JP2002027388A - カメラブロック、ディスクブロックおよびこれらを備えた映像記録再生装置 - Google Patents

カメラブロック、ディスクブロックおよびこれらを備えた映像記録再生装置

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JP2002027388A
JP2002027388A JP2000206839A JP2000206839A JP2002027388A JP 2002027388 A JP2002027388 A JP 2002027388A JP 2000206839 A JP2000206839 A JP 2000206839A JP 2000206839 A JP2000206839 A JP 2000206839A JP 2002027388 A JP2002027388 A JP 2002027388A
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signal
video
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Fumishige Yatsugi
富美繁 矢次
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラブロックを小型にし、ディスクブロッ
クに高画質、長時間の記録を可能にする映像記録再生装
置を提供する。 【解決手段】 カメラブロックとディスクブロックを別
々の構造ブロックに分離し、カメラブロック内に動画記
録に十分な容量のメモリカードを内蔵する。また、その
カードを取り出して、ディスクブロック内に設けられた
カードスロットに差し込むと自動的にファームウェアソ
フトの処理により映像データがディスクブロックに転送
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラブロッ
ク、ディスクブロックおよびこれらを備えた映像記録再
生装置に係り、特に光ディスクを応用した映像記録再生
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開平10−257
367号公報に記載されているような例がある。この従
来例の図1に示されているように、撮像素子、マイクロ
フォン,映像音声それぞれのAD変換器、ファインダ機
能を有するディスプレイ装置および、ディジタル符号化
された画像、音声信号を圧縮するための情報処理装置を
一つの映像撮影機能部に備え、その出力をディジタル符
号の形で、空間伝送のためのディジタル変調機能を備え
た移動体通信機能部およびアンテナに加えて、受信機能
を備えたアンテナや復号機能を備えた処理装置によりデ
ィジタル符号を復号し、記憶手段(ハードディスク装
置)に保存することが知られている。また上記空間伝送
された信号は電話回線等を用いて基地局に送信され、パ
ーソナルコンピュータなどに伝送できる。しかしなが
ら、特開平10−257367号公報記載のものにおい
ては、無線送信を用いて映像符号を伝送する方法となっ
ているため、「移動体通信機能部」やそれを駆動するた
めの大型のバッテリが必要になる。この公開公報には記
載されていないが、一般的にディジタル映像のMPEG
圧縮を行った場合、1から2W以上の消費電力が発生
し、さらに無線送信するための送信電力が必要になる。
また、この従来例においては、消費費電力が大きいカメ
ラ用のバッテリを小型にして実装する手段は開示されて
いない。また映像を送信する先は電話回線等を通して、
固定されたパーソナルコンピュータなどに送信されると
記載されているが、電話回線で一般のビデオカメラ映像
をリアルタイムで送信するには送信能力が少ないため
に、このようなサービスは技術的にも困難であり、ま
た、データ容量が多くなり、料金が膨大となるため、経
済的にも成立し得ない。このため、上記従来技術を一般
のビデオカメラ等に応用することは困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のよぅな公知例が
知られている一方、光ディスクを応用したビデオカメラ
ではレンズ部と光ディスクドライグ部が同一構造ブロッ
ク内に配置されていると、構造面からの制限で、光ディ
スクの厚みが薄いことを活かしたレイアウトが不可能と
なり、ビデオカメラの形状として非常に使い勝手の悪い
レイアウトになるといった問題がある。一般に手に持っ
て撮影する構造ブロックは小型の方が使いやすいが、光
ディスクブロックをカメラブロックと一体化させた場
合、ビデオカメラ全体の容積が大きくなり過ぎるという
問題がある。また一般に流通している直径が12cmサ
イズの光ディスクブロックとカメラブロックを一体化さ
せた場合、一般のビデオカメラに比べて非常に大型化し
てしまうため、12cmサイズの光ディスクを記録媒体
に採用することができない。
【0004】本発明の目的は撮影を行うカメラブロック
の構造全体を非常に小型、軽量にすることができる技術
を提供することにある。本発明の他の目的は長時間の記
録を行えると共に高画質記録が可能な映像記録再生技術
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手殴】上記目的を達成するため
に、本発明による映像記録再生装置では、カメラブロッ
クとディスクブロックを別々の構造ブロックに分離し
た。カメラブロックからディスクブロックヘ送信される
信号はディジタル符号として画質劣化が生じないように
する。またカメラブロック内部でディジタル符号の符号
量が多い場合はメモリ手段に一時保存ができないため
に、カメラブロックにて映像信号を圧縮符号化するよう
にした。またカメラブロックとディスクブロックを別々
の構造ブロックに分離する時に、それぞれを接続端子ま
たはメモリカードの端子で接続し、カメラブロック内で
消費される電力をディスクブロックから供給するように
した。これによりカメラブロックの小型化と装置全体の
低コスト化が可能になった。またカメラブロックとディ
スクブロックを別々の装置に分離することにより、ディ
スクブロックの構造的レイアウトが非常に薄い物にでき
るために、比較的大型の12cmサイズの光ディスクを
容易に採用することができる。
【0006】以下本発明について詳細に説明する。第1
