JP2002028034A - 組立構造体の構成部材および組立構造体 - Google Patents

組立構造体の構成部材および組立構造体

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JP2002028034A
JP2002028034A JP2000214696A JP2000214696A JP2002028034A JP 2002028034 A JP2002028034 A JP 2002028034A JP 2000214696 A JP2000214696 A JP 2000214696A JP 2000214696 A JP2000214696 A JP 2000214696A JP 2002028034 A JP2002028034 A JP 2002028034A
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assembly structure
hole
basic
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JP2000214696A
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Jiyunko Takada
潤子 高田
Yoshihiko Sugioka
佳彦 杉岡
Hiroyuki Ishikawa
博之 石川
Hirokuni Daimon
博邦 大門
Norisada Maeda
紀貞 前田
Kazutoshi Miura
和俊 三浦
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多様な設備を容易に組み立て・組み替えるこ
とが可能であると共に、運搬・保管に便利な構造を有す
る組立構造体の構成部材および組立構造体を提供する。 【解決手段】 本発明の組立構造体の構成部材10は、
互いに対向する一対の側面16,18を有する板状の組
立構造体の構成部材であって、一対の側面の一方16に
設けられた1又は2以上の凸部22と、一対の側面の他
方18に設けられており凸部22と嵌合可能な形状を有
する1又は2以上の凹部24と、を備える。よって、一
の構成部材10の凸部22と他の構成部材10の凹部2
4とを嵌合させることで、例えばパーティションやゴミ
箱などの多様な組立構造体を組み立て、またこれらを組
み替えることができる。また、構成部材10は板状をな
すため運搬・保管に便利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基本ユニットの組
み合わせにより多様な構造体に組立可能な組立構造体の
構成部材および組立構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場の生産ラインや工事現場などでは、
部品を整理して保管するための棚や、製品を移送するた
めの台車、作業区域を仕切るためのパーティションなど
様々な設備が使用される。
【0003】従来より、これらの設備は、例えば棚なら
棚、台車なら台車、パーティションならパーティション
にのみ使用可能な専用の部材により構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た専用の部材により構成された従来の設備では、例えば
工場の生産ラインを変更したり、模様替えをしたりする
場合、規格や寸法が合わなくなると新しい設備に買い換
えて従来のものは廃棄する必要があり、資源の無駄、廃
棄コストの上昇を招くという問題があった。
【0005】また、工事現場のような仮設性の高い現場
に使用される設備は、一つの工事が終わると次の現場へ
と運ばれるか、あるいは次の工事まで倉庫などに保管さ
れるが、上記した従来の設備は解体が困難であるか、ま
た解体ができても各設備によって部材の規格が全く異な
り場所を取るため、運搬・保管に不便であるという問題
もあった。
【0006】そこで本発明は、多様な設備を容易に組み
立て・組み替えることが可能であると共に、運搬・保管
に便利な構造を有する組立構造体の構成部材および組立
構造体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の組立構造体の構
成部材は、互いに対向する一対の側面を有する板状の組
立構造体の構成部材であって、一対の側面の一方に設け
られた1又は2以上の凸部と、一対の側面の他方に設け
られており凸部と嵌合可能な形状を有する1又は2以上
の凹部と、を備えることを特徴とする。
【0008】この組立構造体の構成部材によれば、一の
構成部材の凸部と他の構成部材の凹部とを嵌合させるこ
とで、例えばパーティションやゴミ箱などの多様な組立
構造体を組み立て、また組み替えることができる。ま
た、構成部材は板状をなすため運搬・保管に便利であ
る。
【0009】また本発明の組立構造体の構成部材におい
て、当該構成部材の主面に設けられた1又は2以上の孔
を更に備えることを特徴としてもよい。このようにすれ
ば、当該孔に例えば棒状の部材や車輪を装着することが
可能となり、組み立て可能な構造体の自由度が増す。
【0010】また本発明の組立構造体の構成部材におい
て、孔の内面に設けられた孔内突起または孔内溝を更に
備えることを特徴としてもよい。このようにすれば、当
該孔に装着される、例えば棒状の部材や車輪などの連結
具合が向上される。
【0011】また本発明の組立構造体の構成部材におい
て、凸部および凹部の少なくとも一方に設けられた補助
突起と、凹部および凸部の少なくとも一方に設けられた
補助突起と嵌合可能な形状を有する補助窪みと、を更に
備えることを特徴としてもよい。このようにすれば、一
の構成部材の凸部と他の構成部材の凹部とを嵌合させた
場合、当該補助突起と当該補助窪みとが嵌合されること
で構成部材同士の連結具合が向上される。
【0012】また本発明の組立構造体の構成部材におい
て、当該構成部材の主面は湾曲部を有することを特徴と
してもよい。このようにすれば、ほぼ一定の厚みで当該
構成部材を構成する場合と比べて構成部材の軽量化が図
られると共に、意匠的効果の向上が図られる。
【0013】また本発明の組立構造体の構成部材におい
て、プラスチック廃材から構成されていることを特徴と
してもよい。このようにすれば、廃材の有効利用が図ら
れる。特に、プラスチック廃材が繊維強化プラスチック
廃材(FRP廃材)の場合は、当該構成部材の強度が向
上される。
【0014】本発明の組立構造体は、上記した構成の組
立構造体の構成部材と、構成部材の凸部が設けられた側
面に接触する面、および該凸部にはまり込む穴を有する
第1の付属部材と、を備えることを特徴とする。
【0015】この組立構造体によれば、構成部材の凸部
が設けられた側面に接触する面、および該凸部にはまり
込む穴を有する、例えば棚板などの第1の付属部材を当
該面および穴を介して装着することで、多様な組立構造
体を構成することができる。
【0016】また本発明の組立構造体は、上記した構成
の組立構造体の構成部材と、構成部材の凹部に嵌合され
る凹部用嵌合部を有する第2の付属部材と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0017】この組立構造体によれば、構成部材の凹部
に嵌合される凹部用嵌合部を有する、例えば車輪などの
第2の付属部材を当該凹部用嵌合部を介して装着するこ
とで、多様な組立構造体を構成することができる。
【0018】また本発明の組立構造体において、第2の
付属部材の凹部用嵌合部には凹部用突起または凹部用溝
が設けられていることを特徴としてもよい。このように
すれば、構成部材の凹部に装着される、例えば車輪など
第2の付属部材の連結具合が向上される。
【0019】また本発明の組立構造体は、上記した構成
の組立構造体の構成部材と、構成部材の孔に嵌合される
孔用嵌合部を有する第3の付属部材と、を備えることを
特徴とする。
【0020】この組立構造体によれば、構成部材の孔に
嵌合される孔用嵌合部を有する、例えば棒状の部材や車
輪などの第3の付属部材を当該孔用嵌合部を介して装着
することで、多様な組立構造体を構成することができ
る。
【0021】また本発明の組立構造体において、第3の
付属部材の孔用嵌合部には孔用突起または孔用溝が設け
られていることを特徴としてもよい。このようにすれ
ば、構成部材の孔に装着される、例えば棒状の部材や車
