JP2002021226A - パイプ接合装置 - Google Patents

パイプ接合装置

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JP2002021226A
JP2002021226A JP2000204819A JP2000204819A JP2002021226A JP 2002021226 A JP2002021226 A JP 2002021226A JP 2000204819 A JP2000204819 A JP 2000204819A JP 2000204819 A JP2000204819 A JP 2000204819A JP 2002021226 A JP2002021226 A JP 2002021226A
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pipe
pipes
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joint
screw
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Tadahiko Tao
忠彦 田尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ接合作業の作業性が高く、しかも、パ
イプの端部に付加される継手部材の寸法精度をラフにし
ても正確にパイプを連結することができるようにしたパ
イプ接合構造の提供を目的とする。 【解決手段】 一方向から見て、基端側面3dが基端側
に流れるように傾斜した鉤型先端部3cを有する継手部
材3の基端部3aを一方のパイプ1の接合端部に固定
し、この鉤型先端部3cを他方のパイプ2内に突入さ
せ、他方のパイプ2に支持させたネジ4を前記基端側面
3dに締め込むことにより、両パイプ1、2の接合端面
1a、2aを互いに呼び寄せて密接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパイプ接
合構造に係り、特に、パイプ接合作業の作業性が高く、
しかも、パイプの端部に付加される継手部材の寸法精度
や組立寸法精度をラフにしても正確にパイプを連結する
ことができるようにしたパイプ接合装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、屋内仕切りに使用されている衝
立は、パイプ構造のフレームと、これに支持された仕切
り板とを備えているが、インテリアデザインの都合から
高さ方向のフレームを継ぎ足してその高さを高く設計す
ることが望まれることがある。このような場合には、例
えば、図12の断面図に示すように、パイプ101、1
02の内径よりも細いパイプ状(あるいは棒状)の継手
部材103を両パイプ101、102にわたって挿入
し、各パイプ101、102のビス孔に挿通したビス1
04を継手部材103に螺合したり、各パイプ101,
102に螺合したビス104を継手部材103のビス孔
に突入させたりして、両パイプ101,102を互いに
固定している。
【0003】この従来のパイプ接合構造では、両パイプ
101、102を継ぎ足すためには、まず、一方のパイ
プ101に継手部材103を差込んでそのパイプ101
のビス孔と継手部材103のビス孔とを合せてから、ビ
ス孔がずれないようにそのパイプ101と継手部材10
3とを両手や治具で保持しながらビス止めする。その
後、他方のパイプ102をその継手部材103に差込ん
でこのパイプ102のビス孔と継手部材103のビス孔
とを合せる。更に、この後、ビス孔がずれないように、
そのパイプ102と継手部材103とを両手や治具で保
持しながらこれらをビス止めするという面倒な手順を採
用しなければならない。
【0004】しかも、各パイプ101、102や継手部
材103のビス孔の位置がずれると、両パイプ102、
103を継ぐことができなかったり、継がれた両パイプ
101、102の間に隙間が生じたり、両パイプ10
1、102の軸がずれたり、両パイプ101、102の
向きが変わったりするなど、種々の不具合が生じるの
で、両パイプ101、102や継手部材103のビス孔
の位置精度や寸法精度を厳格に管理しなければならな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な従来技術の課題を解決し、パイプ接合作業の作業性が
高く、しかも、パイプの端部に付加される継手部材の寸
法精度をラフにしても正確にパイプを連結することがで
きるようにしたパイプ構造フレームの連結構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパイプ接
合装置は、1対のパイプをこれらの端面どうしを突き合
