JP2002000593A - 撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体 - Google Patents

撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体

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JP2002000593A
JP2002000593A JP2000189851A JP2000189851A JP2002000593A JP 2002000593 A JP2002000593 A JP 2002000593A JP 2000189851 A JP2000189851 A JP 2000189851A JP 2000189851 A JP2000189851 A JP 2000189851A JP 2002000593 A JP2002000593 A JP 2002000593A
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ray
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JP2000189851A
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Sanemasa Hayashida
真昌 林田
Toshikazu Tamura
敏和 田村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影画像を形成する受像手段の感度状況を簡
便且つ正確で再現性のある状態で測定できるように構成
することで、効率的に撮影を行うことができ、常に良好
な撮影画像を提供できる撮影装置を提供する。 【解決手段】 第1の受像手段106は、入射光(入射
X線)に基づき被写体の撮影画像を形成し、当該撮影画
像の信号を出力する。第2の受像手段108は、第1の
受像手段106の受光面に対して設けられ、入射光に基
づいた信号を出力する。測定手段116は、同一位置に
おける第1の受像手段106の入射光量に対応する出力
と、第2の受像手段108の入射光量に対応する出力と
の相関関係に基づいて、第1の受像手段106の入射光
に対する感度状況を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、被写体へ
放射線を照射し、当該被写体を透過した放射線光を光電
変換して、当該被写体の撮影画像を取得する装置或いは
システムに用いられる、撮影装置、撮影システム、撮影
方法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピ
ュータが読出可能に格納した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、医療診断を目的とした
X線撮影装置としては、増感紙とフィルムを組み合わせ
て使用するX線写真方式の装置(フィルム撮影装置)が
広く利用されている。
【0003】上記X線写真方式では、先ず、被写体(被
検者)を透過したX線を増感紙へ入射させ、当該X線の
エネルギーを増感紙に含まれる蛍光体へ吸収させる。こ
れにより、蛍光が発生する。次に、増感紙の蛍光によっ
てフイルムを感光させる。これにより、フイルム上にX
線画像が潜像として形成される。そして、フィルムを現
像及び定着処理する。これにより、フィルム上のX線画
像が可視化され、医師等が読影できる状態となる。
【0004】一方、近年では、ディジタル技術の進歩に
より、X線画像をディジタルデータとして取り扱うX線
撮影装置が活発に開発されている。
【0005】例えば、入射X線に対して感度を有する固
体撮像素子からなる平面パネルセンサを使用したX線撮
影装置(光電変換撮影装置)がある。この装置では、固
体撮像素子へ入射したX線が当該X線の強度に応じた電
気信号に変換され、当該電気信号(アナログ信号)がデ
ィジタル化されディジタルデータとして取り出される。
このような構成によって、診断スピードの向上やX線画
像の画質の向上等が図られることが予想される。
【0006】また、上述のフィルム撮影装置や光電変換
撮影装置の他、医療用の撮影装置として使用されている
撮影装置としては、例えば、受像手段としてイメージン
グプレート(以下、「IP」とも言う)を使用するCR
装置や、蛍光体とイメージ・インテンシファイア(I.
I.)を組み合わせて放射線画像の増倍を行って当該増
倍画像を光学系を介して固体撮像素子等のセンサによっ
て撮像するI.I−TV撮影装置があり、このI.I−
TV撮影装置は、透視撮影と呼ばれる動画撮影に主に使
用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の撮影装置では、次のような問題点があっ
た。ここでは、医療用の撮影装置として使用されてい
る、フィルム撮影装置、CR撮影装置、光電変換撮影装
置、及びI.I−TV撮影装置へ主に着目して、その問
題点を挙げる。
【0008】(フィルム撮影装置の問題点)ファイル撮
影装置は、増感紙とフィルムを組み合わせて使用するこ
とでX線等の放射線画像を取得する装置であるが、すな
わち受像手段としてフィルムを使用するスクリーンフィ
ルム系(以下、「S/F系」とも言う)の装置である
が、フィルム上への画像出力状態が不安定となる問題点
がある。
【0009】すなわち、フィルムは、製造ロット及び管
理条件によって感度が異なり、10%程度の感度差が認
められる場合がある。また、撮影時のフィルム温度は、
その感度にさらに大きな影響を与えることが知られてい
る。このようなフィルムの感度差に気付かずに、撮影に
使用されたフィルムでは、写真濃度に大きなばらつきが
発生する。また、撮影後のフィルムを現像する際の、現
像液の温度、現像時間、及び現像液の疲労度が、写真濃
度へ大きく影響してしまうことがある。
【0010】したがって、上述のような感度及び写真濃
度が不安定なフィルムを受像手段として使用するS/F
系の装置では、一定の写真濃度のX線画像を取得するこ
とは非常に困難である。このため、ユーザ(放射線技師
等)は、写真濃度を安定化させるために、常にフィルム
感度のチェックを行い、自動現像機のメインテナンスを
行う等、多大な労力を費やすことを余儀なくされてい
た。
【0011】(CR撮影装置の問題点)受像手段として
IPを使用するCR装置では、IPのフェーディングの
問題がある。
【0012】具体的には、まず、“フェーディング”と
は、放射線照射によってIPに蓄積された放射線情報が
読み取られるまでの間(撮影からIPの読取りまでの
間)に経時的に減少する現象であり、32℃、1時間
で、発光量が20%〜40%程度減少することが知られ
ている。一方、IPには、カセッテと呼ばれる可搬型の
遮光体に封入され、撮影現場に運び込まれる使用形態が
ある。したがって、IPを読み取る装置(IP読取装
置)では、撮影されてから読み取りに至るまでの経過時
間が不明となってしまうため、フェーデインクによって
画像出力状態が不安定になってしまう問題点がある。
【0013】仮に、IP読取装置において、撮影からI
Pの読取りに至るまでの経過時間を知ることができたと
しても、フェーディング特性は温度の影響を受けること
から、やはり画像出力状態を安定させることは困難であ
る。
【0014】また、CR装置は、ディジタル画像を取得
できる利点を生かして、フェーディング特性及び放射線
線量の多少にかかわらずIPの読み取りゲインを変化さ
せることで、一定の濃度を有する撮影画像を出力する機
能を有し、また、IPの読み取りゲイン値を放射線の照
射量の基準とすることがあるが、IPの読み取りゲイン
値は、フェーディング特性及び放射線線量の両者を同時
に補正してしまうため、放射線の照射量が真に適切であ
ったか否かを知る手段がなかった。このため、IPの読
み取りゲイン値及び出力画像を基準として、放射線の照
射量を決定するようになされていたが、このような構成
では、次回の撮影時において、被写体、特に、被写体が
患者である場合、当該患者に対して過剰な放射線を被曝
させる可能性があった。
【0015】(光電変換撮影装置の問題点)受像手段と
して光電変換素子を使用した装置においても、画像出力
状態が安定しないことが懸念されている。その理由は、
光電変換素子の特性が経時的に変化する可能性があるこ
とである。
【0016】具体的には、まず、光電変換素子は、一般
にシリコン単結晶やアモルファスシリコン等に少量の物
質をドープした半導体素子で形成されるが、当該半導体
素子の光入出力特性は、温度に応じて変化することが知
られている。また、半導体素子へ積算的に長時間電流が
流されることで、当該半導体素子が確率的に劣化し、光
入出力特性が変化してしまう可能性があることも知られ
ている。これらの要因が、画像出力状態の安定性の低下
を引き起こす結果となる。
【0017】また、光電変換素子では、様々な使用環境
によって画素毎に感度のムラがでてくる可能性がある。
そこで、この問題を解決するために、画素毎の感度を把
握して感度のムラを補正することが考えられるが、放射
線を発生する管球独自のシェーディングや距離の違い等
により、それぞれの画素へ入射する放射線量を正確に把
握できないという問題点が生じる。
【0018】(I.I−TV撮影装置の問題点)I.I
−TV撮影装置ついても、固体撮像素子等のセンサを使
用しているため、上述した光電変換装置と同様に、画素
毎の感度が安定しないという問題点がある。また、I.
