JP2002001322A - 汚濁水浄化装置 - Google Patents

汚濁水浄化装置

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JP2002001322A
JP2002001322A JP2000189771A JP2000189771A JP2002001322A JP 2002001322 A JP2002001322 A JP 2002001322A JP 2000189771 A JP2000189771 A JP 2000189771A JP 2000189771 A JP2000189771 A JP 2000189771A JP 2002001322 A JP2002001322 A JP 2002001322A
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tank
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JP2000189771A
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Tamio Matsuda
民生 松田
Kaori Kimura
かおり 木村
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離れた場所で油分等が漏洩した場合でも、漏
洩した場所に近く、且つ浄化に適した場所まで汚濁水浄
化装置を容易に移動でき、効果的にそして早急に汚濁水
浄化処理を行うことができる汚濁水浄化装置を提供す
る。 【解決手段】 汚濁水を揚水するポンプ1と、ポンプ1
と連通し汚濁水の浮上油10を分離する油水分離槽2
と、油水分離槽2と連通し浮上油を貯留する油分貯留槽
3と、油分貯留槽3と連通し浮上油10を分離した汚濁
水を浄化するための浄化槽4から構成される汚濁水浄化
装置200に、油水分離槽2、油分貯留槽3、浄化槽4
が配設される構体5と、構体5あるいは油水分離槽2の
いずれかに吊り上げ可能な係止具6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に油分を含んだ
汚濁水を浄化する装置で、移動手段に載置可能な浄化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の汚濁水浄化装置として特開平11
−99302号公報に開示されているものがある。
【0003】図5において、浄化装置100は油水分離
装置20を備える。油水分離装置20の本体21の下側
に形成された流入口22は、ポンプ30の吐出口と配管
31を介して連結されている。しかしてポンプ30の吸
入口は、地下水脈40内に延在する配管32と連結され
ており、ポンプ30が制御装置50からの指令により駆
動されると、地下水が油水分離装置20の本体21内
に、圧送された状態で、流入する。
【0004】本体21内に流入した地下水は、いわば水
と油とが混合された状態(混濁状態ないしはエマルジョ
ン状態)となっているが、油水分離装置20の作用によ
り、水60と油65とに分離されるようになっている。
本体21の上側には第1排出口23が形成されており、
水60の水位が上昇すると、油65は上側排出口23か
ら、配管33を介して、油貯溜槽35に排出・貯溜され
る。
【0005】また、油水分離装置20の本体21の下側
には第2排出口24が形成されている。この下側排出口
24は、流量制御弁38および配管39を介して水に溶
解している油分を浄化するための油分浄化槽70の本体
71の下側に形成された流入口72と連結されている。
【0006】水60の水位が第1排出口23に近接する
旨を油水分離装置20の本体21内に配設されたフロー
ト装置80が検知すると、制御装置50が流量調整弁3
8を開き、流入口22への地下水の流入量と流量調整弁
38を通過する水60の量を等しからしめ、水60の油
貯溜槽35内への進入を防止するようになっている。
【0007】油分浄化槽70の本体71の内部には3個
の空間72、73、74が画成されており、空間72、
73、74内には、活性炭で形成された浄化剤75が装
架されている。しかして、空間72の上側および下側
は、夫々、流入口72および空間73の上側と連通して
おり、空間74の上側および下側は、夫々、流出口76
および空間73の下側と連通している。
【0008】また、流出口76は、地下水脈に延在する
配管77に連結されている。つまり、流入口72と流出
口76との間は蛇行する通路が形成されることになる。
かくして、流入口72に圧送された水60は、その中に
わずかに混ざっている油分を蛇行する過程において浄化
剤75で除去され、略完全に浄化されて、地下水脈に帰
還されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の汚
濁水浄化装置は固定設置型であるため、汚濁水浄化装置
を設置した場所から離れた場所で油分等が漏洩した場合
