JP2002022868A - X−yステージの可動テーブルの支持構造 - Google Patents

X−yステージの可動テーブルの支持構造

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JP2002022868A
JP2002022868A JP2000207047A JP2000207047A JP2002022868A JP 2002022868 A JP2002022868 A JP 2002022868A JP 2000207047 A JP2000207047 A JP 2000207047A JP 2000207047 A JP2000207047 A JP 2000207047A JP 2002022868 A JP2002022868 A JP 2002022868A
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elastic
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Hiroshi Morita
洋 森田
Makoto Kaneko
誠 金子
Yasuhito Nakamori
靖仁 中森
Masanobu Sugimine
正信 杉峰
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、X方向及びY方向に可動テー
ブルを確実に位置決め・支持し、高速かつ高精度な位置
決め制御を可能にする。 【解決手段】 X−Y平面内で移動可能な可動テーブル
2の支持構造において、ベース(固定基台)1と外枠フ
レーム(可動テーブル)3との間に中間フレーム(中間
部材)2を配設し、更に、ベース1と中間フレーム2と
の間に両者のX方向の相対変位を許容する第1弾性ヒン
ジ5を、又、中間フレーム2とと外枠フレーム3との間
に両者のY方向の相対変位を許容する第2弾性ヒンジ6
を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定基台に対して
可動テーブルを所定のX−Y平面内において微少変位可
能に支持するためのX−Yステージの可動テーブルの支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のX−Yステージ装置は、
電子部品搭載装置(チップマウンタ)、工作機械、光学
系(レンズ・ミラー等)の制御機構等の数多くの産業分
野で広く利用されている。
【0003】図7に、従来のX−Yステージ装置900
を示す。このX−Yステージ装置900は、X軸案内機
構903におけるX軸テーブル(図示省略)上に、可動
テーブル907を有するY軸案内機構906を搭載した
ものである。X軸案内機構903は、X軸方向に配置さ
れるX軸ボールネジ902と、このX軸ボールネジ90
2を回転駆動するX軸サーボモータ901と、を備えて
おり、このX軸サーボモータ901を適宜制御すること
によって、Y軸案内機構906全体がX方向に移動・位
置決めされる。Y軸案内機構906は、Y軸方向に配置
されるY軸ボールネジ905と、このY軸ボールネジ9
05を回転駆動するY軸サーボモータ904と、を備え
ており、このY軸サーボモータ904を適宜制御するこ
とによって、可動テーブル907が、Y軸案内機構90
6上でY方向に移動・位置決めされる。従って、X軸及
びY軸サーボモータ901、904を制御すれば、可動
テーブル907がX方向及びY方向の任意の位置に位置
決めされるようになっている。
【0004】X軸及びY軸サーボモータ901、904
の制御方式には、例えば、エンコーダによって計測され
るX軸及びY軸ボールネジ902、905の回転量から
可動テーブル907の移動量を予測し、その予測値から
X軸及びY軸サーボモータ901、904を制御するセ
ミクローズドループ制御方式や、又、可動テーブル90
7の移動量をリニアゲージ等によって直接計測し、その
値からX軸及びY軸サーボモータ901、904をフィ
ードバック制御するフルクローズドループ制御方式等が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、技術の高度化に
伴って可動テーブル907の「高速制御」、「精密制
御」等の要求が高まってきている。高速制御を達成しよ
うとする場合、各ボールネジ902、905等のシャフ
ト機構による駆動方式では、正転・逆転の切換時や、急
加減速時等に振動が増大するので、制御速度を高めるの
に一定の限界があった。又、精密制御を達成しようとす
る場合、セミクローズドループ制御方式では、各ボール
ネジ902、905の撓み、バックラッシ等が考慮され
