JP2002023458A - 印刷装置及びトナー濃度測定方法 - Google Patents

印刷装置及びトナー濃度測定方法

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JP2002023458A
JP2002023458A JP2000200523A JP2000200523A JP2002023458A JP 2002023458 A JP2002023458 A JP 2002023458A JP 2000200523 A JP2000200523 A JP 2000200523A JP 2000200523 A JP2000200523 A JP 2000200523A JP 2002023458 A JP2002023458 A JP 2002023458A
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belt
light
density
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Takafumi Nakayasu
啓文 中安
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一の発光素子と受光素子の組合せによってY
MCのカラートナーとKの黒トナーの両方の濃度が測定
可能とする。 【解決手段】トナーマーク転写部101は複数の静電記
録ユニット24によりベルト上に横線パターンや斜線パ
ターン等のハーフトーンパターンを転写する。トナー濃
度測定部102は、センサユニット26によるハーフト
ーンパターンの読取信号におけるトナーがない部分の反
射光(線間の空き幅)とトナーがある部分の散乱により
減衰した光(線幅)の割合に基づいて、トナー付着量に
対応した発光時間や発光電流などの濃度制御パラメータ
を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録の印
刷機能を備えた複数の静電記録ユニットによる異なるカ
ラー画像の重ね合せ転写によりフルカラーの画像を印刷
するための印刷装置に関し、特に、搬送ベルトに転写し
たYMCKの各トナーを光学的に検出してトナー濃度を
測定する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録を用いたカラー印刷
装置は、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及び
イエロー(Y)の4色の静電記録ユニットを、記録紙の
搬送方向にタンデム配置している。4色の静電記録ユニ
ットは、感光ドラムを画像データに基づいて光学的に走
査して潜像を形成し、この潜像を現像器のカラートナー
によって現像した後に、一定速度で搬送される記録紙上
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及
び黒(K)の順番に重ね合せて転写し、最終的に定着器
を通して加熱定着等を行う。
【0003】またYMCKの静電記録ユニットを記録紙
の搬送方向にタンデム配置した構造の印刷装置にあって
は、カラー印刷の品質を高めるため、移動する記録紙上
に各静電記録ユニットで転写するトナー像の位置ずれを
低減して色合せの精度を高めなければならない。
【0004】このためタンデム型の印刷装置では、電源
投入時またはカバー開閉時等に、搬送ベルトにトナーマ
ークを転写し、そのマークをセンサ等により読み取り、
露光装置を構成するLEDやレーザダイオード等の書き
込みタイミングを変えることによって、色ズレとトナー
濃度を調整する色合せ処理が行われる。
【0005】従来のプリンタでは、トナー濃度を検出す
るためには、図15のようなセンサを使用している。こ
のセンサ104は、光源にLEDランプ106を使用し
てベルト上に直径8ミリメートル程度のスポット光を照
射し、このスポット光領域に存在したトナーによる乱反
射光をフォトダイオード112でを受光する。
【0006】そのセンサ回路は図16のように、LED
ランプ106からの光によるベルト面のトナーからの乱
反射光をフォトダイオード112で受光した後、抵抗1
16による負帰還回路を備えた増幅器114で増幅し、
増幅器118,120でさらに増幅してAD変換器12
2でサンプリングし、受光データとしてMPU124に
入力し、受光データからトナー濃度に対応した例えば露
光用LEDの発光時間等の濃度制御パラメータを求め
る。
【0007】トナー濃度調整は、デフォルトとして最適
な濃度制御パラメータ、例えば最適発光時間を8μと,
13μs、18μs,23μsのように4段階に設定し
ておき、各発光時間でトナーを転写して濃度を測定し、
測定濃度を発光時間に変換して最適発光時間とのずれを
求め、このずれにより最適発光時間を補正して印刷時の
トナー濃度を最適値に調整する。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかしながら、このよう
なベルト面に転写したトナーの乱反射光からトナー濃度
を測定する従来方法の問題点は、YMCのカラートナー
とKの黒トナーとで光の反射率が異なり、黒トナーの濃
度を検出できないことである。
【0009】例えば図17(A)のように、LED露光
装置で一定ピッチの斜線を転写し、LEDの発光電流は
一定とし、発光時間を例えば8μs、13μs、18μ
s及び23μsと変化させて線幅を広げることで薄い順
にトナー転写パターン128,130,132,134
をベルト面に転写したとする。
【0010】このトナー転写パターンを図15のセンサ
104で読取ると、YMCのカラートナーの場合には、
図17(B)のように、トナー濃度(トナー付着量)に
対応した受光信号が得られる。
【0011】即ち、YMCのカラートナーの場合は、Y
MCで若干の差はあるが、トナーにLEDランプ106
からの光を照射すると、YMCのトナーで乱反射した光
がフォトダイオード112に入射する。このときトナー
付着量が多く濃度が高ければトナーで乱反射する光量が
多くなり、トナー付着量が少なく濃度が低ければトナー
で乱反射する光量が少なくなり、フォトダイオード10
6で受光した乱反射光の大小により、YMCのトナー濃
度を測定することができる。
【0012】ところが、Kの黒トナーに限っては光の吸
収率が高く、トナー付着量の多少による乱反射光の変化
が図17(C)のように非常に少ない。そのため、図1
5のセンサでは、Kの黒トナーの濃度を求めることがで
きないという問題点がある。
【0013】一方、Kの黒トナーの濃度だけを求めるの
であれば、トナー転写面をLEDランプで照射し、その
