JP2002022519A - 流量計 - Google Patents
流量計Info
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Abstract
した瞬間流量を周期に反映したパルスを出力する。マイ
コンの処理時間を短くし、流速が遅いときの処理頻度を
少なくする。消費電力を減らして電池駆動の流量計を実
現する。 【解決手段】 図示してない瞬間流量検知部をマイコン
11で制御して1秒毎に瞬間流量を検知する。流量が1
00m3 /hなら単位量1Lの通過時間0.036秒を
マイコンで算出し、通過時間×クロック周波数の118
0をカウント値1として出力する。ダウンカウンタ13
はカウント値1をセットし、32768Hzのクロック
をダウンカウントし、カウント値ゼロで再セットする。
カウント値ゼロでマイコンに割込1を掛ける。マイコン
はその都度1Lの積算と出力ポートのレベルの反転を行
う。
Description
測定し、その値に基づいて流量を積算する流量計の改良
に関する。
量を測定し、瞬間流量を前記一定時間(即ち単位時間)
の通過量として求め或いは換算して、それを積算値に加
算する積算流量計(以下単に流量計という)が公知であ
る。これを第1の従来技術という。
隔地に設置された別の機器へ流量計で計測した流量情報
を伝送して瞬間流量を表示したり、積算流量を算出した
りすることも公知で、そのための流量情報として、流量
計からいわゆる単位流量パルスを出力して伝送してい
る。単位流量パルスは、流量積算値の桁上り時に出力す
るようにしている。これも第1の従来技術の内に入る。
きくなって、前記一定時間(単位時間)当りの通過量が
積算表示の最小桁より大きくなると、表示の数字が1ず
つ増えずに、一気に2とか3増える数値飛びの現象が起
こるという不都合があった。
定時間(単位時間)の整数倍にしかならないため、パル
スを受信する側でパルス周期から瞬間流量を逆算するこ
とができないばかりでなく、前記一定時間(単位時間)
に流れる可能性のある最大通過量未満の小さい単位流量
パルスを出力することが不可能であるという不都合があ
った。
このような第2の従来技術が行われている。即ち測定し
た瞬間流量を前記一定時間(単位時間)より短い第2の
一定時間に相当する通過量に表現あるいは換算し、その
第2の一定時間毎に、その一定時間に相当する通過量を
積算値に足して加算する方式である。こうすれば、1回
当りの加算量を積算表示の最小桁より小さくできる。ま
た、パルス出力についても、その周期を前記単位時間よ
り小さい第2の一定時間の整数倍で表現できるため、パ
ルス周期から瞬間流量を正しく表現できる。
する最大流量が100m3 /hの流量計の場合、最大流
量時には4秒間に111.1リットル流れることにな
る。なお、リットルを、以下では文字Lを使って11
1.1Lと表現することにする。これは文字Lの小文字
をリットルに使うと数字の1と見間違う虞れがあるのを
避けるためである。
と、瞬間流量を4秒の1/20の0.2秒間に流れる通
過量に表現(換算)して、この通過量を0.2秒毎に積
算値に加算して表示する。最大流量の100m3 /hの
ときでは、4秒毎に測定する瞬間流量が100m3 /h
となり、0.2秒間の通過量は前記111.1Lの1/
20の5.556Lとなり、この値を積算値に加算して
表示する。従って、最大流量時でも0.2秒毎に5.5
56Lの加算であり、最小桁の10L表示が一気に2増
えることはない。
ると、このときに10L/Pの単位流量パルスを出力す
ることになるが、最大流量の100m3 /h時を考える
と、0.2秒毎に行う積算値への加算量は5.556L
のため、パルス間隔(周期)は0.2秒あるいは0.4
秒となり、パルスを受信する受信側で、パルス周期から
瞬間流量を逆算することは不可能である。
隔)から瞬間流量を逆算することができるように、瞬間
流量を周期に反映したパルスを出力するためには、前記
0.2秒をもっと小さな値にする必要がある。最大流量
100m3 /hのときでは、0.36秒毎に10Lずつ
の通過量が流れるので、出力パルスの周期レベルで、例
えば1%以内の誤差とするには、前記0.2秒を0.3
6/100=0.0036秒より短い時間に定める必要
がある。そのため、積算動作を行うマイコンでの加算処
理の回数が、前記0.2秒毎の場合に比較して、0.2
/0.0036倍となり、約56倍の処理回数に増加す
る。
し、計測した瞬間流量に基づいて積算流量を求めて表示
すると共に、単位流量パルスを出力する機能を備えた電
