JP2002007718A - 保険のコストを判定し通信するための監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】データの収集、処理、通信のシステムに関し、
特に、リスクの保証単位についての保険のコストのより
正確な判定を提供する目的のために、リスクの前記保証
単位に関連するデータを収集し、所有者に対してそのよ
うに判定されたコストを通信し、または知らせるための
システムに関する。 【解決手段】インターネット通信系を通しての被保険者
と保険会社との間の保険関連サービスの通信のための方
法およびシステムは、データが収集されるのと同一時期
について保険のコストを計算するために収集されたイベ
ントおよび検知されたデータを処理するための処理シス
テムを含んでいる。拡張強化されたインターネット通信
系は、収集されたデータおよびその拡張されたプレゼン
テーションシステムを通しての処理に対する保証された
アクセスを提供する。加えて、情報に基づいて見積りを
提供し得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、データの収集、処
理、通信のシステムに関し、特に、リスクの単位に対す
る保険のコストをより正確に判定するためにリスクの保
険単位に関連するデータを収集し、取り扱いかつそのよ
うに判定されたコストをリスクの前記単位の所有者に通
信しまたは知らせるためのシステムに関する。本発明
は、自動車のような車両に対して主として適用可能であ
るが、限定するわけではないが、例えば、オートバイ、
移動住宅自動車、トラック、トラクタ、バン、バス、ボ
ートその他の船舶、航空機のような、他のリスクの単位
に対しても同等に適用可能である。本発明は、特に、リ
スク単位のリアルタイム使用に対応する保険のコストを
より正確に判定するために、対象単位についての使用の
安全性またはリスクに関連する増大された量のデータを
得るために、操作特性を実行するにあたってのリスクの
操作特性および操作者動作の単位を監視し且つ通信する
とともに、そのようなデータおよび計算されたコストを
顧客または被保険者またはその他にハードコピーにて、
インターネット経由で、または便利な通信のための他の
電子的手段によってアクセス可能とするためのシステム
に関する。本発明は、電子商取引、特に保険および関連
する情報が、インターネットまたは他の対話型ネットワ
ークを介して取り引きされ、販売され、または通信され
る電子商取引に関する。

【０００２】

【従来の技術】車両保険のコストを決定するための従来
の方法は、保険の申請者との個人的な面談からの関連す
る履歴データを収集し、車両局のような行政官庁に保存
された申請者の公的な車両運転記録を参照することによ
っている。そのようなデータは、結果として、申請者を
保険会社の経験に基づいて保険等級が割り当てられてい
る広い保険経理上の分類に分類することになる。特有の
保険経理上の種別による分類には、年齢、性別、婚姻状
態、居住場所および運転記録のような多くの要因が関連
している。

【０００３】現在の保険のシステムは、次のような分類
に基づいて、車両および運転者（保険経理上の分類）の
グループ分けを作成している。

【０００４】車両： 年数； 製造会社、モデル 価格 運転者： 年齢； 性別； 婚姻状態； 運転記録（行政官庁の記録報告に基づく）、 違反（表彰）； 責任事故； 居住場所 担保範囲： 保証される損失のタイプ、 債務、 保険に入っていない運転者、 総合担保、 衝突； 債務限界； 控除免責金額 年齢のような分類は、特定のリスクについて、保険経理
上の分類の特定の組合わせに基づいて、特有の車両保険
コストを展開すべく、例えば、２１個から２４個の保険
経理上の分類に細分される。例えば、次の情報により特
有の車両保険コストが生成される。

【０００５】車両： 年数 １９９７年（３年経過） 製造会社、モデル フォード（登録商標）（Ｆｏｒｄ
（登録商標））、エクスプローラ（登録商標）ＸＬＴ 価格 １８，０００ドル 運転者： 年齢 ３８歳 性別 男性 婚姻状態 独身 運転記録（行政官庁の記録報告に基づく）、 違反（表彰） １点（スピード違反） 責任事故 ３点（１つの責任事故） 居住場所 ３３６１９（郵便番号） 担保範囲： 保証される損失のタイプ、 債務 はい 保険に入っていない運転者 いいえ 総合担保 はい 衝突 はい 債務限界 １００，０００ドル／３００，０００ド
ル／５０，０００ドル 控除免責金額 ５００ドル／５００
ドル この情報のいずれかに対する変更は、もしその変更が結
果としてその変数について異なる保険経理上の分類とな
れば、結果的に課される保険料が相違することとなる。
例えば、運転者の年齢が３８歳から３９歳へ変わって
も、３８歳および３９歳の人々は同一の保険経理上の分
類であるから、結果として異なる保険経理上の分類とは
ならない。しかしながら、運転者の年齢が３８歳から４
５歳に変わることは、保険経理上の分類における変更で
あるから、結果として異なる保険経理上の分類となるで
あろう。

【０００６】現在の保険等級付けシステムは、いくつか
のタイプの車両の使用、車両上の装備および運転者のタ
イプについて、値引きおよび割り増しをも提供する。一
般的な割り増しおよび値引きは次のようなものを含んで
いる。 割り増し： ビジネス使用。 値引き： 車両上の安全装備 エアバッグ アンチロックブレーキ； 窃盗抑制デバイス 受動システム（例えば、「棍棒」）、 警報システム； 運転者タイプ 良い学生、 安全運転者（無事故） グループ 年長運転者 一括加入運転者 そのような従来の保険判定システムの主要な問題は、面
談において申請者から集められる多くのデータが検証で
きず、そして現存する公的記録でさえも最小の情報しか
含んでおらず、その多くは、その後に生じるクレームの
可能性の評価に対してほとんど関連がないことである。
言い換えれば、現在の等級付けシステムは、主として過
去に現実化した保険金額に基づいている。従来のシステ
ムを通して得られるデータは、車両の将来の動作の方法
または安全性を必然的に確実に予測するものではない。
したがって、保険の適正なコストを計算するための限ら
れた量の蓄積された関連データおよびその最小の証拠と
なる値は、車両の将来の動作の実際の方法を予測するた
めの極めて関連のある証拠となる値を有するデータをも
っと確実で正確に蓄積する改善されたシステムの長く感
じられた必要性を生み出す。