正反射光を受光すれば良い。しかし、この方法は、黒ト
ナー用のセンサと図15のようなカラートナー用のセン
サの2種類のセンサが必要となり、センサ配置、センサ
回路、センサ構造が複雑化し、コストアップになるとい
う問題がある。
【0014】また近年あっては、図18のように、セン
サ146としてLEDランプ106に対し乱反射光を受
光するフォトダイオード112と正反射光を受光するフ
ォトダイオード148を設け、YMCカラートナーとK
の黒トナーの濃度を同時に測定できるように一体化した
センサ構造のものもある。
【0015】しかし、このセンサにあっても、黒トナー
用とカラートナー用の2種類のフォトダイオード11
2,148が必要となり、これに伴って図15の受光増
幅回路も2回路必要となり、センサ設置が1ケ所で済む
以外は、黒トナー用のセンサとカラートナー用のセンサ
の2種類のセンサを使用した場合と同じ問題が残されて
いる。
【0016】本発明は、単一の発光素子と受光素子の組
合せによってYMCのカラートナーとKの黒トナーの両
方の濃度が測定でき、構造と回路構成が簡単で設置も容
易なセンサ機能を備えた印刷装置及びトナー濃度測定方
法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、記録紙をベルトに吸着して一定速
度で搬送するベルトユニットと、記録紙の搬送方向に配
列され、回転する感光ドラムに対する露光装置の光学的
な走査で画像データに応じた潜像を形成し、異なるカラ
ーのトナー成分で現像した後に前記ベルト上の記録紙に
転写する複数の静電記録ユニット24とを備えた印刷装
置を対象とする。
【0018】このような印刷装置につき本発明は、複数
の静電記録ユニット24によりベルト上にハーフトーン
パターンを転写するトナーマーク転写部101と、ベル
ト上に転写したハーフトーンパターンを光学的に読み取
るセンサユニット26と、センサユニット26によるハ
ーフトーンパターンの読取信号におけるトナーの存在す
る部分の反射光とトナーの存在しない部分との反射光の
割合に基づいてトナー濃度を算出するトナー濃度測定部
102とを設けたことを特徴とする。
【0019】トナー転写ユニット100は、ベルト上に
濃度に比例して線幅が変化する横線パターン又は斜線パ
ターンを転写する。
【0020】トナー濃度測定部102は、ベルト上に転
写された横線パターン又は斜線パターンの図1(B)の
ようなセンサ出力信号を所定周期でサンプリングし、所
定の閾値より高い値をもつサンプリングデータの個数N
Hと前記閾値より低い値をもつサンプリングデータの個
数NLから白黒比 NL/(NL+NH) をトナー濃度として算出する。
【0021】トナー濃度測定部102は、更に、白黒比
と濃度制御パラメータの関係を予め定めたテーブル情報
104の参照によりトナー付着量に対応した濃度制御パ
ラメータを求める。ここでトナー濃度測定部102で求
める濃度制御パラメータは、露光装置の1ドット当たり
に流す電流を一定とした場合の発光時間、若しくは、露
光装置の1ドット当たりの発光時間を一定とした場合の
電流量である。
【0022】センサユニット26は、ベルト転写面に対
しレーザダイオードからの光を集光レンズで絞って数十
ミクロンオーダのスポット光として照射し、トナー成分
が付着していない時はスポット光の照射による反射光を
所定の出射角の方向に配置した受光素子で受光した信号
を出力し、トナー成分が付着している時はスポット光の
照射による散乱で減衰した光を受光素子で受光した信号
を出力する。
【0023】このセンサユニットは、レーザダイオード
のベルト面に対する入射角θ1とベルト面から受光素子
に対する出射角θ2を、60°〜80°の範囲、望まし
くは70°付近に設定する。
【0024】このように本発明は、ハーフトーンパター
ンとして転写した横線パターン又は斜線パターンのトナ
ー付着量に略比例した線幅からトナー濃度を測定してい
るため、従来のトナーの乱反射や正反射による反射光の
受光信号によるトナー濃度の測定のようにトナーの反射
率に依存せず、YMCのカラートナーは勿論のこと、K
の黒トナーであっても、トナー付着による光量減衰があ
ればセンサ読取信号から確実に線幅を求めてトナー濃度
を導出することができる。
【0025】またKの黒トナーとYMCのカラートナー
を同一のセンサ、同一の回路、同一のアルゴリズムで検
出することができ、線幅の検出であることからアナログ
ノイズに強く、高い測定精度と安定性が得られる。
【0026】更にトナー濃度の測定に使用するセンサ
は、同様にトナーマークをベルトに転写してトナーの位
置ずれを検出するために使用するセンサと同一構造で良
いため、両者を兼用することができ、コストダウンでき
る。
【0027】本発明は、また、記録紙をベルトに吸着し
て一定速度で搬送するベルトユニットと、記録紙の搬送
方向に配列され、回転する感光ドラムに対する露光装置
の光学的な走査で画像データに応じた潜像を形成し、異
なるカラーのトナー成分で現像した後に前記ベルト上の
記録紙に転写する複数の静電記録ユニットとを備えた印
刷装置のトナー濃度測定方法を提供する。
【0028】このトナー濃度測定方法は、複数の静電記
録ユニットによりベルト上にハーフトーンパターンを転
写し;ベルト上に転写したハーフトーンパターンをセン
サユニットで光学的に読み取り;ハーフトーンパターン
の読取信号におけるトナーが存在する部分の反射光とト
ナーが存在しない部分の反射光との割合に基づいてトナ
ー濃度を算出する。
【0029】このトナー濃度測定方法の詳細は、印刷装
置の場合と基本的に同じになる。
【0030】
【発明の実施の形態】図2は、本発明によるトナー濃度
測定機能を備えた印刷装置の内部構造である。装置本体
10の内部には、記録媒体例えば記録用紙を搬送するた
めの搬送ベルトユニット11が設けられ、搬送ベルトユ
ニット11には可撓性の誘電体材料、例えば適当な合成
樹脂材料から作られた無端ベルト12を回動自在に備え
る。
【0031】無端ベルト12は4つのローラ22−1,
22−2,22−3,33−4の回りに掛け渡されてい
る。ローラ22−1は駆動ローラとして機能し、駆動ロ
ーラ22−1は図示しない駆動機構により無端ベルト1
2を矢印で示す時計回りに一定速度、例えば57mm/
sの速度で搬送させている。
【0032】また駆動ローラ22−1は無端ベルト12
から電荷を除去するAC除去ローラとしても機能する。
ローラ22−2は従動ローラとして機能し、従動ローラ
22−2は無端ベルト12に電荷を与える帯電ローラと
しても機能する。ローラ22−3,33−4は共にガイ
ドローラとして機能し、駆動ローラ22−1及び従動ロ
ーラ22−2に近接して配置される。従動ローラ22−
2と駆動ローラ22−1の間の無端ベルト12の上側走
