JP2002032498A - 電子的生産システム、および生産情報の供給方法並びに生産情報の登録方法 - Google Patents

電子的生産システム、および生産情報の供給方法並びに生産情報の登録方法

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JP2002032498A
JP2002032498A JP2000214113A JP2000214113A JP2002032498A JP 2002032498 A JP2002032498 A JP 2002032498A JP 2000214113 A JP2000214113 A JP 2000214113A JP 2000214113 A JP2000214113 A JP 2000214113A JP 2002032498 A JP2002032498 A JP 2002032498A
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Sakurako Yamashita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産設備の各種生産情報を、コンピュータシ
ステムを用いてポータルサイトから必要に応じてサービ
ス提供を受けられるように構成した電子的生産システム
を得る。 【解決手段】 生産設備と、ポータルサイトと、両者を
情報通信接続する情報伝送手段とを備える。生産設備は
ポータルサイトから生産に必要な情報の伝送を受ける。
ポータルサイトは生産設備が必要とする生産情報を用意
し、生産設備からの要求に応じて必要な情報を検索して
生産設備に対して伝送する。情報伝送手段は一方から他
方へ情報を伝送する時、他方の固有ID情報を識別する
認証手段と、一方から他方へ伝送された情報量または伝
送時間に応じた課金情報を記録する課金手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータシ
ステムを用いた電子的生産システムに関するもので、特
にインターネット等を用いて生産情報を生産設備保有者
または生産設備関連業者にサービス提供する生産情報の
供給方法、およびそのための生産情報登録方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生産設備を備える工場等において
は、各工場毎に過去の生産設備の稼動状況や故障状況の
データを保存しておき、必要に応じて生産設備の稼動状
態から、正常か異常かを早めに判定して保守、点検、サ
ービス員の派遣、サービス部品の手配、補修部品の交換
作業等を各工場が自前で行っていた。また、生産設備の
故障状況、およびその修理状況は千差万別であり、1工
場あるいは1サービス保守会社が保有しているノウハウ
だけでは限りがあり、これらノウハウや生産情報の共有
化が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、各工場
が自前で生産設備の維持、管理、保守、点検、故障時の
サービス部品の手配、補修部品の交換作業を行うこと
は、そのための人員を必要とするため、生産効率やコス
ト的にも問題があった。また、各工場や各サービス保守
会社が長年に亘って蓄積したノウハウや有用な生産情報
等が一般に有効活用ができないという問題点があった。
【0004】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、生産
設備の維持、管理、保守、点検、故障時のサービス部品
の手配、補修部品の交換作業等を、各種生産情報を集中
保管しているポータルサイト側から必要に応じてサービ
ス提供を受けられるようにした電子的生産システムを提
供するものである。
【0005】また、第2の目的は、生産設備から要求が
あったとき、いつでも必要な生産情報を捜し出して供給
する生産情報の供給方法を提供するものである。
【0006】さらにまた、第3の目的は、生産設備にと
って有用な生産情報をいつでも登録できるようにした生
産情報の登録方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子的生
産システムにおいては、生産設備と、ポータルサイト
と、生産設備とポータルサイトとの間を情報通信接続す
る情報伝送手段とを備え、コンピュータシステムにより
生産情報の双方向への伝送を行う電子的生産システムに
おいて、生産設備は、その稼動情報をポータルサイトに
伝送するとともに、ポータルサイトから生産に必要な情
報の伝送を受けるものであり、ポータルサイトは、生産
設備が必要とする生産情報を用意し、生産設備からの要
求に応じて必要な情報を検索して生産設備に対してサー
ビス情報として伝送するものであり、情報伝送手段は、
一方から他方へ情報を伝送する時、他方の固有ID情報
を識別する認証手段と、一方から他方へ伝送された情報
量または伝送時間に応じた課金情報を記録する課金手段
とを備えたものである。
【0008】また、生産設備は、ポータルサイトとは離
れた場所にあり、稼動中の各種状態を表わす情報を取り
出して前記ポータルサイトに伝送するとともに、ポータ
ルサイトから生産に必要な情報の伝送を受けるものであ
る。
【0009】また、情報伝送手段は、通信途中での改竄
を防止するための暗号化手段を含むものである。
【0010】また、生産設備は、ポータルサイトとは離
れた場所にあり、ポータルサイトから制御指令を受け、
この制御指令に記された内容の情報を取り出してポータ
ルサイトに伝送するものであり、ポータルサイトは、複
数の指令文から構成された制御指令を作成して生産設備
に伝送するものであり、情報伝送手段は、一方から他方
へ前記制御指令を伝送し、他方から一方へ制御指令に記
された内容の情報を送り出すものである。
【0011】また、制御指令はスクリプト構成であり、
その指令文は、一つまたは複数の項から構成されてお
り、その項は、(1)情報名項、(2)情報の記録の開
始時刻項、(3)情報の記録の終了時刻項、(4)情報
の記録の時間間隔項、(5)情報の記録の繰り返し回数
項、(6)生産装置内の記録領域名の指定項、(7)前
記記録領域へ記録することの指示項、(8)記録開始条
件項、(9)送り出し開始条件項、(10)指定された
情報を送るための通信方式かプロトコルを指定する項、
のうちのいずれかを含むものである。
【0012】また、情報伝送手段は、生産設備と接続し
た携帯電話を備えており、この携帯電話固有の電子メー
ルシステムを生産設備から制御可能とし、電子メール本
文中に生産設備とポータルサイト間の生産情報伝送要求
およびそれに対応する回答を記述することにより、情報
通信を行うものである。
【0013】また、生産設備は、ポータルサイトから生
産に必要な情報の伝送を受けるものであり、ポータルサ
イトは、第3者所有のサーバにも情報伝送手段を介して
接続されており、生産設備からの要求に応じて第3者所
有のサーバから必要な情報を入手して生産設備に対して
サービス情報として伝送するものである。
【0014】また、生産設備は、動作状態を表わす情報
と、動作状態を変化させる情報をツリー状に管理し、ツ
リー状の一部あるいは全部を情報伝送手段を介してポー
タルサイトに送出する情報管理手段を備えたものであ
る。
【0015】また、コンピュータシステムにより生産情
報の供給を行う生産情報の供給方法において、生産設備
から必要な生産情報の要求があったとき、前記生産設備
の固有ID情報を識別してから前記要求を受け付けるス
テップと、対象となる生産設備に必要な生産情報を、自
己の保有情報から、または第3者の保有情報から検索
し、検索した生産情報を前記生産設備に対してサービス
情報として伝送するとともに、伝送された情報量または
伝送時間に応じた課金情報を記録するステップとを備え
たものである。
【0016】さらにまた、コンピュータシステムにより
生産情報の登録を行う生産情報の登録方法において、情
報提供者に対しては、固有ID情報の入力を促すステッ
プと、入力された固有ID情報を識別して生産設備に有
用な生産情報の入力を許可するか否かを決定するステッ
プと、入力された生産情報をその検索情報および価格情
報とともに関連付けて記憶するステップとを備えたもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1による電子的生産システムを示すシステ
ム構成図である。図1において、1は情報伝送手段、2
は生産設備、3は情報収集端末、4はポータルサーバ、
5は情報端末、6は調達サーバ、7は製造サーバ、8は
アプリケーションサービスサーバ、9はサードパーティ
サーバ、13は物流サーバである。
【0018】各構成要件の動作を含めた概要説明を行
う。情報伝送手段1は、一方の端に存在する各種情報を
伝送媒体を介して他端に伝えることが動作の基本であ
り、一方の端から他端へ伝送すると同時に、その逆方向
へも情報を送ることができる。これは、すなわち双方向
で情報をやり取りすることができることを示している。
これを実現するために例えばIP(Internet
Protocol)通信を行うことが可能な物理的媒
体、例えばEthernet(登録商標)、電話回線、
携帯電話を用いることができる。あるいは電子メールや
