JP2002014721A - 警報発生告知装置 - Google Patents

警報発生告知装置

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JP2002014721A
JP2002014721A JP2000197644A JP2000197644A JP2002014721A JP 2002014721 A JP2002014721 A JP 2002014721A JP 2000197644 A JP2000197644 A JP 2000197644A JP 2000197644 A JP2000197644 A JP 2000197644A JP 2002014721 A JP2002014721 A JP 2002014721A
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JP2000197644A
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Susumu Kono
進 河野
Kenji Suzuki
健治 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次警報後、プラント等を停止する二次警報
発生までに適切な対応操作が出来るように二次警報発生
までの時間的余裕の程度を、運転員の操作なしに運転員
に知らせることができる警報発生告知装置を提供する。 【解決手段】 警報発生告知装置を、プラントまたは装
置のプロセス値が第1のしきい値を越したとき発生し対
応操作の必要を知らせる一次警報と、第1のしきい値以
上の異常を示す第2のしきい値をプロセス値が越したと
き発生しプラントまたは装置の停止を知らせる二次警報
とを告知する警報発生告知装置において、二次警報に到
るまでの時間的余裕の程度に応じて一次警報の表示の色
を変化させる告知手段を有してなるように構成し、運転
員が誤判断、誤操作をすることを減少させ、適切な対応
操作を行なうことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学プラントなど
の警報発生時の警報発生告知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5から図8に基づき、従来の警報発生
告知装置について説明する。図5は、従来のプラントの
おける警報発生告知装置の一般的概念説明図であり、図
6は図5中の警報ランプ点灯盤の説明図、図7は図5中
の警報表示用ディスプレイの表示例の説明図、図8はプ
ラントの代表的プロセス値である圧力の時間変化と一次
警報発生、二次警報発生の関係図である。
【0003】図5において、プラント1のプロセス値a
を入力したプラント1の制御装置2は制御ロジックにそ
って演算し操作量bをプラント1に出力しプラント1の
制御を行っている。
【0004】また図8に示すように、制御装置2では例
えば、プロセス値aの一例として圧力Pが変化し、Aの
時点で第1のしきい値であるしきい値PH を越えると一
次警報(H)を出す。また、圧力Pがさらに上昇し、B
の時点で上記第1のしきい値以上の異常を示す第2のし
きい値であるしきい値PHHを越えると、二次警報(H
H)を出す。
【0005】図5において、制御装置2で発生した一次
警報または二次警報の警報発生情報cは、警報ランプ点
灯盤03または警報表示用ディスプレイ04に送られ、
運転員に警報発生を告知することになる。警報発生告知
装置における運転員への告知手段である警報ランプ点灯
盤03と警報表示用ディスプレイ04は、その何れか一
方が備えられるか、あるいはその両方がともに備えられ
る。
【0006】なお、図8における一次警報(H)は、適
切な対応操作をすれば圧力Pの上昇を止めることができ
ることを示し、運転員に適切な対応操作の必要を知らせ
る警報である。
【0007】二次警報(HH)は、これ以上圧力Pが上
昇すると機器が破損するといった状況であることとプラ
ント1の停止を運転員に知らせる警報であり、運転員の
判断なしに自動的にプラント1を停止させる停止シーケ
ンス(インターロックシーケンス)が働くことになる。
【0008】図6に示すように、従来は警報発生時に点
灯する警報ランプ点灯盤03のランプは項目別に設けら
れており、同じ項目でも一次警報(H)と二次警報(H
H)は別のランプになっており、一般にランプの色が異
なっている。