行部は記録紙の移動経路を形成する。
【0033】記録紙はホッパ14に蓄積されており、ピ
ックアップローラ16によりホッパ14の最上部の記録
紙から1枚ずつ繰り出される。ピックアップローラ16
により繰り出された記録紙は、記録紙ガイド通路18を
通って一対の記録紙送りローラ20により無端ベルト1
2の従動ローラ22−2側から無端ベルト12の記録紙
移動経路に導入され、駆動ローラ22−1から排出され
る。
【0034】無端ベルト12は従動ローラ22−2によ
り帯電されているため、記録紙が従動ローラ22−2側
から記録紙移動経路に導入されたとき無端ベルト12上
に静電的に吸着され、移動中の記録紙の位置ずれが防止
される。
【0035】一方、排出側の駆動ローラ22−1は除電
ローラとして機能するため、無端ベルト12は駆動ロー
ラ22−1に接する部分において電荷が除去される。こ
のため記録紙は、駆動ローラ22−1を通過する際に電
荷が除去され、ベルト下部に巻き込まれることなく無端
ベルト12から容易に剥離して排出される。
【0036】装置本体10内にはY,M,C,Kの4台
の静電記録ユニット24−1,24−2,24−3,2
4−4が設けられ、無端ベルト12の従動ローラ22−
2と駆動ローラ22−1との間に規定されるベルト上側
の記録紙移動経路に沿って上流から下流に向かってY,
M,C,Kの順番に直列に配置されたタンデム構造を有
する。
【0037】静電記録ユニット24−1〜24−4は、
現像剤としてイエロートナー成分(Y)、マゼンタトナ
ー成分(M)、シアントナー成分(C)及びブラックト
ナー成分(K)を使用する点が相違し、それ以外の構造
は同じである。
【0038】このため静電記録ユニット24−1〜24
−4は、無端ベルト12の上側の記録紙移動経路に沿っ
て移動する記録紙上にイエロートナー像、マゼンタトナ
ー像、シアントナー像及びブラックトナー像を順次重ね
て転写し、フルカラーのトナー像を形成する。
【0039】静電記録ユニット24−1〜24−4のそ
れぞれは、よく知られているように感光ドラムの周囲に
前帯電器、露光装置として機能するLEDアレイ、トナ
ー現像ユニット、静電性転写ローラ、トナー清浄器など
が配置されており、電子写真プロセスに従った静電写真
印刷を行う。
【0040】静電記録ユニット24−1〜24−4によ
ってY,M,C,Kの4色のトナー像の重ね合わせによ
る転写を受けてフルカラー像が形成された記録紙は、駆
動ローラ22−1側からヒートローラ型熱定着装置26
に送り出され、フルカラー像の記録紙に対する熱定着が
行われる。
【0041】熱定着が済んだ記録紙は、ガイドローラを
通過して装置本体の上部に設けたスタッカ27に集積さ
れる。搬送ベルトユニット11における無端ベルト12
の下側のベルト面に対しては、ベルト移動方向に直交す
る方法に一対のセンサ28−1,28−2が設置されて
おり、図2の状態では手前のセンサ28−1のみが見え
る。
【0042】このセンサ28−1,28−2は、無端ベ
ルト12上に転写した色ずれ調整のためのトナーマーク
の検出及び濃度調整におけるトナー濃度測定のためのト
ナーマークを光学的に読み取る。この印刷装置における
色ずれ調整と濃度調整を行う色合せ処理は、印刷装置の
電源投入時、あるいは静電記録ユニット24−1〜24
−4のトナー交換などを行った際のカバー開閉時に行わ
れる。
【0043】図3は、本発明による印刷装置のハードウ
エア構成のブロック図である。本発明の印刷装置のハー
ドウエアは、エンジン30とコントローラ32で構成さ
れる。エンジン30には図2の搬送ベルトユニット1
1、静電記録ユニット24−1〜24−4などの印刷機
構部の制御動作を行うメカニカルコントローラ34が設
けられている。
【0044】メカニカルコントローラ34に対しては、
濃度調整処理の際に本発明によるトナー濃度測定処理を
実行するセンサ処理用MPU36が設けられる。センサ
処理用MPU36に対しては、無端ベルト12の下部に
設置している一対のセンサ28−1,28−2からの検
出信号が、AD変換器38−1,38−2でサンプリン
グされたデジタルデータとして入力されている。
【0045】メカニカルコントローラ34はエンジンコ
ネクタ40を介してコントローラ32側と接続される。
ここでエンジン30に設けた印刷機構部は、無端ベルト
12とY,M,C,Kの各静電記録ユニットに設けてい
る露光装置として機能するLEDアレイ28−1,28
−2,28−3,28−4を取り出して示している。
【0046】コントローラ32にはコントローラ用MP
U42が設けられる。コントローラ用MPU42に対し
ては、インタフェース処理部44及びコントローラコネ
クタ46を介して、上位装置としての例えばパーソナル
コンピュータ62が接続される。
【0047】パーソナルコンピュータ62は任意のアプ
リケーションプログラム64から提供されるカラー画像
データを印刷するためのドライバ66を備え、このドラ
イバ66をパソコンコネクタ68を介してコントローラ
32のコントローラコネクタ46に接続している。
【0048】コントローラ32のコントロール用MPU
42には、パーソナルコンピュータ62から転送された
Y,M,C,Kの各画像データを画素データ(ドットデ
ータ)に展開して格納する画像メモリ52−1,52−
2,52−3,52−4が設けられる。
【0049】一方、コントローラ用MPU42はインタ
フェース処理部48及びコントローラコネクタ50を介
してエンジン30に接続され、エンジン30側で検出さ
れた位置ずれ情報やトナー濃度情報をインタフェース処
理部48で受信し、画像メモリ52−1〜52−4に展
開された各トナーの画像データを対象に位置ずれ補正及
びトナー濃度の補正を含む色合せ処理を行うことができ
る。
【0050】コントローラ用MPU42は画像メモリ5
2−1〜52−4に各カラー画素データを展開する際に
アドレス指定を行うためのアドレス指定部54を備え
る。このアドレス指定部54は、エンジン30側から提
供された位置ずれ情報に基づく位置ずれ補正のためのア
ドレス変換を行う機能を併せて備える。
【0051】図4は、図3のエンジン30側に示す無端
ベルト12の下部に設けているセンサ28−1の説明図
である。センサ28−1は無端ベルト12の下面側に配
置したハウジング70内に、光源として動作するレーザ
ダイオード72と受光素子として動作するフォトダイオ
ード80を配置している。
【0052】レーザダイオード72は例えば波長780
nmのレーザ光を出射し、入射光軸75上に配置した結
像レンズ74により集光し、無端ベルト12上の結像位
置76に微小なビームスポットを結像する。この結像位
置76に照射するレーザ光のビームスポットの径は、例
