JP2002010254A - 特徴点検出方法および記録再生装置 - Google Patents

特徴点検出方法および記録再生装置

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JP2002010254A
JP2002010254A JP2000185386A JP2000185386A JP2002010254A JP 2002010254 A JP2002010254 A JP 2002010254A JP 2000185386 A JP2000185386 A JP 2000185386A JP 2000185386 A JP2000185386 A JP 2000185386A JP 2002010254 A JP2002010254 A JP 2002010254A
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JP2000185386A
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Jun Takeshita
順 竹下
Hajime Nitta
元 新田
Tomoyuki Sato
智之 佐藤
Makoto Kono
誠 光野
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 符号化映像データを復号することなく、符号
化映像データから直接、シーンチェンジ点を検出でき、
シーンチェンジ点検出のための演算量を低減できるよう
にする。 【解決手段】 外部装置からの符号化された映像音声デ
ータをデジタルインタフェース回路90でTSに変換
し、そのTSから分離回路42でPESを抽出して、特
徴点検出部100でシーンチェンジ点を検出する。特徴
点検出部100では、Iピクチャの出現周期を検出し、
これが定められた周期より短くなったとき、そのときの
Iピクチャをシーンチェンジ点とするとともに、Pピク
チャまたはBピクチャのデータ長が、メモリ104に蓄
えた直近の過去の複数フレームにおけるPピクチャまた
はBピクチャのデータ長の平均値に係数を乗じた結果の
閾値LthPまたはLthBより大きくなったとき、そ
のときのPピクチャまたはBピクチャをシーンチェンジ
点とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像データから
画像のシーンチェンジ点を検出する方法、および映像デ
ータを記録再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置で、映像データを解析し
て、番組と番組の変わり目、番組本編とコマーシャルメ
ッセージ部分の変わり目、番組内の映像内容が大きく変
化する点などを、画像のシーンチェンジ点として検出す
る機能を備えたものがある。
【0003】このような記録再生装置では、その検出さ
れたシーンチェンジ点の情報によって、頭出し再生、コ
マーシャルメッセージ明けからの再生、番組中の特定シ
ーンからの再生などのランダムアクセス再生を実現する
ことができるとともに、シーンチェンジ点のサムネイル
(縮小画像)などを容易に作成することができる。
【0004】従来、このシーンチェンジ点の検出は、符
号化前または復号化後のベースバンドの映像データを解
析することによって行っている。具体的には、そのとき
のフレームの輝度成分または色差成分の信号強度につい
てのヒストグラムと直前のフレームについての同様のヒ
ストグラムとを比較して、隣接するフレーム間の相関を
検出し、相関が強ければシーンチェンジがなく、相関が
弱ければシーンチェンジを生じたと判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法でシーンチェンジ点を検出する場合には、シー
ンチェンジ点の検出のための演算量が大きくなり、シス
テムコントローラの負担が大きくなる。
【0006】また、従来のように符号化前または復号化
後のベースバンドの映像データからシーンチェンジ点を
検出する方法では、例えば、外部のデジタル放送受信機
などから入力された符号化映像データを記録する場合に
は、その符号化映像データをいったん復号して、シーン
チェンジ点を検出しなければならないので、シーンチェ
ンジ点を検出するとき、映像デコーダを別の用途に用い
ることができず、例えば、すでに記録媒体に記録されて
いる符号化映像データを記録媒体から再生し、映像デコ
ーダで復号して、再生映像信号を得ることができない。
【0007】そこで、この発明は、符号化映像データを
復号することなく、符号化映像データから直接、シーン
チェンジ点を検出することができ、シーンチェンジ点の
検出のための演算量を低減することができるとともに、
シーンチェンジ点を検出するとき、映像デコーダを別の
用途に用いることができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の特徴点検出
方法は、複数種類のピクチャとして符号化された映像デ
ータから、画像のシーンチェンジ点を特徴点として検出
する方法であって、前記符号化映像データにおける特定
種類のピクチャの出現周期を検出し、その出現周期が定
められた周期より短くなったとき、そのときの特定種類
のピクチャをシーンチェンジ点とするものである。
【0009】第2の発明の特徴点検出方法は、複数種類
のピクチャとして符号化された映像データから、画像の
シーンチェンジ点を特徴点として検出する方法であっ
て、前記符号化映像データ中の特定種類を除く他の種類
のそれぞれのピクチャのデータ長を検出し、そのデータ
長が閾値より大きくなったとき、そのときの他の種類の
ピクチャをシーンチェンジ点とするものである。
【0010】上記の方法の第1または第2の発明の特徴
