JP2002014364A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002014364A
JP2002014364A JP2000196424A JP2000196424A JP2002014364A JP 2002014364 A JP2002014364 A JP 2002014364A JP 2000196424 A JP2000196424 A JP 2000196424A JP 2000196424 A JP2000196424 A JP 2000196424A JP 2002014364 A JP2002014364 A JP 2002014364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
ito
crystal display
resin
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000196424A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kido
英二 城戸
Mitsuyoshi Miyai
三嘉 宮井
Masakazu Okada
真和 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000196424A priority Critical patent/JP2002014364A/ja
Publication of JP2002014364A publication Critical patent/JP2002014364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラックによる透明電極の断線を極力防止で
きる信頼性の高い液晶表示素子及びその製造方法を得
る。 【解決手段】 透光性を有する樹脂基板1,2間に液晶
層5が挟持され、各基板1,2の対向面にITOからな
る透明電極3,4が形成されている液晶表示素子。前記
ITOの結晶化度C1が、ITOの(2,2,2)面の
X線回折ピーク強度をH1、ITOを完全に結晶化させ
たときの(2,2,2)面のX線回折ピーク強度をH2
として、C1=H1/H2<0.6の式で表される範囲
にある。また、液晶表示素子の全製造工程は前記ITO
がアモルファスの状態を保つ温度条件で行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子及び
その製造方法、特に、2枚の透光性を有する樹脂基板間
に液晶層を挟持した液晶表示素子及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来から、2枚の透光性を有する
樹脂基板間に液晶層を挟持した液晶表示素子において
は、基板上にITO(Indium Tin Oxide:インジウム
錫酸化物)からなる透明電極を形成し、液晶を1画素ず
つ駆動するようにしている。
【0003】ところで、ITO薄膜は結晶化するとフレ
キシビリティが不足し、フレキシブルなフィルム基板上
にITO電極を形成して液晶セルを製造する場合には、
基板を曲げる工程が存在するとITO電極にクラックが
発生し、製造上の歩留まりが低下するという問題点を有
していた。また、製造後にあってもペーパーライクな使
用が可能な液晶表示素子にあっては、曲げによってIT
O電極が断線して表示不良が発生するという問題点を有
していた。
【0004】特開平8−211399号公報には、液晶
表示素子ではITOを結晶化させるとフレキシビリティ
が不足するため、アモルファス状態のITOであること
が好ましいことが記載されている。しかし、この公報に
は液晶表示素子の製造工程においてITOの結晶化を防
ぐための方策について何ら開示していない。
【0005】そこで、本発明の目的は、クラックによる
透明電極の断線を極力防止できる信頼性の高い液晶表示
素子及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る液晶表示素子は、2枚の透光性を有す
る樹脂基板間に液晶層が挟持され、該2枚の基板の少な
くとも一方の面上にITOからなる透明電極が形成され
ている液晶表示素子において、前記ITOの結晶化度C
1が、ITOの(2,2,2)面のX線回折ピーク強度
をH1、ITOを完全に結晶化させたときの(2,2,
2)面のX線回折ピーク強度をH2として、以下の式1
で表される範囲にあることを特徴とする。 C1=H1/H2<0.6 …(式1)
【0007】また、本発明に係る製造方法は、2枚の透
光性を有する樹脂基板間に液晶層が挟持され、該2枚の
基板の少なくとも一方の面上にITOからなる透明電極
が形成されている液晶表示素子の製造方法において、全
製造工程が前記ITOがアモルファスの状態を保つ温度
条件で行われることを特徴とする。
【0008】本発明に係る製造方法において、前記樹脂
基板間に液晶層を挟持した液晶表示素子の完成時に前記
式1が成立しているように製造工程の温度を保つことが
好ましい。また、製造工程中に、2枚の前記樹脂基板を
加熱・加圧しながら貼り合わせる工程又は前記透明電極
の取出し電極部に外部接続用回路パターンを熱圧着する
工程の少なくともいずれかを含んでいてもよい。そし
