JP2002015133A - 住宅ローン返済システムおよびその方法 - Google Patents

住宅ローン返済システムおよびその方法

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JP2002015133A
JP2002015133A JP2000197409A JP2000197409A JP2002015133A JP 2002015133 A JP2002015133 A JP 2002015133A JP 2000197409 A JP2000197409 A JP 2000197409A JP 2000197409 A JP2000197409 A JP 2000197409A JP 2002015133 A JP2002015133 A JP 2002015133A
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amount
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JP2000197409A
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English (en)
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Atsuo Kawamura
敦雄 川村
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Biwako Bank Ltd
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Biwako Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストをかけることなく住宅ローンの融資機関
の運用資金をより多く調達することができるシステムお
よびその方法を提供する。 【解決手段】住宅ローンの利用者を特定する個人情報お
よび当該利用者の住宅ローンに関する情報を記憶し、こ
の利用者に対する給与の振り込みの状況などに応じて住
宅ローンの返済金利を決定し、この金利を用いて演算さ
れた返済金額を利用者の所有する口座から引き落とすよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関などにお
ける住宅ローンの金利を決定してその返済金額を決定す
るシステムおよび、その方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、住宅ローンの種類として、住宅金
融公庫や年金住宅融資・財形住宅融資などの公的融資
と、銀行や保険会社・ノンバンクなどが取り扱っている
民間融資などが存在する。利用者がこのような公的機関
や民間機関を利用して住宅ローンの融資を受ける場合、
これらの機関で所定の審査を行った後に住宅ローンの融
資を受け、この融資を受けた総額や金利に基づいて毎月
の返済金額を計算するとともに、その利用者が所有する
預金口座などからこの返済金額を引き落とすという仕組
みになっている。
【0003】ところで、銀行などの金融機関は、その運
用資金の調達を図るために、より多くの利用者に対して
預金を促がす必要がある一方、信用し得る多くの利用者
に対して住宅ローンの貸し付けを行うことによって住宅
ローンの金利に基づく資金の調達を図る必要がある。
【0004】したがって、このような金融機関にとって
は、利用者が他の銀行などに現金を預け入れることや、
他の融資機関から住宅ローンの融資を受けることは自行
にとって必ずしも好ましいことではなく、特に、他の金
融機関で融資を受けた利用者が自行の預金口座から返済
を行うような場合は、金利に基づく資金調達を図ること
ができないばかりでなく、自行の預金額が定期的に減少
してしまうということになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題を解決するために、住宅ローンの融資機関の運用資
金をより多く調達することができるシステムおよびその
方法を提供するようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は上記
課題を解決するために、住宅ローンの利用者を特定する
