JP2002028233A - 血液浄化器用キャップ及びそれを装着した血液浄化器 - Google Patents

血液浄化器用キャップ及びそれを装着した血液浄化器

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JP2002028233A
JP2002028233A JP2000212089A JP2000212089A JP2002028233A JP 2002028233 A JP2002028233 A JP 2002028233A JP 2000212089 A JP2000212089 A JP 2000212089A JP 2000212089 A JP2000212089 A JP 2000212089A JP 2002028233 A JP2002028233 A JP 2002028233A
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port
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side port
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Kazuya Sakamoto
和也 坂本
Sumio Ohara
澄夫 大原
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Nikkiso Co Ltd
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    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/20Closure caps or plugs for connectors or open ends of tubes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】在庫管理を容易としダイアライザーへの装着作
業性を向上するとともに、製造コストを削減し得る血液
浄化器用キャップ及びそれを装着した血液浄化器を提供
する。 【解決手段】血液側ポートに嵌合して当該ポートに装着
可能とされるとともに、透析液側ポートに一端側から嵌
合すると液密性をもって装着され、当該透析液側ポート
に他端側から嵌合すると通気性をもって装着されるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液を導入し又は
導出するための血液側ポートと透析液を導入し又は導出
するための透析液側ポートとを具備した血液浄化器の各
ポートに装着される血液浄化器用キャップ及びそれを装
着した血液浄化器に関する。
【0002】
【従来の技術】血液浄化療法において血液透析に使用さ
れる中空糸型透析器(ダイアライザー)は、筒状ケーシ
ング内に複数本の中空糸膜を装填することによって、各
中空糸膜の内胞で形成される血液側流路と、中空糸膜の
外周面と筒状ケーシングの内面との間及び隣接する各中
空糸膜間で形成される透析液側流路とを有するものであ
り、血液側流路の両端には、血液を導入する血液導入口
及び血液導出口(これらをまとめて血液側ポートともい
う。)が形成されている一方、透析液側流路の両端に
は、透析液を導入する透析液導入口及び透析液導出口
(これらをまとめて透析液側ポートともいう。)が形成
されている。なお、透析液側ポートは、EN1283、
DIN58352、ISO8637等の規格に基づいて
形成されている。血液側ポート形状については、日本国
内においてはスリップインタイプが主流であるが、透析
液側、血液側の回路接続を間違えれば接続できないよう
にそれぞれの形状、開口径、及び外周径を変えてある。
【0003】一般的にドライタイプのダイアライザーの
場合、透析液側ポートにはキャップを装着せず開放状態
とする一方、血液側ポートには汚染防止を目的として外
部との通気性をもったキャップを装着した後、滅菌用の
包装袋内に入れ、例えば蒸気滅菌、γ線滅菌、ガス滅菌
等の各種滅菌を施していた。
【0004】そして、上記ダイアライザーを使用した後
には、透析液側ポートに接続されたラインを外し、透析
液側流路に残留した透析液が外部に漏れるのを防止すべ
く液密性のキャップを装着して廃棄していた。かかる液
密性のキャップとして、従来、血液側ポートに装着され
たキャップを反転して装着(他端側からの嵌合)するこ
とにより行われていた。
【0005】即ち、上記キャップは、一端側から血液側
ポートに嵌合すると通気性をもって装着されるととも
に、他端側から透析液側ポートに嵌合すると液密性をも
って装着されるよう構成されていた。ここで、一般的な
ダイアライザーの血液側ポートと透析液側ポートとは、
これらポートに接続すべき回路を使用者が間違わないよ
うに、その形状、開口径、及び外周の径が異なっている