て、2枚の前記樹脂基板を貼り合わせる工程又は前記外
部接続用回路パターンを熱圧着する工程の直前の時点で
の前記ITOの結晶化度C2が、前記工程の直前の時点
でのITOの(2,2,2)面のX線回折ピーク強度を
H3として、以下の式2で表される範囲にあることが好
ましい。 C2=H3/H2<0.4 …(式2)
【0009】さらに、好ましいのは、全製造工程が前記
ITOの結晶化開始温度以下で行われることである。
【0010】本発明に係る液晶表示素子及びその製造方
法において、透明電極の材料として用いられるITO
は、基板表面上に、例えば、スパッタリングを用いて成
膜される。スパッタリング等の成膜条件を調整すること
で、ほとんどアモルファス状態のITO膜を得ることが
できる。ITOを結晶化させるとフレキシビリティが低
下しクラックが入りやすくなるので、結晶化したITO
よりもアモルファス状態のITOであることが好まし
い。しかし、ITOは、高い温度で長時間アニールする
と、簡単に結晶化する。液晶セルの完成時点でITOが
結晶化していると、商品化された後の使用中に受ける外
力により、ITOにクラックが入りやすくなる。
【0011】使用中にクラックの入りにくい、信頼性の
高い液晶表示素子を得るためには、液晶表示素子の完成
時点の結晶化の進行程度が問題になる。ITOの結晶化
の程度は、(2,2,2)面のX線回折ピーク強度によ
り評価できる。液晶表示素子の完成時点での(2,2,
2)面のX線回折ピーク強度をH1、ITOに十分高い
温度で十分長い時間のアニールを加えて完全に結晶化さ
せたときの(2,2,2)面のX線回折ピーク強度をH
2として、結晶化度C1をC1=H1/H2と定義し、
C1<0.6の範囲に制御することにより、クラックの
発生しない、信頼性の高い液晶表示素子を得ることがで
きる。
【0012】一方、液晶表示素子の製造中に発生するク
ラックのほとんどは、樹脂基板を撓ませる工程で、IT
Oに力が作用するために起こる。特に、ITOに熱と圧
力が同時に加わるような工程でクラックが発生しやす
い。このような工程(以下、加熱・加圧工程と称する)
の中では、液晶層を挟持する2枚の樹脂基板を貼り合わ
せる工程と、外部接続端子用回路パターンを熱圧着する
工程とが、特にITOにクラックが発生しやすい工程で
ある。これら加熱・加圧工程でのクラックの発生を防ぐ
には、これら加熱・加圧工程の直前の時点でのITOの
結晶化の進行程度が問題になる。加熱・加圧工程の直前
の段階での結晶化度C2を、加熱・加圧工程の直前の段
階での(2,2,2)面のX線回折ピーク強度をH3と
して、C2=H3/H2と定義し、C2<0.4の範囲
に制御することにより、加熱・加圧工程におけるクラッ
ク発生を防ぐことができる。
【0013】アモルファス状態のITOにアニールを加
えたあとの結晶化の程度は、アニール温度とアニール時
間で決まり、アニール温度が高いほど、またアニール時
間が長いほど、結晶化が進行する。しかし、アニール温
度と結晶化の進行速度との関係は直線関係ではない。あ
る温度を超える温度でアニールしたときに、アニール時
間の増加につれて急激に結晶化が進み、それ以下の温度
ではアニール時間を増加させてもほとんど結晶化が進ま
ない。
【0014】そこで、通常のアニール時間の範囲内(数
時間以下)ではITOの結晶化がほとんど進まないぎり
ぎりのアニール温度を結晶化開始温度Tsとする。結晶
化開始温度Tsは、アモルファス状態のITOに1時間
のアニールを加えたあとの(2,2,2)面のX線回折
ピーク強度をH4として、H4/H2=1/5(H2は
ITOを完全に結晶化させたときのX線回折ピーク強
度)となるようなアニール温度と定義できる。製造工程
中に様々な目的で加えられるアニールを、結晶化開始温
度Ts以下の温度で行うことにより、製造工程中におけ
るITOの結晶化の進行を防ぎ、製造工程中におけるク
ラックの発生を防止でき、ひいては表示素子完成後の使
用中におけるクラックの発生を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶表示素子
及びその製造方法につき、添付図面を参照して説明す
る。
【0016】(液晶表示素子、図1参照)図1に本発明
の一実施形態である液晶表示素子の断面構造を示す。
【0017】図1において、1,2は、対向する2枚の
透光性を有する樹脂基板である。このような樹脂基板
1,2として、例えば、ポリカーボネイト、ポリエーテ
ルスルホン、ポリエチレンテレフタレートなどが挙げら
れ、薄くて可撓性のあるフィルムならば使用可能であ
る。
【0018】樹脂基板1,2の表面には、それぞれ透明
電極3,4が互いに向き合うように配置されている。本
実施形態では、帯状の複数の透明電極3,4が互いに直
交するように対向する単純マトリクス電極構造を有して
いる。なお、単純マトリクスだけでなく、アクティブマ
トリクス電極構造(例えば、画素電極、TFT方式のソ
ース電極、MIM方式の対向電極など)にも使用可能で
ある。透明電極材料としてはITOを用いている。
【0019】2枚の樹脂基板1,2間に液晶層5が挟持
されている。図1のような構成の液晶表示素子に用いら
れる典型的な液晶材料としては、例えば、高分子分散型
液晶、コレステリックネマティック相転移型液晶、可視
波長域の光を選択反射する液晶(コレステリック液晶、
ネマティック液晶にカイラル材を添加したカイラルネマ