【0009】一次警報ランプ031aは黄色または橙色
で、プラント停止に至ることを示す二次警報ランプ03
1bは重大さを表す赤色が一般的となっている。
【0010】また、図7に示すように、従来の警報表示
用ディスプレイ04の画面には、警報が発生すると自動
的に警報情報が表示される。一次警報の警報情報041
aは一般に白色または黄色で表示され、プラント停止に
至ることを示す二次警報の警報情報041bは赤色で表
示される。
【0011】なお、一次警報および二次警報は、プロセ
ス値aが第1、第2のしきい値より大きくなった場合に
出すH、HHだけでなく、プロセス値aが第1、第2の
しきい値より小さくなった場合に出すL、LLの警報も
ある。ここでL、LLは、H、HHと同様に、Lが一次
警報、LLが二次警報である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、従来の
警報発生告知装置では、一次警報(H、L)が発生する
と警報ランプ点灯盤03、または警報表示用ディスプレ
イ04で運転員に警報発生を告知するが、プラントの停
止に至る二次警報発生(HH,LL)までにどの程度の
余裕があるのかわからない。
【0013】ここで余裕とは、一次警報後、時間的にあ
とどの位でプロセス値aが上がって(または、下がっ
て)二次警報発生に到るか、ということである。この時
間的余裕の程度、すなわち時間的余裕度を判断するに
は、図8のようなプロセス値a(圧力P,等)の時間的
な変化グラフ(一般的にトレンドグラフともいう)を、
運転員がディスプレイをわざわざ操作して表示し状況の
確認を行なう必要があり、その煩雑さ等で状況の確認が
遅れ、判断や操作を誤らせるおそれがある。
【0014】そこで本発明は、一次警報が発生したと
き、運転員が何も操作しなくとも時々刻々に変化するプ
ラント状況に応じて二次警報発生に到るまでの時間的余
裕度を運転員に知らせることができ、時間的余裕度のあ
る警報に対しては運転員は落ちついて対応操作すること
が可能となり、また時間的余裕度のない警報に対しては
他の作業に優先し対応操作が必要なことがわかり、運転
員が誤判断、誤操作をすることを防止でき、適切な対応
操作をすることを可能とする警報発生告知装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、上記の
課題を解決するためになされたものであって、その第1
の手段として、プラントまたは装置のプロセス値が第1
のしきい値を越したとき発生し対応操作の必要を知らせ
る一次警報と、同第1のしきい値以上の異常を示す第2
のしきい値を前記プロセス値が越したとき発生し前記プ
ラントまたは装置の停止を知らせる二次警報とを告知す
る警報発生告知装置において、前記二次警報に到るまで
の時間的余裕の程度に応じて前記一次警報の表示の色を
変化させる告知手段を有してなることを特徴とする警報
発生告知装置を提供するものである。
【0016】上記の第1の手段によれば、一次警報にお
いて、二次警報に至るまでの時間的余裕の程度を一次警
報の表示の色の変化で運転員に告知するので、慌てて操
作を行なったり、操作が間に合わなくなったりして運転
員が誤判断、誤操作をすることを減少させることがで
き、適切な対応操作を行なうことができるようになる。
【0017】(2)第2の手段としては、第1の手段の
警報発生告知装置において、前記時間的余裕の程度は、
前記プロセス値の、前記第1のしきい値と第2のしきい
値との間の位置によって定まるように構成されてなるこ
とを特徴とする警報発生告知装置を提供する。
【0018】第2の手段によれば、第1の手段の作用に
加え、時間的余裕の程度が前記第1のしきい値と第2の
しきい値との間のどの位置にプロセス値がある状態なの
かによって明示されるので、適切な対応操作を行なうタ
イミングを確実なものとできる。
【0019】(3)また、第3の手段として、第1の手
段または第2の手段の警報発生告知装置において、前記
告知手段として、前記時間的余裕の程度に応じて異なる
色で点灯される一次警報ランプを備えた警報ランプ点灯
盤を有してなることを特徴とする警報発生告知装置を提
供する。
【0020】第3の手段によれば、第1の手段または第
2の手段の作用に加え、時間的余裕の程度が一次警報ラ
ンプの点灯色で明示されるので、警報ランプ点灯盤から
時間的余裕の程度を視覚的に確実に認識できる。
【0021】(4)第4の手段として、第1の手段また
は第2の手段の警報発生告知装置において、前記告知手