池駆動の流量計の実現が望まれているが、前記従来の技
術で説明したように、第2の従来技術でも、瞬間流量を
精度良くその周期に反映したパルスを出力する機能を備
えた瞬間流量計測方式の流量計は、積算動作の回数が多
くなり、しかも流速が小さい零のときでも流速が最大の
ときと同じ短い時間毎(例えば前記の例では0.003
6秒毎)に積算動作をマイコンが行うことになる。
コンの処理が増大して消費電力が増加する結果、この種
の流量計を電池駆動で実現することが困難であるという
問題点があった。
る流量計を提供することを目的とする。
に、請求項1の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、そ
の瞬間流量に基づいて積算を行う流量計であって、測定
した瞬間流量から積算単位量の通過時間を求め、求めた
通過時間毎に前記積算単位量の積算を行うようにしたこ
とを特徴とする流量計である。
て単位量を決め、測定した瞬間流量から単位量が流れる
に要する通過時間を算出し、算出した通過時間毎に単位
量ずつ積算する。
において、前記積算単位量を積算する都度あるいは積算
の一定回数の都度に、パルスを出力するようにしたこと
を特徴とするものである。
回の積算毎あるいは積算の一定回数毎にパルス出力を行
う。
とすると、測定した瞬間流量から、10Lという単位量
が流れるに要する通過時間を算出して、その通過時間毎
に10Lを加算し積算する。こうすることで、最小桁の
10Lずつ確実に1ずつ歩進する。また、マイコンの動
作も10L流れるに要する通過時間毎に+1演算を行う
だけで良いため、マイコンでの処理時間が短くて済み、
かつ流速が遅いときは処理頻度が少なくなり、合理的に
低消費電力化が実現できる。
きるため、受信側でパルス間隔(周期)から瞬間流量を
正確に逆算するのに役立つ。
定し、その瞬間流量に基づいてパルスを出力する流量計
であって、測定した瞬間流量から、そのときの出力パル
ス単位に相当する流量の通過時間を求め、その通過時間
毎にパルスを出力するようにしたことを特徴とするもの
である。
し、この単位量の流体が流れるのに要する通過時間を測
定した瞬間流量から算出し、算出した通過時間毎にパル
スを出力する。
て、前記パルスを出力する都度に前記出力パルス単位に
相当する流量を積算するか、あるいは前記パルスを一定
の複数回出力する都度に前記出力パルス単位に相当する
一定の複数倍−この複数は前記一定の複数回でいう複数
と同じである−を積算するようにしたことを特徴とする
ものである。
に加えて、更に前記出力パルス毎に前記出力パルス単位
相当量を積算するか、あるいは前記出力パルスの一定回
数毎に前記出力パルス単位相当量の一定回数倍を積算す
る。この一定回数倍の一定回数は前記一定回数毎の一定
回数と同じ回数である。
4の流量計において、基準クロック発生器と、その出力
の基準クロックをアップカウントし、そのカウント値が
一定値以上になると信号を出力し再び零からカウントを
再開するアップカウンタを設け、瞬間流量を測定する都
度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期にセ
ットすると共に、前記信号により前記通過時間を検知す
るようにしたことを特徴とするものである。
4の流量計において、基準クロック発生器と、その出力
の基準クロックをダウンカウントし、そのカウント値が
零になると信号を出力するとともに再び一定値からダウ
ンカウントするダウンカウンタを設け、瞬間流量を測定
する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周
期として用意すると共に、前記信号により前記通過時間
を検知するようにしたことを特徴とするものである。
いて、瞬間流量を測定する都度、最近の前記通過時間検
知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬間流量か
ら前記一定値を求めてセットすることを特徴とするもの
である。
かの流量計において、その都度、パルスを出力する代り
に出力のレベルを反転することを特徴とするものであ
る。
を図面の実施例に従って説明する。
流れるに要する通過時間毎に1Lの積算を行い、同時に
積算表示の更新も行うと共に、パルスを出力するもので
ある。パルスの出力は1Lの通過時間毎にマイコン11
の出力ポートのレベルを反転することで行う。従って、
出力パルス単位は2L/Pである。マイコン11の制御
により図示されてない瞬間流量検知部が1秒毎に動作
し、その出力からマイコン11は瞬間流量を知ることが
