JP2002019713A - ヒートシール装置及び薬剤分包装置 - Google Patents

ヒートシール装置及び薬剤分包装置

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JP2002019713A
JP2002019713A JP2000204563A JP2000204563A JP2002019713A JP 2002019713 A JP2002019713 A JP 2002019713A JP 2000204563 A JP2000204563 A JP 2000204563A JP 2000204563 A JP2000204563 A JP 2000204563A JP 2002019713 A JP2002019713 A JP 2002019713A
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sheet
transport
unit
tension
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JP2000204563A
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Takaaki Ishii
隆明 石井
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Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1搬送部及び第2搬送部とを備えたヒート
シール装置において、熱溶着シートへの過テンションを
有効に防止するヒートシール装置を提供する。 【解決手段】 熱溶着性シートのうち,前記シール部及
び第1搬送部より搬送方向下流側に位置する後段部分の
テンションを検出する張力検出部を備え、前記張力検出
部からの信号に基づき、前記熱溶着性シートの後段部分
のテンションが所定値を越える緊張状態となった場合に
は、前記第2搬送部をシフトダウンされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の熱溶着性シ
ートをヒートシールし、それぞれが個別に区画された包
装体を形成するヒートシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長手方向に搬送される長尺の熱溶着性シ
ートに対してヒートシールを行い、個別に区画された包
装体を形成するヒートシール装置は、薬剤分包装置等の
種々の装置に組み込まれて使用される。前記ヒートシー
ル装置は、一般的に、熱溶着性シートに対しヒートシー
ルを行うシール部と、前記熱溶着性シートを前記シール
部に向けて搬送する第1搬送部と、前記シール部及び第
1搬送部より搬送方向下流に位置し、ヒートシールされ
た熱溶着シートを排出口に向けて搬送する第2搬送部と
を備えている。
【0003】ところで、前記第1及び第2搬送部を同一
速度で駆動させるべく、両者を同一駆動源によって駆動
するのが好ましいが、この場合、単一駆動源からの駆動
力を分岐して前記第1及び第2搬送部へ伝達しなければ
ならず、動力伝達機構が複雑となりコスト高を招くこと
になる。一方、前記第1及び第2搬送部をそれぞれ異な
る駆動源で駆動した場合、第1及び第2搬送部の搬送速
度を一致させるのは極めて困難である。即ち、例えば、
駆動源としてモータを使用した場合、停止状態から最高
速状態までに掛かる時間はモータ毎によって異なる。従
って、別駆動源で第1及び第2搬送部を駆動させた場合
に、該第1及び第2搬送部の搬送速度を一致させるのは
極めて困難である。
【0004】このような理由から、前記ヒートシール装
置においては、一般的に、第1及び第2搬送速度を別駆
動源で駆動しつつ、搬送方向下流側に位置する第2搬送
部の搬送速度を第1搬送部より若干高速に設定してい
る。その為、前記熱溶着性シートのうち,前記シール部
及び第1搬送部より搬送方向下流側に位置する後段部分
にはテンションが掛かる傾向にある。前述のように、第
1及び第2搬送部は異なる駆動源によって駆動される場
合が多く、各駆動源の性能差又は製造誤差等によって、
前記熱溶着シートの後段部分に大きなテンションが掛か
