JP2002010155A - 無線端末用集積回路およびこれを用いたテレビジョン受像機 - Google Patents

無線端末用集積回路およびこれを用いたテレビジョン受像機

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JP2002010155A JP2000192859A JP2000192859A JP2002010155A JP 2002010155 A JP2002010155 A JP 2002010155A JP 2000192859 A JP2000192859 A JP 2000192859A JP 2000192859 A JP2000192859 A JP 2000192859A JP 2002010155 A JP2002010155 A JP 2002010155A
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毅 池田
Hiroshi Miyagi
弘 宮城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン受像機を構成するのに必要な回
路の更なる集積化を図り、より一層装置の小型化・薄型
化、製造コストの削減、設計時間の短縮を実現できるよ
うにする。 【解決手段】 チューナ部2,3の他に少なくとも電子
ボリューム4をCMOS構造にして1つの半導体チップ
10上に集積化することにより、音声系回路のより多く
の部分を1チップにまとめることができるようにして、
部品点数を少なくしてテレビジョン受像機の更なる小型
化・薄型化を実現することができるようにするととも
に、チューナ部2,3と電子ボリューム4とを別個に設
計・製造する必要をなくし、1つの半導体チップ10に
まとめて設計・製造を行うことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線端末用集積回路
およびこれを用いたテレビジョン受像機に関し、例え
ば、テレビジョン放送を受信して処理するのに必要な所
定の構成を同一の半導体基板(チップ)上に集積化した
回路に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、アナログのテレビジョン放送を
受信するテレビジョン受像機の一般的な構成を示す図で
ある。図4において、アンテナ41で受信されたテレビ
放送用の電波は、チューナ42に入力される。チューナ
42は、アンテナ41より入力された高周波テレビ信号
を、希望受信周波数に応じて制御された局部発振周波数
の信号と混合することにより、中間周波数(IF)信号
を生成して出力する。
【0003】チューナ42により取り出されたIF信号
は、中間周波数増幅器(IFアンプ)43により増幅さ
れた後、映像検波回路44によって映像検波されるとと
もに、音声検波回路45によって音声検波される。映像
検波回路44より出力された信号は、映像系処理回路4
6により輝度信号と色信号とに分離され、更に所定の映
像信号処理が施されて映像信号となり、図示しないCR
TやLCD等の表示装置に出力される。また、音声検波
回路45より出力された信号は、音声系処理回路47に
よりFM復調などの処理が施されて音声信号となり、適
宜増幅されて図示しないスピーカ等に出力される。
【0004】図5は、上記チューナ42の構成を示す図
である。図5において、アンテナ41で受信されたテレ
ビ放送用の高周波テレビ信号は、帯域通過フィルタ(B
PF)51、高周波増幅器(RFアンプ)52、帯域通
過フィルタ(BPF)53を介してミキサ54の一方の
入力端に入力される。また、ミキサ54の他方の入力端
には、周波数変換用発振器(VCO)55から出力され
る局部発振周波数の局部発振信号が入力される。
【0005】上記VCO55から出力される信号の局部
発振周波数は、PLL(Phase Locked Loop)回路56
により、設定された希望受信周波数に応じて制御され
る。ミキサ54は、BPF53から出力される高周波テ
レビ信号と、VCO55から出力される局部発振信号と
を混合することにより、中間周波数(IF)信号を生成
し、次段のIFアンプ43に出力する。なお、チューナ
42内にIFアンプ43を含める場合もある。
【0006】ところで、近年においてテレビジョン受像
機は、BS(放送衛星)やCS(通信衛星)を用いたデ
ジタル衛星放送、地上波デジタル放送、ケーブルテレビ
放送などを始めとするデジタル放送の開始に向けて、デ
ジタルテレビとしての開発が急ピッチで進められてい
る。その中において、チューナの集積化が進められ、こ
れまで半導体集積回路の外付部品として実現していた帯