ため、上記キャップを一端側から合致させた場合と他端
側から合致させた場合とのそれぞれで、通気性又は液密
性を保持しつつキャップと各ポートとが合致するよう構
成されている。
【0006】更に、一般的なウェットタイプのダイアラ
イザーの場合は、充填液漏れ防止の目的で、血液側ポー
ト及び透析液側ポート共に液密性のキャップを装着し、
γ線滅菌や蒸気滅菌等の各種滅菌を施していたが、ここ
で装着される一般的なキャップにおいても、血液側ポー
トと透析液側ポートとの形状や径の相違により、血液側
ポートに装着されるものと透析液側ポートに装着される
ものとで形状が異なっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ウ
ェットタイプのダイアライザーに装着されるキャップの
場合、血液側ポートに装着されるものと透析液側ポート
に装着されるものとで形状及び材質が異なるため、それ
ぞれに対応したキャップを用意する必要があった。一
方、ドライタイプのダイアライザーにおいては、使用直
前まで滅菌用包装袋内を真空状態に保つ必要がある場合
(即ち、真空包装の場合)には、包装袋がダイアライザ
ーに密着状態になる。ここで、透析液側にキャップを装
着しない状態では包装袋そのものが透析液ポート開口部
にめり込んで、この部分の包装袋に非常に強いストレス
が加わり、包装袋が裂ける不具合があった。これを解消
するためには、更に別途のキャップを用意して透析液側
ポートに装着する必要があった。
【0008】このように、複数種のキャップを用意する
必要があると、キャップの在庫管理が容易でないととも
に、キャップ装着作業において、どの種類のキャップを
いくつ用意する必要があるか作業者が迷うことが予想さ
れ、作業性が悪化する虞があるという問題があった。更
に、それぞれのキャップ製造のための成形用金型が別個
に必要であるため、製造コストが悪化するという問題も
あった。
【0009】また、上記ドライタイプのダイアライザー
に装着されるキャップの場合、血液側ポート及び透析液
側ポート兼用とされており、上記在庫管理の問題が多少
解消されているものの、透析液側ポートに対して装着の
際は、廃棄時の透析液漏れ防止を目的とした液密性のも
ののみであり、既述の各種滅菌の際の汚染防止を目的と
した通気性を有するキャップを必要とする場合は、別途
のキャップが必要であるという不具合があった。従っ
て、従来のドライタイプのダイアライザーに装着される
べきキャップにおいても、在庫管理を容易とするには不
十分なものであった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、在庫管理を容易としダイアライザーへの装着
作業性を向上するとともに、製造コストを削減し得る血
液浄化器用キャップ及びそれを装着した血液浄化器を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
血液を導入し又は導出する血液側ポートと、透析液を導
入し又は導出する透析液側ポートとを具備する血液浄化
器の前記各ポートに装着される血液浄化器用キャップに
おいて、前記血液側ポート及び透析液側ポートのうち一
方のポートに嵌合して当該ポートに装着可能とされると
ともに、他方のポートに一端側から嵌合すると液密性を
もって装着され、当該他方のポートに他端側から嵌合す
ると通気性をもって装着されることを特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、一方のポートに嵌合
して通気性又は液密性をもたせて装着すると共に、他方
のポートに一端側から嵌合して液密性をもたせて装着す
る場合、一方のポートに嵌合して通気性又は液密性をも
たせて装着すると共に、他方のポートに他端側から嵌合
して通気性をもたせて装着する場合とが可能である。
【0013】請求項2記載の発明は、前記血液浄化器
は、筒状ケーシング内に複数本の中空糸膜を装填するこ
とによって、各中空糸膜の内胞で形成される血液側流路
と、中空糸膜の外周面と筒状ケーシングの内面との間及
び隣接する各中空糸膜間で形成される透析液側流路とを
有するものであり、前記血液側ポートは、血液側流路の
血液導入及び導出のためのポートであるとともに、前記
透析液側ポートは、透析液側流路の透析液導入及び導出
のためのポートであることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、前記一方のポート
は前記血液側ポートであるとともに、前記他方のポート
は前記透析液側ポートであることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3のいずれか1つに記載のキャップを、前記血液側ポー
ト及び透析液側ポートに装着したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態について図面
