JP2002030552A - 臭気、抗菌性を有するラッシェル編地及びその製品 - Google Patents
臭気、抗菌性を有するラッシェル編地及びその製品Info
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- JP2002030552A JP2002030552A JP2000211483A JP2000211483A JP2002030552A JP 2002030552 A JP2002030552 A JP 2002030552A JP 2000211483 A JP2000211483 A JP 2000211483A JP 2000211483 A JP2000211483 A JP 2000211483A JP 2002030552 A JP2002030552 A JP 2002030552A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】原糸に酸化チタン光触媒を付与して、この原糸
を使用してラッシェル編地に編成して、消臭、抗菌作用
を有するラッセル編地及びその製品を提供することを課
題とする。 【解決手段】ナイロン、アクリル、ポリエステルなどの
合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、羊毛などの天
然繊維およびそれらの混紡糸に、酸化チタン光触媒を付
与して，この原糸をラッシェル編みに編成した消臭、抗
菌性を有するラッセル編地及びその製品 。
を使用してラッシェル編地に編成して、消臭、抗菌作用
を有するラッセル編地及びその製品を提供することを課
題とする。 【解決手段】ナイロン、アクリル、ポリエステルなどの
合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、羊毛などの天
然繊維およびそれらの混紡糸に、酸化チタン光触媒を付
与して，この原糸をラッシェル編みに編成した消臭、抗
菌性を有するラッセル編地及びその製品 。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、合成繊維、再生繊維、
天然繊維及びそれらの混紡原糸に酸化チタン光触媒を付
与してなる消臭、抗菌性を有するラッシェル編地及びそ
の製品に関するものである。
天然繊維及びそれらの混紡原糸に酸化チタン光触媒を付
与してなる消臭、抗菌性を有するラッシェル編地及びそ
の製品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から編物、織物は金属酸化物を付与
させて抗菌性を有する消臭作用、中和作用を有する繊維
布帛が知られている。又、靴中敷に活性炭やシリカなど
による吸着作用により消臭剤も知られている。これらは
何れも周囲の悪臭成分を吸着して、その濃度を低下させ
るが悪臭成分の量が全体として減少することはないの
で、根本的な解決には至っていない。更に、人体が汗を
かいたときに発生するイソ吉草酸や腋臭の臭気成分は低
級脂肪酸が混じったもので、これらを完全に無臭化する
ことは困難であるとされている。
させて抗菌性を有する消臭作用、中和作用を有する繊維
布帛が知られている。又、靴中敷に活性炭やシリカなど
による吸着作用により消臭剤も知られている。これらは
何れも周囲の悪臭成分を吸着して、その濃度を低下させ
るが悪臭成分の量が全体として減少することはないの
で、根本的な解決には至っていない。更に、人体が汗を
かいたときに発生するイソ吉草酸や腋臭の臭気成分は低
級脂肪酸が混じったもので、これらを完全に無臭化する
ことは困難であるとされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の問題点を一帰し、極めて優れた消臭、抗菌作用を
付与したラッシェル編地及びその製品に関するものであ
る。
技術の問題点を一帰し、極めて優れた消臭、抗菌作用を
付与したラッシェル編地及びその製品に関するものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は原糸に酸化チタン光触媒を平均的に付着さ
せて、この原糸でラッシェル編地に編成した消臭、抗菌
作用を有する編地及びその製品で、その構成は下記の通
りである。
め、本発明は原糸に酸化チタン光触媒を平均的に付着さ
せて、この原糸でラッシェル編地に編成した消臭、抗菌
作用を有する編地及びその製品で、その構成は下記の通
りである。
【０００５】
【発明の実施の形態】ナイロン、アクリル、ポリエステ
ルなどの合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、羊毛
などの天然繊維及びそれらの混紡原糸に酸化チタン光触
媒を付与して、この原糸で、編成してなる消臭及び抗菌
性を有するラッシェル編地及びその製品を提供する。
