JP2002031935A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002031935A JP2000217772A JP2000217772A JP2002031935A JP 2002031935 A JP2002031935 A JP 2002031935A JP 2000217772 A JP2000217772 A JP 2000217772A JP 2000217772 A JP2000217772 A JP 2000217772A JP 2002031935 A JP2002031935 A JP 2002031935A
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各色の転写効率および各色の次色目以降の画
像形成部における再転写率をバランスするように転写電
流を制御することにより、各色の濃度が十分なカラー画
像を得ることを可能とした画像形成装置を提供すること
である。 【解決手段】 最大転写効率を与える転写電流Iaと、
高転写効率、低再転写率が両立する転写電流Ibとは、
Ia>Ibの関係があり、図2の例では、Ia=17.
5μA付近、Ib=11.5μA付近である。そこで、
再転写が生じない第1ステーションで、転写電流をIa
=17.5μA付近として転写効率を最大とし、再転写
が生じる第2以降の各ステーションでIb=11.5μ
A付近として、高転写効率、低再転写率とした。この転
写電流は、定電圧の1次転写バイアスを、第1ステーシ
ョンでVy=300V、第2〜第4ステーションでVm
=Vc=Vk=170Vとして得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成
装置に関し、特に複数の像担持体上に形成された複数色
のトナー像を転写材搬送ベルト上の転写材に順次重ねて
転写し、もしくは中間転写ベルト上に順次重ね合わせて
1次転写し、ついで一括して転写材に2次転写して、転
写材にカラー画像を得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真を用いて像担持体上に形
成したトナー像を転写材に転写し、転写材に画像を得る
電子写真方式の画像形成装置が知られている。この中
で、近年の情報化社会の進展にともなって、カラー画像
形成装置へのニーズが広まっている。さらに、カラー画
像出力の高速化のために、複数個の像担持体を1列に並
べて、各像担持体で順次トナー像を形成し、そのトナー
像を転写材に直接あるいは中間転写体を介して転写する
インライン型の画像形成装置が注目されている。
【0003】図1により電子写真方式のインライン型フ
ルカラー画像形成装置の一例を簡単に説明すると、画像
形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の4色の画像形成部(画像形成
ステーション)10Y、10M、10C、10Kを備
え、各ステーションには像担持体として感光ドラム70
(70Y〜70K)を有する。
【0004】画像形成するには、まず、各ステーション
の感光ドラム70(70Y〜70K)の表面を1次転写
ローラ12(12Y〜12K)一様に帯電し、レーザー
露光器13(13Y〜13K)により原稿を色分解した
画像露光を施して、感光ドラム70の表面に原稿の分解
色と対応した静電潜像を形成し、潜像を現像器14(1
4Y〜14K)によりマイナストナーを用いて現像し
て、感光ドラム70の表面に各色のトナー像を形成し、
感光ドラム70上の各色のトナー像を中間転写ベルト8
0上に、1次転写電源の定電圧電源48(48Y〜48
K)から1次転写バイアスを印加した1次転写ローラ5
4(54Y〜54K)により順次重ね合わせて1次転写
する。
【0005】その後、中間転写ベルト80上の4色のト
ナー像を中間転写ベルト80に搬送された転写材P上
に、2次転写電源の定電圧電源49から2次転写バイア
スを印加した2次転写ローラ55により一括して2次転
写し、2次転写が終了した転写材Pを定着器40に搬送
し、加圧および加熱して4色のトナーを溶融混色して転
写材Pに定着し、かくして転写材Pにフルカラー画像が
形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の複数の画像形成
ステーションを有する画像形成装置において、濃度が十
分なフルカラー画像を得るためには、各ステーション1
