JP2002029581A - エアゾール製品用プラスチック容器及びこの容器を用いたエアゾール製品 - Google Patents

エアゾール製品用プラスチック容器及びこの容器を用いたエアゾール製品

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JP2002029581A JP2000215091A JP2000215091A JP2002029581A JP 2002029581 A JP2002029581 A JP 2002029581A JP 2000215091 A JP2000215091 A JP 2000215091A JP 2000215091 A JP2000215091 A JP 2000215091A JP 2002029581 A JP2002029581 A JP 2002029581A
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Hiroaki Nishimoto
浩章 西本
Satoru Takehana
哲 竹花
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内に収納された噴射剤や容器内において
気化した内容液等の気体状の内容物が容器外部へ透過す
ることを好適に抑制できるエアゾール製品用プラスチッ
ク容器及びこの容器を用いたエアゾール製品を提供する
ことにある。 【解決手段】 容器の内面及び/又は外面に蒸着膜が形
成されてなることを特徴とするエアゾール製品用プラス
チック容器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール製品用プ
ラスチック容器及びこの容器を用いたエアゾール製品に
係り、更に詳しくは容器の内面又は外面のうちの少なく
とも一方に蒸着膜が形成されたエアゾール製品用プラス
チック容器及びこの容器を用いたエアゾール製品に係
り、その目的は、容器内に収納された噴射剤や内容液等
の内容物が容器外部へ透過することを好適に抑制できる
エアゾール製品用プラスチック容器及びこの容器を用い
たエアゾール製品を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】噴射装置が備えられた容器に内容液と噴
射剤が封入されたエアゾール製品は、噴射面に対して略
均一に内容液を噴射できることから、ヘアスプレー等の
形態として広く利用されている。エアゾール製品に用い
られる容器は、耐圧性、堅牢性が要求されるために、通
常の場合、金属製の容器が用いられている。しかしなが
ら、金属製の容器を用いた場合には、金属製の容器の腐
食を防止するために内容液に水を処方することができ
ず、また、内容液に水を処方する場合には、エポキシフ
ェノール等により容器の内面をコートする必要があっ
た。また、なによりも、金属製の容器の場合、当然のこ
とながら、容器の外から容器の内部を視認することはで
きず、内容液の残量等を容易にしかも確実に確認するこ
とはできなかった。
【0003】一方、容器の材質としてポリエチレンテレ
フタレート等のプラスチックが用いられたエアゾール製
品が存在している。このようなエアゾール製品において
は、収容量や容器の壁の肉厚を調整することにより、噴
射剤や内容液等の内容物が容器を透過することを抑制す
るとともに、耐圧性や堅牢性が満たされたものとなって
いる。また、容器の材質としてプラスチックを用いるこ
とにより、水による容器の腐食の心配もなくなる。しか
しながら、容器の材質としてプラスチックが用いられた
エアゾール製品においては、たとえ収容量や容器の壁の
肉厚を調整したとしても、噴射剤や容器内において気化
した内容液が容器を透過することを十分抑制することは
できず、特に高温時には内容物の透過が顕著に発生し
た。また、圧縮ガスを噴射剤として用いた場合、圧縮ガ
スの透過が発生し、エアゾール製品の内圧が低下すると
いった問題が存在した。しかも、このようなプラスチッ
ク容器の収容量は100ml未満であり、汎用性に劣る
といった問題も存在した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明の解決課
題は、水による腐食の心配がないために、水を含有した
内容液であっても収容することができ、しかも、高温の
条件下で長期間保存した場合であっても、容器内に封入
した噴射剤や内容液等の内容物が容器を透過することを
抑制できるエアゾール製品用プラスチック容器及びこの
容器を用いたエアゾール製品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に係る発
明は、容器の内面及び/又は外面に蒸着膜が形成されて
なることを特徴とするエアゾール製品用プラスチック容
器に関する。請求項2に係る発明は、前記容器が、ポリ
エチレンテレフタレート又はポリエチレンテレフタレー
トと1種以上のプラスチックの共重合体からなることを
特徴とする請求項1に記載のエアゾール製品用プラスチ
ック容器に関する。請求項3に係る発明は、前記蒸着膜
が酸化アルミニウム膜、カーボン膜、シリカ膜のうちの
一種以上からなることを特徴とする請求項1又は2に記
載のエアゾール製品用プラスチック容器に関する。請求
項4に係る発明は、前記蒸着膜の厚さが、0.01〜1
00μmであることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載のエアゾール製品用プラスチック容器に関す