域通過フィルタ、RFアンプ、ミキサ回路などの受動素
子を、デジタル回路であるPLL回路と共に1つの半導
体基板(チップ)にまとめたLSIも開発されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにチューナの集積化はある程度進められてきている
ものの、テレビジョン受像機を構成するのに必要なそれ
以外の機能部品については集積化が不十分であった。例
えば、出力音声の音量を調整するためのボリューム回路
は、依然としてバイポーラトランジスタ等を用いたアナ
ログ回路により実現されており、アナログ的に音量の調
整を行っていた。
【0008】すなわち、上述のボリューム回路は、例え
ばFM検波回路を利用して実現されている。FM検波回
路は、中心周波数でIF信号の位相を90度シフトさせ
る移相回路と、IF信号と移相回路の出力信号とを用い
て位相検波を行い、FM検波信号を出力する掛算回路と
を含んで構成される。そして、このように構成されたF
M検波回路にIF信号を通し、出力する直流電圧の大き
さを変えることによって音量を調整するようにしてい
た。
【0009】従来、上述の移相回路は、コンデンサやコ
イル等の受動素子から構成されており、半導体集積回路
の外付部品として実現されていた。そのため、部品点数
が多くなり、テレビジョン受像機の薄型化・小型化を妨
げる1つの要因となっていた。また、このように部品点
数が多く、かつ、チューナ等を実装した半導体基板とボ
リューム回路等の外付部品を実装したプリント基板とを
別個に設計・製造しなくてはならないため、設計時間や
製造コストが多くかかるという問題もあった。
【0010】また、チューナ等を実装した半導体チップ
とボリューム回路等を実装した外付部品とが別個に製造
されるため、半導体チップと外付部品との間で素子の製
造バラツキが生じ、製造されるテレビジョン受像機の性
能が安定しないという問題もあった。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、テレビジョン受像機などの無線
通信端末を構成するのに必要な回路の更なる集積化を図
り、より一層装置の小型化・薄型化、製造コストの削
減、設計時間の短縮を実現できるようにすることを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の無線端末用集積
回路は、無線通信で使用する回路の少なくとも一部を半
導体基板上に集積化した無線端末用集積回路であって、
高周波信号を受信して所定の処理を行うことにより希望
受信周波数に対応した中間周波数信号を出力するチュー
ナ部と、上記チューナ部で処理された信号に対してレベ
ル調整を行うボリューム部とを同一の半導体基板上に集
積化したことを特徴とする。
【0013】本発明の他の態様では、上記チューナ部お
よび上記ボリューム部は、共にCMOS回路により同一
の半導体基板上に集積化されることを特徴とする。本発
明のその他の態様では、上記ボリューム部は、複数の抵
抗から成るラダー抵抗と、複数のスイッチから成るスイ
ッチ群とから構成される電子ボリュームであることを特
徴とする。
【0014】本発明のその他の態様では、上記ボリュー
ム部によりレベル調整の行われた信号を増幅する増幅部
を更に上記チューナ部および上記ボリューム部と同じ半
導体基板上に集積化したことを特徴とする。あるいは、
上記ボリューム部によりレベル調整の行われた信号を増
幅する増幅部を、上記チューナ部および上記ボリューム
部を集積化した半導体基板の外部に実装したことを特徴
とする。
【0015】本発明のその他の態様では、無線通信で使
用する回路の少なくとも一部を半導体基板上に集積化し
た無線端末用集積回路であって、高周波信号を受信して
所定の処理を行うことにより希望受信周波数に対応した
中間周波数信号を出力するチューナ部と、上記チューナ
部で処理された信号に対して音量の調整を行うボリュー
ム部とを含む音声系回路を同一の半導体基板上に集積化
したことを特徴とする。
【0016】また、本発明のテレビジョン受像機は、テ
レビジョン放送の受信に使用する回路の少なくとも一部
を半導体基板上に集積化したテレビジョン受像機であっ
て、高周波信号を受信して所定の処理を行うことにより
希望受信周波数に対応した中間周波数信号を出力するチ
ューナ部、および上記チューナ部で処理された信号に対
してレベル調整を行うボリューム部を同一の半導体基板
上に集積化した集積回路と、上記集積回路内のチューナ
部およびボリューム部を含む上記テレビジョン受像機全
体の制御を行う制御部と、上記集積回路と上記制御部と
が接続されるバスとを備えたことを特徴とする。
【0017】本発明の他の態様では、上記集積回路内の