点検出方法によれば、符号化映像データのピクチャ構造
を解析することによって、符号化映像データから直接、
シーンチェンジ点を検出するので、シーンチェンジ点の
検出のための演算量を低減することができ、システムコ
ントローラの負担を軽減することができる。また、符号
化映像データを復号することなく、シーンチェンジ点を
検出することができるので、シーンチェンジ点を検出す
るとき、映像デコーダを別の用途に用いることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】〔記録再生装置およびシステムの
概要…図1および図2〕図1は、この発明の記録再生装
置の一例を示し、映像信号および音声信号を、MPEG
(Moving Picture Experts G
roup)方式によって圧縮符号化し、多重化して、M
PEGシステムのTS(Transport Stre
am)として、HDD(Hard Disk Driv
e)内のディスク(ハードディスク)に記録し、ディス
クから再生する場合である。
【0012】なお、以下では、アナログ映像信号および
アナログ音声信号を、映像信号および音声信号と称し、
デジタル映像信号およびデジタル音声信号は、デジタル
映像データおよびデジタル音声データ、または単に映像
データおよび音声データと称する。
【0013】この例では、記録再生装置10は、地上波
TV(television)信号を受信するアンテナ
1が接続され、アナログ入力端子11V,11A,11
S、アナログ出力端子12V,12A,12S、デジタ
ル入出力端子19、入力処理部20、出力処理部30、
多重分離処理部40、バッファ制御回路50、HDD6
0、システムコントローラ70、同期制御回路80、デ
ジタルインタフェース回路90および特徴点検出部10
0を備える。図2に示すように、多重分離処理部40は
多重化回路41および分離回路42を備える。
【0014】システムコントローラ70は、図では省略
したが、CPU(CentralProcessing
Unit)、CPUが実行すべきプログラムや固定デ
ータなどが書き込まれたROM(Read Only
Memory)、およびCPUのワークエリアなどとし
て機能するRAM(Random AccessMem
ory)を備え、記録再生装置10全体を制御するもの
である。
【0015】(入力処理および記録の概要)アンテナ1
で受信された地上波TV信号は地上波チューナ21で選
局されて、地上波チューナ21から映像信号および音声
信号が得られ、その映像信号および音声信号が入力切換
回路22の一方の入力端に供給される。
【0016】入力端子11Vには外部機器からコンポジ
ット映像信号が、入力端子11Aには外部機器から音声
信号が、入力端子11Sには外部機器からセパレート映
像信号が、それぞれ供給される。
【0017】入力端子11Vからのコンポジット映像信
号、および入力端子11Aからの音声信号は、入力切換
回路22の他方の入力端に供給され、入力切換回路22
がシステムコントローラ70によって切り換えられて、
入力切換回路22から、いずれかの映像信号および音声
信号が選択されて取り出される。
【0018】入力切換回路22からの映像信号は、YC
分離回路23で輝度信号と色差信号に分離されて、別の
入力切換回路24の一方の入力端に供給される。また、
入力端子11Sからのセパレート映像信号(輝度信号お
よび色差信号)が、入力切換回路24の他方の入力端に
供給され、入力切換回路24がシステムコントローラ7
0によって切り換えられて、入力切換回路24から、い
ずれかの輝度信号および色差信号が選択されて取り出さ
れる。
【0019】入力切換回路24からの輝度信号および色
差信号は、NTSC(National Televi
sion System Committee)デコー
ダ25で、それぞれA/D変換され、さらにクロマエン
コード処理されて、NTSCデコーダ25からコンポー
ネント映像データが得られる。
【0020】また、NTSCデコーダ25では、入力切
換回路24からの輝度信号から垂直同期信号および水平
同期信号が分離されるとともに、その分離された同期信
号に基づいてクロックおよびフィールド判別信号が生成
され、これら同期信号、クロックおよびフィールド判別
信号が、同期制御回路80に供給される。同期制御回路
80では、これらの信号を基準として記録再生装置10
の各部に必要なクロックおよびタイミング信号が生成さ
れて、記録再生装置10の各部に供給される。
【0021】NTSCデコーダ25からの映像データ
は、プリ映像処理回路26でプリフィルタリング処理な
どの映像処理が施されたのち、MPEG映像エンコーダ
27および出力処理部30のポスト映像処理回路32に
供給される。
【0022】MPEG映像エンコーダ27では、プリ映
像処理回路26からの映像データに対してブロックDC
T(Discrete Cosine Transfo
rm:離散コサイン変換)などの符号化処理が施され
て、映像ES(Elementary Stream)
が生成され、そのMPEG映像ESが、多重分離処理部
40に供給される。
【0023】一方、入力切換回路22からの音声信号
は、音声A/D変換器28でデジタル音声データに変換
されたのち、MPEG音声エンコーダ29および出力処
理部30の出力切換回路35に供給される。
【0024】MPEG音声エンコーダ29では、音声A
/D変換器28からの音声データがMPEGフォーマッ
トに従って圧縮されて、音声ESが生成され、そのMP
EG音声ESが、多重分離処理部40に供給される。
【0025】多重分離処理部40では、図2に示す多重
化回路41において、MPEG映像エンコーダ27から
の映像ESおよびMPEG音声エンコーダ29からの音
声ESと各種制御信号とが多重化されて、MPEGシス