段として、前記時間的余裕の程度に応じて異なる色で一
次警報情報を表示する警報表示用ディスプレイを有して
なることを特徴とする警報発生告知装置を提供する。
【0022】第4の手段によれば、第1の手段または第
2の手段の作用に加え、時間的余裕の程度が一次警報情
報の表示色で明示されるので、警報表示用ディスプレイ
から一次警報情報の内容を読み取れるほか時間的余裕の
程度を視覚的に確実に認識できる。
【0023】(5)第5の手段としては、第1の手段ま
たは第2の手段の警報発生告知装置において、前記告知
手段として、前記時間的余裕の程度に応じて異なる色で
点灯される一次警報ランプを備えた警報ランプ点灯盤
と、前記時間的余裕の程度に応じて異なる色で一次警報
情報を表示する警報表示用ディスプレイとを有してなる
ことを特徴とする警報発生告知装置を提供するものであ
る。
【0024】第5の手段によれば、第1の手段または第
2の手段の作用に加え、時間的余裕の程度が警報ランプ
点灯盤の一次警報ランプの点灯色と、警報表示用ディス
プレイの一次警報情報の表示色とで明示されるので、警
報表示用ディスプレイから一次警報情報の内容を読み取
れるほか、警報ランプ点灯盤と警報表示用ディスプレイ
とから時間的余裕の程度をより確実に視覚的に認識でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図1から図4に基づき、本発明の
実施の一形態に係る警報発生告知装置を説明する。図1
は本実施の形態の警報ランプ点灯盤の説明図、図2は本
実施の形態の警報表示用ディスプレイの表示例の説明
図、図3はプラントの代表的プロセス値である圧力の時
間変化と、本実施の形態における時間的余裕度に応じて
発生する警報の関係図であり、図4は本実施の形態にお
ける時間的余裕度計算のフローチャートである。
【0026】なお、本実施の形態の警報発生告知装置に
おける運転員への告知手段である警報ランプ点灯盤3と
警報表示用ディスプレイ4は、図5に示した従来の警報
発生告知装置の一般的概念説明図において、従来の警報
ランプ点灯盤03、警報表示用ディスプレイ04に代え
て、それぞれ設けられるものであり、他のものは従来の
ものと同様である。したがって、警報ランプ点灯盤3と
警報表示用ディスプレイ4は、その何れか一方が備えら
れるか、あるいはその両方がともに備えらる。
【0027】図1に示す警報ランプ点灯盤3において、
一次警報(HまたはL)は、図3で示す時間的余裕度
(二次警報発生に到るまでの時間的余裕の程度)に応じ
て一次警報ランプ31aの点灯色を、第1段階は緑色、
第2段階は黄色、第3段階は橙色に変えるようになって
いる。なお、二次警報(HHまたはLL)における二次
警報ランプ31bの点灯色は従来と同じで、赤色点灯で
ある。
【0028】一次警報ランプ31aの点灯色を変えるの
は適宜の方法でよいが、例えば、各色の発光体を内蔵さ
せ切り換えて点灯させる。
【0029】また、図2に示す警報表示用ディスプレイ
4においては、一次警報(HまたはL)の警報情報41
aの表示色を、図3で示すように時間的余裕度に応じて
第1段階は緑色、第2段階は黄色、第3段階は橙色に変
える。ディスプレイの表示色を変えることは、あらかじ
め警報の条件と対応させて設定しておけばよい。なお、
二次警報(HHまたはLL)の警報情報41bの表示色
は従来と同じで発生時赤色表示とする。
【0030】図3に示すように、プロセス値aとして圧
力Pを例に説明すると、圧力Pには一次警報を発すべき
第1のしきい値(PH )と、二次警報を発すべき第2の
しきい値(PHH)との間に中間のしきい値(PH1)、
(PH2)が設けられており、圧力Pが上昇をはじめ、時
点Aで圧力Pが第1のしきい値(PH )を越えると一次
警報(H)が発生する。
【0031】ただし、圧力Pがしきい値(PH1)に達す
るまでは一次警報(H)の第1段階とし、一次警報
(H)の表示は、警報ランプ点灯盤3の一次警報ランプ
31aを緑色点灯、または警報表示用ディスプレイ4の
一次警報の警報情報41aを緑色表示として行なう。
【0032】圧力Pがさらに上昇し、時点Cでしきい値
(PH1)を越え、しきい値(PH2)を越えるまでは一次
警報(H)の第2段階とし、一次警報(H)の表示は、
黄色点灯または黄色表示となる。
【0033】圧力Pがさらに上昇し、時点Dでしきい値
(PH2)を越え、しきい値(PHH)を越えるまでは一次
警報(H)の第3段階とし、一次警報(H)の表示は、
橙色点灯または橙色表示となる。