る場合がある。斯かる大きなテンションは、熱溶着シー
トの破断等を招く恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術における問題点に鑑みなされたものであり、ヒートシ
ール部に向かって長尺の熱溶着シートを搬送する第1搬
送部と、前記ヒートシール及び第1搬送部より搬送方向
下流側に配された第2搬送部とを備えたヒートシール装
置において、前記熱溶着シートへの過テンションを有効
に防止するヒートシール装置を提供することを、一の目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、長手方向に搬送される長尺の熱溶着性シー
トに対してヒートシールを行い、個々に区画された包装
体を形成するヒートシール装置であって、前記熱溶着性
シートに対しヒートシールを行うシール部と、前記熱溶
着性シートを前記シール部に向けて搬送すると共に、該
シール部がヒートシールを行う期間は熱溶着性シートを
停止させる第1搬送部と、前記シール部及び第1搬送部
より搬送方向下流に位置し、前記第1搬送部の搬送/停
止動作に連動する第2搬送部と、前記熱溶着性シートの
うち,前記シール部及び第1搬送部より搬送方向下流側
に位置する後段部分のテンションを検出する張力検出部
とを備え、前記第2搬送部は、前記熱溶着シートの後段
部分のテンションが所定値以下の通常状態においては、
前記第1搬送部の搬送速度に対応した搬送速度の変速段
に設定されており、且つ、前記張力検出部からの信号に
基づき、前記熱溶着性シートの後段部分のテンションが
所定値を越える緊張状態となった場合には、前記変速段
からシフトダウンされるヒートシール装置を提供する。
好ましくは、前記張力検出部からの信号に基づき、前記
熱溶着性シートが通常状態に戻った場合には、前記第2
搬送部を、前記設定変速段にシフトアップするように構
成することができる。
【0007】前記張力検出部は、前記熱溶着シートの幅
方向に延び、該シートの搬送方向を変更すべく該シート
の一方の搬送面と当接する当接部材と、一端部に該当接
部材を支持し、前記熱溶着シートの幅方向に沿った揺動
軸回りに揺動自在とされた揺動アームと、前記揺動アー
ムの揺動の有無を検出する位置検出部とを備え、前記揺
動アームが、前記熱溶着性シートの通常状態において
は、初期位置に位置し、且つ、前記熱溶着性シートが緊
張状態となると、前記案内ローラーを介して前記初期位
置から揺動するように構成することができる。前記揺動
アームは、前記当接部材の自重によって初期位置の方向
へ揺動されるものとすることができ、前記張力検出部
は、さらに、初期位置に位置する前記揺動アームを揺動
位置へ向けて付勢する付勢部材を備えることができる。
又、前記ヒートシール装置を薬剤分包装置に組み込むこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヒートシール
装置の好ましい一形態について、添付図面を参照しつつ
説明する。なお、本実施の形態においては、ヒートシー
ル装置1が薬剤分包装置に組み込まれて使用される場合
を例に説明する。図1は、薬剤分包装置に組み込まれた
本実施の形態に係るヒートシール装置1の模式図であ
り、熱溶着シート10に掛かるテンションが所定値以下
の場合を示している。
【0009】図1に示すように、前記ヒートロール装置
1は、グラシンポリエチレン又はセロハンポリエチレン
等の長尺の熱溶着シート10がロール状の巻き回された
紙管体11から該熱溶着シート10を引き出す第1搬送
部20と、前記熱溶着シート10の搬送経路に介挿さ
れ、該シート10に対してヒートシールを行うシール部
30と、前記シール部30及び第1搬送部20より熱溶
着シート10の搬送方向下流側に配された第2搬送部4
0とを備え、前記長尺シート10から個々に区画された
包装体12を形成し得るようになっている。
【0010】前記紙管体11は、長尺の熱溶着シート1
0が長手方向に沿って二つ折りにされた状態で巻き回さ
れている。前記第1搬送部20は、搬送方向を変更する
案内バー51を介して、前記二つ折り状態の熱溶着シー
ト10の開口が上方を向く状態で、該シート10をシー
ル部30へ搬送している。なお、本実施の形態において
は、長尺の熱溶着シート10が長手方向に沿って二つ折