上記チューナ部および上記ボリューム部は、共にCMO
S回路により同一の半導体基板上に集積化されることを
特徴とする。本発明のその他の態様では、上記ボリュー
ム部は、複数の抵抗から成るラダー抵抗と、複数のスイ
ッチから成るスイッチ群とから構成される電子ボリュー
ムであることを特徴とする。
【0018】本発明のその他の態様では、上記集積回路
は、上記ボリューム部によりレベル調整の行われた信号
を増幅する増幅部を更に集積化していることを特徴とす
る。あるいは、上記ボリューム部によりレベル調整の行
われた信号を増幅する増幅部を上記集積回路の外部に実
装したことを特徴とする。
【0019】本発明は上記技術手段より成るので、チュ
ーナ部だけでなく、少なくともチューナ部とボリューム
部をCMOS構造にして1つの半導体基板上に集積化す
ることが可能となり、音声系回路のより多くの部分を1
チップにまとめることができる。また、上記ボリューム
部だけでなく、増幅部などについてもCMOS構造によ
り同じ半導体基板上に集積化することにより、音声系回
路のほとんど全てを1チップにまとめることができる。
【0020】本発明の他の特徴によれば、電力消費に伴
ってより多くの発熱が生じる増幅部を半導体チップの外
付部品とすることにより、発熱による半導体チップの破
損あるいは性能劣化を抑制することが可能となる。ま
た、半導体チップについてはテレビジョン受像機のサイ
ズに関わらず共通に使用し、外付部品の増幅部だけを大
型テレビと小型テレビとで使い分けることが可能とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態によるテ
レビジョン受像機の要部構成例を示す図である。図1に
示すように、第1の実施形態によるテレビジョン受像機
は、テレビ電波受信用のアンテナ1、チューナ2、中間
周波数増幅器(IFアンプ)3、電子ボリューム4、音
声系処理回路5、パワーアンプ6、映像系処理回路7、
フラッシュメモリ11、RAM12、マイクロコンピュ
ータ(マイコン)13などを含んで構成されている。
【0022】アンテナ1で受信されたテレビ放送用の電
波は、チューナ2に入力される。チューナ2は、図5に
示したように構成されており、アンテナ1を介して受信
した高周波テレビ信号と、設定された希望受信周波数に
応じて制御された局部発振周波数の信号とを混合するこ
とにより、中間周波数(IF)信号を取り出す。チュー
ナ2により取り出されたIF信号は、IFアンプ3によ
って増幅される。なお、これらのチューナ2およびIF
アンプ3によって本発明のチューナ部が構成される。
【0023】上記IFアンプ3より出力されたIF信号
は、映像については映像系処理回路7によって所定の映
像信号処理が施され、映像信号として図示しないCRT
やLCD等の表示装置に出力される。一方、音声につい
ては、電子ボリューム4によってデジタル的に音量が調
整された後、音声系処理回路5により所定の音声信号処
理が施される。そして、パワーアンプ6によって適宜増
幅されて、図示しないスピーカ等に出力される。
【0024】本実施形態では、上記図1のように構成し
たテレビジョン受像機において、少なくとも音声に関す
る処理を行うチューナ2、IFアンプ3、電子ボリュー
ム4、音声系処理回路5およびパワーアンプ6について
は、全てCMOS回路により構成し、1つの半導体基板
(チップ)10上に実装している。この半導体チップ1
0および映像系処理回路7は、デジタルバス14に接続
されている。
【0025】フラッシュメモリ11、RAM12および
マイコン13は、BSやCS等のデジタル衛星放送、地
上波デジタル放送、あるいはケーブルテレビ放送などの
デジタル放送波を上記半導体チップ10が受信し、表示
装置やスピーカに映像と音声を出力する処理の一連の制
御を行うために設けられているものである。すなわち、
これらのフラッシュメモリ11、RAM12、マイコン
13もデジタルバス14に接続されており、上述の半導
体チップ10や映像系処理回路7の動作を制御する。
【0026】図2は、上記電子ボリューム4の構成例を
示す回路図である。図2に示すように、電子ボリューム
4は、複数の抵抗R1,R2,…Rnから成るラダー抵
抗21と、複数のスイッチSW1,SW2,…SWnか
ら成るスイッチ群22とから構成されるデジタル回路で
ある。スイッチ群22を構成する複数のスイッチSW
1,SW2,…SWnは、例えば、それぞれトランスミ
ッションゲートと呼ばれるCMOS構造の素子により構
成されている。
【0027】そして、これら複数のスイッチSW1,S
W2,…SWnのON/OFFが、CPUあるいはMP
U等により構成される図1のマイコン13からデータバ
