JP2002030960A - 火花点火式内燃機関の噴射時期制御装置 - Google Patents

火花点火式内燃機関の噴射時期制御装置

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JP2002030960A
JP2002030960A JP2000214375A JP2000214375A JP2002030960A JP 2002030960 A JP2002030960 A JP 2002030960A JP 2000214375 A JP2000214375 A JP 2000214375A JP 2000214375 A JP2000214375 A JP 2000214375A JP 2002030960 A JP2002030960 A JP 2002030960A
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combustion
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engine
internal combustion
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Atsushi Takahashi
淳 高橋
Senji Katou
千詞 加藤
Kiyoo Hirose
清夫 広瀬
Yukiichi Ito
之一 伊藤
Toru Kitamura
融 北村
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機関冷間時における噴射時期の遅角量を燃焼状
態の悪化を招くことのない範囲で極力大きく設定するこ
とができ、点火プラグのくすぶりをより効果的に抑制す
ることのできる火花点火式内燃機関の噴射時期制御装置
を提供する。 【解決手段】電子制御装置30は、燃焼室12内に燃料
を直接噴射する燃料噴射弁14の噴射時期を制御して、
内燃機関10の燃焼形態を成層燃焼と均質燃焼との間で
切り替える。電子制御装置30は、均質燃焼時におい
て、吸気行程前期に設定される機関温間時の燃料噴射時
期を機関冷間時には遅角側の時期に変更する。電子制御
装置30は、機関回転速度の変動を燃焼変動量として検
出し、その検出される燃焼変動量に基づいて、燃料噴射
時期を遅角側の時期に変更する際の遅角量を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、気筒内に燃料を
直接噴射するようにした火花点火式内燃機関の噴射時期
制御装置に係り、詳しくは、均質燃焼時における噴射時
期を機関冷間時には機関温間時よりも遅角させるように
した火花点火式内燃機関の噴射時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射弁から気筒内に燃料を直接噴射
する筒内噴射式の内燃機関は、吸気通路内に燃料を噴射
する吸気ポート噴射式の内燃機関と比較して、噴射燃料
と吸入空気とが混合され難い傾向にある。このため、筒
内噴射式内燃機関にあって、均質燃焼を行う際には、燃
料の噴射時期を例えば吸気行程前期に設定することによ
り、噴射燃料と吸入空気との混合時間を極力確保するよ
うにしている。
【0003】ところで、機関冷間時においては機関の熱
による噴射燃料の霧化が促進され難いことから、吸気行
程前期に噴射された燃料がピストンの頂面に衝突してそ
のまま跳ね返り点火プラグに付着することがある。この
ように点火プラグに燃料が付着すると、同点火プラグの
くすぶりを招き、最悪の場合には失火に至るおそれがあ
る。
【0004】そこで従来では、特開平9−68072号
公報に記載されるように、機関冷間時には噴射時期を遅
角させ、ピストンの頂面が点火プラグから離れたときに
燃料噴射を行うことにより、同頂面に衝突して跳ね返る
噴射燃料を減少させて点火プラグへの燃料付着を抑制す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、点火プラグへ
の燃料付着を確実に抑制する上では、燃料の噴射時期を
より遅角側の時期に設定するのが望ましいが、このよう
に噴射時期の遅角量を増大させると、噴射燃料と吸入空
気との混合が促進されず、これに加えて噴射燃料のうち
ピストンの頂面に衝突して点火プラグの周辺に到達する
ものの割合も少なくなる。その結果、点火プラグ周辺に
おける混合気の燃料濃度が部分的に薄くなり、燃焼状態
の悪化を招くおそれがある。このため、上記のように機