ティック液晶など)などが挙げられる。後者の場合、観
察側とは反対側の基板2として光吸収を行うもの(黒色
の基板や黒色に塗装された基板など)を用いればよい。
【0020】勿論、必要に応じて、図1の構成に加え
て、偏光板、光反射層、カラーフィルタなどの部材を設
けることにより、ツイステッドネマティック型液晶、ス
ーパーツイステッドネマティック型液晶、室温でスメク
チック相を示す強誘電性液晶や反強誘電性液晶等が使用
可能である。
【0021】樹脂基板1,2の外周部には表示領域の外
側に、液晶を封止するためのシール壁6が設けられてい
る。シール材としては、例えば、熱硬化性樹脂等を用い
ることができる。
【0022】液晶層5を所定の厚みに保つために、スペ
ーサ7及び樹脂構造物8が配置されている。スペーサ7
と樹脂構造物8は両方を用いてもよく、いずれか一方だ
けでも構わない。樹脂構造物8中にスペーサ7が混入さ
れていてもよい。スペーサ7の材料として、ガラスファ
イバーを微細化したもの、ボール状の珪酸ガラス、アル
ミナ粉末等の無機系材料、あるいはジビニルベンゼン系
架橋重合体やポリスチレン系架橋重合体等の有機系合成
球状粒子が使用可能である。また、樹脂被覆スペーサを
用いれば、加熱処理によりスペーサ7を基板1,2上に
固着させることができる。
【0023】樹脂構造物8としては種々の樹脂材料を使
用することができ、使用する液晶材料と化学的反応を起
こさず、適度な弾性を有する有機系材料が好適に使用さ
れる。そのような材料の例としては、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポ
リメタクリル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素系樹脂、
ポリアクリロニトリル樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、
ポリビニルケトン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、塩素化ポリエーテル樹脂、ポリビニルピロ
リドン樹脂、飽和ポリエステル樹脂があり、またこれら
を複数組み合わせて使用してもよい。
【0024】なお、樹脂構造物8には、熱可塑性樹脂の
みならず、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などを用いるこ
ともできる。
【0025】さらに、電極3,4のショートを防ぐため
に、絶縁膜9a,9bをそれぞれ基板1,2に設けてい
る。絶縁膜9a,9bの材料としては、酸化シリコン等
の無機材料、ポリイミド樹脂やエポキシ樹脂等の有機材
料等が使用できる。
【0026】さらに、絶縁膜9a,9b上に液晶の分子
配列方向を制御するための配向制御膜10a,10bを
それぞれ設けてもよい。このような配向制御膜10a,
10bの材料としては、ポリイミド樹脂などが代表的で
ある。
【0027】(製造方法、図2,3参照)前記液晶表示
素子は、以下のようにして作製することができる。
【0028】まず、図2(A),(B)に示すように、
洗浄し乾燥させた基板1,2上にITOからなる透明電
極材料をEB(エレクトロンビーム)蒸着法やスパッタ
リング法、CVD法などにより成膜する。透明電極のパ
ターニングには、フォトリソグラフィ法を用いてもよ
く、レーザエッチング法を用いてもよい。
【0029】そして、図2(C),(D)に示すよう
に、両基板1,2の電極面上に絶縁膜9a,9b及び配
向制御膜10a,10bを塗布する。これらの塗布に
は、スピンコート法やバーコート法、ロールコート法な
どが使用可能である。塗布材料には塗布後に溶媒を蒸発
させるためのアニールを行う。必要ならば、配向制御膜
10a,10b(例えば、ポリイミド樹脂)に配向処理
を施してもよい。
【0030】次に、基板2上には、図2(A’),
(B’)に示すように、スペーサ7を散布し、基板2の
周辺部にシール壁6を形成する。シール壁6を設けるこ
とにより、液晶材料を基板1,2間に確実に封入できる
と共に、樹脂構造物8と合わせて基板1,2を広い面積
で支持することができるので、基板間ギャップを液晶表
示素子全体で均一に保つことができる。
【0031】なお、図2及び後述する図3においては、
シール壁6を配向制御膜10上に配置しているが、シー
ル壁6を設ける位置は、シール壁6を設ける面との接着
性等を考慮して適宜決めればよく、図1に示したように
基板2及び電極4上に直接設けてもよいし、絶縁膜9上
に設けるようにしてもよい。
【0032】スペーサの散布には乾式散布法、湿式散布
法、ディッピング、空中付着等の方法により基板上に配
置する方法を採用することができる。なお、樹脂構造物
を作製した基板上にスペーサを散布したり、樹脂構造物
の作製時に同時にスペーサを含有させるようにしてもよ
い。スペーサとして樹脂被覆スペーサを用いている場合
は、散布後にアニールを加えて、スペーサを基板上に固
着させることが好ましい。
【0033】また、シール壁6中には、スペーサ7’が
含まれていてもよい。シール壁6に含ませるスペーサ
7’の大きさは表示領域に散布するスペーサ7の大きさ
とほぼ同じものを用いることができる。
【0034】一方、基板1上には、図2(E)に示すよ
うに、所定の配列で樹脂材料8’を、スクリーン版やメ