できるように構成されている。図1は流量積算とパルス
出力のタイミングをいかにマイコン11が検知するかに
係る構成のみを示す。
の基準クロックを出力する。この基準クロックはダウン
カウンタ13のクロック入力CKに入力され、ダウンカ
ウンタ13はその基準クロックをダウンカウントし、そ
のカウント値が零になるとカウント値ゼロ信号を出力す
る。このカウント値ゼロ信号はダウンカウンタ13自身
のラッチ入力に入力されている。従ってカウント値が零
になるとその瞬間のラッチデータ入力に入力されている
マイコン11のカウント値1がダウンカウンタ13に再
セットされ、その値からダウンカウントを続けるように
構成されている。
マイコン11にも入力されている。マイコン11は割込
1が掛かる度に1Lの積算と出力ポートのレベルの反転
を行う。また、マイコン11は瞬間流量を測定(検知)
する度に、1Lの周期、即ち通過時間を計算し、1Lの
周期÷基準クロックの周期(=1Lの周期×基準クロッ
クの周波数)をカウント値1として出力していて、結
局、ダウンカウンタ13はカウント値1×基準クロック
周期、即ち1Lの周期(通過時間)毎に割込1を掛け
る。例えば、流量が100m3 /hなら1Lの周期、即
ち通過時間は0.036秒となり、マイコン11は0.
036×32768=1180をカウント値1として出
力する。
2768Hzの基準クロックは分周器14で128Hz
に分周されてアップカウンタ15のクロック入力CKに
入力されカウントされる。アップカウンタ15のカウン
タ値は比較器16のA入力に入力され、マイコン11の
カウント値2はB入力に入力されている。比較器16は
これらのA入力とB入力を比較してA入力がB入力以上
のA≧Bのときに信号を出力する。この出力信号はアッ
プカウンタ15のリセット信号になっていて、アップカ
ウンタ15のカウント値がマイコン11が出力している
カウント値2以上になるとアップカウンタ15はリセッ
トされ、再び零からアップカウントする。
1へ割込2として入力されていて、マイコン11は割込
2が掛かると、1Lの積算(加算)と出力ポートのレベ
ルの反転を行う。
間流量の平均値を計算し、その結果から1Lの周期、即
ち通過時間を求め、1Lの周期×128=カウント値2
としてカウント値2の値を算出して出力する。こうして
1Lの周期、即ち通過時間毎に割込2が掛かることにな
る。
周期、即ち通過時間は36秒となるが、この場合マイコ
ン11は36×128=4608をカウント値2として
出力する。また、このように1Lの周期、即ち通過時間
が長い時では、その間に瞬間流量が変化することもある
が、瞬間流量を検知する度に平均を取り、その結果に基
づきカウント値2をセットし直すようにしている。
図で、符号Aの時点ではマイコン11の前記カウント値
2は変化しない。の瞬間流量検知時点で、の測定結
果に基づきカウント値2をセットし、の時点ではと
の測定結果の平均をとり、この平均からカウント値2
を求めてセットする。結局の時点では〜の測定結
果の平均から求めたカウント値2がセットされることに
なり、符号Bの時点でアップカウンタ15の値がそのカ
ウント値2と等しくなり、1Lの積算と出力パルスのレ
ベルの反転が行われるが、その1Lの周期は同図に示す
ようにその間の〜の全ての瞬間流量測定結果の平均
から求まった値となり、正に流れた量を反映した出力パ
ルスとなる。
zという十分高い周波数の基準クロックを計数すること
で求めているので、1Lの周期の精度は十分なものとな
る。また、マイコン11は1Lの周期毎に動作すればよ
い。また、その動作も単純なパルスレベルの反転と積算
値の+1というもので、マイコンの演算時間が短くて済
むため、低消費電流化が可能である。
掛け割込処理の中でパルス出力をするようにしたが、例
えばダウンカウンタ13のカウント値ゼロ出力をワンシ
ョット回路又は1/2分周期を介することでそのままパ
ルス出力とすることも可能である。
ているので、積算表示の飛びが発生することもなく、マ
イコンの処理時間が短くなり、流速が遅いときは処理頻
度が少なくなるため、合理的に消費電力となって、電池
駆動の流量計の実現に寄与する。
ることができるので、このパルスを受信する受信側でパ
ルスの間隔(周期)から瞬間流量を精度良く逆算するこ
とができる。
いときに、通過時間の間に行われる複数回の瞬間流量測
定値を平均して活用するので、通過時間は平均を反映し
た値になり、実際の流量に合致したものになる。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流