ルなどの合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、羊毛
などの天然繊維及びそれらの混紡原糸に酸化チタン光触
媒を付与して、この原糸で、編成してなる消臭及び抗菌
性を有するラッシェル編地及びその製品を提供する。
【０００６】本発明において酸化チタン光触媒とは、紫
外線より励起して水から酸素を発生させたり、有機物を
分解するもであり、具体的にはアセターゼ型をしている
ものをいう。光触媒用の酸化チタンは、水中のハロゲン
含有有機物を炭酸ガスと水分子に分解する。原糸に酸化
チタンを固定する方法としては、酸化チタン光触媒水溶
液に水溶性の樹脂バインダーを使用して原糸を浸漬し、
ロールで絞り乾燥する。前記の原糸の表面に酸化チタン
を平均的に付着させる為に、合成樹脂バインダーと共に
酸化チタン光触媒を付着させる。この場合、酸化チタン
光触媒の粒子径が40ｎｍ以下であることが好ましく、粒
子の径が大きすぎると編成するときに脱落しやすい、又
酸化チタン光触媒の付着量は０．１％から２％の範囲で
あることが好ましく、酸化チタンの付着量が多いと糸が
硬くなり編成し難くなる。本発明に使用する樹脂バイン
ダーはアクリル樹脂、ウレタン樹脂が使用されるが、洗
濯，ドライクリーニングでの酸化チタン光触媒粒子の脱
落を押える為に、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの架
橋剤を併用するとよい。そして日光に照射しても変色し
ないバインダー樹脂としてはメラミン樹脂、エポキシ樹
脂が好適であり、水溶性のものがよく加熱条件下や常温
下に硬化させる事ができるものが望ましい。
外線より励起して水から酸素を発生させたり、有機物を
分解するもであり、具体的にはアセターゼ型をしている
ものをいう。光触媒用の酸化チタンは、水中のハロゲン
含有有機物を炭酸ガスと水分子に分解する。原糸に酸化
チタンを固定する方法としては、酸化チタン光触媒水溶
液に水溶性の樹脂バインダーを使用して原糸を浸漬し、
ロールで絞り乾燥する。前記の原糸の表面に酸化チタン
を平均的に付着させる為に、合成樹脂バインダーと共に
酸化チタン光触媒を付着させる。この場合、酸化チタン
光触媒の粒子径が40ｎｍ以下であることが好ましく、粒
子の径が大きすぎると編成するときに脱落しやすい、又
酸化チタン光触媒の付着量は０．１％から２％の範囲で
あることが好ましく、酸化チタンの付着量が多いと糸が
硬くなり編成し難くなる。本発明に使用する樹脂バイン
ダーはアクリル樹脂、ウレタン樹脂が使用されるが、洗
濯，ドライクリーニングでの酸化チタン光触媒粒子の脱
落を押える為に、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの架
橋剤を併用するとよい。そして日光に照射しても変色し
ないバインダー樹脂としてはメラミン樹脂、エポキシ樹
脂が好適であり、水溶性のものがよく加熱条件下や常温
下に硬化させる事ができるものが望ましい。
【０００７】上記の原糸で編成したラッシェル編地は、
組織上トリコット編と同様であるが、編機の針にひげ針
を用いて編むものであり、ジャガード装置を用いて複雑
な模様を編み出すことができ、生地は通気性がよく、メ
リヤス編みに比べて伸縮性が少なく織物に似たところも
あり、メリヤスや織物の様に目ほどけがなく強靭な布地
が得られ、裁断縫製して汗のかきやすい肌着、運動着な
どの衣類、靴中敷に好適で、ラッシェル編地は表面積が
広く、汗の吸着性及び通気性がよい。
組織上トリコット編と同様であるが、編機の針にひげ針
を用いて編むものであり、ジャガード装置を用いて複雑
な模様を編み出すことができ、生地は通気性がよく、メ
リヤス編みに比べて伸縮性が少なく織物に似たところも
あり、メリヤスや織物の様に目ほどけがなく強靭な布地
が得られ、裁断縫製して汗のかきやすい肌着、運動着な
どの衣類、靴中敷に好適で、ラッシェル編地は表面積が
広く、汗の吸着性及び通気性がよい。
【０００８】
【発明の効果】本発明は優れた消臭、抗菌機能を有する
ラッシェル編地が提供でき、特にラッシェル編地は編物
として表面積が大きくループによって網目が構成されて
いるので、強靭な編地でメリヤス編みのように目ほどけ
がなく、伸縮性が少なく、各寸法に裁断して使用できる
ので、衣類、特に汗のかきやすい肌着、運動着、靴中敷
などに有効に使用できる。
ラッシェル編地が提供でき、特にラッシェル編地は編物
として表面積が大きくループによって網目が構成されて
いるので、強靭な編地でメリヤス編みのように目ほどけ
がなく、伸縮性が少なく、各寸法に裁断して使用できる
ので、衣類、特に汗のかきやすい肌着、運動着、靴中敷
などに有効に使用できる。
【０００９】実施例１ ポリエステル繊維５０番手の原糸に、酸化チタン光触媒
水分散液（粒子径１０ｎｍ．固形分３５％）４．０重量
％．トリメチロールメラミン（固形分６０％）０．４９
重量％．メラミン硬化触媒０．０５重量％．水 ９５．