ないので、結局、可動テーブル907を精密に制御する
ことが困難であった。
【0006】又、フルクローズドループ制御方式によれ
ばより精密な制御が可能になるが、しかしながら制御速
度が上昇すると各ボールネジ902、905の振動が可
動テーブル907に伝達して可動テーブル7の位置計測
信号が不安定となった。その結果、信号が不安定となる
分、フィードバック制御の応答性を高めることが出来な
いという問題が生じた。
【0007】これらの事実は、結局従来の可動テーブル
の支持構造では、該可動テーブルの駆動の応答性、ある
いは位置決めの精度をフィードバック制御によって高め
ることには限界があることを意味している。
【0008】更に、前記X−Yステージ装置900で
は、X軸案内機構903の上にY軸案内機構906を設
置するという2段積み上げ構造となっているので、重心
が高くなって自身の重さによって転倒モーメントが生じ
易く、その結果、急激な加・減速制御の際に可動テーブ
ル7に振れが発生して位置決め誤差が増大する傾向にあ
った。また、このような2段積み上げ構造の場合、最下
段に位置するX軸案内機構903にとっては、Y軸案内
機構906の総てが移動負荷(慣性負荷)となるが、Y
軸案内機構906の移動負荷は可動テーブル907のみ
であるので、X方向の制御とY方向の制御との応答性に
差が生じてしまい、例えば円を描く場合や、X−Y軸に
斜行する移動のように可動テーブル907をX軸、Y軸
同時に駆動する場合に精度が悪化するという問題があっ
た。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、コンパクトな構成で、高速且つ高精度制御が可
能とされたX−Yステージの可動テーブルの支持構造を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定基台に対
して可動テーブルを所定のX−Y平面内において微少変
位可能に支持するためのX−Yステージの可動テーブル
の支持構造において、X方向に対してのみ柔で、Y方向
及びZ方向に対して剛の特性を有し、前記X−Y平面内
のY方向に沿って配置されることにより、自身の両端に
接続された部材間のX方向における相対変位のみを許容
する第1弾性ヒンジと、Y方向に対してのみ柔で、X方
向及びZ方向に対して剛の特性を有し、前記X−Y平面
内のX方向に沿って配置されることにより、自身の両端
に接続された部材間のY方向における相対変位のみを許
容する第2弾性ヒンジと、をそれぞれ複数備え、前記可
動テーブルに対し前記固定基台を前記X−Y平面を含む
位置に配置すると共に、該固定基台と可動テーブルとの
間における前記X−Y平面内に中間部材を介在させ、前
記可動テーブルが固定基台に対して前記X−Y平面内に
おいて微少変位可能で且つZ方向については所定の位置
に保持される態様となるように、前記固定基台、中間部
材、及び可動テーブルを、前記第1,第2弾性ヒンジを
組み合わせて用いることによって連結したことにより上
記目的を達成するものである。
【0011】本発明者は、X−Yステージの可動テーブ
ルの支持構造として、該可動テーブルをX−Y平面内で
移動可能な状態で保持する「弾性ヒンジ」を備えた構成
を採用した。
【0012】弾性ヒンジ自体の基本的な構造は公知であ
り、一般に特定の一方向においてのみ柔で他の方向にお
いて剛なる特性を有し、自身の両端に接続された部材間
の前記柔の方向における相対変位のみを許容する機能を
有する。従って、今、例えばX方向に対してのみ柔で、
Y方向及びZ方向に対して剛の特性を有し、前記X−Y
平面内のY方向に沿って配置されることにより、自身の
両端に接続された部材間のX方向における相対変位のみ
を許容する第1弾性ヒンジを考えた場合、該第1弾性ヒ
ンジの弾性変形により、可動部材を固定部材に対しX方
向に相対移動させることが出来る。その一方で、この第
1弾性ヒンジはY方向の相対移動は殆ど許容しない。つ
まり、可動部材をX方向に「案内」することができるよ
うになる。
【0013】全く同様に、Y方向に対してのみ柔で、X
方向及びZ方向に対して剛の特性を有し、前記X−Y平
面内のX方向に沿って配置されることにより、自身の両
端に接続された部材間のY方向における相対変位のみを
許容する第2弾性ヒンジ(配置方向が異なるのみで具体
的な構造は第1弾性ヒンジと同じものを採用できる)を
考えた場合、この第2弾性ヒンジによって可動部材をY
方向に「案内」することができるようになる。
【0014】ただし、固定基台と可動テーブルとを単純
に第1、第2弾性ヒンジを介して連結したのでは、せっ
かくの個々の「案内」機能が減殺されてしまい、可動テ
ーブルを所定のX座標、Y座標位置に正確に位置決めす
るのは現実には非常に困難になってしまう。そこで、本