の発明では、カメラブロックは、撮像素子から得られた
映像信号を符号化して圧縮する符号化部と、該符号化部
の出力を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された信号
を出力する出力部とを備える。また、このカメラブロッ
クにおいて、メモリ媒体のインターフェース部とメモリ
媒体を接続するためのコネクタ部とを設け、該記憶部に
記憶された信号を該インターフェース部を介して該コネ
クタ部に出力する。
【0007】第2の発明では、ディスクブロックは、メ
モリ媒体の入力部と、該入力部から入力された符号化さ
れた信号を復号する復号化部と、該入力部から入力され
た信号をディスクのフォーマットに合わせて変換するデ
ィスク信号処理部と、該信号処理部からの信号を記録す
るディスクとを備える。このディスクブロックにおい
て、映像信号が記憶されたメモリ媒体を接続するための
コネクタ部と、該メモリ媒体のインターフェース部とを
備え、該インターフェース部の出力を該復号化部で復号
する。
【0008】第3の発明では、映像記録再生装置は、撮
像素子から得られた映像信号を符号化して圧縮する符号
化部、メモリ媒体のインターフェース部、メモリ媒体を
接続するためのコネクタ部を有し、該符号化部の出力を
該インターフェース部を介して該コネクタ部に出力する
カメラブロックと、メモリ媒体の入力部、該入力部から
入力された符号化された信号を復号する復号化部、該入
力部から入力された信号をディスクのフォーマットに合
わせて変換するディスク信号処理部、該信号処理部から
の信号を記録するディスクとを有するディスクブロック
とを備える。
【0009】第4の発明では、映像記録再生装置は、撮
像素子、該撮像素子から得られた信号をディジタル化す
るAD変換部、該撮像素子を駆動し、映像を取り込むカ
メラ信号処理部、ディジタル変換された映像信号を符号
化して圧縮する符号化部、撮影を開始、一時停止する操
作キー、撮像された映像を表示するファインダ、該復号
化部の出力信号を出力するディジタル信号出力部と、該
符号化部の出力信号を一時的に保存するメモリ手段を有
するカメラブロックと、磁気ディスクまたは光ディスク
を記録媒体とした記録装置、該カメラブロックの出力信
号を入力する入力部を有するディスクブロックとを備
え、該カメラブロックで撮像された映像を該ディスクブ
ロックの入力部に入力することによって該ディスクブロ
ックの該記録媒体に自動的に保存する。
【0010】この映像信号記録再生装置において、該記
録媒体には該カメラブロックで記録された映像専用の記
録領域を設け、所定の記録領域の名称と保存形式を用い
て映像を保存する。また、該所定の名称と該保存形式は
DVD−RAM規格のVideo Recording
規格に準拠している。また、該映像を保存するファイ
ルは、保存する度にファイルサイズを拡大して同一ファ
イルに保存し、該映像を保存するファイルを管理するフ
ァイルは、保存の度に更新される。
【0011】第4の発明において、該記録媒体に保存記
録される信号は動画映像と音声を同時に撮影と録音した
もの、静止画映像および静止画と音声を関連付けして撮
影したものおよび音声だけのいずれかである。また、該
ディジタル信号出力部はディジタル信号を伝達できるコ
ネクタ端子である。該コネクタ端子は、該ディジタル信
号を出力すると共に、該カメラブロックに電力を供給で
きるように構成される。第4の発明において、該ディス
クブロック内に内蔵されている該記録媒体は直径が12
cmの光ディスクである。また、該符号化部はMPEG
規格に準拠している。また、該メモリ手段はメモリカー
ドであり、該ディジタル信号出力部は、該メモリカード
に信号を記録し、該メモリカードをカメラブロック内か
ら筐体外部に取り出すことができるように構成されてい
る。また、該メモリ手段に保存された映像を該ディスク
ブロックの該記録媒体に保存した後は、自動的に該メモ
リ手段の記録可能領域を最大に確保する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例を用い、図を参照して説明する。図1は本発明によ
るカメラブロックの一実施例を示すブロック図、図2は
本発明によるディスクブロックの一実施例を示すブロッ
ク図である。これら図1および図2に示すブロックによ
って映像記録再生装置が構成される。特に図1は撮影者
が手に持って操作するカメラブロック部分の回路を示
し、図2は例えばDVD−RAMなどの光ディスクを用
いたディスクブロックを示す。
【0013】図1において、1は光学レンズから撮像し
た光を電気信号に変換するCCDイメージセンサ、2は
CCDイメージセンサ1からの信号を映像信号に変換す
るカメラ信号処理部であり、テープを用いたビデオカメ
ラレコーダとほぼ同様なものを用いている。4は記録、
一次停止や再生を行うための操作キーである。10はレ
ンズから得られた被写体映像や再生画像を写すことがで
きるファインダ表示部で、一般的にはLCDなどの液晶
パネルを0.4〜0.6インチサイズに小型化して横成
されている。また、11はカメラ部分にMPEG2方式
の映像音声符合圧縮回路を有する映像音声符号化部であ
り、本発明の特徴の一つを構成する。
【0014】次に撮影時における図1のビデオカメラレ
コーダの信号流れについて詳細に説明する。光学レンズ
から得られた被写体画像はCCDイメージセンサ1によ
り光電変換される。次にこの信号はAGCおよびA/D
変換部19に供給され、AGC回路で光学系における信
号レベルの変化を所定の信号レベルに設定し、その後A
/D変換部でアナログ信号をディジタル信号に変換す
る。このディジタル信号はカメラ信号処理部2に入力さ
れる。CCDイメージセンサ1から得られた信号は通常
イメージセンサの配置に応じた信号のため、カメラ信号
処理部2により一般のY(輝度信号)、U、V信号(色
差信号)に変換されるとともに、画像のエンハンスが行
われて出力される。またカメラ信号処理部2はCCDイ
メージセンサ1に必要な駆動パルスやビデオ出力に必要
な同期信号を生成し、各部に供給する。この場合、カメ
ラ制御用のマイコン等で構成されたカメラコントロール
部3は光学系の状態やCCDイメージセンサ1から得ら
れた映像情報と、カメラ全体の操作から得られた情報に