【0034】また、時点Bで圧力が第2のしきい値(P
HH)を越えると二次警報(HH)を発生し、二次警報
(HH)の表示は、警報ランプ点灯盤3の赤色の二次警
報ランプ31bの点灯、または警報表示用ディスプレイ
4の二次警報の警報情報41bの赤色表示となる。
【0035】なお、上記の図3の例のしきい値PH1、P
H2は次のように設定される。
【0036】
【数1】
【0037】図4は、上記の時間的余裕度による一次警
報(H)の第1段階、第2段階、第3段階、二次警報
(HH)の発生計算をフローチャートで示したものであ
る。
【0038】以上のように構成された本実施の形態の警
報発生告知装置によれば、図3に示すように、一次警報
(H)の第1段階が発生した時点Aでは、プラント停止
になる二次警報(HH)に至るしきい値(PHH)まで圧
力Pが上昇するのに時間的余裕があり、あわてて対応操
作をする必要はなく、もし他に緊急に行う作業があれば
そちらを先に行っても良いことになる。
【0039】この状況を一次警報(H)の第1段階とし
て、警報ランプ点灯盤3の一次警報ランプ31aを緑色
点灯し、あるいは警報表示用ディスプレイ4の一次警報
の警報情報41aを緑色表示にして運転員に告知できる
ので、運転員は落ち着いて状況を判断することができ、
あわてて誤判断、誤操作することがなくなる。
【0040】次に、一次警報(H)の発生後、しばらく
して圧力Pが上昇し、しきい値(P H1)を越えると、一
次警報(H)の第2段階として黄色点灯または黄色表示
として運転員に告知できるので、時点Cにおいて運転員
は他に緊急操作に必要なものがなければ、そろそろ対応
操作する必要があると判断でき、対応遅れになることは
ない。
【0041】さらに、対応操作をせずそのまま放置して
圧力Pがさらに上昇し、しきい値(PH2)を越えると、
一次警報(H)の第3段階として橙色点灯または橙色表
示として運転員に告知できるので、時点Dにおいて運転
員は他の操作を後回しにしても、この警報に対する操作
が直ぐに必要であると判断でき、プラント停止に至るし
きい値(PHH)に達して二次警報(HH)が発生する時
点B以前に対応操作が可能で、プラント停止を未然に防
止できる。
【0042】以上は、しきい値以上となったときの警報
(H、HH)について説明したが、しきい値以下となっ
たときの警報(L,LL)の場合も同様である。
【0043】以上のように、本実施の形態の警報発生告
知装置によれば、一次警報において、二次警報に至るま
での時間的余裕度を一次警報の表示の色の変化で、運段
階に応じて運転員に告知するので、慌てて操作を行なっ
たり、操作が間に合わなくなったりして運転員が誤判
断、誤操作をすることを減少させることができ、適切な
対応操作を行なうことができるようになる。
【0044】なお、上記の実施の形態で述べた時間的余
裕度、すなわち二次警報に到るまでの時間的余裕の程度
は、一般的にプロセス値aの上記の第1のしきい値と第
2のしきい値との間の位置によって定まる。
【0045】プロセス値aが圧力Pである場合を例にす
れば、一般的に次のように表せる。すなわち、対応操作
をすればプラント停止が回避できる警報の第1のしきい
値をPH とし、プラント停止に至る警報の第2のしきい
値をPHHとしたとき、時間的余裕度をN段階に分けると
時間的余裕度の指標となる第i段階は次式で計算され
る。
【0046】
【数2】
【0047】上式を圧力P(プロセス値a)が満足する
とき第i段階の時間的余裕度となる。
【0048】したがって、時間的余裕度が前記第1のし
きい値PH と第2のしきい値PHHとの間のどの位置にプ
ロセス値aがある状態なのかによって段階的に明示され
るため、適切な対応操作を行なうタイミングを確実なも
のとできる。
【0049】以上本発明の実施の一形態を説明したが、
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内でその具体的構造、構成に種々の変更を加えてもよ
いことは言うまでもない。
【0050】例えば、上記に時間的余裕度計算の一例を
示したが、警報発生からの経過時間で判断しても良い。
ある警報は、一次警報発生後放置した場合、通常1分く
らいでプラント停止になるというものについて、3段階
の時間的余裕度を設定するときは、最初の20秒は第1
段階、20〜40秒は第2段階、40〜60秒は第3段
階としても良い。
【0051】また、上記した各段階の点灯色、表示色は
あくまでも一例であって、それに限定されるものではな