0Y〜10Kにおける感光ドラム70上のトナー像の中
間転写ベルト80への1次転写効率、および1色目のイ
エロートナー像ならば2色目以降の画像形成ステーショ
ンというように、中間転写ベルト上のトナー像の次色目
以降の画像形成ステーションの感光ドラムへの再転写率
をバランスさせることが重要である。
【0007】各画像形成ステーション10Y〜10Kに
おける感光ドラム70の表面電位や定電圧電源48(4
8Y〜48K)の1次転写バイアスの最適化が大切であ
り、殊に1次転写電流はフルカラー画像の各色の濃度に
大きく影響し、適切な制御が必要である。
【0008】本発明の目的は、各色の転写効率および各
色の次色目以降の画像形成部における再転写率をバラン
スするように転写電流を制御することにより、各色の濃
度が十分なカラー画像を得ることを可能とした画像形成
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
複数の像担持体と、前記複数の像担持体に沿って回転す
る中間転写体と、前記複数の像担持体と前記中間転写体
を挟んで対向した、前記複数の像担持体上の複数色のト
ナー像を前記中間転写体に転写する複数の転写帯電手段
とを有する画像形成装置において、前記複数の転写帯電
手段のうちの前記中間転写体の回転方向最上流部の転写
帯電手段における転写電流値を、残りの転写帯電手段に
おける転写電流値よりも大としたことを特徴とする画像
形成装置である。
【0010】また本発明は、複数の像担持体と、前記複
数の像担持体に沿って回転する転写材搬送体と、前記複
数の像担持体と前記転写材搬送体を挟んで対向した、前
記複数の像担持体上の複数色のトナー像を前記転写材搬
送体上の転写材に転写する複数の転写帯電手段とを有す
る画像形成装置において、前記複数の転写帯電手段のう
ちの前記転写材搬送体の回転方向最上流部の転写帯電手
段における転写電流値を、残りの転写帯電手段における
転写電流値よりも大としたことを特徴とする画像形成装
置である。
【0011】本発明によれば、前記複数の転写帯電手段
の電源に定電圧電源を用いる。前記残りの転写帯電手段
の電源に1つの共通の定電圧電源を用いる。もしくは、
前記複数の転写帯電手段の電源に定電流電源を用いる。
前記残りの転写帯電手段の電源に1つの共通の定電流電
源を用いる。前記中間転写体が無端回転する中間転写ベ
ルトである。前記転写材搬送体が無端回転する転写ベル
トである。前記転写帯電手段が転写ローラである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0013】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。本画像形成装置は、4ドラム、中間転写方
式のフルカラープリンタに構成されている。
【0014】図1に示すように、本画像形成装置は、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(K)の4色の画像形成部(画像形成ステーション)
10Y、10M、10C、10Kを有し、さらに中間転
写ベルト80を含む転写装置および定着器40を有す
る。
【0015】各画像形成ステーション10Y、10M、
10C、10Kは画像形成ユニットに構成され、それぞ
れ像担持体である感光ドラム(ドラム状電子写真感光
体)70Y、70M、70C、70Kが矢印a方向に回
転可能に設置されている。この感光ドラム70Y、70
M、70C、70Kの外周表面上に、それぞれ感光ドラ
ム表面を一様に帯電する1次帯電ローラ12Y、12
M、12C、12Kが配置され、その感光ドラム回転方
向下流側に、画像信号に対応して変調されたレーザー光
を感光ドラム表面に露光するレーザー露光器13Y、1
3M、13C、13Kが、さらにその下流側に、レーザ
ー露光により形成された感光ドラム表面上の各色の静電
潜像を、対応する色のイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックのトナーを用いて現像する現像器14Y、14
M、14C、14Kが配置されている。
【0016】感光ドラム70、70M、70C、70K
の中間転写ベルト80を挟んだ位置には、感光ドラムと
ともに1次転写部を形成する1次転写ローラ54Y、5
4M、54C、54Kが対向設置されている。この1次
転写ローラ54Y、54M、54C、54Kには、1次
転写電源としてそれぞれ定電圧電源48Y、48M、4