関冷間時において噴射時期を遅角させる際には、その遅
角量をこうした燃焼状態の悪化を招かない範囲で設定す
るのが望ましい。
【0006】但し、このように噴射時期の遅角に伴って
点火プラグ周辺の燃料濃度が薄くなる際の程度は、燃料
噴射弁の噴射特性の違いに起因して燃料噴射量がばらつ
いたり、ピストンに堆積するデポジットの量が変化して
同ピストンへの燃料の付着し易さが変化したりすること
によっても異なるものとなる。例えば、機関固体差によ
って単位開弁時間当たりの燃料噴射量が規定量よりも少
なくなっているような場合や、長期間の運転により堆積
したデポジットによってピストンに燃料が付着し易い状
況にあるときには、点火プラグ周辺における混合気の燃
料濃度は一層薄くなる傾向がある。
【0007】従って、噴射時期の遅角量を燃焼状態の悪
化を招かない範囲で設定するに際し、上述したような燃
料噴射にかかる機関特性の固体差や機関状態の経時変化
による影響までも予め考慮するとなると、同遅角量を十
分に大きく設定することができなくなる。このため、従
来にあっては、噴射時期の遅角により点火プラグのくす
ぶりを抑制することはできるものの、より効果的な抑制
という点では自ずと限界のあるものとなっていた。
【0008】この発明は、こうした従来の実情に鑑みて
なされたものであり、その目的は、機関冷間時における
噴射時期の遅角量を燃焼状態の悪化を招くことのない範
囲で極力大きく設定することができ、点火プラグのくす
ぶりをより効果的に抑制することのできる火花点火式内
燃機関の噴射時期制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について以下に記載す
る。
【0010】請求項1記載の発明では、気筒内に燃料を
直接噴射する燃料噴射手段と、均質燃焼時における前記
燃料噴射手段の噴射時期を機関冷間時には機関温間時よ
りも遅角させる噴射時期制御手段とを備えた火花点火式
内燃機関の噴射時期制御装置において、前記内燃機関の
燃焼変動を検出する検出手段と、前記噴射時期制御手段
により噴射時期を遅角させる際の遅角量を前記検出され
る燃焼変動に基づいて変更する変更手段とを備えるよう
にしている。
【0011】上記構成によれば、燃焼状態の悪化に起因
して燃焼変動が発生しても、燃料の噴射時期を遅角させ
る際の遅角量がこの燃焼変動に即したかたちで設定され
るようになるため、上記遅角量を燃焼状態の悪化を招か
ない範囲で極力大きく設定することができ、点火プラグ
のくすぶりをより効果的に抑制することができるように
なる。
【0012】尚、前記内燃機関の燃焼変動については、
例えばこれを機関回転速度の変動や、燃焼圧の変動、或
いは排気空燃比の変動として検出することができる。ま
たその他にも、燃焼行程中に機関燃焼室内に生じるイオ
ンをイオン電流として検出し、このイオン電流に基づい
て燃焼変動を検出することもできる。また、噴射時期の
遅角量を燃焼変動に基づいて変更する際には、例えば、
燃焼変動が大きくなるほど噴射時期の遅角量が小さくな
るように、同遅角量を変更することができる。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1記載
の火花点火式内燃機関の噴射時期制御装置において、前
記変更手段は前記検出される燃焼変動の大きさが所定値
より大きいことを条件に前記遅角量を徐々に減少させる
ものであるとしている。
【0014】上記構成によれば、燃焼変動の大きさを監
視しつつ、噴射時期の遅角量を徐々に変更するようにし
ているため、燃焼変動の大きさを所定値以下に抑える上
でより適切な値に遅角量を精度良く変更することがで
き、同遅角量が必要以上に小さく設定されることを極力
抑制することができるようになる。
【0015】ここで、上記のように噴射時期の遅角量を
徐々に減少させることにより、点火プラグ周辺における
混合気の燃料濃度も徐々に濃くなるため、それに伴って
燃焼状態の悪化が抑えられ、燃焼変動も減少するように
なる。但し、何らかの要因により噴射時期の遅角量が過
度に小さく設定されて点火プラグのくすぶりを抑制しき
れなくなると、燃焼状態が悪化して燃焼変動の大きさが
上記所定値を超える場合がある。そして、このような場
合にもなお遅角量を減少させて噴射時期を進角させるよ
うにすると、燃焼状態を更に悪化させてしまう懸念があ
る。
【0016】そこで、請求項3に記載の発明では、請求
項2記載の火花点火式内燃機関の噴射時期制御装置にお
いて、前記変更手段による前記遅角量の徐変操作に伴っ
て噴射時期が予め定められた最進角時期よりも更に進角