タルマスクを用いた印刷法、ディスペンサやインクジェ
ット法を用いて配置し、この樹脂材料8’を硬化させて
樹脂構造物8とする。樹脂材料8’としては、前述した
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、電子線硬
化性樹脂などを用いることができ、硬化後に基板1の軟
化温度以下の温度で軟化するものであればよい。
【0035】なお、図2に示す製造方法では、シール壁
6を樹脂構造物8と異なる基板上に設けているため、シ
ール壁6と樹脂構造物8との形成方法や材料を変えるこ
とが容易になる。例えば、スクリーン版やメタルマスク
を用いて表示領域内に精細な樹脂構造物8を作製し、表
示領域外でのシール壁6の形成にはディスペンサを用い
て、使用される樹脂量を必要最小限に抑えることができ
る。また、表示領域内の樹脂構造物8としては精細度や
接着性を重視した樹脂を選択し、シール壁6としては液
晶層に外部から不純物が混入しないように気密性が高
く、長期の信頼性を有する樹脂材料を選択できる。勿
論、両者を同じ基板上に設けることも可能である。
【0036】シール壁6を樹脂構造物8と同じ樹脂材料
で構成し、かつ、シール壁6と樹脂構造物8とを同じ基
板上に同じ方法で作製する場合には、工程を簡略化でき
る。さらに、シール壁6と樹脂構造物8とを同時に形成
することで、生産工程を最小限に止めることができる。
【0037】こうして貼合せ前の基板を作製した後、図
2(C’)に示すように、真空吸着可能なホットプレー
ト30などの発熱可能な平面基板上に基板2を載置し、
基板2を加熱する。基板2を加熱することにより、粘度
の高い液晶材料の粘度を下げることができるので、両基
板を重ね合わせる際に、基板間への気泡の巻込みを少な
くすることができる。
【0038】シール壁6を両基板の貼合せ前に半硬化状
態としておくと、両基板の貼合せをより確実に行うこと
ができる。例えば、熱硬化性樹脂材料をシール壁6の材
料として用いている場合は、ホットプレート30による
加熱によってシール壁6を半硬化状態とすることができ
る。
【0039】次に、樹脂構造物8が形成された基板1
と、スペーサ7及びシール壁6が配置された基板2とを
貼り合わせる。
【0040】図3は両基板を貼り合わせる様子を示して
いる。両基板の貼合せに際しては、基板1,2の少なく
とも一方を加熱し、樹脂材料8’を軟化させる。そし
て、図3(A)に示すように、ホットプレート30上に
固定された基板1の端部に液晶材料5’を滴下し、液晶
材料5’が滴下されている側の端部に基板2の端部を重
ね合わせる。そして、基板2の反対側の端部を持ち上げ
るようにして基板2を撓ませて、加圧部材で基板2を基
板1に対して加圧しながら液晶材料5’を押し広げつつ
重ね合わせていく。基板2を加圧する加圧部材は、発熱
ローラを用いることが好ましく、図3(A)には、加圧
ローラ51と加圧加熱ローラ52とで基板2を加圧する
例を示した。
【0041】基板1に関しては配向膜10aが形成され
ている面を上にして、予め所定の温度に加熱されている
ホットプレート30上に載置し、基板1の端部に液晶材
料5’を滴下する。液晶材料5’は、シール壁6と基板
1,2とで囲まれた体積以上の量を滴下すればよい。
【0042】シール壁6は、基板1,2が重ね合わされ
るまでは半硬化状態としておくことが好ましい。半硬化
状態としておくことで、液晶材料5’中へのシール樹脂
成分の溶出を抑制することができる。なお、本製造方法
の如く、樹脂構造物を設けた基板とは異なる基板にシー
ル壁を設けて両基板を貼り合わせると、半硬化後のシー
ル壁への加熱を加圧時のみとすることができ、シール壁
の硬化過多による接着力の低下を抑えることができる。
【0043】貼合せの後、図3(B)に示すように、一
対の平面基板75でシリコンシート76を介して基板
1,2を挟み、荷重をかけ、適当な温度・時間で維持す
る。接着が十分完了するだけの時間が経過したら、貼り
合わされた基板を冷却し、平面基板75を取り去って液
晶表示素子とする。冷却は荷重をかけたまま徐冷するこ
とが好ましい。
【0044】なお、前述した2枚の基板を貼り合わせな
がら液晶材料を充填する製造方法以外に、基板1,2を
貼り合わせた後にシール壁6に設けた開口部から液晶材
料を真空注入するなどの方法で製造することもできる。
【0045】得られた液晶表示素子の周辺に設けた電極
取出し部にフレキシブル回路基板などの外部接続用回路
パターンをヒートシール等を用いて熱圧着により接続
し、表示素子を駆動するためのドライバ回路と接続す
る。
【0046】前述のように、液晶表示素子の製造には、
様々な目的でアニールが加えられる。例えば、絶縁膜や
配向制御膜を塗布後溶媒を蒸発させるためのアニール
や、ビーズスペーサを基板に固着させるためのアニール
などが挙げられる。これらのアニールにはホットプレー
トやオーブンを用いることができる。ホットプレートを
用いる場合は、バッチ処理ができず枚葉処理になるが、
基板を短時間で高温に加熱することができる。オーブン
を用いる場合は、加熱に時間がかかるもののバッチ処理
が可能である。
【0047】(実施例及び比較例)以下に、本発明者ら
が作製した液晶表示素子の各実施例及び比較例について
説明する。
【0048】(実施例1)2枚のポリエーテルスルホン
樹脂基板の表面に、ITOを膜厚1000オングストロ
