JP2002010533A - 繊維強化プラスチック製ロータ並びにフライホイールバッテリー装置およびその使用方法 - Google Patents

繊維強化プラスチック製ロータ並びにフライホイールバッテリー装置およびその使用方法

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JP2002010533A
JP2002010533A JP2000186715A JP2000186715A JP2002010533A JP 2002010533 A JP2002010533 A JP 2002010533A JP 2000186715 A JP2000186715 A JP 2000186715A JP 2000186715 A JP2000186715 A JP 2000186715A JP 2002010533 A JP2002010533 A JP 2002010533A
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rotor
battery device
reinforced plastic
flywheel battery
fiber
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Hitoshi Kodama
斎 児玉
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いエネルギ貯蔵能力を発揮しつつも、安価
で汎用性があり、作動及び取扱いが簡易かつ容易で、耐
久性に優れ、軽量コンパクトで、高効率なフライホイー
ルバッテリー装置及びその使用方法と、それを実現する
ロータ。 【解決手段】 ロータ本体部12が繊維強化プラスチッ
クからなり、径方向の比強度を5000m/sec2
上とする。エネルギ貯蔵能力がきわめて高いので、その
回転速度を超高回転にする必要が無く、チップ速度を3
30m/secよりも速くしなくても十分に実用的であ
る。その結果、ロータのチップ速度が音速以下であるの
で衝撃波や空気抵抗の対策の為に、ロータを格納するケ
ーシング内を真空にして真空中で作動する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフライホイールバッ
テリー装置に関するもので、特にそのロータを改良した
ものである。
【0002】
【従来の技術】電気エネルギを回転エネルギに変換し、
貯蔵し、自動車や産業機械等の電力標準化に寄与するも
のとしてフライホイールバッテリー装置が知られてい
る。そのようなフライホイールバッテリー装置では、貯
蔵できるエネルギ量は、回転するロータの慣性モーメン
ト即ち質量と、角速度の二乗とに比例することから、ロ
ータは高速回転で使用することにより効率が上がり、ま
た、その際に生じる遠心力に耐用する為にロータの比強
度が高いほどより多くのエネルギを貯蔵できるものとな
る。比強度の高い材料としては繊維強化プラスチックが
知られている。例えば、表1に各種材料の一般的な物性
を示す。
【0003】
【表1】
【0004】このように、繊維強化プラスチックは比強
度が極めて高いので、特開昭52−151448号公報
においては、金属に代えて繊維強化プラスチックを用い
た高速回転体が開示されている。こうした繊維強化プラ
スチックを用いたフライホイールにおいては、その高い
比強度による利点を十分に発揮させる為に、CFRPに
よるもので500m/sec以上、GFRPによるもの
で400m/sec以上の超高回転で使用する検討がさ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな超高回転で使用すると、ロータのチップ速度(最外
周速度)が音速以上に達することになる。そこで、音速
を超えるときに発生する衝撃波の防止と、空気抵抗を低
減させる為に、ロータを格納するケーシング内を真空に
し、真空中で作動する必要があった。また、高回転で磁
気浮上等の軸受けを用いた場合には、回転エネルギの損
失を抑制するために、その動的構造が高回転に適してい
ないので、動力損失が生ずる。しかも、渦電流による機
械的損失を生ずるので、ロータは発熱するが、ケーシン
グで密封していることから断熱状態となり、熱の放熱が
困難で、ロータが高温に曝されることとなり、その強度
が低下することがあった。また、高回転でも高効率なモ
ータ/ジェネレータ或いは軸受けは高価であることか
ら、汎用性に乏しく、航空宇宙用途等の限られた用途に
しか用いられていない。さらに、この種の高速回転体は
一般にエネルギ密度が高く、万一破損した時の飛散防止
の為に、堅固なケーシングが用いられている。その為、
フライホイールバッテリー装置は、本来は軽量コンパク
トであることが特長とされているにも拘わらず、これら