個人情報および当該利用者の住宅ローンに関する情報を
記憶し、当該利用者に対する給与の振り込みの状況に応
じて決定された住宅ローンの返済金額を利用者の所有す
る口座から引き落とすようにする。
【0007】このようなものにおいて、例えば、給与の
振込口座を有している機関で住宅ローンの融資を受ける
場合や、その口座に継続して給与を振り込んでいる機関
で融資を受ける場合は、その振り込み状況に応じて住宅
ローンの返済金額を少なく設定できる。また、特に給与
を自動振込している機関で融資を受ける場合は、その機
関にとって給与集金のためのコストを低減できるため、
より返済金額を少なく設定することができる。したがっ
て、利用者に対して給与の振り込みなどを促がすことが
できるばかりでなく、融資を行う金融機関側にとっても
より多くの運用資金を調達することができる。なお、こ
の場合、給与の振り込み状況としては、給与の全額が継
続して振り込まれているか否かの状況のほか、給与の一
部や賞与が継続して振り込まれているか否かの状況を用
いることができ、また、返済金額を少なく設定する方法
としては、例えば、金利を低く設定する場合のほか、返
済金額から一定額(例えば、1000円など)を引く方
法など種々の方法が考えられる。更に、このようにして
演算された返済金額をこの利用者の口座から引き落とす
場合、給与振込口座から直接引き落としてもよく、また
自行もしくは他行の別の口座から引き落とすようにして
もよい。
【0008】また、この場合、特に金利を低くするよう
に設定すれば、返済金額が変動した場合であっても一定
の割引を行うことができる。
【0009】また、この金利を変更する場合、継続して
給与の振り込まれている年月数に応じて金利を変更する
ようにすれば、利用者に継続して給与の振り込みを促が
すことができ、安定した運用資金の調達を図ることがで
きる。
【0010】なお、給与の振り込み状況を把握する場
合、正当理由などがあるにも係わらず利用者の給与を振
り込むことができない場合がある。したがって、このよ
うなシステムに対して、更に給与が振り込まれていない
月次に対応して当該振り込まれていない理由を入力許容
し、給与の振り込み状況およびこの理由に応じて住宅ロ
ーン返済金額を演算して引き落とすようにすることが望
ましい。このようにすれば、例えば転職などにより一時
的に給与が振り込まれていない場合であっても、その事
情を勘案して金利を決定することができ、利用者にとっ
て有利な返済を提供することができる。なお、この場
合、理由の入力方法としては、係員などが直接文章で理
由を入力する場合のほか、予め理由に対応する番号や記
号を設定しておき、この番号や希望などを入力すること
もできる。
【0011】また、給与の振り込みとは別に、当該利用
者に対する公共料金の引き落とし状況に応じて住宅ロー
ンの返済金額を決定することもできる。このようにすれ
ば、利用者は電気・ガス・水道・電話などの使用量に対
応する公共料金を引き落とすための現金を預け入れるよ
うにするので、この金融機関の運用資金の調達を図るこ
とができるばかりでなく、利用者にとっても有利な金利
で住宅ローンの貸し付けを受けることができるようにな
る。
【0012】この場合、特に公共料金を継続して引き落
とされている期間に応じて設定された金利に基づいて決
定された返済金額を決定するようにすれば、利用者は継
続的に公共料金引き落としのための預け入れを行うた
め、安定して運用資金の調達を図ることができる。
【0013】更に、公共料金が引き落とされていない月
次に対応して当該引き落としがされていない理由を入力
許容する入力手段を設け、この公共料金の引き落とし状
況および前記入力手段によって入力された理由に応じて
決定された金利で住宅ローン返済金額を割り引くように
する。このようにすれば、仮に公共料金の引き落としが
なされない場合であっても、これに正当理由があれば、
その理由に応じて有利な金利を設定することができ、利
用者の救済を図ることができる。
【0014】また、これらとは別に、当該利用者に対す
る住宅ローンの返済遅延状況に応じて住宅ローンの返済
金額を決定し、この利用者の所有する口座から引き落と
すようにすることもできる。このようにすれば、利用者
はより住宅ローンの返済を行うための預け入れを行うよ
うにするため、より安定して運用資金を調達することが