8C、48Kが接続され、それぞれ可変な1次転写バイ
アスVy、Vm、Vc、Vkが印加される。
【0017】中間転写ベルト80は、駆動ローラ51、
テンションローラ52、2次転写対向ローラ53の3本
のローラに張架して設置され、各画像形成ステーション
10Y〜10Kを縦貫して、感光ドラム70Y〜70K
に接触配置されている。中間転写ベルト80は、駆動ロ
ーラ51により図の矢印bの方向に回転駆動される。
【0018】感光ドラム70、70M、70C、70K
の1次転写ローラ54Y、54M、54C、54Kの下
流側には、ドラムクリーナ16Y、16M、16C、1
6Kが設置されている。また中間転写ベルト80の駆動
ローラ51のところには、ベルトクリーナ33が配置さ
れている。
【0019】以上のように構成された画像形成装置の画
像形成動作について、イエローの画像形成ステーション
10Yを例にして説明する。
【0020】イエローステーション10Yの感光ドラム
70Yは、アルミニウムの円筒体表面に光導電層を形成
してなっており、矢印a方向へ回転する過程で1次転写
ローラ12Yにより、表面を一様にマイナス帯電され
(帯電電位=−650V)、ついでレーザー露光器13
Yにより画像露光が行われて(露光後の表面電位=−2
50V)、感光ドラム70Yの表面に原稿のイエロー画
像成分と対応した静電潜像が形成される。この潜像は、
現像器14Yによりマイナス帯電したイエロートナーを
用いて現像され、潜像がイエロートナー像として可視化
される。得られたイエロートナー像は、1次転写ローラ
54Yに1次転写電源48Yから1次転写バイアスを印
加することによって、中間転写ベルト80上に1次転写
される。転写後の感光ドラム70Yは、表面に付着して
いる転写残りトナーがクリーナ16Yによって除去さ
れ、つぎの画像形成に供される。
【0021】以上の画像形成動作を、各画像形成ステー
ション10Y〜10Kにおいて所定のタイミングを持っ
て行い、感光ドラム70Y〜70K上のトナー像をそれ
ぞれの1次転写部で中間転写ベルト80上に順次重ねて
1次転写する。
【0022】フルカラーモードの場合は、中間転写ベル
ト80に対してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の順でトナー像を順次転写し、単色や2〜3色モードの
場合は、必要な色のトナー像が上記と同じ順で転写され
る。
【0023】その後、中間転写ベルト80上の4色のト
ナー像は、中間転写ベルト80の矢印b方向の回動にと
もない、接地された2次転写対向ローラ53と中間転写
ベルト8を挟んで2次転写ローラ55が当接された2次
転写部に移動され、そこに給紙ローラ20により所定の
タイミングをもって供給された転写材P上に、2次転写
ローラ55に2次転写電源の定電圧電源49から2次転
写バイアスを印加することにより一括して2次転写され
る。
【0024】4色のトナー像が2次転写された転写材P
は定着器40に搬送され、そこで加圧および加熱されて
4色のトナーが溶融混色して転写材Pに定着され、かく
して転写材Pにフルカラー画像が形成される。一方、2
次転写を終了した中間転写ベルト80は、ベルトクリー
ナ33によって表面に残留した転写残りトナーが除去さ
れる。
【0025】本実施例では、感光ドラム70(70Y〜
70K)に直径30.6mmの負帯電性のOPCドラム
を用い、帯電ローラ12(12Y〜12K)にDC成分
にAC成分を重畳した帯電バイアスを印加して、環境を
問わず、感光ドラム70の表面を約−650Vに一様帯
電した。露光器13(13Y〜13K)は、波長760
nmの近赤外レーザーダイオードと、感光ドラム70に
レーザ光を走査するポリゴンミラーとを有し、感光ドラ
ム70の表面電位を露光部で−250Vに低下して、こ
れを画像部とする静電潜像を形成する。
【0026】ブラック現像器14Kは、磁性トナー(磁
性1成分現像剤)を用いたジャンピング現像方式の現像
器であり、ローラ状の固定磁性部材(マグネットロー
ラ)を内包したスリーブ状の現像剤担持体(現像スリー
ブ)に粒径6μmの磁性トナーを担持させ、現像スリー
ブの回転にともない弾性ブレードでトナー層厚を規制し
て、感光ドラムと対向した現像部へ搬送し、現像スリー
ブに印加したDC成分にAC成分を重畳した現像バイア
スによって、現像スリーブ上のトナーを感光ドラム上の
静電潜像にジャンプさせて潜像の露光部に付着させ、潜
像を反転現像するものである。
【0027】イエロー現像器14Y、マゼンタ現像器1
