JP2002025567A - 常温液体酸・塩基中和式燃料電池 - Google Patents
常温液体酸・塩基中和式燃料電池Info
- Publication number
- JP2002025567A JP2002025567A JP2001060918A JP2001060918A JP2002025567A JP 2002025567 A JP2002025567 A JP 2002025567A JP 2001060918 A JP2001060918 A JP 2001060918A JP 2001060918 A JP2001060918 A JP 2001060918A JP 2002025567 A JP2002025567 A JP 2002025567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- positive electrode
- room temperature
- acid
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸と塩基の中和エネルギーを電気エネルギ
ーに変換する。 【解決手段】 図１に示す様に塩基水溶液４に亜鉛版
１を入れ負極とし、酸６の中に二酸化マンガン粉９で囲
んだ炭素棒１０を入れて正極２として中間に水又は塩等
電離する水溶液５を置いて隔膜７・８で仕切り、正極と
負極の間に負荷を接続して電流を得る。
ーに変換する。 【解決手段】 図１に示す様に塩基水溶液４に亜鉛版
１を入れ負極とし、酸６の中に二酸化マンガン粉９で囲
んだ炭素棒１０を入れて正極２として中間に水又は塩等
電離する水溶液５を置いて隔膜７・８で仕切り、正極と
負極の間に負荷を接続して電流を得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】化学電池の中の燃料電池に属
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】常温型燃料電池では実験室段階では起電
力は出ているが内部抵抗が高く実用にならない。実用化
されているものは低温燃料電池と呼ばれるものでも８２
℃〜３００℃である。なお電極触媒として高価な白金を
使わざるを得ない状況である。
力は出ているが内部抵抗が高く実用にならない。実用化
されているものは低温燃料電池と呼ばれるものでも８２
℃〜３００℃である。なお電極触媒として高価な白金を
使わざるを得ない状況である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】酸と塩基の中和エネル
ギーを電気エネルギーに変換することを目的とする。
ギーを電気エネルギーに変換することを目的とする。
【０００４】本発明は平成１２年８月１６日に出願した
（出願番号・特願２０００−２８６１４０）ものを酸・
塩基全般に拡大したものである。
（出願番号・特願２０００−２８６１４０）ものを酸・
塩基全般に拡大したものである。
【０００５】
【課題を解決する爲の手段】図１に示す様に塩基水溶液
に負の電極を入れ酸の中に正の電極を入れて中間に水又
は塩等電離する水溶液を配置し各水溶液間を隔膜で仕切
り各水溶液が混合しない様にする。なお隔膜には分子は
通しにくく、イオンを通す物を使用する。この状態で正
極と負極の間に豆球（定格２．５Ｖ０．３Ａ）を接続す
ると明るく点灯する。
に負の電極を入れ酸の中に正の電極を入れて中間に水又
は塩等電離する水溶液を配置し各水溶液間を隔膜で仕切
り各水溶液が混合しない様にする。なお隔膜には分子は
通しにくく、イオンを通す物を使用する。この状態で正
極と負極の間に豆球（定格２．５Ｖ０．３Ａ）を接続す
ると明るく点灯する。
【０００６】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図１に示す様に塩基水溶液４の中に負極１
を入れ、酸６の中に正極２を入れて、中間に水又は塩等
電離する水溶液５を置く。各液が混合しない様に隔膜７
・８で仕切る。
て説明する。図１に示す様に塩基水溶液４の中に負極１
を入れ、酸６の中に正極２を入れて、中間に水又は塩等
電離する水溶液５を置く。各液が混合しない様に隔膜７
・８で仕切る。
【０００７】隔膜にはボール紙・素焼き等イオンは通す
が分子を通しにくいものを使用する。
が分子を通しにくいものを使用する。
【０００８】負極には亜鉛（Ｚｎ）板又は亜鉛（Ｚｎ）
粒を使用する。これは現在市販されているマンガン乾電
池やアルカリ乾電池の負極と同じである。
粒を使用する。これは現在市販されているマンガン乾電
池やアルカリ乾電池の負極と同じである。
【０００９】正極は図２に示す様に炭素（Ｃ）棒１０の
周りに二酸化マンガン（ＭｎＯ２）粉９を置き、布・紙
等１１（酸分子を通し二酸化マンガン粉を通さないも
の）で包んだもの。これは現在市販されているマンガン
乾電池の正極と全く同じである。
周りに二酸化マンガン（ＭｎＯ２）粉９を置き、布・紙
等１１（酸分子を通し二酸化マンガン粉を通さないも
の）で包んだもの。これは現在市販されているマンガン
乾電池の正極と全く同じである。
【００１０】正極と負極の間に豆球（２．５Ｖ０．３
Ａ）を接続すると明るく点灯して時間の経過と共に塩基