テムのTSが生成され、そのMPEG/TSが、セレク
タ44を介してバッファ制御回路50に送出される。
【0026】バッファ制御回路50は、多重化回路41
からセレクタ44を介して連続的に入力されるMPEG
/TSを、HDD60に断続的に送出する。すなわち、
HDD60がシーク動作を行っているときには、書き込
みができないので、入力されたMPEG/TSをバッフ
ァに一時的に蓄え、HDD60が書き込み可能なとき
に、そのMPEG/TSを入力レートより高いレートで
バッファから読み出してHDD60に送出する。これに
よって、バッファ制御回路50に連続的に入力されるM
PEG/TSは、途切れることなくディスク(ハードデ
ィスク)61に記録される。
【0027】HDD60は、システムコントローラ70
によって制御されて、ディスク61にMPEG/TSを
書き込む。バッファ制御回路50とHDD60との間の
プロトコル(インタフェース)としては、IDE(In
tegrated Device Electroni
cs)などが用いられる。
【0028】(再生および出力処理の概要)再生時に
は、HDD60は、システムコントローラ70によって
制御されて、ディスク61からMPEG/TSを読み出
し、バッファ制御回路50に送出する。バッファ制御回
路50は、記録時とは逆に、HDD60から断続的に入
力されるMPEG/TSを、連続的なMPEG/TSに
変換して、多重分離処理部40のセレクタ46を介して
分離回路42に供給する。
【0029】分離回路42では、その連続的なMPEG
/TSからPES(Packetized Eleme
ntary Stream)が抽出されて、MPEG映
像音声デコーダ31に供給される。
【0030】MPEG映像音声デコーダ31では、分離
回路42からのPESが映像ESと音声ESに分離さ
れ、さらに、その映像ESがMPEG映像デコーダで復
号されてベースバンドの映像データに変換され、音声E
SがMPEG音声デコーダで復号されてベースバンドの
音声データに変換される。変換後の映像データはポスト
映像処理回路32に供給され、音声データは出力切換回
路35に供給される。
【0031】ポスト映像処理回路32では、MPEG映
像音声デコーダ31からの映像データおよびプリ映像処
理回路26からの映像データに対して、両者の切り換え
または合成やポストフィルタリング処理などの映像処理
が施され、処理後の映像データが、OSD(On Sc
reen Display)処理回路33に供給され
る。
【0032】OSD処理回路33では、ポスト映像処理
回路32からの映像データに、表示画面上でグラフィッ
クスなどの画像が重畳的または部分的に表示されるよう
な処理が施され、処理後の映像データが、NTSCエン
コーダ34に供給される。
【0033】NTSCエンコーダ34では、OSD処理
回路33からの映像データ(コンポーネント映像デー
タ)が、輝度データと色差データとに変換され、さら
に、その輝度データおよび色差データが、それぞれD/
A変換されて、それぞれアナログ信号のコンポジット映
像信号およびセパレート映像信号が得られる。そのコン
ポジット映像信号は出力端子12Vに導出され、セパレ
ート映像信号は出力端子12Sに導出される。
【0034】一方、出力切換回路35では、システムコ
ントローラ70によって、MPEG映像音声デコーダ3
1からの音声データと、音声A/D変換器28からの音
声データとの、いずれかが選択されて取り出される。こ
の選択された音声データは、音声D/A変換器36でア
ナログ音声信号に変換されて、出力端子12Aに導出さ
れる。
【0035】(外部装置とのインタフェースの概要)記
録再生装置10は、デジタル入出力端子19と多重分離
処理部40との間にデジタルインタフェース回路90が
接続されたものとされて、デジタル入出力端子19に外
部装置110を接続することによって、外部装置110
からの符号化された映像音声データをディスク61に記
録し、ディスク61から再生された符号化された映像音
声データを外部装置110に出力することができる。
【0036】外部装置110としては、IRD(Int
egrated ReceiverDecoder)や
デジタルTV受信機などの映像機器、あるいはパーソナ
ルコンピュータなどの情報機器を接続することができ
る。外部装置110と記録再生装置10とのデジタルイ
ンタフェースとしては、IEEE(Institute
of Electrical and Electr
onics Engineers)1394規格のイン
タフェースなどを用いることができる。
【0037】外部装置110からデジタル入出力端子1
9に入力された符号化された映像音声データは、デジタ
ルインタフェース回路90でフォーマット変換などの処
理が施され、記録再生装置10に適合するMPEG/T
Sに変換されて、多重分離処理部40に送出される。多
重分離処理部40では、必要に応じて制御信号の解析や
生成が行われた上で、そのMPEG/TSが、セレクタ
45および44を介してバッファ制御回路50に送出さ
れ、HDD60によってディスク61に記録される。
【0038】これと同時に、セレクタ45を介したMP
EG/TSが、セレクタ46を介して分離回路42に供
給され、分離回路42で、記録されるMPEG/TSか
らPESが抽出されて、MPEG映像音声デコーダ31
に供給されることによって、出力端子12V,12Sお
よび12Aに、外部装置110からの映像音声データに
よるアナログ映像信号およびアナログ音声信号が得られ
る。
【0039】再生時には、HDD60によってディスク
61からMPEG/TSが読み出され、バッファ制御回
路50で連続的なMPEG/TSに変換されて、多重分
離処理部40に送出される。多重分離処理部40では、
必要に応じて制御信号の解析や生成が行われた上で、そ