【０００７】多くのタイプの車両動作データ記録システ
ムは、これまで車両動作のある要素の正確な記録を維持
させる目的で提案されてきた。それらの中には事故の原
因を鑑定するために提案されたものであるし、動作の効
率をもっと正確に評価するために提案されたものもあ
る。そのようなシステムは、種々のデータ記録システム
における車両動作データ要素を記録するための種々の従
来技術を開示している。加えて、あるタイプのデータ要
素の即時の通信を提供したり、または窃盗、事故、破損
または緊急事態のような場合にもっと即時の応答を可能
とする携帯電話のようなシステムを介して、そのような
情報のための無線通信リンクを提供することも提案され
た。車両保険のコストを判定する助けとなるシートベル
トの使用を検出し記録することさえも提案されている
（米国特許第４，６６７，３３６号）。

【０００８】これまで示唆され採用されてきた種々の形
態およびタイプの車両動作データ収集記録システムは、
それらの明確な限定された目的に対してはそれなりの程
度で成功した。そのすべてには、車両に対する正確で且
つ適正な保険のコストを予測する際に包括的であると共
に信頼できるデータの高度化された収集、記録、通信シ
ステムを提供しようとするシステムにとって、限定され
た経済的且つ実際的な値しか持たないような実質的な欠
点がある。従来のシステムにおいて収集され記録される
動作情報のタイプは、一般には、車両保険のコストを決
定するために使用されることを意図していないので、監
視され記録されるデータ要素は、所定の安全基準または
車両操作者に対する保険経理上の分類の決定には直接的
には関連していない。例えば、車両の操作効率に関連す
る記録データ特性は、完全に、車両の操作の安全性には
関係がないであろう。さらに、保険経理上のプロファイ
ルおよびその適切な保険コストを正確に判定するための
関連データを記録し且つその後にまとめることには、問
題がある。

【０００９】現在の動力車両制御および操作システム
は、保険のコストの判定に関連する所望のタイプの情報
を得るために修正に容易に適応し得る電子システムを備
えている。ナビゲーション信号に基づいて車両の位置を
示す情報を提供するための衛星ナビゲーションシステム
を有する通信リンクを用いる車両追跡システムが提案さ
れている。そのような位置決め情報が、エキスパートシ
ステムにおける道路地図と組み合わされると、車両の位
置を確かめることができる。単なる車両位置だけでは、
運転される道路が車両の安全性に関して高リスクである
か低リスクであるかどうかを評価するこができるエキス
パートシステムにおける他の関連データと組み合わされ
ない限り、操作の安全性に特に関連するデータは提供さ
れないであろう。

【００１０】商品をマーケティングし販売するオンライ
ンウェブサイトはありふれたものになってきている。多
くの保険会社は、被保険者のプロファイルおよび口座状
態に関係のあるウェブサイトを介して、顧客に対して通
信サービスを提供している。１９９８年８月１７日に出
願された米国特許出願番号第０９／１３５，０３４号
（今は米国特許第６，０６４，９７０号）には、１つの
そのようなシステムが開示されている。そのようなウェ
ブサイト通信による顧客の安心感は、顧客の保険会社と
の接触に関連するより有用な情報さえも顧客に提供し得
るシステムの必要性を生み出した。そのように強化拡張
された通信は、通信の主題がリアルタイムコスト判定に
関するとき、またはその主題が将来再び起こる保険がか
けられるイベントに関係があるときに、被保険者に特に
有用であり得、該システムは、現存している被保険者の
プロファイルに、いくらかの保険会社提供のイベントを
保証する見積もられたコストの決定のための将来イベン
トの見積りと共に関係し得る。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、保険がかけ
られたリスクの単位についての新たな改善された監視、
記録、通信システムを意図しており、このシステムは主
として特定のリスクの単位がどのように動作するかを考
慮していないデータに基づく車両保険のコスト決定の問
題を克服するものである。本発明は、従来の保険コスト
システムにわたる等級付け誤差を著しく低減して、操作
者または保険経理上の分類への分類等級付けを提供する
実際の動作特性を表わす最新の重要データについての保
険請求に基づいているであろう。加えて、本発明は、動
作行動パターンの変化のため、保証範囲のコストについ
ての頻繁な（毎月の）調整を可能とする。その結果、個
々の操作者によって容易に制御し得る保険請求とするこ
とができる。このシステムは、選択された保険関係デー
タの改善された抽出のために、現在の電子的操作システ
ム、追跡システムおよび通信システムに適用され得る。
その上、このシステムは、インターネットウェブサイト
を介して、関係収集データ、保険イベントのコスト見積
りおよび顧客の被保険者プロファイルの強化され且つ改
善された通信を提供する。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、操作者
および車両運転特性を表すデータを、監視し、記録し通
信することにより自動車保険のコストを判定し、それに
よって該コストが、運転特性を所定の安全基準に関連付
けることにより調整され得る方法が開示される。この方
法は、車両の動作状態または操作者の動きを表す複数の
生データ要素を監視するステップを有している。複数の
生データ要素の選択されたものが、安全基準に対して同
定された関係を持つと判定されたときには記録される。
記録された要素は、被保険者プロファイルに対する処理
のために、そして自動車保険の基本コストに適用される
べき割増金または割引の識別のために統合される。基本
コストと割り増しまたは割引とを組み合わせて得られる
保険のトータルコストは、操作者に対する最終コストと
して生成される。

【００１３】本発明の他の局面によれば、前記記録は、
イベントを表現するトリガ情報が記録されるように、前
記安全基準に対して識別された関係を有する前記生デー
タ要素に関連するトリガイベントを識別することであ
る。