水溶液４と酸６の水位が下がり中和物水溶液５の水位が
上がる。
Ａ）を接続すると明るく点灯して時間の経過と共に塩基
水溶液４と酸６の水位が下がり中和物水溶液５の水位が
上がる。
【００１１】
【実験の結果】発明の実施の形態に従って実験用試作品
を作り実験した結果を下記する。本試作品に於いては塩
基水溶液４と酸６の水位に対し水又は塩等電離する水溶
液５の水位をあらかじめ低くした。電極は正極には市販
のマンガン乾電池（いわゆる黒電池）を解体してそのま
ま使用し、負極には亜鉛版を使用した。本試作品の回路
電圧は２．０５Ｖ〜２．５Ｖであった。
を作り実験した結果を下記する。本試作品に於いては塩
基水溶液４と酸６の水位に対し水又は塩等電離する水溶
液５の水位をあらかじめ低くした。電極は正極には市販
のマンガン乾電池（いわゆる黒電池）を解体してそのま
ま使用し、負極には亜鉛版を使用した。本試作品の回路
電圧は２．０５Ｖ〜２．５Ｖであった。
【００１２】代表的酸・塩に就いての実験の結果を下表
に示す。
に示す。
【表１】
【００１３】
【発明の効果】リチウム電池には及ばないがその他の電
池に比較して高い電圧が得られる。
池に比較して高い電圧が得られる。
【００１４】鉛蓄電池・アルカリ乾電池には及ばないが
マンガン乾電池並みの電流が得られる。
マンガン乾電池並みの電流が得られる。
【００１５】高価な白金触媒を使用せずに常温燃料電池
となる。
となる。
【００１６】
【発明の応用】本発明の実用面での提案をする。
【携帯電池への応用】電池本体と燃料部分を分けて燃料
部分を使い捨てとし本体は永く使用することによって充
電の煩わしさをなくす。
部分を使い捨てとし本体は永く使用することによって充
電の煩わしさをなくす。
【００１７】
【電力の貯蔵への応用】余剰電力で塩化ナトリウム水溶
液を電気分解して水酸化ナトリウムと塩素・水素を製造
保管し、必要に応じて電流化する。
液を電気分解して水酸化ナトリウムと塩素・水素を製造
保管し、必要に応じて電流化する。
【００１８】
【電気自動車への応用】本発明は中和エネルギーで爆発
のエネルギーには遠く及ばず、自動車駆動のエネルギー
源としての使用は非常に難しいが可能性は皆無ではな
い。
のエネルギーには遠く及ばず、自動車駆動のエネルギー
源としての使用は非常に難しいが可能性は皆無ではな
い。
【００１９】
【発電への応用】屎尿でアンモニアを作り、残飯生ゴミ
等で酢を作れば、いささか電圧は低いが安価な発電燃料
となる。
等で酢を作れば、いささか電圧は低いが安価な発電燃料
となる。
【図１】本電池の模式図である。
【図２】図１の正極２の模式図である。
１ 負極で亜鉛（Ｚｎ） ２ 正極（図２による） ３ 豆球（定格２．５Ｖ０．３Ａ） ４ 塩基水溶液 ５ 水又は塩等電離する水溶液 ６ 酸 ７・８ 隔膜（ボール紙・素焼き等イオンは通すが分
子を通しにくいもの） ９ 二酸化マンガン（ＭｎＯ２）粉 １０ 炭素（Ｃ）棒 １１ 布・紙等酸分子を通し二酸化マンガン（Ｍｎ
Ｏ２）粉を通さないもの
子を通しにくいもの） ９ 二酸化マンガン（ＭｎＯ２）粉 １０ 炭素（Ｃ）棒 １１ 布・紙等酸分子を通し二酸化マンガン（Ｍｎ
Ｏ２）粉を通さないもの
Claims (1)
- 【請求項１】図１に示す様に塩基水溶液（４）の中に亜
鉛（Ｚｎ）負極（１）を入れた槽と、図２に示す炭素
（Ｃ）棒（１０）を二酸化マンガン（ＭｎＯ２）粉
（９）で包んだ正極（２）を酸（６）の中に入れた槽と
の間に隔膜（７，８）で仕切った水又は塩等電離する水
溶液（５）を入れた槽を置いて負極（１）と正極（２）
との間に負荷（３）を接続して電流を流す電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001060918A JP2002025567A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 常温液体酸・塩基中和式燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001060918A JP2002025567A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 常温液体酸・塩基中和式燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002025567A true JP2002025567A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18920281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001060918A Pending JP2002025567A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 常温液体酸・塩基中和式燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002025567A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101021587B1 (ko) | 2008-09-03 | 2011-03-17 | 이진근 | 건물 일체형 태양광 모듈 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4932127A (ja) * | 1972-07-28 | 1974-03-23 | ||