4M、シアン現像器14Cは、非磁性トナー(非磁性1
成分現像剤)を用いたジャンピング現像方式の現像器
で、非磁性トナーとしてワックスを含んだコア/シェル
構造の粒径6μmの重合トナーを使用し、これを塗布ロ
ーラによって現像スリーブの表面にコーティングして担
持させ、現像スリーブの回転にともない弾性ブレードで
トナー層厚を規制して、感光ドラムと対向した現像部へ
搬送し、ブラック現像器14Kと同様にして、感光ドラ
ム70Y、70M、70C上の静電潜像にジャンピング
させて反転現像する。
【0028】1次転写ローラ54(54Y〜54K)
は、直径8mmの芯金上にEPDMの導電ゴム層を長手
方向310mmにわたり被覆して、直径16mmに形成
したもので、それぞれの芯金が給電バネを介して高圧電
源48(48Y〜48K)に接続されている。1次転写
ローラ54のローラ硬度はアスカーCで35゜であり、
その抵抗値は、24mm/秒の周速で回転駆動される直
径30mmのアルミニウムシリンダーに、1次転写ロー
ラを両端荷重500gで当接し、シリンダーと1次転写
ローラの間に50Vを印加した条件で測定して、1×1
6Ωである。
【0029】2次転写ローラ55は、直径8mmの芯金
上にウレタン系の導電ゴム層を長手方向310mmにわ
たって被覆して、直径17mmに形成したもので、ロー
ラ硬度はアスカーCで30゜、上記1次転写ローラと同
じ方法で測定した抵抗値は1×107Ωである。この2
次転写ローラ55も、芯金が給電バネを介して高圧電源
49に接続されている。
【0030】駆動ローラ51、テンションローラ52、
2次転写対向ローラ53は、いずれも直径32mmのア
ルミニウム製導電ローラからなり、芯金部が給電バネを
介して接地されている。
【0031】中間転写ベルト80は、カーボン分散によ
り抵抗調整したポリイミド樹脂製の単層シームレスの無
端ベルトであり、厚さ75μm、周長1115mm、周
方向と直角の幅方向長さ310mmの寸法を有してい
る。JIS−K6911に準拠し、電極とベルト表面と
の良好な接触性を得るために、導電性ゴムを電極として
使用した上で、Advantest製R8340超高抵
抗計を用いて、中間転写ベルトの体積抵抗率ρv、表面
抵抗率ρsを測定すると、100Vを10秒印加時にρ
v=5×108Ωcm、ρs>1×1013Ω/□の値が
得られた。なお、ρsはベルトの表裏いずれの面で測定
しても同一の結果になる。
【0032】3本のローラ51、52、53に張架され
た中間転写ベルト80のテンションは6kgfである。
駆動ローラ51、テンションローラ52間の距離は50
0mmであり、各画像形成ステーション10(10Y〜
10K)の感光ドラム70(70Y〜70K)と1次転
写ローラ54(54Y〜54K)とで構成される1次転
写部は、ローラ51、52間の中間転写ベルト80上に
均等間隔で配置されている。各1次転写ローラ54は両
端に設けられたそれぞれ荷重500gfのバネにより持
ち上げられ、これから1次転写ローラ自体の自重150
gを引いた力で中間転写ベルト80の裏面に当接されて
いる。
【0033】本画像形成装置は、使用可能な転写材の最
大サイズがA3である。またプロセススピードは117
mm/秒である。なお、1次転写バイアスVy〜Vkを
+300V、2次転写バイアスを+2.3kVとするこ
とにより、普通紙における良好な転写性を全色で得られ
る。
【0034】つぎに、画像形成装置のある一つの画像形
成ステーションにおける転写電流と転写効率および再転
写率との関係に関して説明する。転写電流と転写効率、
再転写率との関係は図2に示したとおりである。
【0035】転写効率は、感光ドラム70上に現像した
ベタ画像の全トナー量に対する、そのベター画像が中間
転写ベルト80上に転写されたトナー量の割合を示し、
再転写率は、あるステーションで中間転写ベルト80上
に転写されたベタ画像の全トナー量に対する、そのベタ
画像が下流側のつぎのステーションで感光ドラムに逆転
写されたトナー量の割合を示す。したがって、中間転写
ベルトの移動方向最上流部に存在する1色目のイエロー
ステーション10Yでは、再転写を考慮しなくてよい。
【0036】ここで、転写電流とは、中間転写ベルト8
0を介して感光ドラム70と1次転写ローラ54とが当
接した1次転写部の接触領域(転写ニップ)中を流れる
電流を意味し、ステーション間、あるいは駆動ローラ、
テンションローラ間で電流の干渉が生じない限り、各定
電圧電源48(48Y〜48K)内、したがって転写ロ