ショートメッセージなどを用いることが可能な電子的媒
体を用いることで情報通信が実現できる。これに加え、
情報伝送手段1は一方の端から他方の端に居る通信者が
誰であるか認証する手段12を持つことができる。認証
とは相手が誰であるか特定し、その結果により、情報通
信を行うか拒否するかをあらかじめ定めた手順による動
作のことである。もちろん片方の端からだけ相手を認証
しても良いし双方で認証しても良い。また、情報伝送手
段1は送ろうとする情報の暗号化手段11を持つことが
できる。これは通信途中に盗聴をされても通信内容がに
わかには明らかにならないようにすること、通信経路途
中で改竄されたことの検出を可能とすることを目的とし
ている。情報を送り出すときに暗号化手順を用いて情報
の全部もしくは一部を暗号化し、他方の端で情報を受信
した際、暗号化と対をなす復号化手順で情報を元に戻し
て使用するものである。さらに情報伝送手段1は課金手
段10を持つことができる。これは商取引を行うことを
考えてのことで、例えば接続している時間を積算し、認
証した相手ごとにこの積算時間を管理し、月に一度あら
かじめ定めた単位時間あたりの課金料に基づき請求書を
発行したり、他方の端からもう一方の端に流れた情報量
もしくは転送回数を積算しあらかじめ定めた料率にて料
金を計算し同様に請求書を発行するなどする。プリペイ
ドカード方式を使用することも可能である。
【0019】図2は上記の如く構成された情報伝送手段
1の具体例であり、端末Aが端末Bと情報通信を行って
いることを表している。図2において、10は課金手
段、11は暗号化手段、12は認証手段である。このと
き通信の開始を端末Aが要求したときには、端末Bは本
当に端末Aが通信要求を出しているかどうか認証手段1
2を用いて確かめる。例えば、あらかじめ端末Bが保持
する端末Aのパスワードと端末Aが端末Bの要求に応じ
て送ってきたパスワードが一致するかで判断することも
できるし、ダイジェスト方式や、ICカードなどを用い
ることもできる。また、通信路を通すデータには、端末
Aと端末Bの双方であらかじめ合意しておいた方式によ
り暗号化手段11を用いて暗号化、復号化を行うこと
で、関係の無い第3者の誤接続と故意のなりすまし、通
信路途中での盗聴、改竄を防ぐものである。また、送り
たい情報のチェックサム情報を附加することにより、通
信路途中での改竄を防ぐものである。また、例えば端末
Aが生産設備2の異常を検知した際、端末Bに通報を行
おうとするとき、通信路の遅延時間を一定以下の時間に
したいことがある。例えば、1分以内に故障したことを
知りたいとか3秒以内に警報を鳴らしたい、などのいわ
ゆるリアルタイム性の要求に答える場合である。このと
きには通信回線としてQoS(Quality of
Services)と呼ばれる回線品質が一定の水準に
保つことを保証されたネットワーク、例えばATM回線
などを用いることになる。あるいはIPネットワークで
あっても、これを一定に保つことの可能な回線が存在す
るのでこれを利用することもできる。さらに、情報伝送
手段1は課金手段10を持つとしている。このとき、認
証手段12により顧客ごとの課金情報を得ることができ
るが、この顧客ごとの課金情報に対し、使用ポイントを
計算することができるのでポイントごとに課金を免除す
る、より上級の契約に無料で移行させるなどのプレミア
ムを顧客に還元するようにしても良い。これら課金情報
とポイントは、情報であるので情報伝送手段1を介して
他のサーバ類と情報交換することもできる。
【0020】次に生産設備2の構成例を図3により説明
する。生産設備2は、例えば製品の組み立てを行う工場
内におけるプリント基盤に部品を装着し半田付けをして
検査を行うような製造ラインにおける生産設備などであ
ることを想定している。この場合ライン内で部品、製品
を搬送するベルトコンベア21や半田付け装置22、部
品装着装置23などがいわゆるシーケンサもしくはパソ
コンコントローラ24で全体の動きを制御されており、
このコントローラ類に対し動作プログラムを送り込む、
もしくは動作開始・停止指示を送る、もしくは稼動中の
各種状態すなわち正常動作、異常動作であるか、全体と
しての生産個数などの生産情報などを取り出す、などの
動作を、生産設備2は行っている。また、ライン内に存
在する部品装着装置などの中には制御プログラムの出し
入れ、稼動中の状態を表す情報を取り出すことができる
ものがある。これらのような情報の入出力が情報伝送手
段1を用いて外部とやり取りしながら生産動作を行うも
のである。
【0021】生産設備2は例えばロボット1台であって
も良く、ロボット25はロボットコントローラ26で制
御されており、このロボットコントローラから生産動作
に関する情報、ロボットプログラム27、ロボットおよ
びそれを構成するモータなどの動作に関する情報28、
ロボット25に取り付けられた振動センサ29、力セン
サ30などから得られる情報を入出力して情報伝送手段
1に送ることができる。このときロボットアームの異常
振動、モータ電流値、ロボットの関節角などから内部ケ
ーブル、減速ギア、アーム本体などの消耗、異常などを
検知し情報伝送手段1を介して外部に通報することを行
う。また、ロボットプログラム27の変数領域を読み出
すことでロボット25の動作回数から生産個数を計算し
情報伝送手段1を介して遠隔地から管理する。さらに、
ロボットプログラム27の入れ替え、ロボットコントロ
ーラ26のファームウェアの入れ替えを情報伝送手段1
を介して遠隔地から行うものである。
【0022】生産設備2はいわゆる専用機31およびそ
れを駆動するサーボモータ32やサーボアンプ33から
構成されている場合もある。専用機31とは特定の製品
を生産するために機能を特化した生産設備のことであ
る。この場合には、生産設備2の設計段階で、専用機3
1に組み合わせるモータの大きさや装置類と接続するた
めの機構部品、電線類などの選択で良く選択ミスが発生
する。したがって、生産設備2の設計フェーズにおい
て、設計支援情報を提供することが工期短縮に大いに有
効である。また、設計が終わり、このような部品類が発
注され、納品され、設備が物理的に組み立てられ、試験
動作を行えるようになった際にはサーボアンプの動作パ
ラメータ調整作業が行われる。さらに生産設備2は稼動
開始後、経年変化を起こすので適宜サーボアンプの調整
が必要となる。試験運転時に適当に調整されてしまった
パラメータを調整しなおすことも生産設備のメンテナン
スに必要である。このような生産設備2においてもサー
ボコントローラ34によりこれら設計情報、パラメータ
情報、動作プログラム、動作状態を表す情報を出し入れ
することができ、情報伝送手段1を介してその情報はや
り取りされ、前述するようなメンテナンスが行われる。
【0023】生産設備2は放電加工機、レーザ加工機3
6など単体の加工機であっても良く、動作中の稼動状
態、作業者への指示、消耗品の交換時期の通知、機械の
調子を表す情報、作業の進捗報告、加工条件の情報、加
工プログラムなどの情報が情報伝送手段1を介してやり
取りされる。この結果、加工機の製造元が、加工機の加
工条件を研究開発し続けた場合、加工機を購入したユー
ザが製造元と情報通信することで最新の最適な加工条件
を使用して加工に供することができる。また、加工機の
各部の異常振動、モータ電流値、主軸位置、電源の動作
状態などからフィルターなどの消耗品の消耗具合、モー
タと減速装置、本体そのものの異常などを検知し通報す
ることを行う。また、加工機のコントローラ37の変数
領域を読み出すことで加工機の動作回数から生産個数を
計算し遠隔地から管理する。さらに、加工プログラムの
入れ替え、コントローラ37のファームウェアの入れ替
えを遠隔地から行うものである。また、作業者が作業指
示を遠隔地から受けつつ、その作業を終えたときにコン
トローラ画面から作業終了の旨、情報通信して発信する
ことで遠隔地から加工機の状態を得ることと、この作業
者の通報を受け取って、作業進捗を管理し、故障状態に
あった場合にはそのダウンタイム、復帰に寄与した操作
などを蓄積管理することを行う。
【0024】生産設備2がいわゆるプラントである場合
には、情報通信の対象となるデータはプラント内の原料
の流量、製品の流量などになる。生産設備2が食品製造
プラント38であった場合には、仕向け地の気象情報、
売れ行き情報を見て製造内容と生産個数を決め、出荷の
際にどの製品をどれだけの個数で組み合わせてトラック
などの物流手段に積み込むかを決めるように動作する。
すなわち、情報伝送手段1を用いて、そのような意思決
定支援に必要な情報を得て、その上で先に述べた決める
べき内容を人間が意思決定するが、生産設備2はコント
ローラ39によりその決定結果に従った生産をするよう
動作する。
【0025】生産設備2が生産動作するに当り、ある種
の計算機により相当量の演算を行った結果の情報を必要
とする場合がある。これは例えば、原材料を切削加工す
るためのNCプログラムが必要になる場合にこれをCA
DやCAMソフトウェアを用いて生成することを行う場
合である。あるいは事前に切削シミュレーションを行っ
てCADやCAMの生成した加工プログラムで所望する
形状精度、表面粗さを得ることができるか判断する場合
がある。この場合には情報伝送手段1を用いて所望する