る。請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか
に記載のエアゾール製品用プラスチック容器に内容液及
び噴射剤が封入されてなることを特徴とするエアゾール
製品に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るエアゾール製品用プ
ラスチック容器は、容器の内面又は外面の少なくとも一
方に蒸着膜が形成されていることを特徴とする。これ
は、プラスチック製の容器に蒸着膜が形成されることに
より、容器内に収納された噴射剤や内容液等の内容物が
容器を透過することを抑制できるからである。
【0007】以下、本発明に係るエアゾール製品用プラ
スチック容器について図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明に係るエアゾール製品用プラスチック容器に
おいて用いられる容器の正面図、図2は、図1に示され
る容器のA−A線断面図である。図3は、図2に示され
る容器の外面に蒸着膜を形成したB部拡大図、図4は図
2に示される容器の外面と内面に蒸着膜を形成したB部
拡大図、図5は図2に示される容器の内面に蒸着膜を形
成したB部拡大図である。図6は、図1に示される容器
の内面に蒸着膜を形成したエアゾール製品用プラスチッ
ク容器の開口部を噴射装置により密閉した状態を示した
部分断面図である。本発明に係るエアゾール製品用プラ
スチック容器(1)において用いられる容器(2)の材
質は、容器成形することができるとともにその表面に蒸
着膜を形成できるものであれば特には限定されず、半合
成樹脂、純合成樹脂のいずれも好適に用いることができ
る。具体的には、半合成樹脂として、ニトロセルロー
ス、アセチルセルロース、アセトブチルセルロース、プ
ロピオン酸セルロース、メチルセルロース、エチルセル
ロース等を例示することができる。また、純合成樹脂と
して、フェノール樹脂、フルフラール樹脂、キシレン樹
脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アルキド樹脂、フラ
ン樹脂、アニリン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂等の熱硬化性樹脂、或いはポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリレート樹
脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、塩
化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリエーテル、ポリイミド樹脂等の熱可塑性樹脂を
例示することができる。
【0008】また、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレ
ンテレフタレート等の共重合プラスチック、或いは二種
以上のプラスチックを混練若しくはグラフト化したブロ
ック共重合体やグラフト共重合体等のプラスチックアロ
イも好適に用いることができる。特に、本発明において
は、ポリエチレンテレフタレート若しくはポリエチレン
テレフタレートに一種以上のプラスチックを混練した又
は共重合させたものを用いることが好ましい。これは、
このような材質が用いられた容器(2)は強度の面にお
いて優れるとともに、その表面に蒸着膜(3)を形成し
たとしても容器(2)の内部を容器外から視認すること
ができるからである。
【0009】用いられる容器(2)の形態も特に限定さ
れず、図1及び図2に示されるようなボトル型のほか、
円筒形状、直方体形状等あらゆる形態に形成されたもの
を用いることができるが、容器の耐圧性を考慮するとボ
トル型の形状が好ましい。また、容器(2)の厚さ
(C)は、容器の側面、上部及び下部で異なるが、その
厚さは0.5〜3.0mmとするとよい。さらに、圧力
1.3MPaで変形せず、かつ圧力1.5MPaで破裂
しないように調製することが好ましい。
【0010】上記したような容器(2)の内面(22)
又は外面(21)の少なくとも一方に蒸着膜(3)が形
成されることにより、本発明に係るエアゾール製品用プ
ラスチック容器(1)とされる。これは、容器(2)に
蒸着膜(3)を形成することにより、容器内から容器外
にかけて内容物が容器(2)を透過することを抑制でき
るからである。容器(2)の内面(22)又は外面(2
1)の少なくとも一方に形成される蒸着膜(3)は特に
限定はされないが、ニッケル、クロム、アルミニウム、
鉄、スズ、チタン等の金属、ケイ素、アルミニウム、マ
グネシウム、亜鉛、カルシウム、カリウム、スズ、ナト
リウム、ホウ素、チタン、鉛、ジルコニウム、イットリ
ウム、銅等の金属の酸化物、或いは、ダイヤモンドライ
クカーボン等の炭素からなる蒸着膜(3)を例示するこ
とができる。このうち、酸化アルミニウム蒸着膜、シリ
カ蒸着膜、或いはダイヤモンドライクカーボン蒸着膜等
のカーボン蒸着膜を用いることが好ましく、ダイヤモン
ドライクカーボン蒸着膜等のカーボン蒸着膜を用いるこ
とがより好ましい。これは、酸化アルミニウム蒸着膜
は、無色透明であり、残留応力が小さく、しかも低コス
トで生産することができるからである。シリカ蒸着膜
は、内容物の透過を好適に抑制できるとともに、耐酸
性、耐アルカリ性等の面においては優れているからであ
る。また、カーボン蒸着膜やダイヤモンドライクカーボ