ーラ54(54Y〜54K)を流れる電流と一致する。
また本実施例で、各感光ドラム70上のベタ画像は、ト
ナーの摩擦帯電電荷量(トリボ)が−26μC/g、乗
り量が0.62mg/cm2である。
【0037】一般に、転写効率は、ある転写電流付近で
ピーク値を持つようなプロファイルを示す一方、再転写
率は転写電流に対して単調増加を示し、最大転写効率を
与える転写電流Iaと、高転写効率、低再転写率が良好
に両立する転写電流Ibとは、Ia>Ibなる関係があ
る。
【0038】本画像形成装置では、最大転写効率はIa
=17.5μA付近の転写電流で得られ、高転写効率、
低再転写率の良好な両立はIb=11.5μA付近の転
写電流で得られる。そこで、再転写が生じない第1のイ
エローステーション10Yで、転写電流をIa=17.
5μA付近の電流とし、第2以降のマゼンタ、シアン、
ブラックの各ステーション10M、10C、10Kで、
転写電流をIb=11.5μA付近の電流とした。
【0039】本実施例では、定電圧電源48Yの1次転
写バイアスをVy=300Vとすることにより、上記I
a=17.5μA付近の転写電流を、定電圧電源48
M、48C、48Kの1次転写バイアスをVm=Vc=
Vk=170Vとすることにより、上記Ib=11.5
μA付近の転写電流を得た。これにより、1色目を最大
転写効率で転写し、2色目以降を高転写効率で転写し、
しかもその2色目以降の転写の際に再転写を低く抑え、
各色の濃度が十分なフルカラー画像を出力することがで
きた。
【0040】以上において、転写電流の絶対値は、トナ
ー、感光ドラム、中間転写ベルトおよび転写ローラ等の
装置の構成要素の特性により異なる。また要求される転
写効率の下限、再転写率の上限、およびそれらのバラン
スは、装置やユーザーの要求レベルによって異なってく
る。たとえばライン画像や2次色等の高次色画像などの
画像濃度も重視される場合は、それらの転写効率や再転
写率の転写電流までも考慮した転写電流値の設定が必要
となる。また感光ドラム上に残留した転写残りトナーを
再び現像器に回収して再利用する、いわゆるクリーナレ
ス系の画像形成装置においては、各現像器内への他色ト
ナーの混入による色味変化が懸念されるため、極力再転
写率を抑えた転写電流設定が必要となる。
【0041】本発明は、各画像形成ステーションにおけ
る転写電流、あるいは異なる画像形成ステーション間に
おける転写電流の差分に関して、その絶対値までをも規
定するものではないが、各装置特有の要求を満たしつ
つ、十分な濃度のフルカラー画像を得るために、前記の
ような転写電流値の設定が効果的であることはいうまで
もない。
【0042】以上説明したように、本実施例によれば、
第1の画像形成ステーションの転写電流を、第2以降の
画像形成ステーションの転写電流よりも大きくしたの
で、各色の1次転写効率および各色の次色目以降の画像
形成部における再転写率をバランスさせることができ、
各色の画像濃度が十分なフルカラー画像を得ることがで
きる。
【0043】実施例2 図3は、本発明の画像形成装置の他の実施例を示す概略
構成図である。
【0044】本実施例は、図1で示した実施例1の画像
形成装置において、1次転写バイアス印加用の定電圧電
源48Y〜48Kのうち第2画像形成ステーション以降
の電源48M〜48Cを、図3に示すように、共通の単
一の定電圧電源48Xにまとめて電源を簡略化した。
【0045】本実施例の画像形成装置のその他の構成
は、図1に示した実施例1の画像形成装置と基本的に同
様で、図3において図1に付した符号と同一の符号は同
一の要素を示す。
【0046】本実施例でも、1次転写ローラ54Yには
定電圧電源48Yにより、実施例1と同様の1次転写バ
イアスVy=300Vを印加し、1次転写ローラ54
M、54C、54Kには共通の定電圧電源48Xによ
り、実施例1と同様の1次転写バイアスVx(Vm、V
c、Vk)=170Vを並列に印加した。
【0047】このように、第2以降のステーションにお
ける1次転写バイアスが同一値でよい場合は、単一の定
電圧電源により並列に1次転写バイアスを印加すること
でよく、装置の低コスト化が実現される。
【0048】本実施例によっても、各色の1次転写効率
および各色の次色目以降の画像形成部における再転写率
をバランスさせることができ、各色の画像濃度が十分な
フルカラー画像を得ることができる。
【0049】実施例3 図4は、本発明の画像形成装置のさらに他の一実施例を