よりカメラ信号処理部2を最適に制御する。また同時に
ジャイロなどを用いた、角速度センサなどのアナログ出
力をAD変換した後に、カメラコントロール部3に取り
込み、CCDイメージセンサ1の駆動パルスを制御する
などして、撮影者がカメラを持つ手を振った場合、いわ
ゆる手ぶれの状態になった場合でも比較的安定した画像
がカメラ信号処理部2に得るようにCCDイメージセン
サ1をコントロールしている。
【0015】カメラ信号処理部2から得られたディジタ
ルの映像信号は、例えば、本実施例では16bitのパ
ラレルデータとして映像音声符号化部11(MPEG2
コーディック)に送られる。映像音声符号化部11は画
像処理RAM部7にカメラ信号処理部2の映像を展開し
てMPEG2形式に従って動画データを約1/60程度
に圧縮する。圧縮された映像データはマイコン等で構成
されるシステムコントロール部12の命令に従ってシス
テム内部バス14に出力される。この場合、システムコ
ントロール部12はメモリ装置を持たないCPUで構成
されていて、改変ができないファームウェアプログラム
(図示せず)を持っている。
【0016】一方、カメラ信号処理部2より得られたア
ナログの映像信号は文字発生部8において、カメラ操作
に必要な制御情報が映像信号に重畳され、ファインダ制
御部9に送られ、例えばLCDなどで構成されたファイ
ンダ表示部10で表示される。このように、ファインダ
表示部10には撮影情報を一括して表示することができ
る。また音声信号についてはカメラブロックに内蔵され
たマイクロフォン5によって集音され、ADコンバータ
6によってアナログディジタル変換されて16bit精
度のCD(コンパクトディスク)信号などで一般的なリ
ニアPCM信号として映像音声符号化部部11に送られ
て、MPEG形式の音声符号化が行われる。
【0017】また、映像音声符号化部11で符号化され
た映像信号と音声信号はシステムコントロール部12の
指示に従って、映像と音声が時間的にミックスされたシ
ステムストリーム信号となってシステム内部バス14に
出力される。このMPEGデータストリ−ムはDVDな
どの光ディスクが受ける振動や衝撃による書き込みエラ
ーを回避するためや後述のディスクブロックにデータを
送信する場合の通信誤りを検出して訂正を行うためのデ
ータバッファ13(RAM等で構成される)に入力さ
れ、更に、システム内部バス14をを介してカードイン
ターフェース部15に送られる。このカードインターフ
ェース部15の出力はカードコネクタ部16を介してメ
モリカード41(例えば半導体メモリ)に記憶される。
【0018】カードインターフェース部15は例えば、
CompactFlash規格やSmartmedia
規格に準拠した静止画カメラで一般的になっているメモ
リカード規格に合わせてある。カードコネクタ部16は
それぞれの規格のメモリカード41に合ったサイズとな
っており、比較的厚手のCompactFlashにお
いても最大で5mm厚つ以下にすることができる。また
Smartmediaであれば大型の切手相当の大きさ
で実現できるために、従来の35mmフィルムカメラ程
度の大きさのカメラを容易に実現できる。ただし、静止
画記録のディジタルカメラにおいては32MByte程
度のメモリーカード容量があれば、1枚数百Kbyte
程度の静止画を50枚程度保存することが可能である。
しかしながら、動画記録のビデカメラレコーダのカメラ
ブロック内に実装するにはかなりの容量が必要となる。
例えば、毎秒6Mbit程度のMPEG2映像と音声を
記録しようとすると750kByte/Sのデータ量と
なり、10秒で7.5MByte、100秒で75Mb
yte、5分で225Mbyte必要となる。これを小
型メモリカードに実装するために、例えば4個のフラッ
シュメモリチップで構成しようとすると1チップ当たり
の容量は約450Mbitとなる。カメラブロックの記
録可能時間が5分程度であるとすると、非常に短いと思
われることがあるが、動きの少ない部分では静止画映像
を撮りながら、動きのある部分だけを撮影していくと数
分の時間で十分なことが多い。例えば、結婚式などのよ
うに1シーンが長い場合はテープ式のビデオカメラで対
応し、外出先でスナップ写真を撮影する感覚で動画を撮
影する場合に本機を用いると、高画質の画像を撮影する
ことができる。もちろん、MPEG2の規格には3Mb
ps程度の低レート記録も許されているので、このよう
な方法を利用して記録可能時間を延ばすことは可能であ
る。
【0019】次に、17は電源部であり、この電源部1
7の目的はカメラブロック内に備えられたバッテリ18
からの電力でカメラブロックのCCDイメージセンサ1
や液晶等のファインダ表示部10にプラス10V以上や
マイナス電源を供給するために必要なものであり、DC
―DCコンバータで構成されている。
【0020】本実施例のカメラブロックは、全体的には
一般の静止画ディジタルカメラの構成と同じであるが、
MPEG2の動画記録を実現するために、例えば映像音
声符号化部11やシステムコントロール部12などを高
速化している。例えば、映像音声符号化部11ではクロ
ック周波数は54MHzが用いられ、システムコントロ
ール部12ではクロック周波数は最大で162MHzが
用いられる。
【0021】図2は図1に示すカメラブロックと組み合
わせて使うディスクブロック全体回路を示す。このディ
スクブロック全体も電池駆動が可能であり、屋外でカメ
ラ撮影した映像を即座にCOPYできるようにしてあ
る。このため比較的少量のメモリカード41の容量を、
大容量の光ディスク37の容量で補うことができる。光
ディスク37は例えば、トラックピッチ0.6151μ
m、記録ビット長0.28μmで、650nmの赤色レ
ーザを用いるDVD−RAMのVer2.0に対応した
ディスクであれば、12cmサイズのディスクの片面で
4.7Gbyteの容量があり、例えば6Mbpsの動
画であれば約104分の映像を保存することができる。
このため例えば通常のビデオカメラを使って、一般的な
ユーザが撮影するイベントは殆どカバーできる長さとな
る。
【0022】図2において、20はたとえば映画が記録
されたディスクを再生して見るときや、カメラであらか
じめ記録しておいたディスクをディスクブロックだけで
鑑賞したいときなどに使用する操作キーであり、21は
