JP2002000339A

JP2002000339A - 脱毛シートセット

Info

Publication number: JP2002000339A
Application number: JP2000227951A
Authority: JP
Inventors: Kimio Katsuta; 公雄勝田
Original assignee: Bio Venture Bank Co Ltd
Current assignee: Bio Venture Bank Co Ltd
Priority date: 2000-06-22
Filing date: 2000-06-22
Publication date: 2002-01-08

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の脱毛シートは、接着剤が展着されたシ
ートの表面に、展着剤を覆うように透明な剥離シートが
添着されおり、透明な剥離シートを剥離して無駄毛の上
から加圧接着し、毛の方向に逆らって端部から引き剥が
すことにより、無理に多数の毛を一気に引き抜くから、
引き抜かれた毛根のみならず、毛根の近傍の皮膚をも刺
激し過ぎ、皮膚が赤く腫れ上がり炎症を起こして困って
いた。本発明は、脱毛シートと共に消炎剤をセットで提
供することにより、脱毛後の皮膚の炎症を防止すること
を目的としている。【解決手段】請求項１は、表面に接着剤を展着したシ
ートと、該シートとは別途設けた消炎剤と、を備えてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、脱毛シートセット
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、脱毛シート４があった。図４
に示すように、この脱毛シート４は、シート１の表面に
接着剤２が展着されており、シート１の表面には展着剤
を覆うように透明な剥離シート３が添着されていた。透
明な剥離シート３を剥離した上で、無駄毛Ａの上から脱
毛シート１の接着剤２を加圧接着し、生えている毛の方
向に逆らって端部から引き剥がすことにより、無駄毛Ａ
を抜いていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記脱毛シートは、前
述のように毛の生えている方向に逆らって無理に多数の
毛を一気に引き抜くから、引き抜かれた毛根のみなら
ず、毛根の近傍の皮膚をも刺激し過ぎ、皮膚が赤く腫れ
上がり炎症を起こして困っていた。図４は、脱毛シート
により引き抜かれ付着した毛の状態を示す平面図であ
る。本発明は、脱毛シートと共に消炎剤をセットで提供
することにより、、脱毛後の皮膚の炎症を防止すること
を目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る脱毛シート
セットは、表面に接着剤を展着したシートと、該シート
とは別途設けた消炎剤と、を備えている。又、シートと
消炎剤をセットとして包装したり、前記消炎剤をペース
ト状に形成され、外周が剥離可能に密着された２枚のシ
ート内に収納することもできる。

【０００５】

【発明の実施の形態】「実施例１」以下、本発明の実施
例を、図示例と共に説明する。図１は、本発明に係る脱
毛シートセットの分解斜視図である。図２は、本発明に
係る脱毛シートセットの分解斜視図である。図３は、本
発明に係る脱毛シートの斜視図である。

【０００６】図１〜図２に基づき説明する。シート１の
表面に接着剤２を展着し、接着剤２を覆うように透明な
剥離シート３を付着する。脱毛シート４は、上記構成と
なっている。別途、消炎剤５を用意する。消炎剤５に
は、消炎効果を備えたグリチルリチン酸、コンフリー、
アラントイン等、抗酸化効果を備えた天然ビタミン等、
保湿効果を備えたスクワラン、ＰＣＡソーダ、ヒアルロ
ン酸、セラミド、コラーゲン等、皮膚保護効果を備えた
プロモイス等が適宣選択配合されている。消炎剤５は、
液状、乳液状、ペースト状等に調整されており、消炎剤
５の状態に合わせて容器（図１では、チューブ６ａに封
入され、図２では、蓋付容器６ｂに封入され、液状、乳
液状の場合は、図示しないスプレー式容器とすることも
でき、容器の形状は、図示した形状に拘るものではな
く、消炎剤５の状態に合わせて任意の形状の容器６を用
いることができる）６に封入されている。上記脱毛シー
ト４と消炎剤５をセットとして包装資材７に収納し包装
する。包装資材７は、脱毛シート４と消炎剤５をどのよ
うにセットするかで形状が定まるもので、図示した形状
に拘るものではなく、如何なる形状であっても良い。