の特長が損なわれてしまっている。また、繊維強化プラ
スチック製ロータの場合は、塑性変形がなく破損が一様
にキャタストロフィックな様相を呈してしまうおそれが
ある。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、高いエネルギ貯蔵能力を発揮しつつも、安価
で汎用性があり、作動及び取扱いが簡易かつ容易で、耐
久性に優れ、軽量コンパクトで、高効率なフライホイー
ルバッテリー装置及びその使用方法と、それを実現する
ロータを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のロータは、ロー
タ本体部が繊維強化プラスチックからなり、径方向の比
強度が5000m/sec2以上であることを特徴とす
るものである。ここで、繊維強化プラスチックの強化繊
維は、引張弾性率が250Gpa以上かつ引張強度が
4.8Gpa以上の炭素繊維であることが望ましい。ま
た、強化繊維の繊維方向をロータの周方向としたものが
望ましい。本発明のフライホイールバッテリー装置は、
上記ロータを具備したものである。本発明のフライホイ
ールバッテリー装置の使用方法は、そのフライホイール
バッテリー装置を用い、ロータのチップ速度を330m
/sec以下として作動することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のロータは、例えば図1に
示すように、軸部が中心に形成されたハブ14と、その
外周に形成されるロータ本体部12とを有して概略構成
される。本発明のロータ10の特徴は、そのロータ本体
部12にあり、その他の構成については、公知の構成を
適用できる。本発明のロータ10のロータ本体部12
は、繊維強化プラスチックからなるものである。繊維強
化プラスチックとしては、後述する要件を満足するもの
であれば、種々のものを適用でき、例えば、そのマトリ
ックス樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル
エステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、マレイミド樹
脂、アクリル樹脂などを用いることができる。但し、ロ
ータの高温条件下での使用の際に重要となる熱変形を防
止するためには、熱硬化性樹脂が良い。また、強化繊維
としても、種々の繊維が適用可能であるものの、後述す
る要件を満足するものとして炭素繊維が好適である。本
発明のロータ10のロータ本体部12は、その径方向の
比強度が5000m/sec2以上であることが必要と
される。5000m/sec2未満であると、チップ速
度を高速にしなければ十分なエネルギ量を貯蔵できない
からである。5000〜9000m/sec2がより好
適である。
【0009】ロータのエネルギ貯蔵量E、周方向応力σ
θ、径方向応力σrは、それぞれ次式で示される。尚、
ωは角速度、roはロータ径、riはハブ径、ρはロータ
密度、νはポアソン比である。 E=Iω2/2 σθ=kρω2(ro2+(1−2ν)ri2/(3−2
ν)) σr=Jρω2(ro−ri)2 ここで、Iは慣性モーメントであり、次式で示される。
尚、mはロータ質量、hはロータの長さである。 I=m(ro2−ri2)/2 但し、m=ρπ(ro2−r
i2)h また、k、J、ωは次式で示される。 k=(3−2ν)/4(1−ν) J=k/2 ω2=R/J(ro−ri)2 但し、Rはロータの径方向の比強度であり、σr/ρで
示されるロータ材料の固有値である。従って、ロータ径
roと角速度ωの間には、V=roω が成立するので、
チップ速度Vを330m/secとすると、ω=330
/ro となる。また、単位重量当たりのエネルギ貯蔵
量E/mは次式で示される。 E/m=Iω2/2m よって、各種材料でロータを構成した場合の径方向の比
強度と単位エネルギ貯蔵量を求めることができる。一般
的な各種のFRP(GFRP:ガラス繊維強化プラスチ
ック、AFRP:アラミド繊維強化プラスチック、CF
RP:炭素繊維強化プラスチック)について求めた結果
を表2に示す。
【0010】
【表2】
【0011】表2から、径方向比強度(径方向引張強度
/密度)が5000m/sec2以上あるのはCFRP
のみであり、CFRPであればバッテリとして十分なエ
ネルギ貯蔵能力を有することができる。したがって、ロ
ータ本体部12を構成する材料としては、炭素繊維強化
プラスチックが望ましい。
【0012】但し、ロータ本体部12として炭素繊維強
化プラスチックを用いるとしても、炭素繊維に加えて他
の繊維を添加することも可能である。例えば、ガラス繊
維、アラミド繊維、PBO繊維、ポリエステル繊維、炭
化珪素繊維、ホウ素繊維、パルプ等の天然繊維、ステン
レススチール繊維などが含まれていても良い。炭素繊維