のMPEG/TSが、セレクタ45を介してデジタルイ
ンタフェース回路90に送出される。デジタルインタフ
ェース回路90では、記録時とは逆の処理によって、そ
のMPEG/TSが外部装置110に適合する映像音声
データに変換されて、デジタル入出力端子19を介して
外部装置110に出力される。
【0040】これと同時に、バッファ制御回路50から
の再生されたMPEG/TSが、セレクタ46を介して
分離回路42に供給され、分離回路42で、再生された
MPEG/TSからPESが抽出されて、MPEG映像
音声デコーダ31に供給されることによって、出力端子
12V,12Sおよび12Aに、再生アナログ映像信号
および再生アナログ音声信号が得られる。
【0041】〔特徴点検出方法…図3〜図12〕以上の
ような記録再生装置10において、上述したように外部
装置110からデジタル入出力端子19に入力され、デ
ジタルインタフェース回路90でMPEG/TSに変換
された映像音声データを、ディスク61に記録する場合
における、特徴点(シーンチェンジ点)検出方法を以下
に示す。
【0042】(映像データの符号化態様…図3および図
4)MPEG方式では、映像データは、I(Intra
−coded),P(Predictive−code
d),B(Bidirectionally pred
ictive−coded)の3種類のピクチャとして
符号化されて、符号化された映像データでは、1枚のI
ピクチャと数枚ずつのPピクチャおよびBピクチャから
なるGOP(Group Of Pictures)構
造が形成され、一般的にはIピクチャが周期的に出現す
る。
【0043】しかし、デジタル放送用エンコーダによっ
ては、映像内容が大きく変化したとき、Iピクチャを強
制的に挿入することによって、画質の劣化を抑えるもの
が存在する。
【0044】図3は、この場合の符号化映像データのG
OP構造を示し、Iピクチャの定常的な出現周期Nが1
5(枚)の場合で、同図(A)は、シーンチェンジがな
い場合のGOP構造であり、同図(B)は、シーンチェ
ンジによって矢印で示す位置にIピクチャが挿入され
て、Iピクチャの出現周期が乱れた場合のGOP構造で
ある。
【0045】特徴点検出の第1の方法では、このIピク
チャの出現周期の乱れを検出することによって、シーン
チェンジ点を検出する。
【0046】また、デジタル放送用エンコーダによって
は、映像内容が大きく変化してもIピクチャを強制的に
挿入しないで、Iピクチャを常に一定周期で送り続ける
ものも存在する。この場合には、PピクチャまたはBピ
クチャにおいて映像内容が大きく変化すると、その変化
点のPピクチャまたはBピクチャのデータ長が増大す
る。
【0047】図4は、この場合の符号化映像データのG
OP構造を示し、Iピクチャの出現周期Nが15(枚)
に固定される場合で、同図(A)は、シーンチェンジが
ない場合のGOP構造であり、同図(B)は、シーンチ
ェンジによって矢印で示す位置のBピクチャのデータ長
が増大した場合のGOP構造である。
【0048】特徴点検出の第2の方法では、このPピク
チャまたはBピクチャのデータ長の増大を検出すること
によって、シーンチェンジ点を検出する。
【0049】(第1の方法…図5〜図7)図5は、第1
の方法によってシーンチェンジ点を検出する場合の特徴
点検出部100の一例を示す。
【0050】上述したように、外部装置110からデジ
タル入出力端子19に入力された符号化された映像音声
データは、デジタルインタフェース回路90でMPEG
/TSに変換されて、多重分離処理部40を介してバッ
ファ制御回路50に送出され、HDD60によってディ
スク61に記録される。同時に、多重分離処理部40の
分離回路42で、記録されるMPEG/TSからPES
が抽出されて、特徴点検出部100に供給される。
【0051】図5の例は、この特徴点検出部100に供
給されるPES中の符号化映像データが、図3に示した
ようなGOP構造を有する場合に適用することができ
る。
【0052】この例の特徴点検出部100は、GOP構
造解析部101および映像変化点検出部102によって
構成される。GOP構造解析部101は、特徴点検出部
100に入力されたPESのそれぞれのピクチャのタイ
プ(I,P,Bピクチャの別)を検出し、映像変化点検
出部102は、GOP構造解析部101で検出されたピ
クチャタイプから、後述の検出処理ルーチンによって、
シーンチェンジ点を検出し、特徴点(シーンチェンジ
点)情報を出力する。
【0053】図6は、映像変化点検出部102が行う検
出処理ルーチンの一例を示す。この検出処理ルーチンで
は、図7に示すような直前のIピクチャからのピクチャ
データ数を示すカウント値nを0にリセットした状態で
処理を開始して、まずステップS101で、GOP構造
解析部101からピクチャタイプを取得し、次にステッ
プS102で、そのときのピクチャがIピクチャである
か否かを判断する。
【0054】そして、そのときのピクチャがIピクチャ
であれば、ステップS103に進んで、カウント値nが
Iピクチャの定常的な出現周期Nと等しいか否かを、す
なわち図3に示したようにN=15の場合にはカウント
値nが15であるか否かを判断する。
【0055】図7に示すように、カウント値nは、Iピ
クチャの直後のピクチャでは1にされ、したがってIピ
クチャでは、シーンチェンジがなければ、N(=15)
に達するが、シーンチェンジがあると、N(=15)に
達しない。
【0056】したがって、カウント値nがN(=15)
であれば、そのIピクチャはシーンチェンジ点ではない
として、ステップS103からステップS104に進ん
で、次のピクチャについての処理のためにカウント値n
を1にし、さらにステップS107に進んで、シーンチ
ェンジ検出フラグを0にした上で、ステップS101に
戻って、次のピクチャについての処理を行う。