輪など第3の付属部材の連結具合が向上される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る組立構造体の構成部材および組立構造体の好適な
実施形態について詳細に説明する。尚、同一の要素には
同一の符号を附し、重複する説明は省略する。 (第1実施形態)図1(a)は、本実施形態に係る基本
ユニット(組立構造体の構成部材)の構造を示す正面図
であり、図1(b)は当該基本ユニットの構造を示す平
面図である。
【0023】図示の通り、基本ユニット10は横長の矩
形の板体からなる基部12を備えている。この基部12
は、互いに対向する一対の矩形の主面14,14と、互
いに対向する上下側面(一対の側面)16,18と、互
いに対向する左右側面20,20とを有している。基部
12の大きさは任意に規定することができるが、基部1
2の大きさとしては例えば横の長さL1が460mm程
度であり、縦の長さL2が180mm程度であり、厚み
L3が40mm程度である。なお、基部12の主面14
は横方向中央部で湾曲しており、当該中央部における基
部12の厚みL4は例えば80mm程度である。このよ
うに、基部12の主面14を湾曲させることで、全体の
厚みが例えば80mm程度となるように基部12を形成
する場合と比べて基本ユニット10の軽量化が図られて
いると共に、柔らかい感じを出して意匠的効果の向上が
図られている。
【0024】また、基本ユニット10の基部12の上側
面16には、等間隔で4つの凸部22が設けられてい
る。これらの凸部22は円柱状をなし、例えば高さL5
が60mm程度で径φが30mm程度である。
【0025】また、基本ユニット10の基部12の下側
面18には、上側面16に設けられた4つの凸部22と
対応するように等間隔で4つの凹部24が設けられてい
る。これらの凹部24は、上側面16に設けられた凸部
22と嵌合可能な円柱状をなし、例えば深さL6が61
mm程度で径φが31mm程度である。
【0026】上記した構成を有する本実施形態の基本ユ
ニット10は、複数のプラスチック廃材から形成されて
いる。プラスチック廃材から基本ユニット10を作製す
るには公知の技術を用いることができるが、本実施形態
では次のような過程を経る。まず、廃棄物から得られた
種々のプラスチック廃材を適当な大きさに粉砕した後、
この粉砕物をミキシング装置によって攪拌する。そし
て、この攪拌時に生じる摩擦熱によってプラスチック廃
材の粉砕物を溶融させ、さらに成形機に装填して所望の
形に成形する。これにより、複数のプラスチック廃材が
混在した基本ユニット10を作製することができる。
【0027】このように、本実施形態ではプラスチック
廃材を材料ごとに分別する作業を行うことなくプラスチ
ック廃材を再利用することになり、コスト削減を図るこ
とができる。また、プラスチック廃材を再利用すること
で、プラスチック廃材を焼却処分する際に発生する有害
ガスによる大気汚染を防止することができる。
【0028】尚、基本ユニット10には、具体的には、
繊維強化プラスチック廃材(FRP廃材)や、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂
廃材が含有されている。このように、プラスチック廃材
としてFRP廃材を使用した場合、基本ユニット10の
強度が向上される。
【0029】次に、上記した構成の基本ユニット10を
使用して組立可能な組立構造体の具体例について説明す
る。まず、組立構造体が備える付属部材について図2を
参照して説明する。
【0030】図2に示すように組立構造体が備える付属
部材としては、棚板(第1の付属部材)30、ハンガー
バー(第1の付属部材)40、キャスター(第2の付属
部材)50、補助棒(第2の付属部材)60などが挙げ
られる。
【0031】棚板30は矩形の板体から構成されてお
り、対向する一対の側縁部にはそれぞれ基本ユニット1
0の上側面16に設けられた4つの凸部22にはまり込
む4つの穴32が貫通形成されている。この棚板30
は、4つの穴32が基本ユニット10の4つの凸部22
にはめ込まれ、主面34,34のいずれか一方が基本ユ
ニット10の上側面16に接触した状態で、基本ユニッ
ト10上に載置固定される。なお、棚板30は基本ユニ
ット10と同様にプラスチック廃材から形成してもよい
し、ガラスや金属、木材など他の材料から形成してもよ
い。
【0032】ハンガーバー40は、基板42と、基板4
2の長手方向の両側縁部から延びる一対のアーム44
と、一対のアーム44間に横架されたバー46とを備え
ている。基板42には、基本ユニット10の上側面16
に設けられた4つの凸部22にはまり込む4つの穴48
が貫通形成されている。このハンガーバー40は、4つ
の穴48が基本ユニット10の4つの凸部22にはめ込
まれ、基板42の主面49のいずれか一方が基本ユニッ
ト10の上側面16に接触した状態で、基本ユニット1
0上に載置固定される。なお、ハンガーバー40は基本
ユニット10と同様にプラスチック廃材から形成しても
よいし、金属や木材など他の材料から形成してもよい。
【0033】キャスター50は、キャスター軸(凹部用
嵌合部)52と、車輪54と、車輪54を回転可能に支
持するための支持部材56とを備えている。キャスター
軸52は、基本ユニット10の下側面18に設けられた
凹部24に嵌合可能な円柱状をなしている。なお、キャ
スター50は基本ユニット10と同様にプラスチック廃
材から形成してもよいし、金属や木材など他の材料から
形成してもよい。
【0034】補助棒60は、円柱状の基部62と、基部
62の一端に設けられており基部62の径よりも小さい
径を有する円柱状の嵌合凸部(凹部用嵌合部)64と、
基部62の他端に穿設された円柱状の嵌合凹部66とを
有している。嵌合凸部64は基本ユニット10の下側面
18に設けられた凹部24に嵌合する形態を有してお
り、また嵌合凹部66は基本ユニット10の上側面16
に設けられた凸部22に嵌合する形態を有している。な
お、補助棒60は基本ユニット10と同様にプラスチッ
ク廃材から形成してもよいし、金属や木材など他の材料
から形成してもよい。
【0035】このように、これら付属部材としての棚板
30、ハンガーバー40、キャスター50および補助棒
60と、上記した構成の基本ユニット10とを組み合わ
すことで、以下に示す多様な組立構造体を構成すること
ができる。
【0036】まず、組立構造体としてパーティション7
0を構成する場合について説明する。図3に示すよう
に、このパーティション70は18個の基本ユニット1
0と、10個の補助棒と、4個のキャスターとを組み合
わせて構成されている。
【0037】パーティション70は左部72、中央部7
4、右部76の3つに分けられ、それぞれが6個の基本
ユニット10から構成される。このパーティション70
の組み立ては、まず左部72と右部76の最下段を構成
する基本ユニット10を水平な位置関係で所定距離だけ
離して配置し、両基本ユニット10間に中央部74の最
下段を構成する基本ユニット10を横架する。このと
き、中央部74の基本ユニット10は、左部72と右部
76の最下段を構成する両基本ユニット10の上側面1
6に設けられた凸部22に、下側面18に設けられた凹
部24を嵌合させることで連結される。
【0038】そして、左部72の基本ユニット10の上
側面16に設けられた最も左側に位置する凸部22に嵌
合凹部66を介して補助棒60を嵌合固定し、また、右
部76の基本ユニット10の上側面16に設けられた最
も右側に位置する凸部22にも嵌合凹部66を介して補
助棒60を嵌合固定する。その後、中央部74の基本ユ
ニット10の上側面16に設けられた最も右側に位置す
る凸部22と、右部76の基本ユニット10に嵌合固定
された補助棒60との間に、右部76の2段目を構成す
る基本ユニット10を横架する。このとき、基本ユニッ
ト10は中央部74最下段の基本ユニット10の上側面
16に設けられた凸部22と、補助棒60の嵌合凸部6
4とに、下側面18に設けられた凹部24を嵌合させる
ことで連結される。
【0039】また、中央部74の基本ユニット10の上
側面16に設けられた最も左側に位置する凸部22と、
左部72の基本ユニット10に嵌合固定された補助棒6
0との間に、左部72の2段目を構成する基本ユニット
10を横架する。このとき、基本ユニット10は中央部
74最下段の基本ユニット10の上側面16に設けられ
た凸部22と、補助棒60の嵌合凸部64とに、下側面
18に設けられた凹部24を嵌合させることで連結され