りにされた状態で巻き回された紙管体11を用いている
が、これに代えて、無折り状態の熱溶着シートが巻き回
された紙管体を用い、搬送経路中に該無折り状態の熱溶
着シートを二つ折りにしたり、若しくは、無折り状態の
紙管体を一対備え、一対の熱溶着シートの互いに向き合
う一方の側縁部を接合する等、種々の変更が可能であ
る。
【0011】前記シール部30の搬送方向上流側(給紙
側)には、該ヒートシール装置1の上方に配される散薬
分配装置及び/又は錠剤分配装置(図示せず)から排出
される所定量の薬剤を受け入れるホッパ60が配されて
いる。該ホッパ60は、排出口が前記二つ折り状態の熱
溶着シートの上方開口内に入り込むように配置されてお
り、これにより、前記所定量の薬剤が飛散することな
く、熱溶着シート内に装填されるようになっている。
【0012】前記シール部30は、前記二つ折り状態の
熱溶着シート10の搬送面を挟んで互いに対向するよう
に配設された耐熱性ゴム等からなる押圧部材31及び加
熱部材32を備え、該押圧部材31及び加熱部材32が
前記熱溶着シートの搬送面に直交する方向に移動して該
シート10を狭圧することによって、該シートのヒート
シールを行う平型タイプとされている。
【0013】前記第1搬送部20は、前記シール部30
の搬送方向直ぐ下流側に配設されており、ヒートシール
された後の熱溶着シートの搬送面を挟んで互いに対向す
る一対の搬送ローラ21,21を備えている。
【0014】前記シール部30及び第1搬送部20は、
互いに同期するようになっている。即ち、第1搬送部2
0による熱溶着シート10の搬送が停止されると、これ
に同期して前記シール部30がシール動作を開始し、該
シール部30によるシール動作が終了すると、これに同
期して前記第1搬送部20が搬送を開始するようになっ
ている。このように、シール部30を平型タイプとし、
該シール部30とは別個に第1搬送部20を設けること
により、前記包装体12の長さを適宜変更することが可
能となっている。即ち、前記第1搬送部20による搬送
時間を長く設定するか、及び/又は、第1搬送120部
による搬送速度を上げることによって、熱溶着シート1
0の幅方向シール間隔を適宜変更することができる。
【0015】好ましくは、第1搬送部20の搬送速度を
数段階に設定し得るように構成することができる。これ
により、熱溶着シート10の幅方向シールの間隔を長く
した場合(包装体の長さを長くした場合)であっても、
ヒートシール装置の作業効率が低下することを有効に防
止できる。
【0016】本実施の形態において、前記第2搬送部4
0は、一対の回転ローラ41,41と、該一対の回転ロ
ーラ41,41間に張設された無端ベルト42とを備え
た搬送コンベヤとされている。詳しくは、前記第1搬送
部20と第2搬送部40との間に案内プレート52が設
けられており、該案内プレート52によって該第1搬送
部20から送り出される熱溶着シート10の搬送面が水
平方向を向いた状態で、前記無端ベルト42の搬送面上
に載置されるようになっている。好ましくは、前記第2
搬送部40に、第1搬送部20から送り出される熱溶着
シート10を前記無端コンベア42の搬送面との間で狭
圧する案内ローラ43を備えることができる。
【0017】該第2搬送部40は、前記第1搬送部10
による搬送/停止動作と同期して、熱溶着シート10の
搬送/停止を行うようになっており、少なくとも、2段
階の搬送速度を有するものとされる。好ましくは、該第
2搬送部40は、前記第1搬送部20が複数の変速段を
有する場合には、該第1搬送部20の変速段と同数の変
速段を有するものとされ、且つ、前記第1搬送部20が
単一の変速段しか有さない場合には、該単一の変速段に
対応した変速段と、該変速段より低速の変速段との2段
階の変速段を有するものとされる。
【0018】さらに、好ましくは、前記第2搬送部40
の変速段のうち,前記第1搬送部20の変速段に対応し
た変速段の搬送速度は、前記第1搬送部20におけるよ
りも若干高速に設定される。即ち、前記第1搬送部20
が複数の変速段を有する場合には、該第2搬送部40
は、該複数変速段のそれぞれより若干高速に設定された
複数の変速段を有するものとされ、前記第1搬送部20
が単一の変速段しか有さない場合には、該第2搬送部4
0は、該単一の変速段の搬送速度より若干高速に設定さ