えば数十μm程度に絞られている。
【0053】結像位置76からは出射光軸78上にフォ
トダイオード80を設けている。ここで入射光軸75と
出射光軸78のベルト面に対する入射角θ1と出射角θ
2は共に、同じθ1=θ2であり、この入射角θ1及び
出射角θ2は例えば60°〜80°の範囲に設定され、
本願発明者の実験によれば望ましくはθ1=θ2=70
°とする。
【0054】このようなレーザダイオード72と結像レ
ンズ74を備えた入射光軸75及びフォトダイオード8
0を備えた出射光軸78との関係は、レーザダイオード
72からの結像レンズ74による微小なビームスポット
が結像位置76に照射され、その正反射による反射方向
を出射光軸として、そこに受光素子としてのフォトダイ
オード80を配置している。
【0055】このためベルト12上にトナーが転写され
ていない場合には、レーザダイオード72からのビーム
スポットはベルト面で正反射し、正反射した反射光がフ
ォトダイオード80に入射して受光信号をセンサ回路部
82に出力する。
【0056】またベルト12上にトナー濃度測定のため
のトナーマークを転写した場合には、結像位置76に転
写したトナーマークが移動してくるとレーザダイオード
72から絞り込んだビームスポットの照射で照射光がト
ナー粒子によって乱反射し、出射光軸78方向に配置し
たフォトダイオード80に対する反射光量が減ること
で、トナーがない場合に比べ受光信号が低下するように
なる。
【0057】図5は、図4のセンサ28−1のより具体
的な実施形態の断面図である。図5において、ハウジン
グ70の左側にはレーザダイオード72が配置され、レ
ーザダイオード72の前方にはコリメータ付きの結像レ
ンズ74が配置される。
【0058】レーザダイオード72からのビーム光は結
像レンズ74で集光され、入射角θ1によりベルト面1
2の表面の結像位置76に微小なビームスポットを結像
している。ベルト12の結像位置76からの出射角θ2
となる光軸方向には、集光レンズ75を介してフォトダ
イオード80が配置される。
【0059】本発明のセンサにあっては、ベルト12の
表面にトナー濃度測定のためK,C,M,Yのトナーを
順番に用いたトナーマークが転写され、このトナーマー
クをセンサで検出する。
【0060】この場合、ベルト12の表面に転写された
トナーマークは未定着のトナーであり、光沢はほとんど
ないことから、微小なビームスポットを未定着の転写ト
ナーに照射した際に乱反射を起こし、受光量が減衰す
る。ここで無端ベルト12は裏面に位置するガイドプレ
ート77に沿ってガイドされている。
【0061】このためレーザダイオード72からのビー
ムスポットが結像される結像位置76の裏側に位置する
ガイドプレート77に反射して散乱光をフォトダイオー
ド75に入射させ、これがノイズ光となる。
【0062】そこで無端ベルト12の背後に位置するガ
イドプレート77について、結像位置76を中心とした
ノイズ的な散乱光を発生する分について、透過穴79を
設け、ガイドプレート77の反射によるノイズ光を防い
でいる。
【0063】図6は本発明の印刷装置に設けられたトナ
ー濃度測定機能の説明図であり、センサ回路部と共に示
している。
【0064】図6において、センサ処理用MPU36に
は、濃度調整処理部100が設けられ、トナーマーク転
写部101、トナー濃度測定部102及び濃度制御パラ
メータテーブル104を含んでいる。センサ処理部MP
U36は、印刷装置の電源投入時やトナー交換に伴うカ
バー開閉時などに色合せ処理を起動し、トナーマークの
転写によるトナー色ずれ補正を行った後、濃度調整のた
めに本発明のトナー濃度測定処理を行う。なお本発明に
おける印刷装置のトナー色ずれ補正は、同一出願人によ
る特開平10−333395号や同11−157134
号のものが使用できる。
【0065】センサ処理用MPU36に設けたトナーマ
ーク転写部101は、トナー濃度測定時にメカニカルコ
ントローラ34を介して静電記録ユニット24−1〜2
4−4のそれぞれを駆動し、無端ベルト12のセンサ2
8−1の検出位置となるベルト面上に各トナーごとにデ
フォルトして設定した濃度制御パラメータテーブル10
4の制御パラメータ、例えば4段階に設定した発光時間
を使用して濃度の異なるハーフトーンパターンを転写す
る。
【0066】図7(A)はトナーマーク転写部101に
よりベルト面に転写されるトナー濃度測定用のハーフト
ーンパターンであり、この場合にはセンサ検出ライン3
5に直交する主走査方向に横線を転写して、これを副走
査方向に一定ピッチ間隔で繰り返す横線パターンを転写
している。
【0067】具体的には静電記録ユニット24−1〜2
4−4は、図3のように露光装置としてLEDアレイ2
8−1〜28−4を使用していることから、主走査方向
に並んだLEDアレイについて、副走査方向の発光タイ
ミングを例えば「1on3off」に制御することで、
図5(A)のような横線パターンからなるハーフトーン
パターンを転写する。
【0068】この横線パターンにおける横線の太さは、
LEDの発光電流を一定とした場合には発光時間を変え
ることで線幅を変えることができる。即ち、発光時間が
短ければ線幅が狭くなり、発光時間が長くなると線幅が
広くなる。これは線幅が狭いとトナー濃度が低くなり、
線幅が広くなるとトナー濃度が高くなることを表わす。
即ち横線パターンの線幅はハーフトーンパターンにおけ
る濃度の面積階調を与えている。
【0069】図7(B)はトナーマーク転写部101で
使用するハーフトーンパターンの他の実施例であり、こ
の場合には主走査方向及び副走査方向に対し斜めになっ
た斜線パターンを転写している。
【0070】図7(A)の横線パターン及び図7(B)
の斜線パターンにおいて、本発明のトナー濃度測定に必
要なハーフトーンパターンとは、センサ検出ライン35
から見て、ハーフトーンパターンがセンサ検出ライン3
5の方向においてトナーのある部分とトナーのない部分
が一定ピッチで繰り返すパターンであればよく、したが
って横線パターンであっても斜線パターンであっても、
同様にセンサ検出ライン35から見ると一定ピッチでト
ナーのある部分とない部分を検出することができる。
【0071】再び図6を参照するに、センサ処理用MP
U36に設けたトナー濃度測定部102は、トナーマー
ク転写部101によりベルト面に転写した図7(A)の
横線パターンもしくは図7(B)の斜線パターンからな
るハーフトーンパターンのトナーマークをセンサ28−
1で光学的に読み取り、この読取信号からトナー濃度を
導出する。
【0072】まずセンサ28−1のセンサ回路部を説明
する。センサ処理用MPU36は、トナー濃度測定時に
AD変換器84に発光電流が一定で発光時間が制御され