に、漏洩した場所に近い場所で効果的に、又は早急に汚
濁水浄化処理することが困難である。
【0010】本発明は上記問題を解決するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、汚濁
水を揚水するポンプと、該ポンプと連通し汚濁水の浮上
油を分離する油水分離槽と、該油水分離槽と連通し浮上
油を貯留する油分貯留槽と、前記油分貯留槽と連通し浮
上油を分離した汚濁水を浄化するための浄化槽から構成
される汚濁水浄化装置において、前記油水分離槽、前記
油分貯留槽、前記浄化槽が配設される構体と、該構体あ
るいは前記油水分離槽のいずれかに吊り上げ可能な係止
具を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項1の発明では、油分貯留槽、浄化
槽、油水分離槽を構体に配設するため、汚濁水浄化装置
全体が一体となり、構体又は前記汚濁水浄化装置に係止
具を設けることにより、汚濁水浄化装置全体を吊り上げ
ることができ、トラック等の移動手段に載置可能とな
る。
【0013】請求項2の発明は、前記油分貯留槽と前記
浄化槽は、前記油水分離槽で分離された浮上油、又は汚
濁水が動力手段無しで流入する下側の位置に配設される
ことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明では、油分貯留槽と浄化槽
を油水分離槽の下側の位置に配設することにより、ポン
プ等の動力手段を用いることなく重力を利用して、油水
分離槽で分離した浮上油を油分貯留槽へ、又浮上油を分
離した汚濁水を浄化槽へ送ることができる。
【0015】請求項3の発明は、前記油水分離槽は前記
構体に載置されることを特徴とする。
【0016】請求項3の発明では、油水分離槽を構体に
載置することにより、構体のサイズを小さくすることが
できる。構体には金属等の強固な材料が使用されるが、
車載可能とするためには、その重量の低減が必須であ
る。構体のサイズを小さくすることにより汚濁水浄化装
置の重量をトラック等の移動手段に載置可能な重量まで
低減することができる。
【0017】請求項4の発明は、前記構体は略四角形状
であることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明では、構体を略四角形状と
することにより既存のトラック等の荷台に汚濁水浄化装
置を搭載することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の移動手段に載置可
能な汚濁水浄化装置を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明を具現化した移動手段に載
置可能な汚濁水浄化装置200で、汚濁水を揚水するた
めのポンプ1と、構体5に載置された油水分離槽2と、
構体5の内部で油水分離槽2の下側に配設された油分貯
留槽3及び浄化槽4と、構体5に取り付けられ汚濁水浄
化装置200を吊り上げることができる係止具6から構
成される。
【0021】汚濁水は着脱自在な揚水ホース7で、ポン
プ1により揚水される。ポンプ1により揚水された汚濁
水はポンプ1を経由して油水分離槽2に圧送される。油
水分離槽2にはフロートスイッチが配設され、汚濁水の
水位が規定値を超えると制御装置17によりポンプ1を
停止する。
【0022】油水分離槽2では、汚濁水に含まれる浮上
油10が分離される。浮上油10は、油水分離槽2内の
汚濁水に浮上するフロート漏斗9に設けられた連通口9
aを通り、フレキシブルな連結ホース11、排油管1
2、及び排油管12に設けられた開閉弁15を経由し
て、油分貯留槽3に流入する。
【0023】油水分離槽2で浮上油10を分離した汚濁
水は連結管13及び連結管13に設けられた三方弁18
を経由して浄化槽4に流入する。浄化槽4において汚濁
水は浄化され、浄化された浄化水は排出管14を経由し
て、外部に放出される。
【0024】油分貯留槽3及び浄化槽4は油水分離槽2
より下側に配設されるため、油分貯留槽3及び浄化層4
へはポンプ等の動力手段無しで浮上油10は油分貯留槽
3へ、浮上油10を分離した汚濁水は浄化槽4へ送るこ
とができる。
【0025】また本発明の汚濁水浄化装置200の油水
分離槽2は構体5に載置され、油分貯留槽3及び浄化槽
4は構体5内に配設される。構体5は、油水分離槽2、
油分貯留槽3、浄化槽4といった重量物を配設するた
め、金属等の強固な材料が用いられる。そのため、汚濁
水浄化装置200全体を覆うような構体では、油分貯留
槽3及び浄化槽4を内包する構体5と比べて重量が増加
してしまう。汚濁水浄化装置200をトラック等の移動
手段に載置するためには、重量低減は必須である。本発
明の汚濁水浄化装置200のように油水分離槽2を構体
5に載置して、油分貯留槽3、浄化槽4を構体5内に配
設することにより、トラック等の移動手段に載置可能な
重量まで抑えることができる。
【0026】図2は、本発明の汚濁水浄化装置200を