形状情報を遠隔地に送り、同時に生産設備2の能力や機
能に関する情報を遠隔地に送り、遠隔地に置いた高速計
算機にて上記シミュレーションの実行、加工プログラム
の生成、加工モデルによる加工条件の生成や、データベ
ースからの情報検索を行い、その結果を、情報伝送手段
1を介して生産設備2に情報を伝達し、所望する生産を
続行することを行う。
【0026】次に情報収集端末3について、図4により
説明する。先の生産設備2のうち情報伝送手段1と直接
つながることができないものがある。旧式な機械でコン
トローラに適切なデータ接続手段がない場合や、ある種
の製品でデータポートは持つものの、そのデータポート
による情報の引き出し方が一般には公開されていない場
合などである。また、情報伝送手段1とそのデータポー
トが、信号電圧が違うなどの理由により物理的に直結不
能である場合などである。こういうときに情報収集端末
3は例えばパラレル入出力40とEthernet41
を持つことで物理的に情報伝送手段1と生産設備2をつ
なぐ役目を果たす。パラレル入出力40とEthern
et41の受け渡しは動作プログラムを記述することで
実現するコンピュータそのものである。情報伝送手段1
側へのインタフェースは例えばEthernetなどの
LAN接続、アナログ公衆回線、デジタル公衆回線、携
帯電話、PHS、パケット通信端末などの広域ネットワ
ークに接続するための構成を取るものであり、これらへ
のソフトウェアとしてのプロトコルスタック(TCP/
IP:transmission control p
rotocol/internet protocol
やPPP:point−to−pointprotoc
olなど)を構成要素としている。また、生産設備2と
接続するためのパラレル入出力、RS232CやUSB
(Universal Serial Bus)などシ
リアル入出力、赤外線、無線LANなどリアルタイム性
のあるネットワーク、などへのインタフェースを備え
る。また、それらインタフェースを用いるためのソフト
ウェアプロトコルスタックを備える。情報収集端末3は
単一の物理メディアの変換を行うだけのものであった
り、複数の物理インタフェースを備え、あらかじめ格納
しておいた、入れ替え可能な所定のプログラムシーケン
スに基づいて、情報を加工しながら物理メディアの変換
を行う機能を備えたものの場合もある。さらに最後に述
べた形態に加え、数字文字図形情報を表示し、使用者か
らのキーボードやボタン入力を受け付けるような表示手
段42、入力手段43を備える場合もあり、後述する情
報端末5と似た構成となる。
【0027】ポータルサーバ4について、図5により動
作を説明する。生産設備2からの例えば故障状態の通知
を、情報伝送手段1を介して受け取るよう構成されてい
る。このとき、届けられた故障状態の通知だけでは生産
設備2に何が起きているのか判らない場合はさらに詳し
い故障情報を取り出すため生産設備2に対して、詳しい
状況の問い合わせを送り通信を続けることができる。ま
た、ポータルサーバ4では、故障状態の通知を受け取る
と、その故障の修復に必要な手配を試みるソフトウェア
44が起動される。このときの手配とは故障状態を修復
するための資材と人材を集めてあるサービス部隊への情
報伝送45である。サービス部隊は必ずしも同じ会社組
織とは限らず、提携先の別会社であったりもする。故障
の修理、消耗品の交換の場合には部品が必要となること
もあり、製造部門への連絡46、部品メーカ、消耗品メ
ーカ、工具メーカへの発注47もこの情報伝送にあた
る。情報の伝達は情報伝送手段1を介しており、必要に
応じて通信内容の暗号化が行われ、通信相手が意図した
相手かどうか認証が行われ、さらには情報を送ること、
受け取ることに対する対価が計算されることは図2に示
すとおりである。例えばサービス部隊への仕事の斡旋情
報は課金の対象となるし、有用な修理手段に関する情報
は対価を支払う価値があるからである。なお全世界に配
置している複数の生産設備2からの故障個所に関する情
報を蓄積しておくようポータルサーバ4を構成すること
ができる。この故障個所に関する情報の蓄積・分析手段
48により、この蓄積された情報を時々分析して、故障
個所と原因のランキングを出しておき、新しい製品の設
計を行う際にこの情報を元に、故障の少ない設計を行っ
たりすることができる。部品メーカにとってもどのよう
な部品が多く使用されているかの観点からこのような蓄
積された情報49は自社の生産計画の戦略情報として活
用し得るので対価を支払う価値のある情報である。
【0028】さらに、前述のごとくCAD/CAMソフ
トウェア、シミュレータの使用要求があった場合にこれ
に応えてポータルサーバ4のソフトウェア50の時間貸
しを行う場合もある。この場合には図6に示すように、
生産設備2や情報端末5からシミュレーションのための
パラメータの伝達が行われ、これに基づいた演算をポー
タルサイト4に接続されたアプリケーションサービスサ
ーバ8に設けられたシミュレータソフト51で行い、そ
の演算結果を、情報伝送手段1を用いて生産設備2もし
くは情報端末5に伝達するものである。情報伝送手段1
では図2に示す方法により適切な課金情報を記録保持す
ることができる。
【0029】また、図7に示すように、自社製品に関す
る製品情報52、設計情報53をポータルサイト4に蓄
積しておき、これから製品を購入して生産設備2を新設
する顧客54に対して、通常のカタログから得られる以
上の量と質の製品情報を提供することもできる。このと
きには、一つの企業の製品だけではなく、関連する同業
他社の製品群も機能比較、価格比較55できるようにし
て情報提供するよう構成することもできる。また、購入
する予定の製品を仮想的に組み立てて動作させるシミュ
レーション56を行い、購入する価値があるかどうかの
検討を行わせることもできる。
【0030】さらに、図8に示すように、生産、加工に
関する優良な情報や加工条件、優良なプログラム57を
顧客54が持っている場合にはポータルサイト4側がこ
れを買い取って再販売するように構成することもでき
る。この場合にはポータルサイト4は情報伝送手段1を
介してそれらの情報を受け取り、課金情報を記録する。
この場合には顧客54に対してポータルサイト4の運営
者が代金を支払うという意味での課金である。受け取っ
た情報58は適当な値段がつけられ、一覧表画面に表示
され第3者が買い取るのを待つ。購入希望者は情報伝送
手段1を受け取り、自分の生産設備2に情報を受け取る
か情報端末5に情報を表示する。この際情報伝送手段1
にて課金情報が記録され、ポータルサイト4の運営者は
この第3者と金銭の精算を行う。
【0031】情報端末5は、本発明の様々な場面で利用
されるものであり、通常のパソコン端末が用いられる。
例えば、加工組み立て作業現場に設置された情報端末5
は作業者に対して作業内容の指示を表示したり、作業進
捗の入力を行うように動作する。またポータルサイト4
と情報をやり取りし、ポータルサイト4で提供されるサ
ービスを選択して、そのサービスを購入し、サービスを
享受するために用いられる。
【0032】近年企業間の取引を電子的に行うことが一
般的になりつつある。この場合にこの電子商取引目的専
用の調達サーバ6を設けることができる。調達サーバ6
同士、調達サーバ6とそれ以外のサーバは情報伝送手段
1とポータルサイト4とを介してXML形式の情報を交
換することができる。
【0033】製造サーバ7は製造現場のシーケンサ24
などのコントローラに動作指示を出したり進捗情報を回
収管理する目的で設けられていることがあるし、生産ラ
イン内のいわゆるワークフロー管理を司る場合がある。
また、生産ラインの負荷の平準化、最適な設備運用を目
的とするスケジューラ機能を備える場合もある。
【0034】アプリケーションサービスサーバ8は、図
9に示すようにアプリケーションソフトウェア59と高
速計算機大容量演算部60で構成され、CAD/CAM
ソフトやシミュレータ、分析アプリケーションなどを顧
客に提供するものである。これらのアプリケーション以
外にも、加工組み立て現場のワークフロー管理、資材調
達管理、設計支援ツール類、電子商取引ソフト、帳票管
理ソフト、事務処理系ソフト、スケジュール管理など、
様々なアプリケーションソフト類の提供をすることもで
きる。さらに、WWWサーバやFTPサーバ、ファイル
サーバ、データベースなどの機能を、顧客に対して提供
することもできる。さらにこれらのサーバ機能を組み合
わせて情報伝送手段1を用いて、顧客が顧客の顧客に対
してサービスを提供するための道具立てとしてレンタル
やリースなどをすることもできる。
【0035】サードパーティサーバ9は、これまで述べ
てきた機能を用いて構成される基本的なものとは無関係
な第3者の運営するサーバもしくはサーバ群の組み合わ
せのことを指しており、その中身の構成は、上述したよ
うな個々のサーバ類を組み合わせて構成され、様々な構
成をとることができる。これらのサードパーティサーバ
9も情報伝送手段1を介してポータルサイト4に接続さ
れ、ポータルサイト4と情報のやり取りを行い、ポータ
ルサイト4で提供されるサービスを選択して、そのサー
ビスを購入し、サービスを享受することができる。ま
た、提供可能なサービスや情報をポータルサイト4に登