できる。
【0015】この場合、特に、住宅ローンの返済が遅延
した月次に対応して当該遅延した理由を入力許容する入
力手段を設け、前記住宅ローンの返済状況および前記入
力手段によって入力された理由に応じて決定された金利
で住宅ローン返済金額を演算するようにすれば、住宅ロ
ーンの返済ができなかった場合であっても、正当理由が
あれば、その理由に応じて有利な金利を設定することが
できるため、利用者を救済することができる。
【0016】また、当該利用者に対する給与の振り込み
状況および公共料金の引き落とし状況および住宅ローン
の返済遅延状況に応じて決定された金利で住宅ローン返
済金額を演算するようにする。このようにすれば、より
多くの資金を調達することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0018】図1は、事務センタ1と営業店2を含めた
システムの概念図を示したものである。事務センタ1
は、事務センターコンピュータ10と、これに接続され
たプリンタ30aなどを備えており、また、この事務セ
ンターコンピュータ10は、ネットワーク3を介して営
業店2の営業店コンピュータ20に接続されている。こ
の事務センターコンピュータ10や営業店コンピュータ
20は、入力を行うためのキーボード12、22や、所
定の情報を画面表示するためのディスプレイ13、2
3、また電子情報を記憶するためのハードディスクなど
を内部に設けた本体11、21などを具備しており、更
に、事務センターコンピュータ10側には多くの利用者
に対する取引情報を記憶するための大型のハードディス
ク14を前記事務センターコンピュータ10に接続して
いる。また、営業店コンピュータ20は、事務センター
コンピュータ10と同様にプリンタ30bを接続してお
り、更に、このように構成された営業店コンピュータ2
0やプリンタ30bなどを、事務センターコンピュータ
10に対して適宜複数の営業店に接続することができる
ように設定している。
【0019】図2は、図1におけるシステムの電気的構
成を示したブロック図であり、事務センターコンピュー
タ10や営業店コンピュータ20、プリンタ30a、3
0bを含めたシステムのブロック図である。
【0020】110は、事務センターコンピュータ10
の各部の制御を行うCPUであり、事務センターコンピ
ュータ10の本体11内に設けられた記憶手段111に
記憶されているプログラムを適宜読み出して実行するも
のである。また、このCPU110には、キーボード1
2や図示しないマウスなどから構成される入力手段12
0と、本体11内に設けられたハードディスクや外部に
設けられた大型のハードディスク14などの記憶媒体お
よび当該記憶媒体に対して所定の情報を読み出し又は書
き込むための手段から成る記憶手段111と、CRTや
液晶などで構成されるディスプレイ13と、所定の時刻
を計時するためのタイマ15を接続しており、さらに、
インターフェイス16を介してプリンタ30aにも接続
できるように構成している。
【0021】また、これに対応して営業店2側について
も、同様に営業店コンピュータ20の本体21内に記憶
されているプログラムを適宜読み出して実行するための
CPU210を設け、このCPU210に、キーボード
22や図示しないマウスなどから構成される入力手段2
20と、本体21内に設けられたハードディスクなどの
記憶媒体および当該記憶媒体に対して所定の情報を読み
出し又は書き込むための記憶手段211と、CRTや液
晶などで構成されるディスプレイ23と、所定の時刻を
計時するためのタイマ25を備えている。また、インタ
ーフェイス26を介してプリンタ30bにも接続できる
ように構成している。なお、この営業店コンピュータ2
0は、利用者に対する給与振り込み処理や公共料金引き
落とし処理なども行うように構成されている。
【0022】図3は、事務センターコンピュータ10に
対応して設けられたハードディスク14に記憶されてい
る電子情報の概要を示すメモリマップである。
【0023】事務センターコンピュータ10に設けられ
た記憶手段111には、金利情報記憶領域140と、利
用者情報記憶領域141とを設けた記録領域が確保され
ており、更に、図6に示すフローチャートに基づくプロ
グラムを記憶するプログラム記憶領域とを設けている。