操作キー20の出力ををシステムに取り込む為のシステ
ム制御部21である。システム制御部21はこの他にシ
ステムの時計、日付けを記憶したり、電源バッテリ26
の状態を管理する。26は電源バッテリであり、27は
システム全体が要求する各種の電圧を発生する為のDC
―DCコンバータ回路であり、例えばCompactF
lash規格のカードであれば、5Vの電圧をカードコ
ネクタ部23に供給し、図1のカメラブロック内から取
り出されたメモリカード41に電源が供給される。
【0023】まず、ディススクブロック内においてカメ
ラブロックからの記録信号を自動的に保存する方法につ
いて説明する。カメラブロックの信号の流れとしては、
まずカードコネクタ部23に接続されたメモリカード4
1からの信号を、カードインターフェース部25からD
VD−RAMのVideo Recording形式に
て、システム内部バス22へ取り込む。この場合、信号
はシステム制御部21の指示により、システムが動作す
るタイミングに合わせてシステム内部バス22に送られ
る。この場合、一部の映像および音声信号はMPEG2
を復号する映像音声復号化部28により、映像信号と音
声信号が分離される他、画像メモリ31を用いながらM
PEG2規格に従って復号され、映像信号はパネル制御
部29、表示パネル部30に送られて、記録中の映像が
モニタできるようになっている。
【0024】データバッファ32に転送された映像や音
声信号は一部間引きされ、システム内部バス22を通し
て映像音声復号化部28で復号され、パネル制御部29
を通して表示パネル部30で表示される。更に、データ
バッファ32に記憶された映像や音声信号はシステム内
部バス22に取り込まれ、カメラブロックで記録された
時間以下の時間で高速にディスク信号処理部33に転送
される。ディスク信号処理部33では本実施例において
用いられるDVD−RAMの光ディスクの記録形式に従
って、データ形式が変換される。また、このディスク信
号処理部33にはトラッキングサーボ回路、フォーカス
サーボ回路、スピンドルサーボ回路やデータ書き込み読
み出し時のエラー訂正回路等が備えられている。ディス
ク信号処理部33の出力信号はRFデータR/W(リー
ド・ライト)部34に送られディジタル変調が行われて
光ピックアップ35により、例えばDVD等の光ディス
ク37に記録される。
【0025】データバッファ32は映像信号や音声信号
を一次的に記憶する役目の他にもう一つの役目を持って
いる。光ピックアップ35、光ディスク37で構成され
る光記録アクチェータがシステムの外乱、振動を受けた
時の保護用であり、システムが振動を受けた場合は、シ
ステム制御部21の指令によってシステムが復帰するま
でシステム内部バス22からディスク信号処理部33へ
のデータの取り出しを中断する。この例では、データバ
ッファ32はメモリカード41から出力される信号を約
5秒間程度記憶することができ、信号の欠落を防ぐこと
ができる。また、光ディスク37やHDDには必然的に
存在するメディアリードライト時点におけるデータ誤り
に対応できるよう、ディスク信号処理部33では例えば
DVD規格に従った訂正符号が付加される。またディス
ク信号処理部33はDVD用のトラッキング回路、フオ
−カス回路およびディスクのスピンドルサーボ回路とデ
ータ書き込み読み出し時のエラー訂正用回路を集積化し
たものである。このディスク信号処理部33の出力信号
は高周波回路であるRFデータR/W部34に送られ、
ディジタル変調が行われて光ピックアップ35により、
DVD等の光ディスク37に記録される。これらディス
ク信号処理部33、 RFデータR/W部34、光ピッ
クアップ35およびそれらの周辺のサーボ回路は全て光
ディスクドライブ制御マイコン部36によってコントロ
ールされる。
【0026】次に、図2の実施例において、DVD等の
光ディスク37から映像信号を再生する場合について説
明する。一般に光ディスク37はメディア自体のコスト
が非常に安価に製造可能であるために、広く映像や音声
の制作コンテンツとして普及している。
【0027】本実施例ではこれらの一般化した光ディス
クも再生できる。一方で、カードコネクタ23、カード
インターフェース部25等の少ない回路を追加するだけ
でビデオカメラの回路を実現できる。再生を行う時は、
まずDVD等の光ディスク37から光ピックアップ35
にて光ディスク37内のビット情報がディジタル変調さ
れた状態で読み取られ、RFデータR/W回路34によ
り、波形等化やサーボ信号が検出され、ディスク信号処
理部33によりMPEG2映像ストリームとしてシステ
ム内部バス22に出力される。この場合、記録と同様に
DVD等の光ディスク37と光ピックアップ35が受け
る衝撃により読み出し途中でデータ読み取りエラーが発
生しても、データバッファ32が数秒間程度のデータを
蓄積するので、実用上問題ないように映像を連続再生す
ることができる。システム内部バス22の映像および音
声データはシステム制御マイコン21の命令により、バ
ス上のデータ転送が制御され、MPEG2を複合する映
像音声複合化部28によって元の映像データが伸張動作
により復元され、同じくNTSC信号に変換された後、
表示パネル制御部29を通り、表示パネル部30に再生
画像として表示される。同様に映像音声複合化部28の
内部からはNTSC用の映像信号が出力されるので、本
機のパネルに備えたビデオ出力端子61から外部のTV
にも表示可能となっている。
【0028】上記ディスクブロックにおいて、一般のD
VD−Videoと呼ばれる映像コンテンツを再生する
装置としては、比較的に回路規模とコストの大きい光ピ
ックアップ35、DVD用のRFデータR/W回路3
4、ディスク信号処理部33、MPEG2の映像音声復
号化部28、パネル制御部29、表示パネル部30、バ
ッテリ26はほとんど同一か若干の集積回路の修正を行
う程度で実現可能となっている。このためカメラブロッ
クの信号を保存する為に追加される回路としては、カー
ドインターフェース部25、カードコネクタ部24であ
り、コスト的増加も少なく、ユーザにとってメリットの
あるシステムが実現できる。
【0029】ここではMPEG2形式に従った動画を記
録再生することを説明したが、本カメラブロックはJP
EG形式に従った静止画像も撮影と記録が可能となって
いる。MPEG形式とJPEG形式はMPEGのIピク