れた変速段と、前記単一の変速段の搬送速度よりも低速
に設定された変速段とを有するものとされる。なお、第
1搬送部20の変速段に対応した,第2搬送部40の変
速段を、前記第1搬送部20の変速段より若干高速に設
定するのは、第1搬送部20と第2搬送部40との間に
おいて熱溶着シート10がたるむことを有効に防止する
為である。
【0019】前記ヒートシール装置1は、さらに、熱溶
着シート10のうち,前記第1搬送部20より搬送方向
下流側に位置する後段部分のテンションを検出する張力
検出部70を備えている。本実施の形態においては、前
記張力検出部70は、熱溶着シート10の搬送方向を変
更すべく該シート10の一方の搬送面と当接するよう
に、該シート10の幅方向に延びるローラー等の当接部
材71と、一端部に該当接部材71を支持した状態で、
前記熱溶着シート10の幅方向に沿った揺動軸72回り
に揺動自在とされた揺動アーム73とを備え、前記熱溶
着シート10の後段部分のテンションに応じて、前記揺
動アーム73が、図1に示す初期位置と図2に示す揺動
位置との間で揺動するようになっている。即ち、該揺動
アーム73は、前記当接部材71の重量によって、熱溶
着シートのテンションが所定値以下の場合には、図1に
示す初期位置をとり、且つ、熱溶着シートのテンション
が所定値を越えると、該テンションによって図2に示す
揺動位置をとるようになっている。
【0020】好ましくは、前記張力検出部70に、前記
揺動アーム73の揺動位置への揺動を補助するコイルス
プリング等の付勢部材74を備えることができる。該付
勢部材74は、当接部材71の自重によって、前記揺動
アーム73が初期位置をとる場合に、保有弾性を発現す
るように構成(本実施の形態においては引張された状態
となるように構成)されている(図1参照)。即ち、前
記揺動アーム73は当接部材71の自重によって付勢部
材の付勢力に抗して初期位置をとるようになっている。
この状態から、熱溶着シート10のテンションが所定値
を越えると、該テンションによって前記当接部材71の
相対的な重量が軽くなり、これにより、前記付勢部材7
4の付勢力によって前記揺動アーム73は揺動位置へ揺
動させられるようになっている(図2参照)。即ち、付
勢部材74の付勢力と熱溶着シート10におけるテンシ
ョンとは、図1及び図2において揺動アーム73を反時
計回り方向へ回転させ、他方、当接部材71の自重は、
揺動アーム73を時計回りに回転させる。そして、熱溶
着シートのテンションが所定値以下の場合には、揺動ア
ーム73が初期位置に位置する状態において、時計回り
の回転モーメントと反時計回りの回転モーメントとが略
釣り合うようになっている。これに対し、熱溶着シート
のテンションが所定値を越えると、反時計回りの回転モ
ーメントが大きくなり、これにより、揺動アーム73が
揺動位置をとるようになっている。
【0021】前記張力検出部70は、さらに、前記揺動
アーム73が揺動位置に位置しているか否かを検出する
近接スイッチ等の位置検出センサー75を備えている。
該位置検出センサー75は、前記揺動アーム73が揺動
位置まで揺動した時点、及び揺動位置から初期位置方向
へ戻る時点、において信号を出力する。
【0022】図3に、前記シール部,第1搬送部,張力
検出部及び第2搬送部の動作タイミングチャートを示
す。図3に示すように、シール部30のシール動作中
は、第1搬送部20及び第2搬送部40は共に停止して
いる。時間t1において、シール部30によるシール動
作が終了すると、これに同期して、第1搬送部20及び
第2搬送部40が搬送を開始する。そして、時間t2に
おいて、第1搬送部20及び第2搬送部40が停止する
と、これに同期して、シール部30がシール動作を開始
する。同様に、時間t3において、シール部30のシー
ル動作が終了すると、第1搬送部20及び第2搬送部4
0が搬送を開始する。
【0023】ところで、第1搬送部20及び第2搬送部
40の搬送期間中の時間t4において、前記熱溶着シー
ト10のテンションが所定値を越えた緊張状態になった
とする。斯かる熱量着シート10の緊張状態は、前記張
力検出部70により検知される(図2参照)。そして、
該張力検出部70からの信号に基づき、第2搬送部40
がシフトダウンされ、該第2搬送部40による搬送速度
が落とされる。