る。そして、左部72と右部76の2段目を構成する基
本ユニット10間に、中央部74の2段目を構成する基
本ユニット10を横架する。
【0040】以上の作業を繰り返し、左部72、中央部
74、右部76を構成する基本ユニット10をそれぞれ
6段目まで積み上げたところで、パーティション70が
完成する。ここで、図3では左部72、中央部74、右
部76の基本ユニット10はそれぞれ水平な位置関係に
あるが、例えば中央部74に対して右部72を垂直な位
置関係で連結してもよい。このようにすれば、パーティ
ション70としての用途が広がる。なお、左部72と右
部76の最下段を構成する基本ユニット10の下側面1
8に設けられた凹部24に、キャスター軸52を嵌合さ
せることでそれぞれ2個のキャスター50を固定すれ
ば、パーティション70が自由に移動可能になる。
【0041】次に、組立構造体としてゴミ箱80を構成
する場合について説明する。図4に示すように、このゴ
ミ箱80は14個の基本ユニット10と、1個の棚板3
0と、4個のキャスター50とを組み合わせて構成され
ている。
【0042】このゴミ箱50は、14個の基本ユニット
10を井桁状に積み上げて構成されている。このゴミ箱
50の組み立ては、まず最下段を構成する基本ユニット
10を平行な位置関係で所定距離だけ離して対向配置
し、両基本ユニット10間に1個の棚板30を横架す
る。このとき、棚板30は対向する一対の側縁部にそれ
ぞれ設けられた4つの穴32を、一対の基本ユニット1
0の上側面16にそれぞれ設けられた4つの凸部22に
はめ込むことで、両基本ユニット10間に位置決め固定
される。次に、両基本ユニット10間に2段目を構成す
る一対の基本ユニット10を互い違いに横架する。この
とき、2段目の基本ユニット10は、最下段の基本ユニ
ット10の上側面16に設けられた凸部22に、下側面
18に設けられた凹部24を嵌合させることで連結され
る。続いて3段目、4段目を構成する一対の基本ユニッ
ト10を互い違いに横架して積み上げていき、7段目ま
で基本ユニット10を積み上げる。
【0043】このようにして積み上げられた基本ユニッ
ト10により囲まれた内部空間が、ゴミを収容する空間
として機能する。なお、最下段を構成する一対の基本ユ
ニット10の下側面18に設けられた凹部24に、キャ
スター軸52を嵌合させることでそれぞれ2個のキャス
ター50を固定すれば、ゴミ箱80が自由に移動可能に
なる。
【0044】次に、組立構造体として物掛け棚90を構
成する場合について説明する。図5に示すように、この
物掛け棚90は9個の基本ユニット10と、1個の棚板
30と、2個のハンガーバー40と、4個のキャスター
50とを組み合わせて構成されている。
【0045】この物掛け棚90の組み立ては、まず最下
段を構成する基本ユニット10を平行な位置関係で所定
距離だけ離して対向配置し、両基本ユニット10間に1
個の棚板30を横架する。このとき、棚板30は対向す
る一対の側縁部にそれぞれ設けられた4つの穴32を、
一対の基本ユニット10の上側面16にそれぞれ設けら
れた4つの凸部22にはめ込むことで、両基本ユニット
10間に位置決め固定される。次に、両基本ユニット1
0のうちの一方に残り7個の基本ユニット10を鉛直方
向に積み上げていく。このとき、基本ユニット10の積
み上げは、下側面18に設けられた4つの凹部24を、
他の基本ユニット10の上側面16に設けられた4つの
凸部22にはめ込むことで行われる。
【0046】ここで、基本ユニット10を積み上げてい
く途中で、2個のハンガーバー40を取り付ける。図5
では、基本ユニット10の4段目と5段目の間、および
7段目と8段目の間にそれぞれハンガーバー40が取り
付けられている。ハンガーバー40の取り付けは、基板
42に設けられた4つの穴48を基本ユニット10の上
側面16に設けられた4つの凸部22にはめ込むことで
行われる。このとき、一対のアーム44間に横架された
バー46が基本ユニット10に対して所望の側に来るよ
うに留意する。これにより、ハンガーバー40のバー4
6にタオルを掛けたり、洋服を吊したハンガーを掛けた
りすることが可能となる。
【0047】なお、最下段を構成する一対の基本ユニッ
ト10の下側面18に設けられた凹部24に、キャスタ
ー軸52を嵌合させることでそれぞれ2個のキャスター
50を固定すれば、物掛け棚90が自由に移動可能にな
る。
【0048】次に、組立構造体として整理棚100を構
成する場合について説明する。図6に示すように、この
整理棚100は16個の基本ユニット10と、8個の棚
板30と、4個のキャスター50とを組み合わせて構成
されている。
【0049】この整理棚100の組み立ては、まず最下
段を構成する一対の基本ユニット10を平行な位置関係
で所定距離だけ離して対向配置し、両基本ユニット10
間に1個の棚板30を横架する。このとき、棚板30は
対向する一対の側縁部にそれぞれ設けられた4つの穴3
2を、一対の基本ユニット10の上側面16にそれぞれ
設けられた4つの凸部22にはめ込むことで、両基本ユ
ニット10間に位置決め固定される。次に、両基本ユニ
ット10の上に2段目を構成する基本ユニット10を積
み上げていく。このとき、基本ユニット10の積み上げ
は、下側面18に設けられた4つの凹部24を、他の基
本ユニット10の上側面16に設けられた4つの凸部2
2にはめ込むことで行われる。そして、2段目の基本ユ
ニット10間に1個の棚板30を横架する。次に、両基
本ユニット10の上に3段目を構成する基本ユニット1
0を積み上げていく。このようにして、8段目まで基本
ユニット10を積み上げ、最上段の基本ユニット10間
に棚板30を横架したところで、整理棚100が完成す
る。
【0050】これにより、8個の棚板30の上に部品や
種々の機材などを載置することが可能となる。なお、最
下段を構成する一対の基本ユニット10の下側面18に
設けられた凹部24に、キャスター軸52を嵌合させる
ことでそれぞれ2個のキャスター50を固定すれば、整
理棚100が自由に移動可能になる。
【0051】次に、組立構造体として別の整理棚110
を構成する場合について説明する。図7に示すように、
この整理棚110は16個の基本ユニット10と、10
個の棚板30と、8個のキャスター50とを組み合わせ
て構成されている。
【0052】この整理棚110は、図6に示す整理棚1
00と基本構成が同じであり、4段構成の整理棚を2つ
備えている。そして、4段構成の2つの整理棚は、2段
目と3段目の間の基本ユニット10間に横架される棚板
30として、横長のものを共用している。また、4段構
成の2つの整理棚は、最上段にある基本ユニット10間
に横架される棚板30として、横長のものを共用してい
る。
【0053】次に、組立構造体として台車120を構成
する場合について説明する。図8に示すように、この台
車120は8個の基本ユニット10と、4個の棚板30
と、4個のキャスター50とを組み合わせて構成されて
いる。
【0054】この台車120は、図6に示す整理棚10
0と基本構成が同じであり、4段構成の整理棚の構成を
基本としている。そして、最上段にある基本ユニット1
00の上側面16に設けられた凸部22にU字バー12
2を取り付けることで、台車120が構成される。ここ
でU字バー122は、基底部124と基底部124の両
端から直角に屈曲形成された一対の屈曲部126とを有
している。そして、屈曲部126の先端部には、図示し
ない連結用の凹部が穿設されている。U字バー122が
有する連結用の凹部は、基本ユニット10の上側面16
に設けられた凸部22に嵌合可能なように、凸部22の
径とほぼ同径の円柱形状を有している。なお、U字バー
122は基本ユニット10と同様にプラスチック廃材か
ら形成してもよいし、金属や木材など他の材料から形成
してもよい。
【0055】このように、U字バー122を取り付ける
ことで、U字バー122の基底部124が台車120を
運転操作するための把持部となる。
【0056】次に、組立構造体としてワゴン130を構
成する場合について説明する。図9に示すように、この
ワゴン130は12個の基本ユニット10と、1個の棚
板30と、2個のハンガーバー40と、4個のキャスタ
ー50とを組み合わせて構成されている。
【0057】このワゴン130は、図4に示すゴミ箱8
0と基本構成が同じであり、6段構成のゴミ箱の構成を
基本としている。そして、最上段にある一対の基本ユニ
ット10間には棚板30が横架されている。また、基本