【0024】この金利情報記録領域には、図4に示すよ
うに、住宅ローンの返済に対する基本金利を記憶した基
準金利記憶領域140aが設けられており、更にこれと
は別に、所定の条件を満たした場合に借入期間に応じて
金利を割り引く優遇金利記録領域140bが設けられて
いる。この優遇金利は、例えば、基準金利をX%と設定
している場合、所定の条件を満たしながら3年間返済す
れば、返済金利を「X−0.1」%に設定し、更にこの
条件を満たしながら5年間返済した場合は金利を「X−
0.2」%に設定するものである。
【0025】また、図3における利用者情報記憶領域1
41には、図5に示すように、利用者を特定する個人情
報(例えば、氏名や住所など)141aおよびこの利用
者の住宅ローンに関する残高情報(例えば、ローン残高
など)141bを記憶しており、更に、これらの情報に
対応して、給与振込口座番号141c、給与振込状況1
41d、公共料金引落状況141e、住宅ローン返済延
滞状況141fなどの記憶領域を確保するようにしてい
る。この残高情報141bは、住宅ローンの融資を受け
て既に返済を行った後の残高を記憶するものであり、ま
た給与振込口座番号141cは当該利用者の給与の全額
もしくは少なくとも一部が毎月振り込まれる口座の番号
を記憶するものである。さらに、給与振込状況141d
は、定期的に給与が振り込まれているか否かの状況を記
憶するものであり、例えば、毎月継続して給与の全額が
振り込まれている場合はフラグ「0」を記憶し、一回で
も給与の振り込みが抜けている場合はフラグ「1」を記
憶するようにしたものである。また公共料金引落状況1
41eは、これと同様に定期的にガス、水道、電気、電
話などの公共料金が引き落とされているか否かの状況を
記憶するものであり、例えば、毎月継続して公共料金の
全てが引き落とされている場合はフラグ「0」を記憶
し、一部にでも公共料金の引き落としがなされていない
場合はフラグ「1」を記憶するようにしたものである。
さらに、住宅ローン返済延滞状況141fには、住宅ロ
ーンを毎月継続して返済しているか否かの状況を記憶す
るものであり、継続して毎月返済を行っている場合はフ
ラグ「0」を記憶し、一回でも返済が抜けている場合は
フラグ「1」を記憶するようにしたものである。また、
これらの項目に対応して、理由入力記憶領域141gが
設けられており、例えば、給与の振り込みの抜けが生じ
ている場合は、その振り込みが抜けた月次に対応してそ
の理由をキーボード12から入力して記憶できるように
している。更に、優遇条件消滅の記憶領域141hを設
け、当該利用者が既に返済金利の優遇措置を受ける対象
から外されている場合はフラグ「1」を設け、まだこの
対象から外れていない場合はフラグ「0」を記憶するよ
うにしている。なお、これらの項目以外にも、適宜担当
者の氏名や当該利用者の重要度などを記憶するようにも
できる。
【0026】次に、このように構成されたシステムを用
いて、利用者に対して住宅ローンの返済額を演算する方
法について図6に示すフローチャートに基づいて説明す
る。なお、住宅ローンの返済を行う場合は、前提として
所定の審査や融資を受けることが必要である。本フロー
チャートでは、前提として以下の処理を行っているもの
とする。
【0027】すなわち、利用者が給与振込口座の開設や
公共料金の自動振込の申し込みを行った場合、これらの
受け付けを行った営業店2の営業店コンピュータ20か
ら当該利用者の氏名、住所、給与振込口座番号、公共料
金の自動振込情報などの情報を入力し、当該営業店コン
ピュータ20の記憶手段24に記憶した後、これらの情
報を事務センターコンピュータ10に送信する。そし
て、これらの受信した情報に基づいて、事務センターコ
ンピュータ10の記憶手段111に設けられた利用者情
報記憶領域141に対して当該利用者のレコードを確保
する。そして、当該利用者が住宅ローンの融資を営業店
2で申し込んだ場合は、所定の機関で審査を行い、融資
の申し込みが確定した時点で、事務センターコンピュー
タ10からキーボード12を介して住宅ローン残額記録
領域に融資額を記憶するように設定する。
【0028】このような状況のもとで、当該融資を受け
た利用者が住宅ローンを返済する場合における返済金額
の演算方法などについて、図6および図7のフローチャ
ートを用いて詳細に説明する。