I−TV撮影装置は、センサの感度を定期的に把握する
ために、画像と異なる領域における放射線量によりセン
サの感度を得る方法を用いたり、I.I.の後段の常設
カメラの代わりに測定用のカメラを取り付ける方法を用
いるようになされていたので、手間がかかり正確性や再
現性に欠けるという問題点も挙げられる。
【0019】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、撮影画像を形成する受像手段の
感度状況を簡便且つ正確で再現性のある状態で測定でき
るように構成することで、効率的に撮影を行うことがで
き、常に良好な撮影画像を提供できる、撮影装置、撮影
システム、撮影方法、及びそれを実施するための処理ス
テップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、被写体からの入射光に基づき当該被写体
の撮影画像を形成し、当該撮影画像の信号を出力する第
1の受像手段と、上記第1の受像手段の受光面に対して
設けられ、入射光に基づいた信号を出力する1つ又は複
数の第2の受像手段と、同一位置における上記第1の受
像手段の入射光量に対応する出力と上記第2の受像手段
の入射光量に対応する出力の相関関係に基づいて、上記
第1の受像手段の入射光に対する感度状況を測定する測
定手段とを備える撮影装置であることを特徴とする。
【0021】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記第1の受像手段及び第2の受像手段の少なくとも何
れかの受像手段の出力に基づいて、上記撮影画像を得る
ための入射光量を制御する制御手段を備えることを特徴
とする。
【0022】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記第2の受像手段は、上記第1の受像手段の受光面の
サイズと少なくとも同一サイズの受光面を有することを
特徴とする。
【0023】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記第1の受像手段の量子ノイズに基づいて、上記第2
の受像手段の出力を補正する補正手段を備えることを特
徴とする。
【0024】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記第1の受像手段の環境要素に基づいて、上記第1の
受像手段の入射光に対する感度状況を補正する補正手段
を備えることを特徴とする。
【0025】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記入射光の光源の条件情報に基づいて得られる入射光
量に基づいて、上記第2の受像手段の出力を補正する補
正手段を備えることを特徴とする。
【0026】第7の発明は、被写体からの入射光に基づ
き当該被写体の撮影画像を形成する第1の受像手段と、
上記第1の受像手段の入射光量と、上記第1の受像手段
の量子ノイズに基づいて得られる入射光量との相関関係
に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対する感度
状況を測定する測定手段とを備える撮影装置であること
を特徴とする。
【0027】第8の発明は、被写体からの入射光に基づ
き当該被写体の撮影画像を形成する第1の受像手段と、
上記第1の受像手段の入射光量と、上記入射光の光源の
条件情報に基づいて得られる入射光量との相関関係に基
づいて、上記第1の受像手段の入射光に対する感度状況
を測定する測定手段とを備える撮影装置であることを特
徴とする。
【0028】第9の発明は、上記第1の発明において、
上記第2の受像手段は、上記第1の受像手段の受光面の
前面又は後面に設けられることを特徴とする。
【0029】第10の発明は、上記第1、7、及び8の
何れかの発明において、上記第1の受像手段及び第2の
受像手段の少なくとも何れかは、複数の光電変換素子が
二次元的に配置された受光面を有するセンサ、透過率の
高いセンサ、及び高感度のセンサの少なくとも何れかの
センサを含むことを特徴とする。
【0030】第11の発明は、上記第1、7、及び8の
何れかの発明において、上記入射光は、上記被写体を透
過した放射線を含むことを特徴とする。
【0031】第12の発明は、複数の機器が互いに通信
可能に接続されてなる撮影システムであって、上記複数
の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜11
の何れかに記載の撮影装置の機能を有することを特徴と
する。
【0032】第13の発明は、被写体からの入射光に基
づき当該被写体の撮影画像を形成して当該撮影画像の信
号を出力する第1の受像手段の入射光に対する感度状況
を測定するための処理ステップを含む撮影方法であっ
て、上記処理ステップは、上記第1の受像手段の入射光
量に対応する出力と、上記第1の受像手段の受光面に対
して設けられ入射光に基づいた信号を出力する1つ又は
複数の第2の受像手段の入射光量に対応する出力との相
関関係に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対す
る感度状況を測定する測定ステップを含むことを特徴と
する。
【0033】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、上記処理ステップは、上記第1の受像手段及び第2
の受像手段の少なくとも何れかの受像手段の出力に基づ
いて、上記撮影画像を得るための入射光量を制御する制
御ステップを含むことを特徴とする。
【0034】第15の発明は、上記第13の発明におい
て、上記測定ステップは、上記第1の受像手段の受光面
の任意の位置の入射光量に対応する出力と、上記第1の
受像手段の受光面と少なくとも同一サイズの受光面を有
する上記第2の受像手段の当該受光面の上記任意の位置
の入射光量に対応する出力との相関関係に基づいて、上
記第1の受像手段の入射光に対する感度状況を測定する
ステップを含むことを特徴とする。
【0035】第16の発明は、上記第13の発明におい
て、上記処理ステップは、上記第1の受像手段の量子ノ
イズに基づいて上記第2の受像手段の出力を見積もり、
当該見積もり値に基づいて、上記第2の受像手段の出力
を補正する補正ステップを含むことを特徴とする。
【0036】第17の発明は、上記第13の発明におい
て、上記処理ステップは、上記第1の受像手段の温度情
報を含む環境要素を取得し、当該環境要素に基づいて、
上記第1の受像手段の入射光に対する感度状況を補正す
る補正ステップを含むことを特徴とする。
【0037】第18の発明は、上記第13の発明におい
て、上記処理ステップは、上記入射光の光源の設定及び
発生条件の少なくとも何れかの情報に基づいて、上記第
2の受像手段の出力を見積もり、当該見積もり値に基づ
いて、上記第2の受像手段の出力を補正する補正ステッ
プを含むことを特徴とする。
【0038】第19の発明は、被写体からの入射光に基
づき当該被写体の撮影画像を形成する第1の受像手段の
入射光に対する感度状況を測定するための処理ステップ
を含む撮影方法であって、上記処理ステップは、上記第
1の受像手段の量子ノイズに基づいて、上記第1の受像
手段の入射光量を見積もるステップと、上記見積もり値
と、上記第1の受像手段の入射光量との相関関係に基づ
いて、上記第1の受像手段の入射光に対する感度状況を
測定するステップとを含むことを特徴とする。
【0039】第20の発明は、被写体からの入射光に基