録しておき、これを課金手段10を用いて有償で提供す
ることができる。
【0036】さて、これまで述べてきたような構成要件
を用いて生産設備2の予防保全サービスを行うことがで
きるので、これについて説明する。この場合の生産シス
テムは、生産設備2の存在する地点と、ポータルサイト
4の存在する地点の2地点があり、この2地点間を情報
伝送手段1にて接続した構成となる。生産設備2では、
図10に示すように、故障状態、もしくは消耗品の消耗
状態、もしくは稼動状態を表す数値情報61〜63を常
時取得するソフトウェアが実行されている。このソフト
ウェアでは、各状態を表す数値情報そのものか、もしく
は一つ以上の数値情報から所定の演算処理64を行った
結果の数値情報と、あらかじめ定められた基準値との比
較65が一定周期で行われ、現在の生産設備2の状態
が、基準値を逸脱した場合に、異常と判断されるし、基
準値内の場合には正常と判断される。異常と判断した場
合にはその次の動作を行うのであるが、正常と判断した
場合にも、その次の動作を行うかどうかはあらかじめ定
めておくことができる。異常と判断された場合には情報
伝送手段1を介してポータルサイト4に対し、異常が発
生している事実のみ、もしくはその事実に加え、どのよ
うな原因で異常と判断したかという情報が送られる。あ
るいは、正常と判断した場合に、正常である旨ポータル
サイト4に情報を転送するよう構成することもできる。
正常、異常の報告は両方とも行っても良いし、片方だけ
行っても良い。新しく発生した異常に関する初めての情
報伝送を、ここでは初動通知と呼ぶことにする。
【0037】以下、図11に基づき、生産設備2および
ポータルサイト4での動作を説明する。なお、ここでは
異常と判断したときに、その次の動作を行う場合につい
て説明する。ここで一口に「異常と判断」と記したが、
これは常時基準値と比較している数値情報が基準を外れ
たということであり、それが直ちに生産設備2の異常を
表している場合もあるし、単に消耗品の使用期限が迫っ
ていることを示している場合もある。また、何らかの故
障状態の予兆現象が現れており、近々本格的に故障が起
きる可能性を示唆している場合もある。また、突発的な
現象や事故により一時的に異常な状態に陥っている場合
であるかもしれない。まず、ステップST1では生産設
備2があらかじめ定められた情報、例えばあるセンサか
ら読み取った値を、所定の閾値と比較している。もし閾
値を越えている場合には異常と判断してステップST2
に進み、ポータルサイト4に初動通知を行う。一方、ポ
ータルサイト4ではステップST3にて、通知の来るの
を待っている。数値情報の異常発生の通知を受け取った
とき、ステップST4に進む。この初動通知を受けた
後、ポータルサイト4がどのように動作するかは生産設
備2の所有者とポータルサイト4の運営者とで契約した
サービス提供内容に応じた動作が行われるのであるが、
例えば、何らかの異常が起きたことは判ったとして、ポ
ータルサイト4から故障状態をより詳しく知る必要があ
る場合がある。その判断はオペレータが行うこともある
し、ポータルサイト4で自動的に判断される場合もある
(ステップST4)。この場合には、状態を詳しく問い
合わせる追加問合わせ指令が情報伝送手段1を介して生
産設備2に伝えられる(ステップST5)。生産設備2
では伝達されてきたこの指令にしたがって(ステップS
T6)、いくつかの数値情報、すなわちより詳しい生産
設備2自身の状態を取得し(ステップST7)、ポータ
ルサイト4に送り返す(ステップST8)ことになる。
ポータルサイト4ではステップST5にて、より詳しい
情報を見て正常か故障かの判断を行い(ステップST
9)、正常であればステップST3に戻るし、故障であ
ればステップST10にて修復処置を行う。修復処置に
は様々な方法があるが、図5に示すように、故障修復ソ
フトウェア44が修正プログラムを生産設備2に転送す
ることもあるし、サービス部隊へ連絡45し、現地にメ
ンテナンス員を派遣する手配を行ったり、部品を製造し
たり、発注したりすることもある。このとき、メンテナ
ンス員が提携関係にある他社の人間を手配したり、部品
も他社から購入する場合には、ポータルサイト4は調達
サーバ6と通信することになる。また、先に述べた故障
か正常かの判断(ステップST9)で、なんらかのシミ
ュレーションを行うと良い場合には、図6に示すよう
に、所望するシミュレータを保持しているアプリケーシ
ョンサービスサーバ8と通信することになる。また、部
品を製造する場合には製造サーバ7と通信することにな
る。なお、生産設備2を保有する企業とポータルサイト
4を所有する企業との間には保守契約が結ばれるのが通
例であり、その際、情報伝送手段1に備わる認証手段1
2を用いることで双方で契約相手と通信しているかどう
かの判断を行うことができ、関係の無い第3者に無断で
サービスを使用されたり、間違えて第3者にメンテナン
スを依頼してしまうことを避けることができる。また、
契約の内容によるが、故障原因診断1回に付きいくら、
という契約の場合には情報伝送手段1に備わる課金手段
10を用いて課金情報を集計しておき、後で精算するこ
とになる。通信をしている内容が第3者に盗聴されたり
改竄されたりすることを防ぐ必要がある場合には暗号化
手段11を用いて通信する情報の一部か全部を保護する
ことにすれば良い。また、メンテナンス員の出動斡旋を
他社に行うのであれば、他社から斡旋手数料に相当する
情報を情報伝送手段1の課金手段10に蓄積しておけば
良いし、出動依頼を行う場合にも同様に支払い情報を課
金手段10に蓄積することになる。また、部品を他社か
ら購入する場合も決済情報が情報伝送手段1を介して交
換されることになる。以上の如く動作することで、図1
に示す生産システムにて予防保全サービスを展開するこ
とができる。なお、生産設備2から自動的に発報する例
について説明しているが、ポータルサイト4側から生産
設備2の状態の問い合わせを定期的に行い、得られた生
産設備2の状態をポータルサイト4側にて異常か正常か
の判断をするように構成することもでき、同様の効果を
奏する。また、生産設備2から自動的に発報する方法で
はなく、生産設備2の不具合に気付いた作業者が手動で
ポータルサイト4側に発報を行う構成としても良い。
【0038】次に生産改善サービスを提供する例につい
て説明する。まず、生産ラインの生産性が低いときに、
これを改善するシステムについて述べる。生産性を改善
するためには、生産ラインで何が起きているのかをビジ
ブル化するのが改善の第一歩である。これには生産ライ
ンの稼動状態を表す情報を取り出せば良い。以下に情報
の取り出し口を列挙する。なお、取り出された情報はポ
ータルサーバ4に集めて蓄積し、解析を行うのである。
図1において、生産設備2から直接、または生産設備を
制御している製造サーバ7から、あるいは生産設備2か
ら直接情報を取り出せないときには情報収集端末3から
情報を取り出す。さらに、作業者からの報告も会わせて
解析することが有効な場合があるので、その場合には、
情報端末5からも情報をポータルサーバ4に取り込むこ
とにする。取り出された情報はポータルサーバ4内で、
あるいはポータルサーバ4のみで解析できないときには
アプリケーションサービスサーバ8を用いて、もしくは
サードパーティサーバ9を用いて解析を行う。解析結果
は、ポータルサーバ4もしくは情報端末5、もしくは生
産設備2、もしくは製造サーバ7にてグラフ化、図形
化、数値化されて表示される。また、ビジブル化したい
事象が物流がらみ、資材調達がらみの場合には調達サー
バ6、物流サーバ10から情報を取り出し、その解析結
果を調達サーバ6、物流サーバ10でもグラフ化、図形
化、数値化されて表示されることになる。このようなシ
ステムを構成したとき、生産設備2が顧客工場に配置さ
れ、ポータルサーバ4が自社内のサービスセンタに配置
され、情報伝送手段1が顧客工場の生産設備2とポータ
ルサーバ4をつなぐ構成を取ることで生産改善サービス
事業を展開できる。この例では情報伝送を行うときに課
金手段10で課金情報を積算することができ、これをも
とに自社と顧客の間で例えば毎月生産を行うよう運用す
ることができる。情報伝送されるということは、生産改
善サービスの提供であり、このサービスの提供に対し適
当な対価を得ることができる。ポータルサーバ4を自社
内のサービスセンタに配置する場合について説明した
が、ポータルサーバ4は情報伝送手段1にてアクセス可
能であれば、社外においても同様の効果を奏するし、い
わゆるデータセンタと呼ばれる事業者のサイトにおけば
ハードウェア的には安定したサーバを利用でき、サービ
スの信頼性が増す効果がある。また、生産設備2、ポー
タルサーバ4、情報収集端末3、情報端末5を全て顧客
工場内で動作させる構成も可能である。この場合はポー
タルサーバ4、情報収集端末3、情報端末5の各動作時
間や、各情報伝送手段1における情報伝送量をもって課
金情報とし、これを課金手段10に積算しておき、顧客
工場から回収する際、料金を精算するようにも構成でき
る。また、ポータルサーバ4からこのような課金情報
を、自社内の情報端末5もしくはポータルサーバ4に対
して情報伝送するよう構成することで課金情報を自社内
で積算することができる。生産改善サービスの他の展開