【0024】即ち、例えば、第1搬送部20が低速段,
中速段及び高速段の3段の変速段を有しているとする。
この場合、第2搬送部40は、好ましくは、それぞれが
第1搬送部の変速段より若干高速に設定された低速段〜
高速段の3段の変速段を有するものとされる。第1搬送
部20が高速段に設定されている場合、第2搬送部40
もこれに対応した高速段に設定される。
【0025】熱溶着シート10のテンションが所定値以
下の通常状態においては、第2搬送部40は設定された
前記高速段で該シート10を搬送する。一方、前記シー
ト10が緊張状態になると、前記張力検出部70からの
信号に基づき、第2搬送部40は高速段から中速段へシ
フトダウンされる。これにより、第2搬送速度40の搬
送速度が第1搬送速度20の搬送速度よりも低速とな
り、熱溶着シート10のテンションが緩和される。そし
て、該シート10のテンションが所定値以下になると、
揺動アーム73が揺動位置から初期位置へ戻される(図
1参照)。そして、斯かる揺動アーム73の移動を位置
検出センサー75が検出すると(時間t5)、第2搬送
部40は、再び、高速段へシフトアップされる。
【0026】このように、本実施の形態においては、熱
溶着シート10のテンションを検出して、該テンション
10が所定値を越えると第2搬送部40の搬送速度をシ
フトダウンし、さらに、前記テンションが所定値以下と
なると再び元の搬送速度にシフトアップするようにした
ので、過テンションによる熱溶着シート10の破損を有
効に防止しつつ、第1搬送部20及び第2搬送部40間
の熱溶着シート10のたるみを有効に抑え、ヒートシー
ル作業の効率化を図ることができる。
【0027】即ち、過テンションによる熱溶着シートの
破損を防止するために、該シートが緊張状態となると、
第2搬送部40を停止させることも考えられるが、これ
によると、第1搬送部20と第2搬送部40との間でシ
ートが絡まる等の不都合が生じることになるが、本実施
の形態においては、斯かる不都合を有効に抑えることが
できる。
【0028】なお、前記第2搬送部40のシフトダウン
には、該第2搬送部が最低速段に設定されている場合に
おける該第2搬送部の停止動作も含まれる。即ち、第2
搬送部40が最低速段に設定される場合、例えば、第1
速段20が低速段に設定され、これに応じて、第2搬送
部40も低速段に設定されている場合、該第2搬送部4
0の搬送速度をさらに低速に変更することはできない。
従って、斯かる場合に、熱溶着シート10の緊張状態が
検出された場合には、第2搬送部40は停止される。
【0029】又、本実施の形態においては、第1搬送部
20をシール部30より搬送方向下流側に配置したが、
両者の位置を逆にすることも可能である。即ち、シール
部より搬送方向上流側へ第1搬送部を配置させても良
い。さらに、本実施の形態においては、第1搬送部を一
対の搬送ローラで構成し、第2搬送部を搬送コンベアで
構成したが、本発明は斯かる形態に限られるものではな
い。即ち、第2搬送部を一対の搬送ローラで構成する
等、種々の変更が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、個別に駆動される第1
搬送部及び第2搬送部を備えたヒートシール装置におい
て、熱溶着シートのテンションが所定値を越えた場合に
は前記第2搬送部をシフトダウンさせるように構成した
ので、前記熱溶着シートの過テンションによる破断等を
有効に防止することができる。又、前記第2搬送部が最
も低い変速段以外に設定されている場合に、前記熱溶着
シートのテンションが所定値を越えた場合には、該第2
搬送部の搬送速度を低速へ変更するように構成している
ので、熱溶着シートの目詰まり等を有効に抑え、ヒート
シールの作業効率の悪化を防止することができる。又、
前記ヒートシール装置を薬剤分包装置に備えるようにす
れば、薬剤分包作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るヒートシール装置の一実
施の形態が適用された薬剤分包装置の模式図であり、熱
溶着シートが通常状態にある場合を示している。
【図2】図2は、図1に示す薬剤分包装置の第2搬送部
付近の部分模式図であり、熱溶着シートが緊張状態にあ
る場合を示している。
【図3】図3は、図1及び図2に示す薬剤分包装置にお