る制御データを出力し、AD変換器84からの制御信号
をトランジスタ86のベースに入力してオンし、抵抗8
8,90による直列回路によるバイアスを加えた状態で
レーザダイオード72に発光電流を供給してレーザ光を
照射する。
【0073】レーザダイオード72からのレーザ光は無
端ベルト12のベルト面で反射し、フォトダイオード8
0に反射光が入射して受光信号に変換され、入力抵抗9
4及び帰還抵抗95を備えたオペアンプ92で反転増幅
された後、入力抵抗97と帰還抵抗98を備えたオペア
ンプ96で非反転増幅され、このようにして得られた受
光信号はAD変換器38−1でサンプリングクロックに
よりサンプリングされてデジタル受光データとしてセン
サ処理用MPU36に取り込まれている。
【0074】トナー濃度測定部102は、トナーマーク
転写部101によりベルト面に転写された図7(A)ま
たは図7(B)のハーフトーンパターンのトナーマーク
がセンサ28−1の検出位置に移動してきたときにAD
変換器38−1を駆動し、そのときのオペアンプ96か
らの受光信号を受光データに変換してメモリ106に保
存する。
【0075】トナー濃度測定部102はメモリ106に
保存した読取信号に基づき、トナーが存在する部分の反
射光とトナーが存在しない部分の反射光との割合、即ち
受光信号の割合に基づいて、トナー濃度に対応した濃度
制御パラメータ、具体的にはLED発光時間や発光電流
を濃度制御パラメータテーブル104の参照で求める。
【0076】図8は図6のセンサ28−1で検出したハ
ーフトーンパターンの読取信号の説明図である。図8
(A)はトナーなしの場合であり、この場合にはほぼ一
定レベルの受光信号が得られている。図8(B)はトナ
ー付着量が少ないときのハーフトーンパターンの読取信
号であり、例えば図7(A)の横線パターンが10本転
写されていたとすると、トナーが付着している横線の位
置での光の散乱により減衰した低レベルの受光信号が得
られている。
【0077】図8(C)はトナー付着量が多い場合、即
ち図7(A)における横線パターンの線幅が太い場合の
読取信号であり、トナーが付着している線幅に広じてレ
ベルが低下した受光信号が得られている。
【0078】この図8(B)(C)におけるトナー付着
量の大小に対応した受光信号について、最初の信号立下
がり部分から最後の信号立上がり部分までの時間Tがト
ナーマークの読取期間であり、このトナーマークの読取
期間Tの中に10本の信号レベルが低下した部分が表れ
ている。
【0079】ここで図8(B)のトナーの付着により信
号レベルが低下している期間をT1、図8(C)につい
て同じくトナーの付着により信号レベルが低下している
期間をT2とし、その低下回数が10回であったとする
と、それぞれにおけるトナー付着期間の合計は10×T
1及び10×T2となる。
【0080】このためトナーマーク検出期間Tに対しト
ナーが付着している期間の合計値との比を取れば、単位
面積当りのトナー付着量を示す白黒比WBRを算出する
ことができる。即ち白黒比WBRは図8(B)の場合は WBR={(10×T1)/T}×100 [%] となり、図8(C)の場合は WBR={(10×T2)/T}×100 [%] となる。
【0081】本発明にあっては、この図8のトナーマー
ク検出期間とトナーの付着期間とから求まる白黒比WB
Rからトナー濃度制御パラメータを求める。
【0082】図9は本発明における実際の白黒比の算出
処理の説明図である。図9(A)はセンサからの出力信
号であり、トナーマーク期間Tの間に例えばトナー付着
による横線に対応して信号レベルが低下した出力信号が
表れている。
【0083】そこで、このセンサ出力信号について、図
9(C)のサンプリングパルスと図9(C)のトナー検
出帰還に対応したサンプリングゲートを使用し、サンプ
リングパルスに同期したAD変換器38−1の動作で各
サンプリングパルスごとに、そのときのセンサ出力信号
の信号レベルをAD変換してメモリに保存する。
【0084】そして、メモリに保存した後にセンサ出力
信号についてトナーなしの高レベルとトナーありの低レ
ベルのほぼ中間に閾値THを設定し、メモリに保存して
いるサンプリングゲート期間のサンプリングデータと閾
値THを比較し、閾値TH以上の値を持つサンプリング
データの個数NHと閾値TH未満の値を持つサンプリン
グデータの個数NLを求める。
【0085】このようにして閾値以上のデータ数NHと
閾値より小さいデータ数NLが算出できたならば、読取
パターンのトナー濃度を表わす白黒比WBRとして WBR={NL/(NH+NL)}×100 [%] (1) を算出する。この図9において求めた白黒比WBRは、
図8(B)及び(C)におけるトナーマーク期間Tとト
ナーありの期間の総和から求めた白黒比WBRと同じ値
となる。
【0086】図10は、図6の濃度制御パラメータテー
ブル104の説明図であり、この濃度制御パラメータテ
ーブル104には(1)式で算出した白黒値WBR
(%)とLEDアレイにおけるLEDの発光電流を一定
とした場合の発光時間の関係が、4段階に別けて最適な
デフォルト値として予め登録されている。
【0087】濃度制御パラメータテーブル104の4段
階に分けた最適発光時間10μs,12μs、14μs
及び16μsは、トナー濃度測定時にベルト面に転写す
るハーフトーンパターンの露光に使用される。
【0088】またセンサ28−1の読取信号からトナー
濃度測定部102で白黒比WBRが算出できたならば、
図10の濃度制御パラメータテーブル104を参照する
ことで、測定濃度を濃度制御パラメータとしての発光時
間に変換する。
【0089】図11は、本発明で使用する濃度制御パラ
メータテーブル104の他の説明図であり、この場合に
は白黒比(%)に対しLEDアレイの発光時間を一定と
した時の発光電流を登録している。
【0090】尚、図10,11は白黒比を10%刻みと
しているが、更に精度を高めて例えば5%ぎざみとして
もよく、必要に応じて適宜の分解能を設定する。
【0091】図12は、ベルト面にY,M,C,Kの各
トナーのハーフトーンパターンを転写したときのセンサ
読取信号を対比している。図12(A)はYトナーのセ
ンサ出力信号であり、図12(B)がMトナーのセンサ
出力信号、図12(C)がCトナーのセンサ出力信号、
図12(D)がKトナーのセンサ出力信号である。
【0092】これらの各トナーのセンサ出力信号を対比
して見ると、Yトナーの信号低下が最も大きく、これに
続いてMトナー及びCトナーが僅かに少ない信号低下を
示している。このため、Y,M,Cトナーについては、
トナーなしの場合の信号レベルのほぼ半分を閾値TH
1,TH2,TH3としてサンプリングデータから白黒
比を算出すればよい。