ユニット10の5段目と6段目の間には、2個のハンガ
ーバー40が横架されている。
【0058】次に、組立構造体として別のワゴン140
を構成する場合について説明する。図10に示すよう
に、このワゴン140は10個の基本ユニット10と、
3個の棚板30と、2個のハンガーバー40と、4個の
キャスター50とを組み合わせて構成されている。
【0059】このワゴン140は、図6に示す整理棚1
00と基本構成が同じであり、5段構成の整理棚の構成
を基本としている。そして、基本ユニット10の1段目
と2段目の間、3段目と4段目の間、および最上段にそ
れぞれ棚板30が横架されている。また、基本ユニット
10の4段目と5段目の間には、2個のハンガーバー4
0が固定されている。
【0060】次に、組立構造体として本棚150を構成
する場合について説明する。図11に示すように、この
本棚150は17個の基本ユニット10と、6個の棚板
30と、4個のキャスター50と、10個の補助棒60
とを組み合わせて構成されている。
【0061】この本棚150は、図3に示す中央部7
4、右部76および左部72から構成されるパーティシ
ョン70と基本構成が同じであり、中央部74に対して
右部76および左部72が垂直な位置関係で配置されて
いる。そして、右部76と左部72を構成するぞれぞれ
6段の基本ユニット10の間には、それぞれ棚板30が
横架されている。これにより、棚板30の上に書籍等を
載置することが可能となる。
【0062】次に、組立構造体として別の本棚160を
構成する場合について説明する。図12に示すように、
この本棚160は34個の基本ユニット10と、14個
の棚板30と、8個のキャスター50とを組み合わせて
構成されている。
【0063】この本棚160は、図11に示した本棚1
50と基本構成が同じであり、図11に示した一対の本
棚150を並列に並べたものである。そして、両者の間
には2個の棚板30を横架している。詳細には、一対の
本棚150を構成する基本ユニット10の1段目、およ
び3段目にそれぞれ棚板30が横架されている。
【0064】なお、一対の本棚150の間に横架される
棚板30は、本棚150に使用される棚板30より幅が
狭く、一対の側縁部には4つでなく2つの穴32が設け
られている。また、一対の本棚150の上端部に細板1
62を横架すれば、この細板162に洋服を吊したハン
ガーなどを掛けることが可能となる。
【0065】以上、本実施形態に係る基本ユニット10
を使用することで、上記した本実施形態にかかる種々の
組立構造体を容易に組み立てることができる。また、こ
れらの組立構造体は基本ユニット10が共通しているた
め、多様な設備に容易に組み替えることが可能である。
従って、工場の生産ライン変更などで組立構造体が不要
になった場合でも、他の組立構造体に組み替えることで
廃棄処分する必要がなくなり、資源を有効に利用するこ
とが可能となる。
【0066】また、本実施形態に係る基本ユニット10
は、板状をなしているため重ねてもあまり場所を取ら
ず、またキャスター50や棚板30などの付属部材もそ
れぞれ規格が統一されているためあまり場所を取らない
ため、運搬・保管に便利である。 (第2実施形態)次に、図13〜図30を参照して、本
発明に係る組立構造体の構成部材および組立構造体の第
2実施形態を説明する。
【0067】図13(a)は、本実施形態に係る基本ユ
ニット(組立構造体の構成部材)210の構造を示す正
面図であり、図13(b)は当該基本ユニット210の
構造を示す平面図であり、図13(c)は当該基本ユニ
ット210の構造を示す左側面図である。
【0068】図示の通り、基本ユニット210は縦長の
矩形の板体からなる基部212を備えている。この基部
212は、互いに対向する一対の矩形の主面214,2
14と、互いに対向する上下側面(一対の側面)21
6,218と、互いに対向する左右側面220,221
とを有している。基部212の大きさは任意に規定する
ことができるが、基部212の大きさとしては、例えば
横の長さL11が560mm程度であり、縦の長さL1
2が720mm程度であり、厚みL13が40mm程度
である(これを例えばMサイズとする)。または、例え
ば横の長さL11が1000mm程度であり、縦の長さ
L12が1800mm程度であり、厚みL13が60m
m程度である(これを例えばLサイズとする)。
【0069】また、基本ユニット210の基部212の
上側面216には、直方体状の凸部222が設けられて
いる。この凸部222は基部212の厚みL13と同じ
厚みを有し、横方向中央部を中心として幅L14が24
0mm程度で高さL15が40mm程度の大きさで延在
している(Mサイズ)。または、この凸部222は基部
212の厚みL13と同じ厚みを有し、横方向中央部を
中心として幅L14が500mm程度で高さL15が6
0mm程度の大きさで延在している(Lサイズ)。一
方、基本ユニット210の基部212の下側面218に
は、上側面216に設けられた凸部222と対応する位
置に、当該凸部222と嵌合可能な形状の凹部224が
設けられている。そして凸部222の両側面には、ドー
ム状の補助突起226が設けられている。一方、凹部2
24の両側面には、当該ドーム状の補助突起226と嵌
合可能な形状を有する補助窪み228が設けられてい
る。なお、凹部224の両側面にドーム状の補助突起を
設け、凸部222の両側面に当該ドーム状の補助突起と
嵌合可能な形状を有する補助窪みを設けてもよい。
【0070】このようにすれば、図14(a)に示すよ
うに、一の基本ユニット210の凸部222を、他の基
本ユニット210の凹部224に向かって矢印の方向に
進行させて嵌合させた場合、図14(b)の一部断面図
に示すように、当該補助突起226と当該補助窪み22
8とが嵌合されることで基本ユニット210同士の連結
具合が向上される。
【0071】また、基本ユニット210の基部212の
左側面220にも、直方体状の凸部232が設けられて
いる。この凸部232は基部212の厚みと同じ厚みを
有し、縦方向中央部を中心として幅L17が240mm
程度で高さL16が40mm程度の大きさで延在してい
る(Mサイズ)。または、この凸部232は基部212
の厚みと同じ厚みを有し、縦方向中央部を中心として幅
L17が500mm程度で高さL16が60mm程度の
大きさで延在している(Lサイズ)。一方、基本ユニッ
ト210の基部212の右側面221には、左側面22
0に設けられた凸部232と対応する位置に、当該凸部
232と嵌合可能な形状の凹部234が設けられてい
る。そして凸部232の両側面には、ドーム状の補助突
起236が設けられている。一方、凹部234の両側面
には、当該ドーム状の補助突起236と嵌合可能な形状
を有する補助窪み238が設けられている。なお、凹部
234の両側面にドーム状の補助突起を設け、凸部23
2の両側面に当該ドーム状の補助突起と嵌合可能な形状
を有する補助窪みを設けてもよい。このようにすれば、
一の基本ユニット210の凸部232と他の基本ユニッ
ト210の凹部234とを嵌合させた場合、図14で説
明したのと同様に、当該補助突起236と当該補助窪み
238とが嵌合されることで基本ユニット210同士の
連結具合が向上される。
【0072】また、基本ユニットの基部の主面には、複
数の孔240が貫通形成されている。これらの孔240
は、例えば径φが20mm程度の丸孔であり、横方向に
5つと縦方向に7つが例えば60mm間隔で規則的に配
置されている(Mサイズ)。または、これらの孔240
は、例えば径φが40mm程度の丸孔であり、横方向に
5つと縦方向に7つが例えば100〜120mm間隔で
規則的に配置されている(Lサイズ)。なお、これらの
孔240は必ずしも貫通して形成されたものである必要
はなく、基本ユニット210の基部212の両主面21
4に穿設されたものであってもよい。また、孔240の
大きさや数、形なども任意に変更することができる。
【0073】また、基本ユニット210の基部212の
上下両側面216,218、および左右両側面220,
221が交差する四隅には、それぞれ2つずつ、合計で
8つの穴242が穿設されている。これらの穴242
は、例えば径φが20mm程度の丸穴である(Mサイ
ズ)。または、これらの穴242は、例えば径φが40
mm程度の丸穴である(Lサイズ)。
【0074】上記した構成を有する本実施形態に係る基
本ユニット210は、第1の実施形態にかかる基本ユニ
ット10と同様に、複数のプラスチック廃材から形成さ