例として、図12に示すようにポータルサーバ4に、顧
客工場内の製造オーダ管理ソフトウェア66を格納する
ことができる。この場合には、顧客54が情報端末5を
用いて現場に出す作業指示を製造オーダごとに作成入力
作業を行い、製造現場に有る生産設備2の表示装置、情
報端末5では作業者が作業すべき内容が表示される。同
時に生産設備2においてそのオーダを処理する際に必要
な加工条件、加工プログラムも情報伝送手段1を介して
送ることができる。作業の途中経過と作業終了情報は先
の作業表示が行われる装置に対して作業者が進捗報告す
ることもできるし、生産設備2から、あるいは情報収集
端末3から、作業の進捗を代表する情報がポータルサー
バ4に集められる。この結果、ポータルサーバ4に対し
て情報伝送手段1を介してアクセス可能な情報端末5、
生産設備2、他のポータルサーバ4、サードパーティサ
ーバ9は、工場内の進捗管理を閲覧することができる。
この例でも、課金に関しては先に述べたように、ポータ
ルサーバ4を自社内で運用し顧客の使用量や時間に応じ
て生産することもできるし、全ての設備を顧客に提供し
て課金することもできる。
【0039】次に生産システムの立ち上げ支援サービス
について、図13により説明する。生産設備2を設計す
る際、どのような構成のシーケンサ、サーボアンプ、サ
ーボモータ、制御器、搬送機、ロボットなどを、どのよ
うに組み合わせると自分の作成したい生産設備2が完成
するかは、時として非常に困難な作業となる。というの
は、適切に選んだはずのそれらを組み合わせても生産設
備2として、所望する動作をさせることができずに設計
段階に戻ったり、ロボット固定ボルトの穴あけのやり直
し、ハードウェアの手直しなどが必要になることがあ
る。またケーブル類の発注ミス、必要スペックの見積り
ミスなどが起きることがある。モータが容量不足である
ことが現場でわかった場合などがこれに相当する。この
ような立ち上げ支援サービスの要求に応えるため、ポー
タルサーバ4にて設計に関する情報53を蓄積し、設計
者67の情報端末5に対して必要な情報を供給する。情
報端末5はWWWブラウザソフトウェアを実行する。そ
して、ポータルサーバ4のURLを指定し、その後トッ
プ画面が表示されたら、必要なメニューを選択してい
き、所望する情報にたどりつく。もしくはポータルサー
バ4内に蓄積された情報53を、条件検索するメニュー
を選択し、検索条件入力画面が現れたら検索条件を入力
し、必要な情報の所在を列挙した検索結果ページが表示
されるのを待つ。表示されたら所望する情報の在るペー
ジに移動する。なお、様々な会社の製品を使用して生産
設備2を設計することが通常である。この場合を想定
し、ポータルサーバ4は関係の在る各社の製品に関する
情報を蓄積しておいたり、サードパーティサーバ9に蓄
積された情報68のリンクを蓄積したりする。検索もこ
れで可能になる。この場合に、サードパーティサーバ9
からポータルサーバ4を経由して情報端末5を情報を伝
送することができる。このとき、情報伝送手段1はサー
ドパーティサーバ9に対する課金情報を積算しておき、
後日サードパーティサーバ9を運営する企業と情報斡旋
料の決済を行うことができる。サードパーティサーバ9
から情報端末5に情報が直送される場合でも、いったん
はポータルサーバ4と情報端末5は通信しており、情報
端末5に対してサードパーティサーバ9へのリンク情報
を伝送した時点で課金情報を積算することもできるし、
サードパーティサーバ9にて情報端末5のアクセスを検
知した場合に、その直前にはどこのサーバにアクセスし
ていたかの情報をもとに(WWWであれば普通はこの情
報を簡単にえることができる)、課金情報を積算してお
き、後日ポータルサーバ4を運営する企業と情報斡旋料
の決済を行うことができる。設計後に所望する動きを行
うかどうかを、アプリケーションサービスサーバ8に搭
載されたシミュレータ51を用いてシミュレーションを
行い、その結果を情報端末5に伝送することもできる。
シミュレーションに必要な情報は各社の運営するサード
パーティサーバ9から得ることができる。シミュレータ
の使用回数、シミュレーションに要したCPUタイムか
ら課金情報を計算し、積算しておくことができるので、
やはり後日精算することができる。
【0040】次に、加工情報流通サービスについて、図
14により説明する。加工条件、加工マクロ、加工プロ
グラム、加工方法に関するノウハウ、助言69などをポ
ータルサーバ4にて蓄積しておき、情報端末5から閲覧
する構成を取る。閲覧に際し、あらかじめ情報端末5の
所有者とポータルサーバ4の所有者70の間で使用契約
を交わしておき、情報端末5からのアクセスの際に、ポ
ータルサーバ4にて相手方を認証し、使用契約を交わし
た相手かどうかでアクセスを拒否したり許可したりでき
る。また、あらかじめ契約を交わさない場合にも、アク
セスと情報の閲覧、ダウンロードは自由であるが、自分
の問題を解決することができたり、役に立ったと情報端
末5でその情報を閲覧したオペレータが感じた場合に、
課金情報を情報端末5からポータルサーバ4に送るよう
に構成することもできる。課金情報はやり取りせず、別
の送金手段をとっても良い。加工条件、加工マクロ、加
工プログラム、加工方法に関するノウハウ、助言69な
どを情報端末5から入力し、ポータルサーバ4に追加蓄
積することで、ノウハウ類の買い取りができる。入力さ
れたとき、ただちに入力者が金銭を得るように課金情報
をやり取りすることもできるし、入力者が第3者から金
銭を受け取ることにしている場合にはポータルサーバ4
にて情報を預かる預かり料を入力者から受け取ったり、
入力者と第3者で金銭を受け取る契約が成立したときに
はじめて仲介料をポータルサーバ4の運営者が得るよう
構成することもできる。なお、ポータルサーバ4に蓄積
された加工条件、加工マクロ、加工プログラムは、情報
端末5を経由せず、直接生産設備2や情報収集端末3に
送られることもある。
【0041】次に物流トラッキングサービスについて、
図15により説明する。生産に関するシステムであるの
で、原材料、部品などの入着情報、製品の納品情報を、
購入先製品倉庫から搬送中の道路上、自社納品倉庫、自
社出荷ヤード、顧客納品倉庫にわたるまでの物流トラッ
キング情報を得ることで生産リードタイムを削減するこ
とができる。物流を行うトラック71に情報収集端末3
を搭載し、現在位置、現在搬送中の部品や原材料、製品
情報72をポータルサーバ4に、情報伝送手段1を介し
て送り込み、情報端末5にてこの情報を閲覧し、製造サ
ーバ7が生産スケジューリングにこの情報を利用するよ
う生産装置を構成することで物流トラッキングサービス
が実現できる。
【0042】次にサンプル加工流通サービスについて、
図16により説明する。放電加工においてはサンプル加
工と呼ばれる加工作業が有る。これは、顧客54から放
電加工機購入前の性能検討として、顧客が通常行う加工
か、これから行いたい加工かを、放電加工機メーカ数社
に競わせる場合である。また、放電加工機製品を購入
後、いままでやったことのない加工を行いたいときに、
加工機メーカに加工法を相談するといった場合である。
この場合は生産設備2が放電加工機に当たる。このと
き、顧客にとって新しくても、加工機メーカにとっては
過去に行ったことのある加工である場合や、別の顧客に
とっては得意な加工であったりする場合がある。このた
め、ポータルサーバ4に、このようなサンプル加工に関
する情報73を蓄積し、情報端末5から検索、閲覧する
よう構成する。これで顧客は所望の加工を発見すれば加
工を行うことができる。また、顧客が、自分の得意な加
工法を、情報端末5を用いて情報入力することで、ポー
タルサーバ4に蓄積するよう構成することで、他の顧客
に使ってもらえるようになる。これらの構成において情
報の伝達は情報伝送手段1を用いるので、相手を特定し
ながら課金情報を積算することができる。したがって、
加工法をダウンロードして有効な加工ができた顧客54
は、対価をその加工法の提供者に支払う。ポータルサー
バ運営者は課金情報の授受の際に手数料の名目で対価を
取ることができるし、加工方法提供の場所代を取ること
もできる。このとき加工方法とは、加工ワーク材質、加
工電極材質、加工精度、表面粗さ、加工条件、加工マク
ロあるいは加工プログラム、図面情報などから構成され
る電子情報である。上記構成では情報端末5を用いてポ
ータルサーバ4にアクセスする構成としていたが、生産
設備2からポータルサーバ4にアクセスしても良い。ポ
ータルサーバ4に蓄積する内容は、複数の放電加工機メ
ーカの製品に関するものであっても同様に動作できる。
各放電加工機メーカの加工方法を集めたポータルサイト
4を情報伝送手段1で結ぶと、各ポータルサイト4を横
断的に検索できるようになる。
【0043】次に製造仲介斡旋ブローカサービスについ
て、図17により説明する。ポータルサーバ4にて、加
工、製造を受注したい業者74が、広告情報75を蓄積
することができる。その際、その業者の仕事の込み具
合、すなわち納期に関する情報を、その業者の製造サー
バ7や情報収集端末3から得ることもできる。また、発
注業者76はポータルサーバ4に発注したい内容を注文
情報77として登録しておくことができる。この結果、
発注したい業者76と受注したい業者74の引き合わせ