【0057】カウント値nがN(=15)でなければ、
そのIピクチャはシーンチェンジ点であるとして、ステ
ップS103からステップS105に進んで、次のピク
チャについての処理のためにカウント値nを1にし、さ
らにステップS108に進んで、シーンチェンジ検出フ
ラグを1にし、特徴点情報を出力した上で、ステップS
101に戻って、次のピクチャについての処理を行う。
【0058】ステップS102で、そのときのピクチャ
がIピクチャではないと判断したときには、ステップS
106に進んで、次のピクチャについての処理のために
カウント値nをインクリメントし、さらにステップS1
07に進んで、シーンチェンジ検出フラグを0にした上
で、ステップS101に戻って、次のピクチャについて
の処理を行う。
【0059】図5の例の特徴点検出部100では、以上
のようにPESからシーンチェンジ点が検出され、特徴
点情報として、シーンチェンジ点として検出されたIピ
クチャの位置を示す、PESの時間情報であるPTS
(PresentationTime Stamp)や
パケット番号が出力される。この特徴点情報は、バッフ
ァ制御回路50に送出され、MPEG/TSとは別に管
理されてディスク61に記録される。
【0060】なお、上記の例は、映像変化点検出部10
2をソフトウエアによって構成する場合であるが、映像
変化点検出部102として専用のハードウエア回路を用
いることもできる。
【0061】(第2の方法…図8〜図12)図8は、第
2の方法によってシーンチェンジ点を検出する場合の特
徴点検出部100の一例を示す。
【0062】この例の特徴点検出部100は、GOP構
造解析部101、映像変化点検出部102、閾値決定部
103およびメモリ104によって構成される。メモリ
104としては、専用のメモリの代わりに、システムコ
ントローラ70内のRAMの一部の領域やディスク61
の一部の領域などを用いることもできる。
【0063】GOP構造解析部101は、特徴点検出部
100に入力されたPESのそれぞれのピクチャのタイ
プおよびデータ長を検出し、閾値決定部103は、GO
P構造解析部101からピクチャタイプおよびピクチャ
データ長を取り込み、後述の閾値決定処理ルーチンによ
って、直近の過去のmフレームについてのピクチャタイ
プおよびピクチャデータ長をメモリ104に蓄えて、P
ピクチャおよびBピクチャのデータ長についての閾値L
thPおよびLthBを決定する。
【0064】映像変化点検出部102は、GOP構造解
析部101で検出されたピクチャタイプおよびピクチャ
データ長と、閾値決定部103で決定された閾値Lth
PおよびLthBとから、後述の検出処理ルーチンによ
って、シーンチェンジ点を検出し、特徴点(シーンチェ
ンジ点)情報を出力する。
【0065】この図8の例は、一つの場合として、特徴
点検出部100に供給されるPES中の符号化映像デー
タが、図4に示したようなGOP構造を有する場合に適
用することができる。
【0066】図9は、この場合の、閾値決定部103が
行う閾値決定処理ルーチンを含む、映像変化点検出部1
02が行う検出処理ルーチンの一例を示す。この検出処
理ルーチンでは、メモリ104に蓄えられているピクチ
ャデータ数を示すカウント値aを0にリセットした状態
で処理を開始して、まずステップS111で、GOP構
造解析部101からピクチャタイプおよびピクチャデー
タ長Lを取得し、次にステップS120の閾値決定処理
ルーチンによって、後述のようにPピクチャおよびBピ
クチャのデータ長についての閾値LthPおよびLth
Bを決定する。
【0067】次にステップS112で、そのときのピク
チャがPピクチャであるか否かを判断し、Pピクチャで
あれば、ステップS113に進んで、そのPピクチャの
データ長LがステップS120で決定された閾値Lth
Pより大きいか否かを判断し、L≦LthPであれば、
そのPピクチャはシーンチェンジ点ではないとして、ス
テップS107に進んで、シーンチェンジ検出フラグを
0にした上で、ステップS111に戻って、次のピクチ
ャについての処理を行う。
【0068】逆に、L>LthPであれば、そのPピク
チャはシーンチェンジ点であるとして、ステップS11
3からステップS108に進んで、シーンチェンジ検出
フラグを1にし、特徴点情報を出力した上で、ステップ
S111に戻って、次のピクチャについての処理を行
う。
【0069】ステップS112で、そのときのピクチャ
がPピクチャではないと判断したときには、ステップS
114に進んで、そのときのピクチャがBピクチャであ
るか否かを判断し、Bピクチャであれば、ステップS1
15に進んで、そのBピクチャのデータ長Lがステップ
S120で決定された閾値LthBより大きいか否かを
判断し、L≦LthBであれば、そのBピクチャはシー
ンチェンジ点ではないとして、ステップS107に進ん
で、シーンチェンジ検出フラグを0にした上で、ステッ
プS111に戻って、次のピクチャについての処理を行
う。
【0070】逆に、L>LthBであれば、そのBピク
チャはシーンチェンジ点であるとして、ステップS11
5からステップS108に進んで、シーンチェンジ検出
フラグを1にし、特徴点情報を出力した上で、ステップ
S111に戻って、次のピクチャについての処理を行
う。
【0071】ステップS114で、そのときのピクチャ
がBピクチャではないと、すなわちIピクチャであると
判断したときには、そのピクチャはシーンチェンジ点で
はないとして、ステップS107に進んで、シーンチェ
ンジ検出フラグを0にした上で、ステップS111に戻
って、次のピクチャについての処理を行う。
【0072】図8の例の特徴点検出部100では、以上
のようにPESからシーンチェンジ点が検出され、特徴
点情報として、シーンチェンジ点として検出されたPピ