【００１４】本発明の一層限定された局面によれば、本
発明の方法は、トリガイベントを表現する情報をアップ
リンクを介して中央制御ステーションに即時に通信し、
前記制御ステーションにより生成される応答情報を記録
するステップを有する。

【００１５】本発明のさらに他の局面によれば、本発明
の方法は、生データ要素から、計算されたデータ要素お
よび求められたデータ要素を生成するステップと、前記
計算され且つ求められたデータ要素を記録デバイスに蓄
積するステップとを有する。

【００１６】本発明によれば、選択された期間について
のリスクの単位（例えば車両）の検出される動作特性
と、この検出された動作特性を考慮して保険会社により
決定されるように、前記選択された期間についてリスク
の単位の保険コストについての、保険会社と被保険者と
の間のインターネットインライン通信のための方法およ
びシステムが提供される。ウェブサイトシステムは、保
険会社と被保険者との間で、動作特性およびコストを選
択的に通信するために設けられている。監視システムは
その動作特性を監視する。格納システムは動作特性を格
納し、前記ウェブサイトシステムに対してアクセス可能
である。処理システムは、監視された動作特性に基づい
て前記期間についての前記単位の保険コストを決定す
る。この処理システムもウェブサイトシステムに対して
アクセス可能である。

【００１７】本発明の使用により得られる１つの利点
は、運転距離、使用時間および車両のスピードのような
特徴を含む、動作特性の正確な決定を可能とするであろ
う被保険者の動力車両の最新の動作についての正確で且
つタイムリーな情報を提供するシステムである。この情
報は、古典的なシステムにおいて広く行き渡っている等
級付け誤差を除去し、個々の操作者により直接的に操作
され得る車両保険請求を結果として得るであろう保険請
求に基づく実際の使用を確立するために用いられ得る。

【００１８】本発明のその他の利点は、従来の車両エレ
クトロニクスが、前記車両から選択された保険関連デー
タを抽出すべく、データ記録プロセス、ナビゲーション
システムおよび通信デバイスを備えるシステムコンポー
ネントにより容易に補充され得ることである。

【００１９】本発明のその他の目的は、より精通した、
拡張された保険等級付け精度を提供するために監視され
且つ記録されたデータ要素によって表わされるように、
車両および運転者の実際の運転特性に基づいて保険経理
上の分類およびそれに関連する操作者プロファイルを生
成することにある。

【００２０】本発明のその他の局面は、オンラインウェ
ブサイトは、データ、サービス、および見積りを、イン
ターネットウェブサイト経由で顧客に対して通信するた
めに設けられ、特定のリスクの単位について予想される
操作用法についての見積もられたコストを含んでいる。
したがって、リアルタイムコスト判定およびウェブサイ
トを介する通信は、限られたコストで安全性を強化し
て、特に有用であり得る顧客と保険会社との間の強化さ
れたタイプの通信を提供する。

【００２１】本発明のその他の利点は、リスクの単位の
ユーザは、妥当な単位のユーザとして認証され、そして
認証されたユーザについてのより厳密な等級付けは、保
険コストの計算として実行されるであろう。

【００２２】本発明による新規の保険等級付けシステム
は、そのような特性および行動から判定された新たな保
険経理上の分類の生成を通して車両動作特性および運転
者の行動から求められたデータに基づいて、保険料を遡
及的に調整し且つ将来を見越してセットする。この分類
はこれまで保険産業において知られていなかった。発明
は、特定の車両および被保険者ユーザ／運転者の実際の
動作により生成されるデータを多重センサを介して抽出
し、選別し、統合し、保険等級付けに適用すべく統合さ
れたシステムを備える。

【００２３】本発明は、一定の部品とステップと部品お
よびステップの配列の物理的形態をとり、その望ましい
実施の形態はこの明細書に詳細に述べられ且つこれの一
部を形成する添付図面に示される。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下の詳細な説明全体を通して次
の用語および略語が用いられる。

【００２５】インターネット。一組の標準プロトコル
（例えば、ＴＣＰ／ＩＰおよびＨＴＴＰ）によってリン
クされて広域に分布されたネットワークを形成する相互
接続された（公のおよび／または個人専用の）ネットワ
ークの集合。この用語は、現在一般的にインターネット
として知られているものを意味すると同時に、現存する
標準プロトコルに対する変更および付加を含んで、将来
なされるであろうバリエーションを包含することも意図
している。

【００２６】ワールドワイドウェブ（「ウェブ」）。こ
こでは、一般的に（ｉ）インターネットを介してアクセ
ス可能な、行間に書き込まれたユーザビュー可能なハイ
パーテキスト文書（通常ウェブ文書またはウェブページ
と呼ばれる）の分配された集合、および（ｉｉ）標準化
されたインターネットプロトコルを用いて、そのような
文書に対するユーザアクセスを提供するクライアントお
よびサーバソフトウェアコンポーネント、の両方に用い
られる。現在は、アプリケーションにウェブ文書を配置
し且つ取得することを容認させる主要な標準プロトコル
はＨＴＴＰであり、そしてウェブページはＨＴＭＬを用
いてエンコードされている。しかしながら、用語「ウェ
ブ」および「ワールドワイドウェブ」は、ＨＴＭＬおよ
びＨＴＴＰに代えて（またはそれらに加えて）使用され
るであろう将来のマークアップ言語および移送プロトコ
ルを包含することが意図されている。

【００２７】ウェブサイト。ワールドワイドウェブの標
準プロトコルを用いてネットワークを越えて情報の内容
を提供するコンピュータシステム。典型的には、ウェブ
サイトは、例えば「ｐｒｏｇｒｅｓｓｉｖｅ．ｃｏｍ」
のように特定のインターネットドメインネームに対応
し、且つ特定の組織に関連する内容を含む。ここで用い
られるように、該用語は、一般的に、（ｉ）ネットワー
ク越しに情報内容を提供するハードウェア／ソフトウェ
アサーバコンポーネント、および（ｉｉ）ウェブサイト
ユーザに対してサービスを実行すべく、サーバコンポー
ネントと対話するいかなる非標準または特定化されたコ
ンポーネントをも含む「後端」ハードウェア／ソフトウ
ェアコンポーネントである。