ス14を介して与えられる制御信号に応じて制御され、
どのスイッチをONとするかによって音量の調整がデジ
タル的に行われる。
【0028】以上説明したように、本実施形態では、F
M検波回路のようにコンデンサやコイル等を備えたアナ
ログボリュームの代わりに、CMOS構造の電子ボリュ
ーム4を備える。そして、チューナ2やIFアンプ3に
加えて、電子ボリューム4、音声系処理回路5およびパ
ワーアンプ6を全てCMOS構造として1つの半導体チ
ップ10上に集積化したので、音声系回路のほとんど全
てを1チップにまとめることができ、部品点数を少なく
して装置の更なる小型化・薄型化を実現することができ
る。
【0029】また、音声系回路を設計・製造する際に、
従来のように半導体チップとその外付部品とを別個に設
計・製造する必要がなく、1つの半導体チップ10にま
とめて行うことができるので、設計時間を大幅に短縮す
ることができるとともに、製造コストを大幅に削減する
ことができる。また、1つの半導体チップ10内で素子
の製造バラツキが抑えられるので、テレビジョン受像機
の性能のバラツキを抑制することができる。
【0030】さらに、出力音声の音量をデジタル的に調
整することができるので、マイコン13によってチュー
ナ2の選局(希望受信周波数の選択)を行うことができ
るだけでなく、音量の調整もマイコン13によって行う
ことができる。従来のようにアナログ的にボリュームを
調整する場合は、温度等の外的要因によって出力レベル
が変わってしまうことがあったが、本実施形態ではCM
OS構造を採用することで出力音声の音量をデジタル的
に調整することができ、音量を安定的にコントロールす
ることができる。
【0031】また、音量の調整をマイコン13によって
行うことができることから、図示しないリモートコント
ローラを用いた遠隔操作によって音量の調整を簡単に行
うこともできる。さらに、本実施形態によれば、1チッ
プ化したチューナ2、IFアンプ3、電子ボリューム4
および音声系処理回路5で共通のデジタルバス14を使
用することができるので(データをチップ内部で分配す
る)、回路構成をより簡略化することができ、更なる装
置の小型化を図ることができる。
【0032】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、第2の実施形態によるテレビジョン受
像機の要部構成例を示す図である。なお、図3におい
て、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一
の機能を有するものである。
【0033】図3に示すように、第2の実施形態による
テレビジョン受像機も、テレビ電波受信用のアンテナ
1、チューナ2、IFアンプ3、電子ボリューム4、音
声系処理回路5、パワーアンプ6、映像系処理回路7、
フラッシュメモリ11、RAM12、マイコン13など
を含んで構成されている。
【0034】ただし、第2の実施形態では、音声に関す
る処理を行う音声系回路のうち、チューナ2、IFアン
プ3、電子ボリューム4および音声系処理回路5をCM
OS回路により構成し、1つの半導体チップ30上に実
装している。本実施形態において少なくともパワーアン
プ6は、この半導体チップ30に対する外付部品として
実現する。
【0035】本実施形態においても、チューナ2やIF
アンプ3の他に電子ボリューム4、音声系処理回路5も
CMOS構造とし、これらを1つの半導体チップ30上
に実装することにより、従来に比べて部品点数を少なく
することができ、装置の小型化・薄型化を実現すること
ができる。その他、第1の実施形態で述べた効果と同様
の効果を本実施形態においても達成することができる。
【0036】さらに、本実施形態では、電力消費に伴っ
てより多くの発熱が生じるパワーアンプ6だけは半導体
チップ30の外付部品としたので、発熱による半導体チ
ップ30の破損あるいは性能劣化を抑制することができ
る。また、表示画面が大きい大型のテレビジョン受像機
と、表示画面が小さい小型のテレビジョン受像機とで増
幅能力の異なるパワーアンプ6を使い分ける必要がある
が、本実施形態においては、半導体チップ30について
はテレビのサイズに関わらず共通に使用し、パワーアン
プ6だけを大型テレビと小型テレビとで使い分ければ良
く、設計あるいは製造上大変効率的である。
【0037】なお、図3の例では、チューナ2、IFア
ンプ3、電子ボリューム4および音声系処理回路5を1
つの半導体チップ30上に実装したが、チューナ2、I
Fアンプ3および電子ボリューム4を1つの半導体チッ
プ上に実装し、残りの音声系処理回路5とパワーアンプ
6を外付部品として提供するようにしても良い。