づき当該被写体の撮影画像を形成する第1の受像手段の
入射光に対する感度状況を測定するための処理ステップ
を含む撮影方法であって、上記処理ステップは、上記入
射光の光源の設定及び発生条件の少なくとも何れかの情
報に基づいて、上記第1の受像手段の入射光量を見積も
るステップと、上記見積もり値と、上記第1の受像手段
の入射光量との相関関係に基づいて、上記第1の受像手
段の入射光に対する感度状況を測定するステップとを含
むことを特徴とする。
【0040】第21の発明は、上記第13の発明におい
て、上記測定ステップは、上記第1の受像手段の受光面
の前面又は後面に設けられた上記第2の受像手段の入射
光量に対応する出力を用いて、上記感度状況の測定を行
うステップを含むことを特徴とする。
【0041】第22の発明は、上記第13、19、及び
20の何れかの発明において、上記処理ステップは、上
記被写体を透過した放射線を上記第1の受像手段及び上
記第2の受像手段の少なくとも何れかに入射させるステ
ップを含むことを特徴とする。
【0042】第23の発明は、請求項1〜11の何れか
に記載の撮影装置の機能、又は請求項12記載の撮影シ
ステムの機能を実施するための処理プログラムを、コン
ピュータが読出可能に格納した記憶媒体であることを特
徴とする。
【0043】第24の発明は、請求項13〜22の何れ
かに記載の撮影方法の処理ステップを、コンピュータが
読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0045】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。こ
のX線撮影装置100は、上記図1に示すように、X管
球よりX線を発生するX線発生部101と、X線画像撮
影部104と、X線画像撮影部104の出力をディジタ
ル化するA/D変換器103と、第1X線検出部106
と、第1X線検出部106の出力をディジタル化するA
/D変換器105と、第2X線検出部108と、第2X
線検出部108の出力をディジタル化するA/D変換器
107と、温度検出部109と、温度検出部109の出
力をディジタル化するA/D変換器108と、温度情報
等の環境要素による感度の変化を補正するための補正テ
ーブル110と、第1X線検出部106の出力値を表示
する際に階調を合わせるためのルックアップテーブル1
11と、メモリ112と、第1X線検出部106及び第
2X線検出部108の各出力値の経時変化を比較するた
めの出力評価部113と、外部記憶装置114と、表示
部115と、コントロール部116とを備えており、X
線発生部101、A/D変換器103〜108、補正テ
ーブル110、ルックアップテーブル111、メモリ1
12、出力評価部113、外部記憶装置114、表示部
115、及びコントロール部116はそれぞれバス12
0を介してデータ授受できるようになされている。
【0046】メモリ112は、種々の処理プログラムや
データ等が格納されるメモリであると共に、作業用メモ
リとしても使用される。コントロール部116は、CP
U等を有し、メモリ108から処理プログラムを読み出
して実行することで、X線撮影装置100全体の動作制
御を司る。これにより、X線撮影装置100の最も特徴
とする構成による動作が実施される。
【0047】図2及び図3は、上記図1のX線撮影装置
100において、本実施の形態での最も特徴とする構成
を示したものである。
【0048】上記図2に示すように、第1X線検出部1
06は、X線画像撮影部104に設けられていると共
に、X線発生部101によりX線管球102から発生さ
れるX線が被写体130を通過して入射する位置に設置
される。また、第1X線検出部106は、被写体130
の撮影画像を形成する受像手段としてのX線検出センサ
であり、例えば、二次元に複数の光電変換素子を配置し
た検出面を有するものである。
【0049】上記図2を用いて、X線撮影装置100の
一連の動作を説明すると、先ず、X線発生部101によ
りX線管球102から発せられたX線は、被写体130
を照射する。第1X線検出部106は、被写体130を
透過したX線を検出し、その電気信号(画像信号)を出
力する。この出力は、上記図1に示したA/D変換器1
05によってディジタル化されて、コントロール部11
6へ供給される。コントロール部116は、A/D変換
器105からの画像データへ画像処理等を施し、当該処
理後の画像データを被写体130の撮影画像(X線画
像)データとして表示部115へ供給する。したがっ
て、表示部115には、被写体130のX線画像が画面
表示される。
【0050】ここで、本実施の形態の最も特徴とする構
成は、第1X線検出部106の感度及びその経時変化
(以下、「感度状況」とも言う)を測定する構成にあ
る。このため、本実施の形態でのX線撮影装置100
は、上記図3(又は上記図1)に示すように、第2X線
検出部108a〜108cをも備えた構成としている。
そして、この構成により、被写体130のX線画像を形
成するための第1X線検出部106の量子ノイズ等から
見積もった第1X線検出部106のX線量と、第2X線
検出部108a〜108cのX線量との相関関係を比較
することで、第1X線検出部106の感度状況を把握で
きる機能を実現している。
【0051】具体的には、まず、光電変換素子を用いた
第1X線検出部106としては、a−Seセンサや、蛍
光体と組み合わせたa−Siセンサ等が適用可能であ
る。a−Siセンサの蛍光体としては、CaW04やG
d2O2S:Tbを支持体に塗布した増感紙、或はCs
l等の蛍光体結晶が用いられる。このような蛍光体は、
X線等の放射線の照射量に比例した強度の蛍光を発する
特性を有しているため、放射線像は、蛍光体において可
視光像に変換され、その後、光電変換素子によって電気
信号(画像信号)へ変換されて出力されることになる。
【0052】本実施の形態では、上記図3に示すよう
に、第1X線検出部106の前面又は背面に、第1X線
検出部106の感度状況を把握するための複数の第2X
線検出部108a〜108cを設ける構成とする。この
ような構成とすることで、例えば、図4に示すように、
第1X線検出部106と、第1X線検出部106の感度
状況を把握するための第2X線検出部108との位置が
異なる構成では、第1X線検出部106における各部分
の感度状況が把握できないが、上記図3の構成では、第
1X線検出部106における各部分の感動状況を把握す
ることができる。
【0053】尚、本実施の形態では、3つの第2X線検
出部108a〜108cを設けるように構成している
が、この数に限られることはなく、1つ或は3つ以上の
第2X線検出部を設ける構成にしてもよい。
【0054】第2X線検出部108a〜108cを第1
X線検出部106の前面へ設ける場合、第2X線検出部
108a〜108cとしては、アクリル導光板、及びフ
ォトマルチフライヤやイオンチェンバ等の透過率の良い
センサを使用するのが好ましい。また、第2X線検出部
108a〜108cを第1X線検出部106の背面へ設
ける場合、第2X線検出部108a〜108cとして
は、シンチレータ、及びa−Siセンサ、アバランシェ
ダイオード、フォトマルチプライヤ等の高感度のセンサ
を使用するのが好ましい。
【0055】第2X線検出部108a〜108cを第1
X線検出部106の背面へ設けることの利点としては、
被写体130と第1X線検出部106の間に、第2X線
検出部108a〜108cが存在しないことにより、第
2X線検出部108a〜108cによるX線吸収及び散