【００２８】図面を参照すると、図示したものは発明の
望ましい実施の形態を説明するためだけのものであり、
発明を限定するためのものではなく、図は、実際の動作
および特にその動作の相対的な安全性に関連する証拠に
基づく保険の正確なコストを決定するために保険に関連
するデータを監視し、記録し、通信する装置および方法
を示している。一般に、リスクの単位、例えば車両、の
ユーザは、類似した車両を類似した地理的領域で運転す
る他のユーザについての保険会社の経験に基づく動作の
安全性に関連する統計的平均に基づいて保険料が請求さ
れる。本発明は、車両が運転されている間に、実際のデ
ータを計測することを許容する。そのようなデータ計測
は、優れた動作の安全性および保険クレームの発生の最
小のリスクを立証するであろうと、ユーザが知る方法で
車両を操作することにより車両ユーザが自身の保険コス
トを直接制御することを許容するであろう。監視でき記
録できるデータの例としては、以下のものを含んでい
る。

【００２９】１． 実際の運転距離 ２． 運転する道路のタイプ（高リスク対低リスク） ３． Ａ． 運転速度 Ｂ． シートベルトおよび方向指示器のような使用され
る安全装備 Ｃ． １日のうちの運転時間（高密集対低密集） Ｄ． アクセルの割合 Ｅ． ブレーキの割合 Ｆ． 交通標識の観察 を通した車両使用者による車両の安全操作 ４． 運転者識別 図３を参照するに、具体例としての車両が示されてお
り、そこには本発明を実行するための必要な装置が含ま
れている。オン−ボードコンピュータ３００は、保険の
適正なコストを判定するための所望のデータを収集すべ
く、種々のセンサおよび操作者の動作を監視し記録して
いる。そこには示されていないが、複数の操作センサ
が、様々な生データ要素を監視すべく車両に関連付けら
れている。そのようなデータ要素は、ＳＡＥ−Ｊ１９７
８コネクタ、またはＯＢＤ−ＩＩコネクタあるいは他の
車両センサ３０６を介して車両データバス３０４に作用
上有効に接続された接続ケーブルを介してコンピュータ
３００と通信される。運転者入力デバイス３０８も、コ
ネクタ３０７およびケーブル３０２を介してコンピュー
タ３００に作用上有効に接続されている。コンピュータ
３００は、カーバッテリ３１０、従来の発電システム、
バッテリまたはソーラーベースシステム（図示せず）を
通して電力供給されている。位置識別のための車両追跡
は、コンピュータ３００により、ＧＰＳ（広域位置把握
システム）アンテナ、ディファレンシャルＧＰＳまたは
他の位置判定システム３１２から得られるナビゲーショ
ン信号を介して実行され得る。中央制御ステーションへ
の通信リンクは、携帯電話、無線、衛星その他の無線通
信システム３１４を介して実現される。

【００３０】図４は、車両内コンピュータシステムのブ
ロック図を提供する。コンピュータ３００は、いくつか
の主要なコンポーネントと、オン−ボードデータ格納デ
バイスと、種々の外部デバイスと通信するための入力／
出力サブシステムと、中央処理ユニットおよびメモリデ
バイスと、コンピュータ３００の種々の処理ステップを
制御するためのリアルタイムオペレーティングカーネル
とを備えている。これら機能の全ては単一の専用マイク
ロプロセッサ回路３００に含ませ得ることは知られてい
る。コンピュータ３００は、主として種々の実際の車両
動作特性を表す情報の収集のための多数のオン−ボード
車両デバイスと通信する。運転者入力コンソール４１０
は、運転者に援助または車両が操作され得る前に満足さ
れることが必要な種々のスレショールド要素の満足の必
要性をあらわすデータの入力を可能とする。

【００３１】例えば、幾人かの個人の運転者（同一家族
等）が、車両を正当に使用してよいが、個人個人は、保
険の計算については異なる等級付けを有しているかもし
れない状況のような運転者認証システムが意図されてい
る。

【００３２】車両の物理的操作は、車両データバスに作
動的に接続されている種々のセンサ４１２を通して監視
されるとともに、通常はデータバスに接続されていない
付加的なセンサ４１４は、以下においてより充分に説明
されるように、コンピュータ３００と直接通信すること
ができる。

【００３３】車両は、望ましくは従来の携帯電話相互接
続からなるが、衛星伝送、磁気または光学媒体、ラジオ
周波数あるいは他の既知の通信技術からなっていてもよ
い通信リンク４１８によって動作制御センタ４１６にリ
ンクされている。ナビゲーションサブシステム４２０
は、これらに限定されないが、ＧＰＳ、ラジオ周波数タ
グまたは他の既知の位置決め技術を含んでいてもよい位
置把握デバイス４２２から無線ナビゲーション信号を受
信する。