ームとなるようにスパッタリングした。得られたITO
膜の結晶状態を調べるためにXRD(X線回折測定器)
で測定したところ、X線回折ピークは見られず、アモル
ファスな状態であることが分かった。
【0049】このITO膜をフォトリソグラフィ法によ
りパターニングを行い、透明電極パターンを形成した。
【0050】次に、絶縁膜及び配向制御膜の塗布を行っ
た。絶縁膜のアニールと配向制御膜のアニールは140
℃でそれぞれ1時間行った。
【0051】ここで、図4に、1時間のアニールを加え
たときのアニール温度とXRD測定結果との関係を示
す。また、図5に、140℃でアニールしたときのアニ
ール時間とXRD測定結果との関係を示す。図4から
は、ITOの結晶化はある温度を超える温度でアニール
したときに急激に進むことが分かる。また、図5から、
その温度以下の温度でアニールする場合には、結晶化は
非常に緩やかで、液晶表示素子に製造のための現実的な
アニール時間の範囲内では結晶化はほとんど進まないと
判断して構わない。図4によると、このITO膜の結晶
化開始温度Tsは、約140℃である。結晶化開始温度
Tsの数値はITOの成膜条件により異なってくる。
【0052】さらに、一方の基板上に樹脂被覆スペーサ
を散布し、140℃、1.5時間のアニールを加えて固
着させた。同じ基板上に、液晶材料を封止するためのシ
ール壁をスクリーン印刷法により表示領域の外側に形成
した。他方の基板には、熱可塑性樹脂を用いてスクリー
ン印刷法により樹脂構造物を柱状に複数個形成した。こ
の後、2枚の基板を貼り合わせて、液晶材料を封止し
た。
【0053】得られた液晶セルに、ドライバ回路と接続
するためにフレキシブル基板をヒートシールを用いて接
続した。ヒートシール熱圧着はヘッド圧力20kgf/
cm 2、ヘッド温度140℃で行った。
【0054】以上の液晶表示素子の製造工程の各段階に
おける結晶化状態を調べるために、前述の液晶表示素子
の製造と同じ熱条件となるようにアニールした基板につ
いて、ITOの結晶化状態をXRDで調べた結果を以下
の表1に示す。なお、図4,5により、10分以下もし
くは100℃以下のアニール処理については、ITOの
結晶化を促進する効果が十分小さいので無視してよいこ
とが理解される。そこで、140℃以上の温度でのアニ
ールについてのみ、アニール後にXRD測定を行った。
【0055】
【表1】
【0056】表1から明らかなように、X線回折ピーク
強度は最高でも62.68cpsであり、高い非結晶化
状態が保たれていることがわかる。図4から明らかなよ
うに、完全な結晶化状態ではX線回折ピーク強度は約3
50cpsであるから、表1の場合は、結晶化度で表す
と、約0.17以下となる。
【0057】図6は、ITOの結晶化度とクラック発生
率との関係を調べたグラフである。横軸の結晶化度C
は、様々な温度で1時間アニールしたときのX線回折ピ
ーク強度をH1、ITOを完全に結晶化させたときのX
線回折ピーク強度をH2として、H1のH2に対する比
を計算したものである。縦軸のクラック発生率は、直径
4mmの棒に巻きつけたときに1mm2当たりに発生す
るクラック数である。図6により、ITOのクラック発
生は、結晶化度Cの増加と共にクラックが発生し易くな
ることが分かる。クラックの発生を防ぐには、結晶化度
Cが0.6以下のITOが望ましい。
【0058】このような結晶状態は、アニールを結晶化
開始温度Ts以下で行うことで可能であり、このとき、
製造工程中もしくは出来上がった表示素子の使用中にお
いてITOのクラック発生を防ぐことができる。
【0059】前記の製造条件で、ヒートシール熱圧着の
直前の時点での結晶化度C2は0.18、パネル完成時
点での結晶化度C1は0.17であった。C1がC2よ
りわずかながら小さくなっているのは、測定誤差による
ものと思われる。
【0060】できあがった液晶表示素子のITOのクラ
ックによる断線は全く見られなかった。また得られた液
晶表示素子に対して外圧として1cm2に10kgの力
を加えたが、クラックは発生しなかった。
【0061】(実施例2)絶縁膜アニール、配向制御膜
アニールをそれぞれ120℃で1時間、スペーサ熱処理
を120℃で1.5時間行った。これ以外の製造条件は
前記実施例1と同じである。ヒートシール熱圧着の直前
の段階での結晶化度C2は0.07であった。液晶表示
素子の完成時点での結晶化度C1は0.07であった。
【0062】できあがった液晶表示素子のITOのクラ
ックによる断線は全く見られなかった。また得られた液
晶表示素子に対して外圧として1cm2に10kgの力
を加えたが、クラックは発生しなかった。
【0063】(実施例3)絶縁膜アニール、配向制御膜
アニールをそれぞれ150℃で1時間、スペーサ熱処理
を150℃で1.5時間行った。それ以外の製造条件は
前記実施例1と同じである。ヒートシール熱圧着の直前
の段階での結晶化度C2は0.4であった。液晶表示素
子の完成後の結晶化度C1は0.4であった。
【0064】できあがった液晶表示素子のITOのクラ
ックによる断線は全く見られなかった。また得られた液
晶表示素子に対して外圧として1cm2に10kgの力
を加えたが、クラックは発生しなかった。
【0065】(比較例1)絶縁膜アニール、配向制御膜
アニールをそれぞれ160℃で1時間、スペーサ熱処理