わせて接合するパイプ接合構造において、この目的を解
決するため、以下の手段を採用する。すなわち、この発
明のパイプ接合装置は、一方向から見て、基端側面が基
端側に流れるように傾斜した鉤型先端部を有する継手部
材の基端部を一方のパイプの接合端部に挿入して、前記
鉤型先端部が他方のパイプ内に突入するように該一方の
パイプに固定し、他方のパイプの接合端部に、該他方の
パイプに突入させた継手部材の前記基端側面に向かって
螺進退するネジを支持させ、このネジを前記基端側面に
締め込むことにより、両パイプの端面を互いに呼び寄せ
て密接させるという技術的手段を採用する。
【0007】これによれば、予め鉤型先端部が通過でき
る程度にネジを螺退させた後、前記一方のパイプに固定
した継手部材を他方のパイプの中に突入させ、更にこの
後、ネジを締め込めると、両パイプの端面が互いに呼び
寄せられて密着する。ネジを締め込む時には、いずれか
一方のパイプを手で保持しながらネジを締めればよいの
で、治具を用いずに一人で接合させることができ、両方
のパイプを保持しながら小ネジを締め込む従来例に比べ
ると非常に作業性が良くなる。
【0008】また、前記基端側面の高さ及び傾斜角度を
選択適宜することにより、一方のパイプに対して他方の
パイプを呼び寄せる距離を広範囲にわたって設計するこ
とができるので、継手部材の寸法精度をラフにしても、
確実に両パイプの端面どうしを密着させて、確実に両パ
イプを接合できるようになる。
【発明の実施の態様】以下、この発明の一実施の形態に
係るパイプ接合装置を図面に基づいて具体的に説明す
る。まず、この発明の基本構成につき図1及び図2に基
づいて具体的に説明することにする。
【0009】図1はこの発明の基本構成を示す横断平面
図であり、この横断平面図は、図2の側面図におけるI
−I線断面図に相当する。
【0010】この発明は、1対のパイプをこれらの端面
を突き合わせて接合するパイプ接合構造に広く適用さ
れ、例えば、図1及び図2に示すように、1対のパイプ
1、2がこれらの端面を突き合わせて互いに同軸状に接
合される場合の他、1対のパイプが互いに交叉するよう
に突き合わせて接合される場合にも適用される。
【0011】ここでは、両パイプ1、2の断面形状は図
3(A)に示すように縦長の長方形にしているが、両パ
イプ1、2の断面形状はこれに限らず、例えば図3
(B)に示す横長の長方形、図3(C)に示す正方形、
図3(D)に示す円形、図3(E)に示す楕円形、図3
(F)に示す甲丸形など、任意の断面形状を有するパイ
プの接合にこの発明は適用される。
【0012】また、ここでは、各パイプ1、2の接合端
面1a、2aが軸心に対して直角な平面に処理されてい
るが、両パイプ1、2の端面は互いに全周にわたって突
き合わされる形状に処理してあれば良く、例えば、両パ
イプ1、2が同軸状に接合される場合には、図4(A)
に示すように軸心に対して傾斜させた平面、図4(B)
に示すようにS字形の湾曲面、図4(C)に示すように
軸心に平行に段付けされた屈曲面などに端面処理すれば
よい。
【0013】もちろん、パイプ1、2の材質は特に限定
されず、たとえばステンレス鋼を含む鋼、鉄、アルミニ
ウム、銅、真鍮などの金属、合成樹脂、木材、紙などが
その例として挙げられる。
【0014】さて、図1及び図2に示すように、この発
明のパイプ接合装置は、一方のパイプ1には継手部材3
が固定され、他方のパイプ2にはネジ4を支持させる。
【0015】前記継手部材3の基端部3aは、必要に応
じて、前記一方のパイプ1の内周面になじむ形状に形成
され、また、中間部3bは片面段落ち状に薄肉に形成さ
れ、更に、先端部を基端部3aよりは低く***させるこ
とにより、鉤型先端部3cを形成している。加えて、こ
の鉤型先端部3cの基端側面3dは基端側に流れるよう
に傾斜させてある。
【0016】この継手部材3は、その基端部3cを前記
一方のパイプ1内に挿入し、前記鉤型先端部3c、基端
側面3d及び中間部3bの一部分を継合される他方のパ
イプ2内に突入するように前記一方のパイプ1の端面か
ら突出させて一方のパイプ1に固定される。
【0017】この継手部材3の材質も特に限定されず、
たとえばステンレス鋼を含む鋼、鉄、アルミニウム、
銅、真鍮などの金属、合成樹脂、木材などがその例とし
て挙げられる。
【0018】また、継手部材3を一方のパイプ1に固定
する方法は、パイプ1及び継手部材3の材質を考慮に入
れて適宜選択すればよく、たとえば溶接、鍛接、溶着、
融着、接着、粘着、ビス止め、釘止め、リベット止めな
どをその例として挙げることができる。もちろん、これ
らの中の2種以上を併用しても良い。
【0019】ネジ4は他方のパイプ2に、両パイプ1、
2の接合端面1a、2aどうしが突き合わされている状
態で前記基端側面3dに向かって該パイプ2の軸心に直
交する方向に螺進退できるように支持させている。