の形態としては、ロービング、補強繊維クロスなどを挙
げることができるが、ロータの耐久強度を向上させるた
めには、例えば、連続した補強繊維束を一方向に引き揃
えたロービングが好ましい。
【0013】また、炭素繊維としては、引張弾性率が2
50GPa以上、かつ、引張強度が4.8GPa以上の
ものが、強度とコストにおいてより実用的なロータとな
るので好ましい。引張弾性率としては250〜500G
Paであればより好ましく、引張強度は4.8〜6.0G
Paであればより好ましい。さらに、ロータ本体部12
を繊維強化プラスチックで構成する際、その繊維方向を
周方向に沿ったものとすることにより、万一システムに
異常が生じてロータが暴走しても、キャタストロピック
な繊維破壊を生じることなく径方向の層間破壊を生じる
のでロータ本体部の飛散がなく、安全である。従って、
特に堅固なケーシングを用いる必要が無く、軽量コンパ
クトなフライホイールバッテリー装置とすることができ
る。
【0014】ハブ14を構成する材料としては、高張力
鋼、ステンレス鋼、アルミニウム合金、チタン合金等の
構造用金属が適用できるが、好ましくは、50系、60
系耐食アルミニウム合金が、強度と軽量性を兼ね備えて
いるので好ましい。
【0015】ロータは例えば次にようにして製造され
る。まず、所定の厚さ及び断面形状を有するハブ14を
製造する。このハブの製造は、周知の方法で良く、所定
の金属等を用いて、鍛造法(スエージング法)、鋳造法
の公知の連続的またはバッチ的な成形法で得られる円盤
を機械加工して製造できる。こうして得られたハブ14
の外周に所定のFRPを連続繊維に樹脂を含浸して巻き
付ける、所謂、フィラメントワインディング法により成
形することでロータが製造される。
【0016】このようなロータ10は主として図2に示
すようなケーシング16の中に収容してフライホイール
バッテリー装置として使用に供される。
【0017】本発明のロータであると、エネルギ貯蔵能
力がきわめて高いので、その回転速度を超高回転にする
必要が無く、チップ速度を330m/secよりも速く
しなくても十分に実用的である。50〜330m/se
cの範囲で作動させることが好ましい。その結果、ロー
タのチップ速度が音速以下であるので衝撃波や空気抵抗
の対策の為に、ロータを格納するケーシング内を真空に
して真空中で作動する必要がない。また、高回転で磁気
浮上等の軸受けを用いた場合にも、超高回転で作動させ
ないことから動力損失も小さい。また、ケーシングで密
封する必要がないことから、熱の放熱が容易で、渦電流
による機械的損失によってロータが発熱しても、ロータ
を冷却でき、その強度低下がない。また、超高回転にし
ないので、汎用性のある安価な軸受け等を用いることが
でき、多くの用途に適用できる。ロータが330m/s
ec以上のチップ速度で回転しないようにする為に、各
種のリミッタを配備しておくことが有効である。
【0018】
【実施例】[実施例1]概略形状が図1に示すようなロ
ータ10を製造した。ハブ14は5052耐食アルミニ
ウム合金を鋳造した。ロータ本体部12の成形は炭素繊
維(「パイロフィルTRH50S−24L」三菱レイヨ
ン(株)製)にエポキシ樹脂(「#350」三菱レイヨ
ン(株)製)が35重量%になるように含浸し、予備硬
化してトウプリプレグに加工したものを用いた。なお、
用いた炭素繊維の引張弾性率は260Gpa、引張強度
は4.8Gpaである。外径が400mmのハブ14を
マンドレルとしてトウプリプレグを円筒軸に対して約9
0゜で100mm厚さに成形し、ロータ10の外径が6
00mm、長さが200mmとなるようにした。巻き付
け時のトウテンションは2〜5kg/本とした。これを
回転させながら、硬化炉で130℃で3時間、加熱硬化
して成形体を得た。これにモータ/ジェネレータを組み
込んで、動バランスを調整して、ロータを製造した。こ
のロータのロータ本体部12の径方向の比強度は680
0m/sec2であった。このロータを空気軸受けでア
ルミニウム合金製のケーシング中に収容してフライホイ
ールバッテリー装置を製造した。これを空気中で500
0〜10000rpm(チップ速度:104〜208m
/sec)で作動した。このバッテリー装置は12KV
A−30秒の出力を発揮し、エレベータの電力標準化装
置として実用的に用いられた。
【0019】[実施例2]炭素繊維(「パイロフィルT
RH50S−24L」三菱レイヨン(株)製)にエポキ
シ樹脂(「#750」SHELL(株)製)が35重量
%になるようにコータで含浸し、フィラメントワインデ
ィング法で外径が250mmの鉄製マンドレルに、樹脂
含浸した炭素繊維トウを周方向に75mm厚さを巻き付
け、400mm×2m長の成形体を得た。なお、用いた
炭素繊維の引張弾性率は260Gpa、引張強度は4.