ン蒸着膜は、内容物の透過を好適に抑制できるととも
に、耐酸性、耐アルカリ性の面においても優れているか
らである。
【0011】容器(2)の内面(22)又は外面(2
1)に蒸着膜(3)を形成する方法は特に限定されず、
物理的蒸着又は化学的蒸着のいずれも用いることができ
る。物理的蒸着法としては、真空蒸着法、イオンプレー
ティング法、スパッタリング蒸着法、分子線結晶成長法
等を例示することができる。また、化学的蒸着法として
は、減圧化学的蒸着法、プラズマ化学的蒸着法、ハロゲ
ン輸送蒸着法、MO化学的蒸着法等を例示することがで
きる。前述した方法のうち、物理的蒸着方法がより好ま
しく採用することができる。これは、形成された蒸着膜
(3)の気密性や容器(2)との密着性が高いからであ
る。さらに、各物理的蒸着方法のうち、イオンプレーテ
ィング法を最も好ましく採用することができる。これ
は、この方法により形成された蒸着膜(3)は容器
(2)との密着性が高く、しかもピンホールが少なく、
高密度な蒸着膜(3)が形成されるからである。
【0012】蒸着膜(3)は図3や図5に示されるよう
に、容器(2)の内面(22)又は外面(21)のいず
れか一方に形成してもよく、図4に示されるように容器
(2)の内面(22)と外面(21)の双方に形成する
こともできる。また、蒸着膜(3)は、容器(2)の外
面(21)の略全面に対して略均一となるように、又は
内面(22)の略全面に対して略均一となるように蒸着
することが好ましいが、それらの一部に蒸着しても構わ
ない。形成される蒸着膜(3)の厚さは特に限定されな
いが、0.01〜100μm、好ましくは、0.05〜
70μmとするとよい。これは、0.01μm未満の場
合、内容物の透過を十分抑制することができず、また、
100μmより厚く形成したとしても、それ以上の効果
が望めないばかりか、蒸着膜(3)が厚くなりすぎて容
器(2)の外観を損なうことがあるために、いずれの場
合も好ましくないからである。
【0013】本発明に係るエアゾール製品用プラスチッ
ク容器(1)は、ヘアスプレー、ヘアフォーム、ボディ
ースプレー、フットスプレー等のエアゾール製品の容器
として好適に用いることが可能である。これは、本発明
に係るエアゾール製品用プラスチック容器(1)は、容
器内に収納される噴射剤や内容液等の内容物の容器外へ
の透過を抑制することができるために、製品重量の変化
が少なくまた内圧の変化も低減することができ、保存性
に優れたものとすることができるからである。また、製
品の安全性が高まることとなるため、容器の収容量を従
来の最大約100mlから最大約230mlに増加する
ことができる。
【0014】本発明に係るエアゾール製品用プラスチッ
ク容器(1)に収納することができる内容液としては、
整髪剤、化粧水等の化粧料の他、鼻用スプレー、虫除け
スプレー、殺虫剤等を例示することができるが特に限定
されない。また、用いられる噴射剤としては、液化石油
ガス、ジメチルエーテル、イソブタン等の液化ガス、窒
素、炭酸ガス、空気、酸素等の圧縮ガス、或いはこれら
の混合物を例示することができる。本発明に係るエアゾ
ール製品用プラスチック容器(1)を用いてエアゾール
製品を調製するには、常法に従えばよく、容器内に上記
したような内容液及び噴射剤を収納した後に、容器の開
口部を図6に示されるように噴射装置(4)により密閉
すればよい。若しくは、容器内に内容液を収納して容器
の開口部を図6に示されるように噴射装置(4)により
密閉した後に、噴射装置(4)のステム部から気体状の
噴射剤を充填しても構わない。尚、図6中の(41)は
パッキンである。尚、本発明に係るエアゾール製品用プ
ラスチック容器(1)は、エアゾール製品の容器として
用いるほか、固体状、液体状、気体状のいずれの形態の
内容物であっても収納できることは言うまでもない。即
ち、化粧品、食料品、医薬品、或いは農薬、殺虫剤等あ
らゆる物質の収納に用いることが可能である。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を詳細に説明す
る。但し、本発明は、以下の実施例により何ら限定され
るものではない。 (試料の調製) 容器(材質;ポリエチレンテレフタレート(PET)、
収容量215ml)の内面に後記表1に示される蒸着膜
を真空蒸着により形成した。次に、容器の収容量の70
重量%の精製水を分注した。専用の噴射装置によりクリ
ンチして、噴射装置のステム部から窒素を平衡圧充填に
より、0.85〜0.95MPaとなるまで充填するこ
とにより実施例1〜4の各試料を、また、容器(材質;
ポリエチレンテレフタレート(PET)、収容量92m
l)の内面にカーボン蒸着膜を真空蒸着により形成した
容器内に、前述と同様の方法により精製水と窒素を封入
することにより実施例5の試料を、それぞれ調製した。
また、実施例1〜4及び実施例5において用いられた容
器の表面に蒸着膜を形成せずに、前述と同様の方法によ
り精製水と窒素を封入することにより比較例1及び2の
各試料を、容器(材質;ポリエチレンテレフタレート
(PET)とポリアクリレート(AR)の共重合体、収
容量92ml)の表面に蒸着膜を形成せずに、前述と同
様の方法により精製水と窒素を封入することにより比較
例3の試料を、それぞれ調製した。
【0016】(試験例;重量及び内圧の測定)上記調製
した実施例1〜5及び比較例1〜3の各試料の重量を室
温にて電子天秤により秤量した。また、実施例1〜5及
び比較例1〜3の各試料の内圧を、25±1℃の条件下