側の時期になるのを禁止する禁止手段を更に備えるよう
にしている。
【0017】上記構成によれば、噴射時期が上記最進角
時期に達した時点で同噴射時期の変更が禁止されるた
め、上述したように噴射時期が過度に進角されることに
起因した燃焼状態の悪化を抑制することができるように
なる。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の火花点火式内燃機関の噴射時期制
御装置において、前記変更手段は前記遅角量を変更する
際の変更量を前記検出される燃焼変動の大きさに基づい
て可変設定するものであるとしている。
【0019】上記構成によれば、噴射時期の遅角量を変
更する際の変更量を燃焼変動の大きさに即して設定する
ことができるため、燃焼変動を速やかに減少させて燃焼
状態の悪化を抑制することができるようになる。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項1乃至4
のいずれかに記載の火花点火式内燃機関の噴射時期制御
装置において、前記検出手段は前記内燃機関の燃焼変動
を各気筒毎に検出するものであり、前記変更手段は前記
検出される燃焼変動に基づいて前記遅角量を各気筒につ
いて各別に変更するものであるとしている。
【0021】上記構成によれば、噴射時期の遅角により
点火プラグ周辺の燃料濃度が薄くなる際の程度が各気筒
毎で異なる場合であっても、そうした各気筒の違いに合
わせて上記遅角量が各気筒について各別に変更されるた
め、燃焼状態の悪化を各気筒の状況に見合ったかたちで
これを回避できるとともに、点火プラグのくすぶりにつ
いても一層効果的に抑制することができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態にか
かる噴射時期制御装置について図1〜図4を参照して説
明する。
【0023】図1に示されるように、この噴射時期制御
装置が適用される内燃機関10は、4つの気筒#1〜#
4を備えており、それら各気筒#1〜#4には、燃焼室
12を区画するピストン16と、同燃焼室12内に燃料
を直接噴射する燃料噴射弁14とがそれぞれ設けられて
いる。この燃料噴射弁14から燃焼室12内に噴射され
た燃料は、吸気通路11から燃焼室12に導入される吸
入空気と混合され、点火プラグ15の点火によって燃焼
爆発した後、燃焼室12から排気通路13に排出され
る。
【0024】各燃料噴射弁14による燃料噴射は、内燃
機関10の各種制御を統括して実行する電子制御装置3
0によって制御される。この電子制御装置30には、機
関回転速度及びクランク角を検出するためのクランクセ
ンサ31、アクセルペダル(図示略)の踏み込み量(ア
クセル開度)を検出するアクセルセンサ32、並びに機
関冷却水の温度(冷却水温)を検出する水温センサ33
等々、機関運転状態を監視するための各種センサの検出
信号が取り込まれる。そして、電子制御装置30は、こ
れら検出信号に基づいて燃料噴射量制御や燃料噴射時期
制御等、燃料噴射にかかる各種制御を実行する。電子制
御装置30は、こうした各種制御を実行する際の演算用
マップ等、所定のデータが記憶されるメモリ30aを備
えている。
【0025】また、電子制御装置30は、機関運転状態
に応じて燃料噴射弁14の噴射時期を変更することによ
り、内燃機関10における燃焼形態を成層燃焼と均質燃
焼との間で切り替える制御を実行する。
【0026】即ち、電子制御装置30は、機関運転状態
が例えば低負荷低回転域にあるときには、燃焼形態を成
層燃焼に切り替えるべく、噴射時期を各気筒#1〜#4
の圧縮行程後期に設定するとともに、空燃比が理論空燃
比よりも薄くなるように噴射量を設定する。その結果、
点火プラグ(図示略)の近傍にのみ燃料濃度の濃い混合
気が偏在した状態で燃焼が行われるようになる。
【0027】一方、電子制御装置30は、機関運転状態
が例えば高負荷高回転域にあるときには、燃焼形態を均
質燃焼に切り替えるべく、噴射時期を各気筒#1〜#4
の吸気行程前期に設定する。その結果、燃料噴射弁14
から噴射された燃料と吸入空気との混合時間が確保さ
れ、燃焼室12の混合気は略均質な状態で燃焼されるよ
うになる。この均質燃焼では、空燃比が理論空燃比や、
同理論空燃比よりもリッチ或いはリーンになるように、
噴射量が機関運転状態に応じて適宜設定される。
【0028】更に、電子制御装置30は、上記均質燃焼
を行う際に、冷却水温に基づき機関温度を推定し、機関
冷間時には機関温間時よりも噴射時期を遅角させるとと
もに、その際の遅角量を内燃機関10の燃焼変動に基づ