れている。よって本実施形態に係る基本ユニット210
は、第1の実施形態に係る基本ユニット10と同様にし
て形成することができ、プラスチック廃材から形成され
ている点で同様の作用効果を有する。
【0075】次に、上記した構成の基本ユニット210
を使用して組立可能な組立構造体の具体例について説明
する。まず、組立構造体が備える付属部材について図1
5を参照して説明する。
【0076】図15に示すように、組立構造体が備える
付属部材としては、I字バー(第3の付属部材)25
0、U字バー(第3の付属部材)260、載置台(第3
の付属部材)270、キャスター(第3の付属部材)2
80などが挙げられる。
【0077】I字バー250は、バー本体252とバー
本体252の少なくとも一端に設けられた連結部(孔用
嵌合部)254とを有している。I字バー250が有す
る連結部254は、基本ユニット210の孔240に嵌
合可能なように孔240の径とほぼ同径の円柱形状を有
している。このI字バー250は、連結部254が基本
ユニット210の孔240にはめ込まれた状態で、基本
ユニット210に対して固定される。なお、I字バー2
50は基本ユニット210と同様にプラスチック廃材か
ら形成してもよいし、金属や木材など他の材料から形成
してもよい。
【0078】U字バー260は、基底部262と基底部
262の両端から直角に屈曲形成された一対の屈曲部2
64とを有している。そして、屈曲部264の先端部に
は連結部(孔用嵌合部)266が設けられている。U字
バー260が有する連結部266は、基本ユニット21
0の孔240に嵌合可能なように孔240の径とほぼ同
径の円柱形状を有している。このU字バー262は、連
結部266が基本ユニット210の孔240にはめ込ま
れた状態で、基本ユニット210に対して固定される。
なお、U字バー260は基本ユニット210と同様にプ
ラスチック廃材から形成してもよいし、金属や木材など
他の材料から形成してもよい。
【0079】載置台270は矩形の板体272と、板体
の一側面に設けられた5つの連結部(孔用嵌合部)27
4とを有している。載置台270を構成する板体272
の大きさとしては、用途によって任意の大きさを選択す
ることができる。また、載置台270が有する連結部2
74は、基本ユニット210の孔240に嵌合可能なよ
うに孔240の径とほぼ同径の円柱形状を有している。
この載置台270は、連結部274が基本ユニット21
0の孔240にはめ込まれた状態で、基本ユニット21
0に対して固定される。この載置台270は、基本ユニ
ット210と同様にプラスチック廃材から形成してもよ
いし、金属や木材など他の材料から形成してもよい。な
お、この載置台270では連結部274を板体272の
側面に4つ設けたが、この数は限定されることなく、2
つ以上設ければ足りる。
【0080】キャスター280は、キャスター軸(孔用
嵌合部)282と、車輪284と、車輪284を回転可
能に支持するための支持部材286とを備えている。キ
ャスター軸282は、基本ユニット210の主面214
に設けられた孔240、あるいは基本ユニットの4つの
角部に設けられた穴242に嵌合可能な円柱形状を有し
ている。なお、キャスター280は基本ユニット210
と同様にプラスチック廃材から形成してもよいし、金属
や木材など他の材料から形成してもよい。
【0081】このように、これら付属部材としてのI字
バー250、U字バー260、載置台270およびキャ
スター280と、上記した構成の基本ユニット210と
を組み合わすことで、以下に示す多様な組立構造体を構
成することができる。
【0082】まず、組立構造体としてパーティション2
90を構成する場合について説明する。図16に示すよ
うに、このパーティション290は3個の基本ユニット
210と、2個のI字バー250と、2個のU字バー2
60と、2個の載置台270を組み合わせて構成されて
いる。
【0083】3個の基本ユニット210は、左右側面2
20,221に設けられた凸部232と凹部234とを
嵌合させることで、互いに直交する位置関係で連結され
ている。このとき、凸部232に設けられた補助突起2
36と、凹部234に設けられた補助窪み238とが嵌
合されることで、基本ユニット210同士の連結具合が
向上されている。
【0084】I字バー250は、3個の基本ユニット2
10のうちの右側の基本ユニット210に設けられた孔
240に、連結部254を嵌合させることで固定されて
いる。これにより、I字バー250のバー本体252が
基本ユニット210の主面214から突き出た状態とな
り、この部分にハンガーやジャケットなどを掛けること
が可能となる。
【0085】U字バー260は、3個の基本ユニット2
10のうちの左側の基本ユニット210に設けられた孔
240に、一対の屈曲部264にそれぞれ設けられた連
結部266を嵌合させることで固定されている。これに
より、U字バー260の基底部262にタオルなどを掛
けることが可能となる。
【0086】載置台270は、3個の基本ユニット21
0のうちの中央の基本ユニット210に設けられた孔2
40に、連結部274を嵌合させることで固定されてい
る。これにより、載置台270の板体272が基本ユニ
ット210の主面214から突き出た状態となり、この
板体272の上にコップなどの小物を置くことが可能と
なる。
【0087】ここで、I字バー250の連結部254と
基本ユニット210の孔240との間には、次のような
連結具合を向上させるための機構を設けてもよい。例え
ば、図17(a)に示すように、I字バー250の連結
部254の径よりもバー本体252の径を大きくして、
連結部254とバー本体252との間に段差部256を
設ける。このとき、連結部254の長さは基本ユニット
210の厚みと同程度の長さか多少短い程度が好まし
い。また、I字バー250の連結部254の端面に雌ね
じ部257を穿設する。そして、頭部の径が孔240の
径よりも大きい雄ねじ258を用意する。
【0088】そして、図17(b)に示すように、基本
ユニット210の孔40内にI字バー250の連結部2
54を嵌合させて挿入する。最後に、図17(c)に示
すように、雌ねじ部257と雄ねじ258とを螺合させ
る。このようにすれば、I字バー250に設けられた段
差部256と雄ねじ258の頭部とを介してI字バー2
50の軸方向への動きが規制される。
【0089】また、例えば図18(a)に示すように、
I字バー250の連結部254の表面に端面に向かって
高さが減少する突起(孔用突起)251を円周方向に複
数設けてもよい。そして、図18(b)及び図18
(c)に示すように、連結部254を基本ユニット21
0の孔240内に押し込むことで、突起251と孔24
0内面との間の摩擦力が増大し、I字バー250が抜け
にくくなってI字バー250の軸方向への動きが規制さ
れる。
【0090】さらに、例えば図19(a)に示すよう
に、I字バー250の連結部254の表面に突起(孔用
突起)253を設け、一方、基本ユニット210の孔2
40の内面に主面214に対して直交する方向に延びる
ガイド溝(孔内溝)241と、ガイド溝241から分岐
してガイド溝241と直交する方向に延びる係止溝(孔
内溝)243とを設ける。そして、図19(b)に示す
ように、I字バー250を孔240内に挿入する際に、
連結部254表面の突起253をガイド溝241を介し
て案内し、ガイド溝241の終端まで突起253を案内
する。その後、図19(c)に示すように、I字バー2
50を円周方向(図中のX方向)に若干回転させ、連結
部254表面の突起253を係止溝243内に収納させ
る。このようにすれば、I字バー250に設けられた突
起253と係止溝243とを介してI字バー250の軸
方向への動きが規制される。なお、基本ユニット210
の孔240の内面に前述したような突起(孔内突起)を
設け、I字バー250の連結部254の表面に前述した
ようなガイド溝(孔用溝)と係止溝(孔用溝)とを設け
てもよい。このようにしても、I字バー250の軸方向
への動きが規制される。
【0091】なお、以上の機構はI字バー250の連結
部254と基本ユニット210の孔240との間の連結
具合を向上させるための機構として説明したが、これら
の機構はU字バー260の連結部266と基本ユニット
210の孔240との間の連結、載置台270の連結部
270と基本ユニット210の孔240との間の連結、
およびキャスター280のキャスター軸282と基本ユ