を参照しながら具体的に説明する。本発明に係る第1の
実施形態における血液浄化器用キャップが装着されるダ
イアライザーは、例えば図5(a)及び(b)に示すよ
うに、筒状ケーシング1、ヘッダ3、キャップ8を主な
外観要素としたドライタイプのものである。本発明に係
る実施形態としてのキャップ8は、ヘッダ3から延出し
て形成された血液導入口4及び血液導出口5と、筒状ケ
ーシング1から延出して形成された透析液導出口6及び
透析液導入口7とのそれぞれに嵌合されて装着されたも
のであり、詳細は後述する。
【0017】筒状ケーシング1は、ダイアライザー9の
筐体を成しており、内部の視認性を確保するため、透明
又は半透明部材から成るものである。この両端部には、
筒状ケーシング1の軸と直交する方向に、ダイアライザ
ー9内に透析液を流入するための透析液導入口7及び中
空糸型血液浄化器13外に透析液を吐出するための透析
液導出口6が形成されている。これら透析液導入口7及
び透析液導出口6の形状は、DIN58352に基づい
て形成されている。
【0018】また、筒状ケーシング1は、その内部に複
数本(通常、数百〜数万本)の中空糸膜2を充填したも
のであり、この複数本の中空糸膜2によって、筒状ケー
シング1内に血液側流路2a(図6参照)と透析液側流
路2bとが形成されている。
【0019】即ち、血液側流路2aは、その両端部の開
口が血液導入口4及び血液導出口5にそれぞれ連通する
多数本の中空糸膜2の内胞(中空部内)によって形成さ
れるとともに、透析液側流路2bは、透析液導入口7及
び透析液導出口6に連通し、中空糸膜2の外周面と筒状
ケーシング1の内面間及び隣接する各中空糸膜2間に形
成される多数の流路によって形成されている。
【0020】尚、筒状ケーシング1内に装填される中空
糸膜2は、封止剤で固着された両端部の封止部16によ
って一体化されるとともに、Oリング17によってシー
ル(液密)されている。
【0021】筒状ケーシング1の両端には、ヘッダ3が
それぞれ螺着されており、このヘッダ3突端における筒
状ケーシング1の軸方向には血液を血液側流路2aに流
入するための血液導入口4、及び血液側流路2a内の血
液を外部に吐出する血液導出口5が形成されている。
【0022】そして、図示しない透析装置によって、透
析液は透析液導入口7から透析液導出口6にむかって透
析液側流路2bを流れ、血液は、血液導入口4から血液
導出口9にむかって血液側流路2aを透析液に対向して
流れる。血液側流路2a通過中に、中空糸膜を介して血
液中の老廃物は透析液側に透析除去されるよう構成され
ている。
【0023】ここで、血液導入口4及び血液導出口5
(血液側ポート)と、透析液導出口6及び透析液導入口
7(透析液側ポート)とは、これらポートに接続すべき
回路を使用者が間違わないように、その形状、開口径、
及び外周の径が異なっており(血液側ポートの方が透析
液側ポートよりも開口径が小さい)、各ポートに対し通
気性又は液密性を保持しつつ嵌合できるよう構成された
キャップ8が装着されている。以下、キャップ8につい
て図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
【0024】キャップ8は、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン等の汎用プラスチックの他、エチレンプロピ
レンゴム、シリコンゴム、熱可塑性エラストマー等の材
質から成るものであり、一端部8aと、他端部8bと、
鍔部8cとから主に構成され、これら部位が一体成形さ
れたものである。
【0025】また、キャップ8は全体として筒状に成形
されており、その内周面10aの四方から中心に向かっ
てキャップ8の軸方向に延びたリブ11が突設されると
ともに、一端部8bの外周面10bから鍔12が外周方
向へ環状に突設されて鍔部8cを形成している。この鍔
12は、下方に開放した断面L字状とされ、その下面に
は図示の如く外周面10bから外周方向へ延びた4本の
補強用リブ12aが成形されている。尚、該補強用リブ
12aが形成されていない部位をリブ無し部12bとす
る。
【0026】更に、鍔部8cから他端部8bに亘る外周
面10bには、キャップ8の軸方向に延びる溝13が円
周上略等間隔に4つ形成されており、この溝13は他端
部8bの開放端(他端B)まで続いている。キャップ8
の頂部(一端A)の中央部近傍には凹部14が形成され
ており、この凹部14に対応するキャップ8の内側には
図中下方に張り出した凸部15が形成されている。
【0027】一端Aの外径寸法sは、透析液側ポート
(6、7)の内径に対し若干小さく設計され、透析液側
ポート(6、7)に一端A側から嵌合し得るよう構成さ
れている。一方、他端Bの内径寸法tは、血液側ポート
(4、5)の外径に対し若干大きく設計されるととも
に、外径寸法uは、透析液側ポート(6、7)の内径よ
り若干小さく設計されており、血液側ポート(4、5)