いて変更する制御を実行する。
【0029】以下、こうした均質燃焼時の噴射時期制御
における詳細な処理手順について図3及び図4のフロー
チャートを参照して説明する。尚、このフローチャート
に示される一連の処理は、燃焼形態として均質燃焼が選
択されていることを条件に、各気筒#1〜#4の噴射時
期に同期した所定クランク角毎の制御周期をもって繰り
返し実行される。
【0030】この一連の処理では、まず、各種センサ3
1〜33の検出信号に基づいて機関回転速度NE、アク
セル開度PA、冷却水温THWがそれぞれ読み込まれる
(ステップ100)。そして、この読み込まれた機関回
転速度NE及びアクセル開度PAに基づいて噴射時期A
INJが算出される(ステップ110)。この噴射時期
AINJは、圧縮行程上死点を基準とし、この圧縮上死
点前のクランク角の大きさとして設定される。従って、
燃料噴射弁14の燃料噴射は、この噴射時期AINJが
大きくなるほど、圧縮上死点から離れた、より進角側の
時期で行われ、同噴射時期AINJが小さくなるほど、
圧縮上死点に近い、より遅角側の時期で行われることと
なる。
【0031】次に、冷却水温THWと所定の判定値JT
HWとが比較される(ステップ120)。この判定値J
THWは、機関冷間時にあるか機関温間時にあるか判定
するための値である。冷却水温THWがこの判定値JT
HW以上であるときには、機関温間時にあり、噴射燃料
は機関熱により十分に霧化されるため、点火プラグ15
のくすぶりは発生しないと判定される。
【0032】ここで、冷却水温THWが判定値JTHW
未満であり、点火プラグ15のくすぶりが懸念される機
関冷間時であると判定されると(ステップ120:YE
S)、まず冷却水温THWに基づいて噴射時期遅角量K
が算出される(ステップ130)。
【0033】図2は、この噴射時期遅角量Kの算出に際
して参照される演算用マップを示している。同図に示さ
れるように、この噴射時期遅角量Kは、冷却水温THW
が低いときほど大きな値として算出される。従って、吸
気行程前期に設定される噴射時期AINJは、冷却水温
THWが低いときほど、より遅角側の時期に補正される
こととなる。このため、噴射燃料の霧化が促進されず、
点火プラグ15のくすぶりが発生し易いときほど、ピス
トン16が点火プラグ15からより離れた位置にあると
きに燃料噴射が実行されるようになる。このように、本
実施形態において、上記噴射時期遅角量Kは、点火プラ
グ15のくすぶりを確実に抑制し得る大きさとなるよう
に、機関温度(冷却水温THW)に基づいて設定され
る。
【0034】このようにして噴射時期遅角量Kが算出さ
れると、次に機関定常状態であるか否かが判断される
(ステップ140)。この判断に際しては、例えば内燃
機関10がアイドル状態にあるか否かが判断され、アイ
ドル状態である場合に機関定常状態である旨判断され
る。
【0035】ここで、機関定常状態である旨判断される
と(ステップ140:YES)、次に、燃焼変動量DN
En(n=1〜4)が算出される(ステップ150)。
尚、この燃焼変動量「DNEn」において、その添え字
「n」は、各気筒#1〜#4にそれぞれ対応するもので
あり、例えば、「DNE1」は、第1気筒#1における
燃焼変動量を、「DNE2」は、第2気筒#2における
燃焼変動量をそれぞれ示すものとする。
【0036】この燃焼変動量DNEnは、燃焼状態の悪
化を各気筒#1〜#4毎に評価するためのものである。
即ち、燃焼変動量DNEnが大きくなるほど、その気筒
燃焼状態が悪化していると評価される。
【0037】この燃焼変動量DNEnは、例えば以下の
ようにして算出される。即ち、この算出に際しては、ま
ず、クランクセンサ31の検出信号に基づいて、各気筒
#1〜#4について、吸気、圧縮、燃焼、排気の各行程
のうち燃焼行程に要する時間T1〜T4がそれぞれ計測
される。そして、次式(1)に基づき、これら計測時間
Tn(n=1〜4)の最新の値についてそれらの平均値
TAVEが算出される。
【0038】 TAVE←(T1+T2+T3+T4)/4 ・・・(1) 次に、以下の演算式(2)に基づいて燃焼変動量DNE
nが算出される。
【0039】 DNEn←(TAVE−Tn)^2 (「^」はべき乗) ・・・(2) ここで例えば、各気筒#1〜#4の全てについて良好な
燃焼状態が確保されている場合には、上記計測時間T1
〜T4並びにそれらの平均値TAVEはいずれも略等し
い値になる。従って、各気筒#1〜#4の燃焼変動量D
NEnは、いずれも極めて小さな値になる。一方、例え