8Gpaである。これを回転させながら、硬化炉で13
0℃で3時間、加熱硬化して、室温まで冷却した後、鉄
製のマンドレルから脱芯して成形体を得た。この成形体
を200mm間隔に輪切りにして、FRP製のロータ本
体部12を製造した。ハブ14は6063耐食アルミニ
ウム合金製の円盤を鍛造加工してフライス盤で機械加工
して仕上げた。上記ロータ本体部12内に、このハブ1
4を圧入して組み立て、モータ/ジェネレータを組み込
んで、動バランスを調整して、ロータ10を製造した。
このロータのロータ本体部12の径方向の比強度は81
00m/sec2であった。このロータをボールベアリ
ング軸受けでCFRP製のケーシング16中に収容して
フライホイールバッテリー装置を製造した。これを空気
中で7500〜15000rpm(チップ速度:157
〜314m/sec)で作動した。このバッテリー装置
は12KVA−30秒の出力を発揮し、軽量かつコンパ
クトであり、クレーンやフォークリフト等の乗り物用の
電力標準化装置として実用的に用いられた。
【0020】
【発明の効果】本発明のロータであると、エネルギ貯蔵
能力がきわめて高いので、その回転速度を超高回転にす
る必要が無く、チップ速度を330m/secよりも速
くしなくても十分に実用的である。その結果、ロータの
チップ速度が音速以下であるので衝撃波や空気抵抗の対
策の為に、ロータを格納するケーシング内を真空にして
真空中で作動する必要がない。また、高回転で磁気浮上
等の軸受けを用いた場合にも、超高回転で作動させない
ことから動力損失も小さい。また、ケーシングで密封す
る必要がないことから、熱の放熱が容易で、渦電流によ
る機械的損失によってロータが発熱しても、ロータを冷
却でき、その強度低下がない。また、超高回転にしない
ので、汎用性のある安価な軸受け等を用いることがで
き、多くの用途に適用できる。しかも回転数が1000
0〜15000rpm以下であるので、エネルギ密度が
低く、ロータは破壊しにくく、また、繊維方向を周方向
に沿ったものとすることにより、万一システムに異常が
生じてロータが暴走しても、キャタストロピックな繊維
破壊を生じることなく径方向の層間破壊を生じるのでロ
ータ本体部の飛散がなく、安全である。従って、特に堅
固なケーシングを用いる必要が無く、軽量コンパクトな
フライホイールバッテリー装置とすることができる。ま
た、引張弾性率が250GPa以上、かつ、引張強度が
4.8GPa以上の炭素繊維を用いることで、強度とコ
ストに優れたものとなる。本発明のフライホイールバッ
テリー装置は、ハイブリッド電気自動車や、エレベータ
やクレーン等の産業機械等のように頻繁に電力貯蔵と消
費を繰り返し、ピーク時の電力標準(ピークカット)と
エネルギ回生のあるバッテリー装置に特にに好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロータの一例を示す斜視図である。
【図2】 フライホイールバッテリー装置の一例の要部
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ロータ 12 ロータ本体部 14 ハブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ本体部が繊維強化プラスチックか
    らなり、径方向の比強度が5000m/sec2以上で
    あることを特徴とするロータ。
  2. 【請求項2】 前記繊維強化プラスチックの強化繊維
    は、引張弾性率が250Gpa以上かつ引張強度が4.
    8Gpa以上の炭素繊維であることを特徴とする請求項
    1記載のロータ。
  3. 【請求項3】 強化繊維の繊維方向をロータの周方向と
    したことを特徴とする請求項1または2記載のロータ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3のいずれかに記載のロ
    ータを具備することを特徴とするフライホイールバッテ
    リー装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のフライホイールバッテリ
    ー装置を用い、ロータのチップ速度を330m/sec
    以下として作動することを特徴とするフライホイールバ
    ッテリー装置の使用方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190503A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Railway Technical Research Institute 電力貯蔵装置におけるフライホイール構造
JP2016525335A (ja) * 2013-07-19 2016-08-22 ジーケーエヌ ハイブリッド パワー リミテッド エネルギー保存用フライホイールおよびその製造方法
CN111114735A (zh) * 2019-12-26 2020-05-08 中国科学院光电研究院 轻量化飞轮及其制造方法

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