発明者は、「中間部材」を固定基台と可動テーブルとの
間に介在させる構造を発案し、この不具合を解消した。
【0015】X−Y平面の固定基台と可動テーブルとの
間に中間部材を介在させた上で、3者を第1、第2弾性
ヒンジを介して連結すると、該中間部材が第1、第2弾
性ヒンジの剛とされた方向に対して固定状態を維持する
ようになるため、固定基台に対して可動テーブルがX方
向、Y方向の双方向に直線的に「案内」されて移動する
ことが出来るようになり、又、バックラッシュ、滑り、
転がり等が本質的に存在しないため、極めて応答性が良
く且つ安定した制御が可能になる。
【0016】又、従来は微小・精密制御を、例えばボー
ルネジやベアリング等を介在させて行おうとすると、こ
のボールネジ等における局所部分(特定部分)に繰り返
し応力が作用し、局所的に摩耗が生じて寿命が低下する
という問題があったが、弾性ヒンジによれば、摩擦や転
動等が構造上生じないため、長時間に亘って安定した制
御特性を発揮できるようになる。
【0017】なお、上記の中間部材や第1、第2弾性ヒ
ンジの数・形状等は特に限定されない。これは、必要に
応じて適宜配置されてよい。例えば、前記中間部材が、
X方向に延在する2本のX方向延在部、及びY方向に延
在する2本のY方向延在部を有する方形のリング状に形
成されると共に、前記第1弾性ヒンジが、前記中間部材
における2本のX方向延在部と前記固定基台との間にY
方向に複数配置されることによって、該固定基台と前記
中間部材のX方向の相対変位が許容され、一方、前記第
2弾性ヒンジが、前記中間部材における2本のY方向延
在部と前記可動テーブルとの間にX方向に複数配置され
ることによって、該中間部材と可動テーブルとのY方向
の相対変位が許容される構成を採用することができる
(請求項2)。
【0018】この構成は、構造が単純であるため設計が
し易く、又、計4つの各延在部のそれぞれに(つまり、
リングの各辺に)弾性ヒンジが配設されるので、X方
向、Y方向それぞれに線対称的に各弾性ヒンジを配置す
ることが容易に可能となり、その結果、中間部材自体が
Z方向周りに回転する現象が発生するのを抑制できる。
そのため、精度の高い位置決めが可能になる。
【0019】更に、このように中間部材をリング状に構
成することで中間部材自体の剛性も増大し、該中間部材
自体の弾性変形が抑制されて位置決め精度が向上する。
【0020】もっとも、中間部材の構成については、本
発明では特に上記構成のみに限定されない。中間部材に
ついては、上述した方形のリング状に形成する構成のほ
か、例えば、前記中間部材が、第1、第2中間部材を含
む複数の中間部材に分割され、前記固定基台と第1中間
部材との間に前記第1弾性ヒンジが配置されると共に、
該第1中間部材と可動テーブルとの間に第2弾性ヒンジ
が配置されることによって、可動テーブルの固定基台に
対するX−Y方向の相対変位が許容され、一方、前記固
定基台と第2中間部材との間に前記第2弾性ヒンジが配
置されると共に、該第2中間部材と可動テーブルとの間
に第1弾性ヒンジが配置されることによって、可動テー
ブルの固定基台に対するX−Y方向の変位が許容される
ようにしてもよい(請求項3)。
【0021】なお、この場合は、分割された第1、第2
中間部材が、該第1、第2中間部材に連結された前記第
1弾性ヒンジおよび第2弾性ヒンジを含めて、前記可動
テーブルの中心に対して点対称となるように配置すると
よい(請求項4)。
【0022】この構成の具体例としては、例えば、中間
部材の構造として、上記リング状の構造を採用した場合
を考えると、一方向側の慣性負荷は「可動テーブル+リ
ング状中間部材」、となるのに対し、他方向側の慣性負
荷は「可動テーブル」のみとなるので、(従来の案内機
構を用いた構造よりははるかに影響は小さいものの)X
方向とY方向の慣性負荷が若干異なってしまうのが避け
られない。
【0023】しかし、例えば、中間部材を分割し、可動
テーブルの中心に対して第1弾性ヒンジ及び第2弾性ヒ
ンジが点対称となるように配置することにより、X方向
とY方向の慣性負荷を均一にすることが可能になり、双
方向にバランスの取れた位置決め制御が可能になる。
【0024】即ち、この中間部材を分割した構成では、
可動テーブルが固定基台に対してX方向に相対移動する
場合には、第1、第2中間部材のそれぞれの第1弾性ヒ
ンジのX方向の弾性変形が寄与し、可動テーブルが固定
基台に対してY方向に相対移動する場合には第1、第2
中間部材のそれぞれの第2弾性ヒンジのY方向の弾性変
形が寄与する。従って、可動テーブルをX方向に駆動す
る際の慣性負荷は(テーブルに載置される部材を無視す
れば)、ほぼ「可動テーブル+第1中間部材」となり、