乱が少ないため、第1X線検出部106により得られる
撮影画像(X線画像)の画質低下が少ないことにある。
また、第2X線検出部108a〜108cの厚さ分だけ
被写体130と第1X線検出部106の距離が増加する
ことによる撮影画像の幾何学的ボケ等も考慮に入れる必
要がない。
【0056】尚、第2X線検出部108a〜108cを
第1X線検出部106の背面へ設ける構成では、X線管
球102の電圧(以下、単に「X線管電圧」とも言う)
によって第1X線検出部106のX線透過線量が異なる
ことにより、第1X線検出部106の感度状況を把握す
る上で問題が生じてくるが、X線アナライザ等を利用す
ることで、当該X線管電圧におけるX線特性の評価を考
慮して、第1X線検出部106の感度状況を把握するこ
とができる。例えば、X線アナライザは、異なるフィル
タを被せた複数の検出器を平面上に単純にならべた構成
としており、これらの複数の検出器へ均等にX線が入射
することを前提としているため、後述する第4の実施の
形態での画素毎の感度比較には利用できないが、センサ
パネルの場所によってアーチファクトが異なる場合等に
X線管電圧の影響を補正することができるため有効であ
る。
【0057】一方、第2X線検出部108a〜108c
を第1X線検出部106の前面へ設けるように構成した
場合、特に、第1X線検出部106が蛍光体を用いたセ
ンサであれば、すなわち蛍光体を用いて入射X線を可視
光に変換する構成であれば、X線画像に対する影響を考
慮する必要があるため、入射X線の利用に対する制約が
多くなってしまうが、第2X線検出部108a〜108
cを第1X線検出部106の背面へ設ける構成よりも、
正確なX線量を検出できるという利点がある。その理由
は、第1X線検出部106のX線透過特性(X線管球1
02の電圧依存)の影響を避けることができるためであ
る。
【0058】上述のような第2X線検出部108a〜1
08cは、上記図3に示すように、X線露光制御部20
1と接続されている。X線露光制御部201は、第2X
線検出部108a〜108c(或は第1X線検出部10
6)に対して、ある一定のX線量が入射されとき、その
ときのX線発生部101によるX線管球102でのX線
発生を遮断する制御の役割をする手段である。これによ
り、毎回同じX線量で、第1X線検出部106のX線量
の比較を行うことができ、また、手間もかからず正確に
感度状況の把握(感度測定)が行えるだけでなく、医療
診断のために患者を撮影する場合等にフォトタイマとし
ても適用可能となる。
【0059】コントロール部116は、同じ位置におけ
る第2X線検出部108a〜108cでのX線量(検出
値)と第1X線検出部106でのX線量(検出値)の相
関関係を基準値と比較することで、第1X線検出部10
6の感度状況を測定する。
【0060】ここでの基準値としては、例えば、X線撮
影装置100の出荷時に実際にX線を照射して得られた
第2X線検出部108a〜108cのX線量と第1X線
検出部106のX線量の相関関係を示す値(出荷時基準
値)、及びX線撮影装置100の設置時に実際に当該装
置100で使用するX線発生部101によりX線を照射
して得られた第2X線検出部108a〜108cのX線
量と第1X線検出部106のX線量の相関関係を示す値
(設置時基準値)を用いる。このように、出荷時基準値
と設置時基準値の2つの値を用いる理由としては、X線
は、その発生部のX線管球102に依存する独自のシェ
ーディング等の独自の環境がある可能性があるため、そ
の使用するX線発生部によっては、基準値を変更しなく
てはならないためである。
【0061】したがって、コントロール部116は、図
5に示すように、先ず、X線撮影装置100の出荷時に
おいて(図中“”で示す)、実際にX線を照射して得
られた第2X線検出部108a〜108cのX線量と第
1X線検出部106のX線量の相関関係を示す値を出荷
時基準値とし、次に、X線撮影装置100の設置時にお
いて(図中“”で示す)、実際に使用するX線発生部
101によりX線を照射して得られた第2X線検出部1
08a〜108cのX線量と第1X線検出部106のX
線量の相関関係を示す値を設置時基準値とし、これらの
出荷時基準値及び設置時基準値をメモリ112へ記憶し
ておく。そして、コントロール部116は、センサ感度
検査時において(図中“”で示す)、X線発生部10
1でX線を発生させ、それにより得られた第2X線検出
部108a〜108cのX線量と第1X線検出部106
のX線量の相関関係を示す値と、メモリ112へ予め記
憶した基準値とを比較することで、第1X線検出部10
6の感度状況を測定する。
【0062】すなわち、コントロール部116は、図6
に示すように、先ず、X線撮影装置100の出荷時及び
設置時において、第1X線検出部106と第2X線検出
部108a〜108cの各X線量(以下、「相関値」又
は「検出値」とも言う)を比較することにより、他のセ
ンサとの比較も可能な出荷時基準値と、X線撮影装置1
00の設置場所におけるX線管球依存の基準値(管球依
存基準値)とを作成してメモリ112へ保持する。そし
て、コントローラ116は、定期的に、メモリ112内
の基準値を用いて、第1X線検出部106及び第2X線
検出部108a〜108cからの各相関値の比較を行う
ことにより、第1X線検出部106の感度状況を測定し
て出力する。
【0063】コントロール部116では、第1X線検出
部106の感度状況を測定するための具体的な処理とし
て、次のような処理が実行される。ここでは、その一例
の処理について説明する。
【0064】第1X線検出部106の入射X線に対する
感度を測定するための処理方法としては、第1X線検出
部106から得られた撮影画像データから、このときの
入射X線量に対する画素値(ピクセル値)を求め、第2
X線検出部108a〜108cの出力を利用して、第1
X線検出部106の入射X線に対する感度を見積もる方
法や、第1X線検出部106における量子ノイズの量か
ら第1X線検出部106の入射X線に対する感度を見積
もる方法等が挙げられる。
【0065】例えば、第1X線検出部106における量
子ノイズの量から第1X線検出部106の入射X線に対
する感度を見積もる方法を一例に挙げて具体的に説明す
ると、まず、X線等の放射線の発生吸収は、ランダムな
現象であり、その頻度は統計の法則に従うため、ノイズ
を伴う。ここでの“量子ノイズ”(X線量子ノイズ)と
は、当該ノイズのことを示す。また、量子ノイズの分布
がポアソン分布に従うとき、出力値の標準偏差は「√
(放射線量)」となる。したがって、量子ノイズの量が
わかれば、入射放射線に対する感度を見積もることがで
きる。
【0066】そこで、本実施の形態では、第1X線検出
部106及び第2X線検出部108a〜108cに現存
するノイズをシステムノイズとし、第1X線検出部10
6にて得られる撮影画像に現われるノイズから、当該シ
ステムノイズを減算することによって、量子ノイズを取
得する。これにより、第1X線検出部106の感度を測
定することができ、この結果を表示部115へ表示する
等すれば、ユーザは、第1X線検出部106の感度を把
握しながら、撮影作業を行うことができる。
【0067】尚、フィルム撮影装置の場合には、フィル
ムに現存するノイズをシステムノイズとすればよい。
【0068】また、第1X線検出部106の入射X線に
対する感度の経時変化を測定するための処理方法として
は、まず、ここでは、図7に示すように、第1X線検出
部106及び第2X線検出部108a〜108cの各出
力値を記号で表す。
【0069】上記図7において、“X”は第1X線検出