を160℃で1.5時間行った。これ以外の製造条件は
前記実施例1と同じである。ヒートシール熱圧着の直前
の段階での結晶化度C2は0.95であった。液晶表示
素子の完成後の結晶化度C1は0.95であった。
【0066】できあがった液晶表示素子は表示部及びヒ
ートシール熱圧着部のITOに多数のクラックが発生し
たために、正常に動作しない画素が多数あった。
【0067】(アニール条件とクラックの発生)以上の
ように本発明者は、ITOのアニール条件と結晶化及び
クラックの発生との相関を調べ、液晶表示素子の製造中
における加熱・加圧処理前及び素子完成後にITOの結
晶化度を所定の値以下に制御することで、製造中及び製
造後使用中にITO膜にクラックが発生するのを未然に
防止できた。さらに、結晶化開始温度以下でアニールす
ることで、ITO膜を実質的に結晶化させずに液晶表示
素子を製造できることを確認した。
【0068】これらの作用効果により、クラックによる
透明電極の断線がないので製造上の歩留まりが高く、ま
た使用中においても外部からの圧力によるクラックの発
生で透明電極が断線することによる表示不良の発生のな
い、信頼性の高い液晶表示素子を得ることができた。
【0069】(他の実施形態)なお、本発明に係る液晶
表示素子及びその製造方法は前記実施形態に限定するも
のではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することが
できる。
【0070】例えば、単一の液晶セル構成のみならず、
複数層構成としてもよく、例えば、赤、緑、青の各選択
反射を行う液晶層を積層して、フルカラー表示を可能と
する液晶表示素子としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示素子の一実施形態を示す
断面図。
【図2】前記液晶表示素子の製造工程を示す説明図。
【図3】前記液晶表示素子の製造工程を示す説明図。
【図4】アニール温度とXRD測定結果との関係を示す
グラフ。
【図5】所定温度でのアニール時間とXRD測定結果と
の関係を示すグラフ。
【図6】ITOの結晶化度とクラック発生率との関係を
示すグラフ。
【符号の説明】
1,2…樹脂基板 3,4…透明電極 5…液晶層 8…樹脂構造物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1341 G02F 1/1341 5G307 G09F 9/30 339 G09F 9/30 339Z H01B 5/14 H01B 5/14 A (72)発明者 岡田 真和 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA02 FA04 FA09 FA16 FA17 FA24 GA02 HA02 JA05 KA02 MA16 MA17 2H089 LA07 LA08 LA09 LA20 MA01X MA04X NA09 NA22 NA25 NA43 NA45 NA48 NA55 NA56 NA58 NA60 QA02 QA11 QA12 QA13 QA14 RA05 TA02 2H090 HB08Y HC05 HC15 HD14 JB03 JC11 JC17 KA05 LA01 MA04 MB10 2H092 GA05 HA04 KB23 NA25 NA28 NA29 QA07 5C094 AA32 BA43 DA13 EA04 EA05 EB02 FB02 FB12 5G307 FA02 FB01 FC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の透光性を有する樹脂基板間に液晶
    層が挟持され、該2枚の基板の少なくとも一方の面上に
    ITOからなる透明電極が形成されている液晶表示素子
    において、 前記ITOの結晶化度C1が、ITOの(2,2,2)
    面のX線回折ピーク強度をH1、ITOを完全に結晶化
    させたときの(2,2,2)面のX線回折ピーク強度を
    H2として、以下の式1で表される範囲にあること、 C1=H1/H2<0.6 …(式1) を特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 2枚の前記樹脂基板間に前記液晶層の厚
    みを所定の値に保つための樹脂構造物を有することを特
    徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 2枚の透光性を有する樹脂基板間に液晶
    層が挟持され、該2枚の基板の少なくとも一方の面上に
    ITOからなる透明電極が形成されている液晶表示素子
    の製造方法において、 全製造工程が前記ITOがアモルファスの状態を保つ温
    度条件で行われること、 を特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記樹脂基板間に液晶層を挟持した液晶
    表示素子の完成時に請求項1記載の式1が成立している
    ように製造工程の温度を保つことを特徴とする請求項3
    記載の液晶表示素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 製造工程中に前記樹脂基板を撓ませる工