示す概略構成図である。
【0050】本実施例は、図1で示した実施例1の画像
形成装置において、定電圧電源48(48Y〜48K)
に代えて、図4に示すように、定電流電源50(50Y
〜50K)を使用した。
【0051】本実施例では、定電流電源50Yにより1
次転写ローラ54Yに、転写電流Iy=17.5μAの
定電流制御で1次転写バイアスを印加し、定電流電源5
0M、50C、50Kにより1次転写ローラ54M、5
4C、54Kに、それぞれ転写電流Im=Ic=Ik=
11.5μAの定電流制御で1次転写バイアスを印加し
た。
【0052】以上のように、各画像形成ステーションの
1次転写電源に定電流電源を用いることにより、転写電
流の安定化が達成される。中間転写ベルトがより高抵抗
で各画像形成ステーションでの転写時、さらには連続プ
リント時に次第にチャージアップする特性を有する場
合、各ステーションの感光ドラムの帯電電位、露光電位
が変化する場合、あるいは画像形成ステーションごとに
感光ドラムの帯電電位、露光電位が異なる場合等におい
ても、安定な転写電流制御が維持される。
【0053】以上では、第1〜第4のステーションの転
写ローラ54Y〜54Kに、それぞれの定電流電源50
Y〜50Kを設けたが、実施例2に準じて、1次転写バ
イアス値が同一の第2以降のステーションの定電流電源
50M〜50Kを、単一の定電流電源にまとめてもよ
く、装置の低コスト化が実現される。
【0054】本実施例によっても、各色の1次転写効率
および各色の次色目以降の画像形成部における再転写率
をバランスさせることができ、各色の画像濃度が十分な
フルカラー画像を得ることができる。
【0055】実施例4 図5は、本発明の画像形成装置のさらに他の実施例を示
す概略構成図である。
【0056】本実施例の画像形成装置は、図4で示した
実施例3の中間転写方式の画像形成装置を多重転写方式
の画像形成装置に改造したものである。
【0057】本実施例では、図4の画像形成装置の中間
転写ベルト80に代えて、ベルト状転写材搬送体である
転写ベルト90を使用しており、給紙ローラ20から供
給された転写材Pを転写ベルト90上に担持して搬送
し、各画像形成ステーション10Y〜10Kの感光ドラ
ム70(7Y〜70K)と対向した転写部で、感光ドラ
ム10上の各色のトナー像を転写材P上に、定電流電源
50(50Y〜50K)から転写バイアスが印加された
転写ローラ54(54Y〜54K)により多重転写す
る。その後は、転写材Pを転写ベルト90から分離して
定着器40に搬送し、4色のトナー像を加圧および加熱
してフルカラーの定着画像に形成する。
【0058】転写ベルト90は、中間転写ベルト80と
同一材料、同一サイズであるが、転写材Pを静電的に吸
着する作用を持たせるために、カーボン分散により調整
した抵抗値を高めに設定している。実施例1で記載した
測定法により、100V、10秒印加の条件で、転写ベ
ルト90の体積抵抗率ρv、表面抵抗率ρsを測定する
と、ρv=2×1015Ωcm、ρs>1×1013Ω/□
の値が得られた。なお、ρsはベルトの表裏いずれの面
で測定しても同一の結果になる。
【0059】本実施例でも、実施例3と同様、定電流電
源50Yにより転写ローラ54Yに、転写電流Iy=1
7.5μAの定電流制御で転写バイアスを印加し、定電
流電源50M、50C、50Kにより転写ローラ54
M、54C、54Kに、それぞれ転写電流Im=Ic=
Ik=11.5μAの定電流制御で転写バイアスを印加
した。
【0060】その結果、多重転写方式でも、第1ステー
ションの転写電流を第2以降のステーションの転写電流
よりも大きくすることにより、各色の1次転写効率およ
び各色の次色目以降の画像形成部における再転写率をバ
ランスさせることができ、各色の画像濃度が十分なフル
カラー画像を得ることができる。
【0061】以上では、第1〜第4のステーションの転
写ローラ54Y〜54Kに、それぞれの定電流電源50
Y〜50Kを設けたが、1次転写バイアス値が同一の第
2以降のステーションの定電流電源50M〜50Kを、
単一の定電流電源にまとめてもよく、装置の低コスト化
が実現される。
【0062】また多重転写方式でも、転写電源を実施例
1、2のように定電圧電源とすることができ、同様に、
第1ステーションの転写電流を第2以降のステーション
の転写電流よりも大きくすることにより、各色の1次転
写効率および各色の次色目以降の画像形成部における再
転写率をバランスさせて、各色の画像濃度が十分なフル