４６％．上記の処理液にポリエステル原糸を浸漬させ
て、ロールで絞り、ついで１１０℃の乾燥機に入れ、３
分間乾燥する。前記ポリエステル繊維の原糸を編成して
ラッシェル編地とした。このラッシェル編地は目付け１
００ｇ／ｍ２に対する酸化チタン付着量は約０．１重量
％であった。
水分散液（粒子径１０ｎｍ．固形分３５％）４．０重量
％．トリメチロールメラミン（固形分６０％）０．４９
重量％．メラミン硬化触媒０．０５重量％．水 ９５．
４６％．上記の処理液にポリエステル原糸を浸漬させ
て、ロールで絞り、ついで１１０℃の乾燥機に入れ、３
分間乾燥する。前記ポリエステル繊維の原糸を編成して
ラッシェル編地とした。このラッシェル編地は目付け１
００ｇ／ｍ２に対する酸化チタン付着量は約０．１重量
％であった。
【００１０】次ぎに、このラッシェル編地に対して汗の
消臭試験を以下の要領で行った。 試験方法 ガラス板上に約２０ｃｍ×２０ｃｍの酸化チタン触媒処
理されたラッシェル編地と未処理のラッシェル編地を固
定して、汗の臭気成分としてイソ吉草酸をアセトン１％
濃度に溶解したものを、ピペットで前記の各ラッシェル
編地に１０滴落し、アセトンを自然乾燥させた。各試料
をそれぞれ透明の合成樹脂容器に入れて密閉し、太陽光
線下に１時間曝した後、酢酸用検知管で濃度を測定した
ところ、官能試験法で、未処理のラッシェル編地は１５
ｐｐｍで、激しい悪臭を感じたのに対し、酸化チタン光
触媒処理したラッセル編地は２ｐｐｍであり、明かに酸
化チタン光触媒処理したラッシェル編地ほとんど臭気を
感じなかった。
消臭試験を以下の要領で行った。 試験方法 ガラス板上に約２０ｃｍ×２０ｃｍの酸化チタン触媒処
理されたラッシェル編地と未処理のラッシェル編地を固
定して、汗の臭気成分としてイソ吉草酸をアセトン１％
濃度に溶解したものを、ピペットで前記の各ラッシェル
編地に１０滴落し、アセトンを自然乾燥させた。各試料
をそれぞれ透明の合成樹脂容器に入れて密閉し、太陽光
線下に１時間曝した後、酢酸用検知管で濃度を測定した
ところ、官能試験法で、未処理のラッシェル編地は１５
ｐｐｍで、激しい悪臭を感じたのに対し、酸化チタン光
触媒処理したラッセル編地は２ｐｐｍであり、明かに酸
化チタン光触媒処理したラッシェル編地ほとんど臭気を
感じなかった。
【００１１】実施例２ ナイロン繊維６０番手の原糸に、酸化チタン光触媒水分
散液（粒子径１０ｎｍ．固形分３０％）８．０重量％．
メラミン（固形分６０％）０．５重量％．メラミン硬化
触媒０．０４重量％．水 ９１．４６重量％．前記ナイ
ロン繊維原糸を、この処理液に浸し、ロールで絞り、次
ぎに１１０℃の乾燥機に入れ、２分乾燥して、この処理
原糸でラッシェル編地に編成した。前記ラッシェル編地
の酸化チタン光触媒の付着量を調べたところ、目付け１
００ｇ／ｍ２に対する酸化チタンの付着量は０．１６重
量％であった。
散液（粒子径１０ｎｍ．固形分３０％）８．０重量％．
メラミン（固形分６０％）０．５重量％．メラミン硬化
触媒０．０４重量％．水 ９１．４６重量％．前記ナイ
ロン繊維原糸を、この処理液に浸し、ロールで絞り、次
ぎに１１０℃の乾燥機に入れ、２分乾燥して、この処理
原糸でラッシェル編地に編成した。前記ラッシェル編地
の酸化チタン光触媒の付着量を調べたところ、目付け１
００ｇ／ｍ２に対する酸化チタンの付着量は０．１６重
量％であった。
【００１２】試験方法 菌測定法（繊維製品衛生加工協議会）により、抗菌性の
評価を試験した。黄色ブドウ球菌を使用して培養時に蛍
光灯下で未処理ラッセル編地と酸化チタン光触媒を処理
した原糸で編成したラッセル編地に実施した。未処理の
ラッシェル編地は菌数増減値差０．２１であったのに対
し、酸化チタン光触媒処理原糸を使用したラッセル編地
の菌数増減値差は４．２０であり、（菌数増減値差１．
６以上を合格とした。）明かに酸化チタン光触媒処理原
糸を使用したラッセル編地は蛍光灯照射下で抗菌性があ
ることが判明した。
評価を試験した。黄色ブドウ球菌を使用して培養時に蛍
光灯下で未処理ラッセル編地と酸化チタン光触媒を処理
した原糸で編成したラッセル編地に実施した。未処理の
ラッシェル編地は菌数増減値差０．２１であったのに対
し、酸化チタン光触媒処理原糸を使用したラッセル編地
の菌数増減値差は４．２０であり、（菌数増減値差１．
６以上を合格とした。）明かに酸化チタン光触媒処理原
糸を使用したラッセル編地は蛍光灯照射下で抗菌性があ
ることが判明した。
【００１３】実施例３ 綿１００％の原糸に、酸化チタン触媒水分散液（粒子径
２０ｎｍ．固形分２０％．）８．２重量％．アクリル樹
脂３．０重量％．アジリジン系架橋剤０．４重量％．水
８８．４重量％．上記の処理液に前記原糸を浸漬させ
て、ロールで絞り、１２０℃の乾燥機に入れて２分間乾
燥させて、この原糸でラッセル編地に編成した。該編地
に対する酸化チタン光触媒付着量は、０．９４重量％で
あった。前記ラッシェル編地にタバコ臭気の消臭試験を