部106の各画素ごとの出力値、“Y”は第2X線検出
部108の出力値、“Z”は第1X線検出部106の量
子ノイズをそれぞれ表し、“a”はX線撮影装置100
の出荷時、“b”はX線撮影装置100の設置時、
“c”はX線撮影装置100でのセンサ感度検査時をそ
れぞれ表す。また、“n”は、X線撮影装置100の出
荷時において、複数のX線量での照射を行う際の当該X
線量の種類の数(測定個数)を表し、“n´”は設置時
の当該測定個数、“n´´”はセンサ感度検査時の当該
測定個数をそれぞれ表す。
【0070】したがって、例えば、X線撮影装置100
の設置時における第1X線検出部106の各画素毎の出
力値は、“Xb(1〜n´)”で表され、このときの量
子ノイズ(出力ノイズからシステムノイズを減算した結
果)は、“Zb(1〜n´)”で表される。また、この
ときの第2X線検出部108a〜108cの出力値は、
“Yb(1〜n´)”で表される。
【0071】そこで、先ず、出荷時では、あるX線量の
照射により、第1X線検出部106の各画素毎の出力値
Xa、第2X線検出部108a〜108cの出力値Y
a、第1X線検出部106の量子ノイズZaを取得す
る。また、設置時では、あるX線量の照射により、第1
X線検出部106の各画素毎の出力値Xb、第2X線検
出部108a〜108cの出力値Yb、第1X線検出部
106の量子ノイズZbを取得する。そして、設置時の
(Xb,Yb)の関係から、 関数:Yb=f(Xb) …(1) なる式(1)を取得する。当該式(1)を基準(上述し
た出荷時基準値及び設置時基準値に対応する基準)とす
る。
【0072】出荷時の出力値を取得するのは、複数のパ
ネル間の感度差を得るためである。これは、一般にX線
発生装置は、その実効エネルギー等の特性が装置の設定
場所によって異なるためである。
【0073】次に、センサ感度検査時では、あるX線量
の照射により、第1X線検出部106の各画素毎の出力
値Xc、第2X線検出部108a〜108cの出力値Y
c、第1X線検出部106の量子ノイズZcを取得す
る。そして、センサ検査時の(Xc,Yc)の関係か
ら、 関数:Yc=f(Xc) …(2) なる式(2)を取得する。
【0074】したがって、上記式(1)と上記式(2)
を比較することにより、第1X線検出部106の感度の
経時変化を測定することができる。
【0075】上述のように、本実施の形態によれば、第
1X線検出部106でのX線量と、第2X線検出部10
8a〜108cでのX線量との相関関係と、予め取得し
ておいた基準とを比較することにより、第1X線検出部
106の感度及びその経時変化を測定することができ
る。したがって、ユーザは、第1X線検出部106の感
度を把握しながら効率的に撮影作業を行うことができ、
良好な撮影画像を取得することができる。
【0076】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に示したX線撮影装置100において、第1X
線検出部106の量子ノイズ(Z)に基づき、第2X線
検出部108a〜108cの出力値(Y)を補正する。
この補正機能は、コントロール部116によって実施さ
れる。
【0077】具体的には、本実施の形態においても上記
図7に示した記号を用いて説明すると、先ず、第1の実
施の形態と同様に、出荷時では、第1X線検出部106
の各画素毎の出力値Xa、第2X線検出部108a〜1
08cの出力値Ya、第1X線検出部106の量子ノイ
ズZaが取得され、設置時では、第1X線検出部106
の各画素毎の出力値Xb、第2X線検出部108a〜1
08cの出力値Yb、第1X線検出部106の量子ノイ
ズZbが取得される。
【0078】次に、設置時の(Yb,Zb)の関係か
ら、 関数:Yb=f(Zb) …(3) なる式(3)を取得する。
【0079】次に、センサ感度検査時では、第1の実施
の形態と同様に、第1X線検出部106の各画素毎の出
力値Xc、第2X線検出部108a〜108cの出力値
Yc、第1X線検出部106の量子ノイズZcが取得さ
れる。
【0080】次に、量子ノイズZcを、上記式(3)へ
代入することで、見積もりの{Yb}を取得する。この
{Yb}の値が、実際のYcの値よりもずれている場
合、Ycを出力している第2X線検出部108a〜10
8cの入射X線に対する感度が変化している可能性があ
ると見なし、その旨を示す情報(警告情報)を表示部1
15へ画面表示する等してユーザへ知らせる。
【0081】そして、見積もりの{Yb}を用いて、第
1の実施の形態と同様にして、上記式(1)と上記式
(2)の比較を行う。
【0082】上述のように、本実施の形態では、第1X
線検出部106の量子ノイズの量に基づき得られた見積
もりの第2X線検出部108a〜108cの出力値と、
第2X線検出部108a〜108cの実際の出力値との
間に開きがある場合には、その旨を示す警告を出力し、
当該出力値の補正を行うように構成したので、第2X線
検出部108a〜108cの入射X線に対する感度の変
化が生じた場合であっても、正確に、第1X線検出部1
06の感度及びその経時変化を測定することができる。
また、第2X線検出部108a〜108cの出力値の代
わりに、第1X線検出部106の量子ノイズの量に基づ
き得られた見積もりの第2X線検出部108a〜108
cの出力値を用いる構成とすれば、第2X線検出部10
8a〜108cを必ずしも設ける必要がないため、装置
の小型化を図ることができる。
【0083】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に示したX線撮影装置100において、第1X
線検出部106の温度情報等の環境要素に基づき、第1
X線検出部106の入射X線に対する感度を補正する。
この補正機能は、コントロール部116によって実施さ
れる。
【0084】具体的には、まず、第1X線検出部106
で用いられている光電変換素子は、温度等の環境要素に
よって出力値が変化することが知られている。例えば、
図8は、光電変換素子の出力の温度依存性を示したもの
である。上記図8において、横軸は光電変換素子の温度
を表し、縦軸は温度25℃における出力を基準とした相
対出力を表す。また、実線は所定の光量を与えたときの
光電変換素子の出力を表し、点線は遮光時の光電変換素
子の暗出力を表す。
【0085】上記図8に示すように、所定の光量を与え
たときの光電変換素子の出力は、温度上昇に伴い漸増
し、一方、遮光時の光電変換素子の暗出力は、温度上昇
と共に急速に増加する。この結果、第1X線検出部10
6の入射X線に対する感度が、X線撮影装置100の暖
気状態によっては安定しない場合が生じてくる。
【0086】第1X線検出部106の入射X線に対する
感度を安定させるための方法としては、第1X線検出部
106のセンサ感度検査時において、 ・温度一定のもとで当該感度検査を行う方法。 ・上記図1に示した温度検出部109の検出値に基づ
き、第1X線検出部106の入射X線に対する感度を補
正する方法。 などがある。
【0087】本実施の形態では、例えば、温度検出部1
09の検出値に基づき第1X線検出部106の入射X線
に対する感度を補正することで、温度変化に影響されな
いようにする。
【0088】すなわち、感度を25℃で測定したもので
経時変化を見ることにし、温度検出部109の検出値
(検出温度)により、電気部品からの発熱等によって第
1X線検出部106の温度が高くなっている場合には、
当該検出温度に基づき第1X線検出部106の入射X線
に対する感度を補正する。
【0089】第1X線検出部106の入射X線に対する