チヤエンコード動作において、ほぼ同様な動作であり、
MPEG2コーディックはその回路の一部の動作を切り
替えるだけで可能となる。また、本実施例において、光
ディスクは12cmサイズとすることができるので、波
長が780nmのレーザ光を発生する光ピックアップを
追加し、ディスク信号処理部33の再生フォーマット処
理、誤り訂正ブロックにて音声CD(CompactD
isc)の信号処理を施すことによって、当然ながらサ
ンプリングレート44.1kHzのリニアPCM音声が
復号可能となり、容易に音声CDを鑑賞できる。
【0030】また、図1に示すカメラブロックは、在来
のディジタルカメラに対して、撮影者から見て特に意識
することなく容易に画像を取り込むことができる。一方
で、操作キー4によって、動画像を静止画と切り替えな
がら撮影することもできる。また図2は撮影した画像の
内容を容易に保存、例えば光ディスクに保存できる。
【0031】図3は本発明による映像記録再生装置のデ
ィスクブロックの一実施例を示す外観図である。図にお
いて、45は光ディスク37の蓋である。26は電源を
供給するためのバッテリでリチウムイオン型などを用い
ることによって、図1、図2の回路ブロックで必要な回
路電流を確保することができる。30は例えば液晶で作
られた対角線の長さが7インチ程度の表示パネル部であ
る。
【0032】これら表示パネル部30、光ディスク3
7、蓋45で構成されるのが携帯形のDVD光ディスク
プレイヤであり、DVD−Video規格と呼ばれる映
画などを収めた再生専用光ディスクを、電池駆動によ
り、場所を選ばずに再生が可能になるものである。この
構成にさらに、本実施例の特徴であるカードコネクタ2
3(図示せず)とメモリカード41を挿入するためのカ
ードスロット48を追加することによって、簡単にビデ
オカメラ用のディスクブロックを構成することができ
る。また、図3に示すように本機の横のパネルにはNT
SC用映像信号とアナログ音声出力を持っており、ビデ
オケーブル42により外部TV39に映画などの映像
や、ビデオカメラで撮影した画像を大きく写すことが可
能である。
【0033】図3において、ディスクブロックの筐体6
3の一部にカードスロット48が設けられている。カメ
ラブロック内のメモリカード41を、カメラブロックか
ら取り出して、このカードスロット48に挿入すること
によって、映像信号や音声信号をディスクブロックに転
送することができる。
【0034】図4はカメラブロックの外観の一実施例を
示す斜視図である。図において、図1と同じ構成要素に
ついては同一の番号をつけてその説明を省略する。64
はカメラブロックからの信号を出力するための端子板で
あり、本体65に回転可能に取り付けられている。この
端子板64は通常、カメラブロックの本体64の側に接
触するように配置されており、ディスクブロックと接続
する時に図4に示すように端子板64は倒される。この
場合、カメラブロックには図3のカードスロット48と
同様な端子板スロットが設けられ、端子板64をこのス
ロットに挿入すると端子板コネクタと接触するようにな
っている。この場合、カメラブロック内のデータバッフ
ァ13の容量を拡大して、メモリカード41の代わりに
映像を記録し、データバッファ13からディスクブロッ
クにデータ転送をしてもよい。更にこの場合、例えばカ
メラブロック内に充電電池を備えておいて、映像データ
をディスクブロックに転送しながら、同時にディスクブ
ロックの電源からこの充電電池を充電する方法が考えら
れる。これによれば、撮影の合間の貴重な時間にカメラ
ブロックで撮影した映像信号を光ディスクに保存できる
だけでなく、電源バッテリも充電できて時間の節約がで
き、効率が向上する。
【0035】図5は本発明によるカメラブロックの他の
実施例を示す斜視図である。このカメラブロックに内蔵
される回路ブロックは図1のように構成されている。図
において、50は撮像するためのビデオカメラレンズで
あり、最大のズーム倍率は8から12倍程度を備えてい
る。カメラ部の筐体は、図5に示すように人の手でつか
みやすい外観外形となっており、従来からある35mm
フィルムカメラや一般に普及している静止画専用のディ
ジタルカメラのようになっている。4は記録を開始、一
時停止するための操作キーである。47は低照度におい
ても確実に静止画を撮影できるようにしたフラッシュス
トロボである。
【0036】図6は本発明によるカメラブロックの他の
実施例を示す背面図であり、図5と同一のものには同一
の番号を付し、その説明を省略する。図において、10
は撮影時に被写体の画角を決める為と、記録した映像を
即座に確認する為の液晶などで実現したファインダ表示
部、51は撮影した映像を検索するための操作キーであ
る。53はカメラ撮影時に必要なカメラ機能の調整を行
う為の操作キーであり、操作キー53のダイアルで52
のファインダ上に表示される操作メニューに従って選択
を行い、操作キー53により、例えばフォーカスやアイ
リスなどのマニュアル操作を行うようにしている。図
5、図6において41はメモリカードであり、カメラブ
ロックで発生する動画映像、静止画映像、音声を一括し
て記録するものであり、ディスクブロックにて保存する
までの一時記録媒体である。このメモリカード41はデ
ィスクブロックのカードスロット48に差込まれ、光デ
ィスク37にその内容が記憶される。
【0037】本実施例においては、CompactFl
ashやSmartMedia型のメモリカードを用い
ている。これらは外形が45X36程度なので、これを
用いることによって、高さ100mm以下、横幅140
mm以下の小型カメラを実現することは容易である。
【0038】図7はカメラブロック内のメモリカードに
保存される時の、規格化されたファイル形式をディレク
トリ構造で示した模式図である。図において、「ROO
T」60は光ディスクドライブの一番上位にあるルート
ディレクトリであり、「DVD_RTAV」58はDV
D−RAM規格のリアルタイム映像記録に対応したVi
deo Recordingフォーマットにて規格化さ
れたディレクトリの正式名称であり、それ以下に一つの
IFOファイル、3個のVRO実体ファイルが保存され
る。その中で、「VR_MANGER.IFO」54は
ストリーム映像が光ディスクのどの論理セクタに保存さ