カラー画像を得ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の画像形成ステーションの複数の像担持体上の複数
色のトナー像を中間転写体に転写し、もしくは複数の像
担持体上の複数色のトナー像を転写材搬送体上の転写材
に転写するに際し、第1ステーションの転写電流を第2
以降のステーションの転写電流よりも大きくすることに
より、各色の1次転写効率および各色の次色目以降のス
テーションにおける再転写率をバランスさせて、各色の
画像濃度が十分なフルカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【図2】図1の装置の画像形成ステーションにおける転
写電流と転写効率および再転写率との関係を示す説明図
である。
【図3】本発明の画像形成装置の他の一実施例を示す概
略構成図である。
【図4】本発明の画像形成装置のさらに他の一実施例を
示す概略構成図である。
【図5】本発明の画像形成装置のさらに他の一実施例を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
10Y〜10K 画像形成ステーション 48Y〜48K 定電圧電源 50Y〜50K 定電流電源 54Y〜54K 転写ローラ 70Y〜70K 感光ドラム 80 中間転写ベルト 90 転写ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 EA03 EB04 EC20 ED24 EE07 EF09 ZA01 2H030 AA06 AB02 AD16 BB23 BB42 BB44 BB54 2H032 AA05 BA09 BA18 BA23 CA01 CA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体と、前記複数の像担持体
    に沿って回転する中間転写体と、前記複数の像担持体と
    前記中間転写体を挟んで対向した、前記複数の像担持体
    上の複数色のトナー像を前記中間転写体に転写する複数
    の転写帯電手段とを有する画像形成装置において、 前記複数の転写帯電手段のうちの前記中間転写体の回転
    方向最上流部の転写帯電手段における転写電流値を、残
    りの転写帯電手段における転写電流値よりも大としたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の像担持体と、前記複数の像担持体
    に沿って回転する転写材搬送体と、前記複数の像担持体
    と前記転写材搬送体を挟んで対向した、前記複数の像担
    持体上の複数色のトナー像を前記転写材搬送体上の転写
    材に転写する複数の転写帯電手段とを有する画像形成装
    置において、 前記複数の転写帯電手段のうちの前記転写材搬送体の回
    転方向最上流部の転写帯電手段における転写電流値を、
    残りの転写帯電手段における転写電流値よりも大とした
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の転写帯電手段の電源に定電圧
    電源を用いる請求項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記残りの転写帯電手段の電源に1つの
    共通の定電圧電源を用いる請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の転写帯電手段の電源に定電流
    電源を用いる請求項1または2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記残りの転写帯電手段の電源に1つの
    共通の定電流電源を用いる請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写体が無端回転する中間転写
    ベルトである請求項1の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写材搬送体が無端回転する転写ベ
    ルトである請求項2の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記転写帯電手段が転写ローラである請
    求項1または2の画像形成装置。
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