ニット210の孔240あるいは穴242との間の連結
にも応用することができる。
【0092】次に、組立構造体としてゴミ箱300を構
成する場合について説明する。図20に示すように、こ
のゴミ箱300は4個の基本ユニット210と、4個の
キャスター280と、4個のI字バー250とを組み合
わせて構成されている。
【0093】4個の基本ユニット210は、左右側面2
20,221に設けられた凸部232と凹部234とを
嵌合させることで、互いに直交する位置関係で連結され
ている。このとき、凸部232に設けられた補助突起2
36と、凹部234に設けられた補助窪み238とが嵌
合されることで、基本ユニット210同士の連結具合が
向上されている。4個のI字バー250は、対向する一
対の基本ユニット210最下部の4対の孔240の間に
横架されている。図20では、4つのI字バー250は
見えない状態にある。そして、横架された4個のI字バ
ー250の上には例えば板体が載置されている。このよ
うに、4個の基本ユニット210により囲まれた内部空
間がゴミを収容する空間として機能している。なお、ゴ
ミ箱300を構成する一対の基本ユニット210の下側
面218に設けられた4つの穴242には、キャスター
軸282を嵌合させることで4個のキャスター280が
固定されている。これにより、ゴミ箱300が自由に移
動可能になる。なお、キャスター280のキャスター軸
282と基本ユニット210の下側面218に設けられ
た穴242との間には、図17〜図19を用いて説明し
たような連結具合を向上させるための機構を設けてもよ
い。
【0094】次に、組立構造体としてワゴン310を構
成する場合について説明する。図21に示すように、こ
のワゴン310は2個の基本ユニット210と、4個の
キャスター280と、16個のI字バー250とを組み
合わせて構成されている。
【0095】2個の基本ユニット210は互いに対向す
るように配置されており、これらの間に15個のI字バ
ー250が横架されている。具体的には、一対の基本ユ
ニット210の最上部、中間部および最下部それぞれの
5対の孔240の間に、5個のI字バー250がそれぞ
れ横架されている。そして残る1個のI字バー250
は、15個のI字バーが横架されている側の基本ユニッ
ト210の主面214とは反対側の主面214に嵌合固
定されている。これにより、基本ユニット210最上
部、中間部および最下部の3段に横架されたI字バー2
50上に、部品や種々の機材などを載せることが可能と
なる。そして、ワゴン310を構成する一対の基本ユニ
ット210の下側面218に設けられたそれぞれ2つの
穴242には、キャスター軸282を嵌合させることで
2個のキャスター280がそれぞれ固定されている。こ
れにより、ワゴン310が自由に移動可能になる。な
お、キャスター280のキャスター軸282と基本ユニ
ット210の下側面218に設けられた穴242との
間、およびI字バー250の連結部254と基本ユニッ
ト210の孔240との間には、図17〜図19を用い
て説明したような連結具合を向上させるための機構を設
けてもよい。
【0096】次に、組立構造体としてパレット320を
構成する場合について説明する。図22に示すように、
このパレット320は2個の基本ユニット210と6個
のI字バー250とを組み合わせて構成されている。
【0097】2個の基本ユニット210は互いに対向す
るように配置されており、これらの間に6個のI字バー
250が横架されている。具体的には、一対の基本ユニ
ット210最上部、中間部および最下部それぞれの2対
の孔240の間に、2個のI字バー250がそれぞれ横
架されている。このパレット320は、主に物流におい
てフォークリフトを用いて物資を移送するのに使用さ
れ、一対の基本ユニット210がそれぞれ上下面デッキ
ボードとして機能し、6個のI字バー250が桁として
機能している。そして、一対の基本ユニット210の間
の空間がフォークリフトのフォークの差込口として機能
している。
【0098】次に、組立構造体として整理棚330を構
成する場合について説明する。図23に示すように、こ
の整理棚330は3個の基本ユニット210と18個の
I字バー250とを組み合わせて構成されている。
【0099】3個の基本ユニット210は互いに平行な
位置関係で配置されており、一対の基本ユニット210
間にはそれぞれ9個のI字バー250が横架されてい
る。具体的には、一対の基本ユニット210最上部、中
央部および最下部それぞれの3対の孔240の間に、3
個のI字バー250がそれぞれ横架されている。これに
より、基本ユニット210最上部、中央部および最下部
の3段に横架されたI字バー250上に、部品や種々の
機材などを載せることが可能となる。なお、I字バー2
50の連結部254と基本ユニット210の孔240と
の間には、図17〜図19を用いて説明したような連結
具合を向上させるための機構を設けてもよい。
【0100】次に、組立構造体として別の整理棚340
を構成する場合について説明する。図24に示すよう
に、この整理棚340は5個の基本ユニット210と1
2個のI字バー250とを組み合わせて構成されてい
る。
【0101】5個の基本ユニット210のうち3個の基
本ユニット210は、互いに主面214が対向するよう
に所定間隔を隔てて並置されており、そのうち右側と左
側の基本ユニット210は上側面216に設けられた凸
部222が上になるように配置されている。一方、中央
の基本ユニット210は下側面218に設けられた凹部
224が上になるように、右側と左側の基本ユニット2
10間において互いに平行な位置関係で配置されてい
る。そして、左側と中央の基本ユニット210の下端部
間には、基本ユニット210の上下側面216,218
に設けられた凸部222と凹部224とを嵌合させるこ
とで、他の基本ユニット210が互いに直交する位置関
係で横架されている。このとき、凸部222に設けられ
た補助突起226と、凹部224に設けられた補助窪み
228とが嵌合されることで、基本ユニット210同士
の連結具合が向上されている。
【0102】また、右側と中央の基本ユニット210の
上端部間には、基本ユニット210の上下側面216,
218に設けられた凸部222と凹部224とを嵌合さ
せることで、他の基本ユニット210が互いに直交する
位置関係で横架されている。このとき、凸部222に設
けられた補助突起226と、凹部224に設けられた補
助窪み228とが嵌合されることで、基本ユニット21
0同士の連結具合が向上されている。
【0103】また、左側の基本ユニット210と中央の
基本ユニット210の最上部にある2対の孔240の間
には、2個のI字バー250が横架されている。さら
に、右側の基本ユニット210と中央の基本ユニット2
10の中央部および最下部にあるそれぞれ5対の孔24
0の間には、5個のI字バー250がそれぞれ横架され
ている。これにより、基本ユニット210最上部、中央
部および最下部に横架されたI字バー250の上や、一
対の基本ユニット210間に横架された他の基本ユニッ
ト210の主面214上に、部品や種々の機材などを載
せることが可能となる。また、一対の基本ユニット21
0間に他の基本ユニット210を横架させることで、整
理棚340の強度が向上されている。なお、I字バー2
50の連結部254と基本ユニット210の孔240と
の間には、図17〜図19を用いて説明したような連結
具合を向上させるための機構を設けてもよい。
【0104】次に、組立構造体としてラック350を構
成する場合について説明する。図25に示すように、こ
のラック350は3個の基本ユニット210と10個の
I字バー250とを組み合わせて構成されている。
【0105】3個の基本ユニット210はそれぞれ左側
面220を上にして互いに平行な位置関係で配置されて
おり、一対の基本ユニット210間にはそれぞれ5個の
I字バー250が連結部254と基本ユニット210の
孔240を介して所望の位置に横架されている。これに
より、基本ユニット210間に横架されたI字バー25
0上に、書籍などを載せることが可能となる。なお、I
字バー250の連結部254と基本ユニット210の孔
240との間には、図17〜図19を用いて説明したよ
うな連結具合を向上させるための機構を設けてもよい。
【0106】次に、組立構造体として台車360を構成
する場合について説明する。図26に示すように、この
台車360は1個の基本ユニット210と1個のU字バ
ー260と4個のキャスター280とを組み合わせて構