又、Y方向に駆動する際の慣性負荷は、ほぼ「可動テー
ブル+第2中間部材」となる。その結果、例えば第1中
間部材と第2中間部材の数を一致させたり、相互の質量
を均等にしたりすればX方向とY方向の慣性負荷を均一
にすることが可能になり、双方向にバランスの取れた位
置決め制御が可能になるものである。
【0025】なお、この点対称支持は1個のみの中間部
材を備える構造では実現不可能であり、中間部材を複数
の中間部材に分割し、固定基台と中間部材との間で第
1、第2弾性ヒンジの双方が存在すると共に、中間部材
と可動テーブルとの間においても第1、第2弾性ヒンジ
の双方が存在するような構成として初めて実現できるも
のである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態の例について詳細に説明する。
【0027】図1は、互いに直交するX方向及びY方向
に微駆動し得る2自由度のX−Yステージの可動ステー
ジの支持構造を示す平面図である。ここでは便宜上、紙
面の左右方向をX方向、上下方向をY方向、紙面と垂直
な方向をZ方向としてある。
【0028】図1において、1は矩形(方形)ブロック
状のベース(固定基台)、2はその矩形ブロック状のベ
ース1の外側に配置された矩形枠状(方形リング状)の
中間フレーム(中間部材)、3はその中間フレーム2の
外側に配置された矩形枠状(方形リング状)の外枠フレ
ーム(可動テーブル)である。ここでは、ベース1が固
定され、外枠フレーム3が、微少駆動し得る可動ステー
ジ(可動テーブル)として構成されているが、これを逆
にして、外枠フレーム側を固定し、ベース側を可動テー
ブルとして構成してもよい。
【0029】これらの矩形状に形成されたベース1、中
間フレーム2、及び外枠フレーム3は、それぞれ対向二
辺(X方向延在部)1x、1x、2x、2x、3x、3
xをX方向に平行に配し、残る対向二辺(Y方向延在
部)1y、1y、2y、2y、3y、3yをY方向に平
行に配した上で、X−Y平面内に入れ子式に配置されて
おり、互いに干渉しないようになっている。
【0030】中間フレーム2は、X方向にのみ曲げ変形
可能な第1弾性ヒンジ5を介してベース1に連結され、
外枠フレーム3は、Y方向にのみ曲げ変形可能な第2弾
性ヒンジ6を介して中間フレーム2に連結されている。
【0031】X方向の変形を許容する第1弾性ヒンジ5
は、X方向に対してのみ柔で、Y方向及びZ方向に対し
て剛の特性を有し、X−Y平面内のY方向に沿って配置
されることにより、自身の両端に接続された部材間のX
方向における相対変位のみを許容する。具体的な構造は
後に詳述する。この第1弾性ヒンジ5は、ベース1のX
方向に沿った辺1xと中間フレーム2のX方向に沿った
辺2xとの間に間隔をおいて対称的に一対(合計4個)
配置され、長さ方向をX方向と直交する方向(Y方向)
に向けて、ベース1と中間フレーム2とをブリッジ状に
連結している。
【0032】Y方向の変形を許容する第2弾性ヒンジ6
は、Y方向に対してのみ柔で、X方向及びZ方向に対し
て剛の特性を有し、前記X−Y平面内のX方向に沿って
配置されることにより、自身の両端に接続された部材間
のY方向における相対変位のみを許容する。この第2弾
性ヒンジ6は、中間フレーム2のY方向に沿った辺2y
と外枠フレーム3のY方向に沿った辺3yとの間に間隔
をおいて対称的に一対(合計4個)配置され、長さ方向
をY方向と直交する方向(X方向)に向けて、中間フレ
ーム2と外枠フレーム3とをブリッジ状に連結してい
る。
【0033】各第1、第2弾性ヒンジ5、6は基本的に
全て同じ構造に作られており、配置する位置及び方向の
みが異なっている。
【0034】各第1、第2弾性ヒンジ5、6は、図2の
斜視図に示すように、2つの部材間(ベース1と中間フ
レーム2との間、あるいは中間フレーム2と外枠フレー
ム3との間)をつなぐブリッジ部材7の長さ方向に離間
した2箇所に、ブリッジ部材7の外周面にノッチ8を形
成することで、弾性曲げ変形容易な減肉部9を形成し、
該減肉部9の曲げ変形により、2つの部材間の相対変位
を許容できるように構成したものである。
【0035】この場合、矩形断面のブリッジ部材7の、
曲げ変形させようとする方向(第1弾性ヒンジ5の場合
はX方向、第2弾性ヒンジ6の場合はY方向)に面する
2つの外側面に対称形状の半円形のノッチ8を形成する
ことで、局部的な減肉化を図り(つまり減肉部9を作り
出して)、最小断面積部を曲がり点として、容易に曲げ
変形できるようにしている。
【0036】図3は弾性ヒンジ5、6の最小断面積部の
断面形状を示している。
【0037】この最小断面積部の断面Sは、ブリッジ部
材7の肉厚に相当する縦方向(Z方向)の寸法aに対し