【0020】このネジ4には指でつまんで操作できるよ
うに円筒形のつまみ4aが設けられ、このつまみ4aに
同軸状に連設したネジ軸4bの先端部4cは、必要に応
じて、前記基端側面3dの傾斜に対応させた先細りの円
錐形に形成されている。
【0021】図1に中太実線で示すように、予めこのネ
ジ4を継手部材3の先端部3cが通過できる程度にネジ
戻しておいてから、両パイプ1、2を同軸状に対向さ
せ、前記一方のパイプ1の継手部材3を先端から他方の
パイプ2に差込み、同図に太実線で示すように、両パイ
プ1、2の接合端面1a、2aを突き合わせる。
【0022】この後、ネジ4を継手部材3に向かってネ
ジ込むと、ネジ4の先端が前記基端側面3dを他方のパ
イプ2の奥側に押し込み、同時に、継手部材3の鉤型先
端部3cがネジ4と反対側で他方のパイプ2の内周面に
押付けられるので、両パイプ1、2の接合端面1a、2
aどうしが正確に軸合せされて確実に密着するととも
に、両パイプ1、2を引き離そうとする力に対しては、
鉤型先端部3cのくさび作用により、パイプ1、2の抜
け出しが確実に防止される。
【0023】図5はこの発明の一実施の形態に係るパイ
プ接合装置の正面図であり、図6はその側面図であり、
図7はその分解斜視図である。この実施の形態は、たと
えば図8の正面図に示す室内仕切り用衝立のパイプフレ
ームAを同軸状に接合するパイプ接合装置に適用され
る。
【0024】このパイプフレームAは前後に長い長方形
断面の角パイプからなり、左右対を成す側縁フレームB
と、両側縁フレームBの下半部どうしを連結する腰板C
と、両側縁フレームBの上縁部どうしを連結する上横桟
Dとを備え、前記腰板Cが筋交いの作用をしている。ま
た、腰板Cと上横桟Dとの間には例えばすりガラスから
なるガラス板Eが嵌め込まれている。
【0025】各側縁フレームBは、標準仕様の長いパイ
プ1と、これに継ぎ足された短いパイプ2とからなり、
これらパイプ1、2は図5ないし図7に示すこの発明の
一実施の形態に係るパイプ接合装置によって接合されて
いる。すなわち、各パイプ1、2の接合端部には、それ
ぞれ継手部材3が固定され、各継手部材3は、各パイプ
1、2の内周面になじむ形状に形成された基端部3a
と、この基端部3aから片面段落ち状に細く形成した中
間部3bと、この中間部3bから基端部3aよりは低く
***させた鉤型先端部3cとを有し、この鉤型先端部3
cの基端側面3dは基端側に流れる斜面に形成されてい
る。
【0026】そして、これら継手部材3は、正面から見
て互いに一方の中間部3bに他方の鉤型先端部3cが噛
み合うように継ぎ合される追っかけ継ぎ状に継ぎ合され
るように両パイプ1、2に固定される。
【0027】各パイプ1、2の接合端面1a、2aの形
状は、前記一方向の両端、すなわち、前後両端が正面か
ら見て両継手部材3の鉤型先端部3cを挟んだ上下両側
に段違いに位置し、かつ、前記一方向(正面視方向)及
びパイプ1、2の軸方向に直角な側面方向から見て、両
継手部材3の鉤型先端部3cと中間部3bとが重なり合
う部分のほぼ半分を左右両側から覆うように形成され
る。
【0028】各パイプ1、2の接合端面1a、2aは、
側面から見て平面であっても、湾曲面であっても、屈曲
面であってもよいが、この実施の形態では、端面形状を
簡単にするとともに、パイプを直角に交叉させて接合す
る場合とパイプ1、2の端面処理を共通化してコストダ
ウンを図るために、各パイプ1、2の軸に対して長辺方
向に45°傾斜した平面にしている。
【0029】ところで、側面から見て、両パイプ1、2
の接合端面1a、2aと両パイプ1、2の中心軸心とが
交叉する位置には、各継手部材3の前記基端側面3dが
位置しているが、前記他方のパイプ2に固定した継手部
材3のこの位置にはネジ4がパイプ2の軸心に直交する
方向に螺進退可能に挿通される。
【0030】このネジ4は、外周面をローレット加工し
た円柱形のつまみ4aとこれの一端面に連続させたネジ
軸4bとを備え、このネジ軸4bの先端面4cは基端側
面3dの傾斜と同じ45°のテーパ面に形成してある。
【0031】このネジ4の先端面4cが継手部材3内に
隠れる程度にネジ4を螺退させておいてから、両パイプ
1、2を、互いに継手部材3の鉤型先端部3cの高さに
他方の継手部材3の中間部3bが位置する高さで前後に
平行に位置させた後、一方のパイプ1に対して他方のパ
イプ2を前方または後方に移動させると、両継手部材3
は互いに一方の鉤型先端部3cが他方の中間部3bに噛
み合う追っかけ継ぎ状に継ぎ合される。
【0032】この後、ネジ4を締め込むと、ネジ4の先
端が前記一方のパイプ1に固定された継手部材3の基端
側面3dをその先端側に押して、両パイプ1、2の接合
端面1a、2aを互いに密着させる。ここで、各継手部
材3の中間部3bないし鉤型先端部3cは、これらが突
入した相手側パイプ1、2の内周面を受止め、更に、ネ