【0029】まず、事務センターコンピュータ10側で
は、住宅ローンの利用者に対する給与振込の状況を定期
的に自動監視し、給与が振り込まれていない場合は(S
1:No)、利用者情報記憶領域141の給与振込状況
141dにフラグ「1」を記憶する(S4)。また、こ
れと同様に、公共料金が引き落としできなかった場合は
(S2:No)、当該利用者の公共料金引落状況141
eの記憶領域にフラグ「1」を記憶する(S5)。更
に、住宅ローンの返済ができなかった場合や延滞があっ
た場合も同様に(S3:No)、その利用者に対応する
住宅ローン返済遅延状況141fの記憶領域にフラグ
「1」を記憶するとともに(S6)、タイマ15が所定
の日時(例えば、毎月5日)を計時した場合は(S
7)、これらの給与振込状況141d、公共料金引落状
況141e、住宅ローン返済遅延状況141fの記憶領
域にフラグ「1」が記憶されている利用者のリストを検
索して(S8)、このリストを電子情報もしくはプリン
タ30aからの用紙として出力する(S9)。
【0030】そして、事務センタ1から営業店2側に対
して、当該出力されたリストを電子情報などで送信し
(S10、S50)、営業店2側がその理由を調査すべ
く、営業店2側の係員が当該利用者などに対してその理
由の問い合わせをする。この調査の結果、理由が明確に
された場合は、営業店センターコンピュータ20のキー
ボード22を用いてその理由を入力し(S50、S5
1)、記憶手段111に設けられた理由入力記憶領域1
41gにその理由を記憶させるとともに(S52)、図
8に示すような用紙を出力し(S53)、責任者に対し
て判断を仰ぐ。そして、この用紙に記載された理由に対
応して、営業店2の責任者が当該利用者に対して金利の
優遇措置を行うか否かの判断を行い、例えば、転職など
により一時的に給与振り込みが入らなくなった場合は、
事情により優遇措置を認めるよう判断し、優遇条件消滅
免除先と設定して当該営業店コンピュータ20から優遇
条件消滅中止登録、すなわち、当該利用者に対する利用
者情報記憶領域141の給与振込状況141d、公共料
金引落状況141e、住宅ローン返済遅延状況141f
の全てのフラグを「0」に書き換える(S56)。一
方、割引の優遇措置を与える利用者以外に対しては、優
遇条件消滅141hの記憶領域にフラグ「1」を自動で
書き込み設定し(S55)、これらの情報を事務センタ
1に送信して(S57)登録するように設定する(S1
1、S12)。
【0031】そして、事務センターコンピュータ10側
のタイマが所定の日時(例えば、毎月20日)を計時す
ると(S13)、事務センターコンピュータ10側で優
遇条件消滅登録のデータを作成すべく、優遇条件消滅1
41hの記憶領域にフラグ「1」が記憶されている対象
者を検索し、当該利用者に対する金利の優遇措置を消滅
させるものとして設定登録する(S14)。
【0032】以下、毎月同様の処理を行い、タイマが金
利見直しのための日時(例えば、3年経過後の5月また
は11月)を計時すると(S15)、金利の見直し処理
を行うべく、全ての利用者に対する優遇条件消滅141
hのフラグをチェックし(S16:YES)、優遇条件
消滅141hの記憶領域にフラグ「0」が記憶されてい
る利用者に対して、金利情報記憶領域140の基づく割
引金利に基づいて、翌月からの金利を割引設定する(S
17)。この場合、例えば、当該利用者が3年間公共料
金を引き落とし続け、かつ住宅ローンの返済の遅延を行
うことなく給与を振り込み続けた場合は、基準金利X%
から0.1%を差し引いた金利に設定し、当該金利に基
づいてその翌月から返済金額を演算して当該利用者の所
有する口座から引き落とし処理を行う。
【0033】一方、優遇条件消滅先に該当する利用者、
すなわち、優遇条件消滅141hの記憶領域にフラグ
「1」が記憶されている利用者に対しては(S16:N
o)、基準金利のまま、もしくは、当該利用者が今まで
金利の優遇措置の適用を受けていた場合は基準金利X%
に戻して住宅ローンの返済金額を演算し、当該利用者の
口座から毎月の引落処理を行うようにする。
【0034】以上のように、本実施の形態によれば、住
宅ローンの利用者を特定する個人情報および当該利用者
の住宅ローンに関する情報とを記憶し、当該利用者に対
する給与の振り込み状況および公共料金の引き落とし状