て、横方向(X方向又はY方向)の寸法bが短縮した矩
形断面をなしており、それにより、減肉部9が、縦方向
(Z方向)にはほとんど曲がらないものの、横方向(X
方向又はY方向)には曲がり易い特性を得ている。
【0038】なお、外枠フレーム3は目的により適宜に
選択した図示せぬ駆動手段(例えばリニアモータ或いは
圧電素子等)によってX方向及び/又はY方向に駆動さ
れる。本発明は、この駆動手段については、特に限定さ
れない。
【0039】次に作用を説明する。
【0040】駆動手段によって外枠フレーム3をX方向
に駆動する場合は、該外枠フレーム3と第2弾性ヒンジ
6を介して連結されている中間フレーム2が一体的にX
軸方向に駆動される。即ち、第2弾性ヒンジ6はX方向
に関しては「剛体」として機能するため、外枠フレーム
3のX方向の移動はそのままダイレクトに中間フレーム
3の移動として伝達される。この移動は第1弾性ヒンジ
5の減肉部9における弾性変形によって吸収される。即
ち、該第1弾性ヒンジ5によって、ベース1に対する中
間フレーム2のX方向の相対変位が許容される。
【0041】一方、駆動手段によって外枠フレーム3を
Y方向に駆動する場合は、第2弾性ヒンジ6によって中
間フレーム2とのY方向の相対変位が許容される。中間
フレーム2とベース1は、(第1弾性ヒンジ5を介して
連結されていることから)Y方向については相対変位が
許容されない状態が形成されており、従って、外枠フレ
ーム3がY方向に駆動されたとしても中間フレーム2は
固定状態を維持している。
【0042】いずれの場合も、第1、第2弾性ヒンジ
5,6は、Z方向(X−Y平面と垂直な方向)及びθx
(X軸回転)、θy(Y軸回転)方向については、「剛
体」として機能する。従って、第1弾性ヒンジ5を介し
て中間フレーム2がベース1に片持ち状態で支持され、
且つ、第2弾性ヒンジ6を介して外枠フレーム3がこの
中間フレーム2に片持ち状態で支持されるため、外枠フ
レーム3は、何らのZ方向の支持手段がなくても、X−
Y平面内に保持されることになる。又、第1、第2弾性
ヒンジ5、6はそれぞれ平行に、ある程度の間隔をおい
て配置されている。従って、θz(Z軸回転)について
も「剛体」として機能することができ、外枠フレーム3
はθz回転をせずにX−Y方向にのみ移動可能となる。
【0043】この結果、このように中間フレーム2が第
1弾性ヒンジ5によってベース1に対してX軸方向に変
位可能に支持され、且つ、外枠フレーム3が第2弾性ヒ
ンジ6によって中間フレーム2に対してY軸方向に変位
可能に支持されていることにより、外枠フレーム3が、
ベース1に対してX方向、Y方向の双方の方向に独立し
て(互いに干渉し合うことなく)変位可能とされてい
る。
【0044】よって、X方向及びY方向へ外枠フレーム
3を駆動するリニアモータ等の適宜の駆動手段を設ける
ことによって、外枠フレーム3をX−Y平面内における
任意の方向へ微少駆動することができる。
【0045】なお、上記第1実施形態では、ベース1、
中間フレーム2を完全な方形状に形成していたが、現実
のX−Yステージ装置においては、特に駆動手段の配置
との関係で、ベース1や中間フレーム2、あるいは外枠
フレーム3の形状を完全な方形状に形成できない場合も
ある。その場合にはこれらの形状を適宜に変形するのは
無論可能である。
【0046】図4にその変形例を示す。
【0047】この変形例(第2実施形態)は、ベース1
01、或いは中間フレーム102の形状が完全な方形と
なっていないだけで、基本的な構成自体は上記第1実施
形態と同様である。従って、同一又は類似の機能を有す
る部分に上記第1実施形態と下2桁が同一の符号を付す
にとどめ、重複説明は省略する。
【0048】次に、図5を用いて本発明の第3実施形態
について説明する。
【0049】この第3実施形態は、中間部材を、計4個
の第1、第2中間部材に分割し、この分割した第1、第
2中間部材を可動テーブルの中心に対して第1弾性ヒン
ジ及び第2弾性ヒンジを含めて点対称となるように配置
したものである。
【0050】なお、この第3実施形態では、紙面上のX
方向及びY方向がこれまでの実施形態とは敢えてに逆に
設定してある。このように、本発明におけるX方向、Y
方向は、あくまで相対的なものであり、実際の装置にお
いてはいずれの方向に定義されてもよく、一度何れかの
方向に定義した場合に、その定義した方向に従って他の
構成との関係を考慮すればよいものである。
【0051】前記中間部材202は、L字形とされた一
対の第1中間部材202A、202B、及び第2中間部
材202C、202Dに分割されている。ここでは、自
身とベース(固定基台)201との間にX方向の相対変
位を許容する第1弾性ヒンジ205を有し、自身と外枠