【0038】また、上記図1および図3の例において、
IFアンプ3と電子ボリューム4との間にデジタル復調
回路、例えば位相偏移復調の処理を行うPSK(Phase
Shift Keying)復調回路、あるいは直交振幅復調の処理
を行うQAM(Quadrature Amplitude Modulation)復
調回路などを設け、このPSK復調回路あるいはQAM
復調回路も同じ半導体チップ上に実装するようにしても
良い。また、本発明はデジタル放送を受信するテレビジ
ョン受像機にもアナログ放送を受信するテレビジョン受
像機にも適用することが可能である。
【0039】また、上記各実施形態では、本発明の無線
端末用集積回路(半導体チップ)をテレビジョン受像機
に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、無線通信により少なくとも音声
信号を受信し、所定の処理を施して出力する装置であれ
ば同様に適用することができる。例えば、RFフィルタ
等を備えた携帯電話やPHSなどの無線通信端末、AM
放送、FM放送、短波放送等のラジオ受信機などにも適
用することが可能である。また、上記各実施形態では、
半導体チップをCMOS回路により構成する例について
説明したが、Bi−CMOS回路により構成するように
しても良い。
【0040】その他、上記説明した各実施形態は、何れ
も本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示した
ものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本
発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱するこ
となく、様々な形で実施することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、チューナ部の他に少なくともボリューム部をCM
OS構造にして1つの半導体基板上に集積化するように
したので、音声系回路のより多くの部分を1チップにま
とめることができる。また、上記ボリューム部だけでな
く、増幅部などについてもCMOS構造にして同じ半導
体基板上に集積化するようにしたので、音声系回路のほ
とんど全てを1チップにまとめることができる。
【0042】これにより、部品点数を少なくしてテレビ
ジョン受像機の更なる小型化・薄型化を実現することが
できる。また、音声系回路を設計・製造する際に、半導
体チップとその外付部品とを別個に設計・製造する必要
がなく、1つの半導体チップにまとめて行うことができ
るので、設計時間を大幅に短縮することができるととも
に、製造コストを大幅に削減することができる。また、
1つの半導体チップ内で素子の製造バラツキが抑えられ
るので、テレビジョン受像機の性能の安定性を向上させ
ることができる。
【0043】さらに、出力音声の音量をデジタル的に調
整することができるので、チューナ部での選局(希望受
信周波数の選択)に加えて音量の調整もマイコンによっ
て行うことができ、音量を安定的にコントロールするこ
とができる。また、リモートコントローラを用いた遠隔
操作によって音量の調整を簡単に行うこともできる。さ
らに、集積化したチップ内の各種機能回路部で共通のデ
ジタルバスを使用することができるようになり、回路構
成をより簡略化して更なる装置の小型化を図ることがで
きる。
【0044】本発明の他の特徴によれば、電力消費に伴
ってより多くの発熱が生じる増幅部を半導体チップの外
付部品としたので、発熱による半導体チップの破損ある
いは性能劣化を抑制することができる。また、大型/小
型のどのサイズのテレビジョン受像機でも同じ半導体チ
ップを共通に使用し、外付部品の増幅部だけを大型テレ
ビと小型テレビとで使い分けることができ、設計あるい
は製造上の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態によるテレビジョン受像機の要
部構成例を示す図である。
【図2】電子ボリュームの構成例を示す図である。
【図3】第2の実施形態によるテレビジョン受像機の要
部構成例を示す図である。
【図4】従来のテレビジョン受像機の一般的な構成例を
示す図である。