した。 試験方法 フィルター付きタバコに火をつけ、これを一度吸って、
フィルターを下にしてタバコを垂直に立て、６００ｍｌ
の広口の合成樹脂ボトルをその上に被せて燃焼ガスを１
分間集めた。同様に酸化チタン光触媒処理しないラッセ
ル編地を、前記と同様の方法で燃焼ガスを１分間集め
た。この編物にタバコの臭気を付着させた後、紫外線ラ
ンプ（紫外線強度０．７ｍｗ/ｃｍ２）の下で２時間放
置して臭気の官能的評価の結果、酸化チタン光触媒処理
をした編地からなるラッセル編地からはタバコの臭気は
ほとんどせず、未処理のラッシェル編地は悪臭が残って
いた。
２０ｎｍ．固形分２０％．）８．２重量％．アクリル樹
脂３．０重量％．アジリジン系架橋剤０．４重量％．水
８８．４重量％．上記の処理液に前記原糸を浸漬させ
て、ロールで絞り、１２０℃の乾燥機に入れて２分間乾
燥させて、この原糸でラッセル編地に編成した。該編地
に対する酸化チタン光触媒付着量は、０．９４重量％で
あった。前記ラッシェル編地にタバコ臭気の消臭試験を
した。 試験方法 フィルター付きタバコに火をつけ、これを一度吸って、
フィルターを下にしてタバコを垂直に立て、６００ｍｌ
の広口の合成樹脂ボトルをその上に被せて燃焼ガスを１
分間集めた。同様に酸化チタン光触媒処理しないラッセ
ル編地を、前記と同様の方法で燃焼ガスを１分間集め
た。この編物にタバコの臭気を付着させた後、紫外線ラ
ンプ（紫外線強度０．７ｍｗ/ｃｍ２）の下で２時間放
置して臭気の官能的評価の結果、酸化チタン光触媒処理
をした編地からなるラッセル編地からはタバコの臭気は
ほとんどせず、未処理のラッシェル編地は悪臭が残って
いた。
【００１４】実施例４ アクリル糸とレーヨン糸混紡糸を、酸化チタン光触媒水
分散液（粒子径１０ｎｍ．固形分１７％）８．０重量
％．アクリル樹脂．３．０重両％．アジリジン系架橋剤
０．４重量％．水８８．６重量％．前記原糸を前記の処
理液に浸漬させて、これをロールで絞り、１００℃の乾
燥機に入れて３分間乾燥させて、この原糸を編成してラ
ッセル編地にした。該編地に対する酸化チタン付着量
は、１．２１重量％であった。
分散液（粒子径１０ｎｍ．固形分１７％）８．０重量
％．アクリル樹脂．３．０重両％．アジリジン系架橋剤
０．４重量％．水８８．６重量％．前記原糸を前記の処
理液に浸漬させて、これをロールで絞り、１００℃の乾
燥機に入れて３分間乾燥させて、この原糸を編成してラ
ッセル編地にした。該編地に対する酸化チタン付着量
は、１．２１重量％であった。
【００１５】試験方法 前記の編地に１０ｃｍ×１０ｃｍの酸化チタン光触媒処
理をしたラッセル編地と未処理のラッセル編地上に、汗
の臭気成分であるイソ吉草酸をアセトンの濃度１％に溶
解したものをピペットで、それぞれの編地に一滴落し、
アセトンを自然乾燥させて、紫外線強度が５．０ｎｗ／
ｃｍ２の太陽光線下で２０分曝した。そして、前記の試
料をそれぞれポリエチレン製の袋に入れて臭気の官能評
価をした。その結果、酸化チタン光触媒処理のラッセル
編地はほとんど臭気はなく、未処理のラッセル編地は激
しい汗の臭気がした。
理をしたラッセル編地と未処理のラッセル編地上に、汗
の臭気成分であるイソ吉草酸をアセトンの濃度１％に溶
解したものをピペットで、それぞれの編地に一滴落し、
アセトンを自然乾燥させて、紫外線強度が５．０ｎｗ／
ｃｍ２の太陽光線下で２０分曝した。そして、前記の試
料をそれぞれポリエチレン製の袋に入れて臭気の官能評
価をした。その結果、酸化チタン光触媒処理のラッセル
編地はほとんど臭気はなく、未処理のラッセル編地は激
しい汗の臭気がした。
【図１】原糸の周囲に酸化チタン光触媒が付着された状
態の説明拡大図である。
態の説明拡大図である。
【図２】ラッセッル編地の一部拡大説明図である。
１ 酸化チタン光触媒を付与した原糸 ２ ラッセル編地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4D019 AA01 BA12 BA13 BB02 BC06 BC07 BC10 CB04 4L002 AA00 AA06 AA07 AA08 AB01 AC00 CA01 EA00 FA01 FA03 4L031 AA18 AA20 AB04 AB21 BA09 DA12 DA13 DA19 4L033 AA07 AA08 AB01 AB03 AC10 CA36
Claims (2)
- 【請求項１】ナイロン、アクリル、ポリエステルなどの
合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、羊毛などの天
然繊維およびそれらの混紡の原糸に、酸化チタン光触媒
を付与してなる消臭、抗菌性を有するラッシェル編地。 - 【請求項２】原糸に酸化チタン光触媒処理して消臭及び
抗菌性を有するラッセル編地を編成して、この編地を適