い。
【0052】さらに、時間的余裕度をN段階として段階
別に一次警報の表示の色を変えたが、ディスプレイの表
示色は連続的に変えることができるので、プロセス値a
の第1のしきい値と第2のしきい値との間の位置によっ
て連続的に変化させても良い。
【0053】また、運転員への告知手段は、上述した警
報ランプ点灯盤3、または警報表示用ディスプレイ4の
一方のみを備えても、あるいはその両方を備えてもよ
く、さらにその他に音声やブザー(サイレン含む)を加
えてもよい。
【0054】警報ランプ点灯盤3を備えた場合は、時間
的余裕の程度が一次警報ランプの点灯色で明示されるの
で、警報ランプ点灯盤から時間的余裕の程度を視覚的に
確実に認識できる。
【0055】警報表示用ディスプレイ4を備えた場合
は、時間的余裕の程度が一次警報情報の表示色で明示さ
れるため、警報表示用ディスプレイから一次警報情報の
内容を読み取れるほか時間的余裕の程度を視覚的に確実
に認識できる。
【0056】警報ランプ点灯盤3および警報表示用ディ
スプレイ4の両方を備えた場合は、時間的余裕の程度が
警報ランプ点灯盤の一次警報ランプの点灯色と、警報表
示用ディスプレイの一次警報情報の表示色とで明示され
るため、警報表示用ディスプレイから一次警報情報の内
容を読み取れるほか、警報ランプ点灯盤と警報表示用デ
ィスプレイとから時間的余裕の程度をより確実に視覚的
に認識できる。
【0057】音声やブザー(サイレン含む)を加えた場
合は、聴覚的な確認が加わり、より確実なものとでき
る。
【0058】なお、上記実施の形態はプラントのプロセ
ス値aの異常に対する警報発生告知装置として説明した
が、プラントに限らず、一装置のプロセス値aの異常に
対する警報発生告知装置としても適用できることは言う
までもない。
【0059】
【発明の効果】(1)以上、請求項1の発明によれば、
警報発生告知装置を、プラントまたは装置のプロセス値
が第1のしきい値を越したとき発生し対応操作の必要を
知らせる一次警報と、同第1のしきい値以上の異常を示
す第2のしきい値を前記プロセス値が越したとき発生し
前記プラントまたは装置の停止を知らせる二次警報とを
告知する警報発生告知装置において、前記二次警報に到
るまでの時間的余裕の程度に応じて前記一次警報の表示
の色を変化させる告知手段を有してなるように構成した
ので、一次警報において、二次警報に至るまでの時間的
余裕の程度を一次警報の表示の色の変化で運転員に告知
するため、慌てて操作を行なったり、操作が間に合わな
くなったりして運転員が誤判断、誤操作をすることを減
少させることができ、適切な対応操作を行なうことがで
きるようになる。
【0060】(2)請求項2の発明によれば、請求項1
に記載の警報発生告知装置において、前記時間的余裕の
程度は、前記プロセス値の、前記第1のしきい値と第2
のしきい値との間の位置によって定まるように構成され
てなるので、請求項1の発明の効果に加え、時間的余裕
の程度が前記第1のしきい値と第2のしきい値との間の
どの位置にプロセス値がある状態なのかによって明示さ
れるため、適切な対応操作を行なうタイミングを確実な
ものとできる。
【0061】(3)請求項3の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の警報発生告知装置において、前
記告知手段として、前記時間的余裕の程度に応じて異な
る色で点灯される一次警報ランプを備えた警報ランプ点
灯盤を有してなるように構成したので、請求項1または
請求項2の発明の効果に加え、時間的余裕の程度が一次
警報ランプの点灯色で明示されるので、警報ランプ点灯
盤から時間的余裕の程度を視覚的に確実に認識できる。
【0062】(4)請求項4の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の警報発生告知装置において、前
記告知手段として、前記時間的余裕の程度に応じて異な
る色で一次警報情報を表示する警報表示用ディスプレイ
を有してなるように構成したので、請求項1または請求
項2の発明の効果に加え、時間的余裕の程度が一次警報
情報の表示色で明示されるため、警報表示用ディスプレ
イから一次警報情報の内容を読み取れるほか時間的余裕
の程度を視覚的に確実に認識できる。
【0063】(5)請求項5の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の警報発生告知装置において、前
記告知手段として、前記時間的余裕の程度に応じて異な