A矢視から示したもので、油分貯留槽3は2つ設けてあ
る。排油管12を流動する浮上油10は開閉弁15によ
り任意の油分貯留槽3に流入する。油分貯留槽3を2つ
以上設けることにより、一方の油分貯留槽3がいっぱい
となった時には開閉弁15を他方の油分貯留槽3に流入
するように切り換えることができる。いっぱいとなった
油分貯留槽3は、ドレン弁16により浮上油10を外部
に排出することが可能である。よって油分貯留槽3を複
数個用いることにより、汚濁水浄化装置200の連続運
転が可能になる。尚、本実施例では油分貯留槽3は2つ
であるが3つ以上であってもよい。
【0027】図3は汚濁水浄化装置200を移動手段で
あるトラックの荷台16に載置した状態を示すものであ
る。汚濁水浄化装置200は構体5に取り付けられた係
止具6により吊り上げられ、トラックの荷台19に載置
される。本発明は、トラックに荷台19に汚濁水浄化装
置200を載置したが、移動手段はトラックに限定され
るものではなく、人力の荷車等でもよい。
【0028】構体5を油分貯留槽3及び浄化槽4を内包
するようにすると、仮にトラック等の移動手段で移動中
に事故等のトラブルが発生しても、油分貯留槽3から浮
上油10等が外部に漏洩するのを防ぐことができる。
【0029】図4は汚濁水浄化装置200を移動手段で
あるトラックの荷台16に載置した状態のA矢視を示し
たもので、構体5は略四角形状をしているため、四角形
状をしているトラックの荷台16に載置するのに適した
形状である。
【0030】本発明では、汚濁水浄化装置200を移動
手段であるトラックの荷台19へ載置し移動できるよう
に構成してあるが、近距離の移動の場合、汚濁水浄化装
置200の下部に直接ローラー等を設けて移動手段とし
てもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の汚濁水浄化装置は移動手段に載
置可能であるため、離れた場所で油分等が漏洩した場合
でも、漏洩した場所に近く、且つ浄化に適した場所まで
汚濁水浄化装置を容易に移動でき、効果的にそして早急
に汚濁水浄化処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる汚濁水浄化装置である。
【図2】本発明に係わる汚濁水浄化装置のA矢視図であ
る。
【図3】本発明に係わる汚濁水浄化装置で移動手段(ト
ラック)の荷台に載置した図である。
【図4】本発明に係わる汚濁水浄化装置で移動手段(ト
ラック)の荷台に載置したA矢視図である。
【図5】従来の汚濁水浄化措置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ポンプ1 2 油水分離槽 3 油分貯留槽 4 浄化槽 5 構体 6 係止具 7 揚水ホース 8 フロートスイッチ 9 フロート漏斗 10 浮上油 11 連結ホース 12 排油管 13 連結管 14 排出管 15 開閉弁 16 ドレン弁 17 制御回路 18 三方弁 19 荷台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚濁水を揚水するポンプと、該ポンプと
    連通し汚濁水の浮上油を分離する油水分離槽と、該油水
    分離槽と連通し浮上油を貯留する油分貯留槽と、前記油
    分貯留槽と連通し浮上油を分離した汚濁水を浄化するた
    めの浄化槽から構成される汚濁水浄化装置において、 前記油水分離槽、前記油分貯留槽、前記浄化槽が配設さ
    れる構体と、該構体あるいは前記油水分離槽のいずれか
    に吊り上げ可能な係止具を設けたことを特徴とする汚濁
    水浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記油分貯留槽と前記浄化槽は、前記油
    水分離槽で分離された浮上油、又は汚濁水が動力手段無
    しで流入する下側の位置に配設されることを特徴とする
    請求項1に記載の汚濁水浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記油水分離槽は前記構体に載置される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の汚濁水
    浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記構体は略四角形状であることを特徴
    とする請求項1乃至3に記載の汚濁水浄化装置。
JP2000189771A 2000-06-23 2000-06-23 汚濁水浄化装置 Withdrawn JP2002001322A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101555339B1 (ko) * 2014-10-02 2015-09-23 허태준 유류저장시설에서 유출된 유류의 처리장치

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