及び透析液側ポート(6、7)に他端B側から嵌合し得
るよう構成されている。
【0028】血液側ポート(4、5)に対し他端B側か
らキャップ8を嵌合すると、当該キャップ8は、図7の
如く通気性をもって装着される。即ち、リブ11の突出
寸法だけ血液側ポート(4、5)の外周壁面とキャップ
8の内周面10aとの間に間隙が生じる一方、他端B側
の内径が血液側ポート(4、5)の外径より若干大きく
形成されているため、周面との間に若干の間隙が生じる
ようキャップ8が形成されているため、他端B側の内周
面10aと血液側ポート(4、5)の外周壁面との間に
も間隙が生じ、さらにリブ11が一端A側、キャップ8
の頂部まで連続しており、さらに血液側ポート外径より
も小さい内径までのびているため、頂部にも間隙があ
り、これら間隙を通じて矢印mの如く通気されるよう構
成されている。
【0029】また、透析液側ポート(6、7)に対し一
端A側からキャップ8を嵌合すると、当該キャップ8
は、図8の如く液密性をもって装着される。即ち、一端
部8aが透析液側ポート(6、7)に挿入され、かつ、
鍔部8cがその開口を遮蔽することにより通気が妨げら
れ、液密性を有するよう構成されている。
【0030】更に、透析液側ポート(6、7)に対し他
端B側からキャップ8を嵌合すると、当該キャップ8
は、図10に示す如く通気性をもって装着される。即
ち、他端部8bが透析液側ポート(6、7)に挿入され
た際、溝13が成す凹部により透析液側ポート(6、
7)の内周壁面とキャップ8の外周面10bとの間に間
隙が生じる一方、鍔部8cの内径が透析液側ポート
(6、7)の外径より若干大きく形成されているため、
鍔部8cの内周面と透析液側ポート(6、7)の外周壁
面との間にも間隙が生じ、さらにキャップ8のリブ12
aには透析液側ポート先端が突き当たっている(図9)
が、リブ無し部12bでは間隙が生じている。これら間
隙を通じて矢印nの如く通気されるよう構成されてい
る。
【0031】次に、上記キャップ8をダイアライザー9
の各ポートに装着した場合の使用例について説明する。
図5(a)は、血液側ポート(4、5)に対し通気性を
もたせた状態でキャップ8を装着するとともに、透析液
側ポート(6、7)に対しても通気性をもたせた状態で
キャップ8を装着したダイアライザー9を示している。
即ち、血液側ポート(4、5)及び透析液側ポート
(6、7)にはキャップ8を他端B側から嵌合してい
る。
【0032】この状態においては、各ポートとも通気性
を有しているので、例えば蒸気滅菌やガス滅菌等の滅菌
を施す際、使用される蒸気やガスが血液側流路2a及び
透析液側流路2bに入り込んで、有効に滅菌することが
できるとともに、滅菌前に滅菌用包装袋でダイアライザ
ー9を真空包装する場合においても、滅菌用包装袋の一
部が透析液側ポート(6、7)に吸い込まれるのを防止
することができる。
【0033】ダイアライザー9の使用後においては、同
図(b)で示すように、透析液側ポート(6、7)に対
し、キャップ8を一端A側から嵌合することにより、液
密性をもたせて当該キャップ8を装着することができる
ので、透析液側流路に残留した透析液が外部に漏れるの
を防止しつつダイアライザー9を廃棄することができ
る。尚、血液側ポート(4、5)においては、血液回路
が連結されたまま廃棄するので、キャップ8を装着する
必要はない。
【0034】次に、本発明に係る第2の実施形態につい
て説明する。本実施形態に係る血液浄化器用キャップ
は、図11〜13に示すように、第1実施形態における
リブ11が形成されていないものであり、他の構成要素
については同様である。尚、第1実施形態と同一の構成
要素については、同一の符号が付してある。
【0035】かかるキャップ8’を他端B側から血液側
ポート(4、5)に嵌合すると、図14に示すように、
キャップ8’の内周面10aと血液側ポート(4、5)
の外周壁面とが密着して、液密性をもたせることができ
る。一方、透析液側ポート(6、7)への装着に関して
は、第1実施形態と同様の状態となるので説明を省略す
る。
【0036】第1実施形態及び第2実施形態に係るキャ
ップ8及び8’によれば、血液側ポート(4、5)に通
気性をもたせて、又は液密性をもたせて嵌合するととも
に、透析液側ポート(6、7)に一端A側から嵌合する
と液密性をもって装着され、当該透析液側ポート(6、
7)に他端B側から嵌合すると通気性をもって装着され
るので、1種形状のキャップで血液側ポート(4、5)
及び透析液側ポート(6、7)への装着が可能であり、
在庫管理を容易とするとともに、キャップ8’のダイア
ライザー9への装着における作業性を向上させることが
できる。また、複数種のキャップを用意する必要がない
ので、成形用の金型を複数種用意する必要がなく、製造
コストも低減することができる。
【0037】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ダイア