がポータルサーバ4の上で行われる。ポータルサーバ4
を運営する業者は情報伝送手段1を用いているので、特
定の相手に課金することができ、仲介斡旋手数料を得る
ことができる。
【0044】次に2地点以上のコンサルタントサービス
について説明する。2地点以上の遠隔地に顧客が散在し
つつ、顧客同士は相談しながら商品購入を行いたい場合
がある。各顧客はそれぞれ情報端末5を用いてポータル
サーバ4にアクセスする。ポータルサーバ4の運営者も
自分の情報端末5を用いて、各顧客との相互連絡と、各
顧客に同時に同じ情報を提供する指令をポータルサーバ
4に与える。各顧客は、情報端末5で直接お互いと意思
疎通できる。
【0045】顧客データ分析サービスについて、図18
により説明する。顧客54が生産を行う際、現場では不
可解な現象が起きるときがある。あるいは、何らかの条
件を最適に追い込んだ加工を行いたいとの要求がある。
この目的で生産設備2の動作状態を生産設備2内に、も
しくは情報収集端末3にて収集し、ポータルサーバ4に
送る。ポータルサーバ4では送られた不可解現象情報7
8、あるいは最適追い込み加工条件情報79を、アプリ
ケーションサービスサーバ8やサードパーティサーバ9
を用いて分析し、分析結果を顧客の生産設備2や情報端
末5に送ったり、あるいはそれらから閲覧可能な場所に
置いたりする。同時に情報伝送手段1を用いて顧客に対
して課金情報を積算する。
【0046】次にコンビニエンスファクトリサービスに
ついて、図19により説明する。電子回路とソフトウェ
アと筐体で構成される製品を製造する際(ステップST
11)、それを欲する顧客が情報端末5を用いて、ポー
タルサーバ4にアクセスする(ステップST12)。顧
客はポータルサーバ4から提示されるメニューを選択し
(ステップST13)、所望する製品の仕様を決定する
(ステップST14)。仕様決定後、代金支払いに関す
る手続きと、製品受け取り場所の指定を行う(ステップ
ST15)。次にポータルサーバ4から、顧客の指定し
た場所に近い位置に有る複数の生産設備2に対して製品
仕様と製造に関する情報を伝送する(ステップST1
6)。ここで、製品仕様と製造に関する情報とは、電子
回路図電子情報、電子回路で動作させるファームウェ
ア、オペレーティングシステム、アプリケーションソフ
トウェアに関する電子情報、筐体を切削加工する切削プ
ログラム、色を塗る色指定などの情報である。電子回路
情報は、CPLD(complex programm
able logic device)などチップ内結
線状態のプログラミング可能なICに与えられる。生産
設備2はICのプログラミング装置である。ソフトウェ
ア類は、EEPROMやフラッシュメモリ、HDDなど
に記録される。筐体切削情報は、切削加工機からなる生
産設備2にて使用されることになる。最終的に完成した
製品を顧客が受け取りに行き、対価を支払うことにな
る。このような切削加工機、ROM焼き器、CPLD焼
き器、などの生産設備群を保有し、情報伝送手段1を用
いてポータルサーバ4と通信するようなコンビニエンス
ファクトリを構成することができる。
【0047】実施の形態2.実施の形態2は、遠隔地に
在る生産設備2のモニタリングや、メンテナンスを行う
ことを目的としたものである。図20は、遠隔地A地点
にある工場内の生産設備2とB地点にあるポータルサイ
ト4とが情報伝送手段1によって、電子メールにて通信
している状態を表している。電子メールは文を複数含ん
だ文章を、所望する相手方を指定し、相手方に文章ごと
に転送するメッセージング手段である。このとき、ポー
タルサイト4側からモニタリングをしたいとする。ポー
タルサイト4では、生産設備2の、モニタリングしたい
情報、例えば現在時刻の瞬間における機械座標値Xを知
りたいとする。この場合、ポータルサイト4側は、 From:ポータルサーバ4 To:生産設備2 Subject:モニタリング指令 Message−ID:<394DE43B.901E
4@po−tarusaito4> <情報名項>機械座標X</情報名項> <情報の記録の開始時刻>NOW</情報の記録の開始
時刻項> <情報の記録の終了時刻>NOW</情報の記録の終了
時刻項> <送り出し開始条件>NOW</送り出し開始条件> <通信方式>電子メールで返信</通信方式> というような電子メールを生産設備2宛に送信する。こ
れを受信した生産設備2は機械座標Xをただちに読み出
して、読み出した値をメール本文中に記載し、ポータル
サーバ4に返信メールを送り返す。これで一連の動作が
終了する。ここで、 To:ポータルサーバ4 From:生産設備2 Subject:Re:モニタリング指令 Reference:<394DE43B.901E4
@po−tarusaito4> <情報名項>機械座標X</情報名項> <値>123.456</値> というのが生産設備2からポータルサイト4側に送り返
される返信メールである。この例に示すように、送信す
る電子メールのいわゆるヘッダ部分、もしくは本文中の
いずれかに Message−ID:電子メール毎の固有ID番号 などと、電子メールごとに区別するID番号を割り付
け、これに対する返信メールには Reference:先のメールにつけられていた電子
メール毎の固有ID番号 というデータを附加することは、問い合わせとそれに対
する返答の組み合わせを識別する上で有用である。な
お、電子メールの例で示した如く、<値>123.45
6</値>というような項が結果の値を表しており、値
は123.456であることを記している。指令につい
ても<情報名項>機械座標X</情報名項>という項で
は、機械座標Xと呼ばれる情報名を指定する項である。
その他にも、情報名項、情報の記録の開始時刻項、情報
の記録の終了時刻項、情報の記録の時間間隔項、情報の
記録の繰り返し回数項、生産装置内の記録領域名の指定
項、前記記録領域へ記録することの指示項、記録開始条
件項、送り出し開始条件項、指定された情報を得るため
の通信方式かプロトコルを指定する項、値を表す項、を
組み合わせることで所望する生産設備の所望する情報
を、ポータルサーバ4は得ることができる。また、指定
された情報を送るための通信方式かプロトコルを指定す
る項においては、「返信を電子メールで、差出アドレス
に対して送り返せ」、「返信を電子メールで、指定され
たアドレスに対して送り返せ」、「返信を、指定するF
TPサーバに送信せよ」、「返信を、指定するWWWサ
ーバにGETメソッド、PUTメソッドなどで送信せ
よ」、「返信を、指定するIPアドレスもしくはホスト
名のポート番号何番に、何と言うプロトコルで送信せ
よ」、「返信は、生産設備側のFTPサーバの、指定す
るパスに置け」、「返信は、生産設備側のWWWサーバ
の、指定するパスに置け」、「返信は、生産設備側の独
自サーバの、指定するパスに置け」、「返信が用意でき
たら、用意できた旨、指定する方式で知らせろ」、「返
信を送信する方法を、発信側とネゴシエーションせよ」
などの指令文が、ひとつ、もしくは複数指定することが
できるものとする。これらを指定しなかった場合の暗黙
の動作も、あらかじめ定めておく。例えば、返信方法に
指定がなければ電子メールで発信アドレスに送ることに
してある。
【0048】実施の形態3.図21は実施の形態3を示
す電子的生産システムの構成図である。図中、2は生産
設備、80は電子メール送受信可能な携帯電話、4はポ
ータルサーバである。この実施の携帯3では情報伝送手
段1に携帯電話80の電子メール機能を使用するもので
ある。図中、生産設備2とポータルサーバ4が1台づつ
ある場合の例を説明している。生産設備2には携帯電話
80が接続されている。ポータルサーバ4側は公衆網8
1からの専用線と、携帯電話80と、インターネット8
2が接続されているが、電子メールのやり取りができれ
ばこれら3つのうちどれか一つがあれば良い。このと
き、顧客工場にある生産設備2と接続している携帯電話
80は電子メールの着信を待っている。一方、ポータル
サーバ4は生産設備2に対して、本文中、もしくは件名
のフィールドに「正常か、異常かを問う指令を表す指令
文を記した電子メール」を、生産設備2に対して、周期
的に、もしくはポータルサーバ4のオペレータの指定す
るタイミングで発信する。この「正常か、異常かを問う
指令を表す指令文を記した電子メール」が生産設備2に
接続された携帯電話80に到着すると、電子メールが到
着した旨が生産設備2に伝えられる。あるいは生産設備
2は周期的に新規電子メールの到着をポーリングしてい
ても同様である。新しい電子メールが到着したことがわ
かると生産設備2は、電子メールを携帯電話80から読
み出して自分の中に取り込む。取り込みつつ、もしくは
取り込みが完了すると電子メールに記述された指令文の
解釈を行う。この例では正常か、異常かを問う指令を表
す指令文を解釈して、自身が正常動作中であるか、異常
状態に陥っているかを自己判断し、判断結果をこれから
作成する電子メール本文中に記述する。指令文には、機
械全体の動作やオーダ作業の進捗状況、生産設備2の制
御に関する変数情報など、情報伝送手段1において伝送
されるような内容のうちの一部が指令文と、指令文に対
する回答として記述される。電子メールに記載する指令
文の構造は前述に記載した内容である。記述された電子