況および住宅ローンの返済遅延状況に応じて決定された
金利で住宅ローン返済金額を演算するようにしたので、
利用者側にとって優遇された金利で住宅ローンを返済す
ることができるばかりでなく、金融機関側にとってもよ
り多くの運用資金を調達することができる。
【0035】なお、本実施の形態では、給与の振り込み
状況および公共料金の引き落とし状況、ローン返済遅延
状況の全ての条件が満たされた場合にのみ金利の優遇措
置を適用させるようにしたが、これらの一部の条件のみ
を満たしている場合にも金利の優遇措置を適用させるよ
うにしてもよい。また、本実施の形態では、給与の全額
が振り込まれている場合に優遇措置を受けられるように
しているが、給与の一部や賞与などが継続して振り込ま
れている場合にも適用することができる。更に、本実施
の形態では、給与が振り込まれていない場合に営業店コ
ンピュータ20でその理由を入力するようにしたが、こ
れに限らず営業店の担当者が直接用紙にその理由を記入
し、その理由に基づいて営業店2や事務センタ1の責任
者が金利の優遇措置を適用させるか否かを判断してもよ
く、また、場合によっては、コンピュータによる自動判
断によってこれらの判断を行うようにしてもよい。ま
た、本実施の形態では、金利の優遇措置として金利を段
階的に割り引くように設定しているが、これ以外に、返
済金額から一定額差し引く方法なども採用することがで
きる。更に、優遇条件消滅141hの記憶領域にフラグ
「1」が記憶されている場合は基準金利X%に戻すよう
にしているが、これに限らず、一つ前の優遇措置、例え
ば、0.5%の優遇措置を受けている場合は0.3%の
優遇措置に格下げすることも考えられる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0037】すなわち、本発明は、住宅ローンの利用者
を特定する個人情報および当該利用者の住宅ローンに関
する情報を記憶する記憶手段と、当該利用者に対する給
与の振り込みの状況に応じて決定された住宅ローンの返
済金額を利用者の所有する口座から引き落とす引落手段
とを備えるようにしたので、利用者に対して給与の振り
込みなどを促がすことができるばかりでなく、融資を行
う金融機関側にとってもより多くの運用資金を調達する
ことができる。
【0038】また、住宅ローンの利用者を特定する個人
情報および当該利用者の住宅ローンに関する情報とを記
憶する記憶手段と、当該利用者に対する給与の振り込み
の状況に応じて決定された金利で住宅ローン返済金額を
演算する演算手段と、当該演算手段によって演算された
住宅ローン返済金額を利用者の所有する口座から引き落
とす引落手段とを備えたので、返済金額が変動した場合
であっても一定の割引を行うことができる。
【0039】この場合、特に前記給与の振り込みの状況
に応じて設定された金利を、給与の振り込まれている継
続期間に応じて設定された金利としたので、利用者に継
続して給与の振り込みを促がすことができ、安定した運
用資金の調達を図ることができる。
【0040】また、更に、給与が振り込まれていない月
次に対応して当該振り込まれていない理由を入力する入
力手段を設け、前記給与の振り込み状況および前記入力
手段によって入力された理由に応じて決定された金利で
住宅ローン返済金額を演算し、当該演算された住宅ロー
ン返済金額を利用者の所有する口座から引き落とす引落
手段を備えるようにしたので、例えば、転職などにより
一時的に給与が振り込まれていない場合であっても、そ
の事情を勘案して金利を決定することができ、利用者に
とって有利な返済を提供することができるまた、住宅ロ
ーンの利用者を特定する個人情報および当該利用者の住
宅ローンに関する情報とを記憶する記憶手段と、当該利
用者に対する公共料金の引き落とし状況に応じて決定さ
れた住宅ローンの返済金額を利用者の所有する口座から
引き落とす引落手段とを備えるように構成したので、利
用者は公共料金を引き落とすための現金を預け入れるよ
うになり、この金融機関の運用資金の調達を図ることが
できるばかりでなく、利用者にとっても有利な金利で住
宅ローンの貸し付けを受けることができるようになる。
また、この公共料金の引き落とし状況に応じて決定され
た住宅ローンの返済金額を、公共料金を継続して引き落
としている期間に応じて設定された金利で演算された返