成されている。
【0107】1個の基本ユニット210は、一方の主面
214を上面とし、他方の主面214を下面として使用
される。基本ユニット210の上面に設けられた上側面
216側の2つの孔240には、一対の屈曲部264に
それぞれ設けられた連結部266を嵌合させることでU
字バー260が固定されている。これにより、U字バー
260の基底部262が台車360を運転操作するため
の把持部となる。また、基本ユニット210の下面に設
けられた4つの孔240には、キャスター軸282を嵌
合させることで4個のキャスター280が固定されてい
る。これにより、台車360が自由に移動可能になる。
なお、キャスター280のキャスター軸282と基本ユ
ニット210に設けられた孔240との間、およびU字
バー260の連結部266と基本ユニット210の孔2
40との間には、図17〜図19を用いて説明したよう
な連結具合を向上させるための機構を設けてもよい。
【0108】次に、組立構造体として別の台車370を
構成する場合について説明する。図27に示すように、
この台車370は2個の基本ユニット210と3個のU
字バー260と8個のキャスター280とを組み合わせ
て構成されている。
【0109】2個の基本ユニット210は、基本ユニッ
ト210の上下側面216,218に設けられた凸部2
22と凹部224とを嵌合させることで、水平な位置関
係で連結されている。2個の基本ユニット210は、連
結された状態で一方の主面214を上面とし、他方の主
面214を下面として使用される。基本ユニット210
の上面に設けられた上側面216側の2つの孔240に
は、一対の屈曲部264にそれぞれ設けられた連結部2
66を嵌合させることでU字バー260が固定されてい
る。これにより、U字バー260の基底部262が台車
370を運転操作するための把持部となる。また、基本
ユニット210の上面に設けられた右側面221側の2
対の孔240には、連結部266を嵌合させることでそ
れぞれ2個のU字バー260が固定されている。これに
より、台車370に載せた荷物が側方から転落すること
が防止される。なお、基本ユニット210の上面に設け
られた左側面221側の2対の孔240にも、それぞれ
2個のU字バー260を固定するようにしてもよい。ま
た、2個の基本ユニット210の下面に設けられたそれ
ぞれ4つの孔240には、キャスター軸282を嵌合さ
せることでそれぞれ4個のキャスター280が固定され
ている。これにより、台車370が自由に移動可能にな
る。なお、キャスター280のキャスター軸282と基
本ユニット210に設けられた孔240との間、および
U字バー260の連結部266と基本ユニット210の
孔240との間には、図17〜図19を用いて説明した
ような連結具合を向上させるための機構を設けてもよ
い。
【0110】次に、組立構造体としてさらに別の台車3
80を構成する場合について説明する。図28に示すよ
うに、この台車380は2個の基本ユニット210と6
個のU字バー260と8個のキャスター280とを組み
合わせて構成されている。
【0111】この台車380は、図27に示した台車3
70と基本構成が同じであり、基本ユニット210上面
に固定されるU字バー260の位置、および数が異なっ
ている。すなわち、この台車380では図27に示す台
車370よりU字バー260の数が3個多く、それぞれ
のU字バー260は基本ユニット210の左側面220
側と右側面221側とを跨ぐように並行な位置関係で固
定されている。これにより、板材や絵画などをU字バー
260に立て掛けながら移送することが可能となる。
【0112】次に、組立構造体として本棚390を構成
する場合について説明する。図29に示すように、この
本棚390は2個の基本ユニット210と6個の載置台
270とを組み合わせて構成されている。
【0113】2個の基本ユニット210は、基本ユニッ
ト210の左右側面220,221に設けられた凸部2
32と凹部234とを嵌合させることで、水平な位置関
係で連結されている。そして、基本ユニット210の主
面214に設けられた孔240に、連結部274を嵌合
させることでそれぞれ6個の載置台270が固定されて
いる。これにより、載置台270の板体272が基本ユ
ニット210の主面214から突き出た状態となり、こ
の板体272の上に書籍などを置くことが可能となる。
この場合、載置台270の前面側は載置台270を上下
方向に貫くように設けられた4本の支持棒392によっ
て支持されている。なお、載置台270の連結部274
と基本ユニット210に設けられた孔240との間に
は、図17〜図19を用いて説明したような連結具合を
向上させるための機構を設けてもよい。
【0114】次に、組立構造体として別の本棚400を
構成する場合について説明する。図30に示すように、
この本棚400は4個の基本ユニット210と12個の
載置台270とを組み合わせて構成されている。この本
棚400は、図29に示す本棚390と基本構成が同じ
であり、図29に示す一対の本棚390を直交する位置
関係で連結している。この本棚400は、例えば柱が出
っ張っている角部に設置したり、またパーティションと
しても利用したりすることができる。
【0115】以上、本実施形態に係る基本ユニット21
0を使用することで、上記した本実施形態にかかる種々
の組立構造体を容易に組み立てることができる。また、
これらの組立構造体は基本ユニット210が共通してい
るため、多様な設備に容易に組み替えることが可能であ
る。従って、工場の生産ライン変更などである組立構造
体が不要になった場合でも、他の組立構造体に組み替え
ることで廃棄処分する必要がなくなり、資源を有効に利
用することが可能となる。
【0116】また、本実施形態に係る基本ユニット21
0は、板状をなしているため重ねてもあまり場所を取ら
ず、またキャスター280やI字バー250、U字バー
260および載置台270などの付属部材もそれぞれ規
格が統一されているためあまり場所を取らないため、運
搬・保管に便利である。
【0117】さらに、本実施形態に係る基本ユニット2
10の主面214には孔240が設けられているため、
組み合わせの自由度が増し、より多様な組立構造体を構
成することが可能となる。
【0118】尚、本発明は上記した実施形態に限定され
ることなく種々の変形が可能である。
【0119】例えば、上記した第1および第2実施形態
に係る基本ユニット10,210および付属部材を用い
て、他の組立構造体を構成してもよい。
【0120】また、第1実施形態に係る基本ユニット1
0において、上側面16に設けられた凸部22の側面お
よび下側面18に設けられた凹部24の側面の少なくと
も一方に、図14等に示すような補助突起226を設
け、上側面16に設けられた凸部22の側面および下側
面18に設けられた凹部24の側面の少なくとも一方
に、当該補助突起226に嵌合可能な形状を有する図1
4等に示すような補助窪み228を設けてもよい。
【0121】また、第1実施形態にかかる組立構造体に
おいて、キャスター50のキャスター軸52と基本ユニ
ット10の下側面18に設けられた凹部24との間に
も、図17〜19を用いて説明したような連結具合を向
上させるための機構を設けてもよい。
【0122】また、第1実施形態にかかる基本ユニット
10では、上側面16に凸部22を設け、下側面18に
は凹部24を設けたが、上側面16に凸部と凹部の両方
を設け、下側面18に当該凸部と当該凹部に対応するよ
うに凹部と凸部の両方を設けてもよい。
【0123】また、第2実施形態にかかる基本ユニット
210において、上側面216および左側面220に凸
部222,232を複数設け、下側面218および右側
面221に当該凸部222,232に対応するように、
凹部24,234を複数設けてもよい。また、上側面2
16に凸部222と凹部224の両方を設け、下側面2
18に当該凸部222と当該凹部224に対応するよう
に、凹部224と凸部222を設けてもよい。さらに、
左側面220に凸部232と凹部234の両方を設け、
右側面221に当該凸部232と当該凹部234に対応
するように、凹部234と凸部232を設けてもよい。
【0124】
【発明の効果】本発明に係る組立構造体の構成部材によ
れば、種々の組立構造体を容易に組み立てることができ
る。また、本発明に係る組立構造体は構成部材が共通し
ているため、多様な設備に容易に組み替えることが可能
である。従って、組立構造体が不要になった場合でも、