メールは、ポータルサーバ4に対して電子メールとして
送信され、これを受け取ったポータルサーバ4は記され
た内容を見て生産設備2が正常に動作しているか、異常
動作しているかの判断を行う。異常動作をしている場合
には、しかるべき措置を取るべく動作する。お互い相手
方に電子メールを送るとき、第3者からのいたずらや誤
りメールを避けるため、電子メールデータ中に相手方を
認証するデータを持たせることが有効である。また、途
中経路における改竄を避けるために、チェックサムなど
の保護コードデータを持たせることもできる。生産設備
2はいくつかの地点に、それぞれ複数有っても良い。生
産設備2が顧客工場内に沢山あるときにはポータルサー
バ4の1台に携帯電話80を1台のみ接続し、複数の生
産設備2とは情報伝送手段1を用いて接続することでも
同様の効果を得る。
【0049】実施の形態4.図22により実施の形態4
について説明する。図中、2は生産設備、4はポータル
サーバ、9A〜9Cは複数のサードパーティサーバであ
る。このとき、生産設備2から情報転送要求を受けたポ
ータルサーバ4は、複数のサードパーティサーバ9A〜
9Cに、最終的に生産設備2に送るべき情報の部分部分
の情報転送要求を出す。このとき、情報伝送手段1は情
報伝送する相手先を識別することができる機能を持って
いる。この機能を用いてサードパーティサーバ9Aはポ
ータルサーバ4に送った情報の量もしくは伝送時間に応
じた課金情報を記録し、ポータルサーバ4に送ったこと
を記録しておく。サードパーティサーバ9B,9Cとも
同様に動作する。次にポータルサーバ4は先の課金情報
を、各サードパーティサーバ9A〜9Cより受け取り、
いくらかの自分の利潤を上乗せした課金情報を生産設備
2に対する課金として積算し、各サードパーティサーバ
から集まった情報を生産設備2に伝送する。この後、例
えば1ヶ月に一度、課金情報にもとづいて、生産設備2
とポータルサーバ4の間で決済が行われ、ポータルサー
バ4と各サードパーティサーバ9A〜9Cの間で決済が
行われる。この例では価値のある情報を送ることと引き
換えに相手に対する課金情報を積算し、相手に課金に対
する請求を行うこととしている。例えば、仕事を斡旋す
る情報を伝送する場合の斡旋料としても機能する。この
例ではサードパーティサーバ群9A〜9Cはポータルサ
ーバ4を介して生産設備2とやり取りするよう構成した
が、ポータルサーバ4を介さなくても良い。
【0050】実施の形態5.図23は実施の形態5の生
産設備の一例である。図中、1は情報伝送手段、83は
2ポートRAM、84は情報のツリーである。2ポート
RAM83は生産設備2の制御部に設けられている。複
数のCPUで生産装置の制御部が構成されており、この
例ではリアルタイム制御を司るCPUと表示機能を司る
CPUの間の通信手段として用いられている。RAMで
あるので、いわゆるメモリ番地が割り付けられており、
1番地から9番地まである。この2ポートRAM83は
制御部すなわち生産設備2の動作状態を表す情報が常に
リアルタイム制御部によって上書きされている番地があ
り、また表示部が値を変化させることでリアルタイム制
御部がこれを読み出して生産設備2の動作状態を変化さ
せる番地がある。この例では、1番地から6番地までが
リアルタイム制御部が書き込んで表示部が読み出す番
地、7,8,9番地が、表示部はそこに書き込んでリア
ルタイム制御部はこれを読み出す番地とする。次に、こ
の2ポートRAM83の情報をツリー84に配置する。
この例では、2ポートRAM83の1番地は、0.1.
1.1で指し示され、2番地は0.1.1.2で示され
る。7番地は0.2.2.1で示される。 1番地 0.1.1.1 2番地 0.1.1.2 3番地 0.1.1.3 4番地 0.1.2.1 5番地 0.1.2.2 6番地 0.1.2.3 7番地 0.2.1.1 8番地 0.2.1.2 9番地 0.2.2 となる。このとき、情報伝送手段1に対し0.1.1.
2と指定すると2番地を指定したことになるし、0.
1.2と指示すると4番地から6番地を指定したことに
なる。この表記法により指定したツリーの一部に対し書
き込むこともできるし、読み出すこともできる。これに
より、情報をツリー状に管理し、その一部を情報伝送手
段に送出する生産設備が実現する。なお、この技術は例
えばポータルサーバ4に格納する生産設備2の情報を読
み出すハイパーテキストを記述して格納するなどの利用
方法があり、そのハイパーテキスト中に、 <xml> 機械座標<textsrc=”転送プロトコル名://
生産設備ホスト名/xpointer(0.1.1.
1)”> </xml> などと利用する。このように2ポートRAM83にツリ
ーをマッピングすることで、情報伝送手段1に接続され
た上位情報系や生産管理系の計算機群と情報交換を行う
仕組みが実現でき、これを実装するのにXML関連技術
であるXpointer、Xlinkなどが使用でき
る。
【0051】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0052】生産設備とポータルサイトを情報伝送手段
を介して生産情報サービスを有料で提供することができ
るので、顧客である生産設備側は適当な対価を支払うこ
とで生産性を維持もしくは向上させることができ、生産
コストを低減できる。
【0053】また、遠隔地間を結んで生産活動を行う際
に必要となる情報の伝送方法を複数の指令文からなる制
御指令で標準化することにより、各企業の製品間で情報
交換の互換性が図れる。また、通信方式として、電子メ
ール、WWW、FTP、生ソケット、ファイル渡し、な
ど殆どの方式を使用できる。
【0054】また、価格の安い電子メールシステムを利
用することにより、長時間待ち受け状態であっても、安
価に情報通信を行うことができる。
【0055】また、色々な生産情報を保有している複数
のサービス企業がタイアップして、自分の得意領域を生
かしながら、顧客サービスを複数連動しながら進展させ
ることができるので、成長性が期待できる。
【0056】さらにまた、XMLサーバを生産設備に搭
載することにより、他の生産管理システムあるいは決済
システムなどの上位情報システムと親和性の良い生産設
備を得ることができる。
【0057】また、有用な生産情報の登録をいつでも登
録することができるとともに、必要な生産設備に対し、
いつでも必要な生産情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す電子的生産シ
ステムのブロック構成図である。
【図2】 この発明の電子的生産システムの情報伝送手
段の具体例を示すブロック構成図である。
【図3】 この発明の電子的生産システムの生産設備の
複数の具体例を示すブロック構成図である。
【図4】 この発明の電子的生産システムの情報収集端
末を示すブロック構成図である。
【図5】 この発明の電子的生産システムのポータルサ
ーバを示すブロック説明図である。
【図6】 この発明の電子的生産システムの一態様を示
すブロック説明図である。
【図7】 同じく他の態様を示すブロック説明図であ
る。
【図8】 同じく他の態様を示すブロック説明図であ
る。
【図9】 この発明の電子的生産システムのアプリケー
ションサービスサーバを示すブロック説明図である。
【図10】 この発明の電子的生産システムの生産設備
のソフトウェアを示すフローチャートである。
【図11】 この発明の電子的生産システムの生産設備
とポータルサイトの動作説明を示すフローチャートであ
る。
【図12】 この発明の電子的生産システムの生産改善
サービスを示すブロック説明図である。
【図13】 同じく立ち上げ支援サービスを示すブロッ
ク説明図である。
【図14】 同じく加工情報流通サービスを示すブロッ
ク説明図である。
【図15】 同じく物流トラッキングサービスを示すブ
ロック説明図である。
【図16】 同じくサンプル加工流通サービスを示すブ
ロック説明図である。
【図17】 同じく製造仲介斡旋サービスを示すブロッ
ク説明図である。
【図18】 同じく顧客データ分析サービスを示すブロ
ック説明図である。
【図19】 同じくコンビニエンスファクトリサービス
を示すフローチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態2を示す電子生産シ
ステムの構成図である。
【図21】 この発明の実施の形態3を示す電子生産シ
ステムの構成図である。
【図22】 この発明の実施の形態4を示す電子生産シ
ステムの構成図である。
【図23】 この発明の実施の形態5を示す生産設備の
一例である説明図である。
【符号の説明】
1 情報伝送手段、2 生産設備、3 情報収集端末、
4 ポータルサイト(ポータルサーバ)、5 情報端
末、6 調達サーバ、7 製造サーバ、8 アプリケー
ションサービスサーバ、9 サードパーティサーバ、1
0 課金手段、11 暗号化手段、12 認証手段、1
3 物流サーバ、21 ベルトコンベア、22 半田付
け装置、23 部品装着装置、24 パソコンコントロ
ーラ、25ロボット、26 ロボットコントローラ、2
7 ロボットプログラム、28ロボットモータの情報、
29 振動センサ、30 力センサ、31 専用機、3
2 サーボモータ、33 サーボアンプ、34 サーボ