ば、ある特定の気筒の燃焼状態が悪化すると、その気筒
の燃焼爆発力が他の気筒と比較して小さくなるため、上
記計測時間Tnも他の気筒と比較して長くなる。従っ
て、その燃焼状態の悪化した気筒については上記燃焼変
動量DNEnが増大するようになるため、こうした燃焼
変動量DNEnの増大を監視することで燃焼状態の悪化
を検出することができる。
【0040】このようにして燃焼変動量DNEnが算出
されると、次に、この燃焼変動量DNEnと所定の判定
値JDNEとが比較される(ステップ160)。例え
ば、今回の制御周期が第1気筒#1の噴射時期を算出す
る周期である場合には、第1気筒#1に対応する燃焼変
動量DNE1と上記判定値JDNEとの比較が行われ
る。尚、上記判定値JDNEは、各気筒#1〜#4のそ
れぞれについて燃焼状態が悪化していることを判定する
ための値である。
【0041】ここで、燃焼変動量DNEnがこの判定値
JDNEを上回っている場合には(ステップ160:Y
ES)、同燃焼変動量DNEnに対応する気筒#1〜#
4において燃焼状態の悪化が無視できないものと判定さ
れる。そしてこの場合には、以下の式(3)に基づいて
遅角補正量DKnが更新される(ステップ170)。
【0042】DKn←DKn+α ・・・(3) 尚、上式(3)において、更新量αは、「0」よりも大
きい一定の値に設定されている。この遅角補正量DKn
は、噴射時期遅角量Kを燃焼変動量DNEnに応じて各
気筒#1〜#4毎に補正するための値であり、これが大
きくなるほど、噴射時期遅角量Kはより小さい値(K−
DNEn)に補正される。従って、この遅角補正量DK
nが大きくなるほど、噴射時期AINJは進角側の時期
に設定されることとなる。
【0043】次に、以下の式(4)に基づいて噴射時期
遅角量Kが補正される(ステップ180)。 K←K−DKn ・・・(4) 尚、上式(3)に基づいて算出される遅角補正量DKn
の値は、内燃機関10の運転が停止されるまで電子制御
装置30のメモリ30aに各気筒#1〜#4毎の値とし
て記憶保持される。従って、内燃機関10の運転期間中
は、噴射時期遅角量Kがこの記憶保持される遅角補正量
DKnに基づいて更新されるようになり、噴射時期遅角
量Kについて実質的にその学習が各気筒#1〜#4毎に
行われることになる。
【0044】このようにして噴射時期遅角量Kが補正さ
れた後、今回の制御周期において算出対象となっている
気筒#1〜#4の噴射時期AINJn(n=1〜4)が
次式(5)に基づいて算出される(ステップ190)。
【0045】AINJn←AINJ−K ・・・(5) 一方、先のステップ140において機関定常状態ではな
いと判断されると(ステップ140:NO)、燃焼変動
量DNEnに基づいて燃焼状態の悪化を正確に評価する
ことが困難であるため、遅角補正量DKnの更新処理
(ステップ170)を含む各ステップ150〜170の
処理は行われない。そして、この場合には、メモリ30
aに記憶されている遅角補正量DKnに基づいて噴射時
期遅角量Kが補正され、更にその補正後の噴射時期遅角
量Kに基づいて噴射時期AINJnが算出される(ステ
ップ180,190)。
【0046】また、先のステップ160において燃焼変
動量DNEnが上記判定値JDNE以下であると判定さ
れる場合(ステップ160:NO)には、燃焼変動が小
さく、従って燃焼状態の悪化も殆ど無視できる範囲にあ
るため、遅角補正量DKnの更新処理(ステップ17
0)は行われない。そして、この場合にも同様に、メモ
リ30aに記憶されている遅角補正量DKnに基づいて
噴射時期遅角量Kが補正され、その補正後の噴射時期遅
角量Kに基づいて噴射時期AINJnが算出される(ス
テップ180,190)。
【0047】このようにして噴射時期AINJnが算出
されると、次にこの噴射時期AINJnと最進角時期A
INJMAXとが比較される(図4のステップ20
0)。この最進角時期AINJMAXは、噴射時期AI
NJnが過度に進角側の時期に制御されるのを制限する
際の制限値であり、例えば、これは先のステップ110
において機関回転速度NE及びアクセル開度PAに基づ
き算出される補正前の噴射時期AINJから冷却水温T
HWにより定まる所定値βを減算した値(AINJ−β
(THW))として設定される。
【0048】ここで噴射時期AINJnが最進角時期A
INJMAXよりも大きい場合、即ち同噴射時期AIN
Jnが最進角時期AINJMAXよりも更に進角側の時
期に設定されている場合には(ステップ200:YE
S)、噴射時期AINJnが最進角時期AINJMAX