れているのかを示す情報と、MPEG2のファイル形式
のヘッダ部分の一部や、ストリーム内に設けられたポイ
ンタによる映像信号編集情報などが保存されている。次
に「VR_MOVIE.VRO」55はMPEG2動画
映像と音声ストリームの本体で、基本的に通常のMPE
G2ファイルと同様なものである。またVideoRe
cordingフォーマットにおいては静止画映像も定
義されており、MPEG規格の中のIピクチャを利用し
て、静止画を混在させられるように規格化されている。
「VR_STLL.VRO」56は静止画に対応したI
ピクチャだけをまとめたファイルであり、1箇所に置か
れるようになっている。また「VR_AUDIO.VR
O」57は音声付静止画と呼ばれるもので、静止画映像
に音声をリンクさせて臨場感を増すために、静止画にお
いて、音声をアフレコで付加したい場合に記録されるフ
ァイルである。通常の音声付静止画は「VR_MOVI
E.VRO」55の中だけで対応できるが、さらにCH
を増やそうとすると「VR_AUDIO.VRO」57
が必要になる。
【0039】さらに、「OTHER FILE」59は
VideoRecordingフォーマット以外のファ
イルを置くことを考えたもので、「DVD_RTAV」
58以外のディレクトリ名称であれば、本発明のような
映像信号記録再生装置ではすべて無視するようにしてい
るので、例えばパソコンで使用するデータを自由に保存
しておくことができる。
【0040】本実施例における映像信号記録再生装置で
は、まず図1のカメラブロックにおけるシステムコント
ロール部12が「DVD_RTAV」58、「VR_M
ANGER.IFO」54、「VR_MOVIE.VR
O」55、「VR_STLL.VRO」56、「VR_
AUDIO.VRO」57の一連のファイル構造を作り
上げ、MPEG2の映像信号を自動的に保存するように
なっている。次にこのカメラブロックで作成した映像記
録ファイルが入ったメモリカード41を、カメラブロッ
クから取り出して、図2のディスクブロックのカードコ
ネクタ23に挿入すことによって、図2のシステム制御
部21は自動的に「DVD_RTAV」58、「VR_
MANGER.IFO」54、「VR_MOVIE.V
RO」55、「VR_STLL.VRO」56、「VR
_AUDIO.VRO」57の一連のファイル構造を検
出して、これがカメラ映像であることを認識し、カメラ
のメモリカードを挿入する前に作られていた光ディスク
37の中の「DVD_RTAV」58、「VR_MAN
GER.IFO」54、「VR_MOVIE.VRO」
55、「VR_STLL.VRO」56、「VR_AU
DIO.VRO」57のファイルに追記するのである。
例えば動画映像だけがカメラブロックで撮影されたとす
ると、ディスクブロックでは「VR_MOVIE.VR
O」55だけを一度開いて、MPEG映像信号のヘッダ
や、終了処理部分を更新する。次に、「VR_MANG
ER.IFO」54を開いて、光ディスク37のどの部
分にストリームが追記されたかをIFOファイル内に記
載して更新する。
【0041】図8はカメラブロックで作成したメモリカ
ードをディスクブロック内部で自動処理する場合のフロ
ーチャートである。まず、ステップ71において、カメ
ラブロックのメモリカード41をディスクブロックのカ
ードスロット48に挿入する。次に、ステップ72に移
行し、ディスクブロックの表示パネル30には例えば
「カメラで記録された映像が追加されます。保存します
か?」などとユーザに確認をするようなメッセージが表
示される。次に、ステップ73で、光ディスクがディス
クドライブ装置からはずされている可能性もありえるの
で、光ディスク37のファイルシステム(例えばUD
F、Universal Disc Format)を
認識し、カメラで記録されたデータを管理された形で記
録可能なようにしておく。次に、ステップ74に進み、
光ディスク内部の既存の「DVD_RTAV」58、
「VR_MANGER.IFO」54、「VR_MOV
IE.VRO」55、「VR_STLL.VRO」5
6、「VR_AUDIO.VRO」57の一連のファイ
ル構造を検出し、もし存在していなければ新規に作成す
る。次に、ステップ75において、前述したように、カ
メラブロックで作成したメモリカード41内部の「DV
D_RTAV」58、「VR_MANGER.IFO」
54、「VR_MOVIE.VRO」55、「VR_S
TLL.VRO」56、「VR_AUDIO.VRO」
57の一連のファイル構造を検出する。次に、ステップ
76で管理ファイル「VR_MANGER.IFO」5
4を取得し、更にステップ77で映像信号実体ファイル
「VR_MOVIE.VRO」55を取得する。ステッ
プ78で光ディスク内の映像ファイルと比較を行って、
新規に追加された部分があれば、追加された部分だけを
光ディスク内部に転送する。次に、ステップ80で管理
ファイル「VR_MANGER.IFO」54を追記処
理し、ステップ81において、映像信号実体ファイル
「VR_MOVIE.VRO」55に追記処理をする。
この場合、カメラブロック内に戻されるメモリカード4
1は、その目的がさらに次の映像を記録することである
ので、その内容は全て消去され、記録できる全容量が復
活した状態でカメラブロックにもどされる。また、他の
例としては、メモリカード内の映像は全て消去せず、基
本的に上書きされる状態にしておいて、万一その映像を
一部を復活させたい時や、カメラブロックだけで再生し
て見たい場合にも備えることもできる。
【0042】以上の全てのデータが転送され、管理ファ
イル「VR_MANGER.IFO」54および映像信
号実体ファイル「VR_MOVIE.VRO」55更新
処理が終了すると、ステップ82に移行し、ディスクブ
ロックの表示パネル30には例えば「保存が終了しまし
た。」などとユーザに通知する。
【0043】以上述べたように、本発明によるカメラブ
ロックは在来の35mmフィルムカメラのように非常に
小型に構成できると共に使いやすくなっている。また、
ディスクブロックはLCD液晶パネル付きのDVD−V
ideoプレーヤを基本とし、DVD−RAMの記録再
生部分に一部のファームウェアソフトを追加した程度
で、画期的な小型で使いやすいビデオカメラを実現して
いる。価格的にはカメラブロック内部で使用するものの
