像データを登録するための顔
画像登録手段と、この顔画像登録手段に登録された顔画像データの特徴を
判別して顔属性データを作成する顔属性データ作成手段
と、この顔属性データ作成手段によって作成された顔属性デ
ータに基づき、使用者の顔画像に対応したキャラクタ画
像を生成するキャラクタ画像生成手段とをさらに含むこ
とを特徴とする請求項５ないし７のいずれかに記載の出
会い支援装置。
【請求項９】使用者の精神的特徴を登録する手段と、この登録された精神的特徴を表す属性データを作成する
属性データ作成手段と、この属性データ作成手段によって作成された属性データ
に基づき、使用者を表すキャラクタ画像を生成するキャ
ラクタ画像生成手段とをさらに含むことを特徴とする請
求項５ないし８のいずれかに記載の出会い支援装置。
【請求項１０】上記キャラクタ画像生成手段は、予め用
意された複数のキャラクタ画像から使用者に適した１つ
のキャラクタ画像を選択して、当該使用者のキャラクタ
画像として生成するものであることを特徴とする請求項
８または９記載の出会い支援装置。
【請求項１１】上記出会い支援装置を構成する上記複数
の手段の一部または全部がコンピュータネットワーク上
に分散して置かれていることを特徴とする請求項１ない
し１０のいずれかに記載の出会い支援装置。
【請求項１２】電子メール送受信機能および位置特定情
報発信機能を有する移動メール端末をそれぞれ携帯する
使用者間の出会いを支援するための出会い支援方法であ
って、個人データベース手段に使用者の個人情報と、この使用
者が出会いの機会を求める他の使用者の個人情報とを登
録するステップと、当該他の使用者による登録承認手続を受け付け、この登
録承認手続が受け付けられたことを条件に、当該他の使
用者と、この他の使用者との出会いの機会を求めた使用
者とを、出会いの機会到来を通知すべき一対の使用者と
して登録するステップと、移動メール端末から発信される位置特定情報を利用する
ことにより、上記一対の使用者が接近条件を満たすかど
うかを検出するステップと、上記接近条件が満たされたときに、上記一対の使用者に
出会いの機会の到来を電子メールで通知するステップと
を含むことを特徴とする出会い支援方法。
【請求項１３】上記個人データベース手段に出会いの機
会が求められる他の使用者として登録された当該他の使
用者に対して、この登録の承認を求める承認依頼電子メ
ールを送信するステップをさらに含むことを特徴とする
請求項１２記載の出会い支援方法。
【請求項１４】上記接近条件が満たされた一対の使用者
に出会いの機会到来を電子メールで通知する際に、出会
いの機会が到来した相手のキャラクタ画像データまたは
当該キャラクタ画像データへのアクセス手法データを、
上記電子メールとともに上記接近条件を満足した移動メ
ール端末に送信するステップをさらに含むことを特徴と
する請求項１２または１３記載の出会い支援方法。
【請求項１５】使用者の顔画像の特徴を判別して顔属性
データを作成するステップと、作成された顔属性データに基づき、使用者の顔画像に対
応したキャラクタ画像を生成するステップとをさらに含
むことを特徴とする請求項１４記載の出会い支援方法。
【請求項１６】使用者の精神的特徴を表す属性データを
作成するステップと、作成された属性データに基づき、使用者を表すキャラク
タ画像を生成するステップとをさらに含むことを特徴と
する請求項１４または１５記載の出会い支援方法。
【請求項１７】電子メール送受信機能および位置特定情
報発信機能を有する移動メール端末をそれぞれ携帯する
使用者間の出会いを支援するための出会い支援装置であ
って、使用者が出会いの機会を求める他の使用者の登録を受け
付ける手段と、当該他の使用者による当該登録の承認を
受け付け、この承認が受け付けられることを条件に、こ
れら一対の使用者を出会いの機会到来を通知すべき一組
の使用者として登録する手段とを含むことを特徴とする
出会い支援装置。
【請求項１８】使用者が出会いの機会を求める他の使用
者を登録したことに応答して、当該他の使用者に対して
当該登録の承認を依頼する承認依頼電子メールを自動生
成して送信する手段をさらに含むことを特徴とする請求
項１７記載の出会い支援装置。
【請求項１９】電子メール送受信機能および位置特定情
報発信機能を有する移動メール端末をそれぞれ携帯する
使用者間の出会いを支援するための出会い支援装置であ
って、或る使用者が出会いの機会を求める他の使用者を登録
し、当該他の使用者が当該登録を承認する登録承認手続
を行うことによって、出会いの機会到来の通知を受ける
べき対をなすものとして登録された一対の使用者の移動
メール端末から位置特定情報を受信して、当該一対の使
用者の移動メール端末が接近条件を満たすかどうかを検
出する手段と、上記接近条件が満たされたことに応答して、出会いの機
会到来の通知をすべき状況となったことを表す条件適合
データを生成する手段とを含むことを特徴とする出会い
支援装置。
【請求項２０】電子メール送受信機能および位置特定情
報発信機能を有する移動メール端末をそれぞれ携帯する
使用者間の出会いを支援するための出会い支援装置であ
って、或る使用者が出会いの機会を求める他の使用者を登録
し、当該他の使用者が当該登録を承認する登録承認手続
を行うことによって、出会いの機会到来の通知を受ける
べき対をなすものとして登録された一対の使用者の移動
メール端末が接近条件を満たしたことを表す条件適合デ
ータを受け付ける手段と、上記条件適合条件データに応
答して、当該接近条件を満足した一対の移動メール端末
に対して、出会いの機会の到来を通知するための電子メ
ールを自動作成して送信する自動メール作成配信手段と
を含むことを特徴とする出会い支援装置。
【請求項２１】上記自動メール作成配信手段は、出会い
の機会が到来した相手のキャラクタ画像データまたは当
該キャラクタ画像へのアクセス手法データを、上記電子
メールとともに上記接近条件を満足した移動メール端末
に送信する手段をさらに含むことを特徴とする請求項２
０記載の出会い支援装置。