【００３４】本発明により監視され記録される要素のタ
イプは、生データ要素、計算されたデータ要素および求
められたデータ要素を有してなる。これらは、次のよう
に分解される。 生データ要素： 物理エネルギ処理センサ ＲＰＭ、 トランスミッション設定（パーク、ドライブ、ギア、ニ
ュートラル） スロットル位置、 エンジン冷却水温度、 吸気温度、 気圧、 電気的センサ ブレーキライト オン、 方向指示器、 ヘッドランプ オン、 ハザードライト オン、 バックアップライト オン、 パーキングライト オン、 ワイパー オン ロックされたドア、 イグニションにキー、 ドアロックにキー、 ホーン 作動 ボディセンサ エアバッグ 展開、 ＡＢＳ 適用、 タンク内の燃料のレベル、 ブレーキ 作動、 ラジオ局 同調、 シートベルト オン、 ドア 開、 テールゲート 開、 走行距離計 読み、 クルーズコントロール 作動、 窃盗防止 無効、 占有者 在席、 占有者 重量 他のセンサ 車両スピード、 車両位置、 日付、 時間、 車両方向、 ＩＶＨＳデータソース、 ピッチおよびロール、 他の対象物に対する相対距離 計算されたデータ要素： 急減速、 急加速、 車両 スキッド中、 車輪 スピン中、 前方における車両の接近スピード、 後方における車両の接近スピード、 側方（右または左）への車両の接近スピード、 車両の側方に対する占有されたスペース、 車両の後方に対する占有されたスペース、 車両の前方に対する占有されたスペース、 横方向加速、 車両の急回転、 タイヤ圧力の急低下、 運転者識別（音声認識またはコードまたは指紋認識を介
して）、 走行距離、 環境的ハザード状態（例えば、凍結等） 求められたデータ要素： スピード制限を上回った車両スピード、 交通信号および標識の観察、 道路状態、 交通量状態、 車両位置、 このリストは、全てではないが、多くの潜在的なデータ
要素を含んでいる。

【００３５】特に図１を参照すると、保険およびクレー
ム処理についての車両内の本発明のデータ捕捉プロセス
を一般的に説明するフローチャートが示されている。そ
のようなプロセスは、コンピュータ３００のリアルタイ
ムオペレーティングカーネルにおいて従来のコンピュー
タプログラムによって実行され得る。後にもっと充分に
説明されるが、署名および等級付け判定（図６）に基づ
いて、各消費者が、消費者のリスクの単位に関連付けら
れる特有の論理を採用し得ることは、発明の範囲内であ
るけれども、図１は、特定の消費者論理内でのデータの
捕捉がどのように達成されるかを説明している。システ
ムがスタート１００した後、データ捕捉が、それに限定
されないが、次のものを含み得るトリガイベント１０２
によって開始される。

【００３６】イグニッション オン／オフ エアバッグ展開 加速閾値 速度閾値 経過時間 バッテリ電圧レベル システム状態 ユーザアクティべーション／パニックボタン 牽引 位置／ジオフェンシング（Ｇｅｏｆｅｎｃｉｎｇ） 運転者識別 リモートアクティべーション トリガイベント処理１０４は、主として、中央制御部１
０６へ連絡するためのフロー処理、クレーム査定部（Ｃ
ｌａｉｍ ｄｉｓｐａｔｃｈ）へ連絡すること、および
／またはトリガイベントデータ１１０を記録することの
３つの要素からなる。トリガイベント処理は、それに限
定されないが、次のものを含み得る： 外部のエンティティに連絡 ＥＭＴ（緊急医療輸送）、クレーム査定部、他の外部の
エンティティが、適切なアクションをとる センサ情報の記録 データの伝送 再較正 ソフトウェアのロード もしもトリガイベント処理が、中央制御部への連絡を有
するならば、質問が作成され、そしてもしも肯定的なら
ば、中央制御部が連絡され１１２、中央制御部は適切な
アクションをとることができ１１４、そして中央制御部
によりとられたアクションが記録される１１６。クレー
ム査定部１０８の処理のために、システムは、まず保険
会社のクレーム査定部門に連絡をとり１２０、クレーム
査定部が適切なアクションをとり１２２、そして、クレ
ーム査定部アクション情報の記録１２４がなされる。

【００３７】トリガイベントデータの記録は、それに限
定されないが、次のものを含み得る： トリガ 緯度 経度 グリニッジ平均時間 速度 加速 方向 車両の向き シートベルト状態 データ捕捉処理は、エンドステップ１３０で終了する。

【００３８】前記記録は、それゆえ、上述において確認
されるように、複数の生データ要素、計算されたデータ
要素および求められたデータ要素の監視を有している。
これらの各々は、車両の動作状態または操作者のアクシ
ョンを示している。複数のデータ要素の選択されたいく
つかは、そのいくつかが安全基準に対して識別された関
係を有すると判別されたときに、記録される。例えば、
所定のスピード制限を上回った車両スピードは、記録さ
れる必要があるが、前記制限より下のスピードは、定期
的なベースで監視され且つ格納される必要があるのみで
ある。前記記録は、日付、時間および位置との組合わせ
でなされる。記録される必要があるデータの他の例は、
過度の加速率または頻繁な急ブレーキである。

【００３９】記録プロセスは、実際的には、選択された
時間期間、例えば３０秒、について前記データが監視さ
れ且つ格納されることにより実行されるであろう。２分
毎のように、周期的に、前記データ要素についての全て
の監視されたセンサの状態は、コンピュータ３００内の
車両データ格納部内に格納されるファイルに書き込まれ
る。上にリストされた前記生のデータ、計算されたデー
タ、および求められたデータ要素は、そのように格納さ
れるべきデータ要素のいくつかを有している。

【００４０】「トリガイベント」は、おそらく付加的な
アクションを必要とするあるいは保険請求書作成プロセ
スの間に結果として割増金または割引をもたらすであろ
うセンサデータの組合わせとして理解されるべきであ
る。あるトリガイベントは、適切なアクションをとるこ
と１１４が要求されるであろう中央制御部への、即時ア
ップロード１０６を要求するかもしれない。例えば、ト
リガイベントが、衝突を示すエアバッグの展開との組合
せでの急減速であり、その場合、該システムは中央制御
部に車両位置を報知することができる。あるいは、もし
も操作者が緊急ライトをトリガオンしたら、同様にシス
テムは前記中央制御部に緊急事態が発生したことを示す
前記車両位置を報知することができる。