内、例えばメモリカードが比較的高価なものとなるが、
例えばフラッシュメモリであれば年間3割程度の価格低
下が進んでおり、十分実用的な価格となることが考えら
れる。
【0044】本発明によれば、映像記録再生装置である
ビデオカメラのカメラブロックと記録部であるディスク
ブロックをメモリカードなどの手段で接続でき、データ
転送できるので、撮影を行う部分であるカメラブロック
の構造全体を非常に小型にすることができる。通常カメ
ラとVTRが一体となったビデオカメラでは重量が50
0から800グラム程度あるが、本発明においては、撮
影者が手に持つカメラブロックはメカの無いレンズと基
板だけとなるので、その半分以下の重量で実現できる。
またディスクブロックをカメラ部から離したために、比
較的大きな12cmサイズの汎用型の光ディスクを使用
することができるために、例えば8cmサイズの小型光
ディスクに比べて約3倍の記録時間を確保することがで
きる。
【0045】また、映像信号の符号化方式はMPEG2
方式を用いているので、毎秒6Mbps程度の少ないデ
ータレートで高画質記録が可能となると共に、12cm
ディスクで約100分程度の記録が可能となりビデオカ
メラとして十分な記録時間を提供できる。仮に、本発明
なしに、カメラー体形の光ディスクビデオカメラレコー
ダを製作する場合、円筒形のレンズ外形と円盤形の12
cm光ディスクドライブの外形が組み合わせ難く、ビデ
オカメラ(映像記録再生装置)自体が非常に非機能的と
なり、実用性に乏しいものとなってしまう。本発明によ
れば、かかる問題を解決し、撮影者にとって非常に都合
の良い形状に収めることが可能となる。
【0046】また、本発明では、12cmサイズの光デ
ィスクを再生可能にできるので、一般的に安価に出回っ
ている音声CDやDVD−Video規格の光ディスク
を鑑賞するとも可能である。さらに、カメラブロックで
作成されたメモリカードをディスクブロックの読み取り
手段に装着することにより、殆ど自動的に映像信号など
が転送されて、自動的に光ディスクに保存されるため
に、非常に簡単に高画質の映像ディスクを作成して保存
することが可能となる。また規格化されたファイル保存
形式を採用することにより、例えばカメラブロックとデ
ィスクブロックが異なった製造メーカで製造されたとし
ても互換性を保持することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、撮
影を行う部分であるカメラブロックの構造全体を非常に
小型にすることができる。またディスクブロックは、比
較的大きなサイズの汎用型の光ディスクを使用すること
ができるために、長時間の記録時間を確保することがで
きる。また、映像信号の符号化方式はMPEG2方式を
用いているので、高画質記録が可能となる。また、カメ
ラブロックで作成されたメモリカードの内容は自動的に
ディスクブロックに転送されて、光ディスクに保存され
る。また、規格化されたファイル保存形式を採用するこ
とにより、カメラブロックとディスクブロックが異なっ
た製造メーカで製造されたとしても互換性を保持するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラブロックの一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明によるディスクブロックの一実施例を示
すブロック図である。
【図3】本発明による映像記録再生装置のディスクブロ
ックの一実施例を示す外観図である。
【図4】カメラブロックの外観の一実施例を示す斜視図
である。
【図5】本発明によるカメラブロックの他の実施例を示
す斜視図である。
【図6】本発明によるカメラブロックの他の実施例を示
す背面図である。
【図7】カメラブロック内のメモリカードに保存される
時の、規格化されたファイル形式をディレクトリ構造で
示した模式図である。
【図8】カメラブロックで作成したメモリカードをディ
スクブロック内部で自動処理する場合のフローチャート
である。
【符号の説明】 1…CCDイメージセンサ、2…カメラ信号処理回部、
11…MPEG2方式映像音声符号化部、12…システ
ムコントロール部、15…メモリカードインターフェー
ス部(カメラブロック内)、25…メモリカードインタ
ーフェース部(ディスクブロック内)、21…システム
制御部、30…表示パネル部、32…データバッファ、
33…ディスク信号処理部、35…光ピックアップ、3
7…光ディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA13 AC42 AC69 AC78 5C052 AA01 AA17 AB04 CC11 DD04 EE03 EE08 GA01 GA03 GA04 GA07 GB06 GB07 GC05 GE08 5C053 FA08 FA10 FA25 FA27 GB38 KA03 LA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子から得られた映像信号を符号化し
    て圧縮する符号化部と、該符号化部の出力を記憶する記
    憶部と、該記憶部に記憶された信号を出力する出力部と
    を備えることを特徴とするカメラブロック。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカメラブロックにおいて、
    メモリ媒体のインターフェース部とメモリ媒体を接続す
    るためのコネクタ部とを設け、該記憶部に記憶された信
    号を該インターフェース部を介して該コネクタ部に出力
    することを特徴とするカメラブロック。
  3. 【請求項3】メモリ媒体の入力部と、該入力部から入力
    された符号化された信号を復号する復号化部と、該入力
    部から入力された信号をディスクのフォーマットに合わ
    せて変換するディスク信号処理部と、該信号処理部から
    の信号を記録するディスクとを備えることを特徴とする
    ディスクブロック。
  4. 【請求項4】請求項3記載のディスクブロックにおい
    て、映像信号が記憶されたメモリ媒体を接続するための
    コネクタ部と、該メモリ媒体のインターフェース部とを
    備え、該インターフェース部の出力を該復号化部で復号