【0093】これに対しKトナーセンサ出力信号にあっ
ては、トナー部分での信号の減衰がY,M,Cトナーに
比べると少ないが、トナーなしのレベルとトナーありの
レベルのほぼ中間に閾値TH4を設定すれば、サンプリ
ングデータから白黒比を正確に算出することができる。
【0094】即ち本発明にあっては、各トナーの横線パ
ターンや斜線パターンによるハーフトーンパターンの読
取信号について線幅を検出しているため、センサ出力信
号のレベル変動による影響を受けることなく、トナー濃
度に対応した線幅の信号低下部分の検出で正確に各トナ
ーの付着量、即ちトナー濃度を示す白黒比を求めること
ができる。
【0095】図13は本発明のトナー濃度測定が行われ
る濃度調整処理のフローチャートである。まずステップ
S1で図10のような濃度制御パラメータテーブル10
4を読み込む。次にステップS2で最初に測定するトナ
ーとして例えばYトナーを選択し、ステップS4で濃度
制御パラメータテーブル104から最初のLED発光時
間10μsを設定する。
【0096】続いてステップS4で本発明のトナー濃度
測定処理を行う。このトナー濃度測定処理は、図13に
その詳細が示される。このトナー濃度の測定によりベル
ト面に発光時間10μsの設定による露光を行って転写
したハーフトーンパターンの白黒比WBRが算出され、
濃度制御パラメータテーブル104の参照で発光時間が
求められる。
【0097】続いてステップS5でテーブルの発光時間
の全てについて測定したか否かチェックし、測定が済ん
でいなけれステップS3に戻り、次の発光時間を設定し
て同様にトナー濃度の測定を行う。
【0098】全ての発光時間の設定によるトナー濃度の
測定が済むと、ステップS6で4色全ての測定が済んだ
か否かチェックし、済んでいなければステップS3に戻
って次のMトナーを選択し、同様なトナー濃度の測定を
繰り返す。4色全ての測定が済むと、ステップS7に進
んでLED発光時間調整処理を行う。
【0099】LED発光時間調整処理は、濃度制御パラ
メータテーブル104の理想発光時間と測定された発光
時間とのずれを求め、このずれによりテーブルの理想発
光時間を補正して実際の印刷に使用する発光時間とす
る。
【0100】例えばテーブル発光時間12μsを使用し
たハーフトーンパターンの露光転写による測定結果とし
て白黒比が55%が得られ、デフォルト白黒比の範囲4
0%以上50%未満を越えていた場合には、測定白黒比
55%の測定発光時間として14μsが求められる。こ
の場合、発光ずれ時間は2μsとなり、テーブル発光時
間12μからズレ時間2μsを差し引いた補正発光時間
10μsに調整して実際の印刷に使用する。
【0101】図14は、図13のステップS4の処理と
なる本発明のトナー濃度測定処理をのフローチャートで
ある。まずステップS1でベルト上に図7の横線パター
ンまたは斜線パターンを露光用LEDの副走査方向にお
ける「1on 3off」の繰返しで露光した後に現像
し、ベルト面上にハーフトーンパターンを転写する。
【0102】続いてステップS2でベルト上のトナーマ
ークがセンサ位置まで移動したか否かチェックしてお
り、センサ位置までの移動、具体的にはハーフトーンパ
ターンの転写からセンサ位置までのベルト走行時間を監
視し、センサ位置までの移動を検出する。
【0103】ベルト上のマークがセンサ位置まで移動す
ると、ステップS3に進み、センサに設けているフォト
ダイオードからの出力信号のサンプリングを開始し、サ
ンプリングしたデータD(i)をメモリ106に保存す
る。このステップS3のサンプリングデータのメモリ保
存を、ステップS4でマーク終了まで繰返す。マークが
終了するとステップS5で、メモリに保存したサンプリ
ングデータD(i)から予め定めた閾値THより高いデ
ータの個数NHを導出する。
【0104】次にステップS6でサンプリングデータか
ら閾値THより低い値のデータ個数NLを導出する。そ
してステップS7で白黒比WBRとして WBR={NL/(NH+NL)}×100 [%] を算出する。最終的にステップS8で、図10の濃度制
御パラメータテーブル104を参照し、濃度制御パラメ
ータとしての発光時間に変換し、一連の測定処理を終了
して図13のメインルーチンに戻る。
【0105】尚、上記の実施形態はY,M,C,Kのカ
ラートナーを使用する印刷装置を例にとるものであった
が、複数のカラートナーをタンデムに配置された静電記
録ユニットを使用して用紙上に転写する装置であれば、
適宜の装置につき、そのまま適用できる。また本発明は
上記の実施形態に限定されず、その目的を逸脱しない範
囲で適宜に変形することができる。更に本発明は上記の
実施形態に示した数値による限定は受けない。 (付記) (付記1)記録紙をベルトに吸着して一定速度で搬送す
るベルトユニットと、前記記録紙の搬送方向に配列さ
れ、回転する感光ドラムに対する露光装置の光学的な走
査で画像データに応じた潜像を形成し、異なるカラーの
トナー成分で現像した後に前記ベルト上の記録紙に転写
する複数の静電記録ユニットと、を備えた印刷装置に於
いて、前記複数の静電記録ユニットにより前記ベルト上
にハーフトーンパターンを転写するトナー転写ユニット
と、前記ベルト上に転写したハーフトーンパターンを光
学的に読み取るセンサユニットと、前記センサユニット
による前記ハーフトーンパターンの読取信号におけるト
ナーの存在する部分の反射光とトナーの存在しない部分
の反射光との割合に基づいてトナー濃度を測定するトナ
ー濃度測定部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
【0106】(付記2)付記1記載の印刷装置に於い
て、前記トナー転写ユニットは、ベルト上に濃度に比例
して線幅が変化する横線パターン又は斜線パターンを転
写することを特徴とする印刷装置。
【0107】(付記3)付記2記載の印刷装置に於い
て、前記トナー濃度測定部は、ベルト上に転写された横
線パターン又は斜線パターンのセンサ出力信号を所定周
期でサンプリングし、所定の閾値より高い値をもつサン
プリングデータの個数NHと前記閾値より低い値をもつ
サンプリングデータの個数NLから白黒比NL/(NL
+NH)を算出することを特徴とする印刷装置。
【0108】(付記4)付記1記載の印刷装置に於い
て、前記トナー濃度測定部は、前記白黒比と濃度制御パ
ラメータの関係を予め定めたテーブル情報の参照により
トナー付着量に対応した濃度制御パラメータを求めるこ
とを特徴とする印刷装置。
【0109】(付記5)付記2記載の印刷装置に於い
て、前記濃度制御パラメータは、前記露光装置の1ドッ
ト当たりに流す電流を一定とした場合の発光時間又は前
記露光装置の1ドット当たりの発光時間を一定とした場