済金額としたので、利用者は継続的に公共料金引き落と
しのための預け入れを行うため、安定して運用資金の調
達を図ることができる。
【0041】この場合、更に、公共料金が引き落とされ
ていない月次に対応して当該引き落としがされていない
理由を入力許容する入力手段を設け、前記公共料金の引
き落とし状況および前記入力手段によって入力された理
由に応じて決定された金利で住宅ローン返済金額を演算
し、当該演算された住宅ローン返済金額を利用者の所有
する口座から引き落とすようにすれば、その理由に応じ
て有利な金利を設定することができ、利用者の救済を図
ることができる。
【0042】また、これとは別に、住宅ローンの利用者
を特定する個人情報と当該利用者の住宅ローンに関する
情報とを記憶する記憶手段と、当該利用者に対する住宅
ローンの返済遅延状況に応じて決定された住宅ローンの
返済金額を利用者の所有する口座から引き落とす引落手
段とを備えるようにする。このように構成すれば、利用
者はより住宅ローンの返済を行うための預け入れを行う
ようにするため、より安定して運用資金を調達すること
ができる。
【0043】この場合も、更に、住宅ローンの返済が遅
延した月次に対応して当該遅延した理由を入力許容する
入力手段を設け、前記住宅ローンの返済状況および前記
入力手段によって入力された理由に応じて決定された金
利で住宅ローン返済金額を演算し、当該演算された住宅
ローン返済金額を利用者の所有する口座から引き落とす
ようにすれば、正当理由があった場合でも、その理由に
応じて有利な金利を設定することができ、利用者を救済
することができる。
【0044】また、住宅ローンの利用者を特定する個人
情報および当該利用者の住宅ローンに関する情報とを記
憶する記憶手段と、当該利用者に対する給与の振り込み
状況および公共料金の引き落とし状況および住宅ローン
の返済遅延状況に応じて決定された金利で住宅ローン返
済金額を演算し、当該演算された住宅ローン返済金額を
利用者の所有する口座から引き落とす引落手段を備える
ように構成する。このように多くの条件を課すことによ
って、より多くの資金を調達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す住宅ローン返済シ
ステムの概観図。
【図2】住宅ローン返済システムの電気的構成を示すブ
ロック図。
【図3】事務センターコンピュータに記憶されたメモリ
マップ。
【図4】金利情報記憶領域のメモリマップの詳細図。
【図5】利用者情報記憶領域のメモリマップの詳細図。
【図6】事務センターコンピュータおよび営業店コンピ
ュータのフローチャート。
【図7】事務センターコンピュータおよび営業店コンピ
ュータのフローチャート。
【図8】営業店コンピュータで出力された用紙例。
【符号の説明】
10・・・事務センターコンピュータ 20・・・営業店コンピュータ 22・・・入力手段(キーボード) 111・・・記憶手段 140・・・金利情報記憶領域 140a・・・基準金利 140b・・・優遇金利記録領域 141・・・利用者情報記憶領域 141a・・・個人情報 141b・・・残高情報

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅ローンの利用者を特定する個人情報お
    よび当該利用者の住宅ローンに関する情報を記憶する記
    憶手段と、当該利用者に対する給与の振り込みの状況に
    応じて決定された住宅ローンの返済金額を利用者の所有
    する口座から引き落とす引落手段とを備えた住宅ローン
    返済システム。
  2. 【請求項2】住宅ローンの利用者を特定する個人情報お
    よび当該利用者の住宅ローンに関する情報とを記憶する
    記憶手段と、当該利用者に対する給与の振り込みの状況
    に応じて決定された金利で住宅ローン返済金額を演算す
    る演算手段と、当該演算手段によって演算された住宅ロ
    ーン返済金額を利用者の所有する口座から引き落とす引
    落手段とを備えた住宅ローン返済システム。
  3. 【請求項3】前記給与の振り込みの状況に応じて設定さ
    れた金利が、給与の振り込まれている継続期間に応じて
    設定された金利である請求項2の住宅ローン返済システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記住宅ローン返済システムに、更に、給