量に基づいて積算を行う流量計であって、 測定した瞬間流量から積算単位量の通過時間を求め、求
めた通過時間毎に前記積算単位量の積算を行うようにし
たことを特徴とする流量計。 - 【請求項2】 前記積算単位量を積算する都度あるいは
積算の一定回数の都度に、パルスを出力するようにした
ことを特徴とする請求項1記載の流量計。 - 【請求項3】 定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流
量に基づいてパルスを出力する流量計であって、 測定した瞬間流量から、そのときの出力パルス単位に相
当する流量の通過時間を求め、その通過時間毎にパルス
を出力するようにしたことを特徴とする流量計。 - 【請求項4】 前記パルスを出力する都度に前記出力パ
ルス単位に相当する流量を積算するか、あるいは前記パ
ルスを一定の複数回出力する都度に前記出力パルス単位
に相当する一定の複数倍−この複数は前記一定の複数回
でいう複数と同じである−を積算するようにしたことを
特徴とする請求項3記載の流量計。 - 【請求項5】 基準クロック発生器と、その出力の基準
クロックをアップカウントし、そのカウント値が一定値
以上になると信号を出力し再び零からカウントを再開す
るアップカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前
記一定値を前記通過時間/基準クロック周期にセットす
ると共に、前記信号により前記通過時間を検知するよう
にしたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の
流量計。 - 【請求項6】 基準クロック発生器と、その出力の基準
クロックをダウンカウントし、そのカウント値が零にな
ると信号を出力するとともに再び一定値からダウンカウ
ントするダウンカウンタを設け、瞬間流量を測定する都
度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期とし
て用意すると共に、前記信号により前記通過時間を検知
するようにしたことを特徴とする請求項1,2,3又は
4記載の流量計。 - 【請求項7】 瞬間流量を測定する都度、最近の前記通
過時間検知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬
間流量から前記一定値を求めてセットすることを特徴と
する請求項5記載の流量計。 - 【請求項8】 その都度、パルスを出力する代りに出力
のレベルを反転することを特徴とする請求項2〜7のい
ずれかに記載の流量計。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000209634A JP4763882B2 (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 流量計 |
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Publications (2)
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JP2002022519A true JP2002022519A (ja) | 2002-01-23 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005172555A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス遮断装置 |
JP2006133157A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス遮断装置 |
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-
2000
- 2000-07-11 JP JP2000209634A patent/JP4763882B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4670238B2 (ja) * | 2003-12-10 | 2011-04-13 | パナソニック株式会社 | ガス遮断装置 |
JP2006133157A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス遮断装置 |
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