【図5】チューナの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナ 3 IFアンプ 4 電子ボリューム 5 音声系処理回路 6 パワーアンプ 7 映像系処理回路 10 半導体チップ 11 フラッシュメモリ 12 RAM 13 マイコン 14 デジタルバス 21 ラダー抵抗 22 スイッチ群 30 半導体チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA24 AA25 AA29 BA27 5C026 DA05 5J098 AA03 AA11 AC05 AC10 AC20 AC27 AD14 AD26 EA01 EA09 5K016 CB09 CB12 5K020 AA02 BB09 DD15 EE04 GG01 LL01 MM11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信で使用する回路の少なくとも一
    部を半導体基板上に集積化した無線端末用集積回路であ
    って、 高周波信号を受信して所定の処理を行うことにより希望
    受信周波数に対応した中間周波数信号を出力するチュー
    ナ部と、上記チューナ部で処理された信号に対してレベ
    ル調整を行うボリューム部とを同一の半導体基板上に集
    積化したことを特徴とする無線端末用集積回路。
  2. 【請求項2】 上記チューナ部および上記ボリューム部
    は、共にCMOS回路により同一の半導体基板上に集積
    化されることを特徴とする請求項1に記載の無線端末用
    集積回路。
  3. 【請求項3】 上記ボリューム部は、複数の抵抗から成
    るラダー抵抗と、複数のスイッチから成るスイッチ群と
    から構成される電子ボリュームであることを特徴とする
    請求項2に記載の無線端末用集積回路。
  4. 【請求項4】 上記ボリューム部によりレベル調整の行
    われた信号を増幅する増幅部を更に上記チューナ部およ
    び上記ボリューム部と同じ半導体基板上に集積化したこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の無線
    端末用集積回路。
  5. 【請求項5】 上記ボリューム部によりレベル調整の行
    われた信号を増幅する増幅部を、上記チューナ部および
    上記ボリューム部を集積化した半導体基板の外部に実装
    したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載
    の無線端末用集積回路。
  6. 【請求項6】 無線通信で使用する回路の少なくとも一
    部を半導体基板上に集積化した無線端末用集積回路であ
    って、 高周波信号を受信して所定の処理を行うことにより希望
    受信周波数に対応した中間周波数信号を出力するチュー
    ナ部と、上記チューナ部で処理された信号に対して音量
    の調整を行うボリューム部とを含む音声系回路を同一の
    半導体基板上に集積化したことを特徴とする無線端末用
    集積回路。
  7. 【請求項7】 テレビジョン放送の受信に使用する回路
    の少なくとも一部を半導体基板上に集積化したテレビジ
    ョン受像機であって、 高周波信号を受信して所定の処理を行うことにより希望
    受信周波数に対応した中間周波数信号を出力するチュー
    ナ部、および上記チューナ部で処理された信号に対して
    レベル調整を行うボリューム部を同一の半導体基板上に
    集積化した集積回路と、 上記集積回路内のチューナ部およびボリューム部を含む
    上記テレビジョン受像機全体の制御を行う制御部と、 上記集積回路と上記制御部とが接続されるバスとを備え
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  8. 【請求項8】 上記集積回路内の上記チューナ部および
    上記ボリューム部は、共にCMOS回路により同一の半
    導体基板上に集積化されることを特徴とする請求項7に
    記載のテレビジョン受像機。
  9. 【請求項9】 上記ボリューム部は、複数の抵抗から成
    るラダー抵抗と、複数のスイッチから成るスイッチ群と
    から構成される電子ボリュームであることを特徴とする
    請求項8に記載のテレビジョン受像機。
  10. 【請求項10】 上記集積回路は、上記ボリューム部に
    よりレベル調整の行われた信号を増幅する増幅部を更に
    集積化していることを特徴とする請求項7〜9の何れか
    1項に記載のテレビジョン受像機。
  11. 【請求項11】 上記ボリューム部によりレベル調整の
    行われた信号を増幅する増幅部を上記集積回路の外部に
    実装したことを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に
    記載のテレビジョン受像機。
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