    程を含むことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の
    液晶表示素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 製造工程中に、2枚の前記樹脂基板を加
    熱・加圧しながら貼り合わせる工程又は前記透明電極の
    取出し電極部に外部接続用回路パターンを熱圧着する工
    程の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項
    3、請求項4又は請求項5記載の液晶表示素子の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 2枚の前記樹脂基板を貼り合わせる工程
    又は前記外部接続用回路パターンを熱圧着する工程の直
    前の時点での前記ITOの結晶化度C2が、前記工程の
    直前の時点でのITOの(2,2,2)面のX線回折ピ
    ーク強度をH3として、以下の式2で表される範囲にあ
    ること、 C2=H3/H2<0.4 …(式2) を特徴とする請求項6記載の液晶表示素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 全製造工程が前記ITOの結晶化開始温
    度以下で行われることを特徴とする請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の液晶表示素
    子の製造方法。
JP2000196424A 2000-06-29 2000-06-29 液晶表示素子及びその製造方法 Pending JP2002014364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196424A JP2002014364A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 液晶表示素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196424A JP2002014364A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 液晶表示素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002014364A true JP2002014364A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18694923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000196424A Pending JP2002014364A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 液晶表示素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002014364A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163922A (ja) * 2002-10-25 2004-06-10 Nec Kagoshima Ltd 液晶表示装置の製造方法
WO2014024819A1 (ja) * 2012-08-06 2014-02-13 積水ナノコートテクノロジー株式会社 光透過性導電性フィルム及び光透過性導電性フィルムを含有するタッチパネル
WO2017170767A1 (ja) * 2016-04-01 2017-10-05 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
JP2018041059A (ja) * 2016-09-02 2018-03-15 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
KR20180124872A (ko) * 2016-04-01 2018-11-21 닛토덴코 가부시키가이샤 액정 조광 부재, 광 투과성 도전 필름, 및 액정 조광 소자
CN109983375A (zh) * 2016-11-17 2019-07-05 日东电工株式会社 偏光薄膜、图像显示装置用保护板、及相位差薄膜
TWI724149B (zh) * 2016-04-01 2021-04-11 日商日東電工股份有限公司 透光性膜

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163922A (ja) * 2002-10-25 2004-06-10 Nec Kagoshima Ltd 液晶表示装置の製造方法
US7110058B2 (en) 2002-10-25 2006-09-19 Nec Lcd Technologies Method of fabricating liquid crystal display device
WO2014024819A1 (ja) * 2012-08-06 2014-02-13 積水ナノコートテクノロジー株式会社 光透過性導電性フィルム及び光透過性導電性フィルムを含有するタッチパネル