合の電流量であることを特徴とする印刷装置。
【0110】(付記6)付記1記載の印刷装置に於い
て、前記センサユニットは、ベルト転写面に対しレーザ
ダイオードからの光を集光レンズで絞って数十ミクロン
オーダのスポット光として照射し、トナー成分が付着し
ていない時はスポット光の照射による反射光を所定の出
射角の方向に配置した受光素子で受光した信号を出力
し、トナー成分が付着している時はスポット光の照射に
よる散乱で減衰した光を前記受光素子で受光した信号を
出力することを特徴とする印刷装置。
【0111】(付記7)付記1記載の印刷装置に於い
て、前記センサユニットは、レーザダイオードのベルト
面に対する入射角θ1とベルト面から受光素子に対する
出射角θ2を、60°〜80°の範囲、望ましくは70
°付近に設定したことを特徴とする印刷装置。
【0112】(付記8)記録紙をベルトに吸着して一定
速度で搬送するベルトユニットと、前記記録紙の搬送方
向に配列され、回転する感光ドラムに対する露光装置の
光学的な走査で画像データに応じた潜像を形成し、異な
るカラーのトナー成分で現像した後に前記ベルト上の記
録紙に転写する複数の静電記録ユニットとを備えた印刷
装置のトナー濃度測定方法に於いて、前記複数の静電記
録ユニットにより前記ベルト上にハーフトーンパターン
を転写し、前記ベルト上に転写したハーフトーンパター
ンをセンサユニットで光学的に読み取り、前記ハーフト
ーンパターンの読取信号におけるトナーが存在する部分
の反射光とトナーが存在しない部分の反射光との割合に
基づいてトナー濃度を測定することを特徴とする印刷装
置のトナー濃度測定方法。
【0113】(付記9)付記8記載の印刷装置のトナー
濃度測定方法に於いて、前記ベルト上に濃度に比例して
線幅が変化する横線パターン又は斜線パターンを転写す
ることを特徴とする印刷装置のトナー濃度測定方法。
【0114】(付記10)付記9記載の印刷装置のトナ
ー濃度測定方法に於いて、ベルト上に転写された横線パ
ターン又は斜線パターンのセンサ出力信号を所定周期で
サンプリングし、所定の閾値より高い値をもつサンプリ
ングデータの個数NHと前記閾値より低い値をもつサン
プリングデータの個数NLから白黒比 NL/(NL+NH) を算出する印刷装置のトナー濃度測定方法。
【0115】(付記11)付記10記載の印刷装置のト
ナー濃度測定方法に於いて、前記白黒比と濃度制御パラ
メータの関係を予め定めたテーブル情報の参照によりト
ナー濃度に対応した濃度制御パラメータを求めることを
特徴とする印刷装置のトナー濃度測定方法。
【0116】(付記12)付記11記載の印刷装置のト
ナー濃度測定方法に於いて、前記濃度制御パラメータ
は、前記露光装置の1ドット当たりに流す電流を一定と
した場合の発光時間、又は、前記露光装置の1ドット当
たりの発光時間を一定とした場合の電流量であることを
特徴とする印刷装置のトナー濃度測定方法。
【0117】(付記13)付記8記載の印刷装置のトナ
ー濃度測定方法に於いて、前記センサユニットは、ベル
ト転写面に対しレーザダイオードからの光を集光レンズ
で絞って数十ミクロンオーダのスポット光として照射
し、トナー成分が付着していない時はスポット光の照射
による反射光を所定の出射角の方向に配置した受光素子
で受光した信号を出力し、トナー成分が付着している時
はスポット光の照射による散乱で減衰した光を前記受光
素子で受光した信号を出力することを特徴とする印刷装
置のトナー濃度測定方法。
【0118】(付記14)付記8記載の印刷装置のトナ
ー濃度測定方法に於いて、前記センサユニットは、レー
ザダイオードのベルト面に対する入射角θ1とベルト面
から受光素子に対する出射角θ2を、60°〜80°の
範囲、望ましくは70°付近に設定したことを特徴とす
る印刷装置のトナー濃度測定方法。
【0119】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、ハーフトーンパターンとして転写した横線パターン
または斜線パターンのトナー付着量にほぼ比例した線幅
からトナー濃度を測定しているため、従来のトナーの乱
反射、正反射による反射光の受光信号によるトナーの濃
度測定のように、トナーの反射率に依存せず、YMCの
カラートナーは勿論のこと、Kの黒トナーであっても、
トナー付着による光量減衰があればセンサ読取信号から
確実に線幅を求めてトナー濃度を求めることができる。
【0120】またKの黒トナーとYMCのカラートナー
を同一のセンサ、同一の回路、同一のアルゴリズムで測
定することができ、更に線幅の検出であることからアナ
ログノイズに強く、安定して高い測定精度が得られる。
【0121】更に本発明のトナー濃度検出のためのセン
サは、同じくベルト面にトナーマークを転写して行って
いるトナー位置ずれ補正のためのセンサと同じセンサ構
造でよく、トナー位置ずれとトナー濃度の測定センサを
共通化し、センサ配置、センサ構成及びコストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明による印刷装置内部構造の説明図
【図3】本発明のハードウェア構成のブロック図
【図4】本発明のセンサユニットの説明図
【図5】図4の具体的実施例の説明図
【図6】本発明によるトナー濃度測定機能のブロック図
【図7】本発明でトナーマークとして転写するハーフト
ーンパターンの説明図
【図8】トナー付着量とトナーマーク読取信号の説明図
【図9】トナーマーク読取信号から白黒比を求めるため
の信号処理の説明図
【図10】発光時間を対象とした図6の濃度制御パラメ
ータテーブルの説明図
【図11】発光電流を対象とした図6の濃度制御パラメ
ータテーブルの説明図
【図12】Y,M,C、Kのトナーマーク読取信号と閾
値の説明図
【図13】図7による濃度調整処理のフローチャート
【図14】本発明のトナー濃度測定処理のフローチャー
【図15】従来のトナー乱反射光を受光するセンサの説
明図
【図16】従来のセンサ回路の説明図
【図17】従来のセンサにおけるYMCのカラートナー
とKの黒トナーに対する出力信号の説明図
【図18】乱反射光の検出と正反射光の検出を一体化し
た従来のセンサの説明図
【符号の説明】