フレーム(可動テーブル)203との間にY方向の相対
変位を許容する第2弾性ヒンジ206を有している中間
部材を第1中間部材と定義する。また、自身とベース
(固定基台)201との間にY方向の相対変位を許容す
る第2弾性ヒンジ206を有し、自身と外枠フレーム
(可動テーブル)203との間にX方向の相対変位を許
容する第1弾性ヒンジ205を有している中間部材を第
2中間部材と定義する。
【0052】即ち、ベース(固定基台)201と第1中
間部材202A、202Bの前記L字形のX方向に沿っ
た一辺202Ax、202Bxとの間には、X方向の相
対変位を許容する第1弾性ヒンジ205が一対(複数)
配置されており、該第1中間部材202A、202Bの
前記L字形のY方向に沿った一辺202Ay、202B
yと外枠フレーム203との間にはY方向の相対変位を
許容する第2弾性ヒンジ206が一対(複数)配置され
ている。この結果、ベース201に対する外枠フレーム
203のX−Y方向の相対変位が許容される。
【0053】一方、ベース201と第2中間部材202
C、202DのL字形のY方向に沿った一辺202C
y、202Dyとの間にY方向の相対変位を許容する第
2弾性ヒンジ206が一対(複数)配置されると共に、
該第2中間部材202C、202DのL字形のX方向に
沿った一辺202Cx、202Dxと外枠フレーム20
3との間にX方向の相対変位を許容する第1弾性ヒンジ
205が一対(複数)配置されることによって外枠フレ
ーム203のベース201に対するX−Y方向の変位が
許容される。
【0054】第1中間部材202A、202B及び第2
中間部材202C、202Dは、ベース201、外枠フ
レーム203に対する可動方向(X−Y)が逆になって
いるものの、全体としては複数の第1、第2弾性ヒンジ
205、206と共にいわいるヒンジアッセンブリHA
1〜HA4を構成している。即ち、各ヒンジアッセンブ
リHA1〜HA4はベース201に対して外枠フレーム
203をX方向、Y方向の双方の方向に相対変位可能と
していることになる。
【0055】この第3実施形態では第1中間部材202
A、202Bの数(2個)と、第2中間部材202C、
202Dの数(2個)はそれぞれ等しく設定されてお
り、又それぞれの大きさも等しく設定している。更に、
図から明らかなように、第1、第2中間部材202A〜
202Dに連結されている第1、第2弾性ヒンジ20
5、206を含め、各ヒンジアッセンブリHA1〜HA
4は、外枠フレーム203の中心Oに対して点対称に配
置されている。
【0056】この第3実施形態のその他の構成は、基本
的に先の第1実施形態と同様であり、各第1,第2弾性
ヒンジ205、206の構造も定義も既に説明した第
1,第2弾性ヒンジ5、105、或いは6、106と同
様である。従って、図中で同一又は類似する機能を有す
る部分に下2桁が同一の符号を付すにとどめ、重複説明
は省略する。
【0057】これらの構成から、この第3実施形態では
次のような作用が得られる。
【0058】(1)外枠フレーム203がX方向に駆動
される際には、各第1弾性ヒンジ205、第2弾性ヒン
ジ206の機能により2つの第1中間部材202A、2
02Bが追従してX方向に平行に移動する。この結果、
外枠フレーム203はX方向にスムーズに平行移動でき
る。なお、このとき2つの第2中間部材202C、20
2Dは移動しない。
【0059】(2)外枠フレーム203がY方向に移動
する際には、2つの第2中間部材202C、202Dが
追従してY方向に平行に移動する。この結果、外枠フレ
ーム203はY方向にスムーズに平行移動できる。な
お、このとき2つの第1中間部材202A、202Bは
移動しない。
【0060】(3)X方向に駆動する際の駆動手段に対
する慣性負荷は、外枠フレーム203に載置される部材
の質量を無視すれば、「外枠フレーム203+第2弾性
ヒンジ206(4個分)+ 第1中間部材202A、2
02B」となる。一方、Y方向に駆動する際の駆動手段
に対する慣性負荷は、「可動テーブル203+第1弾性
ヒンジ205(4個分)+ 第2中間部材202C、2
02D」となる。ここで、この実施形態では第1中間部
材202A、202B、第2中間部材202C、202
Dの数(2個)とそれぞれの大きさを等しくしており、
各第1、第2弾性ヒンジ205、206の構造、大きさ
も同一にしてある。更に、第1、第2中間部材202A
〜202D及び第1、第2弾性ヒンジ205、206
(ヒンジアッセンブリHA1〜HA4)が該外枠フレー
ム203の中心Oに対して点対称に配置されている。従
って、X方向とY方向の慣性負荷は同一となる。
【0061】(4)第1、第2弾性ヒンジ205、20
6はいずれもZ、θx、θy方向には剛体として機能す