コントローラ、35 放電加工機、36 レーザ加工
機、37 コントローラ、38 食品製造プラント、3
9 コントローラ、40 パラレル入出力、41 Et
hernet、42表示手段、43 入力手段、44
故障修復ソフトウェア、45 サービス部隊への連絡、
46 製造部門への連絡、47 部品・消耗品・工具メ
ーカへの発注、48 情報の蓄積・分析手段、49 故
障蓄積情報、50 CAD/CAMソフトウェア、51
シミュレータソフトウェア、52 製品情報、53
設計情報、54 顧客、55 機能・価格比較、56
仮想組立シミュレーション、57 優良プログラム、5
8 受け取り情報、59 アプリケーションソフトウェ
ア、60 高速計算機大容量演算部、61〜63 情報
取得、64 演算処理、65 比較、66 製造オーダ
管理ソフトウェア、67 設計者、68 製品設計情
報、69 加工方法等のノウハウ助言、70 所有者、
71 トラック、72 製品情報、73 サンプル加工
情報、74 加工、製造受注業者、75受注業者広告情
報、76 発注業者、77 発注業者注文情報、78
不可解現象情報、79 最適追い込み加工条件情報、8
0 携帯電話、81 公衆網、82 インターネット、
83 2ポートRAM、84 ツリー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 桜子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA05 BB07 CC02 CC21 CC31 CC36 DD01 EE05 EE23 EE56 FF03 FF04 GG03 GG04 GG06 GG07 GG10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産設備と、ポータルサイトと、生産設
    備とポータルサイトとの間を情報通信接続する情報伝送
    手段とを備え、コンピュータシステムにより生産情報の
    双方向への伝送を行う電子的生産システムにおいて、前
    記生産設備は、その稼動情報を前記ポータルサイトに伝
    送するとともに、ポータルサイトから生産に必要な情報
    の伝送を受けるものであり、前記ポータルサイトは、前
    記生産設備が必要とする生産情報を用意し、前記生産設
    備からの要求に応じて必要な情報を検索して前記生産設
    備に対してサービス情報として伝送するものであり、前
    記情報伝送手段は、一方から他方へ前記情報を伝送する
    時、他方の固有ID情報を識別する認証手段と、一方か
    ら他方へ伝送された情報量または伝送時間に応じた課金
    情報を記録する課金手段とを備えたことを特徴とする電
    子的生産システム。
  2. 【請求項2】 生産設備と、ポータルサイトと、生産設
    備とポータルサイトとの間を情報通信接続する情報伝送
    手段とを備え、コンピュータシステムにより生産情報の
    双方向への伝送を行う電子的生産システムにおいて、前
    記生産設備は、前記ポータルサイトとは離れた場所にあ
    り、稼動中の各種状態を表わす情報を取り出して前記ポ
    ータルサイトに伝送するとともに、ポータルサイトから
    生産に必要な情報の伝送を受けるものであり、前記ポー
    タルサイトは、前記生産設備が必要とする生産情報を用
    意し、前記生産設備からの要求に応じて必要な情報を検
    索して前記生産設備に対してサービス情報として伝送す
    るものであり、前記情報伝送手段は、一方から他方へ前
    記情報を伝送する時、他方の固有ID情報を識別する認
    証手段と、一方から他方へ伝送された情報量または伝送
    時間に応じた課金情報を記録する課金手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子的生産システム。
  3. 【請求項3】 情報伝送手段は、通信途中での改竄を防
    止するための暗号化手段を含むことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の電子的生産システム。
  4. 【請求項4】 生産設備と、ポータルサイトと、生産設
    備とポータルサイトとの間を情報通信接続する情報伝送
    手段とを備え、コンピュータシステムにより生産情報の
    双方向への伝送を行う電子的生産システムにおいて、前
    記生産設備は、前記ポータルサイトとは離れた場所にあ
    り、前記ポータルサイトから制御指令を受け、この制御
    指令に記された内容の情報を取り出して前記ポータルサ
    イトに伝送するものであり、前記ポータルサイトは、複
    数の指令文から構成された制御指令を作成して前記生産
    設備に伝送するものであり、前記情報伝送手段は、一方
    から他方へ前記制御指令を伝送し、他方から一方へ制御
    指令に記された内容の情報を送り出すことを特徴とする
    電子的生産システム。
  5. 【請求項5】 制御指令はスクリプト構成であり、その
    指令文は、一つまたは複数の項から構成されており、そ
    の項は、 (1)情報名項、 (2)情報の記録の開始時刻項、 (3)情報の記録の終了時刻項、 (4)情報の記録の時間間隔項、 (5)情報の記録の繰り返し回数項、 (6)生産装置内の記録領域名の指定項、 (7)前記記録領域へ記録することの指示項、 (8)記録開始条件項、 (9)送り出し開始条件項、 (10)指定された情報を送るための通信方式かプロト
    コルを指定する項、のうちのいずれかを含むことを特徴
    とする請求項4記載の電子的生産システム。
  6. 【請求項6】 情報伝送手段は、生産設備と接続した携
    帯電話を備えており、この携帯電話固有の電子メールシ
    ステムを生産設備から制御可能とし、電子メール本文中
    に生産設備とポータルサイト間の生産情報伝送要求およ
    びそれに対応する回答を記述することにより、情報通信
    を行うことを特徴とする請求項4記載の電子的生産シス
    テム。
  7. 【請求項7】 生産設備と、ポータルサイトと、生産設
    備とポータルサイトとの間を情報通信接続する情報伝送
    手段とを備え、コンピュータシステムにより生産情報の
    双方向への伝送を行う電子的生産システムにおいて、前
    記生産設備は、前記ポータルサイトから生産に必要な情
    報の伝送を受けるものであり、前記ポータルサイトは、
    第3者所有のサーバにも前記情報伝送手段を介して接続
    されており、前記生産設備からの要求に応じて第3者所
    有のサーバから必要な情報を入手して前記生産設備に対
    してサービス情報として伝送するものであり、前記情報
    伝送手段は、一方から他方へ前記情報を伝送する時、他
    方の固有ID情報を識別する認証手段と、一方から他方
    へ伝送された情報量または伝送時間に応じた課金情報を
    記録する課金手段とを備えたことを特徴とする電子的生
    産システム。
  8. 【請求項8】 情報伝送手段は、通信途中での改竄を防
    止するための暗号化手段を含むことを特徴とする請求項
    7記載の電子的生産システム。
  9. 【請求項9】 生産設備と、ポータルサイトと、生産設
    備とポータルサイトとの間を情報通信接続する情報伝送
    手段とを備え、コンピュータシステムにより生産情報の
    双方向への伝送を行う電子的生産システムにおいて、前
    記生産設備は、動作状態を表わす情報と、動作状態を変
    化させる情報をツリー状に管理し、ツリー状の一部ある
    いは全部を前記情報伝送手段を介して前記ポータルサイ
    トに送出する情報管理手段を備えたことを特徴とする電
    子的生産システム。
  10. 【請求項10】 コンピュータシステムにより生産情報
    の供給を行う生産情報の供給方法において、生産設備か
    ら必要な生産情報の要求があったとき、前記生産設備の
    固有ID情報を識別してから前記要求を受け付けるステ
    ップと、対象となる生産設備に必要な生産情報を、自己
    の保有情報から、または第3者の保有情報から検索し、
    検索した生産情報を前記生産設備に対してサービス情報
    として伝送するとともに、伝送された情報量または伝送
    時間に応じた課金情報を記録するステップとを備えたこ
    とを特徴とする生産情報の供給方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータシステムにより生産情報
    の登録を行う生産情報の登録方法において、情報提供者
    に対しては、固有ID情報の入力を促すステップと、入
    力された固有ID情報を識別して生産設備に有用な生産
    情報の入力を許可するか否かを決定するステップと、入
    力された生産情報をその検索情報および価格情報ととも
    に関連付けて記憶するステップとを備えたことを特徴と
    する生産情報の登録方法。
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