【００４１】トリガイベントは、即時アクションを必要
とするものと、即時アクションを必要としないが、保険
の適切な請求書発行には必要なものとの２つのグループ
に分割される。保険の適切な請求書発行には必要なもの
は、全ての他の記録される車両センサ情報と同一のファ
イルに記録されるであろう。アクションを必要とするト
リガイベントは、そのトリガイベントに従ってアクショ
ンをとることができる中央制御センタにアップロードさ
れるであろう。いくつかのトリガイベントは、警察また
はＥＭＳのような、緊急サービスの急送を必要とし、そ
して他は、保険会社からのクレーム代表者の急送を必要
とするであろう。

【００４２】次は、全てではないが、トリガイベントの
いくつかの例を有している。 援助を必要とする：これらのイベントは中央制御センタ
の即時通知を必要とするであろう。

【００４３】１． 事故発生。事故は、エアバッグの展
開のように、単一のセンサの使用を通して判定され得
る。それは、ブレーキの作動なしの車両の急な減速のよ
うに、センサの組合わせを通しても判定され得る。

【００４４】２． 路傍の援助が必要とされる。これ
は、車両内の「パニックボタン」の押下を通して、また
はタンク内の燃料のレベルのような、センサの読みを通
してなされる。その他の例は、タイヤのパンクを示すタ
イヤ圧の低下である。

【００４５】３． 締め出し援助が必要とされる。セン
サのある組合わせの読みは、ドアがロックされているが
キーはイグニッション内にありそして運転者は車両から
出ていることを示すであろう。

【００４６】４． 運転制限。被保険者は、自身が限ら
れた地域内で運転していることを報知され、且つ自身が
危険な地域に入ったときに、警告されることを望む状況
を識別することができる。このことは、親が運転の時間
または場所を制限し、且つその記録を得ることを望む場
合に、若い運転者に適用され得る。 車両の安全でない操作 これらのイベントは、将来のアップロードのために車両
内の記録デバイスに記録されるであろう。定期的なトリ
ガイベントは、結果として例外の運転者を報知すること
になるであろう。

【００４７】１． 過度のスピード。車両スピードセン
サの読みは車両がスピード制限を超えていることを示す
であろう。時間も、その行動が長引くかどうかを判定す
るために、計測される。

【００４８】２． アルコールの存在。空気内容アナラ
イザまたは息アナライザを用いて、アルコールのレベル
および運転者によるその使用が判定され得る。

【００４９】３． シートベルト不使用。このセンサの
サンプルのパーセントは、結果として、高使用について
の付加的な割引き、あるいは低使用または不使用につい
ての割増しを生じさせることになり得る。

【００５０】４． 方向指示器の不使用。低使用は結果
的に割増しとすることができる。

【００５１】５． 事故なしでのＡＢＳの適用。高使用
は、非安全な運転を示し、割増しの対象とすることがで
きる。

【００５２】特に図２を参照すれば、周期的ベースで、
保険請求書作成のための適切な情報を集めるようなネッ
トワーク設計の一般的なブロック図／フローチャートが
図示されている。上述したような、自動車だけでなく、
たぶん飛行機または船舶でもあり得る各リスクの単位２
００は、データ格納部２０２および図４により詳細に説
明したようなデータ処理論理２０４を含んでいる。各リ
スクの単位に応答し得る被保険者２０６は、保険エンテ
ィティ２０８またはその被指名人の範囲内で通信する
（「被指名人」は、専門のデータ収集エージェント、デ
ータ取扱者または装置ベンダ２１０および／または付加
価値サービスプロバイダ２１２のような、保険会社のた
めに働く誰かを意味する）。データ取扱者は、システム
の操作設備が適切な稼働順序であることを証明し、且つ
それ自体通常は保険会社に対する下請け会社であろう第
三者エンティティであり得る。付加価値サービスプロバ
イダは、保険会社とも別の、方向援助サービス、または
電話サービスプロバイダのような、他の第三者エンティ
ティであり、そのリスクの単位との通信は、保険計算ア
ルゴリズムに対して重要または有用であろう。

【００５３】図２の他の重要な特徴は、被保険者２０６
が、通信リンク４１８（図４）を介して保険会社２０８
と通信するだけでなく、インターネット２１８通信路を
も介していることである。そのような通信は、ウェブサ
ーバ２２０および保険会社のウェブサイトを介して、被
保険者２０６が、保険会社２０８と共に、改善された保
険コスト見積りを取得するだけでなく、以下に、より充
分に説明されるように、記録データ、クレーム処理、等
級付けおよび請求書作成２２２を観察し且つ確認するよ
うに行なわれる。

【００５４】図５を特に参照すれば、リスクの単位から
収集されたデータのシステム使用のより詳細な記述が、
インターネット通信の利点に特に着目しつつ説明されて
いる。リスクの単位２００は、主としてそれと保険会社
との間の３つの分類のデータを転送することに関係して
いる。イベントデータ５００および格納されたセンサデ
ータ５０２は、図１を参照して論じてきた。データ処理
論理５０４は、特定の単位の保険コストを評価するため
に特に重要なデータを収集するように適合され、保険会
社からリスクの単位に転送され得る特別な処理論理であ
る。例えば、もしも特別な単位が、ブレーキペダルの使
用についての情報を提供するための特別な必要性を有し
ているならば、特別なデータ処理論理はこの動作に関連
してデータを格納すべくその単位に提供されるであろ
う。一方、多くの他の単位について、そのようなデータ
は必要でなく、したがってその単位は標準のデータ処理
論理２０４によって操作してよい。特別なデータ処理論
理５０４の重要な特徴は、リスクの単位についてのデー
タ処理論理２０４が、被保険者、保険会社、イベント保
証のいずれであっても定期的に更新され得ることであ
る。１つの容易に予知できる特別なデータ処理論理は、
体内アルコール分測定器分析に関するものであろう。