るため、特別な指示手段を設けなくても外枠フレーム2
03はX−Y平面内から外れない。又、θz方向にも剛
体として機能するため、θz回転しない。
【0062】図6に本発明の第4実施形態を示す。
【0063】この第4実施形態は、基本的な構成は先の
第3実施形態と同様であり、第1中間部材302A、3
02B、第2中間部材302C、302D、第1、第2
弾性ヒンジ305、306の定義も前述した第3実施形
態と同一である。但し、各中間部材及び弾性ヒンジの形
状或いは接続態様が異なっている。
【0064】即ち、この第4実施形態においては、各中
間部材302A〜302Dは何れも方形とされている。
又、各中間部材302A〜302Dに連結されている第
1弾性ヒンジ305および第2弾性ヒンジ306のペア
の各端部305s、306sが、それぞれの中間部材3
02A〜302Dのそれぞれの所定の一点P1及びP
2、P3及びP4、P5及びP6、或いはP7及びP8
に隣接して連結されている。
【0065】更に、各中間部材302におけるそれぞれ
の一対の第1弾性ヒンジ305の配置位置がY方向にず
らされると共に各中間部材302におけるそれぞれの一
対の第2弾性ヒンジ306の配置位置がX方向にずらさ
れている。具体的には、この実施形態では各第1、第2
弾性ヒンジの間隔L1、L2とほぼ等しい長さL3、L
4だけずらされ、結果として各連結位置P1とP2、P
3とP4、P5とP6、或いはP7とP8がX方向、又
はY方向に対し約45度傾いた状態となるように設定し
てある。
【0066】この結果、前述した第4実施形態によって
得られる前記4つの作用に加え、さらに次のような作用
が得られる。
【0067】(5)各中間部材302A〜302Dに連
結されている第1弾性ヒンジ305および第2弾性ヒン
ジ306のペアの各端部305s、306sが、それぞ
れの中間部材302A〜302Dの所定の一点P1及び
P2、P3及びP4、P5及びP6、或いはP7及びP
8に隣接して連結されているため、各弾性ヒンジ30
5,306において固定状態を維持すべき端部の固定を
より直接的かつ確実に行うことができる。従って、当該
弾性ヒンジにおいて許容すべき(吸収すべき)変位に相
当する分だけ、両端に接続された部材を確実に相対変位
させることができる。その結果、ベース301に対して
各中間部材302自体や外枠フレーム303がZ方向周
りに回転するのが効果的に防止される。
【0068】(6)各中間部材302における一対の第
1弾性ヒンジ305のそれぞれの配置位置がY方向に
(約45度相当分)ずらされると共に、各中間部材30
2におけるそれぞれの一対の第2弾性ヒンジ306のそ
れぞれの配置位置がX方向に(約45度相当分)ずらさ
れているため、中間部材全体の固定方向に対する剛性が
一層高められ、該中間部材302のZ方向周りの回転や
固定方向の滑り(或いはスウェイ)がより確実に防止さ
れる。
【0069】これらの作用は、いずれも外枠フレーム
(可動テーブル)303のX方向及びY方向の位置決め
精度をより高める要素として機能する。
【0070】
【発明の効果】本発明に係るX−Yステージの可動テー
ブルの支持構造によれば、簡潔な構成で、高速且つ高精
度なX−Y制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るX−Yステージの
可動テーブルの支持構造を示す平面図
【図2】同支持構造における弾性ヒンジの拡大斜視図
【図3】同弾性ヒンジの最小断面積部の断面図
【図4】本発明の第2実施形態に係るX−Yステージの
可動テーブルの支持構造を示す平面図
【図5】本発明の第3実施形態に係るX−Yステージの
可動テーブルの支持構造を示す平面図
【図6】本発明の第4実施形態に係るX−Yステージの
可動テーブルの支持構造を示す平面図
【図7】従来のX−Yステージ装置を示す斜視図
【符号の説明】
1、101、201、301…固定基台 2、102、202、302…中間フレーム(中間部
材) 3、103、203、303…外枠フレーム(可動テー
ブル) 1x…X方向延在部 1y…Y方向延在部 5、105、205、305、405…第1弾性ヒンジ 6、106、206、306、406…第2弾性ヒンジ 202A、202B、302A、302B…第1中間部
材 202C、202D、302C、302D…第2中間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中森 靖仁 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住友 重機械工業株式会社田無製造所内 (72)発明者 杉峰 正信 神奈川県平塚市夕陽ケ丘63番30号 住友重 機械工業株式会社平塚事業所内 Fターム(参考) 2F078 CA08 CB02 CB09 CB12 CC04 CC11 5F046 CC03 CC18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定基台に対して可動テーブルを所定のX