10:装置本体 11:搬送ベルトユニット 12:無端ベルト 14:ホッパ 15−1〜15−4:ドラムモータ 16:ピックアップローラ 18:記録紙ガイド通路 20:記録紙送りローラ 22−1〜22−4:ガイドローラ 24,24−1〜24−4:静電記録ユニット 25:ベルトモータ 26:ヒートロール型定着装置 27:スタッカ 28,28−1,28−2:センサユニット 30:エンジン 32:コントローラ 34:メカニカルコントローラ 36:センサ処理用MPU 38−1,38−2:AD変換器 40:エンジンコネクタ 42:コントローラ用MPU 44,48:インタフェース処理部 46,50:コントローラコネクタ 52−1〜52−4:画像メモリ 54:アドレス指定部 58:解像度変換部 60−1〜60−4:バッファメモリ 62:パーソナルコンピュータ 64:アプリケーションプログラム 66:ドライバ 68:パソコンコネクタ 70:ハウジング 72:レーザダイオード 74:結像レンズ 75:入射光軸 76:結像位置 77:ガイドプレート 78:反射光軸 79:透過穴 80:フォトダイオード(PD) 82:センサ回路部 84:AD変換器 86:トランジスタ 92,96:オペアンプ 100:濃度調整部 101:トナーマーク転写部 102:トナー濃度測定部 104:濃度制御パラメータテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA01 BB04 CC20 EE02 EE13 GG01 HH01 HH06 JJ11 KK01 LL04 MM05 MM09 MM10 MM11 2H027 DA09 DE02 DE07 EB04 EC03 EC06 ED04 2H030 AB02 AD17 BB02 BB36 BB43 2H032 AA01 BA05 BA18 BA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙をベルトに吸着して一定速度で搬送
    するベルトユニットと、 前記記録紙の搬送方向に配列され、回転する感光ドラム
    に対する露光装置の光学的な走査で画像データに応じた
    潜像を形成し、異なるカラーのトナー成分で現像した後
    に前記ベルト上の記録紙に転写する複数の静電記録ユニ
    ットと、を備えた印刷装置に於いて、 前記複数の静電記録ユニットにより前記ベルト上にハー
    フトーンパターンを転写するトナー転写ユニットと、 前記ベルト上に転写したハーフトーンパターンを光学的
    に読み取るセンサユニットと、 前記センサユニットによる前記ハーフトーンパターンの
    読取信号におけるトナーが存在する部分の反射光と存在
    しない部分の反射光の割合に基づいてトナー濃度を算出
    するトナー濃度測定部と、を備えたことを特徴とする印
    刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置に於いて、前記ト
    ナー転写ユニットは、ベルト上に濃度に比例して線幅が
    変化する横線パターン又は斜線パターンを転写すること
    を特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の印刷装置に於いて、前記ト
    ナー濃度測定部は、ベルト上に転写された横線パターン
    又は斜線パターンのセンサ出力信号を所定周期でサンプ
    リングし、所定の閾値より高い値をもつサンプリングデ
    ータの個数NHと前記閾値より低い値をもつサンプリン
    グデータの個数NLから白黒比 NL/(NL+NH) をトナー濃度として算出することを特徴とする印刷装
    置。、
  4. 【請求項4】請求項1記載の印刷装置に於いて、前記ト
    ナー濃度測定部は、前記白黒比と濃度制御パラメータの
    関係を予め定めたテーブル情報の参照によりトナー付着
    量に対応した濃度制御パラメータを求めることを特徴と
    する印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の印刷装置に於いて、前記濃
    度制御パラメータは、前記露光装置の1ドット当たりに
    流す電流を一定とした場合の発光時間、又は前記露光装
    置の1ドット当たりの発光時間を一定とした場合の電流
    量であることを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の印刷装置に於いて、前記セ
    ンサユニットは、ベルト転写面に対しレーザダイオード
    からの光を集光レンズで絞って数十ミクロンオーダのス
    ポット光として照射し、トナー成分が付着していない時
    はスポット光の照射による反射光を所定の出射角の方向
    に配置した受光素子で受光した信号を出力し、トナー成
    分が付着している時はスポット光の照射による散乱で減
    衰した光を前記受光素子で受光した信号を出力すること
    を特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の印刷装置に於いて、前記セ
    ンサユニットは、レーザダイオードのベルト面に対する
    入射角θ1とベルト面から受光素子に対する出射角θ2
    を、60°〜80°の範囲、望ましくは70°付近に設
    定したことを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】記録紙をベルトに吸着して一定速度で搬送
    するベルトユニットと、 前記記録紙の搬送方向に配列され、回転する感光ドラム
    に対する露光装置の光学的な走査で画像データに応じた
    潜像を形成し、異なるカラーのトナー成分で現像した後
    に前記ベルト上の記録紙に転写する複数の静電記録ユニ
    ットとを備えた印刷装置のトナー濃度測定方法に於い
    て、 前記複数の静電記録ユニットにより前記ベルト上にハー
    フトーンパターンを転写し、 前記ベルト上に転写したハーフトーンパターンをセンサ
    ユニットで光学的に読み取り、 前記ハーフトーンパターンの読取信号におけるトナーの
    存在する部分の反射光と存在しない部分の反射光の割合
    に基づいてトナー濃度を算出することを特徴とする印刷
    装置のトナー濃度測定方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の印刷装置のトナー濃度測定
    方法に於いて、前記ベルト上に濃度に比例して線幅が変
    化する横線パターン又は斜線パターンを転写することを
    特徴とする印刷装置のトナー濃度測定方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の印刷装置のトナー濃度測
    定方法に於いて、前記白黒比と濃度制御パラメータの関
    係を予め定めたテーブル情報の参照によりトナー濃度に
    対応した濃度制御パラメータを求めることを特徴とする
    印刷装置のトナー濃度測定方法。
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