他の組立構造体に組み替えることで廃棄処分する必要が
なくなり、資源を有効に利用することが可能となる。
【0125】また、本発明に係る組立構造体の構成部材
は、板状をなしているため重ねてもあまり場所を取ら
ず、運搬・保管に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の基本ユニットの第1実
施形態を示す正面図であり、図1(b)は、第1実施形
態の基本ユニットを示す平面図である。
【図2】第1実施形態の組立構造体に用いられる付属部
材を説明するための斜視図である。
【図3】第1実施形態の組立構造体としてパーティショ
ンを示す斜視図である。
【図4】第1実施形態の組立構造体としてゴミ箱を示す
斜視図である。
【図5】第1実施形態の組立構造体として物掛け棚を示
す斜視図である。
【図6】第1実施形態の組立構造体として整理棚を示す
斜視図である。
【図7】第1実施形態の組立構造体として別の整理棚を
示す斜視図である。
【図8】第1実施形態の組立構造体として台車を示す斜
視図である。
【図9】第1実施形態の組立構造体としてワゴンを示す
斜視図である。
【図10】第1実施形態の組立構造体として別のワゴン
を示す斜視図である。
【図11】第1実施形態の組立構造体として本棚を示す
斜視図である。
【図12】第1実施形態の組立構造体として別の本棚を
示す斜視図である。
【図13】図13(a)は、本発明の基本ユニットの第
2実施形態を示す正面図であり、図13(b)は、第2
実施形態に係る基本ユニットの平面図であり、図13
(c)は、第2実施形態に係る基本ユニットの左側面図
である。
【図14】図14(a)は、基本ユニットの凸部と他の
基本ユニットの凹部との連結方法を説明するための一部
破断斜視図であり、図14(b)は、基本ユニットと他
の基本ユニットとの連結状態を説明するための断面図で
ある。
【図15】第2実施形態の組立構造体に用いられる付属
部材を説明するための斜視図である。
【図16】第2実施形態の組立構造体としてパーティシ
ョンを示す斜視図である。
【図17】I字バーと孔との連結具合を向上させるため
の機構を説明する説明図である。
【図18】I字バーと孔との連結具合を向上させるため
の別の機構を説明する説明図である。
【図19】I字バーと孔との連結具合を向上させるため
の別の機構を説明する説明図である。
【図20】第2実施形態の組立構造体としてゴミ箱を示
す斜視図である。
【図21】第2実施形態の組立構造体としてワゴンを示
す斜視図である。
【図22】第2実施形態の組立構造体としてパレットを
示す斜視図である。
【図23】第2実施形態の組立構造体として整理棚を示
す斜視図である。
【図24】第2実施形態の組立構造体として別の整理棚
を示す斜視図である。
【図25】第2実施形態の組立構造体として台車を示す
斜視図である。
【図26】第2実施形態の組立構造体として別の台車を
示す斜視図である。
【図27】第2実施形態の組立構造体として別の台車を
示す斜視図である。
【図28】第2実施形態の組立構造体としてラックを示
す斜視図である。
【図29】第2実施形態の組立構造体として本棚を示す
斜視図である。
【図30】第2実施形態の組立構造体として他の本棚を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10…基本ユニット、14…主面、16…上側面、18
…下側面、22…凸部、24…凹部、30…棚板、32
…穴、34…主面、40…ハンガーバー、48…穴、4
9…主面、50…キャスター、52…キャスター軸、6
0…補助棒、64…嵌合凸部、70…パーティション、
80…ゴミ箱、90…物掛け棚、100…整理棚、11
0…整理棚120…台車、130…ワゴン、140…ワ
ゴン、150…本棚、160…本棚、210…基本ユニ
ット、214…主面、216…上側面、218…下側
面、220…左側面、221…右側面、222…凸部、
224…凹部、226…補助突起、228…補助窪み、
232…凸部、234…凹部、236…補助突起、23
8…補助窪み、240…孔、241…ガイド溝、243
…係止溝、250…I字バー、254…連結部、260
…U字バー、266…連結部、270…載置台、274
…連結部、280…キャスター、282…キャスター
軸、290…パーティション、300…ゴミ箱、310
…ワゴン、320…パレット、330…整理棚、340
…整理棚、350…ラック、360…台車、370…台
車、380…台車、390…本棚、400…本棚。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47B 65/00 601 A47B 65/00 601H 96/02 96/02 G H E04B 2/74 541 E04B 2/74 541P 561 561H (72)発明者 石川 博之 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 大門 博邦 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 前田 紀貞 東京都世田谷区成城7−7−20 (72)発明者 三浦 和俊 神奈川県横浜市都筑区荏田東4−33−12 Fターム(参考) 3B054 AA02 BA05 BA07 BA10 BA17 BB03 BB04 BB06 BB09 BB16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の側面を有する板状
    の組立構造体の構成部材であって、 前記一対の側面の一方に設けられた1又は2以上の凸部
    と、 前記一対の側面の他方に設けられており前記凸部と嵌合
    可能な形状を有する1又は2以上の凹部と、を備えるこ
    とを特徴とする組立構造体の構成部材。
  2. 【請求項2】 当該構成部材の主面に設けられた1又は
    2以上の孔を更に備えることを特徴とする請求項1に記
    載の組立構造体の構成部材。
  3. 【請求項3】 前記孔の内面に設けられた孔内突起また
    は孔内溝を更に備えることを特徴とする請求項2に記載
    の組立構造体の構成部材。
  4. 【請求項4】 前記凸部および前記凹部の少なくとも一
    方に設けられた補助突起と、 前記凹部および前記凸部の少なくとも一方に設けられた
    前記補助突起と嵌合可能な形状を有する補助窪みと、を
    更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の組立構造体の構成部材。
  5. 【請求項5】 当該構成部材の主面は湾曲部を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の組立構
    造体の構成部材。
  6. 【請求項6】 プラスチック廃材から構成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組立構
    造体の構成部材。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の組立構造体の構成部材
    と、 前記構成部材の前記凸部が設けられた前記側面に接触す
    る面、および該凸部にはまり込む穴を有する第1の付属
    部材と、を備えることを特徴とする組立構造体。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の組立構造体の構成部材
    と、 前記構成部材の前記凹部に嵌合される凹部用嵌合部を有
    する第2の付属部材と、を備えることを特徴とする組立
    構造体。
  9. 【請求項9】 前記第2の付属部材の前記凹部用嵌合部
    には凹部用突起または凹部用溝が設けられていることを
    特徴とする請求項8に記載の組立構造体。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の組立構造体の構成部
    材と、 前記構成部材の前記孔に嵌合される孔用嵌合部を有する
    第3の付属部材と、を備えることを特徴とする組立構造
    体。
  11. 【請求項11】 前記第3の付属部材の前記孔用嵌合部
    には孔用突起または孔用溝が設けられていることを特徴
    とする請求項8に記載の組立構造体。
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