けるシール部,第1搬送部,第2搬送部及び張力検出部
の動作タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ヒートシール装置 10 熱溶着シート 20 第1搬送部 30 シール部 40 第2搬送部 70 張力検出部 71 揺動ローラ 72 揺動軸 73 揺動アーム 74 付勢部材 75 位置検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65B 51/10 B65B 51/10 P 57/02 57/02 G Fターム(参考) 3E018 AA04 AB02 AB05 BA02 BA08 BB01 EA01 3E050 AA02 AB03 BA12 CA01 CA02 CA08 CB03 CB07 DD03 DF01 DF06 FA01 FB01 FB08 HA02 HA09 HB01 3E094 AA12 BA07 CA03 DA07 DA08 EA04 FA05 GA05 HA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に搬送される長尺の熱溶着性シ
    ートに対してヒートシールを行い、個々に区画された包
    装体を形成するヒートシール装置であって、 前記熱溶着性シートに対しヒートシールを行うシール部
    と、 前記熱溶着性シートを前記シール部に向けて搬送すると
    共に、該シール部がヒートシールを行う期間は熱溶着性
    シートを停止させる第1搬送部と、 前記シール部及び第1搬送部より搬送方向下流に位置
    し、前記第1搬送部の搬送/停止動作に連動する第2搬
    送部と、 前記熱溶着性シートのうち,前記シール部及び第1搬送
    部より搬送方向下流側に位置する後段部分のテンション
    を検出する張力検出部とを備え、 前記第2搬送部は、前記熱溶着シートの後段部分のテン
    ションが所定値以下の通常状態においては、前記第1搬
    送部の搬送速度に対応した搬送速度の変速段に設定され
    ており、且つ、前記張力検出部からの信号に基づき、前
    記熱溶着性シートの後段部分のテンションが所定値を越
    える緊張状態となった場合には、前記変速段からシフト
    ダウンされるように構成されていることを特徴とするヒ
    ートシール装置。
  2. 【請求項2】 前記張力検出部からの信号に基づき、前
    記熱溶着性シートが通常状態に戻った場合には、前記第
    2搬送部は、前記設定変速段に戻されるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のヒートシール
    装置。
  3. 【請求項3】 前記張力検出部は、前記熱溶着シートの
    幅方向に延び、該シートの搬送方向を変更すべく該シー
    トの一方の搬送面と当接する当接部材と、 一端部に該当接部材を支持し、前記熱溶着シートの幅方
    向に沿った揺動軸回りに揺動自在とされた揺動アーム
    と、 前記揺動アームの揺動の有無を検出する位置検出部とを
    備え、 前記揺動アームは、前記熱溶着性シートの通常状態にお
    いては、初期位置に位置し、且つ、前記熱溶着性シート
    が緊張状態となると、前記案内ローラーを介して前記初
    期位置から揺動するように構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のヒートシール装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動アームは、前記当接部材の自重
    によって初期位置の方向へ揺動されるようになってお
    り、 前記張力検出部は、さらに、初期位置に位置する前記揺
    動アームを揺動位置へ向けて付勢する付勢部材を備えて
    いることを特徴とする請求項3に記載のヒートシール装
    置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1から4の何れかに記載のヒ
    ートシール装置を備えたことを特徴とする薬剤分包装
    置。
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