ジ4のネジ込みにより相手側パイプ1、2の内周面に押
付けられるので、両パイプ1、2は自動的に心合せされ
ることになる。
【0033】要するに、上述のように両パイプ1、2を
前後方向に移動させて両継手部材3を噛み合わせた後、
ネジ4を締め込むという簡単な作業で、自動的に両パイ
プ1、2を正確に同軸状に位置させて、隙間無く接合す
ることができる。
【0034】しかも、ネジ4の締め込みにより一方のパ
イプ1に対して他方のパイプ2を呼び寄せることができ
る寸法は基端側面3dのネジ軸4b方向投影の先端側か
ら基端側までの寸法内で任意に設定できるので、継手部
材3の寸法精度や、継手部材3の組付寸法精度をラフに
しても、両パイプ1、2を正確に接合することができる
のである。
【0035】図9の分解斜視図に示すこの発明の他の実
施形態に係るパイプ接合装置によれば、1対のパイプ
1、2が互いに直角に交叉するように接合される。
【0036】このパイプ接合装置では一方のパイプ1の
接合端部には前例と同様の継手部材3が仕込まれ、他方
のパイプ2の接合端部には別の継手部材5が仕込まれ
る。
【0037】他方のパイプ2に仕込まれる継手部材5
は、該パイプ2の内周面になじむ断面形状を有する基端
部5aと、これに連続する先端部5bとからなり、この
先端部5bの片面には、必要に応じて、相手側の継手部
材3の中間部3bから先端にわたる凹凸に対応する凹部
5c及び凸部5dが形成してある。
【0038】また、この継手部材5にはネジ4が、接合
端面2aとパイプ2の軸心とが交叉する位置で、パイプ
2の軸心と直交する方向に螺進退可能に挿通される。な
お、このネジ4は前例のそれと同様に構成され、この継
手部材5に挿通せずに、相手側の継手部材3に、接合端
面1aとパイプ1の軸心とが交叉する位置で、パイプ1
の軸心と直交する方向に螺進退可能に挿通させても良
い。
【0039】例えば、前記一方のパイプ1を水平に寝か
せ、その継手部材3の中間部3bないし鉤型先端部3c
の下方に、所定の角度だけ傾斜させた他方のパイプ2の
継手部材5を位置させ、これら他方のパイプ2及び継手
部材5を上昇させると、一方の継手部材3の中間部3b
ないし先端部3cと他方の継手部材5の凹部5c及び凸
部5dが噛み合う。
【0040】前記他方のパイプ2の継手部材5には、前
記凹部5cと凸部5dとの間の傾斜段付面5eを突き抜
けるようにネジ4が螺通され、両継手部材3、5を噛み
合わせた後、このネジ4を締め込むと、前記一方のパイ
プ1の接合端面1aに対して他方のパイプ2の接合端面
2aが前記一方のパイプ1の軸方向(ここでは水平方
向)に引き寄せられ、両接合端面1a、2aどうしが密
着することになる。
【0041】この実施の形態では、前記継手部材3の中
間部3b及び鉤型先端部3cがパイプ1の軸方向にうね
る凹凸面を形成するようにしているので、接合した他方
のパイプ2を水平方向に分解しようとする外力に対して
は、継手部材3の鉤型先端部3cのくさび作用によって
パイプ接合の分解が確実に防止されるが、このうねりの
方向に直角となる下方にパイプ2を分解しようとする外
力に対しては、継手部材3とパイプ2の内面との間に作
用する摩擦力及び別の継手部材5とパイプ1の内面との
間に作用する摩擦力が抵抗となって、パイプ2が下方に
抜けることを防止している。
【0042】また、この実施の形態では、両パイプ1、
2を互いに直角に交叉するように接合しているが、たと
えば、図10の分解斜視図に示すように、両パイプ1、
2が鈍角を挟んで交叉するように接合される場合や、図
11の分解斜視図に示すように、両パイプ1、2が鋭角
を挟んで交叉するように接合される場合にもこの発明を
適用することが可能である。
【0043】なお、図11においては、一方のパイプ1
に固定した継手部材3にネジ4を支持させ、他方のパイ
プ2に固定した継手部材5の傾斜段付面5eにこのネジ
4を締め付けることにより他方のパイプ2の接合端面2
aが一方のパイプ1の接合端面1aに押付けられる。つ
まり、前記傾斜段付面5eが鉤型先端部3cの基端側面
3dと同様の役割を果たすことになる。
【0044】以上の各実施の形態では、1本のネジ4で
両パイプ1、2を連結するようにしているが、2本以上
のネジ4を用いて両パイプ1、2を連結するようにして
も良い。また、複数本のネジ4で両パイプ1、2を連結
する場合には、各パイプに1本または複数本のネジ4を
支持させても一方のパイプに全てのネジ4を支持させて
も良い。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のパイ
プ接合装置は、一方向から見て、基端側面が基端側に流
れるように傾斜した鉤型先端部を有する継手部材の基端
部を一方のパイプの接合端部内に挿入して、前記鉤型先
端部が他方のパイプ内に突入するように該一方のパイプ