    与が振り込まれていない月次に対応して当該振り込まれ
    ていない理由を入力する入力手段を設け、前記給与の振
    り込み状況および前記入力手段によって入力された理由
    に応じて決定された金利で住宅ローン返済金額を演算
    し、当該演算された住宅ローン返済金額を利用者の所有
    する口座から引き落とす引落手段を備えた請求項1から
    3に記載の住宅ローン返済システム。
  5. 【請求項5】住宅ローンの利用者を特定する個人情報お
    よび当該利用者の住宅ローンに関する情報とを記憶する
    記憶手段と、当該利用者に対する公共料金の引き落とし
    状況に応じて決定された住宅ローンの返済金額を利用者
    の所有する口座から引き落とす引落手段とを備えた住宅
    ローン返済システム。
  6. 【請求項6】前記公共料金の引き落とし状況に応じて決
    定された住宅ローンの返済金額が、公共料金を継続して
    引き落としている期間に応じて設定された金利で演算さ
    れた返済金額である請求項5の住宅ローン返済システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項5または6の住宅ローン返済システ
    ムに、更に、公共料金が引き落とされていない月次に対
    応して当該引き落としがされていない理由を入力許容す
    る入力手段を設け、前記公共料金の引き落とし状況およ
    び前記入力手段によって入力された理由に応じて決定さ
    れた金利で住宅ローン返済金額を演算し、当該演算され
    た住宅ローン返済金額を利用者の所有する口座から引き
    落とす住宅ローン返済システム。
  8. 【請求項8】住宅ローンの利用者を特定する個人情報と
    当該利用者の住宅ローンに関する情報とを記憶する記憶
    手段と、当該利用者に対する住宅ローンの返済遅延状況
    に応じて決定された住宅ローンの返済金額を利用者の所
    有する口座から引き落とす引落手段とを備えた住宅ロー
    ン返済システム。
  9. 【請求項9】請求項8の住宅ローン返済システムに、更
    に、住宅ローンの返済が遅延した月次に対応して当該遅
    延した理由を入力許容する入力手段を設け、前記住宅ロ
    ーンの返済状況および前記入力手段によって入力された
    理由に応じて決定された金利で住宅ローン返済金額を演
    算し、当該演算された住宅ローン返済金額を利用者の所
    有する口座から引き落とす引落手段を備えた住宅ローン
    返済システム。
  10. 【請求項10】住宅ローンの利用者を特定する個人情報
    および当該利用者の住宅ローンに関する情報とを記憶す
    る記憶手段と、当該利用者に対する給与の振り込み状況
    および公共料金の引き落とし状況および住宅ローンの返
    済遅延状況に応じて決定された金利で住宅ローン返済金
    額を演算し、当該演算された住宅ローン返済金額を利用
    者の所有する口座から引き落とす引落手段を備えた住宅
    ローン返済システム。
  11. 【請求項11】住宅ローンの利用者を特定するために予
    め記憶された個人情報に対し、当該利用者に対する給与
    の振り込み状況に応じて決定される住宅ローンの割引情
    報を入力するステップと、当該入力された割引情報を用
    いて利用者の住宅ローン返済金額を演算するステップ
    と、当該演算された住宅ローン返済金額を利用者の所有
    する口座から引き落とすステップを備えた住宅ローン返
    済方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007066069A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sumitomo Mitsui Banking Corp 即時処理型金融商品変更システムおよび方法
JP7001640B2 (ja) 2018-08-31 2022-01-19 家▲いえ▼ 許 不動産関連経済システム及びその管理方法

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