感度の補正を行った場合には、その旨を示す情報を表示
部115へ画面表示する等してユーザへ知らせる。例え
ば、現状の感度情報と、補正後の感度情報との両方を表
示する。これにより、ユーザは、現状の感度情報から、
被写体130(患者等)に余分なX線量を与えることな
く、最適なX線量で撮影することができる。また、補正
後の感度情報により、第1X線検出部106の感度の経
時変化を知ることができる。
【0090】上述のように、本実施の形態では、第1X
線検出部106の温度情報等の環境要素に基づいて、第
1X線検出部106の入射X線に対する感度の補正を行
うように構成したので、温度変化等の環境に影響される
ことなく、適切なX線撮影を行うことができ、このとき
の第1X線検出部106の感度及びその経時変化を測定
することができる。
【0091】(第4の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に示したX線撮影装置100において、第2X
線検出部108a〜108cの代わりに、図9に示すよ
うな第2X線検出部108´を設けた構成とする。この
第2X線検出部108´は、第1X線検出部106の全
面とほぼ同じサイズのセンサである。
【0092】具体的には、まず、第1X線検出部106
で用いられている光電変換素子は、各画素毎の異なる使
用環境によって、その感度が変化してしまう可能性があ
る。この主な原因としては、各画素毎の製造誤差や、X
線被曝量等の誤差、或は外部からの衝撃、発熱の影響等
が考えられる。
【0093】したがって、本実施の形態では、上記図9
に示すように、第1X線検出部106の全面にわたって
いる構造の第2X線検出部108´を、第1X線検出部
106の前面又は背面に設けるように構成したので、第
1X線検出部106全体の感度及びその経時変化のみな
らず、各画素単位で感度の経時変化を測定することがで
きる。
【0094】(第5の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に示したX線撮影装置100において、X線発
生部101の設定値等の条件情報(設定値や、X線発生
時の条件を含む情報)から第1X線検出部106への到
達X線量を補正する。この補正機能は、コントロール部
116によって実施される。
【0095】具体的には、まず、一般にX線量は、X線
発生部のX線管球の電圧や電流、或は照射時間等の設定
値等から推定することができる。特に、管電流(mA)
及び照射時間(s)から算出される「mAs」値に対し
て、X線量はほぼ比例することが実験的に確かめられて
いる。
【0096】そこで、本実施の形態では、例えば、X線
発生部101の設定値から、第1X線検出部106への
到達X線量を算出し、この算出結果を、第2X線検出部
108a〜108c(或は108´)の出力値の代わり
に用いる。或は、第2X線検出部108a〜108c
(或は108´)の出力値の補正のために用いる。この
ような構成により、第2X線検出部108a〜108c
(或は108´)の入射X線に対する感度の変化が生じ
た場合であっても、第2X線検出部108a〜108c
(或は108´)の出力値の代わりに、第1X線検出部
106への到達X線量を用いることができるため、常に
正確に、第1X線検出部106の感度及びその経時変化
を測定することができる。また、第2X線検出部108
a〜108c(或は108´)の出力値の代わりに、第
1X線検出部106への到達X線量を用いる構成とすれ
ば、第2X線検出部108a〜108c(或は108
´)を必ずしも設ける必要がないため、装置の小型化を
図ることができる。
【0097】尚、第1〜第5の実施の形態では、本発明
を、上記図1に示したようなX線撮影装置100へ適用
したが、これに限られることはなく、本発明は、様々な
医療用測定の他、非破壊検査等の用途にも適用可能でき
る。
【0098】また、本発明は、X線や、それ以外の放射
線を用いた装置或はシステムへも適用可能である。例え
ば、β、γ線等の放射線を測定物へ透過させ、このとき
の放射線の吸収や後方散乱を利用して、当該測定物の厚
さや、材質の異なった多層の上層の厚さを測定したり、
密度を測定する装置やシステムにも適用可能である。
【0099】また、本発明の目的は、第1〜第5の実施
の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或
いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュ
ータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読みだして実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が第1〜第5の
実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することと
なる。プログラムコードを供給するための記憶媒体とし
ては、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等
を用いることができる。また、コンピュータが読みだし
たプログラムコードを実行することにより、第1〜第5
の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプロ
グラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動し
ているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって第1〜第5の実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶
媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュー
タに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続さ
れた機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた
後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜
第5の実施の形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも次のような効果が得られる。
【0101】(1)第1の受像手段の入射光量のと第2
の受像手段の入射光量の相関関係に基づいて、第1の受
像手段の感度状況を測定するように構成すれば、ユーザ
は、撮影画像を形成する第1の受像手段の感度状況(感
度及びその経時変化等)が自動的に随時得られるため、
効率的に撮影を行うことができる。また、第2の受像手
段を、第1の受像手段の前面又は後面へ設けるように構
成すれば、より正確な感度状況の測定を行える。
【0102】(2)第1の受像手段及び第2の受像手段
の少なくとも何れかの受像手段の出力に基づいて、撮影
画像を得るための入射光量を制御するように構成すれ
ば、適切な光量での撮影を行うことができる。これは、
例えば、放射線撮影において、被写体(患者)へ必要以
上の放射線を被曝させるのを防ぐこと(被曝線量低減)
等に有効である。また、感度状況の測定の際の入射光量
の調整を容易に行うこともできる。また、例えば、フィ
ルム系の撮影装置では、フォトタイマ用ディテクタを取
り付ける必要がなくなるため、スペース的にもコスト的