【００５５】開始５０６からスタートする処理フローチ
ャートは、保険会社とリスクの単位との間の通信動作を
より一般的に記述している。保険会社は、イベントデー
タ５０８、センサデータ５１０を収集し、データ処理論
理を更新し５１２、生データ要素を処理して５１４、計
算されたまたは求められたデータ要素のいずれかを生成
する。全ての関連データは、従来のデータ格納デバイス
５１８に格納される５１６。もしも格納されたアイテム
が、イベントであれば５２４、そのときは保険会社はイ
ベントに対してある種の応答を生じさせる必要がある。
例えば、もしもエアバッグの展開があれば、保険会社は
実際にその車両と通信しようとし、通信に失敗すれば、
救急医療または警察サービスの配置を開始させるであろ
う。もしもこの特定のイベント処理および／または警報
５２６が生じれば、システムは、使用イベントについて
の課金を開始させなければならないであろう。例えば、
請求は、緊急応答クレーム、ＥＭＳ連絡料金あるいは警
察急送料金をも含み得る。格納デバイス５１８に格納さ
れたデータまたはイベントは、その期間において発生し
た全ての関連するデータおよびイベントを考慮してのリ
スクの単位のコストを生成するための、請求書発行アル
ゴリズム５３０によってアクセスされる。保険のコスト
が、システムが歴史的データに基づく見積りとは対照的
に、保険使用コストを提供するように、請求書発行と同
時発生的に生じたリアルタイムデータに基づいているこ
とは、本発明特有の特徴である。関連コストが計算され
た後、定期的な請求書が作成され、例によって口座収支
報告書５３４として顧客にメール送信される。

【００５６】図５に示された本発明のもう１つの重要な
特徴は、保険会社が、顧客がインターネット２１８通信
を介して、顧客についての関連センサデータおよびイベ
ントデータに、アクセスすることを可能とすべく、ウェ
ブサーバ２２０を提供していることである。

【００５７】将来のオンラインサービスインタフェース
５５０、または収集されたデータを報告するためのイン
タフェース５５２の、２つの異なるタイプのオンライン
サービスインタフェースが説明されている。収集された
サービスインタフェースを介してのデータ報告は、請求
期間中の運行ルートを示す拡張処理地図、あるいはさら
にリスクの単位の現在位置を示す地図と共に、全ての格
納されたイベントおよびセンサデータからなる。ジオフ
ェンシングにより、とは、単位が一定の地理的領域の外
側に移動したときにそれを識別することを意味してい
る。それは、センサおよびイベントデータの診断的分析
によって、自動車保守サービスが適切であるかどうかを
判定することさえも可能としている。

【００５８】将来のインタフェースは、顧客がリスクの
単位のある使用法を提案し得た場合に、ゲームは「どう
なるだろうか」に関連しており、そしてシステムは、過
去において生じたのと同様の使用法と組み合わせて、ま
たは顧客のプロファイルまたはマトリクス全体に基づい
て、そのような使用について見積もられたコストを提案
することができる。事実上は、ユーザは、予め、単位の
どの特別な使用についても、非常に信頼できる関連する
保険見積りを保険見積り保険コストとして受けるであろ
うことを、判定することができる。

【００５９】最後に、拡張されたオンライン口座収支報
告書５５４は、使用法を有する地図、またはサービス使
用の詳細が、口座収支報告書の結果としてのコストとし
てより詳細な説明として提供され得るオンラインで通信
することもできる。

【００６０】特に図６を参照すれば、本発明は、リスク
の単位についての保険コストを評価するための関連する
データの改善された収集と量に起因して、改善された等
級付けアルゴリズムを生成するために特に有用である。
上述において議論したような方法において、データベー
ス５１８は、複数の顧客２０６からのデータという利点
がある。保険会社は、改善された等級付けアルゴリズム
５２２を開発するために、個別の顧客５２０からの蓄積
された署名および等級付け情報を長期間使用することが
できる。そのような、改善されたアルゴリズムは、改善
された保険コスト計算制度のために定期的にリスクの単
位２００に通信され得る。改善された等級付けアルゴリ
ズムは、リスクの単位オン−ボードコンピュータ３００
（図４）と通信され得る。

【００６１】本発明は、広告およびマーケティング、サ
イト選択、輸送サービス、土地使用計画、道路設計、面
または構造の決定、交通計画および設計、並びに道路状
態のような非保険関連目的のために用いられるデータを
集めるためのプロセスとしても適用可能である。

【００６２】本発明を好ましい実施の形態について説明
してきた。この明細書を読み且つ理解したときに修正お
よび変更が他者に思い当るであろう。本発明は、添付し
た請求の範囲またはその均等物の範囲内となる限り、そ
のような修正および変更のすべてを含めることを意図し
ている。

【図面の簡単な説明】

【図１】クレームの処理において保険のためのリスクの
単位内でデータ取り込み方法を一般的に示すブロック図
／フローチャートである。

【図２】通信ネットワーク設計における保険者の応答セ
ンタおよびデータ取扱いセンタを含むリスクの単位を一
般的に図示したブロック図である。

【図３】ある監視、記録、通信デバイスのデータ要素を
含む車両の示唆的な斜視図である。

【図４】本発明を中央操作制御センタおよび広域位置把
握ナビゲーションシステムとの選択的通信に実施する車
両オン−ボードコンピュータおよび記録システムのブロ
ック図である。