と等しい時期に再設定される(ステップ210)。従っ
て、これら各ステップ200,210の一連の処理を通
じて、噴射時期AINJnが最進角時期AINJMAX
よりも更に進角側の時期に変更されるのが禁止される。
【0049】通常、上記のように遅角補正量DKnによ
る補正を通じて噴射時期遅角量Kを減少させることによ
り、点火プラグ15の周辺における混合気の燃料濃度が
徐々に濃くなるため、それに伴って燃焼状態の悪化が抑
えられるようになる。但しここで、何らかの要因により
噴射時期遅角量Kが過度に小さく設定され、換言すれば
噴射時期AINJnが過剰に進角されて点火プラグ15
のくすぶりを抑制しきれなくなると、燃焼状態が悪化し
て燃焼変動量DNEnが上記判定値JDNEを超えてし
まう場合がある。そして、このような場合にもなお噴射
時期遅角量Kを減少させて噴射時期AINJnを進角さ
せるようにすると、燃焼状態を更に悪化させてしまう懸
念がある。
【0050】上記各ステップ200,210の一連の処
理では、噴射時期AINJnを最進角時期AINJMA
Xよりも更に遅角側の時期になるようにその変更範囲を
制限することで、こうした燃焼状態の悪化を抑制するよ
うにしている。
【0051】このようにして噴射時期AINJnが最進
角時期AINJMAXに制限された後、或いは噴射時期
AINJnが最進角時期AINJMAX以下であってこ
うした制限を行う必要がない場合(ステップ200:N
O)、噴射時期AINJnに基づいて対応する気筒#1
〜#4の燃料噴射が実行される(ステップ220)。
【0052】一方、先のステップ120において、冷却
水温THWが判定値JTHW以上であり、機関温間時で
あると判定される場合(図3のステップ120:NO)
には、点火プラグ15のくすぶりが発生し難く、噴射時
期AINJを遅角側の時期に変更する必要性も低いた
め、先のステップ110において算出された噴射時期A
INJがそのまま各気筒#1〜#4の噴射時期AINJ
nとして設定され(ステップ195)、その噴射時期A
INJnに基づいて対応する気筒#1〜#4の燃料噴射
が実行される(図4のステップ220)。
【0053】以上説明した態様をもって燃料噴射時期を
制御するようにした本実施形態の噴射時期制御装置によ
れば、以下に記載するような作用効果を奏することがで
きる。
【0054】(1)燃焼状態の悪化に起因して燃焼変動
が発生しても、噴射時期AINJnを遅角させる際の噴
射時期遅角量Kが遅角補正量DKnに基づき補正され、
この補正を通じて燃焼変動量DNEnに即したかたちで
設定されるようになる。従って、この噴射時期遅角量K
を燃焼状態の悪化を招かない範囲で極力大きく設定する
ことができ、点火プラグ15のくすぶりをより効果的に
抑制することができるようになる。
【0055】(2)また、燃焼変動量DNEnが上記判
定値JDNEより大きいことを条件に、遅角補正量DK
nを徐々に増大させ、その遅角補正量DKnに基づいて
噴射時期遅角量Kを徐々に減少させるようにしている。
このように、燃焼変動量DNEnを監視しつつ、噴射時
期遅角量Kの更新を徐々に行うようにしているため、燃
焼変動を抑える上でより適切な値に噴射時期遅角量Kを
精度良く変更することができ、同噴射時期遅角量Kが必
要以上に小さく設定されるのを極力抑制することができ
るようになる。
【0056】(3)噴射時期遅角量Kに基づいて噴射時
期AINJnを遅角させるに際し、同噴射時期AINJ
nが最進角時期AINJMAXよりも更に進角側に設定
されるのを禁止するようにしている。従って、何らかの
要因により噴射時期遅角量Kが過度に小さく設定される
ことで、点火プラグ15のくすぶりを抑制しきれなくな
り、燃焼変動量DNEnが上記判定値JDNEを超える
ような状況になっても、噴射時期AINJnが最進角時
期AINJMAXを超えて更に進角側の時期に設定され
ることはない。その結果、噴射時期AINJnが過度に
進角されることに起因した燃焼状態の悪化を抑制するこ
とができるようになる。
【0057】(4)上記燃焼変動量DNEnを各気筒#
1〜#4毎に検出するとともに、その燃焼変動量DNE
nに基づいて噴射時期遅角量Kを各気筒#1〜#4につ
いて各別に変更するようにしている。従って、噴射時期
AINJの遅角により点火プラグ15の周辺の燃料濃度
が薄くなる際の程度が各気筒#1〜#4毎で異なる場合
であっても、そうした各気筒#1〜#4の違いに合わせ
て上記噴射時期遅角量Kが各気筒#1〜#4について各
別に変更されるようになる。その結果、燃焼状態の悪化
を各気筒#1〜#4の状況に見合ったかたちでこれを回