    −Y平面内において微少変位可能に支持するためのX−
    Yステージの可動テーブルの支持構造において、 X方向に対してのみ柔で、Y方向及びZ方向に対して剛
    の特性を有し、前記X−Y平面内のY方向に沿って配置
    されることにより、自身の両端に接続された部材間のX
    方向における相対変位のみを許容する第1弾性ヒンジ
    と、 Y方向に対してのみ柔で、X方向及びZ方向に対して剛
    の特性を有し、前記X−Y平面内のX方向に沿って配置
    されることにより、自身の両端に接続された部材間のY
    方向における相対変位のみを許容する第2弾性ヒンジ
    と、をそれぞれ複数備え、 前記可動テーブルに対し前記固定基台を前記X−Y平面
    を含む位置に配置すると共に、該固定基台と可動テーブ
    ルとの間における前記X−Y平面内に中間部材を介在さ
    せ、 前記可動テーブルが固定基台に対して前記X−Y平面内
    において微少変位可能で且つZ方向については所定の位
    置に保持される態様となるように、前記固定基台、中間
    部材、及び可動テーブルを、前記第1,第2弾性ヒンジ
    を組み合わせて用いることによって連結したことを特徴
    とするX−Yステージの可動テーブルの支持構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記中間部材が、X方向に延在する2本のX方向延在
    部、及びY方向に延在する2本のY方向延在部を有する
    方形のリング状に形成されると共に、 前記第1弾性ヒンジが、前記中間部材における2本のX
    方向延在部と前記固定基台との間にY方向に複数配置さ
    れることによって、該固定基台と前記中間部材のX方向
    の相対変位が許容され、一方、 前記第2弾性ヒンジが、前記中間部材における2本のY
    方向延在部と前記可動テーブルとの間にX方向に複数配
    置されることによって、該中間部材と可動テーブルとの
    Y方向の相対変位が許容される構成としたことを特徴と
    するX−Yステージの可動テーブルの支持構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記中間部材が、第1、第2中間部材を含む複数の中間
    部材に分割され、 前記固定基台と第1中間部材との間に前記第1弾性ヒン
    ジが配置されると共に、該第1中間部材と可動テーブル
    との間に前記第2弾性ヒンジが配置されることによっ
    て、可動テーブルの固定基台に対するX−Y方向の相対
    変位が許容され、一方、 前記固定基台と第2中間部材との間に前記第2弾性ヒン
    ジが配置されると共に、該第2中間部材と可動テーブル
    との間に前記第1弾性ヒンジが配置されることによっ
    て、可動テーブルの固定基台に対するX−Y方向の変位
    が許容される構成としたことを特徴とするX−Yステー
    ジの可動テーブルの支持構造。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記分割された第1、第2中間部材が、該第1、第2中
    間部材に連結された前記第1弾性ヒンジ及び第2弾性ヒ
    ンジを含めて、前記可動テーブルの中心に対して点対称
    となるように配置されたことを特徴とするX−Yステー
    ジの可動テーブルの支持構造。
  5. 【請求項5】請求項3又は4において、 前記各中間部材に連結されている前記第1弾性ヒンジの
    一端及び第2弾性ヒンジの一端同士が、該中間部材の所
    定の一点に隣接して連結されていることを特徴とするX
    −Yステージの可動テーブルの支持構造。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれかにおいて、 前記第1弾性ヒンジが、各中間部材についてそれぞれ一
    対設けられると共に、該一対の第1弾性ヒンジのY方向
    の配置位置が互いに異なっており、 前記第2弾性ヒンジが各中間部材についてそれぞれ一対
    設けられると共に、該一対の第2弾性ヒンジのX方向の
    配置位置が互いに異なっていることを特徴とするX−Y
    ステージの可動テーブルの支持構造。
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