クチャまたはBピクチャの位置を示す、PESのPTS
やパケット番号が出力される。図5の例と同様に、この
特徴点情報は、バッファ制御回路50に送出され、MP
EG/TSとは別に管理されてディスク61に記録され
る。
【0073】さらに、図8の例は、特徴点検出部100
に供給されるPES中の符号化映像データが、図3に示
したようなGOP構造を有する場合と、図4に示したよ
うなGOP構造を有する場合との、いずれの場合にも適
用することができる。
【0074】図10は、この場合の、閾値決定部103
が行う閾値決定処理ルーチンを含む、映像変化点検出部
102が行う検出処理ルーチンの一例を示す。この検出
処理ルーチンでは、図7に示したような直前のIピクチ
ャからのピクチャデータ数を示すカウント値n、および
メモリ104に蓄えられているピクチャデータ数を示す
カウント値aを、それぞれ0にリセットした状態で処理
を開始して、まずステップS111で、GOP構造解析
部101からピクチャタイプおよびピクチャデータ長L
を取得し、次にステップS120の閾値決定処理ルーチ
ンによって、後述のようにPピクチャおよびBピクチャ
のデータ長についての閾値LthPおよびLthBを決
定する。
【0075】次にステップS102で、そのときのピク
チャがIピクチャであるか否かを判断し、Iピクチャで
あれば、ステップS103に進んで、カウント値nが符
号化映像データが図3に示したようなGOP構造を有す
る場合におけるIピクチャの定常的な出現周期Nと等し
いか否かを判断し、カウント値nがNであれば、そのI
ピクチャはシーンチェンジ点ではないとして、ステップ
S104に進んで、カウント値nを1にし、さらにステ
ップS107に進んで、シーンチェンジ検出フラグを0
にした上で、ステップS111に戻って、次のピクチャ
についての処理を行う。
【0076】カウント値nがNでなければ、そのIピク
チャはシーンチェンジ点であるとして、ステップS10
3からステップS105に進んで、カウント値nを1に
し、さらにステップS108に進んで、シーンチェンジ
検出フラグを1にし、特徴点情報を出力した上で、ステ
ップS111に戻って、次のピクチャについての処理を
行う。
【0077】ステップS102で、そのときのピクチャ
がIピクチャではないと判断したときには、ステップS
106に進んで、カウント値nをインクリメントした上
で、ステップS112に進んで、そのときのピクチャが
Pピクチャであるか否かを判断する。ステップS112
以下については、図9の検出処理ルーチンと同じであ
る。
【0078】図10の場合、図8の例の特徴点検出部1
00では、特徴点情報として、シーンチェンジ点として
検出されたIピクチャ、PピクチャまたはBピクチャの
位置を示す、PESのPTSやパケット番号が出力され
る。
【0079】図8の例の閾値決定部103は、すなわち
図9または図10の閾値決定処理ルーチンS120で
は、メモリ104に蓄えた直近の過去のmフレームにつ
いてのピクチャタイプおよびピクチャデータ長から、P
ピクチャおよびBピクチャのデータ長についての閾値L
thPおよびLthBを決定する。これは、シーンチェ
ンジ点でPピクチャまたはBピクチャのデータ長が増大
したことを、より正確に検出するためである。
【0080】mの値は、符号化映像データの連続するm
フレーム中にPピクチャが少なくとも1フレーム含まれ
る値とし、符号化映像データが図4に示したようなGO
P構造を有する場合には6以上とする。図11は、m=
6とした場合である。
【0081】図12は、閾値決定部103が行う閾値決
定処理ルーチンS120の一例を示す。この閾値決定処
理ルーチンS120では、まずステップS121で、図
9または図10のステップS108またはS107で設
定されたシーンチェンジ検出フラグが1であるか否かを
判断し、シーンチェンジ検出フラグが1であれば、その
ときのピクチャがシーンチェンジ点として検出されたこ
とになり、シーンチェンジ点の前後ではフレーム間の相
関がなくなっていることから、ステップS121からス
テップS122に進んで、メモリ104の内容(ピクチ
ャタイプおよびピクチャデータ長)をクリアし、さらに
ステップS123に進んで、メモリ104に蓄えられて
いるピクチャデータ数を示すカウント値aを0にリセッ
トした上で、ステップS124に進み、シーンチェンジ
検出フラグが0であれば、ステップS121から直接、
ステップS124に進む。
【0082】ステップS124では、図9または図10
のステップS111で取得したピクチャタイプおよびピ
クチャデータ長Lをメモリ104に格納し、次にステッ
プS125で、カウント値aが規定値mに達したか否か
を、すなわち図11に示したようにm=6の場合にはカ
ウント値aが6に達したか否かを判断する。
【0083】そして、図9または図10の検出処理を開
始した直後や、カウント値aを0にリセットした直後で
あって、いまだメモリ104にmフレーム分のピクチャ
タイプおよびピクチャデータ長Lが蓄えられてなく、a
<mであるときには、ステップS126に進んで、次の
ピクチャについての処理のためにカウント値aをインク
リメントした上で、ステップS127に進んで、Pピク
チャのデータ長についての閾値LthPおよびBピクチ
ャのデータ長についての閾値LthBを、それぞれ、そ
のときのPピクチャまたはBピクチャがシーンチェンジ
点として検出されることがないような十分に大きい値L
maxに設定して、閾値決定処理を終了し、図9のステ
ップS112または図10のステップS102に移行す
る。
【0084】一方、ステップS124での格納によっ
て、メモリ104にmフレーム分のピクチャタイプおよ
びピクチャデータ長Lが蓄えられて、カウント値aが規
定値mに達したときには、ステップS125からステッ
プS128に進んで、次のピクチャについての処理のた