JP5693749B2 (ja) * 2012-08-06 2015-04-01 積水ナノコートテクノロジー株式会社 光透過性導電性フィルム及び光透過性導電性フィルムを含有するタッチパネル
JP2015065169A (ja) * 2012-08-06 2015-04-09 積水ナノコートテクノロジー株式会社 光透過性導電性フィルム、その製造方法及びその用途
JPWO2014024819A1 (ja) * 2012-08-06 2016-07-25 積水ナノコートテクノロジー株式会社 光透過性導電性フィルム及び光透過性導電性フィルムを含有するタッチパネル
WO2017170767A1 (ja) * 2016-04-01 2017-10-05 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
KR20180124872A (ko) * 2016-04-01 2018-11-21 닛토덴코 가부시키가이샤 액정 조광 부재, 광 투과성 도전 필름, 및 액정 조광 소자
CN109073940A (zh) * 2016-04-01 2018-12-21 日东电工株式会社 液晶调光构件、透光性导电薄膜、及液晶调光元件
TWI724149B (zh) * 2016-04-01 2021-04-11 日商日東電工股份有限公司 透光性膜
KR102328764B1 (ko) * 2016-04-01 2021-11-18 닛토덴코 가부시키가이샤 액정 조광 부재, 광 투과성 도전 필름, 및 액정 조광 소자
CN109073940B (zh) * 2016-04-01 2022-03-08 日东电工株式会社 液晶调光构件、透光性导电薄膜、及液晶调光元件
JP2018041059A (ja) * 2016-09-02 2018-03-15 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
JP7046497B2 (ja) 2016-09-02 2022-04-04 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
CN109983375A (zh) * 2016-11-17 2019-07-05 日东电工株式会社 偏光薄膜、图像显示装置用保护板、及相位差薄膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220011625A1 (en) Liquid crystal dimmable film
JP5977493B2 (ja) 液晶装置および液晶装置の作製方法
US5919606A (en) Liquid crystal cell and method for assembly thereof
JP3950987B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
WO1992004654A1 (en) Color filter, method of producing the same, color liquid crystal panel and method of driving the same
JP2002014364A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
JP2000267114A (ja) 液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法
JPH0441810B2 (ja)
JP4318954B2 (ja) 液晶パネル及びその製造方法
US11342358B2 (en) Display panel and method for manufacturing same
JPS61173221A (ja) 液晶表示装置作成方法
JP4647434B2 (ja) 液晶表示装置用電極基板とその製造方法及び液晶表示装置
JP3105379B2 (ja) 液晶電気光学装置の作製方法
JP2002072905A (ja) 薄膜積層デバイスの製造方法および液晶表示素子の製造方法
JPH0862591A (ja) フィルム液晶パネルとその製造に使用するベース基板とアクティブマトリックス基板およびフィルム液晶パネルの製造方法
JP3040499B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP2000147507A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
JP2000284260A (ja) 液晶装置の製造方法
US11482544B2 (en) Display device
JPS6263918A (ja) 液晶素子
JPS61173222A (ja) 液晶表示装置
JP4054506B2 (ja) 液晶光変調器および表示装置
JPH06301039A (ja) 液晶光学素子の製造方法
KR20070065664A (ko) 액정 표시 장치의 제조 방법 및 그에 의해 제조된 액정표시 장치
TWI302210B (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050613

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090616