【図５】インターネットアクセスによる通信を含む収集
データの使用を示すブロック図である。

【図６】図４のシステムに関連して保険のコストを判定
するための署名および等級付け方法を示すブロック図／
フローチャートである。

【符号の説明】

１０２ トリガイベント １０４ トリガイベント処理 １１０ トリガイベントデータ ２００ リスクの単位 ２０２ データ格納部 ２０４ データ処理論理 ２０６ 被保険者 ２０８ 保険会社または被指名人 ２１０ データ取扱者または装置のベンダ ２１２ 付加価値サービス提供者 ２１８ インターネット ２２０ ウェブサーバ ２２２ 評定、請求書作成、クレーム ３００ オン−ボードコンピュータ（オン−ボードデー
タロギングおよび／または通信デバイス） ３０２ ケーブル ３０４ 車両データバス ３０６ 車両センサ ３０７ コネクタ ３０８ 運転者入力デバイス ３１０ カーバッテリ ３１２ 位置判定システム ３１４ 無線通信システム ４１０ ドライバ入力コンソール ４１２ 車両データバスおよび／またはセンサ ４１４ 付加センサ ４１６ 動作制御センタ ４１８ 通信リンク ４２０ ナビゲーションサブシステム ４２２ 位置判定デバイス

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ジェイ・マクミラン アメリカ合衆国 コロラド 80906 コロ ラドスプリングス サウス マーランド 105 (72)発明者 アレグザンダー・ディー・クレイグ アメリカ合衆国 オハイオ 44022 モア ランドヒルズ ストーンヒル レイン 20 (72)発明者 ジョン・ピー・ヘイネン アメリカ合衆国 フロリダ 33647 タン パ ロングウォーター ラン ドライブ 18115 (72)発明者 バイロン・ジェイ・オレクサ アメリカ合衆国 オハイオ 44060 メン ターオンザレイク モントレイ ベイ ナ ンバー３ 7540 (72)発明者 マーク・シー・マッケローイ アメリカ合衆国 オハイオ 44106 サウ ス ユークリッド ウィンストン ロード 1133 (72)発明者 ロバート・エス・リー アメリカ合衆国 オハイオ 44236 ハド ソンウェリントン コート 7197

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リスクの単位に関連して保険会社と被保
   険者との間でデータを通信するためのウェブサイトシス
   テムを提供し、 選択された期間中の動作特性を監視し、 前記期間中に監視された動作特性に基づいて該期間につ
   いての保険のコストを決定し、 前記監視された動作特性および決定されたコストを前記
   ウェブサイトシステムを介して前記被保険者に選択的に
   通信することを特徴とする、リスクの単位に対する保険
   コストと選択された期間について監視される該リスクの
   単位についての動作特性を通信する方法。
2. 【請求項２】 前記選択された期間は、前記リスクの単
   位を操作するためのリアルタイム期間である請求項１に
   記載の方法。
3. 【請求項３】 前記選択された期間は前記リスクの単位
   を操作するための見込み期間であり、前記動作特性は被
   保険者により示唆される見積もられた動作特性であり、
   前記決定された保険コストは、前記見積られた動作特性
   についての見積られたコストである請求項１に記載の方
   法。
4. 【請求項４】 前記見積もられた動作特性は、選択的
   に、目的地、走行経路、走行時間またはリスクの単位に
   ついての操作者アイデンティティである請求項３に記載
   の方法。
5. 【請求項５】 前記監視された動作特性から前記リスク
   の単位についての動作プロファイルを生成するステップ
   をさらに含む請求項１に記載の方法。
6. 【請求項６】 操作者を前記リスクの単位として識別す
   るステップをさらに含む請求項５に記載の方法。
7. 【請求項７】 装置のアイテムを前記リスクの単位とし
   て識別するステップをさらに含む請求項５に記載の方
   法。
8. 【請求項８】 電話サービス、位置判定サービスおよび
   診断サービスを含む選択的に利用可能な付加価値サービ
   スをリスクの単位または操作者に提供するステップをさ
   らに含む請求項１に記載の方法。
9. 【請求項９】 保険のコストを決定するために付加価値
   サービスを考慮するステップをさらに含む請求項８に記
   載の方法。
10. 【請求項１０】 選択された期間についてのリスクの単
    位の検出される動作特性と、前記検出された動作特性を
    考慮して保険会社により決定されるように、前記選択さ
    れた期間についてリスクの単位の保険コストについて
    の、保険会社と被保険者との間のインターネットオンラ
    イン通信システムであって、 前記保険会社から前記被保険者へ、前記動作特性および
    前記コストを選択的に通信するためのウェブサイトシス
    テムと、 前記動作特性を監視するための監視システムと、 前記ウェブサイトシステムに対してアクセス可能であっ
    て前記動作特性を格納するための格納システムと、 前記ウェブサイトシステムに対してアクセス可能であっ
    て前記監視された動作特性に基づいて前記期間について
    の前記単位の保険コストを決定するための処理システム
    とを具備するシステム。
11. 【請求項１１】 前記選択された期間は、前記リスクの
    単位を操作するためのリアルタイム期間である請求項１
    ０に記載のシステム。
12. 【請求項１２】 前記選択された期間は前記リスクの単
    位を操作するための見込み期間であり、前記動作特性は
    被保険者により示唆される見積もられた動作特性であ
    り、前記の決定された保険コストは、前記見積られた動
    作特性についての見積られたコストである請求項１０に
    記載のシステム。
13. 【請求項１３】 前記リスクの単位は操作者である請求
    項１０に記載のシステム。
14. 【請求項１４】 前記リスクの単位は装置のアイテムで
    ある請求項１０に記載のシステム。
15. 【請求項１５】 使用予測見積り、地図、ジオフェンシ
    ングおよび自動車サービス診断を有するグループから１
    つのアイテムを提供するオンラインサービスインタフェ
    ースを含む請求項１０に記載のシステム。
16. 【請求項１６】 リスクの単位についてのコスト情報を
    提供し、さらに単位使用およびリスクの単位のサービス
    使用詳細を示す地図を選択的に提供するオンライン口座
    収支報告書インタフェースを含む請求項１０に記載のシ
    ステム。
17. 【請求項１７】 リスクの単位の操作者を認証するため
    のユーザ識別システムを含み、前記ユーザの識別は該ユ
    ーザについての関連付けられた保険等級付けに対応する
    請求項１０に記載のシステム。