| JPH02276162A (ja) * | 1989-04-17 | 1990-11-13 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | エネルギー変換方法 |
| JPH04101358A (ja) * | 1990-08-20 | 1992-04-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ２液性電池 |
-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001060918A patent/JP2002025567A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4932127A (ja) * | 1972-07-28 | 1974-03-23 | ||
| JPH02276162A (ja) * | 1989-04-17 | 1990-11-13 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | エネルギー変換方法 |
| JPH04101358A (ja) * | 1990-08-20 | 1992-04-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ２液性電池 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101021587B1 (ko) | 2008-09-03 | 2011-03-17 | 이진근 | 건물 일체형 태양광 모듈 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TW459408B (en) | Lithium secondary battery and apparatus | |
| US3457115A (en) | Gas-depolarized electrical power unit with filter means | |
| KR101751707B1 (ko) | 금속공기연료전지 및 그 제조방법 | |
| CN1680482A (zh) | 一种非水/水两相凝胶电解质及其制备方法和电池 | |
| WO2000062365A1 (en) | Functionally improved battery and method of making same | |
| ATE411623T1 (de) | Alkalische batterie | |
| WO2012053972A1 (en) | Calcium hexaboride anodes for electrochemical cells | |
| JP2001102086A (ja) | 水系リチウムイオン電池 | |
| CA2286024A1 (en) | Jump-start system and battery charging method | |
| CN102610874A (zh) | 能量储存与转换装置 | |
| CN103636031B (zh) | 碱性电池 | |
| JP2002025567A (ja) | 常温液体酸・塩基中和式燃料電池 | |
| KR102063753B1 (ko) | 요오드화합물 산화환원쌍을 이용한 에너지저장장치 | |
| JP2008522385A5 (ja) | ||
| CN108417846A (zh) | 一种负载型氧还原催化剂及其应用 | |
| BR112019012616B1 (pt) | Célula de combustível de metal-ar | |
| JP2004362837A (ja) | 水系リチウム二次電池 | |
| JP3220136U (ja) | 水性コンデンサ電池 | |
| CN2603530Y (zh) | 便携式金属空气海水电池 | |
| US11444335B2 (en) | High voltage rechargeable Zn—MnO2 battery | |
| JP2002063950A (ja) | 常温液体燃料電池 | |
| CN207677041U (zh) | 一种镁空气电池 | |
| JPH0371566A (ja) | ポリマー電解質二次電池の充電方法 | |
| TWI270227B (en) | Secondary cell | |
| CN207624872U (zh) | 一种铝空气电池 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070815 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110301 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110830 |