【０００７】上記構成の脱毛シートセットは、脱毛シー
ト４の剥離シート３を剥離し、脱毛したい無駄毛Ａの上
から圧着し、速やかに剥離すると、脱毛シート４には、
無数の脱毛された無駄毛Ａが付着する（図４、参照）。
脱毛した後の皮膚の炎症を防止するために、皮膚に消炎
剤５を塗布する。上記脱毛シートセットには、炎消剤５
が備えられているので、脱毛シート４の接着剤２により
過剰な刺激を加えられた毛根や皮膚に速やかに炎消剤５
を塗布できるから、皮膚の炎症を確実に予防できる。

【０００８】前記脱毛シート４は、図３に示したように
することもできる。２枚のシート１０，１１を用意す
る。２枚のシート１０，１１は、外周１２が剥離可能に
密着される。前記消炎剤５をペースト状の消炎剤１３と
して形成する。前記２枚のシート１０，１１のうちの１
枚のシート１０又は１１の外周を除く央部にペースト状
の消炎剤１３を展着する。央部にペースト状の消炎剤１
３を展着したシート１０又は１１に、前記他の１枚のシ
ート１１又は１０を被着し、重置された２枚のシート１
０，１１の外周１２を剥離可能に密着する。図では、重
置された２枚のシート１０，１１の全ての外周を剥離可
能に密着しているが、上記１枚のシートの２倍の大きさ
のシートを用意し、シートの央部にペースト状の消炎剤
１３を塗布し、央部で２つ折りとし、折畳み部を除く３
方の外周を剥離可能に密着したり、或は、２倍の大きさ
のシートの両側をの外周を剥離可能に密着し袋状とし、
２倍の大きさの袋状のシートにペースト状の消炎剤１３
を封入し、開口を剥離可能に密封することもできる（図
示せず）。ペースト状消炎剤１３は、やや粘性を高めて
おくことが望ましい。

【０００９】上記構成の脱毛シートセットは、外周１２
を剥離可能に密着させたシート１０，１１に密封したペ
ースト状の消炎剤１３があるので、脱毛後、２枚のシー
ト１０，１１を剥離し、脱毛した皮膚に被着できるか
ら、ペースト状の消炎剤１３の炎症防止効果が長時間持
続できる。２倍の大きさのシートを袋状とし、ペースト
状の消炎剤１３を密封したものも、外周を剥離し１枚の
シート状にすることができ、前記と同様の効果がある。

【００１０】

【発明の効果】本発明に係る脱毛シートセットは、以上
のような構成を備えているので、以下に列記するような
諸々の効果を奏する。炎消剤が備えられているので、脱
毛シートにより過剰な刺激を加えられた毛根や皮膚に速
やかに炎消剤塗布できるから、皮膚の炎症を確実に予防
できる脱毛シートセットが得られた。外周を剥離可能に
密着させたシートに密封したペースト状の消炎剤がある
ので、脱毛後、シートの外周を剥離し、脱毛した皮膚に
被着できるから、消炎剤の炎症防止効果が長時間持続で
きる脱毛シートセットが得られた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る脱毛シートセットの分解斜視図で
ある。

【図２】本発明に係る脱毛シートセットの分解斜視図で
ある。

【図３】本発明に係る脱毛シートの斜視図である。

【図４】脱毛シートにより引き抜かれ付着した毛の状態
を示す平面図

【符号の説明】

１・・・・・シート２・・・・・接着剤３・・・・・透明な剥離シート４・・・・・脱毛シート５・・・・・消炎剤６・・・・・容器６ａ・・・・チューブ６ｂ・・・・蓋付容器７・・・・・包装資材１０・・・・シート１１・・・・シート１２・・・・シートの外周１３・・・・ペースト状の消炎剤

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表面に接着剤を展着したシートと、該シートとは別途設けた消炎剤と、を備えていることを特徴とする脱毛シートセット。
【請求項２】前記シートと消炎剤が、セットとして包
装されていることを特徴とする請求項１記載の脱毛シー
トセット。
【請求項３】前記消炎剤が、ペースト状に形成され、外
周が剥離可能に密着された２枚のシート内に収納されて
いることを特徴とする請求項１又は請求項２の何れか１
項に記載の脱毛シートセット。