ライザーの代わりに他の形態の血液浄化器(血液側ポー
トと他のポートとを有するものに限る)に適用すること
ができる。
【0038】また、各ポートへの嵌合形態は本実施形態
のものに限定されるものではなく、血液側ポート及び透
析液側ポートのうち一方のポートに嵌合して当該ポート
に装着可能とされるとともに、他方のポートに一端側か
ら嵌合すると液密性をもって装着され、当該他方のポー
トに他端側から嵌合すると通気性をもって装着されるよ
う構成されれば、他の形状による嵌合形態であってもよ
い。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、1種形状にて血液側ポ
ート及び透析液側ポートに装着することができるので、
在庫管理を容易としダイアライザーへの装着作業性を向
上するとともに、製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態のキャップを示す
上面図
【図2】本発明に係る第1の実施形態のキャップを示す
下面図
【図3】図2中III−III線断面図
【図4】図2中IV−IV線断面図
【図5】本発明に係る第1の実施形態のキャップをダイ
アライザーに装着した場合であって、(a)血液側ポー
ト及び透析液側ポートに他端側から嵌合した状態を示す
一部断面図、(b)透析液側ポートに一端側から嵌合し
た状態を示す一部断面図
【図6】図5(a)におけるVI部拡大図
【図7】本発明に係る第1の実施形態のキャップを血液
側ポートに対し他端側から嵌合した状態を示す一部拡大
【図8】本発明に係る第1の実施形態のキャップを透析
液側ポートに対し一端側から嵌合した状態を示す一部拡
大図
【図9】本発明に係る第1の実施形態のキャップを透析
液側ポートに対し他端側から嵌合した状態を示す一部拡
大図であって、補強用リブ12aに沿って断面した図
【図10】本発明に係る第1の実施形態のキャップを透
析液側ポートに対し他端側から嵌合した状態を示す一部
拡大図であって、補強用リブ12aがない箇所で断面し
た図
【図11】本発明に係る第2の実施形態のキャップを示
す上面図
【図12】本発明に係る第2の実施形態のキャップにお
ける内部を示すために一部を切り欠いた状態を示す側面
【図13】本発明に係る第2の実施形態のキャップを示
す下面図
【図14】本発明に係る第2の実施形態のキャップを血
液側ポートに対し他端側から嵌合した状態を示す一部拡
大図
【符号の説明】
1…筒状ケーシング 2…中空糸膜 3…ヘッダ 4…血液導入口(血液側ポート) 5…血液導出口(血液側ポート) 6…透析液導出口(透析液側ポート) 7…透析液導入口(透析液側ポート) 8、8’…キャップ 8a…一端部 8b…他端部 8c…鍔部 9…ダイアライザー 10a…内周面 10b…外周面 11…リブ 12…鍔 12a…補強用リブ 12b…リブ無し部 13…溝 14…凹部 15…凸部 16…封止部 17…Oリング A…一端 B…他端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血液を導入し又は導出する血液側ポート
    と、透析液を導入し又は導出する透析液側ポートとを具
    備する血液浄化器の前記各ポートに装着される血液浄化
    器用キャップにおいて、 前記血液側ポート及び透析液側ポートのうち一方のポー
    トに嵌合して当該ポートに装着可能とされるとともに、
    他方のポートに一端側から嵌合すると液密性をもって装
    着され、当該他方のポートに他端側から嵌合すると通気
    性をもって装着されることを特徴とする血液浄化器用キ
    ャップ。
  2. 【請求項2】前記血液浄化器は、筒状ケーシング内に複
    数本の中空糸膜を装填することによって、各中空糸膜の
    内胞で形成される血液側流路と、中空糸膜の外周面と筒
    状ケーシングの内面との間及び隣接する各中空糸膜間で
    形成される透析液側流路とを有するものであり、 前記血液側ポートは、血液側流路の血液導入及び導出の
    ためのポートであるとともに、前記透析液側ポートは、
    透析液側流路の透析液導入及び導出のためのポートであ
    ることを特徴とする請求項1記載の血液浄化器用キャッ
    プ。
  3. 【請求項3】前記一方のポートは前記血液側ポートであ
    るとともに、前記他方のポートは前記透析液側ポートで
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液
    浄化器用キャップ。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載
    のキャップを、前記血液側ポート及び透析液側ポートに
    装着したことを特徴とする血液浄化器。
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