にて薄膜式内圧測定器により測定した。次に、これらの
各試料を45℃の条件下で暗所に3ヶ月保存した後に、
上記した方法と同様の方法により重量と内圧を測定し
た。実施例1〜5及び比較例1〜3の各試料の3ヶ月経
過後の重量の減少量及び内圧の低下量を表1及び表2に
記載した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】表1及び表2の結果の通り、本発明に係る
プラスチック容器は、その内面又は外面に蒸着膜が形成
されたものであるから、蒸着膜が形成されていないもの
に比べ、容器内に封入された内容液や噴射剤の透過を抑
制できることが分かる。
【0020】以下、本発明に係るエアゾール製品用プラ
スチック容器に収納することができるエアゾール製品の
内容液の処方例を示す。 (処方例1;ヘアスプレー)
【表3】
【0021】(処方例2;ヘアフォーム)
【表4】
【0022】(処方例3;ボディースプレー)
【表5】
【0023】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に係る発明
は、容器の内面及び/又は外面に蒸着膜が形成されてな
ることを特徴とするエアゾール製品用プラスチック容器
であるから、容器内に封入した内容液等の透過を抑制す
ることができる。請求項2に係る発明は、前記容器が、
ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンテレフタ
レートと1種以上のプラスチックの共重合体からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載のエアゾール製品用プラ
スチック容器であるから、強度の面において優れるとと
もに、容器外から容器内を視認することができるため
に、容器内の内容物の残量を容易に確認することが可能
である。請求項3に係る発明は、前記蒸着膜が酸化アル
ミニウム膜、カーボン膜、シリカ膜のうちの一種以上か
らなることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアゾ
ール製品用プラスチック容器であり、請求項4に係る発
明は、前記蒸着膜の厚さが、0.01〜100μmであ
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
エアゾール製品用プラスチック容器であるから、気密性
に優れたエアゾール製品用プラスチック容器とすること
ができる。請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のい
ずれかに記載のエアゾール製品用プラスチック容器に内
容液及び噴射剤が封入されてなることを特徴とするエア
ゾール製品であるから、噴射剤や内容液の容器外への透
過を抑制することができるために、重量や内圧の変化が
少なく、保存性に優れたエアゾール製品とすることが可
能である。また、容器収容量の面からも従来のものに比
べ汎用性の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアゾール製品用プラスチック容
器において用いられる容器の正面図である。
【図2】図1に示される容器のA−A線断面図である。
【図3】図2に示される容器の外面に蒸着膜を形成した
エアゾール製品用プラスチック容器のB部拡大図であ
る。
【図4】図2に示される容器の外面及び内面に蒸着膜を
形成したエアゾール製品用プラスチック容器のB部拡大
図である。
【図5】図2に示される容器の内面に蒸着膜を形成した
エアゾール製品用プラスチック容器のB部拡大図であ
る。
【図6】図1に示される容器の内面に蒸着膜を形成し、
開口部を噴射装置により密閉した状態を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
1・・・エアゾール製品用プラスチック容器 2・・・容器 21・・・容器の外面 22・・・容器の内面 3・・・蒸着膜 4・・・噴射装置 41・・・パッキン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の内面及び/又は外面に蒸着膜が形
    成されてなることを特徴とするエアゾール製品用プラス
    チック容器。
  2. 【請求項2】 前記容器が、ポリエチレンテレフタレー
    ト又はポリエチレンテレフタレートと1種以上のプラス
    チックの共重合体からなることを特徴とする請求項1に
    記載のエアゾール製品用プラスチック容器。
  3. 【請求項3】 前記蒸着膜が酸化アルミニウム膜、カー
    ボン膜、シリカ膜のうちの一種以上からなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のエアゾール製品用プラス
    チック容器。
  4. 【請求項4】 前記蒸着膜の厚さが、0.01〜100
    μmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のエアゾール製品用プラスチック容器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のエア
    ゾール製品用プラスチック容器に内容液及び噴射剤が封
    入されてなることを特徴とするエアゾール製品。
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