避できるとともに、点火プラグ15のくすぶりについて
も一層効果的に抑制することができるようになる。
【0058】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、この実施形態は以下のように構成を変更して実施
することもできる。 ・上記実施形態では、燃焼変動量DNEnに基づいて噴
射時期遅角量Kを各気筒#1〜#4について各別に変更
するようにしたが、例えば、いずれかの気筒#1〜#4
に対応する燃焼変動量DNEnが上記判定値JDNEを
上回ったときに、全ての気筒#1〜#4の噴射時期AI
NJnについて一律に変更するようにしてよい。
【0059】・上記実施形態では、各気筒#1〜#4に
ついて、燃焼行程に要する時間T1〜T4を計測し、そ
れらの平均値TAVEと各計測時間T1〜T4との間の
乖離量を燃焼変動量DNEnとして検出するようにした
が、この燃焼変動量は、その他にも例えば、各気筒#1
〜#4について燃焼行程中における機関回転速度の最大
値を検出するとともに、それらの平均値と各最大値との
間の乖離量としてこれを求めることもできる。或いは、
燃焼行程中における機関回転速度の変動量を各気筒#1
〜#4についてそれぞれ求めるとともに、これらを燃料
噴射量等に応じて設定される基準の変動量と比較し、両
者の差を燃焼変動量として求めることもできる。
【0060】・上記実施形態では、内燃機関10の燃焼
変動を機関回転速度の変動として求めるようにしたが、
例えばこの燃焼変動は、燃焼圧の変動、或いは排気空燃
比の変動として求めることもできる。尚、燃焼圧は、例
えば燃焼室に取り付けられた燃焼圧センサの検出信号に
基づいて検出することができ、また、排気空燃比は排気
通路に取り付けられた空燃比センサの検出信号に基づい
て検出することができる。またその他にも、燃焼行程中
に燃焼室内に生じるイオンを点火プラグの電極間に流れ
るイオン電流として検出し、このイオン電流に基づいて
燃焼変動を検出することもできる。
【0061】・上記実施形態では、内燃機関10が定常
運転状態にあることを条件に、燃焼変動量DNEnを検
出するとともに、この燃焼変動量DNEnに基づいて遅
角補正量DKnを更新するようにしたが、例えば上記燃
焼変動量DNEnに関して、機関運転状態に変化に基づ
く変動分と、燃焼状態の悪化に起因する変動分とを区別
して検出するようにすれば、過渡運転時においても遅角
補正量DKnの更新を行うことができる。
【0062】・上記実施形態では、燃焼変動量DNEn
が判定値JDNEを上回っていることを条件に、遅角補
正量DKnを徐々に増大させる際の更新量αを一定値と
したが、この更新量αを燃焼変動量DNEnの大きさに
応じて可変設定するようにしてもよい。また、この場合
には、図5に示されるように、燃焼変動量DNEnが大
きいときほど、同更新量αを大きく設定し、噴射時期A
INJnを進角側の時期に設定するようにするのが望ま
しい。こうした構成によれば、噴射時期遅角量Kを変更
する際の変更速度を燃焼変動量DNEnの大きさに即し
て設定することができるため、燃焼変動を速やかに抑え
て燃焼状態の悪化を抑制することができるようになる。
【0063】・上記実施形態では、燃焼変動量DNEn
が判定値JDNEを上回っていることを条件に、遅角補
正量DKnを所定の更新量αをもって徐々に増大させる
ようにしたが(図3のステップ170)、例えば、遅角
補正量DKnと燃焼変動量DNEnとの関係を予め演算
用マップとして記憶しておき、この演算用マップを参照
して遅角補正量DKnを燃焼変動量DNEnに基づき直
接算出するようにしてもよい。尚、この場合には、燃焼
変動量DNEnが大きくなるほど、遅角補正量DKnが
大きくなるように同遅角補正量DKnを設定するのが望
ましい。こうした構成によれば、噴射時期AINJnの
噴射時期遅角量Kを変更する際の変更量を燃焼変動の大
きさに即して設定することができるため、燃焼変動を速
やかに減少させて燃焼状態の悪化を抑制することができ
るようになる。
【0064】・上記実施形態では、遅角補正量DKnの
値を内燃機関10の運転期間中においてのみ記憶保持す
るようにしたが、この遅角補正量DKnの値を運転停止
中も記憶保持し、次回の運転時における噴射時期制御に
これを反映させるようにしてもよい。尚、このようにし
た場合には、先の図3に示すステップ160において燃
焼変動量DNEnが上記判定値JDNE以下であると判
定される場合(ステップ160:NO)、或いはこの否
定判定が所定期間継続する場合に、遅角補正量DKnを