る色で点灯される一次警報ランプを備えた警報ランプ点
灯盤と、前記時間的余裕の程度に応じて異なる色で一次
警報情報を表示する警報表示用ディスプレイとを有して
なるように構成したので、請求項1または請求項2の発
明の効果に加え、時間的余裕の程度が警報ランプ点灯盤
の一次警報ランプの点灯色と、警報表示用ディスプレイ
の一次警報情報の表示色とで明示されるため、警報表示
用ディスプレイから一次警報情報の内容を読み取れるほ
か、警報ランプ点灯盤と警報表示用ディスプレイとから
時間的余裕の程度をより確実に視覚的に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る警報発生告知装置
における警報ランプ点灯盤の説明図である。
【図2】本実施の形態の警報発生告知装置における警報
表示用ディスプレイの表示例の説明図である。
【図3】プラントのプロセス値である圧力の時間変化
と、本実施の形態における時間的余裕度に応じた警報発
生の関係図である。
【図4】本実施の形態における時間的余裕度計算のフロ
ーチャートである。
【図5】従来の警報発生告知装置の一般的概念説明図で
ある。
【図6】図5中の警報ランプ点灯盤の説明図である。
【図7】図5中の警報表示用ディスプレイの表示例の説
明図である。
【図8】プラントのプロセス値である圧力の時間変化と
一次警報発生、二次警報発生との関係図である。
【符号の説明】
1 プラント 2 制御装置 3 警報ランプ点灯盤 4 警報表示用ディスプレイ 31a 一次警報ランプ 31b 二次警報ランプ 41a 一次警報の警報情報 41b 二次警報の警報情報
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA04 AA09 AA10 AA16 AA24 AA25 AA32 AA42 AA46 DD03 DD08 DD21 EE05 EE06 EE07 GG07 GG08 GG19 GG30 GG31 GG66 5H209 AA01 BB03 HH02 HH04 5H223 AA01 BB01 EE04 EE29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントまたは装置のプロセス値が第1
    のしきい値を越したとき発生し対応操作の必要を知らせ
    る一次警報と、同第1のしきい値以上の異常を示す第2
    のしきい値を前記プロセス値が越したとき発生し前記プ
    ラントまたは装置の停止を知らせる二次警報とを告知す
    る警報発生告知装置において、前記二次警報に到るまで
    の時間的余裕の程度に応じて前記一次警報の表示の色を
    変化させる告知手段を有してなることを特徴とする警報
    発生告知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の警報発生告知装置にお
    いて、前記時間的余裕の程度は、前記プロセス値の、前
    記第1のしきい値と第2のしきい値との間の位置によっ
    て定まるように構成されてなることを特徴とする警報発
    生告知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の警報発
    生告知装置において、前記告知手段として、前記時間的
    余裕の程度に応じて異なる色で点灯される一次警報ラン
    プを備えた警報ランプ点灯盤を有してなることを特徴と
    する警報発生告知装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の警報発
    生告知装置において、前記告知手段として、前記時間的
    余裕の程度に応じて異なる色で一次警報情報を表示する
    警報表示用ディスプレイを有してなることを特徴とする
    警報発生告知装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の警報発
    生告知装置において、前記告知手段として、前記時間的
    余裕の程度に応じて異なる色で点灯される一次警報ラン
    プを備えた警報ランプ点灯盤と、前記時間的余裕の程度
    に応じて異なる色で一次警報情報を表示する警報表示用
    ディスプレイとを有してなることを特徴とする警報発生
    告知装置。
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