めにメモリ104から最も古いピクチャタイプおよびピ
クチャデータ長Lを削除した上で、ステップS129に
進んで、閾値LthPおよびLthBを、次の式(1)
(2)によって算出して、閾値決定処理を終了し、図9
のステップS112または図10のステップS102に
移行する。
【0085】LthP=Kp×LaveP …(1) LthB=Kb×LaveB …(2)。
【0086】LavePおよびLaveBは、それぞ
れ、ステップS128で最も古いピクチャタイプおよび
ピクチャデータ長Lを削除する直前においてメモリ10
4に蓄えられていた直近の過去のmフレームにおけるP
ピクチャのデータ長の平均値およびBピクチャのデータ
長の平均値であり、KpおよびKbは、1以上の係数で
ある。
【0087】係数Kp,Kbは、その値によってシーン
チェンジの検出精度が決定され、1に近いほど、わずか
な映像変化でもシーンチェンジとして検出され、逆に大
きいほど、大きな映像変化のみがシーンチェンジとして
検出される。したがって、係数Kp,Kbは、映像の種
類や映像データの符号化アルゴリズムなどに応じて、1
以上、2程度以下の範囲内の適切な値に設定する。ま
た、係数Kp,Kbを固定値にしないで、システムコン
トローラ70によって調整できるようにしてもよい。
【0088】このように、直近の過去のmフレームにお
けるP,Bピクチャのデータ長の平均値LaveP,L
aveBに係数Kp,Kbを乗じた結果を、P,Bピク
チャのデータ長についての閾値LthP,LthBとす
ることによって、図4(B)に示したようなシーンチェ
ンジによるPピクチャまたはBピクチャのデータ長の増
大を、より正確に検出することができる。
【0089】上記の例は、図8の映像変化点検出部10
2および閾値決定部103をソフトウエアによって構成
する場合であるが、映像変化点検出部102および閾値
決定部103として専用のハードウエア回路を用いるこ
ともできる。
【0090】(実施形態の特徴点検出の効果)図3以下
に示して上述した特徴点検出方法では、図1および図2
に示したMPEG映像音声デコーダ31でいったん復号
した後のベースバンドの映像データからシーンチェンジ
点を検出するのではなく、ディスク61に記録するMP
EG/TSから分離回路42で抽出したPESから直
接、シーンチェンジ点を検出するので、シーンチェンジ
点の検出のための演算量を低減することができ、システ
ムコントローラ70の負担を軽減することができる。
【0091】また、上述した特徴点検出方法では、上記
のようにMPEG映像音声デコーダ31を使用しないで
シーンチェンジ点を検出するので、シーンチェンジ点を
検出するとき、MPEG映像音声デコーダ31を別の用
途に用いることができる。
【0092】すなわち、外部装置110からの符号化さ
れた映像音声データを、デジタルインタフェース回路9
0でMPEG/TSに変換してディスク61に記録し、
その記録するMPEG/TSから分離回路42でPES
を抽出し、特徴点検出部100でシーンチェンジ点を検
出して、特徴点情報をディスク61に記録すると同時
に、分離回路42からのPESをMPEG映像音声デコ
ーダ31に供給することによって、出力端子12V,1
2Sおよび12Aに、外部装置110からの映像音声デ
ータによるアナログ映像信号およびアナログ音声信号を
得ることができる。
【0093】また、分離回路42として、特徴点検出部
100でPESからシーンチェンジ点を検出するための
回路と、ディスク61から再生されたMPEG/TSか
らPESを抽出してMPEG映像音声デコーダ31に供
給する回路とを設ける場合には、外部装置110からの
符号化された映像音声データを、デジタルインタフェー
ス回路90でMPEG/TSに変換してディスク61に
記録し、その記録するMPEG/TSからシーンチェン
ジ点を検出して、特徴点情報をディスク61に記録する
と同時に、すでにディスク61に記録されているMPE
G/TSをディスク61から再生し、その再生したMP
EG/TSからPESを抽出してMPEG映像音声デコ
ーダ31に供給することによって、出力端子12V,1
2Sおよび12Aに、ディスク61から再生したMPE
G/TSによる再生アナログ映像信号および再生アナロ
グ音声信号を得ることができる。
【0094】ディスク61に記録された特徴点情報は、
これによって、ディスク61からMPEG/TSを再生
する場合に、頭出し再生、コマーシャルメッセージ明け
からの再生、番組中の特定シーンからの再生などのラン
ダムアクセス再生を実現することができるとともに、シ
ーンチェンジ点のサムネイル(縮小画像)などを容易に
作成することができる。
【0095】〔他の実施形態〕図1に示したように、地
上波チューナ21からの映像信号や入力端子11V,1
1Sからの映像信号を、NTSCデコーダ25でデジタ
ル映像データに変換し、さらにMPEG映像エンコーダ
27で符号化して、図2に示した多重化回路41からの
MPEG/TSをディスク61に記録する場合にも、同
じ方法によって特徴点検出部100でシーンチェンジ点
を検出して、特徴点情報をディスク61に記録すること
ができる。
【0096】上述した実施形態は、記録再生装置の記録
媒体(記憶素子)としてハードディスクを用いる場合で
あるが、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリな
どを用いてもよい。
【0097】また、上述した実施形態は、符号化映像デ
ータと特徴点情報を同一の記録媒体に記録する場合であ
るが、例えば、符号化映像データをハードディスクに記
録し、特徴点情報をRAMに記憶させる、などのよう
に、符号化映像データと特徴点情報を別の記録媒体に記
録してもよい。
【0098】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、符