にも無駄がなくなり有効である。
【0103】(3)第2の受像手段を、第1の受像手段
の受光面のサイズと少なくとも同一サイズの受光面を有
するもので構成すれば、第1の受像手段の受光面の全面
の感度状況を測定することができるため、当該受光面の
各部分(各画素部分等)における感度状況を測定するこ
とができる。例えば、入射光の光源(放射線管球等)の
シェーディングや、当該光源から被写体までの距離の違
い等があった場合でも、第1の受像手段の受光面の各部
分における感度状況を正確に測定することができる。
【0104】(4)第1の受像手段の量子ノイズに基づ
いて、或は入射光の光源の条件情報に基づいて得られる
入射光量に基づいて、第2の受像手段の出力を補正する
ように構成すれば、第2の受像手段の入射光に対する感
度が変化した場合であっても、これに適切に対応するこ
とができ、より正確な感度状況の測定を行える。
【0105】(5)第1の受像手段の環境要素(温度情
報等)に基づいて、第1の受像手段の入射光に対する感
度状況を補正するように構成すれば、環境要素を除外し
た感度状況の測定を行える。
【0106】(6)第1の受像手段の入射光量と、第1
の受像手段の量子ノイズに基づいて得られる入射光量と
の相関関係に基づいて、第1の受像手段の入射光に対す
る感度状況を測定するように構成すれば、或は第1の受
像手段の入射光量と、入射光の光源の条件情報に基づい
て得られる入射光量との相関関係に基づいて、第1の受
像手段の入射光に対する感度状況を測定するように構成
すれば、第2の受像手段なしで、第1の受像手段の感度
状況を測定することができる。これにより、装置或はシ
ステムの小型化を図ることができる。
【0107】上述のような効果が得られる本発明を、例
えば、医療用の撮影装置として使用されている、フィル
ム撮影装置、CR撮影装置、光電変換撮影装置、及び
I.I−TV撮影装置へ適用した場合、少なくとも次の
ような効果が得られる。尚、本発明は、上記の装置への
適用に限られるものではないことは言うまでもない。
【0108】(フィルム撮影装置)上記(1)で述べた
構成により、ユーザは、フィルム感度のチェック等へ多
大な労力を費やすことなく、容易にフィルム感度を把握
することができる。また、上記(2)で述べた構成によ
り、第1の受像手段の感度状況を測定するための第2の
受像手段を、フィルムへの放射線量が所定値に到達した
際に放射線発生を制御するフォトタイマの代わりに使用
することができるため、スペース的な重なりを避けるこ
とができ、コスト的にも有効である。
【0109】(CR装置)上記(1)、(4)、
(5)、及び(6)で述べた構成により、放射線の照射
量が真に適切であったか否かを正確に把握することがで
きるため、被写体(患者)への過剰な放射線を被曝を確
実に防ぐことができる。
【0110】(光電変換撮影装置、I.I−TV撮影装
置)上記(5)で述べた構成により、温度による感度変
化を補正することができる。また、上記(3)で述べた
構成により、画素毎の入射線量を正確に把握し、画素毎
の感度の経時変化を正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
X線撮影装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影装置の主なる構成を説明するため
の図である。
【図3】上記X線撮影装置の最も特徴とする構成を説明
するための図である。
【図4】上記X線撮影装置の最も特徴とする構成と他の
構成との比較を説明するための図である。
【図5】上記X線撮影装置の第1X線検出部の感度状況
を把握するための処理を説明するための図である。
【図6】上記感度状況把握のための処理を実行するコン
トロール部内での当該処理を説明するための図である。
【図7】上記第1X線検出部の感度状況を把握するため
の処理を説明するために用いる記号を説明するための図
である。
【図8】第3の実施の形態において、上記第1X線検出
部の光電変換素子の出力と温度の関係を説明するための
図である。
【図9】第4の実施の形態において、上記X線撮影装置
の最も特徴とする構成を説明するための図である。
【符号の説明】
100 X線撮影装置 101 X線発生部 102 X線管球 104 X線画像撮影部 106 第1X線検出部 108(108a〜108b) 第2X線検出部 112 メモリ 115 表示部 116 コントロール部 130 被写体 201 X線露光量制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01T 1/20 G01T 1/20 E 5F088 J 1/24 1/24 1/29 1/29 C H01L 31/09 H04N 5/225 C H04N 5/225 Z 5/232 Z 5/232 5/32 5/32 7/18 L 7/18 H01L 31/00 A Fターム(参考) 2G088 EE03 FF02 GG19 GG20 GG21 JJ05 LL15 LL21 LL26 4C093 AA03 CA10 CA32 CA34 EB12 EB13 EB15 EB17 FC15 FC16 FC18 FC22 5C022 AA08 AA15 AB03 AC01 AC69 CA00 5C024 AX12 AX16 CY17 EX12 GX05 HX17 HX23 HX55 5C054 AA06 CA00 CA02 CB01 CC03 CG03 CG07 EB05 FA01 FE26 FF02 HA05 HA12 5F088 AA01 AA11 AB01 AB05 BA03 BB07 LA08

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの入射光に基づき当該被写体
    の撮影画像を形成し、当該撮影画像の信号を出力する第
    1の受像手段と、 上記第1の受像手段の受光面に対して設けられ、入射光
    に基づいた信号を出力する1つ又は複数の第2の受像手
    段と、 同一位置における上記第1の受像手段の入射光量に対応
    する出力と上記第2の受像手段の入射光量に対応する出
    力の相関関係に基づいて、上記第1の受像手段の入射光
    に対する感度状況を測定する測定手段とを備えることを
    特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の受像手段及び第2の受像手段
    の少なくとも何れかの受像手段の出力に基づいて、上記
    撮影画像を得るための入射光量を制御する制御手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の受像手段は、上記第1の受像
    手段の受光面のサイズと少なくとも同一サイズの受光面
    を有することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の受像手段の量子ノイズに基づ
    いて、上記第2の受像手段の出力を補正する補正手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の受像手段の環境要素に基づい
    て、上記第1の受像手段の入射光に対する感度状況を補
    正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の撮影装置。
  6. 【請求項6】 上記入射光の光源の条件情報に基づいて
    得られる入射光量に基づいて、上記第2の受像手段の出