減少させる処理を行うようにするのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる燃料噴射時期制御
装置の概略構成図。
【図2】噴射時期遅角量と冷却水温との関係を示すマッ
プ。
【図3】燃料噴射時期を制御する際の手順を示すフロー
チャート。
【図4】燃料噴射時期を制御する際の手順を示すフロー
チャート。
【図5】燃料噴射時期を遅角側に更新する際の更新量と
燃焼変動量との関係を示すマップ。
【符号の説明】
10…内燃機関、11…吸気通路、12…燃焼室、13
…排気通路、14…燃料噴射弁、15…点火プラグ、1
6…ピストン、30…電子制御装置、30a…メモリ、
31…クランクセンサ、32…アクセルセンサ、33…
水温センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 清夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 伊藤 之一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 北村 融 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA04 BA09 BA15 CA01 CA02 CA03 CA04 CA05 CA09 DA28 EA07 EA11 EB25 EC02 FA17 FA20 FA21 FA28 FA34 FA38 FA39 3G301 HA01 HA04 HA16 JA23 KA01 KA05 KA07 KA08 KA09 KA21 KA24 KA25 LB04 MA01 MA19 NA01 NA08 NB11 NE12 NE13 NE14 NE15 NE23 PB05Z PC01Z PD01Z PE02Z PE03Z PE05Z PE08Z PE09Z PF03Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射手段
    と、均質燃焼時における前記燃料噴射手段の噴射時期を
    機関冷間時には機関温間時よりも遅角させる噴射時期制
    御手段とを備えた火花点火式内燃機関の噴射時期制御装
    置において、 前記内燃機関の燃焼変動を検出する検出手段と、 前記噴射時期制御手段により噴射時期を遅角させる際の
    遅角量を前記検出される燃焼変動に基づいて変更する変
    更手段と を備えることを特徴とする火花点火式内燃機関の噴射時
    期制御装置。
  2. 【請求項2】前記変更手段は前記検出される燃焼変動の
    大きさが所定値より大きいことを条件に前記遅角量を徐
    々に減少させる請求項1記載の火花点火式内燃機関の噴
    射時期制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の火花点火式内燃機関の噴射
    時期制御装置において、 前記変更手段による前記遅角量の徐変操作に伴って噴射
    時期が予め定められた最進角時期よりも更に進角側の時
    期になるのを禁止する禁止手段を更に備えることを特徴
    とする火花点火式内燃機関の噴射時期制御装置。
  4. 【請求項4】前記変更手段は前記遅角量を変更する際の
    変更量を前記検出される燃焼変動の大きさに基づいて可
    変設定する請求項1乃至3のいずれかに記載の火花点火
    式内燃機関の噴射時期制御装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段は前記内燃機関の燃焼変動を
    各気筒毎に検出し、 前記変更手段は前記検出される燃焼変動に基づいて前記
    遅角量を各気筒について各別に変更する請求項1乃至4
    のいずれかに記載の火花点火式内燃機関の噴射時期制御
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202593A (ja) * 2007-01-25 2008-09-04 Denso Corp 燃料噴射制御装置
JP2010013961A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Hino Motors Ltd 内燃機関の燃焼状態判定装置
CN113775426A (zh) * 2020-06-09 2021-12-10 丰田自动车株式会社 内燃机的控制装置

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