号化映像データのピクチャ構造を解析することによっ
て、符号化映像データから直接、シーンチェンジ点を検
出するので、シーンチェンジ点の検出のための演算量を
低減することができ、システムコントローラの負担を軽
減することができる。
【0099】また、符号化映像データを復号することな
く、シーンチェンジ点を検出することができるので、シ
ーンチェンジ点を検出するとき、映像デコーダを別の用
途に用いることができ、例えば、すでに記録媒体に記録
されている符号化映像データを記録媒体から再生し、映
像デコーダで復号化して、再生映像信号を得るために用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の記録再生装置の一例を示す図であ
る。
【図2】多重分離処理部の一例を示す図である。
【図3】MPEG符号化映像データのGOP構造の一例
を示す図である。
【図4】MPEG符号化映像データのGOP構造の他の
例を示す図である。
【図5】特徴点検出部の一例を示す図である。
【図6】特徴点検出処理ルーチンの一例を示す図であ
る。
【図7】図5および図6の例の特徴点検出の説明に供す
る図である。
【図8】特徴点検出部の他の例を示す図である。
【図9】特徴点検出処理ルーチンの他の例を示す図であ
る。
【図10】特徴点検出処理ルーチンのさらに他の例を示
す図である。
【図11】特徴点検出における閾値決定の説明に供する
図である。
【図12】閾値決定処理ルーチンの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省
略する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/93 H04N 5/93 E (72)発明者 佐藤 智之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 光野 誠 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA20 FA23 GB06 GB37 HA29 HA31 JA03 JA21 KA08 KA20 KA24 LA06 LA07 LA11 5C059 KK15 NN43 PP05 PP07 RC24 SS02 SS12 SS19 TA61 TB03 TC14 TC20 TD03 TD07 TD12 UA02 UA05 UA34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類のピクチャとして符号化された映
    像データから、画像のシーンチェンジ点を特徴点として
    検出する方法であって、 前記符号化映像データにおける特定種類のピクチャの出
    現周期を検出し、その出現周期が定められた周期より短
    くなったとき、そのときの特定種類のピクチャをシーン
    チェンジ点とする特徴点検出方法。
  2. 【請求項2】複数種類のピクチャとして符号化された映
    像データから、画像のシーンチェンジ点を特徴点として
    検出する方法であって、 前記符号化映像データ中の特定種類を除く他の種類のそ
    れぞれのピクチャのデータ長を検出し、そのデータ長が
    閾値より大きくなったとき、そのときの他の種類のピク
    チャをシーンチェンジ点とする特徴点検出方法。
  3. 【請求項3】請求項2の特徴点検出方法において、 前記閾値は、前記符号化映像データ中の直近の過去の複
    数フレームにおける同じ種類のピクチャのデータ長の平
    均値に係数を乗じた結果とする特徴点検出方法。
  4. 【請求項4】複数種類のピクチャとして符号化された映
    像データから、画像のシーンチェンジ点を特徴点として
    検出し、シーンチェンジ点の位置を示す特徴点情報を出
    力する特徴点検出部と、 前記符号化映像データおよび前記特徴点情報を、記録媒
    体に記録し、記録媒体から再生する記録再生部とを備
    え、 前記特徴点検出部は、前記符号化映像データにおける特
    定種類のピクチャの出現周期を検出し、その出現周期が
    定められた周期より短くなったとき、そのときの特定種
    類のピクチャをシーンチェンジ点とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項4の記録再生装置において、 前記符号化映像データが外部装置から当該記録再生装置
    に入力されるものである記録再生装置。
  6. 【請求項6】複数種類のピクチャとして符号化された映
    像データから、画像のシーンチェンジ点を特徴点として
    検出し、シーンチェンジ点の位置を示す特徴点情報を出
    力する特徴点検出部と、 前記符号化映像データおよび前記特徴点情報を、記録媒
    体に記録し、記録媒体から再生する記録再生部とを備
    え、 前記特徴点検出部は、前記符号化映像データ中の特定種
    類を除く他の種類のそれぞれのピクチャのデータ長を検
    出し、そのデータ長が閾値より大きくなったとき、その
    ときの他の種類のピクチャをシーンチェンジ点とする記
    録再生装置。
  7. 【請求項7】請求項6の記録再生装置において、 前記特徴点検出部は、前記符号化映像データ中の直近の
    過去の複数フレームにおける同じ種類のピクチャのデー
    タ長の平均値に係数を乗じて前記閾値を算出する記録再
    生装置。
  8. 【請求項8】請求項6の記録再生装置において、 前記符号化映像データが外部装置から当該記録再生装置
    に入力されるものである記録再生装置。
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