宜の形状に裁断加工してなる製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000211483A JP2002030552A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 臭気、抗菌性を有するラッシェル編地及びその製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000211483A JP2002030552A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 臭気、抗菌性を有するラッシェル編地及びその製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002030552A true JP2002030552A (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=18707581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000211483A Pending JP2002030552A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 臭気、抗菌性を有するラッシェル編地及びその製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002030552A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005014053A2 (en) * | 2003-06-16 | 2005-02-17 | University Of Florida | Photoelectrochemical air disinfection |
| JP2007167783A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Nitto Denko Corp | スパイラル型分離膜エレメント |
| JP2007262621A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Fujitsu Ltd | 光触媒能を有する繊維、及びこの繊維を用いた布帛、並びに、この布帛を用いた布製品 |
| WO2009101995A1 (ja) | 2008-02-15 | 2009-08-20 | Opelontex Co., Ltd. | 消臭材 |
| JP2012136816A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-07-19 | Tokyo Yoshioka Co Ltd | 三層一体編テープ |
-
2000
- 2000-07-12 JP JP2000211483A patent/JP2002030552A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2005014053A2 (en) * | 2003-06-16 | 2005-02-17 | University Of Florida | Photoelectrochemical air disinfection |
| WO2005014053A3 (en) * | 2003-06-16 | 2005-09-15 | Univ Florida | Photoelectrochemical air disinfection |
| US7063820B2 (en) | 2003-06-16 | 2006-06-20 | University Of Florida Research Foundation, Inc. | Photoelectrochemical air disinfection |
| US7371351B2 (en) | 2003-06-16 | 2008-05-13 | University Of Florida Research Foundation, Inc. | Photoelectrochemical air disinfection |
| US7635450B2 (en) | 2003-06-16 | 2009-12-22 | University Of Florida Research Foundation, Inc. | Photoelectrochemical air disinfection |
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| JP4488431B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2010-06-23 | 日東電工株式会社 | スパイラル型分離膜エレメント |
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