に固定し、他方のパイプの接合端部に、該他方のパイプ
に突入させた継手部材の前記基端側面に向かって螺進退
するネジを支持させ、このネジを前記基端側面に締め込
むことにより、両パイプの端面を互いに呼び寄せて密接
させる。これにより、両パイプの接合端部に固定した継
手部材どうしを組み合わせ、ネジを締め込むという簡単
な作業によって、短時間で両パイプの接合ができるの
で、パイプ接合作業の作業性を高めることができるとい
う効果が得られる。
【0046】また、ネジを締め込む時には、両パイプが
継手部材をかいして継ぎ合された状態になっているの
で、いずれか一方のパイプを手で保持しながらネジを締
めればよく、治具を用いずに一人で接合させることがで
き、両方のパイプを保持しながら小ネジを締め込む従来
例に比べると非常に作業性が良くなる。
【0047】さらに、前記基端側面の高さ及び傾斜角度
を選択適宜することにより、一方のパイプに対して他方
のパイプを呼び寄せる距離を広範囲にわたって設計する
ことができるので、継手部材の寸法精度をラフにして
も、確実に両パイプの端面どうしを密着させて両パイプ
を接合できるようになるという効果も得られる。
【0048】加えて、ネジを締め込むことにより、継手
部材を相手側パイプの内面に押付けて自動的に相手側パ
イプとの心合せができるので、正確にパイプを接続でき
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的構成を示す横断平面図であ
る。
【図2】この発明の基本的構成を示す側面図である。
【図3】この発明が適用されるパイプを例示する断面図
である。
【図4】この発明のパイプの接合端面を例示する側面図
である。
【図5】この発明の一実施形態の正面図である。
【図6】この発明の一実施形態の側面図である。
【図7】この発明の一実施形態の分解斜視図である。
【図8】この発明を適用した室内仕切り用衝立の正面図
である。
【図9】この発明の他の実施形態の分解斜視図図であ
る。
【図10】この発明のまた他の実施形態の分解斜視図で
ある。
【図11】この発明の更に他の実施形態の分解斜視図で
ある。
【図12】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 パイプ 1a 接合端面 2 パイプ 2a 接合端面 3 継手部材 3a 基端部 3b 中間部 3c 鉤型先端部 3d 基端側面 4 ネジ 5 継手部材 5c 凹部 5d 凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対のパイプをこれらの端面どうしを突
    き合わせて接合するパイプ接合装置において、一方向か
    ら見て、基端側面が基端側に流れるように傾斜した鉤型
    先端部を有する継手部材の基端部を一方のパイプの接合
    端部内に挿入して、前記鉤型先端部が他方のパイプ内に
    突入するように当該一方のパイプに固定し、他方のパイ
    プの接合端部に、当該他方のパイプに突入させた前記継
    手部材の基端側面に向かって螺進退するネジを支持さ
    せ、このネジを前記基端側面に締め込むことにより、両
    パイプの端面を互いに呼び寄せて密接させることを特徴
    とするパイプ接合装置。
  2. 【請求項2】 互いに同軸状に接合される各パイプの接
    合端部に前記継手部材が追っかけ継ぎ状に継ぎ合される
    ように固定され、両パイプの接合端面は、前記一方向の
    両端が前記一方向から見て継合された両鉤型先端部の両
    外側に位置し、かつ、前記一方向及びパイプの軸方向に
    直角な方向から見て、両継手部材が重なり合う部分の一
    部分を両側から覆うように形成される請求項1に記載の
    パイプ接合装置。
  3. 【請求項3】 前記1対のパイプが互いに他方と交叉す
    るように接合される請求項1または2に記載のパイプ接
    合装置。
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JP (1) JP2002021226A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093406A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 分割フレーム構造及びその組立方法

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JP2011093406A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 分割フレーム構造及びその組立方法

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