    力を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 被写体からの入射光に基づき当該被写体
    の撮影画像を形成する第1の受像手段と、 上記第1の受像手段の入射光量と、上記第1の受像手段
    の量子ノイズに基づいて得られる入射光量との相関関係
    に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対する感度
    状況を測定する測定手段とを備えることを特徴とする撮
    影装置。
  8. 【請求項8】 被写体からの入射光に基づき当該被写体
    の撮影画像を形成する第1の受像手段と、 上記第1の受像手段の入射光量と、上記入射光の光源の
    条件情報に基づいて得られる入射光量との相関関係に基
    づいて、上記第1の受像手段の入射光に対する感度状況
    を測定する測定手段とを備えることを特徴とする撮影装
    置。
  9. 【請求項9】 上記第2の受像手段は、上記第1の受像
    手段の受光面の前面又は後面に設けられることを特徴と
    する請求項1記載の撮影装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の受像手段及び第2の受像手
    段の少なくとも何れかは、複数の光電変換素子が二次元
    的に配置された受光面を有するセンサ、透過率の高いセ
    ンサ、及び高感度のセンサの少なくとも何れかのセンサ
    を含むことを特徴とする請求項1、7、及び8の何れか
    に記載の撮影装置。
  11. 【請求項11】 上記入射光は、上記被写体を透過した
    放射線を含むことを特徴とする請求項1、7、及び8の
    何れかに記載の撮影装置。
  12. 【請求項12】 複数の機器が互いに通信可能に接続さ
    れてなる撮影システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜11の何れかに記載の撮影装置の機能を有すること
    を特徴とする撮影システム。
  13. 【請求項13】 被写体からの入射光に基づき当該被写
    体の撮影画像を形成して当該撮影画像の信号を出力する
    第1の受像手段の入射光に対する感度状況を測定するた
    めの処理ステップを含む撮影方法であって、 上記処理ステップは、上記第1の受像手段の入射光量に
    対応する出力と、上記第1の受像手段の受光面に対して
    設けられ入射光に基づいた信号を出力する1つ又は複数
    の第2の受像手段の入射光量に対応する出力との相関関
    係に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対する感
    度状況を測定する測定ステップを含むことを特徴とする
    撮影方法。
  14. 【請求項14】 上記処理ステップは、上記第1の受像
    手段及び第2の受像手段の少なくとも何れかの受像手段
    の出力に基づいて、上記撮影画像を得るための入射光量
    を制御する制御ステップを含むことを特徴とする請求項
    13記載の撮影方法。
  15. 【請求項15】 上記測定ステップは、上記第1の受像
    手段の受光面の任意の位置の入射光量に対応する出力
    と、上記第1の受像手段の受光面と少なくとも同一サイ
    ズの受光面を有する上記第2の受像手段の当該受光面の
    上記任意の位置の入射光量に対応する出力との相関関係
    に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対する感度
    状況を測定するステップを含むことを特徴とする請求項
    13記載の撮影方法。
  16. 【請求項16】 上記処理ステップは、上記第1の受像
    手段の量子ノイズに基づいて上記第2の受像手段の出力
    を見積もり、当該見積もり値に基づいて、上記第2の受
    像手段の出力を補正する補正ステップを含むことを特徴
    とする請求項13記載の撮影方法。
  17. 【請求項17】 上記処理ステップは、上記第1の受像
    手段の温度情報を含む環境要素を取得し、当該環境要素
    に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対する感度
    状況を補正する補正ステップを含むことを特徴とする請
    求項13記載の撮影方法。
  18. 【請求項18】 上記処理ステップは、上記入射光の光
    源の設定及び発生条件の少なくとも何れかの情報に基づ
    いて、上記第2の受像手段の出力を見積もり、当該見積
    もり値に基づいて、上記第2の受像手段の出力を補正す
    る補正ステップを含むことを特徴とする請求項13記載
    の撮影方法。
  19. 【請求項19】 被写体からの入射光に基づき当該被写
    体の撮影画像を形成する第1の受像手段の入射光に対す
    る感度状況を測定するための処理ステップを含む撮影方
    法であって、 上記処理ステップは、 上記第1の受像手段の量子ノイズに基づいて、上記第1
    の受像手段の入射光量を見積もるステップと、 上記見積もり値と、上記第1の受像手段の入射光量との
    相関関係に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対
    する感度状況を測定するステップとを含むことを特徴と
    する撮影方法。
  20. 【請求項20】 被写体からの入射光に基づき当該被写
    体の撮影画像を形成する第1の受像手段の入射光に対す
    る感度状況を測定するための処理ステップを含む撮影方
    法であって、 上記処理ステップは、 上記入射光の光源の設定及び発生条件の少なくとも何れ
    かの情報に基づいて、上記第1の受像手段の入射光量を
    見積もるステップと、 上記見積もり値と、上記第1の受像手段の入射光量との
    相関関係に基づいて、上記第1の受像手段の入射光に対
    する感度状況を測定するステップとを含むことを特徴と
    する撮影方法。
  21. 【請求項21】 上記測定ステップは、上記第1の受像
    手段の受光面の前面又は後面に設けられた上記第2の受
    像手段の入射光量に対応する出力を用いて、上記感度状
    況の測定を行うステップを含むことを特徴とする請求項
    13記載の撮影方法。
  22. 【請求項22】 上記処理ステップは、上記被写体を透
    過した放射線を上記第1の受像手段及び上記第2の受像
    手段の少なくとも何れかに入射させるステップを含むこ
    とを特徴とする請求項13、19、及び20の何れかに
    記載の撮影方法。
  23. 【請求項23】 請求項1〜11の何れかに記載の撮影
    装置の機能、又は請求項12記載の撮影システムの機能
    を実施するための処理プログラムを、コンピュータが読
    出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 請求項13〜22の何れかに記載の撮
    影方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能に格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
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