    することを特徴とするディスクブロック。
  5. 【請求項5】撮像素子から得られた映像信号を符号化し
    て圧縮する符号化部、メモリ媒体のインターフェース
    部、メモリ媒体を接続するためのコネクタ部を有し、該
    符号化部の出力を該インターフェース部を介して該コネ
    クタ部に出力するカメラブロックと、 メモリ媒体の入力部、該入力部から入力された符号化さ
    れた信号を復号する復号化部、該入力部から入力された
    信号をディスクのフォーマットに合わせて変換するディ
    スク信号処理部、該信号処理部からの信号を記録するデ
    ィスクを有するディスクブロックと、 を備えることを特徴とする映像記録再生装置。
  6. 【請求項6】撮像素子、該撮像素子から得られた信号を
    ディジタル化するAD変換部、該撮像素子を駆動し、映
    像を取り込むカメラ信号処理部、ディジタル変換された
    映像信号を符号化して圧縮する符号化部、撮影を開始、
    一時停止する操作キー、撮像された映像を表示するファ
    インダ、該復号化部の出力信号を出力するディジタル信
    号出力部と、該符号化部の出力信号を一時的に保存する
    メモリ手段を有するカメラブロックと、 磁気ディスクまたは光ディスクを記録媒体とした記録装
    置、該カメラブロックの出力信号を入力する入力部を有
    するディスクブロックと、 を備え、該カメラブロックで撮像された映像を該ディス
    クブロックの入力部に入力することによって該ディスク
    ブロックの該記録媒体に自動的に保存することを特徴と
    する映像信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の映像信号記録再生装置にお
    いて、該記録媒体には該カメラブロックで記録された映
    像専用の記録領域を設け、所定の記録領域の名称と保存
    形式を用いて映像を保存することを特徴とする映像信号
    記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の映像信号記録再生装置にお
    いて、該所定の名称と該保存形式はDVD−RAM規格
    のVideo Recording 規格に準拠してい
    ることを特徴とする映像信号記録再生装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の映像信号記録再生装置おい
    て、該映像を保存するファイルは、保存する度にファイ
    ルサイズを拡大して同一ファイルに保存し、該映像を保
    存するファイルを管理するファイルは、保存の度に更新
    されることを特徴とする映像信号記録再生装置。
  10. 【請求項10】請求項6記載の映像信号記録再生装置に
    おいて、該記録媒体に保存記録される信号は動画映像と
    音声を同時に撮影と録音したもの、静止画映像および静
    止画と音声を関連付けして撮影したものおよび音声だけ
    のいずれかであることを特徴とする映像信号記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】請求項6記載の映像信号記録再生装置に
    おいて、該ディジタル信号出力部はディジタル信号を伝
    達できるコネクタ端子であることを特徴とする映像信号
    記録再生装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の映像信号記録再生装置
    において、該コネクタ端子は、該ディジタル信号を出力
    すると共に、該カメラブロックに電力を供給できるよう
    に構成されることを特徴とする映像信号記録再生装置。
  13. 【請求項13】請求項6記載の映像信号記録再生装置に
    おいて、該ディスクブロック内に内蔵されている該記録
    媒体は直径が12cmの光ディスクであることを特徴と
    する映像信号記録再生装置。
  14. 【請求項14】請求項6記載の映像信号記録再生装置に
    おいて、該符号化部はMPEG規格に準拠していること
    を特徴とする映像信号記録再生装置。
  15. 【請求項15】請求項6記載の映像信号記録再生装置に
    おいて、該メモリ手段はメモリカードであり、該ディジ
    タル信号出力部は、該メモリカードに信号を記録し、該
    メモリカードをカメラブロック内から筐体外部に取り出
    すことができるように構成されていることを特徴とする
    映像信号記録再生装置。
  16. 【請求項16】請求項6記載の映像信号記録再生装置に
    おいて、該メモリ手段に保存された映像を該ディスクブ
    ロックの該記録媒体に保存した後は、自動的に該メモリ
    手段の記録可能領域を最大に確保することを特徴とする
    映像信号記録再生装置。
JP2000206839A 2000-04-11 2000-07-04 カメラブロック、ディスクブロックおよびこれらを備えた映像記録再生装置 Withdrawn JP2002027388A (ja)

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DE10051881A DE10051881A1 (de) 2000-04-11 2000-10-19 Verfahren und System für Videoaufzeichnung und -wiedergabe
KR10-2000-0061533A KR100421409B1 (ko) 2000-04-11 2000-10-19 비디오 기록 및 재생 방법과 시스템

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6876432B2 (en) 2002-01-31 2005-04-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Moving picture recording/reproducing apparatus and schedule setting method thereof

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